JP5559082B2 - 空調機の廃熱利用システム - Google Patents

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本発明は、空調機の廃熱、すなわち室外機から吹き出される廃熱を利用するシステムの改良に関する。
従来から、冷媒回路を有し、この回路で冷媒を循環させて熱エネルギを移動させる空冷式ヒートポンプ空調機が知られている。この空調機は、建物に設けられ、建物内を冷房及び暖房することができる。
冷房運転中の空調機は、建物内の熱を、冷媒を介して外気に移動させることができる。このとき、外気の温度が低くなるほど、冷媒回路から外気へ向けての熱の移動が容易になるので、一般的に、運転中の空調機の運転効率が向上する。一方、暖房運転中の空調機は、外気の熱を、冷媒を介して建物内に移動させることができる。このとき、外気の温度が高くなるほど、外気から冷媒回路へ向けての熱の移動が容易になるので、一般的に、運転中の空調機の運転効率が向上する。
下記引用文献1には、冷房運転中の空調機の室外機から排出される空気を、暖房運転中の空調機の室外機の吸込口へ導く室外機用排気フードが記載されている。通常、冷房運転中の空調機の室外機から排出される空気の温度は、外気より高い。上記のような排気フードの構成によれば、外気より高温の空気を、暖房運転中の空調機の室外機の吸込口へ導くことができる。その結果、暖房運転中の空調機の運転効率を向上させることができる。
また、下記引用文献1には、上記の排気フードが、一方の室外機から排出される空気を、他方の室外機の吸込口に導かないように、両室外機の連通を手動により遮断する構造を有することが記載されている。
特開2007−107843号公報
上述の引用文献1のような2つの室外機間を連通させる室外機用排気フードにおいては、冷房運転中の空調機の室外機から排出される空気、すなわち外気より高温の空気が、暖房運転中の空調機の室外機の吸込口に供給されるので、暖房運転中の空調機の運転効率を向上させることができる。
しかしながら、暖房運転中の空調機の運転状態が変わった場合、例えばその空調機の室外機内に生じた霜を除去するデフロスト運転に変わった場合であっても、冷房運転中の室外機から空気が供給されてしまうので、効率よく霜を除去することができないという問題がある。霜の除去が遅れれば、当然に、暖房運転の再開も遅れてしまう。
上述の引用文献1には、室外機用排気フードにおける両室外機の連通を手動により遮断する構造が開示されている。しかしながら、デフロスト運転への切り替わりは予見が難しいので、デフロスト運転に対応して遮断構造を適宜操作するのは困難である。また、デフロスト運転に対応して遮断構造を適宜操作させるために、作業員を室外機付近に待機させると、人件費がかかってしまうという問題がある。
本発明の目的は、空調機の運用に差し支えがないようにしつつ、空調機の運転効率の向上を図ることができる空調機の廃熱利用システムを提供することにある。
本発明は、冷房専用系統の第1室外機と、暖房専用系統の第2室外機と、第1室外機の吹出口から吹き出される空気を、第2室外機の吸込口へ導く第1導入路と、第1導入路に設けられ、そこを流れる空気を外部へ放出するように切替可能な第1切替ダンパと、第2室外機の運転状態に基づいて第1切替ダンパを制御する制御部と、を有し、制御部は、第2室外機がデフロスト運転である場合、空気を外部へ放出するように第1切替ダンパを制御することを特徴とする。
また、第2室外機の吹出口から吹き出される空気を、第1室外機の吸込口へ導く第2導入路と、第2導入路に設けられ、そこを流れる空気を外部へ放出するように切替可能な第2切替ダンパと、を有し、制御部は、第2室外機の運転状態に基づいて第2切替ダンパを制御することができる。
また、制御部は、第2室外機がデフロスト運転である場合、空気を外部へ放出するように第2切替ダンパを制御することができる。
また、外気の温度を検出する外気温度検出部と、第1導入路内の空気を検出する第1導入路温度検出部と、第2導入路内の空気を検出する第2導入路温度検出部と、を有し、制御部は、これらの温度検出部の検出結果に基づいて、第1及び第2切替ダンパを制御することができる。
また、制御部は、第1導入路温度検出部の検出温度が外気温度検出部の検出温度以下である場合、空気を外部へ放出するように第1切替ダンパを制御することができる。
また、制御部は、第2導入路温度検出部の検出温度が外気温度検出部の検出温度以上である場合、空気を外部へ放出するように第2切替ダンパを制御することができる。
本発明の空調機の廃熱利用システムによれば、空調機の運用に差し支えがないようにしつつ、空調機の運転効率の向上を図ることができる。
本実施形態に係る空調機の廃熱利用システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る空調機の廃熱利用システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。 別の実施形態に係る空調機の廃熱利用システムの構成を示す図である。 別の実施形態に係る空調機の廃熱利用システムの制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る空調機の廃熱利用システムの実施形態について、図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る空調機の廃熱利用システム10の構成を示す図である。
空調機の廃熱利用システム10(以下、単に「システム10」と記す)は、冷媒が循環する冷媒回路(図示せず)を含む第1空調機12と第2空調機14を有する。
冷媒回路には、図示しないが、圧縮機と凝縮器と電子膨張弁と冷却器とが順に並んで配置される。圧縮機は、流入する低圧の気体冷媒を圧縮して高圧の気体冷媒にする。凝縮器は、圧縮機により高圧状態にされた気体冷媒から熱を奪って液化させる。電子膨張弁は、凝縮器からの高圧の液体冷媒を膨張させて低圧の液体冷媒にする。冷却器は、電子膨張弁により低圧状態にされた液体冷媒を気化させる。この気化の際の吸熱作用により、周囲の空気を冷却する。このように構成される冷媒回路においては、この回路を循環する冷媒が、冷却器で周囲の熱を奪い、その熱を凝縮器で周囲に放熱することで、熱を移動させることができる。このため、通常、冷房専用系統の空調機においては、凝縮器が室外機に配置され、暖房専用系統の空調機では、冷却器が室外機に配置される。しかし、冷房と暖房を切替可能な空調機においては、室外機に配置される熱交換器の機能が、運転状態の切替に応じて凝縮器と冷却器にそれぞれ切り替わる。
本実施形態における第1空調機12は、冷房専用の空調機であり、例えば電算室向けの空調機である。第1空調機12は、屋外に設置される第1室外機16を有する。第1空調機12が冷房専用系統であるので、第1室外機16内の熱交換器は、凝縮器として機能する。そして、第1室外機16は、外気、すなわち外部の空気を吸い込む吸込口16aと、吸込口16aから吸い込まれ凝縮器を通過した空気を吹き出す吹き出し口16bを有する。この構成により、凝縮器が冷媒回路の冷媒の熱を外部に放熱することができる。
一方、本実施形態における第2空調機14は、暖房専用の空調機であり、例えばヒートポンプ給湯器である。第2空調機14は、屋外に設置される第2室外機18を有する。第2空調機14が暖房専用系統であるので、第2室外機18内の熱交換器は、冷却器として機能する。そして、第2室外機18は、外気、すなわち外部の空気を吸い込む吸込口18aと、吸込口18aから吸い込まれ冷却器を通過した空気を吹き出す吹き出し口18bを有する。この構成により、冷却器が外部の熱を奪って、冷媒回路の冷媒に移動させることができる。なお、第2室外機18がデフロスト運転である場合、第2室外機18内の熱交換器は、凝縮器として機能することができる。
ここで、廃熱とは、第1及び第2室外機16,18の吹出口16b,18bから外部へ放出される熱気のことである。冷房運転の場合は、その熱気の温度は外気の温度より高く、暖房運転の場合は、その熱気の温度は外気の温度より低い。
本実施形態のシステム10は、第1室外機16の吹出口16bから吹き出される空気を、第2室外機18の吸込口18aへ導く第1導入路20と、第1導入路20に設けられ、そこを流れる空気を外部へ放出するように切替可能な第1切替ダンパ22と、第2室外機18の運転状態に基づいて第1切替ダンパ22を制御する制御部24とを有する。
このようなシステム10の構成により、冷房運転中の第1室外機16から吹き出され、外気より高温の空気が、暖房運転中の第2室外機18に供給されるので、第2空調機14の運転効率を向上させることができる。しかも、この構成によれば、暖房運転中の第2空調機14の運転状態が変わった場合、人の手を煩わせることなく、第1切替ダンパ22の動作により、第1導入路20を流れる空気を、自動的に外部に放出することができる。以下、本実施形態のシステム10の構成について、具体的に説明する。
第1導入路20は、空気が流れる風道であり、例えばダクトで形成される。第1導入路20の一端は、吹出口16bを覆うように設けられ、他端は、吸込口18a付近で開放するように設けられる。また、第1導入路20の中間には、そこを流れる空気を外部に放出可能な開口20a、例えばスリットまたは金網が設けられる。
第1切替ダンパ22は軸22aを有し、軸22aは、回動可能に第1導入路20に対して支持される。また、軸22aは、モータなどの駆動部(図示せず)に接続される。駆動部の動作により、軸22aを中心に、第1切替ダンパ22が二位置、すなわち図1において実線で示される位置(第1位置)と、破線で示される位置(第2位置)とに回動する。第1切替ダンパ22が第1位置の場合、開口20aが第1切替ダンパ22により塞がれるので、第1室外機16から吹き出された空気は第2室外機18に導かれる。一方、第1切替ダンパ22が第2位置の場合、開口20aが開放されるとともに、第2室外機18に向かう風路が第1切替ダンパ22により塞がれるので、図1に示される破線の矢印のように、第1室外機16から吹き出された空気は外気に放出される。
制御部24は、第2室外機18と、第1切替ダンパ22の駆動部とに信号線を介してそれぞれ接続される。制御部24は、第1室外機16、第2室外機18、または第1導入路20のいずれかに設けることができる。制御部24は、第2室外機18がデフロスト運転である場合、第1室外機16から吹き出される空気を外部へ放出するように第1切替ダンパ22を制御する。
具体的には、制御部24は、第2室外機18の運転状態がデフロスト運転である旨の信号を受信した場合、第1切替ダンパ22の位置を第2位置にする旨の信号を駆動部に出力する。一方、制御部24は、第2室外機18の運転状態が暖房運転である旨の信号を受信した場合、第1切替ダンパ22の位置を第1位置にする旨の信号を駆動部に出力する。
次に、本実施形態に係るシステム10の制御動作の一例について、図2を用いて説明する。なお、この制御動作は、第2室外機18が暖房運転中であり、第1室外機16から吹き出される空気が、第1導入路20を介して第2室外機18に導入されている時点をスタートとする。また、この制御動作のフローは、所定時間毎に繰返し行われるものとする。
ステップS101において、制御部24により第2室外機18がデフロスト運転か否かが判断される。デフロスト運転である場合、ステップS102に進み、制御部24の制御指令により第1切替ダンパ22が切り替わる。すなわち、第1室外機16から吹き出される空気が、外部に放出されて、第2室外機18への導入が中止される。一方、デフロスト運転でない場合、そのまま制御動作が終了する。
このような構成により、暖房運転中の第2室外機18がデフロスト運転に変わった場合、冷房運転中の第1室外機16から第2室外機18へ空気が導入されてしまうことを防止することができる。この空気、すなわち外気より高温の空気が第2室外機18へ導入されることが中止されることにより、第2室外機18は、効率よく霜を除去することができ、短時間で、暖房運転を再開することができる。また、このような、廃熱利用の切替が、第2室外機18の運転状態に応じて、自動的に行われるので、作業員の手間を省くことができ、空調機の運用に支障をきたしてしまうことを防止することができる。
次に、別の実施形態の空調機の廃熱利用システム30(以下、単に「システム30」と記す)について、図3を用いて説明する。図3は、別の実施形態のシステム30の構成を示す図である。なお、上記実施形態と同じ構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
この実施形態のシステム30は、さらに、第2室外機18の吹出口18bから吹き出される空気を、第1室外機16の吸込口16aへ導く第2導入路32と、第2導入路32に設けられ、そこを流れる空気を外部へ放出するように切替可能な第2切替ダンパ34とを有し、制御部24は、さらに、第2室外機18の運転状態に基づいて第2切替ダンパ34を制御することを特徴とする。
このようなシステム30の構成により、暖房運転中の第2室外機18から吹き出され、外気より低温の空気が、冷房運転中の第1室外機16に供給されるので、第1空調機12の運転効率を向上させることができる。しかも、この構成によれば、暖房運転中の第2空調機14の運転状態が変わった場合、人の手を煩わせることなく、第2切替ダンパ34の動作により、第2導入路32を流れる空気を、自動的に外部に放出することができる。以下、この実施形態のシステム30の構成について、具体的に説明する。
第2導入路32は、空気が流れる風道であり、例えばダクトで形成される。第2導入路32の一端は、吹出口18bを覆うように設けられ、他端は、吸込口16a付近で開放するように設けられる。また、第2導入路32の中間には、そこを流れる空気を外部に放出可能な開口32a、例えばスリットまたは金網が設けられる。
第2切替ダンパ34は軸34aを有し、軸34aは、回動可能に第2導入路32に対して支持される。また、軸34aは、モータなどの駆動部(図示せず)に接続される。駆動部の動作により、軸34aを中心に、第2切替ダンパ34が二位置、すなわち図3における実線で示される位置(第1位置)と、破線で示される位置(第2位置)とに回動する。第2切替ダンパ34が第1位置の場合、開口32aが第2切替ダンパ34により塞がれるので、第2室外機18から吹き出された空気は第1室外機16に導かれる。一方、第2切替ダンパ34が第2位置の場合、開口32aが開放されるとともに、第1室外機16に向かう風路が第2切替ダンパ34により塞がれるので、図3に示される破線の矢印のように、第2室外機18から吹き出された空気は外気に放出される。
制御部24は、第2室外機18と、第2切替ダンパ34の駆動部とに信号線を介してそれぞれ接続される。制御部24は、第1室外機16、第2室外機18、第1導入路20、または第2導入路32のいずれかに設けることができる。制御部24は、第2室外機18がデフロスト運転である場合、第2室外機18から吹き出される空気を外部へ放出するように第2切替ダンパ34を制御する。
具体的には、制御部24は、第2室外機18の運転状態がデフロスト運転である旨の信号を受信した場合、第2切替ダンパ34の位置を第2位置にする旨の信号を駆動部に出力する。一方、制御部24は、第2室外機18の運転状態が暖房運転である旨の信号を受信した場合、第2切替ダンパ34の位置を第1位置にする旨の信号を駆動部に出力する。
なお、このシステム30の制御動作であって、第2室外機18の運転状態に基づく制御動作については、制御対象が、上記の実施形態のシステム10の制御動作における第1切替ダンパ22から第2切替ダンパ34に変わっただけであるので、その詳細な説明は省略する。
このような構成により、暖房運転中の第2室外機18がデフロスト運転に変わった場合、デフロスト運転中の第2室外機18から第1室外機16へ空気が導入されてしまうことを防止することができる。デフロスト運転中の第2室外機18から吹き出される空気の温度は、外気より高い。よって、この空気が第1室外機16へ導入されることが中止されることにより、第1空調機12の運転効率の低下を抑制することができる。また、このような、廃熱利用の切替が、第2室外機18の運転状態に応じて、自動的に行われるので、作業員の手間を省くことができ、空調機の運用に支障をきたしてしまうことを防止することができる。
そして、この実施形態におけるシステム30は、外気の温度を検出する外気温度検出部36と、第1導入路20内の空気を検出する第1導入路温度検出部38と、第2導入路32内の空気を検出する第2導入路温度検出部40とを有し、制御部24は、これらの温度検出部36,38,40の検出結果に基づいて、第1及び第2切替ダンパ22,34を制御することを特徴とする。このように、第2室外機18の運転状態のほかに、各温度に基づいて第1及び第2切替ダンパ22,34を切り替えることにより、排熱利用による第1及び第2空調機12,14の運転効率の低下を抑制することができる。以下、その具体的な内容について説明する。
制御部24は、上記の温度検出部36,38,40に信号線を介してそれぞれ接続される。制御部24は、第1導入路温度検出部38の検出温度T1が外気温度検出部36の検出温度Tout以下である場合、空気を外部へ放出するように第1切替ダンパ22を制御する。具体的には、制御部24は、外気温度検出部36と第1導入路温度検出部38から温度に関する信号をそれぞれ受信し、それらの温度を比較する。そして、検出温度T1が検出温度Tout以下である場合、制御部24は、第1切替ダンパ22の位置を第2位置にする旨の信号を駆動部に出力する。一方、制御部24は、上述の温度を比較した結果、検出温度T1が検出温度Tout超えである場合、第1切替ダンパ22の位置を第1位置にする旨の信号を駆動部に出力する。このような制御により、外気より低い温度の空気が第2室外機18に導入されてしまい、第2空調機14の運転効率が低下してしまうことを防止することができる。
また、制御部24は、第2導入路温度検出部40の検出温度T2が外気温度検出部36の検出温度Tout以上である場合、空気を外部へ放出するように第2切替ダンパ34を制御する。具体的には、制御部24は、外気温度検出部36と第2導入路温度検出部40から温度に関する信号をそれぞれ受信し、それらの温度を比較する。そして、検出温度T2が検出温度Tout以上である場合、制御部24は、第2切替ダンパ34の位置を第2位置にする旨の信号を駆動部に出力する。一方、制御部24は、上述の温度を比較した結果、検出温度T2が検出温度Tout未満である場合、第2切替ダンパ34の位置を第1位置にする旨の信号を駆動部に出力する。このような制御により、外気より高い温度の空気が第1室外機16に導入されてしまい、第1空調機12の運転効率が低下してしまうことを防止することができる。
次に、この実施形態に係るシステム30の制御動作の一例について、図4を用いて説明する。なお、この制御動作は、冷房運転中の第1室外機16から吹き出される空気が、第1導入路20を介して、暖房運転中の第2室外機18に導入され、その第2室外機18から吹き出される空気が、第2導入路32を介して第1室外機16に導入されている時点をスタートとする。また、このとき、第1室外機16から吹き出される空気の温度は、外気温度より高く、第2室外機18から吹き出される空気の温度は、外気温度より低いものとする。そして、この制御動作のフローは、所定時間毎に繰返し行われるものとする。なお、第2室外機18の運転状態に変更はないものとする。
ステップS201において、制御部24により第1導入路20内の温度T1が外気温度Tout以下であるか否かが判断される。温度T1が外気温度Tout以下である場合、ステップS202に進み、制御部24の制御指令により第1切替ダンパ22が切り替わる。すなわち、第1室外機16から吹き出される空気が、外部に放出されて、第2室外機18への導入が中止され、ステップS203に進む。一方、温度T1が外気温度Tout以下でない場合、ステップS203に進む。
ステップS203において、制御部24により第2導入路32内の温度T2が外気温度Tout以上であるか否かが判断される。温度T2が外気温度Tout以上である場合、ステップS204に進み、制御部24の制御指令により第2切替ダンパ34が切り替わる。すなわち、第2室外機18から吹き出される空気が、外部に放出されて、第1室外機16への導入が中止され、制御動作が終了する。一方、温度T2が外気温度Tout以上でない場合、制御動作が終了する。
このような構成により、運転効率の向上が図れないような廃熱利用を防止することができる。また、このような廃熱利用の切替が自動的に行われるので、作業員の手間を省くことができ、空調機の運用に支障をきたしてしまうことを防止することができる。
上記2つの実施形態においては、2つの室外機間を連通するように導入路を設ける場合について説明したが、本発明は室外機の台数に限定されない。冷房専用系統の室外機と、暖房専用系統の室外機とがそれぞれ複数台あり、これらを連通するように導入路を設けることもできる。
10,30 空調機の廃熱利用システム、12 第1空調機、14 第2空調機、16 第1室外機、18 第2室外機、20 第1導入路、22 第1切替ダンパ、24 制御部、32 第2導入路、34 第2切替ダンパ、36 外気温度検出部、38 第1導入路温度検出部、40 第2導入路温度検出部。

Claims (6)

  1. 冷房専用系統の第1室外機と、
    暖房専用系統の第2室外機と、
    第1室外機の吹出口から吹き出される空気を、第2室外機の吸込口へ導く第1導入路と、
    第1導入路に設けられ、そこを流れる空気を外部へ放出するように切替可能な第1切替ダンパと、
    第2室外機の運転状態に基づいて第1切替ダンパを制御する制御部と、
    を有し、
    制御部は、第2室外機がデフロスト運転である場合、空気を外部へ放出するように第1切替ダンパを制御する、
    ことを特徴とする空調機の廃熱利用システム。
  2. 請求項に記載の空調機の廃熱利用システムにおいて、
    第2室外機の吹出口から吹き出される空気を、第1室外機の吸込口へ導く第2導入路と、
    第2導入路に設けられ、そこを流れる空気を外部へ放出するように切替可能な第2切替ダンパと、
    を有し、
    制御部は、第2室外機の運転状態に基づいて第2切替ダンパを制御する、
    ことを特徴とする空調機の廃熱利用システム。
  3. 請求項に記載の空調機の廃熱利用システムにおいて、
    制御部は、第2室外機がデフロスト運転である場合、空気を外部へ放出するように第2切替ダンパを制御する、
    ことを特徴とする空調機の廃熱利用システム。
  4. 請求項またはに記載の空調機の廃熱利用システムにおいて、
    外気の温度を検出する外気温度検出部と、
    第1導入路内の空気を検出する第1導入路温度検出部と、
    第2導入路内の空気を検出する第2導入路温度検出部と、
    を有し、
    制御部は、これらの温度検出部の検出結果に基づいて、第1及び第2切替ダンパを制御する、
    ことを特徴とする空調機の廃熱利用システム。
  5. 請求項に記載の空調機の廃熱利用システムにおいて、
    制御部は、第1導入路温度検出部の検出温度が外気温度検出部の検出温度以下である場合、空気を外部へ放出するように第1切替ダンパを制御する、
    ことを特徴とする空調機の廃熱利用システム。
  6. 請求項またはに記載の空調機の廃熱利用システムにおいて、
    制御部は、第2導入路温度検出部の検出温度が外気温度検出部の検出温度以上である場合、空気を外部へ放出するように第2切替ダンパを制御する、
    ことを特徴とする空調機の廃熱利用システム。

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