JP5563782B2 - シート - Google Patents
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また、一対の第2摩擦部が第1摩擦部の挟持側に操作されて第1摩擦部を挟持するのであるから、第2摩擦部の当たり面と第1摩擦部の当たり面とが平行状態からずれたとしても、一対の第2摩擦部が第1摩擦部の挟持側に操作されるに伴って、第2摩擦部の当たり面と第1摩擦部の当たり面とが平行になり、第2摩擦部の当たり面が第1摩擦部の当たり面に確実に接触する。これにより、第2摩擦部と第1摩擦部との間にすべりを生じること無くシートバック用フレームの姿勢を良好に維持できる。
さらに、例えば、図11に示すように、操作レバー41を操作することにより、押圧部45bが切換操作部43に接触して切換操作部43を押し操作する。このとき、第2摩擦部が第1摩擦部の挟持側に操作されて、第2摩擦部により第1摩擦部を挟持した挟持状態になり、操作レバー41の接触点Pと揺動支点X5とを通過する仮想直線L1と、切換操作部43とが略直交する、言い換えると、仮想直線L1が切換操作部43の法線L2方向に沿う。このような操作レバー41の姿勢において、押圧部45bに作用する垂直抗力Nが揺動支点X5に作用して、操作レバー41はその姿勢を維持することになる。このように、仮想直線L1と切換操作部43が略直交するように操作レバー41を操作する簡単な操作で、特別なロック機構を別途備えなくても第2摩擦部の挟持状態を維持できる。
図1に示すように、このトラクタ(作業車の一例)は、ステアリング操作可能及び駆動可能に構成された前輪13と、左右一対の駆動可能な後輪14と、を備えている。機体の前部には、エンジン15等を備え、機体の後部には、ステアリングハンドル16、運転部17、ロプスフレーム18等を備えている。そして、本発明に係るリクライニングシートは、運転部17に装備されている。
図2、図6〜図8に示すように、前記リクライニングシートは、シートクッション用フレーム1と、そのシートクッション用フレーム1に横軸芯X1周りに揺動可能に連結されたシートバック用フレーム2と、そのシートバック用フレーム2に横軸芯X4周りに回動可能に連結されたアームレストフレーム3と、アームレストフレーム3とシートクッション用フレーム1とを回動可能に連結する連結リンク4と、シートクッション用フレーム1に着脱可能に支持されたシートクッション5と、シートバック用フレーム2に着脱可能に支持されたシートバック6と、アームレストフレーム3に横軸芯X10周りに揺動可能に支持されたアームレスト31と、を備えている。
図2、図6〜図8に示すように、前記シートクッション用フレーム1は、長尺状で板状の第1支持部材7と、その第1支持部材7の両横側に折り曲げ形成された平行四辺形状で板状の第2支持部材8と、を備えている。第1支持部材7には、ボルト挿通穴11が前後左右に設けられている。第2支持部材8には、第1突出ピン10および第2突出ピン12が設けられている。
図2、図6〜図8に示すように、前記シートバック用フレーム2は、長尺状で板状の第3支持部材21と、その第3支持部材21の両横側に折り曲げ形成された板状の第4支持部材22と、を備えている。第3支持部材21には、ボルト挿通穴27が上下左右に形成されている。第4支持部材22は、矩形板状のアーム部22aと、そのアーム部22aの長辺部に設けられた鍔部22bと、そのアーム部22aの基端側(横軸芯X1の側)に設けられた円板部22cと、を備えている。
図2、図6に示すように、前記アームレストフレーム3は、台形状の板を、中間部から下側寄りの箇所を外側面で山折りとなるように折り曲げ形成すると共に、中間部から上側寄りの箇所を外側面で谷折りとなるように折り曲げ形成して、上部3aが前に向かうほど外側に広がるように構成されている。
図2、図6、図7に示すように、前記連結リンク4は、長尺状に構成されている。連結リンク4の先端側が、アームレストフレーム3の下部3bに横軸芯X3周りに回動可能に連結されている。連結リンク4の基端側が、第2支持部材8に横軸芯X2周りに回動可能に連結されている。
図2に示すように、シートクッション用フレーム1、シートバック用フレーム2、アームレストフレーム3、連結リンク4が、アームレスト31の水平姿勢を維持する4点リンク機構を構成してある。
このように、シートバック用フレーム2の姿勢に拘わらずアームレスト31の水平姿勢を維持できるので、シートバック用フレーム2が揺動するときに、そのシートバック用フレーム2の動きに伴ってアームレスト31が水平姿勢からずれること無く、理想の運転姿勢を維持できる。
前記スライド機構71は、リクライニングシートを前後方向にスライドさせるものであって、横側に揺動操作可能なスライド調節レバー75と、載置部材9に取り付けられた被案内部材73と、その被案内部材73を案内する案内部材74と、を備えている。
前記クッション調節機構72は、リクライニングシートのクッションを調節するものであって、回動操作可能なクッション調節レバー85と、案内部材74に取り付けられた断面形状がく字状の支持フレーム86と、下部のフレームTに取り付けられた第5支持部材87と、第5支持部材87と支持フレーム86とを連結する三角状の揺動リンク77と、第5支持部材87と揺動リンク77との間に設けられたバネ79と、を備えている。
これにより、リクライニングシートがクッション作用を有することになる。クッション調節レバー85を回動操作すると、第1棒状部材90が前後側に移動して、バネ79の張力が変化するので、クッション力を運転者の好みに合わせて調節することができる。
リクライニングシートの姿勢を調整する姿勢調整機構TKがシートクッション用フレーム1とシートバック用フレーム2とに亘って設けられている。尚、本実施形態では、姿勢調整機構TKは、リクライニングシートの左側に設ける構成を例示したが、リクライニングシートの右側に設けてもよく、特に限定はされない。
前記操作レバー41は、握り部を有するシャフト44と、そのシャフト44に固定された基端側プレート45とを備えて、第2支持部材8に横軸芯X5(揺動支点の一例、「横軸」に相当)周りに揺動可能に支持されている。
図9、図10に示すように、切換操作部43は、第2支持部材8に横軸芯X6周りに揺動可能に支持された揺動部材46と、一対の第2摩擦パッド47(第2摩擦部に相当)を第1摩擦パッド42の挟持側に操作及び保持可能な挟持部材48と、を備えている。
図9に示すように、操作レバー41の揺動操作により押圧部45bが揺動部材46を押し操作すると、揺動部材46が軸芯X6周りの一方側に揺動し、揺動部材46の軸芯X6とは反対側に取り付けられた鋼球49が溝54の斜面54aに摺接し、鋼球49のカム作用により挟持部50の一端側が開き側に揺動し、挟持部50の他端側が閉じ側に揺動し、挟持部50の他端側に取り付けられた一対の第2摩擦パッド47が第1摩擦パッド42の挟持側に移動して第1摩擦パッド42を挟持する。
図11に示すように、操作レバー41をロック位置(第2突出ピン12に当接する位置)に操作する。押圧部45bが揺動部材46を押し操作し、揺動部材46が一方側に揺動して、挟持部材48が第2摩擦パッド47により第1摩擦パッド42を挟持した挟持状態になる。操作レバー41の接触点Pと揺動支点X5とを通過する仮想直線L1と揺動部材46とが直交する。言い換えると、仮想直線L1が揺動部材46の法線L2方向に沿う。このとき、押圧部45bに作用する垂直抗力Nが揺動支点X5に作用して、操作レバー41はその姿勢を維持する。このように、操作レバー41を第2突出ピン12に当接するまで操作することにより、特別なロック機構を別途備えなくても挟持部材48の挟持状態を維持することができる。
(1)上記実施形態では、リクライニングシートは、トラクタの運転部17に装備される構成を例示したが、トラクタに限られるものではなく、例えば、コンバイン、田植機、芝刈り機、建設機械等の異なる作業車に装備されるシートに適応可能である。
これに対し、この別実施形態では、図12に示すように、操作レバー41を第2突出ピン12に当接するまで操作したときに、仮想直線L1が揺動部材46の法線L2方向から傾いている。このとき、図12には記載されていないものの、垂直抗力Nの作用線が揺動支点X5から外れ、外れた分だけモーメントアームが生じ、回転モーメントが発生する。このような回転モーメントによって操作レバー41が第2突出ピン12の側に付勢されるため、例えば運転者の手指が不測に操作レバー41に触れて操作レバー41にロック解除位置の側への力が作用する場合であっても、操作レバー41がロック位置から揺動し難く、操作レバー41の姿勢を維持し易くなる。
2 シートバック用フレーム
3 アームレストフレーム
4 連結リンク
5 シートクッション
6 シートバック
31 アームレスト
41 操作レバー
22c,42 第1摩擦部
43 切換操作部
47,50 第2摩擦部
L1 仮想直線
P 接触点
X1 横軸芯
X5 揺動支点(横軸)
Claims (4)
- シートクッション用フレームに、シートバック用フレームを左右方向向きの横軸芯周りに揺動可能に連結して、
シートバックの左右方向に沿って延びる前記シートバック用フレームのシート横側部位置に固着された板状の第1摩擦部と、シートクッションの左右方向に沿って延びる前記シートクッション用フレームのシート横側部位置に備えられて前記第1摩擦部の両側に配置された一対の第2摩擦部と、前記一対の第2摩擦部を開閉させて前記第1摩擦部の挟持側に操作及び保持可能な切換操作部と、前記横軸芯と平行な状態で前記横軸芯よりも前方に設けられた横軸周りに回動可能であると共に、その握り部が前方側に向けて延出して取付けられ、人為的に前記横軸周りに回動操作されることで前記切換操作部を操作可能な操作レバーと、を備えて、
前記操作レバーにより前記切換操作部を介して、前記第2摩擦部により前記第1摩擦部を挟持することにより、前記シートクッション用フレームに対して前記シートバック用フレームを所望の角度に保持可能に構成してあるシート。 - シートクッション用フレームに、シートバック用フレームを横軸芯周りに揺動可能に連結して、
シートバックの左右方向に沿って延びる前記シートバック用フレームのシート横側部位置に固着された板状の第1摩擦部と、シートクッションの左右方向に沿って延びる前記シートクッション用フレームのシート横側部位置に備えられて前記第1摩擦部の両側に配置された一対の第2摩擦部と、前記一対の第2摩擦部を開閉させて前記第1摩擦部の挟持側に操作及び保持可能な切換操作部と、人為的に横軸周りに回動操作されることで前記切換操作部を操作可能な操作レバーと、を備えて、
前記操作レバーにより前記切換操作部を介して、前記第2摩擦部により前記第1摩擦部を挟持することにより、前記シートクッション用フレームに対して前記シートバック用フレームを所望の角度に保持可能に構成してあり、
前記操作レバー及び前記切換操作部を前記シートクッション用フレームに揺動可能に支持して、前記操作レバーに備えられた押圧部が前記切換操作部に接触して押し操作することにより、前記第2摩擦部が前記第1摩擦部の挟持側に操作されるように構成し、
前記押圧部と前記切換操作部との接触点、及び前記操作レバーの揺動支点において、前記接触点と揺動支点とを通過する仮想直線を設定して、
前記操作レバーにより前記切換操作部を介して、前記第2摩擦部により前記第1摩擦部を挟持した挟持状態において、前記仮想直線と前記切換操作部とが略直交するように構成してあるシート。 - 前記シートクッション用フレームと、前記シートバック用フレームと、前記シートバック用フレームに回動可能に連結されてアームレストを支持するアームレストフレームと、前記アームレストフレームと前記シートクッション用フレームとを回動可能に連結する連結リンクとを備えて、前記アームレストの使用姿勢を維持する4点リンク機構を構成してある請求項1又は2に記載のシート。
- 前記シートクッション用フレームが、前記シートクッションを着脱可能に支持すると共に、前記シートバック用フレームが、前記シートバックを着脱可能に支持してある請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート。
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JP2009103100A JP5563782B2 (ja) | 2009-04-21 | 2009-04-21 | シート |
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JP2009103100A Active JP5563782B2 (ja) | 2009-04-21 | 2009-04-21 | シート |
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2009
- 2009-04-21 JP JP2009103100A patent/JP5563782B2/ja active Active
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