JP5558890B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、室外機を指示の多い運転モードに従い運転可能な空気調和装置を提供することを目的とする。
図1は、本実施の形態に係る空気調和装置を示す構成図である。
空気調和装置10は、ガス管13及び液管14を備えてなるユニット間配管(冷媒配管)15に室外機11が接続されると共に、複数台(図1では、5台)の室内機12A〜12Eが並列に接続されて構成される。
室内機12A〜12Eは、室内冷媒配管16に室内膨張弁17及び室内熱交換器18が配設されて構成され、室内冷媒配管16の一端がガス管13に、他端が室内膨張弁17を介して液管14にそれぞれ接続される。室内熱交換器18には、この室内熱交換器18へ送風する送風ファンとしての室内ファン22が隣接して配置されている。
また、各室内機12A〜12Eには、室内膨張弁17及び室内ファン22を制御する室内制御装置(室内制御部)42が設けられている。さらに、各室内機12A〜12Eは、それぞれの室内制御装置42に対して運転モード(冷房運転又は暖房運転)の指示や各種の設定等を行うためのリモートコントローラ(以下、リモコンという。)43を備え、各リモコン43には、表示画面44が設けられている。
室外機11には、空気調和装置10全体を制御する室外制御装置(制御部)41が設けられている。この室外制御装置41は、圧縮機20、四方弁23、室外膨張弁25、室外ファン26等を制御すると共に、各室内機12A〜12Eの室内制御装置42に室内膨張弁17および室内ファン22を制御するための指令を送る。つまり、室外制御装置41は、各室内機12A〜12Eの室内制御装置42を介して室内膨張弁17および室内ファン22を制御している。
各室内制御装置42は、対応するリモコン43から運転停止指示を受信すると、その室内機を運転停止すると共に、運転停止指示を室外制御装置41に送信する。ここで、室内機を運転停止するとは、室内膨張弁17を全閉し、室内ファン22の運転を停止することを示す。また、各室内制御装置42は、対応するリモコン43から運転開始指示や運転モード指示(冷房指示又は暖房指示)を受信すると、そのときに指示された運転モード指示を室外制御装置41に送信する。
さらに、室外制御装置41は、室内制御装置42を介して、リモコン43の表示画面44にその室内機の運転状態を表示する。例えば、指示多数派の室内機の表示画面44には、指示した運転モードが多数派である旨、及び/又は、室内機が稼働中(サーモオン)である旨が表示され、指示少数派の室内機の表示画面44には、指示した運転モードが少数派である旨、及び/又は、室内機が待機中(サーモオフ)である旨が表示される。
図2は、室外制御装置41の動作を示すフローチャートである。
室外制御装置41は、まず、室内機12A〜12Eの室内制御装置42から指示を受信したか否か判別する(ステップS1)。ここで、指示とは、運転開始指示、運転停止指示、冷房指示、暖房指示を含む。室外制御装置41は、室内制御装置42から指示を受信するまで、ステップS1の処理を反復する(ステップS1:No)。
室内制御装置42から指示を受信すると(ステップS1:Yes)、室外制御装置41は、室内制御装置42からの指示が運転停止指示か否か判別する(ステップS2)。
冷房指示数と暖房指示数が同数でない場合(ステップS3:No)、室外制御装置41は、冷房指示数が暖房指示数より多いか否か判別する(ステップS4)。
室外制御装置41は、冷房指示数が多数派の場合(ステップS4:Yes)、室外機11の運転モードMを冷房に設定し(ステップS5)、一方、暖房指示数が多数派の場合(ステップS4:No)、室外機11の運転モードMを暖房に設定し(ステップS6)、設定した運転モードMが前回の運転モードM0と一致するか否か判別する(ステップS7)。
次いで、室外制御装置41は、設定した運転モードMを新たな前回の運転モードM0として設定し(ステップS11)、処理をステップS1に移行する。
室内機が運転中の場合(ステップS12:Yes)、室外制御装置41は、室外制御装置41は、運転中の室内機の室内制御装置42から受信した運転モード指示のうち、冷房指示数と暖房指示数が同数か否か判別する(ステップS13)。
冷房指示数と暖房指示数が同数の場合(ステップS13:Yes)、室外制御装置41は、そのまま処理をステップS1に移行し、冷房指示数と暖房指示数が同数でない場合(ステップS13:No)、冷房指示数が暖房指示数より多いか否か判別する(ステップS14)。
設定した運転モードMが前回の運転モードM0と一致しない場合(ステップS17:No)、室外制御装置41は、処理をステップS9に移行し、設定した運転モードMが前回の運転モードM0と一致する場合(ステップS17:Yes)、そのまま処理をステップS1に移行する。
このように、室内制御装置42は、リモコン43からの運転停止指示を室外制御装置41に送信するため、室内機12A〜12Eのいずれかが運転停止されても、その後の運転モードの指示数に基づいて、室外機11を指示の多い運転モードに従い運転できる。
例えば、上記実施の形態では、室内機12A〜12Eはそれぞれリモコン43を備えていたが、すべての室内機に対し、冷房又は暖房運転のいずれかを個別に指示可能であれば、複数台の室内機に1つのリモコン43を設けてもよい。
また、冷房指示数と暖房指示数が同数の場合に、室外制御装置41は、運転中の室内機の室内制御装置42に、そのリモコン43の表示画面44にその室内機の運転状態を表示する指示を送信してもよい。これにより、運転中の室内機のリモコン43の表示画面44に、その室内機の運転状態、例えば、指示した運転モードが同数である旨、及び/又は、室内機が稼働中である旨が表示されるため、指示した運転モードが同数であることが明確になる。
11 室外機
12A〜12E 室内機
15 ユニット間配管(冷媒配管)
17 室内膨張弁
22 室内ファン
43 リモコン(リモートコントローラ)
41 室外制御装置(制御部)
42 室内制御装置(室内制御部)
44 表示画面
Claims (5)
- 室外機に複数台の室内機を冷媒配管で接続し、冷房又は暖房運転を可能とした空気調和装置において、
すべての室内機に対し、リモートコントローラを介して、冷房又は暖房運転のいずれかを個別に指示可能に構成し、前記室外機を指示の多い運転モードに従い運転すると共に、指示多数派の室内機をサーモオンし、指示少数派の室内機をサーモオフする制御部を備え、
前記制御部は、
サーモオフした室内機も運転中であると見なし、室内機から運転開始指示、運転停止指示、冷房指示、暖房指示のうちいずれかを受信したときに、運転中の室内機の運転モードの指示数を判別するとともに、
運転中に指示多数派に変更があり、運転モードの指示が同数になった場合には、前記室外機を前回の運転モードに従い運転することを特徴とする空気調和装置。 - 前記制御部は、運転中に指示多数派に変更があったとき、前記室外機の運転モードを指示多数派の運転モードに変更すると共に、変更後の指示多数派の室内機をサーモオンに変更し、変更後の指示少数派の室内機をサーモオフに変更することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
- 前記制御部は、サーモオフした室内機の室内膨張弁を閉じ、室内ファンの運転を停止することを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和装置。
- 前記リモートコントローラは、表示画面を備え、
前記制御部は、指示少数派の室内機をサーモオフした旨を前記表示画面に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の空気調和装置。 - 前記室内機は、それぞれ室内制御部を備え、
前記室内制御部は、前記リモートコントローラからの運転停止指示を前記制御部に送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の空気調和装置。
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