JP5556352B2 - シート部材の搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

シート部材の搬送装置及び搬送方法 Download PDF

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本発明は、空気入りタイヤの構成部材等として使用されるシート部材を搬送するための搬送装置及び搬送方法に関し、更に詳しくは、シート部材の端部に折れ曲がりを生じることなく、吸着痕の形成や吸着部材に対する密着を回避しながら、コンパクトな装置構成でシート部材の搬送作業を行うことを可能にしたシート部材の搬送装置及び搬送方法に関する。
空気入りタイヤの構成部材として使用されるシート部材を搬送するための装置として、一般にベルトコンベアが使用されている。ベルトコンベアを用いてシート部材を搬送するにあたって、例えば、シート部材を他のシート部材に対して重ね合わせるように移動させる場合、ベルトコンベアを他のベルトコンベアに対して移動自在に構成したり、或いは、ベルトコンベア上のシート部材を転写ロールに一旦巻き取って他のシート部材に貼り合わせることが行われている(例えば、特許文献1〜3参照)。
しかしながら、ベルトコンベアを移動自在に構成したり、転写ロールを用いて移動させる方式では、それら装置を配設するための広いスペースが必要になり、しかも設備費用が高くなるという欠点がある。
また、比較的コンパクトな装置としては、吸着孔を有する吸着部材によりシート部材を吸着し、その吸着状態のままシート部材を搬送するようにした装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、上述のように吸引力を利用した搬送装置においては、シート部材が薄手である場合、吸着孔から外れた領域に位置する部分が垂れ下がり、シート部材の端部に折れ曲がりが生じ易いという問題がある。また、吸着孔での吸引力が強過ぎると、シート部材に吸着痕が形成されたり、粘弾性を有するシート部材にあっては、シート部材が吸着部材と密着して剥がれなくなるという問題がある。
特開2003−154580号公報 特開2007−223088号公報 特開2001−315219号公報 特開2006−160446号公報
本発明の目的は、シート部材の端部に折れ曲がりを生じることなく、吸着痕の形成や吸着部材に対する密着を回避しながら、コンパクトな装置構成でシート部材の搬送作業を行うことを可能にしたシート部材の搬送装置及び搬送方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のシート部材の搬送装置は、搬送されるシート部材よりも大きな寸法を有する平板状の基材と、該基材の下面に貼り合わされた弾性板材と、これら基材及び弾性板材を貫通する複数の貫通孔と、該基材の上面側から前記貫通孔に連結された吸引手段と、前記弾性板材の下面に沿って形成された通気路と、前記基材を任意の位置に移動させる移動手段とを有すると共に、前記弾性板材の下面に凹凸形状を付与し、該凹凸形状に基づいて前記通気路を形成したことを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明のシート部材の搬送方法は、搬送されるシート部材よりも大きな寸法を有する平板状の基材と、該基材の下面に貼り合わされた弾性板材と、これら基材及び弾性板材を貫通する複数の貫通孔と、該基材の上面側から前記貫通孔に連結された吸引手段と、前記弾性板材の下面に沿って形成された通気路と、前記基材を任意の位置に移動させる移動手段とを有すると共に、前記弾性板材の下面に凹凸形状を付与し、該凹凸形状に基づいて前記通気路を形成した搬送装置を用いてシート部材を搬送する方法であって、
前記吸引手段の吸引力に基づいてシート部材を前記弾性部材に沿わせて吸着し、前記移動手段により前記基材を移動させた後、前記吸引手段による吸引を停止することにより前記シート部材を前記弾性部材から離脱させることを特徴とするものである。
本発明では、平板状の基材と弾性板材とを積層し、これら基材及び弾性板材を貫通する複数の貫通孔に吸引手段を連結すると共に、弾性板材の下面に沿って通気路を形成したことにより、吸引手段の吸引力を通気路を介して分散させ、弾性板材とシート部材との間に負圧を発生させるので、貫通孔の位置での吸引力を過剰にすることなく弾性板材の下面全体で満遍なくシート部材を吸着することができる。従って、シート部材の搬送作業を実施するにあたって、シート部材の端部に折れ曲がりを生じることはなく、吸着痕の形成や吸着部材に対する密着を回避することができる。
しかも、上記搬送装置は、平板状の基材と弾性板材とを主体とする吸着部材を移動手段により移動させるものであるため、ベルトコンベアや転写ドラムを移動させる場合に比べて、コンパクトな装置構成でシート部材の搬送作業を行うことができる。
本発明において弾性板材の下面に凹凸形状を付与し、該凹凸形状に基づいて通気路を形成することができる。この場合、弾性板材の下面全体で満遍なくシート部材を吸着することが可能になる。
弾性板材のデュロメータ硬さは10〜40であることが好ましい。特に、弾性板材は独立気泡を内包する発泡体であることが好ましい。これにより、弾性板材が柔軟に変形することが可能になるので、シート部材をしっかりと吸着することができる。また、弾性板材はシリコーンから構成されることが好ましい。弾性板材の構成材料にシリコーンゴムを用いた場合、適度な柔軟性を呈すると共に良好な離型性を発揮することができる。なお、本発明におけるデュロメータ硬さは、JIS−K6253の規定に準拠してタイプEのデュロメータを用いて測定されるものである。
吸引手段と貫通孔との間には弾性部材の面方向の位置に応じて吸引手段と貫通孔との連通状態を制御する配管ブロックを設け、シート部材の寸法情報に基づいて吸引手段と貫通孔との連通状態を制御することが好ましい。或いは、吸引手段と各貫通孔との間にチェックバルブを設け、該チェックバルブに基づいて吸引手段と貫通孔との連通状態を制御することが好ましい。これにより、寸法が異なる種々のシート部材を搬送する際に無駄な吸引を回避して搬送作業を効率良く行うことができる。
本発明に係るシート部材の搬送装置が適用されるタイヤ材料供給装置を示す平面図である。 本発明に係るシート部材の搬送装置が適用されるタイヤ材料供給装置を示す側面図である。 本発明に係るシート部材の搬送装置を示す側面図である。 本発明に係るシート部材の搬送装置(参考例)の要部を示す横断面図である。 本発明に係るシート部材の搬送装置における弾性板材を抽出して示す平面図である。 本発明に係るシート部材の搬送装置における配管ブロックを抽出して示す平面図である。 本発明に係る他のシート部材の搬送装置(参考例)の要部を示す断面図である。 本発明に係る他のシート部材の搬送装置(実施例)の要部を示す断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2はシート部材の搬送装置が適用されるタイヤ材料供給装置を示すものである。図1及び図2において、搬送コンベア1、反転コンベア2、旋回コンベア3及び搬送コンベア5は直線的な移動軸に沿って配置されている。搬送コンベア1と旋回コンベア3との間に位置する反転コンベア2は、一方の端部を揺動軸として揺動自在に配設されていて、搬送コンベア1上に準備されたシート部材Sを旋回コンベア3へ供給する際に両者間を橋渡しするようになっている。旋回コンベア3は鉛直軸廻りに回動自在な支持台4上に設置され、その上に移載されたシート部材Sの向きを90°旋回させるようになっている。搬送コンベア5はその搬送方向が搬送コンベア1の搬送方向とは直交するように昇降台6上に配設されている。シート部材Sは、例えば、空気入りタイヤのインナーライナー材であり、搬送コンベア5によりタイヤ成形工程に供給される。このようなタイヤ材料供給装置において、シート部材Sを旋回コンベア3から搬送コンベア5へ移動させる手段として搬送装置10が設置されている。
図3〜図6は本発明に係るシート部材の搬送装置10を示すものである。図3に示すように、水平方向に延びる固定フレーム11には水平方向に延びるレール12が設置されており、このレール12に対して複数のスライドブロック13を介して可動フレーム14が摺動自在に取り付けられている。固定フレーム11には横移動用シリンダ15が配設されており、このシリンダ15の駆動により可動フレーム14が水平方向の任意の位置に移動するようになっている。可動フレーム14には複数の上下移動用シリンダ16が配設されており、これらシリンダ16の駆動により平板状の基材21が鉛直方向の任意の位置に移動するようになっている。つまり、固定フレーム11、レール12、スライドブロック13、可動フレーム14、横移動用シリンダ15及び上下移動用シリンダ16は、基材21を任意の位置に移動させるための移動手段を構成している。
基材21は、搬送されるシート部材Sよりも大きな寸法を有し、水平方向に対して平行に配設されている。この基材21は、軽量で寸法安定性に優れた材料から構成されている。基材21の構成材料としては、金属や合成樹脂等を使用することができる。
基材21の下面には弾性板材22が貼り合わされている。この弾性板材22は、軽量で柔軟性に優れた材料から構成されている。弾性板材22のデュロメータ硬さは10〜40であると良い。このようなデュロメータ硬さを選択することにより、弾性板材22が柔軟に変形することが可能になるので、シート部材Sをしっかりと吸着することができる。弾性板材22が硬過ぎるとシート部材Sに密着することが困難になり、逆に柔らか過ぎると吸着時の吸引経路が塞がり易くなる。弾性板材22の構成材料としては、ゴムや合成樹脂等を使用することができる。特に、シリコーンゴムは適度な柔軟性を呈すると共に良好な離型性を発揮するため好適である。また、弾性板材22は独立気泡を内包する発泡体であると良い。弾性板材22の厚さは2mm〜15mmの範囲に設定することが望ましい。
図4及び図5に示すように、基材21及び弾性板材22には複数の貫通孔23が形成されている。貫通孔23の直径は2mm〜20mmであると良い。そして、バキューム装置等からなる吸引手段24は基材21の上面側から貫通孔23に対して連結されている。より具体的には、吸引手段24と貫通孔21との間には弾性部材22の面方向の位置に応じて吸引手段24と貫通孔21との連通状態を制御する配管ブロック25が配設されている。
図6に示すように、配管ブロック25は隔壁26により基材21の面方向に沿って区分された複数のキャビティ27を有している。各キャビティ27には少なくとも1つの吸引孔28が形成されており、各吸引孔28に対してパイプ29を介して吸引手段24が連結されている。また、パイプ29の途中には開閉バルブ30が設けられており、任意の開閉バルブ30を操作することで弾性部材22の面方向の位置に応じて吸引手段24と貫通孔23との連通状態を制御するようになっている。
一方、図4に示すように、弾性板材22の下面には剥離性を有する布31が積層され、その布31の繊維間の隙間により弾性板材22の下面に沿って通気路32が形成されている。布31としては、織物、編物、不織布等を使用することができるが、特に織物が好ましい。布31の目付量は20g/m2 〜200g/m2 であると良い。また、布31を構成する繊維の材質としては、ナイロン、ポリエステル等を挙げることができる。
次に、上述した搬送装置を用いてシート部材Sを搬送する方法について説明する。先ず、図1及び図2において、搬送コンベア1上に準備されたシート部材Sを反転コンベア2を介して旋回コンベア3上へ移動させ、旋回コンベア3を90°旋回させることにより、シート部材Sの向きを変える。
次に、搬送装置10の基材21を水平方向に移動させて旋回コンベア3上に配置し、その基材21を旋回コンベア3上のシート部材Sに向けて下方に移動させる。そして、吸引手段24の吸引力に基づいてシート部材Sを弾性部材22に沿わせて吸着した後、基材21を上方に移動させ、更に水平方向に移動させて搬送コンベア5上に配置する。
次いで、基材21を下方に移動させてシート部材Sを搬送コンベア5上に配置した後、吸引手段24による吸引を停止することによりシート部材Sを弾性部材22から離脱させる。必要であれば、吸引の替わりに貫通孔23から空気を吹き出すようにしても良い。これにより、旋回コンベア3から搬送コンベア5へのシート部材Sの搬送を完了する。
上述した形態では、平板状の基材21と弾性板材22とを積層し、これら基材21及び弾性板材22を貫通する複数の貫通孔23に吸引手段24を連結すると共に、弾性板材22の下面に沿って布31に基づく通気路32を形成したことにより、吸引手段24の吸引力を通気路32を介して分散させ、弾性板材22とシート部材Sとの間に負圧を発生させている。そのため、貫通孔23の位置での吸引力を過剰にすることなく弾性板材22の下面全体で満遍なくシート部材Sを吸着することができる。従って、シート部材Sの搬送作業を実施するにあたって、シート部材Sの端部に折れ曲がりを生じることはなく、吸着痕の形成や吸着部材に対する密着を回避することができる。
しかも、上述した搬送装置10は、平板状の基材21と弾性板材22とを主体とする吸着部材を移動手段により移動させるものであるため、ベルトコンベアや転写ドラムを移動させる場合に比べてコンパクトな装置構成である。
また、上記形態では、吸引手段24と貫通孔23との間には弾性部材22の面方向の位置に応じて吸引手段24と貫通孔23との連通状態を制御する配管ブロック25を設けているので、シート部材Sの寸法情報に基づいて吸引手段24と貫通孔23との連通状態を制御することができる。これにより、寸法が異なる種々のシート部材Sを搬送する際に無駄な吸引を回避して搬送作業を効率良く行うことができる。
例えば、シート部材Sの寸法が弾性部材22の寸法と近似する場合、配管ブロック25の全てのキャビティ27を吸引状態とすれば良い。シート部材Sの幅が弾性部材22の幅よりも狭い場合、開閉バルブ30の操作により、配管ブロック25の幅方向中央のキャビティ27を吸引状態にし、配管ブロック25の幅方向両外側のキャビティ27を非吸引状態にすれば良い。シート部材Sの長さが弾性部材22の長さよりも短い場合、開閉バルブ30の操作により、配管ブロック25の長さ方向中央のキャビティ27を吸引状態にし、配管ブロック25の長さ方向両外側のキャビティ27を非吸引状態にすれば良い。
なお、配管ブロック25における吸引状態の選択は開閉バルブ30に限定されるものではなく任意の開閉手段により行うことができる。また、キャビティ27の大きさや配置は必要に応じて適宜変更することが可能である。
図7〜図8は本発明に係る他のシート部材の搬送装置を示すものである。図7〜図8において、図1〜図6と同一物には同一符号を付してその部分の詳細な説明は省略する。なお、図7〜図8は要部のみを示し、それに付随する装置の描写を省略したものである。
図7において、上述した配管ブロック25の替わりに、吸引手段24と各貫通孔23との間にはチェックバルブ33を設けられている。つまり、各貫通孔23に繋がるパイプ29の途中にはチェックバルブ33が設けられている。チェックバルブ33は空気の流量が予め設定された閾値を超えると自動的に閉弁するように構成されている。例えば、シート部材Sの寸法が弾性部材22の寸法よりも小さい場合、シート部材Sから外れた領域に位置する貫通孔23には空気が流入して空気の流量が大きくなるので、その貫通孔23に対応するチェックバルブ33が自動的に吸引を遮断する。これにより、チェックバルブ33に基づいて吸引手段24と貫通孔23との連通状態を制御することができる。その結果、寸法が異なる種々のシート部材Sを搬送する際に無駄な吸引を回避して搬送作業を効率良く行うことができる。
図8において、上述した布31に基づく通気路32の替わりに、弾性板材22の下面には凹凸形状が付与され、これら凹凸形状に基づいて通気路34が形成されている。凹凸形状としては、例えば、弾性板材22の下面にその面方向に沿って網目状に延在する溝を金型により成形しても良く、或いは、弾性板材22の下面に機械的に凹凸形状を加工しても良い。例えば、弾性板材22の下面に微細な切り込みや傷を付けることができる。凹凸形状に基づいて通気路34を形成する場合、通気路34の深さは0.1mm〜0.5mmとし、幅は2mm以下とすることが望ましい。これにより、弾性板材22の下面全体で満遍なくシート部材Sを吸着することが可能になる。
本発明は、空気入りタイヤのベルト層、カーカス層、インナーライナー層、タイゴム層等を構成する未加硫ゴムからなる粘弾性のシート部材や、空気入りタイヤのインナーライナー層を構成する熱可塑性樹脂フィルム又は熱可塑性エラストマー組成物フィルムからなる薄手のシート部材を搬送する場合に好適である。熱可塑性エラストマー組成物フィルムとは、熱可塑性樹脂中にゴム等のエラストマーを分散させた熱可塑性エラストマー組成物から成形されたフィルムである。但し、搬送対象となるシート部材は特に限定されるものではなく、本発明は空気入りタイヤの構成部材以外のシート部材を搬送する場合にも適用可能である。
1 搬送コンベア
2 反転コンベア
3 旋回コンベア
5 搬送コンベア
10 搬送装置
11 固定フレーム(移動手段)
12 レール(移動手段)
13 スライドブロック(移動手段)
14 可動フレーム(移動手段)
15 横移動用シリンダ(移動手段)
16 上下移動用シリンダ(移動手段)
21 基材
22 弾性板材
23 貫通孔
24 吸引手段
25 配管ブロック
31 布
32 通気路
33 チェックバルブ
34 通気路
S シート部材

Claims (12)

  1. 搬送されるシート部材よりも大きな寸法を有する平板状の基材と、該基材の下面に貼り合わされた弾性板材と、これら基材及び弾性板材を貫通する複数の貫通孔と、該基材の上面側から前記貫通孔に連結された吸引手段と、前記弾性板材の下面に沿って形成された通気路と、前記基材を任意の位置に移動させる移動手段とを有すると共に、前記弾性板材の下面に凹凸形状を付与し、該凹凸形状に基づいて前記通気路を形成したことを特徴とするシート部材の搬送装置。
  2. 前記弾性板材のデュロメータ硬さが10〜40であることを特徴とする請求項に記載のシート部材の搬送装置。
  3. 前記弾性板材がシリコーンゴムから構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート部材の搬送装置。
  4. 前記弾性板材が独立気泡を内包する発泡体であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のシート部材の搬送装置。
  5. 前記吸引手段と前記貫通孔との間に前記弾性部材の面方向の位置に応じて前記吸引手段と前記貫通孔との連通状態を制御する配管ブロックを設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のシート部材の搬送装置。
  6. 前記吸引手段と各貫通孔との間にチェックバルブを設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のシート部材の搬送装置。
  7. 搬送されるシート部材よりも大きな寸法を有する平板状の基材と、該基材の下面に貼り合わされた弾性板材と、これら基材及び弾性板材を貫通する複数の貫通孔と、該基材の上面側から前記貫通孔に連結された吸引手段と、前記弾性板材の下面に沿って形成された通気路と、前記基材を任意の位置に移動させる移動手段とを有すると共に、前記弾性板材の下面に凹凸形状を付与し、該凹凸形状に基づいて前記通気路を形成した搬送装置を用いてシート部材を搬送する方法であって、
    前記吸引手段の吸引力に基づいてシート部材を前記弾性部材に沿わせて吸着し、前記移動手段により前記基材を移動させた後、前記吸引手段による吸引を停止することにより前記シート部材を前記弾性部材から離脱させることを特徴とするシート部材の搬送方法。
  8. 前記弾性板材のデュロメータ硬さが10〜40であることを特徴とする請求項に記載のシート部材の搬送方法。
  9. 前記弾性板材がシリコーンゴムから構成されることを特徴とする請求項7又は8に記載のシート部材の搬送方法。
  10. 前記弾性板材が独立気泡を内包する発泡体であることを特徴とする請求項のいずれかに記載のシート部材の搬送方法。
  11. 前記吸引手段と前記貫通孔との間に前記弾性部材の面方向の位置に応じて前記吸引手段と前記貫通孔との連通状態を制御する配管ブロックを設け、前記シート部材の寸法情報に基づいて前記吸引手段と前記貫通孔との連通状態を制御することを特徴とする請求項10のいずれかに記載のシート部材の搬送方法。
  12. 前記吸引手段と各貫通孔との間にチェックバルブを設け、該チェックバルブに基づいて前記吸引手段と前記貫通孔との連通状態を制御することを特徴とする請求項10のいずれかに記載のシート部材の搬送方法。
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