JP5557132B2 - 合成樹脂製角形壜体 - Google Patents
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Description
この中、角形壜体について、たとえば特許文献1にその代表的な形状が記載されている。図6は、特許文献1に記載されている角形壜体の一例の正面図であり、この壜体101は上端にテーパー角筒形状をした肩部103を介して口筒部102を連設し、下端に底部108を連設した胴部104は、角取りした正方形状の平断面形状を有する角筒構造で、胴部104の側周壁は平板状の側壁105と角取りした部分であるコーナー壁106で構成されている。
また、側壁105とコーナー壁106の境界部分に形成される稜線107を含むコーナー壁106は壜体1の構造を支える柱部としての機能を担う。
しかし、上記のように胴径を縮径させて括れ部を形成させた角形壜体では、縦方向(壜体の中心軸方向)の荷重により括れ部近傍で座屈変形が発生しやすい、と云う問題がある。
4ケの平板状の側壁と、これら側壁を角取り状に連結する4ケのコーナー壁により側周壁が構成される胴部を有する合成樹脂製角形壜体において、
コーナー壁を上下の方向から単調に縮径させると共に側壁に縦長状に主となる減圧吸収パネルを陥没形成し、その減圧吸収パネルの下方に括れ部を形成し、その括れ部には周溝リブを形成し、
4ケの各コーナー壁において、括れ部を横断すると共に周溝リブを上下方向に跨ぐように突条縦リブを形成し、その突条縦リブの横断面形状が台形状で周溝リブの底部から膨出状に突設され、且つその頂面が平坦状でコーナー壁面より突出し、且つ頂面は、その上端部と下端部でコーナー壁面に段差を形成することなく接続している、と云うものである。
そして、括れ部を形成するにあったて、コーナー壁の縦断面形状は、中心軸に平行状に延設されるものから、括れ部で中心軸に対して凹状に屈曲する形状となり、この屈曲状の形状により上記支持機能が損なわれ座屈強度が低下してしまう。
特に、省資源あるいは材料コストの低減を目的として側周壁の薄肉化を進めて行くとこの座屈強度に係る問題の解消はより困難となる。
コーナー壁に、括れ部を横断するように突条縦リブを形成することにより、括れ部近傍における屈曲状の形状部分を橋渡しするようにして、縦方向の荷重に対する補強機能を効果的に発揮させることができる。
また、縮径部である括れ部を形成する高さ位置、突条縦リブの配設範囲や断面形状は、外観デザイン、補強効果等を考慮しながら適宜設定することができるものであり、それぞれのコーナー壁に複数の突条縦リブを配設することもできる。
すなわち本発明の主たる構成を有する合成樹脂製角形壜体にあっては、突条縦リブはコーナー壁の支持機能の低下を補完して、補強機能を発揮するものであり、コーナー壁に括れ部を横断するように突条縦リブを形成することにより、括れ部近傍の屈曲状の形状部分を、突条縦リブにより橋渡し状に支持することができ縦方向の荷重に対する補強機能を効果的に発揮させることができる。
図1〜5は本発明の角型壜体の一実施例を示すものであり、図1は正面図、図2は図1中の要部を拡大した図、図3は平面図、図4は図1中のA−A線に沿って示す平断面図、そして図5は図1中のB−B線に沿って示す平断面図である。
また、稜線7の上部領域には溝状縦リブ14が配設され、当該領域におけるコーナー壁6の剛性や座屈強度を補強するようにしている。(図1および図4を参照)
また、各側壁5の上部、中央部、下部に陥没状に、3つの減圧吸収パネル11a、11b、11cが形成されている。
これら減圧吸収パネルの中で、中央部に形成されている減圧吸収パネル11bは縦長状そして大面積であり、主となる減圧吸収パネルで大きな減圧吸収機能を発揮するものである。
ここで、図1中の右側に二点鎖線で示した縦断面は、図3中のC−C線に沿ってみたコーナー壁6の縦断面であり、このコーナー壁6には上下の方向から単調に緩やかに縮径して、側壁5の中央部に形成される縦長状の減圧吸収パネル11bのすぐ下の位置に括れ部Wが形成されており、これにより壜体1にスリムな印象、そして、底部8近傍を膨出するような形状としてスリムに拘わらず安定感のある起立姿勢が現出するような外観デザインとしている。
この図2の縦断面図と図5の平断面図から分かるように、突条縦リブ13の断面形状は台形状で、溝周溝リブ12の底部から膨出状に突設されており、その頂面13tは平坦状でコーナー壁6面より僅かに突出している。
また、突条縦リブ13の平坦状の頂面13tは、その上端部と下端部でコーナー壁6面に段差を形成することなくスムーズに接続している。
コーナー壁6に上記したような態様で、括れ部Wを横断すると共に、周溝リブ12を跨ぐように突条縦リブ13を配設することにより、縦方向の座屈強度を効果的に補強できるようになった。
本実施例の壜体1では突条縦リブ13を、周溝リブ12を跨ぐように形成しているので、シュリンクフィルムの下端部の一部は突条縦リブ13の平坦状の頂面13tに位置することになり、壜体の分別回収時にシュリンクラベルを切断するのに利用する縦方向に形成されるミシン目がこの頂面13tに位置するようにしておくことにより、指先等でこのミシン目を容易に切断することができる。これは突条縦リブ13の付随的な作用効果である。
たとえば、上記実施例では、括れ部に周溝リブを形成しこの周溝リブを跨ぐように突条縦リブを配設した例を説明したが、この突条縦リブの作用効果は周溝リブのない括れ部に対しても有効である。
また括れ部を配設する高さ位置、縮径の程度、この括れ部における突条縦リブの配設高さ範囲や断面形状は、外観デザインや補強効果等を考慮しながら適宜設定することができるものであり、それぞれのコーナー壁に複数の突条縦リブを配設することもできる。
2、102;口筒部
3、103;肩部
4、104;胴部
5、105;側壁
6、106;コーナー壁
7、107;稜線
8、108;底部
11、111;減圧吸収パネル
12;周溝リブ
13;突条縦リブ
13t;頂面
14;溝状縦リブ
W ;括れ部
Claims (1)
- 4ケの平板状の側壁(5)と、該側壁(5)を角取り状に連結する4ケのコーナー(6)により側周壁が構成される胴部(4)を有する角形壜体において、前記コーナー壁(6)を上下の方向から単調に縮径させると共に前記側壁(5)に縦長状に主となる減圧吸収パネルを陥没形成し、該減圧吸収パネルの下方に括れ部(W)を形成し、該括れ部(W)には周溝リブ(12)が形成された合成樹脂製角形壜体であって、前記4ケの各コーナー壁(6)において、前記括れ部(W)を横断すると共に前記周溝リブ(12)を上下方向に跨ぐように突条縦リブ(13)が形成され、該突条縦リブ(13)の横断面形状は台形状で前記周溝リブ(12)の底部から膨出状に突設され、且つその頂面(13t)が平坦状で前記コーナー壁(6)面より突出し、且つ該頂面(13t)は、その上端部と下端部で前記コーナー壁(6)面に段差を形成することなく接続していることを特徴とする合成樹脂製角形壜体。
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JP2009179269A JP5557132B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 合成樹脂製角形壜体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009179269A JP5557132B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 合成樹脂製角形壜体 |
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