JPH0859015A - 外部式媒体緩衝の方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像設定装置と画像処理装置との間で媒体の
緩衝を行う。 【解決手段】 外部形の媒体輸送緩衝装置は、画像設定
装置と処理装置との間の平行な案内レール上に直線運動
可能に支持されたキャリッジを持つ。１対の輸送ローラ
ーがキャリッジに回転可能に取り付けられる。２個のセ
ンサーが緩衝装置に取り付けられ、媒体の動きを感知す
る。センサーとモーターの整合した共同作用により、キ
ャリッジが処理装置に移動するより高速で画像設定装置
が媒体を緩衝装置に供給し、キャリッジと画像設定装置
との間に媒体の弛みループが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は媒体の取扱い用及び輸送
用のシステムに関し、特に映像技術産業における画像設
定装置と画像処理装置との間の感光性媒体の一時的貯蔵
及び輸送に用いられるシステムに関する。

【０００２】

【従来技術及びその課題】画像設定装置及び画像処理装
置には、それぞれ特定の設備内でこの装置が必要とする
運転速度で媒体を取り扱いかつ輸送するように設計され
た内部媒体輸送システムが装備される。画像設定装置の
媒体輸送システムは、画像処理装置のそれよりも高速で
作動するのが普通である。このため、媒体が一方の装置
から他方の装置に手操作で輸送される中間貯蔵取上げカ
セットでなくて、画像設定装置から画像処理装置に直接
輸送されるオンライン運転モードでこの２種の装置が一
緒に使用されたときには問題が生ずる。オンライン運転
モードにおいては、それぞれの媒体輸送システムの運転
速度の相違のため、媒体を画像設定装置と画像処理装置
との間で緩衝（ｂｕｆｆｅｒ）させることが必要であ
る。オンライン運転中は、画像処理装置の遅い運転速度
による画像設定装置の休止時間を避けることが望まし
い。またオンライン運転システムに使用される床面積の
大きさを最小にすることも望ましい。更にオンライン運
転システムの費用を最小にすることが望ましい。

【０００３】媒体の厚さ及び剛さによっても、媒体輸送
システムにおいて遭遇する別の問題が生ずる。ほぼ０．
３０５mm（１２ミル）の厚さを持った板状の材料は、
０．１０２mm（４ミル）厚さの媒体と比べて媒体輸送シ
ステムにおける取扱いがより困難である。この媒体は剛
くかつ曲げにくいので、一般に媒体輸送経路はより大き
な半径の曲がりを必要とする。更に、供給媒体又はシー
トの先端における固有の曲がりが媒体の装填を困難にす
る。媒体の自然の反りによる急激な屈曲及び／又は供給
の失敗が起こる可能性があり、かつその結果として媒体
の取扱い又は画像設定、画像処理を乱す。従って、画像
取扱いシステム内への媒体の装填中における媒体の屈曲
及び誤導を防止することが有利である。

【０００４】媒体の輸送及び取扱いシステムにおいて遭
遇する上述の問題点に鑑み、オンライン運転モードで一
緒に使用される画像設定装置と画像処理装置との間で媒
体の緩衝を行うための外部形の媒体輸送機構を提供する
ことが本発明の一般的な目的である。

【０００５】オンライン運転モードの画像設定装置及び
画像処理装置と共に使用される外部形の媒体輸送機構に
要する床面積の大きさを最小とさせることが本発明の目
的である。

【０００６】外部形媒体輸送機構内への媒体の装填中に
剛さ及び厚さが変化する媒体を受け入れ、これにより輸
送中の媒体の屈曲を防止することが本発明の更なる目的
である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】第１の媒体取扱いステー
ションと第２の媒体取扱いステーションとの間で媒体シ
ートを緩衝するための方法及び装置は、第１の媒体取扱
いステーションから第１の速度でシートが前進するとき
にシートの先端を把持するための把持機構を使用する。
第１の輸送システムは、把持機構とシートの先端とを第
２の速度で第１の媒体取扱いステーションから第２の媒
体取扱いステーションに輸送する。第２の速度は第１の
速度よりも遅く、このため、シートの後端が第１の媒体
取扱いステーションから送り出されるまでの第２の媒体
取扱いステーションへの把持機構とシート先端との輸送
中に、媒体シートは弛みループを形成する。第２の媒体
取扱いステーションは、把持機構がシートの先端を解放
したとき、第２の媒体取扱いステーションに先端から後
端までシートを輸送する。

【０００８】

【実施例】本発明の特徴及び目的は付属図面に関連して
なされる以下の説明で明らかになるであろう。

【０００９】図１及び５を参照すれば、本件を１２で示
された画像設定装置と全体を１４で示された処理装置と
の間に、全体を１０で示された外部形媒体緩衝装置が置
かれることが示される。画像設定装置１２においては、
媒体１６は連続ウェブ供給ロールから画像記録用支持面
に供給され、次いで媒体輸送システム１８により裁断シ
ートとして緩衝装置１０内に送り込まれる。

【００１０】緩衝装置１０は、水平方向で間隔を空けら
れた２本の平行な案内レール２２上に直線運動ができる
ように支持されたキャリッジ２０を持つ。案内レール２
２は画像設定装置１２及び処理装置１４の間の幅を横切
る。案内レール２２は、緩衝装置ハウジング２４の内部
に取り付けられ、或いはこれらをそれぞれ画像設定装置
１２と処理装置１４の外部に直接取り付けることができ
る。１対の媒体輸送ローラー２６が案内レール２２と直
角に長手方向にキャリッジ２０内に取り付けられる。ロ
ーラー２６は、案内レール２２の間でかつ垂直方向下方
に位置決めされ、そして図６に示されたキャリッジの端
部板２８内に取り付けられた軸受２７により回転可能に
取り付けられる。駆動ローラー２６ｂは、端部板２８に
取り付けられたモーター３０の手段により駆動され、ま
た他方は空転ローラー２６ａであり、これは駆動ローラ
ー２６ｂとの回転接触により、又は駆動ローラー２６ｂ
の回転を空転ローラー２６ａに伝達しているローラー２
６のニップ部における媒体の運動により駆動される。

【００１１】図６において、駆動ローラー２６ｂは、モ
ーター３０との歯車連結（図示せず）により駆動される
その端部軸３４上に取り付けられた駆動歯車３２を有し
て示される。駆動歯車３２に端部軸３４及び一方向クラ
ッチ３６が取り付けられ、後者は取り付けられた駆動ロ
ーラー２６ｂの駆動歯車３２に関する一方向回転を可能
とする。空転ローラー２６ａには、空転ローラー２６
ａ、従って対のローラー２６の回転を止めるために、そ
の端部軸４２上にブレーキ機構４０が装備される。ブレ
ーキ機構を電磁式ブレーキ、摩擦形ディスクブレーキ、
又は空転ローラーの回転を停止させるその他の適切な手
段となし得ることは明らかであろう。

【００１２】図５に示されたキャリッジ駆動モーター５
０がキャリッジ２０の頂部側５２に取り付けられ、緩衝
装置ハウジング２４（図１）を横切って伸びる送りねじ
５４と組み合わせられる。送りねじ５４は、案内レール
２２と平行に緩衝装置ハウジング２４の内部に固定され
る。モーター５０及び送りねじ５４はナット５６を介し
て組み合わせられる。ナット５６は送りねじ５４と組み
合う雌ねじを有し、モーター５０が回転すると、案内レ
ール２２との組合のため送りねじ５４まわりに回転でき
ないナット５６とキャリッジ２０とは、案内レール２２
に沿って直線的に移動する。或いは、案内レールの一方
との直接接触させた状態の摩擦式駆動車輪により、又は
その他の適切な手段により、キャリッジを駆動できるこ
とが明らかであろう。

【００１３】図１において、機械的中断スイッチの手段
により媒体１６の運動を感知するために、２個のセンサ
ー６０、６２が緩衝装置１０内に取り付けられることが
示される。スイッチからの信号は緩衝装置のローラーモ
ーター３０及びキャリッジモーター５０に中継され、こ
れらモーターを予め決められた順序に従って始動及び停
止をさせる。第１のセンサー６０は緩衝装置１０の入り
口に置かれ、第２のセンサー６２は緩衝装置ローラー２
６の出口側でキャリッジ２０上に置かれる。第１のセン
サーの位置は、緩衝装置と画像設定装置とを一体化する
ために両者の間の壁が取り去られた場合には、これを例
えば画像設定装置内となし得ることが理解されるであろ
う。更に、センサーは、これを機械式の中断スイッチ、
光学式センサー又は両者の組合せとすることができる。

【００１４】さて、図１−４を参照し、緩衝装置１０の
機能を説明することとする。図１においては、キャリッ
ジ２０が媒体支持位置にある間に、媒体１６の先端７０
は、画像設定装置１２の媒体輸送機構１８により媒体案
内７２を通過し速度Ｖ１で緩衝装置１０内に供給され
る。第１のセンサー６０が緩衝装置に入ってくる媒体の
先端７０を感知し、緩衝装置ローラー２６を回転させ
る。可動の媒体案内７４は、最初は水平方向位置にあっ
て、ローラー２６のニップ内への媒体１６の案内として
作用する。媒体１６は、先端７０が回転中の緩衝装置ロ
ーラー２６のニップに接近するときは、案内１７に沿っ
て動く。

【００１５】図２においては、媒体１６はローラー２６
を通過し、第２の媒体センサー６２に達する。このセン
サーの信号に反応して、ローラーモーター３０（図５）
が停止させられ、そして空転ローラーブレーキ機構４０
が作動させられて緩衝装置ローラー２６の回転を停止さ
せ、先端７０を緩衝装置ローラー２６に関して静止状態
に保つ。先端７０がローラー２６により掴まれると、キ
ャリッジモーター５０（図５）が回転してキャリッジ２
０をレール２２に沿って速度Ｖ２で移動させる。先端７
０は、第２の媒体センサー６２においてローラー２６の
ニップ内に保持され、一方、速度Ｖ１は速度Ｖ２より大
きい。キャリッジ２０が画像設定装置から離れるように
移動し始めると、可動の案内７４は、可動案内７４と従
動子７６との間のリンク機構７５により水平位置から傾
斜位置に下方に旋回する。この従動子は、キャリッジが
動かされるとき、テンプレート７７に沿って動く。この
傾斜位置のため、弛みループ７８を形成でき、媒体の上
方への屈曲を防止する。この上方への屈曲は媒体１６の
急激な動きをもたらし、画像設定装置の輸送システム内
での媒体の詰まりを起こし、又は媒体にしわを作る。先
端７０は緩衝装置ローラー２６間に保持され、かつ媒体
１６は画像設定装置１２から緩衝装置１０内に入り続け
るので、弛みループ７８は大きく成長する。可動の媒体
案内は、これを緩衝装置ハウジングの内部に旋回可能に
取り付けるように変更して、水平位置からハウジングの
壁の方に下向きに旋回するようにし、かつ第２の信号に
応答してモーターにより運転されるようになし得ること
は明らかであろう。リンク機構、従動子、及びテンプレ
ートは、この変更した実施例では必要がない。

【００１６】図３を参照すれば、キャリッジ２０の下方
に置かれ全体を７９で示された貯蔵箱は、本質的に、媒
体１６が内部に弛みループを形成するための開放空間で
ある。媒体１６の後端８０は緩衝装置１０に入り箱７９
内に落ち込む。キャリッジ２０はレール２２に沿って処
理装置１４側に移動し続け、この位置で先端７０は処理
装置に隣接した出口案内８２と揃えられ、かつキャリッ
ジ２０は送出位置にある。次いで、緩衝装置１０内に蓄
積された媒体１６のシートを受け入れるように準備され
ているか否かを調べるために処理装置１４が点検され
る。媒体１６を示している第１のセンサー６０からの信
号が緩衝装置１０に最早入らずかつ処理装置１４からの
信号がそれの準備済みを示している場合は、ブレーキ機
構４０（図７）は作動せずかつ緩衝装置ローラー２６が
回転して、シートの先端７０を処理装置１４内に輸送す
る。ところで、ウェブの裁断及び画像設定装置の輸送シ
ステムへのシートとしての供給の仕事が完了したとき
は、画像設定装置は次の業務の画像設定過程中にあり、
また画像設定装置の輸送システムは空である。

【００１７】さて図４を参照すれば、処理装置の入力セ
ンサー８４は、媒体１６が処理装置ローラー８６に入っ
たときにこれを感知する。センサー８４の信号に応じ
て、処理装置輸送ローラー８６は回転を開始され、緩衝
装置ローラー２６の回転は停止される。駆動ローラー２
６ｂ上の一方向クラッチ組立体３６（図６）が、緩衝装
置ローラー２６からの媒体１６の引き出しを許す。媒体
１６のシートが緩衝装置ローラー２６から離れると、緩
衝装置ローラー２６が空になったことを第２のセンサー
６２が認識し、これに応じてキャリッジモーター５０が
逆方向に駆動され、キャリッジ２０を緩衝装置１０の画
像設定装置１２側に戻し始める。キャリッジ２０が画像
設定装置１２に隣接して置かれると、テンプレート７７
上の従動子７６は可動の媒体案内７４を水平位置に旋回
させ、媒体の次のシートを緩衝装置１０内に供給し次い
でこの手順を繰り返すことができる。

【００１８】媒体緩衝装置の第２の実施例が、媒体装填
についての特徴を示す図７に示される。図７の緩衝装置
の構成要素は、図１−４対応している構成要素と同じ番
号が付けられる。画像設定装置１２から緩衝装置１０内
への媒体１６の装填を支援するために、媒体１６は、媒
体１６の剛さ及び自然の反りを考慮して媒体経路に沿っ
て媒体案内９０により予め反らされる。緩衝装置ローラ
ー２６は、下向きに曲がっている案内９０と共同作用す
るように、先の実施例と比べて画像設定装置１２の媒体
経路の垂直方向下方に置かれる。案内９０は、緩衝装置
１０内への装填中における媒体１６の屈曲を防止し、か
つ媒体１６を予めループ状にされた湾曲に強制するため
に、媒体１６をその自然の反りと反対に湾曲した形状に
予め曲げ、従って弛んだループ７８は、図２におけるよ
うに下向きの形となるであろう。

【００１９】キャリッジ２０は、画像設定装置１２の媒
体輸送システム１８から媒体１６の先端７０を取り上げ
るために、画像設定装置１２に隣接した媒体取り上げ位
置にある。先端７０は速度Ｖ１で緩衝装置１０の下向き
に反っている媒体案内９０を通って緩衝装置１０内に供
給される。第１のセンサー６０が緩衝装置１０に入って
いく媒体の先端７０を感知し、緩衝装置ローラー２６を
作動させ回転させる。可動の媒体案内７４は、媒体１６
をローラー２６のニップ内に案内するための案内として
作用するように、最初は水平位置にある。媒体１６は、
先端７０が回転中の緩衝装置ローラー２６のニップに近
づくときは、案内７４に沿って動く。緩衝装置ローラー
２６は垂直軸に関して傾けられた中心軸Ｃ−Ｃを有し、
先端７０が緩衝装置ローラー２６のニップに入るとき、
媒体を予めループにされた湾曲９２になるように強制す
る。画像設定装置の媒体経路の垂直方向下方に置かれて
いる緩衝装置ローラーの組合せ及び緩衝装置ローラー２
６の傾斜した中心軸Ｃ−Ｃにより、厚くて剛い媒体に対
して予めループにされた湾曲９２を容易に形成すること
ができる。

【００２０】先の実施例におけるように、次いで媒体１
６がローラー２６を通過し第２の媒体センサー６２に達
したとき、緩衝装置ローラー２６は停止し、先端７０を
緩衝装置ローラー２６に関して静止状態に保持する。次
に、媒体の装填過程が完了し、緩衝装置１０の連続運転
が先の実施例と同じ方法で進行し、媒体を処理装置ロー
ラー８６に供給する。図７に描かれた実施例では、処理
装置ローラー８６は、媒体の処理装置ローラー内への装
填を容易にするため、これを緩衝装置ローラーの水平面
よりわずかに上方に置くことができる。

【００２１】以上説明された方法において、媒体の緩衝
装置内への装填中、媒体の先端を把持する手段として作
用する緩衝装置ローラーは、先の実施例で説明された媒
体案内及びセンサーと共同作用するキャリッジ取付けの
真空式取上げ機構と置き換え得ることが熟練技術者によ
り認められるであろう。更に、多くの異種の用途に外部
形緩衝装置を使用でき、かつこれは画像設定装置と処理
装置との間の媒体の取扱いには限定されないことが認め
られるであろう。

【００２２】本発明は好ましい実施例について説明され
たが、熟練技術者は、その精神から離れることなく種々
の変化、代替、省略及び変更をなし得ることを認めるで
あろう。従って本発明の範囲は、相当事項を含んだ特許
請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。

【００２３】本発明の実施態様は次の通りである。

【００２４】１．第１の媒体取扱いステーション（１
８）と第２の媒体取扱いステーション（８６）との間
で、先端と後端とを有する媒体のシートを緩衝するため
の装置（１０）であって、 ａ．シート（１６）が第１の媒体取扱いステーション
（１８）から第１の速度（Ｖ１）で前進するときにシー
トの先端（７０）を把持するための把持手段（２６）； ｂ．前記把持手段（２６）とシート先端とを第１の媒体
取扱いステーション（１８）から第２の媒体取扱いステ
ーション（８６）まで第２の速度（Ｖ２）で輸送するた
めの第１の輸送手段（５０）であって、シートの後端
（８０）が第１の媒体取扱いステーション（１８）から
外れて前進するまでの前記把持手段（２６）とシート
（１６）の先端（７０）との第２の媒体取扱いステーシ
ョン（１４）への輸送中に媒体のシートが弛みループ
（７８）を形成するように第２の速度（Ｖ２）が第１の
速度（Ｖ１）より遅い前記第１の輸送手段；及び ｃ．前記把持手段（２６）が前記先端（７０）を解放し
たとき、シートの先端（７０）を第２の媒体取扱いステ
ーション（８６）に輸送するための第２の輸送手段（３
０）を備えた装置。

【００２５】２．第１の媒体取扱いステーション（１
８）が画像設定装置（１２）の内側にあり、かつ第２の
媒体取扱いステーション（８６）が処理装置（１４）の
内側にある実施態様１による装置。

【００２６】３．第１の位置にある間は媒体の先端（７
０）を第１の媒体取扱いステーション（１８）から前記
把持手段（２６）に案内する可動の媒体案内手段（７
４）であって、更に前記可動の媒体案内手段（７４）が
第２の位置にある間は第１の輸送手段（５０）が第１の
媒体取扱いステーション（１８）から把持手段（２６）
とシートの先端の輸送を開始すると直ちに媒体の屈曲を
防止するために媒体シートにおける弛みループ（７８）
の形成を許す前記可動の媒体案内手段を更に備えた実施
態様１による装置。

【００２７】４．第１の媒体取扱いステーション（１
８）が画像設定装置（１２）の内側にあり、かつ第２の
媒体取扱いステーション（８６）が処理装置（１４）の
内側にある実施態様３による装置。

【００２８】５．前記把持手段（２６）はニップを一緒
に形成している対になった駆動ローラー（２６ｂ）と空
転ローラー（２６ａ）とを備え、前記第２の輸送手段
（３０）は駆動ローラー（２６ｂ）を回転させるための
ローラー駆動手段を備えた実施態様１による装置。

【００２９】６．空転ローラー（２６ａ）及び駆動ロー
ラー（２６ｂ）の回転を停止させるためのブレーキ手段
を更に備えた実施態様５による装置。

【００３０】７．ローラー駆動手段（３０）が駆動ロー
ラー（２６ｂ）を回転させるより高速で駆動ローラー
（２６ｂ）が回転できるように一方向クラッチ（３６）
を更に備えた実施態様５による装置。

【００３１】８．空転ローラー（２６ａ）と駆動ローラ
ー（２６ｂ）の回転を停止させるためのブレーキ手段を
更に備えた実施態様７による装置。

【００３２】９．ａ．一緒にニップを形成している対に
なった駆動ローラー（２６ｂ）と空転ローラー； ｂ．駆動ローラー（２６ｂ）を回転させるためのローラ
ー駆動手段； ｃ．駆動ローラー（２６ｂ）と空転ローラー（２６ａ）
とのニップに接近している媒体の先端を検知し、これに
応じて駆動ローラー（２６ｂ）の回転を開始させるため
に前記ローラー駆動手段（３０）に信号を送る第１のセ
ンサー手段； ｄ．媒体取上げ位置と媒体送出位置との間を往復して駆
動ローラー（２６ｂ）と空転ローラー（２６ａ）とを輸
送するための輸送手段（５０）； ｅ．可動の案内手段（７４）が第１の位置にある間は媒
体（１６）を駆動ローラー（２６ｂ）とを空転ローラー
（２６ａ）とのニップ内に案内する可動の媒体案内手段
（７４）であって、前記可動の案内手段（７４）が第２
の位置にある間は輸送手段（５０）が駆動ローラー（２
６ｂ）と空転ローラー（２６ａ）とを媒体取上げ位置か
ら離すように輸送を開始したときの媒体における弛みル
ープ（７８）の形成を許しこれにより媒体の屈曲を防止
するための可動の媒体案内手段（７４）；及び ｅ．ニップに存在する媒体の先端（７０）を感知しこれ
に応じて前記駆動ローラー（２６ｂ）の回転を停止させ
るためにローラー駆動手段（３０）に信号を送り、駆動
ローラー（２６ｂ）と空転ローラー（２６ａ）とを媒体
取上げ位置から媒体送出位置に輸送するために輸送手段
（５０）に信号を送り、そして可動の媒体案内手段（７
４）を第２の位置に動かすために信号を送る第２のセン
サー手段（６２）を備えた媒体輸送機構。

【００３３】１０．空転ローラー（２６ａ）と駆動ロー
ラー（２６ｂ）の回転を停止させるためのブレーキ手段
を更に備えた実施態様９による装置。

【００３４】１１．ローラー駆動手段（３０）が駆動ロ
ーラー（２６ｂ）を回転させるより高速で駆動ローラー
（２６ｂ）が回転できるように一方向クラッチ手段を更
に備えた実施態様９による媒体輸送手段。

【００３５】１２．空転ローラー（２６ａ）と駆動ロー
ラー（２６ｂ）の回転を停止させるためのブレーキ手段
を更に備えた実施態様１１による装置。

【００３６】１３．第１の媒体取扱いステーション（１
８）と第２の媒体取扱いステーション（８６）との間
で、先端（７０）と後端（８０）とを有する媒体（１
６）のシートを緩衝するための方法であって、 ａ．シートが第１の速度（Ｖ１）で第１の媒体取扱いス
テーション（１８）から連続前進しているときシートの
先端（７０）を把持し； ｂ．シートが第１の速度（Ｖ１）で第１の媒体取扱いス
テーション（１８）から連続前進しているとき、シート
の先端（７０）を第２の速度（Ｖ２）で第１の媒体取扱
いステーション（１８）から第２の媒体取扱いステーシ
ョン（８６）に輸送し； ｃ．シートの後端（８０）が第１の媒体取扱いステーシ
ョン（１８）から外れて前進するまでの第２の媒体取扱
いステーション（８６）へのシートの先端（７０）輸送
中に第２の速度（Ｖ２）が第１の速度（Ｖ１）より遅い
ために媒体のシートに弛みループ（７８）を形成し；そ
して ｄ．シートの先端（７０）を解放しかつ先端（７０）を
第２の媒体取扱いステーション（８６）に輸送する諸段
階を包含した方法。

【００３７】１４．線形輸送装置（２０）に支持された
１対の媒体輸送ローラー（２６）により第１の媒体取扱
いステーション（１８）と第２の媒体取扱いステーショ
ン（８６）との間で媒体のシートを緩衝する方法であっ
て、 ａ．第１の媒体取扱いステーション（１８）においてロ
ーラー（２６）を位置決めし； ｂ．第１の速度（Ｖ１）で第１の媒体取扱いステーショ
ン（１８）からローラー（２６）に向かって媒体シート
を連続前進させて供給し； ｃ．媒体シート（１６）の先端（７０）をローラーに関
して静止して掴みかつ保持する十分な大きさのローラー
（２６）を回転させ； ｄ．ローラーと先端（７０）とを第１の速度（Ｖ１）よ
り低速の第２の速度（Ｖ２）で第１の媒体取扱いステー
ション（１８）から離すように輸送し； ｅ．媒体シートの後端（８０）が第１の媒体取扱いステ
ーション（１８）からローラー（２６）に向かって送ら
れるまでローラー（２６）と第１の媒体取扱いステーシ
ョン（１８）の間で媒体の弛みループ（７８）を形成
し； ｆ．第２の媒体取扱いステーション（８６）にローラー
（２６）を位置決めし； ｇ．媒体シートを先端（７０）から後端（８０）まで第
２の媒体取扱いステーション（８６）内に送り込むよう
にローラー（２６）を回転させ；そして ｈ．ローラー（２６）を第２の媒体取扱いステーション
（８６）から第１の媒体取扱いステーション（１８）に
輸送する諸段階を包含した方法。

【図面の簡単な説明】

【図１】画像設定装置と処理装置との組合せにおける本
発明による外部形緩衝装置の運転の諸段階の連続した部
分的な断面側面図である。

【図２】画像設定装置と処理装置との組合せにおける本
発明による外部形緩衝装置の運転の諸段階の連続した部
分的な断面側面図である。

【図３】画像設定装置と処理装置との組合せにおける本
発明による外部形緩衝装置の運転の諸段階の連続した部
分的な断面側面図である。

【図４】画像設定装置と処理装置との組合せにおける本
発明による外部形緩衝装置の運転の諸段階の連続した部
分的な断面側面図である。

【図５】本発明による外部形緩衝装置の斜視図である。

【図６】本発明による外部形緩衝装置に使用される１対
の媒体輸送ローラーの部分的な断面正面図である。

【図７】画像設定装置と処理装置との組合せにおける本
発明による外部形緩衝装置の第２の実施例の部分的な断
面側面図である。

【符号の説明】

１０ 媒体輸送緩衝装置 １２ 画像設定装置 １４ 処理装置 ２０ キャリッジ ２２ 案内レール ２６ 輸送ローラー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・エル・マクエルウエイン アメリカ合衆国マサチユセツツ州01852ロ ーウエル・デルモントアベニユー110

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１の媒体取扱いステーションと第２の
   媒体取扱いステーションとの間で、先端と後端とを有す
   る媒体のシートを緩衝するための装置であって、 ａ．シートが第１の媒体取扱いステーションから第１の
   速度で前進するときにシートの先端を把持するための把
   持手段； ｂ．前記把持手段とシート先端とを第１の媒体取扱いス
   テーションから第２の媒体取扱いステーションまで第２
   の速度で輸送するための第１の輸送手段であって、シー
   トの後端が第１の媒体取扱いステーションから外れて前
   進するまでの前記把持手段とシートの先端との第２の媒
   体取扱いステーションへの輸送中に媒体のシートが弛み
   ループを形成するように第２の速度が第１の速度より遅
   い前記第１の輸送手段；及び ｃ．前記把持手段が前記先端を解放したとき、シートの
   先端を第２の媒体取扱いステーションに輸送するための
   第２の輸送手段を備えた装置。
2. 【請求項２】 ａ．一緒にニップを形成している対にな
   った駆動ローラーと空転ローラー； ｂ．駆動ローラーを回転させるためのローラー駆動手
   段； ｃ．駆動ローラーと空転ローラーとのニップに接近して
   いる媒体の先端を検知し、これに応じて駆動ローラーの
   回転を開始させるために前記ローラー駆動手段に信号を
   送る第１のセンサー手段； ｄ．媒体取上げ位置と媒体送出位置との間を往復して駆
   動ローラーと空転ローラーとを輸送するための輸送手
   段； ｅ．可動の案内手段が第１の位置にある間は媒体を駆動
   ローラーとを空転ローラーとのニップ内に案内する可動
   の媒体案内手段であって、前記可動の案内手段が第２の
   位置にある間は輸送手段が駆動ローラーと空転ローラー
   とを媒体取上げ位置から離すように輸送を開始したとき
   の媒体における弛みループの形成を許しこれにより媒体
   の屈曲を防止するための可動の媒体案内手段；及び ｅ．ニップに存在する媒体の先端を感知しこれに応じて
   前記駆動ローラーの回転を停止させるためにローラー駆
   動手段に信号を送り、駆動ローラーと空転ローラーとを
   媒体取上げ位置から媒体送出位置に輸送するために輸送
   手段に信号を送り、そして可動の媒体案内手段を第２の
   位置に動かすために信号を送る第２のセンサー手段を備
   えた媒体輸送機構。
3. 【請求項３】 第１の媒体取扱いステーションと第２の
   媒体取扱いステーションとの間で、先端と後端とを有す
   る媒体のシートを緩衝するための方法であって、 ａ．シートが第１の速度で第１の媒体取扱いステーショ
   ンから連続前進しているときシートの先端を把持し； ｂ．シートが第１の速度で第１の媒体取扱いステーショ
   ンから連続前進しているとき、シートの先端を第２の速
   度で第１の媒体取扱いステーションから第２の媒体取扱
   いステーションに輸送し； ｃ．シートの後端が第１の媒体取扱いステーションから
   外れて前進するまでの第２の媒体取扱いステーションへ
   のシートの先端輸送中に第２の速度が第１の速度より遅
   いために媒体のシートに弛みループを形成し；そして ｄ．シートの先端を解放しかつ先端を第２の媒体取扱い
   ステーションに輸送する諸段階を包含した方法。
4. 【請求項４】 線形輸送装置に支持された１対の媒体輸
   送ローラーにより第１の媒体取扱いステーションと第２
   の媒体取扱いステーションとの間で媒体のシートを緩衝
   する方法であって、 ａ．第１の媒体取扱いステーションにおいてローラーを
   位置決めし； ｂ．第１の速度で第１の媒体取扱いステーションからロ
   ーラーに向かって媒体シートを連続前進させて供給し； ｃ．媒体シートの先端をローラーに関して静止して掴み
   かつ保持する十分な大きさのローラーを回転させ； ｄ．ローラーと先端とを第１の速度より低速の第２の速
   度で第１の媒体取扱いステーションから離すように輸送
   し； ｅ．媒体シートの後端が第１の媒体取扱いステーション
   からローラーに向かって送られるまでローラーと第１の
   媒体取扱いステーションの間で媒体の弛みループを形成
   し； ｆ．第２の媒体取扱いステーションにローラーを位置決
   めし； ｇ．媒体シートを先端から後端まで第２の媒体取扱いス
   テーション内に送り込むようにローラーを回転させ；そ
   して ｈ．ローラーを第２の媒体取扱いステーションから第１
   の媒体取扱いステーションに輸送する諸段階を包含した
   方法。