JP5559676B2 - ワーク停止装置及びそれを用いたワーク停止方法 - Google Patents
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Description
また、ストッパー体には、ワークが衝突したときの衝撃を吸収するためのバネ体が設けられていることが好ましい。この場合、緩衝効果が働くので、衝突による衝撃をさらに軽減することができる。
また、ワークの走行時に、検出センサーが該ワークを検出し、該検出による検出信号に基づいて、ストッパー体を該ワークの進行方向にスライドさせるとよりタイミング良くワークを停止させることができる。
図1の(a)に示すように、本実施形態に係るワーク停止装置100は、ワークが走行する基台1と、該基台1に設けられたストッパー体2と、基台1に対して平行に設けられたレール3と、ストッパー体2よりも上流側の基台1に設けられた検出センサー4と、を備える。
また、ストッパー体2は、連結部5を介してレール3に取り付けられており、該レール3に沿ってスライド可能となっている。すなわち、ストッパー体2は、基台1に平行にスライド可能となっている。
また、レール3には、ストッパー駆動モータ13が取り付けられており、該ストッパー駆動モータ13を駆動させることにより、レール3が回転するようになっている。なお、ストッパー駆動モータ13としては、サーボモータが好適に用いられる。
図2に示すように、ストッパー体2は、当接部2aと、該当接部2aがバネ体2bを介して取り付けられた本体部2cと、からなる。なお、本体部2cは上述した連結部5に取り付けられている。
検出センサー4は、走行してきたワークを検出する。具体的には、ワークの端部の存否を検出する。そして、その検出信号に基づいてストッパー駆動モータ13が駆動し、レール3を回転させる。なお、ストッパー駆動モータ13の制御により、レール3を回転させる回転速度は調整可能となっている。
したがって、ワークの速度に対応させて初期回転速度及び減速する際の加速度を設定することにより、タイミングを見計らって、ストッパー体2をスライドさせることが可能である。
図3の(a)〜(c)は、本実施形態に係るワーク停止装置のワークを停止させる過程を説明するための概略側面図である。
時間t2において、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)に当接され同体となると、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)の速度に追従する。これにより、ワークW(S1)の走行速度が減速され、ストッパー体2のスライド速度と同じになる。
そして、その直後にストッパー体2(S2)のスライド速度が減速され、それと共にワークW(S1)の走行速度が減速し、時間t3において、ストッパー体2が停止すると共に、ワークWが停止することになる。
例えば、図6の(a)〜(c)に示す方法であってもよい。
図6の(a)に示す方法は、まず、ワークW(S1)は、略一定速度で基台1上を走行し、それを検出センサーが検出して、時間t1にストッパー体2(S2)のスライド速度を加速させ、その後、ワークWよりも遅い一定速度となるようにする。
そして、ストッパー体2(S2)のスライド速度が減速され、時間t21において、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)に当接されると、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)の減速している速度に追従する。これにより、ワークW(S1)の走行速度も減速され、時間t3において、ストッパー体2が停止すると共に、ワークWが停止することになる。
そして、時間t22において、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)に当接されると、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)の減速している速度に追従する。これにより、ワークW(S1)の走行速度も減速され、時間t3において、ストッパー体2が停止すると共に、ワークWが停止することになる。
そして、時間t23において、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)に当接されると、ストッパー体2(S2)のスライド速度を減速させると共に、ワークW(S1)がストッパー体2(S2)の減速している速度に追従する。これにより、ワークW(S1)の走行速度も減速され、時間t3において、ストッパー体2が停止すると共に、ワークWが停止することになる。
図7は、他の実施形態に係るワーク停止装置のストッパー体を示す部分拡大断面図である。
図7に示すように、ストッパー体の当接部12が、中央の中央部12aと、該中央部12aの上方にワークの進行方向に向かって傾斜した傾斜部12bとを有していてもよい。この場合、ワークが当接部12の中央部12aに当接されることになる。
このとき、ストッパー体は、傾斜部12bを有するので、当接したワークが傾斜部12bのほうに逃げることが可能となる。これにより、確実にワークを傷付けることなく、所望の位置に配置することができる。
1a・・・ライン体
1b・・・ローラー
2・・・ストッパー体
2a,12・・・当接部
2b・・・バネ体
2c・・・本体部
3・・・レール
4・・・検出センサー
5・・・連結部
12a・・・中央部
12b・・・傾斜部
13・・・ストッパー駆動モータ
100・・・ワーク停止装置
W,W1・・・ワーク
Claims (1)
- 走行するワークを停止させるワーク停止装置であって、
前記ワークが走行する基台と、
該基台に設けられたストッパー体と、
前記基台に対して平行に設けられたレールと、を備え、
前記ストッパー体が連結部を介して前記レールをスライド可能となっており、
前記ストッパー体が前記ワークの進行方向と同じ方向にスライドしながら減速し前記ワークを停止させるワーク停止装置において、
前記レールがネジ軸、及び、前記連結部がナットからなり、
前記ネジ軸を回転させることにより前記ストッパー体がスライドするようになっており、
前記ストッパー体よりも上流側の前記基台に前記ワークの端部を検出する検出センサーが設けられており、
前記ストッパー体には、前記ワークが衝突したときの衝撃を吸収するためのバネ体が設けられており、
前記ストッパー体の当接部に当接センサーが設けられ、且つ、
ストッパー体の当接部には、ワークが当接する中央部が設けられ、さらに該中央部の上方に、ワークの進行方向に向かって傾斜した傾斜部が設けられており、
前記検出センサーが走行してきたワークを検出したとき、前記ストッパー体を前記ワークの進行方向にスライドさせ、前記当接センサーが走行してきたワークを検出したとき、前記ストッパー体のスライド速度を減速させるようにしたことを特徴とするワーク停止装置。
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