JP2899640B2 - マルチタイプ空気調和機の制御方法および装置 - Google Patents

マルチタイプ空気調和機の制御方法および装置

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JP2899640B2
JP2899640B2 JP3127066A JP12706691A JP2899640B2 JP 2899640 B2 JP2899640 B2 JP 2899640B2 JP 3127066 A JP3127066 A JP 3127066A JP 12706691 A JP12706691 A JP 12706691A JP 2899640 B2 JP2899640 B2 JP 2899640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷房暖房運転を行うマ
ルチタイプ空気調和機の制御方法及び装置に係り、特に
冷房運転と暖房運転の切換を行う場合の制御方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1台の室外機に複数台の室内機が
接続されたいわゆるマルチタイプ空気調和機における冷
房暖房自動運転制御では、室外機の運転状態(例えば暖
房運転)と異なる運転状態(例えば冷房運転)に設定さ
れた室内機の存在が検出された場合には、該当室内機を
一時的にアラームとすることにより停止させる方法が知
られている。この種の制御に関するものに特開平2−1
18353号公報や特開平2−8645号公報がある。
【0003】また、室外機下に複数台の室内機を接続し
た場合の膨張弁制御においても、接続室内機全体の総合
的な運転状態により制御する方式ではなく、1台毎に膨
張弁を設けてそれぞれを個別に制御する単独制御であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では冷房
暖房自動運転時に、室外機の運転状態(冷房運転,暖房
運転等の別をいう 以下同じ)と異なる運転状態に設定
された室内機を一時的にアラーム状態にするので、当該
室内機はアラームが解除されないと運転が再開されず、
またアラームの原因が装置の故障によるものと判定され
てしまう可能性があった。
【0005】また、上記従来技術では、1台の室外機に
複数台の室内機が接続されており、そのうち1台の室内
機が冷房又は暖房のサーモオン運転(冷風や温風を吹き
出している状態)を行い、他の室内機は冷房又は暖房の
サーモオフ運転(冷房もしくは暖房の設定温度範囲に達
し、自動的に運転を休止している状態)、又は停止の場
合には、サーモオフ機や停止機の膨張弁開度はほぼ全閉
に近く、冷媒配管や熱交換器内に冷媒や潤滑油が溜まる
現象が生じた。このような場所に油が溜ると、潤滑油を
必要としている部分に十分な油がまわらなくなる恐れが
あるとともに、熱交換器の性能低下を来す恐れがある。
また、冷媒が熱交換器44や配管内に多量に溜まると、
サイクルを循環する冷媒が不足し、暖房能力の低下を招
くことになる。
【0006】本発明の課題は、冷房暖房切換運転時に室
外機の運転状態と異なる運転状態に設定された室内機を
そのことを理由にアラーム状態にすることなく、条件が
整えば、そのままサーモオン運転に移ることを可能に
し、確実に自動運転を行うにある。また、サーモオフ運
転や停止している室内機の冷媒配管や熱交換器内に冷媒
や油が溜まるのを防止するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、室外機と室内機に相互通信機能を持たせた。そして
室内機で判定した運転状態と室外機の運転状態が異なっ
た場合は室内機は室外機に対して停止信号を送信し、サ
ーモオフ状態で待機する。室外機は一旦冷房または暖房
状態になった場合は全ての室内機から停止信号が送信さ
れるまで運転状態を変更しないようにした。
【0008】また、上記目的を達成するため、室外機と
室内機の相互通信機能により室外機は室内機各々の運転
状態を認識することにより、接続される室内機全ての総
合的な運転状態を認識できるようにし、その状態に応じ
て各室内機に対して、任意の膨張弁開度を指示できるよ
うにした。
【0009】
【作用】室内機の運転状態が室外機の運転状態と異なる
場合は、室内機はサーモオフ状態で待機すると共に室外
機に対し停止信号を送信する。室外機に接続された室内
機が同様に室外機と異なる運転状態にある場合は停止信
号を室外機に送信する。全ての室内機が室外機と異なる
運転モードとなった時点で室内機からの運転状態信号が
全て停止となるため室外機は停止し、各室内機に対して
室外機運転状態として停止信号を送信する。これにより
室内機の運転状態と室外機の運転状態が異なる状態が終
了するため、室内機はサーモオフ状態を解除し運転を開
始すると共に、室外機に対し運転状態を送信する。これ
により室外機も受信した運転状態で運転を開始すると共
に室外機運転状態を室内機へ送信するので、誤動作する
ことがない。
【0010】また、室外機は各室内機から受信したデー
タを個別のエリアに格納し、それらの運転状態を認識す
る。そして同時に接続される室内機全ての総合的な運転
状態も把握し、冷房又は暖房のサーモオン運転機と、サ
ーモオフ運転又は停止機が混在するような場合には、そ
のサーモオフ運転又は停止機に対して、膨張弁開度を所
定開度とするように信号を送信する。そして、これらの
動作は全て各室内機毎に個別のデータエリアを使用して
行うため、誤動作することがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6を参
照して説明する。図1はマルチタイプ空気調和機のシス
テム例を示す。一台の室外機1に複数台の室内機2、
3、4が接続され、冷凍サイクルが形成されている。室
内機2、3、4には各々操作スイッチ5、6、7が接続
されている。操作スイッチ5、6、7はそれぞれ表示部
5A,6A,7A、入力部5B,6B,7Bを備えてい
る。また室外機1、室内機2、3、4および操作スイッ
チ5、6、7は伝送線8〜13により相互に信号のやり
とりが可能となっている。室外機1は室外機制御手段と
してマイコン42を備え、室内機2,3,4は、それぞ
れ吸い込み空気センサ2A,表示部2B,判定手段2
C,演算部2D,操作スイッチ5を含んでなる室内機制
御手段200、吸い込み空気センサ3A,表示部3B,
判定手段3C,演算部3D,操作スイッチ6を含んでな
る室内機制御手段300、吸い込み空気センサ4A,表
示部4B,判定手段4C,演算部4D,操作スイッチ7
を含んでなる室内機制御手段400を備えている。
【0012】図4は室外機1内の通信データブロック図
である。室外機1と室内機2〜4との通信はマイコン4
2により行われ、それにより受信データの格納や送信デ
ータの取り出し、受信データ解析や送信データ編集等が
行なわれる。室外機1は室内機2〜4から受信したデー
タをそのアドレスに応じたエリアに格納し、室外機1か
ら室内機2〜4に送信するデータもそのアドレスに応じ
たエリアから取り出される。本実施例においては室内機
は2〜4の3台であるが、これは更に増設することがで
きる。そして室内機2〜4から受信されたデータについ
てマイコン42内部にある演算制御部43で演算、解析
等が行なわれ、室内機2〜4の各々の運転状態および総
合的な運転状態が認識され、適切なデータが演算され、
求められる。
【0013】以下、室内機の運転モードを、送風モー
ド、冷房モード、暖房モード、停止モード及び待機モー
ドの5つに、室外機の運転モードを、冷房モード、暖房
モード及び停止モードの3つに分けて説明する。なお、
室内機の冷房モード及び暖房モードは、それぞれ冷房運
転、冷房サーモオフと暖房運転、暖房サーモオフに、待
機モードは冷房待機と暖房待機に分けられる。
【0014】図2は横軸に時刻をとり縦軸に温度をとっ
て、室内機2、3、4で行なわれる冷房暖房自動運転判
定の基準を示している。室内機2〜4の判定手段2C,
3C,4Cは操作スイッチ5,6,7によって設定され
た設定温度(以下Tsn℃と表わす nは対応する室内機
の番号を示す)と室内機の吸込空気温度(以下Tin℃
と表わす)を比較し、以下のルールに従って自機のとる
べき運転モードを決定する。
【0015】運転開始時 Tin>Tsnならば冷
房運転 Tin≦Tsnならば暖房運転 冷房運転中 Tin>Tsnならば冷房運転 Tsn≧Tin>Tsn−2ならば冷房サーモオフ Tin≦Tsn−2ならば暖房運転 暖房運転中 Tsn≧Tinならば暖房運転 Tsn+2>Tin≧Tsnならば暖房サーモオフ したがって図2の如く吸込空気温度Tinが時刻15〜
から時刻21のように変化した場合、室内機nの室内機
制御手段(以下単に室内機nという)は自機の取るべき
運転モードを、時刻15〜16は冷房運転、16〜17
は冷房サーモオフ、17〜18は暖房運転、18〜19
は暖房サーモオフ、19〜20は冷房運転、20〜21
は冷房サーモオフと判断する。
【0016】図1のシステムにおいて室内機2、3、4
が吸い込む空気温度が、それぞれ図3のTi2,Ti
3,Ti4の如く温度変化した場合、時刻37までは室
内機2〜4はすべてとるべき運転モードを冷房運転と判
断してその旨室外機1(室外機制御手段の意味、以下同
じ)に送信するため、室外機1は冷房運転し、室外機運
転状態を冷房モードとして各室内機に送信する。時刻3
7では室内機2がサーモオフ、時刻38では室内機3が
サーモオフし、それぞれ室外機に冷房サーモオフを送信
するが室内機4が冷房運転状態を送信したままなので、
室外機1は冷房運転を続行する。
【0017】時刻38で室内機2の温度条件は暖房運転
を満足するが、室外機1は各室内機には冷房運転状態を
送信しているため室内機2は暖房サーモオフ状態(暖房
待機モード)で待機し室外機1に対して停止信号を送信
する。このとき操作スイッチ5の表示部5Aと表示部2
Bはともに暖房モードを表示する。時刻39では室内機
3が暖房運転条件を満足するが同様に暖房サーモオフ状
態で待機しつつ室外機1には停止信号を送信する。時刻
40では室内機4が暖房条件を満足するが同様に暖房サ
ーモオフ状態で待機しつつ室外機1に停止信号を送信す
る。この時点で室外機1は全ての室内機2〜4から停止
信号を受け取るので、冷房モードから停止モードへ変化
し室内機2〜4へ停止信号を送信する。室外機1の運転
モードが冷房モードから停止モードに変化したことによ
り暖房サーモオフ状態(暖房待機モード)で待機してい
た室内機2〜4は暖房運転を開始し室外機1へ暖房モー
ドを送信する。室外機1は室内機からの暖房モード信号
を受信して暖房運転を開始し、暖房モード信号を室内機
2〜4へ送信することにより冷房運転から暖房運転に切
換えが完了したことになる。
【0018】暖房から冷房への切換えも同様に、他の室
内機より早く冷房条件を満足した室内機は冷房サーモオ
フ状態(冷房待機モード)で待機し室外機1に停止信号
を送信する。すべての室内機が冷房条件を満足し、室外
機1がすべての室内機から停止信号を受信した時点で室
外機1は停止モードとなり、室内機2〜4へ停止モード
信号を送信する。室外機1の運転モードが暖房モードか
ら停止モードに変化したことにより冷房サーモオフ状態
(冷房待機モード)で待機していた室内機2〜4は冷房
運転を開始し室外機1へ冷房モード信号を送信する。室
外機1は停止後、いずれかの室内機から最初に受信する
運転モード信号により、冷房暖房のいずれのモードで運
転すべきかを判断し、運転を開始する。室内機から受信
した最初の運転モード信号が冷房モードであれば、室外
機は冷房運転を開始し、冷房モード信号を室内機2〜4
へ送信することにより暖房運転から冷房運転への切換え
が完了する。図8、図9は上記手順を表したもので、図
8が室内機の動作を、図9が室外機の動作を、それぞれ
示している。図中手順63では自機の運転モード送信と
なっているが、冷房、暖房の別だけでなく、併せてサー
モオフ、サーモオンの別も送信する。なお、室内機の電
源スイッチが切ってあり、室内機から室外機への運転モ
ードの送信が行われないような場合には、室外機は、そ
の室外機は存在しないものとして処理する。
【0019】また、各室内機の表示部2B,3B,4B
やそれぞれに接続された遠隔操作スイッチの運転モード
の表示部5A,6A,7Aは、待機モードの場合も、冷
房待機モードであれば冷房を、暖房待機モードであれば
暖房を表示し、当該室内機が待機状態であるのがわかる
ようにしている。
【0020】本実施例では冷房暖房自動切換運転時に室
外機1が冷房暖房どちらのモードで運転するかは、図9
の手順75において先入力優先により決定される方式で
あるが、同様に多数決入力により決定する方式でも本発
明を実施することが可能である。すなわち、室外機1が
常時室内機2〜4の運転状態を監視し、暖房運転機と冷
房運転機(図9の手順71において停止信号と暖房モー
ド信号もしくは冷房モード信号の数)を比較し、その数
の多い方の運転モードを、また、同数の場合は先入力優
先等の考えにより運転モードを決定し、室内機2〜4に
送信するのである。運転モードの判断においては圧縮機
運転が不要な停止機、送風運転機は多数決から除外され
る。
【0021】上記実施例では、また、待機モードではな
いサーモオフの状態(例えば室外機は冷房モードで室内
機が冷房サーモオフの場合)では、室内機から室外機に
送られるモード信号は停止信号ではなくて冷房モード信
号であるが、サーモオフの場合も停止信号を送るように
し、室内機すべてが待機モードつまり暖房要求でなくて
一部に冷房サーモオフがあっても、室外機を暖房モード
に切り替えるようにすることもできる。
【0022】次に図5,図6を参照して膨張弁制御の実
施例を説明する。室外機1や室内機2〜4から受信され
たデータがマイコン42内部の演算制御部43で解析さ
れるのは前述の通りであるが、本実施例においては、前
記演算制御部43は、室外機1に接続される室内機2〜
4のグル−プ内にサーモオン運転機とサーモオフ運転又
は停止機が混在していないかどうかを判定する。図5に
サーモオンオフ混在の概念図を示す。演算制御部43
は、1台の室外機1に複数台の室内機2〜4が接続され
ており、そのうち1台もしくは複数台の室内機2が冷房
又は暖房のサーモオン運転を行ない、他にサーモオフ運
転、待機モード又はスイッチオフの室内機3、4が存在
する場合をサーモオンオフ混在と判断する。サーモオン
機とサーモオフ機の比率等は一切考えない。
【0023】図6に1台の室外機1に接続される室内機
2〜4の冷媒配管図を示す。暖房運転時には高圧側より
冷媒が熱交換器44に流入し、凝縮され、熱を発生し、
膨張弁45を通って低圧側から圧縮機に帰還する。冷房
運転時は逆に低圧側から冷媒が膨張弁45を通って熱交
換器44に流入し、蒸発し、熱を奪い、高圧側から圧縮
機に帰還する。図6において、1台の室内機2が暖房サ
ーモオン運転を開始すると、その室内機2は膨張弁45
のPID制御により、冷媒流量を自由に制御する。しか
し従来の制御方法においては、停止中もしくはサーモオ
フ運転中の他の室内機3、4の膨張弁45は、ほぼ全閉
に近い開度に維持されるために、熱交換器44に流れ込
んだ冷媒は膨張弁を通過することができず、凝縮されて
液化した状態で溜まり始め、更には熱交換器44からも
あふれ、配管内にも液化した冷媒が溜まり始める。ま
た、同様に圧縮機用潤滑油も溜まる。このように、冷媒
が熱交換器44や配管内に多量に溜まると、サイクルを
循環する冷媒が不足し、暖房能力の低下を招くことにな
る。
【0024】本実施例では、このような状態を回避する
ために、演算制御部43には、各室内機が出力する膨張
弁の開度制御信号を格納するメモリが設けられており、
該演算制御部43は、前記開度制御信号が予め定められ
た開度よりも小さい開度を所定の時間を超えて継続して
いるときは、その膨張弁を常時又は一定周期毎に所定開
度だけ開く。こうすることにより、サーモオン運転して
いない室内機3、4内の冷媒も滞ることなくサイクルを
循環し、サイクルを循環する冷媒の不足から起こる暖房
能力の低下等の現象が防止される。また冷房運転時にお
いても、サーモオン運転機以外の室内機3、4の配管内
に冷媒が溜まることが問題となるような場合には、暖房
運転時と同様に、膨張弁45を所定開度だけ開いてやる
ことにより、冷媒を高圧側に逃がすことも可能である。
膨張弁が閉止されているのを検知するには、上記のよう
に開度制御信号を監視するのでなく、室内機から送信さ
れる運転モード信号を監視し、停止信号及びサーモオフ
信号が出力されている室内機の膨張弁を周期的に開くよ
うにしてもよい。
【0025】上記実施例では、膨張弁を周期的に開くこ
とにより冷媒や油の滞溜が防止されるが、各室内機への
冷媒管の分岐部に図7に示すように電磁弁46A〜46
Fを配置し、停止状態やサーモオフ状態の室内機が発生
したら、当該室内機に接続される冷媒管の弁を閉じて冷
媒の流入を停止するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、室外機に複数台の室内
機を接続し、冷房と暖房を自動切換運転するマルチタイ
プ空調機において、室内機が冷房運転から暖房運転に、
あるいはその逆に切り替わろうとするとき、当該室内機
に切換後の室内機の運転状態とその時点における室外機
の運転状態を比較させ、両者が一致するまで室内機を待
機状態におき、前室内機が停止もしくは待機状態となっ
たのち室外機の運転状態を切換えるようにしたので、切
換後の運転状態との相違によるアラーム停止を生ずるこ
となく、冷房暖房自動切換運転を円滑に実施することが
可能となる。
【0027】また、室外機に複数台の室内機を接続する
マルチタイプ空調機において、室外機運転中に膨張弁が
所定の時間を超えて閉止状態が継続されるとき、その膨
張弁を周期的に開くようにしたので、前記室内機にサー
モオン運転機とサーモオフ運転又は停止機が混在する場
合でも、サーモオフ運転機や停止機内の熱交換器や配管
内に冷媒が溜まるのが防止され、冷凍サイクル運転の効
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチタイプ空調機システム図(本発明の一実
施例)である。
【図2】室内機による冷暖房判定例を示す設定温度と吸
込空気温度との関係図である。
【図3】マルチタイプ空調機における冷房暖房自動運転
時の各室内機の設定温度と吸込空気温度との関係図であ
る。
【図4】室外機内の通信データブロック図である。
【図5】室内機におけるサーモオンオフ混在の概念図で
ある。
【図6】室外機に接続される室内機の冷媒配管系統図で
ある。
【図7】冷媒配管の分岐部に電磁弁を介装した場合の例
を示す室内機の冷媒配管系統図である。
【図8】本発明の実施例である室内機の動作手順を示す
手順図である。
【図9】本発明の実施例である室外機の動作手順を示す
手順図である。
【符号の説明】
1 室外機 2〜4 室内機 2A,3A,4A 吸い込み空気温度センサ 2B,3B,4B 表示部 2C,3C,4C 判定手段 2D,3D,4D 演算手段 5〜7 操作スイッチ 5A〜7A 表示部 5B〜7B 入力部 8〜10 室内外機間伝送線 11〜13 室内機、操作スイッチ間電送線 14 室内機吸込空気温度 15〜21 時刻を示す記号 37〜41 時刻を示す記号 42 室外機制御手段(マイコン) 43 演算制御部 44 熱交換器 45 膨張弁 200,300,400 室内機制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 悟 静岡県清水市村松390番地 株式会社 日立製作所 清水工場内 (72)発明者 北條 俊幸 静岡県清水市村松390番地 株式会社 日立製作所 清水工場内 (56)参考文献 特開 平2−8646(JP,A) 特開 平3−95342(JP,A) 実開 昭62−43269(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自機に接続されたセンサの測定値および
    操作スイッチより入力された設定値から自機の運転状態
    が少なくとも冷房、暖房、送風または停止のいずれであ
    るかを判定し、判定内容を室外機に送信する手段を持っ
    た室内機と、自機の運転状態を冷房状態、暖房状態また
    は停止状態として室内機へ送信する手段を持った室外機
    から成り、1台の室外機に複数台の室内機を接続した空
    気調和機の冷房暖房自動切換運転を制御する方法におい
    て、室内機ごとに該室内機がとるべきであると判定した
    運転状態と室外機の運転状態とを比較し、停止状態を除
    き異なる場合には該室内機を室内機の判定した運転状態
    における運転停止状態で待機させるとともに、該室内機
    から室外機には停止信号を送信し、室外機からの運転信
    号が停止または室内機で判定したものと同一の運転状態
    となるまで停止信号を送信し続け、室外機は一旦運転状
    態が冷房または暖房で運転している場合は、全ての室内
    機から停止信号が送信されるまで運転状態を変更しない
    ことを特徴とするマルチタイプ空気調和機の運転制御方
    法。
  2. 【請求項2】 自機に接続されたセンサの測定値および
    操作スイッチより入力された設定値から自機の運転状態
    が少なくとも冷房、暖房、送風または停止のいずれであ
    るかを判定し、判定内容を室外機に送信する手段を持っ
    た室内機と、自機の運転状態を冷房状態、暖房状態また
    は停止状態として室内機へ送信する手段を持った室外機
    から成り、1台の室外機に複数台の室内機を接続した空
    気調和機の冷房暖房自動切換運転を制御する方法におい
    て、室内機ごとに該室内機がとるべきであると判定した
    運転状態と室外機の運転状態とを比較し、停止状態を除
    き異なる場合には該室内機を室内機の判定した運転状態
    における運転停止状態で待機させるとともに該室内機及
    び該室内機に接続された操作スイッチの表示は室内機の
    判定した運転状態とし、かつ、該室内機から室外機には
    停止信号を送信し、室外機からの運転信号が停止または
    室内機で判定したものと同一の運転状態となるまで停止
    信号を送信し続け、室外機は一旦運転状態が冷房または
    暖房で運転している場合は、全ての室内機から停止信号
    が送信されるまで運転状態を変更しないことを特徴とす
    るマルチタイプ空気調和機の運転制御方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1台の室内機がサーモオン運
    転され、他の室内機がサーモオフ運転又は停止の場合
    に、サーモオフ機や停止機の膨張弁が常時又は一定周期
    毎に所定開度だけ開かれることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のマルチタイプ空気調和機の運転制御方
    法。
  4. 【請求項4】 熱媒及びまたは冷媒を供給する1台の室
    外機に接続された複数台の室内機それぞれに配置され各
    室内機に接続されたセンサの測定値および操作スイッチ
    より入力された設定値から当該室内機の運転状態が少な
    くとも冷房、暖房、送風または停止のいずれであるかを
    判定し、判定内容を前記室外機に送信する室内機制御手
    段と、前記室外機に配置され該室外機の運転状態信号を
    前記複数の室内機制御手段へ送信する室外機制御手段と
    を含んでなるマルチタイプ空気調和機の冷房暖房自動切
    換運転を制御する運転制御装置において、前記室内機制
    御手段は、室内機ごとに設置され各室内機に接続された
    センサの測定値および操作スイッチより入力された設定
    値から当該室内機がとるべき運転状態を判定する判定手
    段と、判定した運転状態と前記室外機制御手段から入力
    される室外機の運転状態とを比較し、停止状態を除き異
    なる場合には該室内機を前記判定手段が判定した運転状
    態における運転停止状態で待機させるとともに該室内機
    及び該室内機に接続された操作スイッチの表示部に室内
    機が判定した運転状態を表示させ、かつ、該室内機から
    室外機には停止信号を送信し、室外機からの運転信号が
    停止または室内機で判定したものと同一の運転状態とな
    るまで停止信号を送信し続ける演算手段とを含んでな
    り、前記室外機制御手段は、該室外機が冷房もしくは暖
    房で運転している場合は、全ての室内機から停止信号が
    送信されるまで運転状態を変更しないものであることを
    特徴とするマルチタイプ空気調和機の運転制御装置。
  5. 【請求項5】 室外機制御手段は、各室内機に設置され
    た膨張弁の開度が所定の時間を超えて予め設定された開
    度よりも低い開度を継続していることを検知する手段
    と、いずれかの膨張弁の開度が所定の時間を超えて予め
    設定された開度よりも低い開度を継続していることを検
    知したとき該膨張弁を制御する室内機の信号にうちかっ
    て該膨張弁の開度を所定の時間任意の大きさとする手段
    とを含んでなることを特徴とする請求項3に記載のマル
    チタイプ空気調和機の運転制御装置。
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