JP5556130B2 - 情報処理装置、電源制御方法、プログラム、および電源制御システム - Google Patents

情報処理装置、電源制御方法、プログラム、および電源制御システム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、電源制御方法、プログラム、および電源制御システムに関する。
近年、ノート型PC(Personal Computer)やデジタルカメラなどのように、例えば、バッテリなどの給電および充電が可能な電源装置と、AC(Alternating Current)アダプタなどの給電が可能な電源装置とが接続可能な情報処理装置が普及している。上記のような情報処理装置は、例えばバッテリとACアダプタの双方が接続される場合には、双方から給電を受けることができ、また、ACアダプタからの給電とバッテリへの充電とを行うことができる。
このような中、情報処理装置に接続された電源装置の種別に基づいて電源を制御する技術が開発されている。バッテリ装置が有する識別情報に関する判定と、バッテリ装置が所定の条件を満たしているか否かの判定とを行い、判定結果に応じてバッテリ装置の使用を禁止させる技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2007−109465号公報
接続された電源装置の種別に基づいて電源を制御する従来の技術(以下、「従来の技術」という。)を用いる情報処理装置(以下、「従来の情報処理装置」とよぶ場合がある。)は、バッテリ装置(電源装置に相当)が所定の条件を満たさない場合には、バッテリ装置の使用を禁止する。よって、従来の技術を用いる場合には、いわゆる改造バッテリ装置が情報処理装置に接続されたとしても当該改造バッテリ装置が実質的に機能しないようにすることができるので、正規のバッテリ装置のみを使用可能とすることができる。
しかしながら、従来の技術は、バッテリ装置が有する識別情報に関する判定と、所定の条件を満たしているか否かの判定とに基づいて、当該バッテリ装置を選択的に有効化しているに過ぎない。つまり、従来の技術を用いたとしても、情報処理装置に接続されている電源装置の有効化、または無効化が単に行われるだけである。よって、従来の技術を用いたとしても、情報処理装置に接続されている電源装置の組み合わせに基づいて、当該組み合わせに応じた接続されている電源装置からの給電や、当該組み合わせに応じた接続されている電源装置への充電の実現は、望むべくもない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、電源制御方法、プログラム、および電源制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、給電、または、給電および充電が可能であり、電源の種別を示す電源種別情報を記憶する第1の電源装置が接続される第1接続部と、給電が可能であり、電源種別情報を記憶する第2の電源装置が接続される第2接続部と、上記第1接続部における上記第1の電源装置の接続状態と、上記第2接続部における上記第2の電源装置の接続状態とに基づいて、上記第1接続部および第2接続部における接続状態の変化を判定する接続状態判定部と、上記接続状態判定部が接続状態に変化があったと判定した場合に、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置と、上記第2接続部に接続されている第2の電源装置とから電源種別情報を選択的に取得する電源識別情報取得部と、上記接続状態判定部における判定結果と、上記電源識別情報取得部が選択的に取得した電源識別情報とに基づいて、上記第1接続部および/または上記第2接続部に接続されている電源装置の種別を示す接続電源識別情報を管理する電源識別情報管理部と、上記接続電源識別情報と、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続された電源装置の種別に応じた処理が規定される電源制御情報とに基づいて、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御する電源制御部とを備える情報処理装置が提供される。
かかる構成により、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。
また、上記電源制御情報には、上記第1の電源装置の最大充電電流の情報と、上記第2の電源装置の最大給電電流の情報とが含まれ、上記接続電源識別情報が、上記第1の電源装置と上記第2の電源装置との双方が接続されていることを示す場合、上記電源制御部は、上記接続電源識別情報に対応する上記最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、上記接続電源識別情報に対応する上記最大給電電流の情報が示す最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、上記第1の電源装置に対する充電を行ってもよい。
また、上記電源制御情報に含まれる、上記接続電源識別情報に対応する第1の電源装置の最大充電電流の情報が、最大充電電流値が可変であることを示す場合、上記電源制御部は、上記第1接続部に接続されている上記第1の電源装置から最大充電電流の情報を、定期的または非定期的に取得し、取得された最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、上記接続電源識別情報に対応する上記最大給電電流の情報が示す最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、上記第1の電源装置に対する充電を行ってもよい。
また、上記情報処理装置の動作状態を判定する動作状態判定部をさらに備え、上記電源制御部は、さらに上記動作状態判定部の判定結果に基づいて、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御してもよい。
上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、給電、または、給電および充電が可能であり、電源の種別を示す電源種別情報を記憶する第1の電源装置が接続される第1接続部における上記第1の電源装置の接続状態と、給電が可能であり、電源種別情報を記憶する第2の電源装置が接続される第2接続部における上記第2の電源装置の接続状態とに基づいて、上記第1接続部および第2接続部における接続状態の変化を判定するステップと、上記判定するステップにおいて接続状態に変化があったと判定した場合に、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置と、上記第2接続部に接続されている第2の電源装置とから電源種別情報を選択的に取得するステップと、上記判定するステップにおける判定結果と、上記取得するステップにおいて選択的に取得された電源識別情報とに基づいて、上記第1接続部および/または上記第2接続部に接続されている電源装置の種別を示す接続電源識別情報を管理するステップと、上記接続電源識別情報と、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続された電源装置の種別に応じた処理が規定される電源制御情報とに基づいて、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御するステップとを有する電源制御方法が提供される。
かかる方法を用いることにより、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、給電、または、給電および充電が可能であり、電源の種別を示す電源種別情報を記憶する第1の電源装置が接続される第1接続部における上記第1の電源装置の接続状態と、給電が可能であり、電源種別情報を記憶する第2の電源装置が接続される第2接続部における上記第2の電源装置の接続状態とに基づいて、上記第1接続部および第2接続部における接続状態の変化を判定するステップ、上記判定するステップにおいて接続状態に変化があったと判定した場合に、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置と、上記第2接続部に接続されている第2の電源装置とから電源種別情報を選択的に取得するステップ、上記判定するステップにおける判定結果と、上記取得するステップにおいて選択的に取得された電源識別情報とに基づいて、上記第1接続部および/または上記第2接続部に接続されている電源装置の種別を示す接続電源識別情報を管理するステップ、上記接続電源識別情報と、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続された電源装置の種別に応じた処理が規定される電源制御情報とに基づいて、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
かかるプログラムを用いることにより、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。
上記目的を達成するために、本発明の第4の観点によれば、給電、または、給電および充電が可能であり、電源の種別を示す電源種別情報を記憶する第1の電源装置と、給電が可能であり、電源種別情報を記憶する第2の電源装置と、上記第1の電源装置、および/または、上記第2の電源装置が接続され、接続されている上記第1の電源装置および/または上記第2の電源装置からの給電、上記第1の電源装置への充電を制御する情報処理装置とを有し、上記情報処理装置は、上記第1の電源装置が接続される第1接続部と、上記第2の電源装置が接続される第2接続部と、上記第1接続部における上記第1の電源装置の接続状態と、上記第2接続部における上記第2の電源装置の接続状態とに基づいて、上記第1接続部および第2接続部における接続状態の変化を判定する接続状態判定部と、上記接続状態判定部が接続状態に変化があったと判定した場合に、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置と、上記第2接続部に接続されている第2の電源装置とから電源種別情報を選択的に取得する電源識別情報取得部と、上記接続状態判定部における判定結果と、上記電源識別情報取得部が選択的に取得した電源識別情報とに基づいて、上記第1接続部および/または上記第2接続部に接続されている電源装置の種別を示す接続電源識別情報を管理する電源識別情報管理部と、上記接続電源識別情報と、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続された電源装置の種別に応じた処理が規定される電源制御情報とに基づいて、上記第1接続部と上記第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、上記第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御する電源制御部とを備える電源制御システムが提供される。
かかる構成により、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことが可能な電源制御システムが提供される。
本発明によれば、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。
本発明の実施形態に係る電源制御システムの概要を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る電源制御情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る電源制御情報に含まれる制御対象の電源装置に関する情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る電源制御情報に含まれる制御対象の電源装置に関する情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第1の電源装置への充電制御の第1の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る電源制御情報に含まれる制御対象の電源装置に関する情報の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第1の電源装置への充電制御の第2の例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第1の電源装置への充電制御の他の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第1の電源装置への充電制御の他の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における第1の電源装置への充電制御の他の例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における電源制御に係る処理の一例を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置における変数B設定処理(接続状態検出処理)の一例を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置が備えるマイクロコンピュータのハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の他の例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下では、下記に示す順序で説明を行う。
1.本発明の実施形態に係るアプローチ
2.本発明の実施形態に係る電源制御システム
3.本発明の実施形態に係るプログラム
(本発明の実施形態に係るアプローチ)
本発明の実施形態に係る電源制御システム(以下、「電源制御システム1000」とよぶ場合がある。)を構成する各装置の構成について説明する前に、本発明の実施形態に係る電源制御アプローチについて説明する。
[電源制御システム1000の概要]
図1は、本発明の実施形態に係る電源制御システム1000の概要を示す説明図である。電源制御システム1000は、情報処理装置100と、第1の電源装置200と、第2の電源装置300とを有する。
情報処理装置100には、第1の電源装置200、および/または、第2の電源装置300が接続され、情報処理装置100は、接続されている電源装置から給電を受けて駆動し、様々な処理を行う。また、電源制御システム1000では、後述する本発明の実施形態に係る電源制御アプローチに係る処理を主導的に行う役目を果たす。なお、図1では、情報処理装置100として、デジタルカメラを示しているが、上記に限られない。
第1の電源装置200は、電源種別情報を記憶し、給電、または、給電および充電が可能な電源装置である。情報処理装置100に接続された場合、第1の電源装置200は、情報処理装置100に電源を供給し、また、情報処理装置100により制御された充電電流により充電を行う(給電および充電が可能な場合)。また、第1の電源装置200は、情報処理装置100に接続された場合、情報処理装置100に電源を供給する(給電が可能な場合)。
ここで、本発明の実施形態に係る電源種別情報とは、電源の種別を示す情報である。情報処理装置100は、電源装置から電源種別情報を取得することによって、どのような電源装置が接続されているのかを識別することができる。電源種別情報としては、例えば、二次電池や、一次電池、ACアダプタなど、電源装置の分類を示す識別情報(例えば、ID)が挙げられるが、上記に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る電源種別情報は、電源装置の機種ごとに固有の識別情報であってもよい。電源種別情報が、電源装置の機種ごとに固有の識別情報を示す例としては、例えば、“二次電池が、リチウムイオン合金系の二次電池であるか、リチウムイオンポリマー系の二次電池かなど”や、“ACアダプタが、4.2[V]出力用のものであるか、8.4[V]出力用のものかなど”によって、別の識別情報が割り当てることが挙げられる。また、電源種別情報は、例えば、二次電池が、単セルの二次電池か、2セルが直列に接続された二次電池か、2セルが並列に接続された二次電池かなどによって、別の識別情報が割り当てられていてもよい。
上記のように電源種別情報が電源装置の機種ごとに固有の識別情報であるなどの場合には、電源種別情報は、例えば、一の電源装置の分類に含まれる電源装置を、最大受電電流や最大給電電流などによりさらに分類することが可能となる。
また、第1の電源装置200としては、例えば、リチウムイオン二次電池やリチウムイオンポリマー二次電池などの二次電池が挙げられるが、上記に限られない。例えば、第1の電源装置200は、一次電池であってもよい。
第2の電源装置300は、電源種別情報を記憶し、給電が可能な電源装置である。情報処理装置100に接続された場合、第2の電源装置300は、情報処理装置100に電源を供給する。
ここで、第2の電源装置300としては、例えば、ACアダプタや、太陽電池、燃料電池、外付け電池(例えば、外付けの一次電池、二次電池)、手動発電機などが挙げられるが、上記に限られない。
電源制御システム1000は、例えば図1に示すように、情報処理装置100に、第1の電源装置200、および/または、第2の電源装置300が選択的に接続され、情報処理装置100への給電や、第1の電源装置200への充電を行う。
なお、図1では、電源制御システム1000が2つの電源装置を有する構成を示しているが、本発明の電源制御システムは、上記に限られない。例えば、本発明の電源制御システムは、3以上の複数の電源装置が情報処理装置100に接続されてもよい。上記の構成であっても、本発明の実施形態に係る電源制御システムでは、後述する電源制御アプローチにより、情報処理装置100が接続されている電源装置の電源制御を行うことができる。
[電源制御アプローチの概要]
次に、本発明の実施形態に係る電源制御アプローチの概要について説明する。以下では、本発明の実施形態に係る電源制御システムが、図1に示すように、第1の電源装置200と第2の電源装置300という2つの電源装置が情報処理装置100に接続されうる場合を主に例に挙げて説明する。また、以下では、情報処理装置100に接続されうる第1の電源装置200と第2の電源装置300とを、総称して「電源装置」とよぶ場合がある。
上述したように、従来の技術を用いる従来の情報処理装置は、接続されている電源装置の有効化、または無効化を単に行うに過ぎない。よって、従来の技術を用いたとしても、情報処理装置に接続されている電源装置の組み合わせに応じた接続されている電源装置からの給電や、当該組み合わせに応じた接続されている電源装置への充電を行うことはできない。
電源制御システム1000では、情報処理装置100が、接続されている電源装置の組み合わせに基づいて、接続されている電源装置に対する接続されている電源装置の組み合わせに応じた電源制御を行う。上記によって、情報処理装置100は、接続されている第1の電源装置200、および/または、第2の電源装置300からの給電や、接続されている第1の電源装置200への充電などを、接続されている電源装置の組み合わせ応じて制御することができる。
より具体的には、情報処理装置100は、例えば、以下の(1)処理〜(4)の処理を行うことによって、接続されている電源装置の組み合わせ応じた電源制御を実現する。ここで、下記に示す(1)の処理〜(4)の処理は、本発明の実施形態に係る電源制御方法に係る処理の一例と捉えることができる。
(1)接続状態の変化判定処理
情報処理装置100は、第1の電源装置200が接続される第1接続部への第1の電源装置200の接続状態と、第2の電源装置300が接続される第2接続部への第2の電源装置300の接続状態とをそれぞれ検出する。そして、情報処理装置100は、検出結果に基づいて、電源装置の接続状態の変化の有無を判定する。
ここで、第1接続部における接続状態、および第2接続部における接続状態それぞれは、例えば、下記の方法で検出することができる。なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における接続状態の検出方法が、下記の方法に限られないことは、言うまでもない。以下では、情報処理装置100が備える第1接続部、第2接続部を、総称して「接続部」とよぶ場合がある。
〔接続状態の検出方法の一例〕
・接続部に設けられたメカスイッチのON(接続されている状態)、/OFF(接続されていない状態)に基づく検出
・信号線の信号レベルに基づく検出。例えば、接続部に電源装置が接続されたとき、ハイ(High)レベルの信号線がロー(Low)端子に接触することにより、信号レベルがハイからローに変化することによって、接続状態の変化が検出される。
・電源装置から供給されるUNREG電圧のレベルをADコンバータ(Analog to Digital converter)で測定し、測定結果が基準値以上であるか否かに基づく検出
情報処理装置100は、例えば上記の検出方法を用いることによって、第1接続部、第2接続部それぞれの接続状態を検出し、接続部の接続状態の変化を判定する。例えば上記のように接続部の接続状態の変化を判定することによって、情報処理装置100は、電源装置の挿抜を検出することができる。
(2)電源種別情報の取得処理
情報処理装置100は、上記(1)の処理における判定結果に基づいて、接続されている電源装置から電源種別情報を選択的に取得する。より具体的には、情報処理装置100は、上記(1)の処理において接続状態の変化があったと判定された場合に、接続されている電源装置から電源種別情報を取得する。
ここで、情報処理装置100は、例えば、電源種別情報の送信を要求する電源種別情報送信命令を接続部を介して電源装置に送信することによって、接続部に接続されている電源装置から電源種別情報を直接的に取得するが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、制御対象の電源装置に対応する電源種別情報(例えばID)を接続部を介して順次送信し、電源装置から応答があった場合に、当該応答に対応する電源種別情報を、接続されている電源装置の電源種別情報とすることもできる(間接的な電源種別情報の取得)。なお、上記のように間接的に電源種別情報を取得する場合には、情報処理装置100は、例えば、後述する電源制御情報に記録されている、制御対象の電源装置に対応する電源種別情報のみを送信することによって、例えば、通信時間や通信量を低減させることが可能である。
(3)接続電源識別情報の管理処理
情報処理装置100は、上記(1)の処理における判定結果と、上記(2)の処理において選択的に取得される電源種別情報とに基づいて、第1接続部および/または第2接続部に接続されている電源装置の種別を示す接続電源識別情報を管理する。
より具体的には、情報処理装置100は、上記(1)の処理において接続状態の変化があったと判定されない場合には、接続電源識別情報の更新を行わない。
また、情報処理装置100は、上記(1)の処理において接続状態の変化があったと判定された場合には、上記(2)の処理において取得された電源種別情報に基づいて、接続電源識別情報を更新する。ここで、情報処理装置100における接続電源識別情報の更新方法としては、例えば、記憶されている接続電源識別情報を削除して、取得された電源種別情報に基づく新たな接続電源識別情報を記憶することが挙げられるが、上記に限られない。
ここで、情報処理装置100は、取得された電源種別情報そのものを、それぞれ接続電源識別情報として記憶するが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、取得された電源種別情報を1つのファイル記録することにより、取得された電源種別情報を1つの接続電源識別情報として記憶することもできる。上記いずれの場合であっても、情報処理装置100は、記憶されている接続電源識別情報を参照することによって、接続部に接続されている電源装置の種別を一意に特定することができる。なお、情報処理装置100が、接続電源識別情報を参照することによって接続部に接続されている電源装置の種別を一意に特定することが可能であれば、どのような形式の接続電源識別情報であってもよい。
(4)電源制御処理
情報処理装置100は、接続電源識別情報と、電源制御情報とに基づいて、第1接続部と前第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御する。
ここで、本発明の実施形態に係る電源制御情報とは、第1接続部と第2接続部とに接続された電源装置の種別に応じた処理が規定される情報である。また、本発明の実施形態に係る電源制御情報は、例えば、第1の電源装置200の最大充電電流の情報や、第2の電源装置300の最大給電電流の情報、第1の電源装置200の最大給電電流の情報など、制御対象の電源装置に関する情報をさらに含んでいてもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る電源制御情報の一例を示す説明図である。また、図3、図4は、本発明の実施形態に係る電源制御情報に含まれる制御対象の電源装置に関する情報の一例を示す説明図である。ここで、図3は、第1の電源装置200の最大充電電流の情報の一例を示しており、また、図4は、第2の電源装置300の最大給電電流の情報の一例を示している。また、図3、図4では、電源装置を示すID(電源識別情報の一例)が、16進数で表された場合を示しているが、上記に限られない。
図2に示すように、本発明の実施形態に係る電源制御情報には、第1接続部に接続される第2の電源装置300の種別(図2のA)と、第2接続部に接続される第1の電源装置200の種別(図2のB)との組み合わせに応じた、給電に関する処理(図2のC)および充電に関する処理(図2のD)が規定される。
ここで、図2のA、図2のBに示す“×”は、電源装置が接続されていない場合、または、電源制御情報が取得できなかった場合(すなわち、制御対象外の電源装置が接続されている場合)を示している。また、図2のC、図2のDに示す“×”は、充電または給電を行わないことを示し、図2のC、図2のDに示す“○”は、充電または給電を行うことを示している。
情報処理装置100は、接続電源識別情報により接続部に接続されている電源装置の種別を一意に特定することができるので、電源制御情報を用いることによって、接続されている電源装置に適した電源制御を行うことができる。
なお、本発明の実施形態に係る電源制御情報は、図2に示す例に限られない。例えば、図2では、接続される電源装置の種別を「電源装置の名称」で示しているが、「ID」(例えば、ID群や、“0**”や“1**”などのワイルドカードを用いたID)で示されていてもよい。
また、電源制御情報は、情報処理装置100の製造時等において情報処理装置100に予め記憶されるが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100が、サーバなどの外部装置と通信する機能を有する場合には、外部装置から新たな電源制御情報を適宜取得して記憶することもできる。
〔電源制御の一例〕
ここで、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源制御の一例について説明する。以下では、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源制御の一例として、接続電源識別情報が示す情報処理装置100に接続された電源装置が、図2のに示す組み合わせの電源装置である場合を例に挙げて説明する。また、以下では、情報処理装置100が、第1の電源装置200への充電、および第2の電源装置300からの給電を制御する場合を例に挙げて説明する。
〔1〕第1の例
上記のように、情報処理装置100は、接続電源識別情報に基づいて接続されている電源装置を一意に特定することができる。以下では、情報処理装置100における電源制御の第1の例として、特定された第1の電源装置200が、図3のFに示すように最大充電電流が1200mAの電源装置であり、また、特定された第2の電源装置300が、図4のGに示すように最大給電電流が1000mAの電源装置である場合を例に挙げて説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における第1の電源装置200への充電制御の第1の例を示す説明図である。ここで、図5は、第1の電源装置200が、リチウムイオン二次電池の場合における充電制御の一例を示している。
ここで、第1の電源装置200がリチウムイオン二次電池の場合には、例えば、通常電圧が低いときは定電流充電が行われ(図5のt0−t1期間に対応)、充電により電圧が上昇してくると定電圧充電が行われる(図5のt1−t2期間に対応)。また、定電流充電から定電圧充電への切替は、定電流充電時の充電電流と定電圧充電時の充電電流が等しくなるタイミングで行われる。
情報処理装置100は、定電流充電を行う場合、接続された第1の電源装置200の最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、接続された第2の電源装置300の最大給電電流の情報が示す最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、第1の電源装置200に対する充電を行う。例えば第1の例のように、接続されている第1の電源装置200の最大充電電流値が1200mAであり、接続されている第2の電源装置300の最大給電電流が1000mAである場合には、情報処理装置100は、上限である1000mAにて充電を行う。
情報処理装置100が、例えば図5に示すように第1の電源装置200への充電制御を行うことによって、第1の電源装置200の最大充電電流値を超えず、かつ、充電を行うことが可能な最大の電流値にて第1の電源装置200への充電を行うことができる。したがって、情報処理装置100は、例えば図5に示すように第1の電源装置200への充電制御を行うことによって、安全かつ最短時間で第1の電源装置200への充電を行うことができる。
〔2〕第2の例
上記では、情報処理装置100における電源制御の第1の例として、充電対象の第1の電源装置200の最大充電電流値が、一定値として規定されている場合における充電制御の一例について説明した。
ここで、例えば、二次電池のセルは、温度や劣化度合いにより充電可能な最大電流値は変わる。また、例えば二次電池は、常温であれば大電流により充電可能であるが、高温になると充電電流による発熱の影響が無視できないため、安全性の観点から大電流での充電は望ましくない。また、例えば二次電池は、低温になると電池の内部インピーダンスが大きくなるために、同じ電流で充電する場合でも高電圧をかけなければならず、安全性の観点から大電流での充電は望ましくない。さらに、例えば二次電池は、劣化が進むと電池の内部インピーダンスが大きくなるために、同じ電流で充電する場合でも高電圧をかけなければならず、安全性の観点から大電流での充電は望ましくない。そのため、図3に示すような各電源装置の最大充電電流値は、例えば、高温や低温での電源装置の使用や劣化した電源装置の使用を考慮して、決定される。
しかしながら、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源制御は、第1の例のように、制御対象の第1の電源装置200の最大充電電流値が一定値である場合における制御に限られない。
図6は、本発明の実施形態に係る電源制御情報に含まれる制御対象の電源装置に関する情報の一例を示す説明図である。ここで、図6は、第1の電源装置200の最大充電電流の情報の他の例を示している。また、図6では、図3、図4と同様に、電源装置を示すID(電源識別情報の一例)が、16進数で表された場合を示している。
以下では、情報処理装置100における電源制御の第2の例として、特定された第1の電源装置200が、図6のHに示すように最大充電電流値が可変に設定された電源装置であり、また、特定された第2の電源装置300が、図4のG示すように最大給電電流が1000mAの電源装置である場合を例に挙げて説明する。
図6のHに示すように、特定された第1の電源装置200が最大充電電流値が可変に設定された電源装置である場合には、情報処理装置100は、第1の電源装置200から最大充電電流の情報を、定期的または非定期的に取得する。ここで、最大充電電流の情報の取得方法としては、例えば、情報処理装置100が、第1の接続部を介して最大充電電流の情報の送信を要求する最大充電電流情報送信命令を第1の電源装置200に送信することにより、最大充電電流の情報を取得する方法が挙げられるが、上記に限られない。
そして、情報処理装置100は、取得された最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、接続された第2の電源装置300の最大給電電流の情報が示す最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、第1の電源装置200に対する充電を行う。
図7は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における第1の電源装置200への充電制御の第2の例を示す説明図である。ここで、図7は、図5と同様に、第1の電源装置200が、リチウムイオン二次電池の場合における充電制御の一例を示している。以下、第1の電源装置200への定電流充電期間(図7のt0−t1期間)における充電制御について説明する。
<a>t0−t01期間
t0において取得された最大給電電流の情報が示す最大給電電流値が700mAである場合、情報処理装置100は、最大給電電流の情報が示す最大給電電流値である700mAを上限として第1の電源装置200に対する充電を行う。
<b>t01−t02期間
t01において取得された最大給電電流の情報が示す最大給電電流値が1300mAである場合、情報処理装置100は、最大給電電流である1000mAを上限として第1の電源装置200に対する充電を行う。
<c>t02−t03期間
t02において取得された最大給電電流の情報が示す最大給電電流値が900mAである場合、情報処理装置100は、最大給電電流の情報が示す最大給電電流値である900mAを上限として第1の電源装置200に対する充電を行う。
<d>t03−t04期間
t03において取得された最大給電電流の情報が示す最大給電電流値が750mAである場合、情報処理装置100は、最大給電電流の情報が示す最大給電電流値である750mAを上限として第1の電源装置200に対する充電を行う。
<e>t04−t1期間
t04において取得された最大給電電流の情報が示す最大給電電流値が1200mAである場合、情報処理装置100は、最大給電電流である1000mAを上限として第1の電源装置200に対する充電を行う。
情報処理装置100が、例えば図7に示すように第1の電源装置200への充電制御を行うことによって、電源制御の第1の例と同様に、第1の電源装置200の最大充電電流値を超えず、かつ、充電を行うことが可能な最大の電流値にて第1の電源装置200への充電を行うことができる。したがって、情報処理装置100は、例えば図7に示すように第1の電源装置200への充電制御を行うことによって、電源制御の第1の例と同様に、安全かつ最短時間で第1の電源装置200への充電を行うことができる。
また、情報処理装置100は、第1の電源装置200から適宜取得した最大給電電流の情報に基づいて、第1の電源装置200への充電を制御するので、例えば図7に示すように、期間ごとに適した充電を行うことが可能な最大の電流値にて第1の電源装置200への充電を行うことができる。したがって、情報処理装置100は、例えば図7に示すように第1の電源装置200への充電制御を行うことによって、電源制御の第1の例よりも高温や低温での電源装置の使用の影響や劣化した電源装置の使用の影響がより考慮された、より充電効率のよい充電制御を行うことができる。
〔3〕その他の例
本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源制御は、上記第1の例、上記第2の例に限られない。図8〜図10は、本発明の実施形態に係る情報処理装置における第1の電源装置への充電制御の他の例を説明するための説明図である。以下では、第1の電源装置200が、リチウムイオン二次電池である場合を例に挙げて説明する。
ここで、図8、図9は、定電流充電と定電圧充電とを組み合わせた充電制御の一例を示している。なお、図8は、情報処理装置100がt0−t1期間に定電流充電を行い、かつt1−t2期間に定電圧充電を行う、上記第1の例に係る電源制御に相当する。また、図10は、情報処理装置100が、t0−t2期間に定電圧充電を行う例を示している。
上述したように、図5、図8に示す第1の例に係る電源制御が行われる場合には、情報処理装置100は、安全かつ最短時間で第1の電源装置200に対する充電を行うことが可能である。上記に対して、図9に示す電源制御では、t0−t1期間における定電流充電を、t0−t05期間では電流値I0で行い、t05−t1期間では電流値I1(I1>I0)で行う。
第1の電源装置200がリチウムイオン二次電池である場合、第1の電源装置200は、充電保護用FET(Field Effect Transistor)と放電保護用FETとを有する。ここで、充電保護用FET、放電保護用FETを動作させる終止電圧が小さく設定されている場合には、充電開始時において低い電圧で通常の充電電流が流れるとセルの劣化が急速に進む恐れがある。よって、上記の場合には、情報処理装置100は、上記セルの急速な劣化を防止するために、図9に示すような電源制御を行う。
また、充電保護用FET、放電保護用FETを動作させる終止電圧が大きく設定されている場合には、充電開始時から定電圧充電を行っても、充電電流は許容範囲内となる。よって、上記の場合には、情報処理装置100は、図10に示すような定電圧充電による電源制御を行うことができる。
情報処理装置100は、(4)の処理として、例えば、上記〔1〕〜〔3〕に示すような電源制御を行う。
なお、上記では、第1の電源装置200への充電に主眼をおいて本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源制御を説明したが、上記に限られない。例えば、接続されている第2の電源装置300が4.2[V]出力および8.4[V]出力など複数の出力に対応しているACアダプタである場合には、情報処理装置100は、出力電圧を指定する出力制御命令を第2の電源装置300に送信することにより、第2の電源装置300からの給電を制御することもできる。
また、上記では、情報処理装置100が、(4)の処理として、接続電源識別情報と、電源制御情報とに基づいて、接続部に接続されている電源装置の電源制御を行うことを示したが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、情報処理装置100の動作状態を判定し、判定された動作状態と、接続電源識別情報と、電源制御情報とに基づいて、接続部に接続されている電源装置の電源制御を行うこともできる。
ここで、情報処理装置100が電源制御に用いる動作状態としては、例えば、図2のDに示すように“セットON中”か“セットOFF中”かが挙げられる。図2のDに示すセットOFFとは、情報処理装置100が待機状態にあることを示しており、また、図2のDに示すセットONとは、上記待機状態が解除された状態に相当する。
なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100が電源制御に用いる動作状態は、図2のDに示す例に限られない。例えば、情報処理装置100は、情報処理装置100が有する機能が制限された省電力状態か、または、当該省電力モードが解除された状態かを判定し、判定された状態を電源制御に用いる動作状態として用いることもできる。
情報処理装置100が、さらに動作状態に基づいて接続部に接続されている電源装置の電源制御を行うことによって、例えば図2のDに示すように、動作状態に応じて電源制御を切り替えることができる。
情報処理装置100は、例えば上記(1)処理〜上記(4)の処理を行うことによって、接続されている電源装置の組み合わせ応じた電源制御を実現することができる。
[電源制御アプローチに係る処理]
次に、上記電源制御アプローチに係る情報処理装置100における処理について、より具体的に説明する。図11は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源制御に係る処理の一例を示す流れ図である。以下では、本発明の実施形態に係る電源制御システム1000が、図1に示すように、第1の電源装置200と第2の電源装置300という2つの電源装置が情報処理装置100に接続されうる場合における処理を例に挙げて説明する。
情報処理装置100は、変数A=00(2進数)、変数B=00(2進数)を設定する(S100;初期値設定処理)。ここで、ステップS100の処理は、例えば、情報処理装置100に最初に電源装置が接続された場合や、電源装置からの給電が途絶えた後に再度電源装置から給電がされた場合、あるいは、ユーザのリセット操作により初期状態に設定された場合などに選択的に行われる。なお、情報処理装置100は、初期設定フラグなどのフラグを用いてステップS100に係る初期値設定処理を行うか否かを判定することができるが、上記に限られない。
情報処理装置100は、変数B設定処理を行う(S102)。ここで、ステップS102の処理は、接続部に接続されている電源装置の接続状態を検出する接続状態検出処理に相当する。
〔変数B設定処理(接続状態検出処理)〕
図12は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における変数B設定処理(接続状態検出処理)の一例を示す流れ図である。
情報処理装置100は、第1の電源装置200が第1接続部に接続されているか否かを判定する(S200)。ここで、情報処理装置100は、例えば第1接続部に設けられたメカスイッチの状態など、上述した接続状態の検出方法を用いてステップS200の判定を行う。
ステップS200において第1の電源装置200が第1接続部に接続されていると判定された場合には、情報処理装置100は、“変数B=(変数B)OR(10(2進数))”の演算を行う(S202)。
また、ステップS200において第1の電源装置200が第1接続部に接続されていると判定されない場合には、情報処理装置100は、“変数B=(変数B)AND(01(2進数))”の演算を行う(S204)。
ステップS202の処理、または、ステップS204の処理が完了すると、情報処理装置100は、第2の電源装置300が第2接続部に接続されているか否かを判定する(S206)。ここで、情報処理装置100は、ステップS200と同様に、例えば第2接続部に設けられたメカスイッチの状態など、上述した接続状態の検出方法を用いてステップS206の判定を行う。
ステップS206において第2の電源装置300が第2接続部に接続されていると判定された場合には、情報処理装置100は、“変数B=(変数B)OR(01(2進数))”の演算を行う(S208)。
また、ステップS206において第2の電源装置300が第2接続部に接続されていると判定されない場合には、情報処理装置100は、“変数B=(変数B)AND(10(2進数))”の演算を行う(S210)。
ステップ202の処理またはS204の処理と、S208の処理またはステップS210の処理とによって、変数Bは、接続状態に応じた値となる。よって、情報処理装置100は、図12に示す処理を行うことによって、電源装置の接続部への接続状態を検出することができる。なお、本発明の実施形態に係る接続状態検出処理が、図12に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
再度図11を参照して、情報処理装置100における電源制御に係る処理の一例について説明する。ステップS102において接続状態に応じた変数Bが設定されると、情報処理装置100は、“変数A≠変数B”であるか否かを判定する(S104)。ここで、“変数A≠変数B”である場合とは、第1接続部、および/または、第2接続部における電源装置の接続状態が変化したことに該当し、また、“変数A≠変数B”ではない場合とは、接続部における接続状態に変化がないことに該当する。よって、ステップS104の処理は、情報処理装置100における第1の電源装置200、および/または、第2の電源装置300の挿抜判定処理と捉えることができる。
情報処理装置100は、ステップS102の処理およびステップS104の処理によって、接続部における電源装置の接続状態の変化を検出することができる。よって、ステップS102の処理およびステップS104の処理は、上記(1)の処理(接続状態の変化判定処理)と捉えることができる。
ステップS104において“変数A≠変数B”であると判定されない場合には、情報処理装置100は、後述するステップS112の処理を行う。
また、ステップS104において“変数A≠変数B”であると判定された場合には、情報処理装置100は、変数Aの値を“変数A=変数B”に更新する(S106)。
なお、図11では、情報処理装置100が、後述するステップS108の処理およびS110の処理の前にステップS106の処理を行う例を示しているが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、ステップS106の処理と、ステップS108の処理およびS110の処理とをそれぞれ独立に行うことができる。つまり、情報処理装置100は、例えば、ステップS108の処理およびS110の処理の後にステップS106の処理を行うことができ、また、ステップS106の処理とステップS108の処理およびS110の処理とを同期して行うこともできる。
情報処理装置100は、接続部に接続されている電源装置から電源種別情報を取得する(S108)。ここで、情報処理装置100は、例えば、電源種別情報の送信を要求する電源種別情報送信命令を接続部を介して電源装置に送信することによって、接続部に接続されている電源装置から電源種別情報を取得するが、上記に限られない。ステップS108の処理は、上記(2)の処理(電源種別情報の取得処理)に該当する。
ステップS108の処理において接続部に接続されている電源装置から電源種別情報が取得されると、情報処理装置100は、接続電源種別情報を更新する(S110)。ここで、情報処理装置100は、例えば、記憶されている接続電源識別情報を削除して、取得された電源種別情報に基づく新たな接続電源識別情報を記憶することにより接続電源種別情報を更新するが、上記に限られない。ステップS110の処理は、上記(3)の処理(接続電源識別情報の管理処理)に該当する。
ステップS104において“変数A≠変数B”であると判定されない場合、または、ステップS110において接続電源種別情報が更新された場合には、情報処理装置100は、情報処理装置100の動作状態を判定する(S112)。
ここで、情報処理装置100は、例えば、待機状態にあるか否かや、省電力状態にあるか否かなどを判定することによって、ステップS112の処理を行うが、上記に限られない。なお、情報処理装置100が動作状態に基づいて電源制御を行わない場合には、情報処理装置100は、ステップS112の処理を行わなくてもよい。
ステップS112において動作状態が判定されると、情報処理装置100は、接続電源識別情報と、電源制御情報と、ステップS112において判定した動作状態とに基づいて、接続部に接続されている電源装置の電源制御を行う(S114)。そして、情報処理装置100は、ステップS102から処理を繰り返す。
ここで、図11では、情報処理装置100が、ステップS114の処理において接続電源識別情報、電源制御情報、および動作状態に基づいて電源制御を行うことを示しているが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100が動作状態に基づいて電源制御を行わない場合には、情報処理装置100は、接続電源識別情報、および電源制御情報に基づいて電源制御を行うこともできる。
よって、ステップS112の処理およびステップS114の処理、または、ステップS112の処理が行われない場合におけるステップS114の処理上記(4)の処理(電源制御処理)に該当する。
情報処理装置100は、例えば図11の処理によって、上記(1)の処理(接続状態の変化判定処理)〜上記(4)の処理(電源制御処理)を実現することができる。したがって、情報処理装置100は、例えば図11の処理によって、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100における電源制御に係る処理が、図11に示す処理に限られないことは、言うまでもない。
(本発明の実施形態に係る電源制御システム)
次に、上述した本発明の実施形態に係る電源制御アプローチを実現することが可能な、電源制御システム1000の構成例について説明する。以下では、本発明の実施形態に係る電源制御システム1000が、図1に示すように、第1の電源装置200と第2の電源装置300という2つの電源装置が情報処理装置100に接続されうる場合における構成を例に挙げて説明する。
[情報処理装置100]
図13は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。ここで、図13では、第1の電源装置200と第2の電源装置300とが情報処理装置100に接続されている場合を示している。以下、第1の電源装置200と第2の電源装置300とが情報処理装置100に接続されている場合を例に挙げて説明する。
情報処理装置100は、第1接続部102と、第2接続部104と、受電・充電部106と、記憶部108と、制御部110と、操作部112と、表示部114とを備える。
また、情報処理装置100は、例えば、ROM(Read Only Memory;図示せず)や、RAM(Random Access Memory;図示せず)、撮像を行うための撮像部(図示せず)などを備えてもよい。情報処理装置100は、例えば、データの伝送路としてのバス(bus)により各構成要素間を接続する。
ここで、ROM(図示せず)は、制御部110が使用するプログラムや演算パラメータなどの制御用データを記憶する。RAM(図示せず)は、制御部110により実行されるプログラムなどを一次記憶する。
〔情報処理装置100のハードウェア構成例〕
図14は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示す説明図である。ここで、図14では、情報処理装置100が、例えば図1に示すようなデジタルカメラである場合におけるハードウェア構成の一例を示している。
また、図14では、図13に示す第1の電源装置200および第2の電源装置300のハードウェア構成の一例を併せて示している。ここで、図14では、第1の電源装置200が二次電池であり、第2の電源装置300がACアダプタである場合のハードウェア構成の一例を示してる。第1の電源装置200および第2の電源装置300のハードウェア構成の一例については、後述する。
なお、以下では、情報処理装置100、第1の電源装置200、第2の電源装置300それぞれのハードウェア構成について図面を参照して説明するが、各図において“+”は+の電源端子(以下では、「+端子」とよぶ場合がある。)、“−”は−の電源端子(以下では、「−端子」とよぶ場合がある。)、“C”は通信端子であるものとする。
情報処理装置100は、第1接続回路150と、第2接続回路152と、受電・充電回路154と、マイクロコンピュータ156と、記録媒体158と、シャッターボタン160と、撮像機構162とを有する。
第1接続回路150は、第1接続部102として機能し、第1の電源装置200が接続される。第1接続回路150は、第1の電源装置200からの給電、または第1の電源装置200への充電のための+端子と、−端子とを有する。また、第1接続回路150は、第1の電源装置200(厳密には、後述するマイクロコンピュータ206)と通信を行うための通信端子を有する。なお、図14では示していないが、第1接続部102は、第1の電源装置200を内蔵するための電源スロットや、第1の電源装置200の接続を検出する機構(例えば、メカスイッチなど)などを有することもできる。
第2接続回路152は、第2接続部104として機能し、第2の電源装置300が接続される。第2接続回路152は、第2の電源装置300からの給電のための+端子と、−端子とを有し、また、第2の電源装置300(厳密には、後述するマイクロコンピュータ308)と通信を行うための通信端子を有する。なお、図14では示していないが、第2接続部104は、第2の電源装置300の接続を検出する機構(例えば、メカスイッチなど)などを有することもできる。
受電・充電回路154は、受電・充電部106として機能し、第1の電源装置200および/または第2の電源装置300から給電される電力を受電し、第1の電源装置200に対する充電を行う役目を果たす。受電回路154は、スイッチSW1〜SW4を有するスイッチ回路164と、ダイオードD1、D2と、定電圧定電流回路166と、定電圧回路168とを有する。
スイッチ回路164を構成するスイッチSW1〜SW4それぞれの一方の端子は、第1接続回路150の+端子および第2接続回路152の+端子に接続される。また、スイッチ回路164を構成するスイッチSW1〜SW3それぞれの他方の端子は、ダイオードD1あるいはダイオードD2を介して、または、直接的に、UNREG電源としての役目を果たす接点Pに接続される。また、スイッチ回路164を構成するスイッチSW4の他方の端子は、定電圧定電流回路166を介してUNREG電源としての役目を果たす接点Pに接続される。
また、スイッチ回路164を構成するスイッチSW1〜SW4それぞれは、マイクロコンピュータ156により制御され、受電、充電に応じて選択的にON/OFFされる。マイクロコンピュータ156による制御としては、例えば、第1の電源装置200から受電する場合にはスイッチSW1をOFFおよびスイッチSW2をONとし、また、第1の電源装置200に対する充電を行う場合にはスイッチSW1をONおよびスイッチSW2をOFFとすることが挙げられる。また、第2の電源装置300からの受電は、マイクロコンピュータ156によるスイッチSW3、SW4のON/OFF制御により実現される。
ここで、スイッチSW1〜SW4それぞれは、例えば、pチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field effect transistor)や、nチャネル型のMOSFETで構成されるが、上記に限られない。
定電圧定電流回路166は、マイクロコンピュータ156から伝達される出力制御信号に基づいて、定電圧、または定電流にてスイッチSW4からの入力に基づく出力を行う。定電圧定電流回路166を備えることによって、情報処理装置100は、例えば、図5、図7、図9、図10に示すような電源制御を実現することが可能となる。
定電圧回路168は、UNREG電源を定電圧化した電源をマイクロコンピュータ156へ供給する。
受電・充電回路154は、図14に示す構成によって、第1の電源装置200および/または第2の電源装置300から給電される電力を受電し、第1の電源装置200に対する充電を行うことができる。
マイクロコンピュータ156は、CPU(Central Processing Unit)や、制御機能を実現するための複数の回路が集積された集積回路などで構成され、情報処理装置100全体を制御する制御部110として機能する。また、マイクロコンピュータ156は、情報処理装置100において、後述する接続状態判定部120、電源識別情報取得部122、電源識別情報管理部124、動作状態判定部126、および電源制御部128としての役目を果たすこともできる。
図15は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100が備えるマイクロコンピュータ156のハードウェア構成の一例を示す説明図である。ここで、図15では、マイクロコンピュータ156の構成のうち、第1の通信装置200のマイクロコンピュータ206、第2の通信装置300のマイクロコンピュータ308それぞれとの通信に係る構成を示している。
また、図15では、第1の電源装置200が備えるマイクロコンピュータ206のハードウェア構成の一例と、第2の電源装置300が備えるマイクロコンピュータ308のハードウェア構成との一例とを併せて示している。ここで、図15では、マイクロコンピュータ206の構成、およびマイクロコンピュータ308の構成のうち、情報処理装置100との通信に係る構成を示している。マイクロコンピュータ206、マイクロコンピュータ308の構成については、後述する。
マイクロコンピュータ156の通信端子は、第1接続回路150の通信端子、および第2接続回路152の通信端子に接続される。マイクロコンピュータ156は、マイクロコンピュータ156の通信端子から出力する信号の信号レベル(ハイレベル/ローレベル)を選択的に切り替えることによって、第1の電源装置200、第2の電源装置300と通信を行う。また、マイクロコンピュータ156の−端子は、第1接続回路150の−端子、および第2接続回路152の−端子に接続される。
マイクロコンピュータ156の通信端子は、オープンドレイン端子であり、抵抗R2とダイオードD3とを介して、基準電圧VDDによりプルアップされる。また、マイクロコンピュータ156の通信端子は、FET3のドレイン端子に接続され、入力バッファB1を介してCPU180に接続される。
CPU180は、制御部110における情報処理装置100全体の制御に係る処理や、本発明の実施形態に係る電源制御に係る処理を主導的に行う役目を果たす。また、例えば上記(2)の処理(電源種別情報の取得処理)において、接続されている第1の電源装置200および第2の電源装置300と通信を行う場合、CPU180は、出力バッファB2を介してFET3のゲート端子に制御信号を印加して、FET3を選択的にON/OFFさせる。
より具体的には、マイクロコンピュータ156の通信端子から出力する信号のレベルをハイレベルとする場合、CPU180は、出力バッファB2を介してローレベルの制御信号をFET3のゲート端子に印加する。上記によってFET3はOFFとなるので、マイクロコンピュータ156の通信端子からは、抵抗R2とダイオードD3とを介して基準電圧VDDにより引っ張られることによって、ハイレベルの信号が出力される。
また、マイクロコンピュータ156の通信端子から出力する信号のレベルをローレベルとする場合、CPU180は、出力バッファB2を介してハイレベルの制御信号をFET3のゲート端子に印加する。上記によってFET3はONとなるので、マイクロコンピュータ156の通信端子からは、FET3に引っ張られることによって、ローレベルの信号が出力される。
マイクロコンピュータ156は、例えば、図15に示す構成によって通信端子の信号レベルを選択的に切り替えることによって、接続されている第1の電源装置200および第2の電源装置300と通信を行うことができる。また、マイクロコンピュータ156は、CPU180を備えることによって、情報処理装置100全体の制御に係る処理や、本発明の実施形態に係る電源制御に係る処理を主導的に行う役目を果たすことができる。
なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100が備えるマイクロコンピュータ156の通信に係る構成は、図15に示す構成に限られない。例えば、マイクロコンピュータ156は、第1の電源装置200、第2の電源装置300と暗号通信を行うための暗号化回路および復号化回路をさらに備えることもできる。ここで、情報処理装置100と第1の電源装置200、第2の電源装置300それぞれとは、例えば、公開鍵方式や共通鍵方式など様々な暗号化方式により暗号通信を行うことができるが、上記に限られない。
情報処理装置100が、第1の電源装置200、第2の電源装置300それぞれから暗号通信により電源識別情報を取得することによって、情報処理装置100における通信ノイズなどによる電源識別情報の誤認識の発生を防止することが可能となる。したがって、情報処理装置100と第1の電源装置200、第2の電源装置300それぞれとが暗号通信を行う場合には、仮に何らかの要因によって通信ノイズが発生したとしても、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御をより確実に行うことができる。
再度図14を参照して、情報処理装置100のハードウェア構成の一例について説明する。記録媒体158は、記憶部108として機能し、例えば、電源制御情報や、接続電源識別情報、アプリケーションなど、様々なデータを記憶する。
ここで、記録媒体158としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)などの磁気記録媒体や、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)が挙げられるが、上記に限られない。また、情報処理装置100は、情報処理装置100から着脱可能な記録媒体158を備えることもできる。
シャッターボタン160は、情報処理装置100のユーザが操作可能な操作部112として機能する。シャッターボタン160が押下された場合には、押下されたことを示す操作信号がマイクロコンピュータ156へ伝達され、マイクロコンピュータ156は、当該操作信号に基づいて撮像機構162を制御し、撮像機構162を用いた撮像を選択的に行わせる。
なお、本発明の実施形態に係る操作部112は、図14に示すシャッターボタン160に限られない。例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクター、あるいは、これらの組み合わせなど、情報処理装置100上に備えられる操作入力デバイスが、操作部112として機能することができる。また、情報処理装置100の外部装置としての操作入力デバイス(例えば、キーボードやマウスなど)が、本発明の実施形態に係る操作部112としての役目を果たすことができることは、言うまでもない。
撮像機構162は、撮像を行う撮像部(図示せず)として機能し、マイクロコンピュータ156により撮像が制御される。ここで、図14では、撮像機構162が、シャッター170とCCD(Charge Coupled Device)で構成される例を示しているが、上記に限られない。
情報処理装置100は、例えば、図14に示す構成によって、電源制御アプローチに係る処理を行うことができる。
なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成は、図14に示す構成に限られない。図16は、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の他の例を示す説明図である。ここで、図16では、図14と同様に、情報処理装置100が、例えば図1に示すようなデジタルカメラである場合におけるハードウェア構成の一例を示している。また、図16では、図14と同様に、図13に示す第1の電源装置200および第2の電源装置300のハードウェア構成の一例を併せて示している。
図14に示す情報処理装置100の構成と、図16に示す情報処理装置100の構成とを比較すると、図16に示す構成は、スイッチSW5を有するスイッチング回路184をさらに備えている。図16に示す情報処理装置100は、マイクロコンピュータ156がスイッチSW5を制御することによって、第1の電源装置200との通信と、第2の電源装置300との通信とを選択的に切り替える点が、図14に示す情報処理装置100と異なる。図16に示す構成であっても、情報処理装置100は、第1の電源装置200、第2の電源装置300それぞれと通信を行うことができる。
また、上記のように、図16に示す構成を有する情報処理装置100は、スイッチング回路184をさらに備える点を除けば、図14に示す構成と同様の構成を有する。したがって、図16に示す構成を有する情報処理装置100は、図14に示す構成を有する場合と同様に、電源制御アプローチに係る処理を行うことができる。
また、本発明の実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成は、図14、図16に示す構成に限られない。例えば、情報処理装置100は、表示部114として機能する表示デバイス(図示せず)や、外部装置と通信を行うための通信インタフェース(図示せず)などを備えることができる。
ここで、本発明の実施形態に係る表示デバイス(図示せず)としては、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や有機ELディスプレイ(organic ElectroLuminescence display。または、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display)ともよばれる。)などが挙げられるが、上記に限られない。なお、情報処理装置100の外部装置としての表示デバイス(外部ディスプレイなど)が、本発明の実施形態に係る表示部114としての役目を果たすこともできる。
また、本発明の実施形態に係る通信インタフェース(図示せず)としては、例えば、通信アンテナおよびRF回路(無線通信)や、IEEE802.15.1ポートおよび送受信回路(無線通信)、IEEE802.11bポートおよび送受信回路(無線通信)、あるいはLAN端子および送受信回路(有線通信)などが挙げられるが、上記に限られない。
再度図13を参照して、情報処理装置100の構成の一例について説明する。第1接続部102には、第1の電源装置200が接続される。第1接続部102は、例えば図14に示す第1接続回路150を有することによって、第1の電源装置200からの受電、第1の電源装置200への充電、および第1の電源装置200との通信を行う。
第2接続部104には、第2の電源装置300が接続される。第2接続部104は、例えば図14に示す第2接続回路152を有することによって、第2の電源装置300からの受電、および第2の電源装置300との通信を行う。
受電・充電部106は、第1の電源装置200および/または第2の電源装置300から給電される電力を受電し、第1の電源装置200に対する充電を行う役目を果たす。ここで、受電・充電部106は、例えば図14に示す受電回路154で構成されるが、上記に限られない。
記憶部108は、情報処理装置100が備える記憶手段である。ここで、記憶部108としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられるが、上記に限られない。
また、記憶部108は、例えば、電源制御情報や、接続電源識別情報、アプリケーションなど、様々なデータを記憶する。ここで、図13では、電源制御情報130と、接続電源識別情報132とが記憶部108に記憶されている例を示しているが、上記に限られない。
制御部110は、例えば、CPUや、各種処理回路が集積された集積回路などで構成され、情報処理装置100全体を制御する役目を果たす。また、制御部110は、接続状態判定部120と、電源識別情報取得部122と、電源識別情報管理部124と、動作状態判定部126と、電源制御部128とを備え、上述した電源制御アプローチに係る処理を主導的に行う役目を果たす。
なお、図13では、制御部110が動作状態判定部126を有する構成を示しているが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100が、上記(4)の処理(電源制御処理)において接続電源識別情報、および電源制御情報に基づいて電源制御を行う場合には、本発明の実施形態に係る情報処装置100の制御部は、動作状態判定部126を有していなくてもよい。以下では、図13に示すように、情報処理装置100が、上記(4)の処理(電源制御処理)において接続電源識別情報、電源制御情報、および動作状態に基づいて電源制御を行う場合の構成について主に説明する。
接続状態判定部120は、上記(1)の処理(接続状態の変化判定処理)を行う役目を果たす。より具体的には、接続状態判定部120は、第1接続部への第1の電源装置200の接続状態の検出結果と、第2接続部への第2の電源装置300の接続状態の検出結果とに基づいて、電源装置の接続状態の変化の有無を判定する。
また、接続状態判定部120は、判定結果を、電源識別情報取得部122と、電源識別情報管理部124と、動作状態判定部126とにそれぞれ伝達する。ここで、接続状態判定部120は、例えば、電源装置の接続状態の変化の有無を示すフラグを、判定結果として各部へ伝達するが、上記に限られない。
なお、本発明の実施形態に係る情報処装置100の制御部が、動作状態判定部126を有さない場合には、接続状態判定部120は、判定結果を、例えば、電源識別情報取得部122と、電源識別情報管理部124と、電源制御部128とにそれぞれ伝達する。
電源識別情報取得部122は、上記(2)の処理(電源種別情報の取得処理)を行う役目を果たす。より具体的には、電源識別情報取得部122は、接続状態判定部120から伝達される判定結果が接続状態の変化があったことを示す場合に、接続されている電源装置から電源種別情報を取得する。
また、電源識別情報取得部122は、取得された電源種別情報を、電源識別情報管理部124へ伝達する。
電源識別情報管理部124は、上記(3)の処理(接続電源識別情報の管理処理)を行う役目を果たす。より具体的には、電源識別情報管理部124は、接続状態判定部120から伝達される判定結果が接続状態の変化があったことを示さない場合には、記憶部108に記憶された接続電源識別情報132の更新を行わない。また、電源識別情報管理部124は、接続状態判定部120から伝達される判定結果が接続状態の変化があったことを示す場合には、電源識別情報取得部122から伝達される電源種別情報に基づいて、記憶部108に記憶された接続電源識別情報132を更新する。
また、電源識別情報管理部124は、接続電源識別情報の更新が完了すると、処理が完了した旨を動作状態判定部126へ伝達する。なお、本発明の実施形態に係る情報処装置100の制御部が、動作状態判定部126を有さない場合には、電源識別情報管理部124は、処理が完了した旨を電源制御部128へ伝達する。
動作状態判定部126は、上記(4)の処理(電源制御処理)の一部の処理を行う役目を果たす。より具体的には、動作状態判定部126は、例えば、接続状態判定部120から接続状態が変化していない旨の判定結果が伝達された場合、または、電源識別情報管理部124から処理が完了した旨の処理結果が伝達された場合に、情報処理装置100の動作状態を判定する。そして、動作状態判定部126は、判定結果を電源制御部128へ伝達する。
なお、本発明の実施形態に係る動作状態判定部126は、接続状態判定部120からの判定結果の伝達および電源識別情報管理部124からの処理結果の伝達によらずに、動作状態の判定を行い、定結果を電源制御部128へ伝達することも可能である。
電源制御部128は、上記(4)の処理(電源制御処理)を主導的に行う役目を果たす。より具体的には、電源制御部128は、記憶部108に記憶された電源制御情報130および接続電源識別情報132と、動作状態判定部126から伝達される動作状態に基づいて、接続されている電源装置および情報処理装置100の動作状態に応じた電源制御を行う。なお、本発明の実施形態に係る情報処装置100の制御部が、動作状態判定部126を有さない場合には、電源制御部128は、記憶部108に記憶された電源制御情報130および接続電源識別情報132に基づいて、接続されている電源装置に応じた電源制御を行う。
制御部110は、例えば、接続状態判定部120、電源識別情報取得部122、電源識別情報管理部124、動作状態判定部126、および電源制御部128を備えることによって、上述した電源制御アプローチに係る処理を主導的に行う役目を果たすことができる。
操作部112は、ユーザによる操作を可能とする情報処理装置100が備える操作手段である。情報処理装置100は、操作部112を備えることによって、ユーザ操作を可能とし、ユーザ操作に応じてユーザが所望する処理を行うことができる。ここで、操作部112としては、例えば、ボタン、方向キー、ジョグダイヤルなどの回転型セレクタ、あるいは、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
表示部114は、情報処理装置100が備える表示手段であり、表示画面に様々な情報を表示する。表示部114の表示画面に表示される画面としては、例えば、所望する動作を情報処理装置100に対して行わせるための他の操作画面などが挙げられる。ここで、表示部114としては、例えば、LCDや有機ELディスプレイなどが挙げられるが、上記に限られない。例えば、情報処理装置100は、表示部114を、タッチスクリーンで構成することもできる。上記の場合には、表示部114は、ユーザ操作および表示の双方が可能な操作表示部として機能することとなる。
情報処理装置100は、例えば図13に示す構成によって、電源制御アプローチに係る処理を実現することができる。したがって、情報処理装置100は、例えば図13に示す構成によって、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。
なお、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成は、図13に示す構成に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る情報処理装置100は、記憶部108を備えず、電源制御情報や接続電源識別情報を記憶可能な外部装置と通信を行うための通信部(図示せず)を備える構成とすることもできる。
上記の構成を有する場合、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、例えば、電源識別情報管理部124が、通信部(図示せず)を介して外部装置に記憶された接続電源識別情報を更新することができる。また、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、電源制御部128が、通信部(図示せず)を介して電源制御情報および接続電源識別情報を外部装置から取得して電源制御を行うことができる。したがって、上記の構成を有する場合であっても、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、本発明の実施形態に係る電源制御アプローチに係る処理を実現することが可能であるので、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。
[第1の電源装置200]
次に、第1の電源装置200について説明する。上述したように、第1の電源装置200は、電源種別情報を記憶する。また、第1の電源装置200が、給電および充電が可能な電源装置である場合において情報処理装置100に接続されたときには、第1の電源装置200は、情報処理装置100に電源を供給し、また、情報処理装置100により制御された充電電流により充電を行う。また、第1の電源装置200が、給電が可能な電源装置である場合において情報処理装置100に接続されたときには、第1の電源装置200は、情報処理装置100に電源を供給する。
〔第1の電源装置200のハードウェア構成例〕
第1の電源装置200が、給電および充電が可能な二次電池である場合を例に挙げて、第1の電源装置200のハードウェア構成例を説明する。図14を参照すると、第1の電源装置200は、接続回路202と、セル204と、マイクロコンピュータ206と、電流検出用の抵抗R1と、充電保護用のFET1と、放電保護用のFET2とを備える。
接続回路202は、第1の電源装置200における接続部として機能し、情報処理装置100が接続される。接続回路202は、情報処理装置100への給電、または情報処理装置100からの充電のための+端子と、−端子とを有する。また、接続回路202は、情報処理装置100(厳密には、マイクロコンピュータ156)と通信を行うための通信端子を有する。
セル204は、第1の電源装置200における電源である。ここで、図14では、セル204が2つのセルで構成される例を示しているが、上記に限られない。セル204の+極は、FET1およびFET2を介して、接続回路202の+端子に接続される。また、セル204の−極は、抵抗R1を介して接続回路202の−端子に接続される。
マイクロコンピュータ206は、CPUや、制御機能を実現するための複数の回路が集積された集積回路などで構成され、第1の電源装置200全体を制御する制御部として機能する。また、マイクロコンピュータ206は、電源別情報230を記憶する。ここで、マイクロコンピュータ206が行う制御としては、例えば、充電・給電制御や、情報処理装置100との間の通信制御などが挙げられる。
<充電・給電制御の一例>
マイクロコンピュータ206は、例えばADコンバータを備え、セル204を構成するセルの合計の電圧と、セル204を構成するセルの中間の電圧を監視する。そして、マイクロコンピュータ206は、セル204における異常な電圧を検出すると、FET1またはFET2をOFFとすることによって、充電保護または放電保護を行い、第1の電源装置200および情報処理装置100を保護する。
また、マイクロコンピュータ206は、抵抗R1の両端の電圧をそれぞれ測定する。マイクロコンピュータ206は、測定の結果、異常な電圧が検出されると、FET1またはFET2をOFFとすることによって、第1の電源装置200および情報処理装置100を保護する。
また、マイクロコンピュータ206は、抵抗R1の両端の電位差に基づいて電流値を推定し、推定された電流値を積算することによって、セル204に充電されている電流積算値を把握することにより、セル204を管理する。
マイクロコンピュータ206は、例えば、上記のような処理を行うことによって、充電・給電制御を行う。なお、本発明の実施形態に係る第1の電源装置200が備えるマイクロコンピュータ206における充電・給電制御が、上記に限られないことは、言うまでもない。
<通信制御>
図15を参照して、マイクロコンピュータ206における通信制御の一例について説明する。マイクロコンピュータ206の通信端子は、接続回路202の通信端子に接続される。マイクロコンピュータ206は、マイクロコンピュータ206の通信端子から出力する信号の信号レベル(ハイレベル/ローレベル)を選択的に切り替えることによって、情報処理装置100と通信を行う。また、マイクロコンピュータ206の−端子は、接続回路202の−端子に接続される。
マイクロコンピュータ206の通信端子は、オープンドレイン端子であり、抵抗R3とダイオードD4とを介して、基準電圧VDDによりプルアップされる。また、マイクロコンピュータ206の通信端子は、FET4のドレイン端子に接続され、入力バッファB3を介してCPU210に接続される。
CPU210は、第1の電源装置200全体の制御に係る処理を主導的に行う役目を果たす。例えば、接続されている情報処理装置100と通信を行う場合、CPU210は、出力バッファB4を介してFET4のゲート端子に制御信号を印加して、FET4を選択的にON/OFFさせる。
より具体的には、マイクロコンピュータ206の通信端子から出力する信号のレベルをハイレベルとする場合、CPU210は、出力バッファB4を介してローレベルの制御信号をFET4のゲート端子に印加する。上記によってFET4はOFFとなるので、マイクロコンピュータ206の通信端子からは、抵抗R3とダイオードD4とを介して基準電圧VDDにより引っ張られることによって、ハイレベルの信号が出力される。
また、マイクロコンピュータ206の通信端子から出力する信号のレベルをローレベルとする場合、CPU210は、出力バッファB4を介してハイレベルの制御信号をFET4のゲート端子に印加する。上記によってFET4はONとなるので、マイクロコンピュータ206の通信端子からは、FET4に引っ張られることによって、ローレベルの信号が出力される。
マイクロコンピュータ206は、例えば、図15に示す構成によって通信端子の信号レベルを選択的に切り替えることによって、接続されている情報処理装置100と通信を行うことができる。したがって、マイクロコンピュータ206は、情報処理装置100から送信された電源種別情報送信命令の受信に応じて、ROM212に記憶された電源種別情報230を、情報処理装置100へ送信することができる。
なお、本発明の実施形態に係る第1の電源装置200が備えるマイクロコンピュータ206の通信に係る構成は、図15に示す構成に限られない。例えば、マイクロコンピュータ206は、情報処理装置100と暗号通信を行うための暗号化回路および復号化回路をさらに備えることもできる。
第1の電源装置200は、例えば図14に示す構成によって、情報処理装置100に接続された場合、情報処理装置100に電源を供給し、また、情報処理装置100により制御された充電電流により充電を行うことができる。なお、本発明の実施形態に係る第1の電源装置200の構成が、図14に限られないことは、言うまでもない。
[第2の電源装置300]
次に、第2の電源装置300について説明する。上述したように、第2の電源装置300は、電源種別情報を記憶する。また、第2の電源装置300は、情報処理装置100に接続された場合、情報処理装置100に電源を供給する。
〔第2の電源装置300のハードウェア構成例〕
第2の電源装置300が、ACアダプタである場合を例に挙げて、第2の電源装置300のハードウェア構成例を説明する。図14を参照すると、第2の電源装置300は、接続回路302と、ACプラグ304と、AC/DC変換回路306と、マイクロコンピュータ308とを備える。
接続回路302は、第2の電源装置300における接続部として機能し、情報処理装置100が接続される。接続回路302は、情報処理装置100への給電のための+端子と、−端子とを有する。また、接続回路302は、情報処理装置100(厳密には、マイクロコンピュータ156)と通信を行うための通信端子を有する。
ACプラグ304は、商用電源のコンセントに接続することが可能なプラグであり、交流電圧(例えば、100[V]の電圧)を取り込むことができる。また、ACプラグ304は、AC/DC変換回路306に接続される。
AC/DC変換回路306は、交流電圧(例えば、100[V]の電圧)を直流電圧に変換する。また、AC/DC変換回路306の+側は、接続回路302の+端子に接続され、AC/DC変換回路306の−側は、接続回路302の−端子に接続される。
ここで、AC/DC変換回路306における電圧の変換はマイクロコンピュータ308により制御され、当該制御によって、AC/DC変換回路306は、例えば、8.4[V]や4.2[V]などの直流電圧を出力する。
マイクロコンピュータ308は、CPUや、制御機能を実現するための複数の回路が集積された集積回路などで構成され、第2の電源装置300全体を制御する制御部として機能する。また、マイクロコンピュータ308は、電源別情報330を記憶する。ここで、マイクロコンピュータ308が行う制御としては、例えば、AC/DC変換回路306におけるACからDC(Direct Current)への変換制御や、情報処理装置100との間の通信制御などが挙げられる。
<変換制御の一例>
マイクロコンピュータ308は、例えば、情報処理装置100から送信された出力制御命令に基づいて、当該出力制御命令に応じた直流電圧をAC/DC変換回路306に出力させる。また、マイクロコンピュータ308は、例えば、AC/DC変換回路306から出力される直流電流に制限をかけることによって、情報処理装置100を過電流から保護する。
マイクロコンピュータ308は、例えば、上記のような処理を行うことによって、変換制御を行う。なお、本発明の実施形態に係る第2の電源装置300が備えるマイクロコンピュータ308における変換制御が、上記に限られないことは、言うまでもない。
<通信制御>
図15を参照して、マイクロコンピュータ308における通信制御の一例について説明する。マイクロコンピュータ308の通信端子は、接続回路302の通信端子に接続される。マイクロコンピュータ308は、マイクロコンピュータ308の通信端子から出力する信号の信号レベル(ハイレベル/ローレベル)を選択的に切り替えることによって、情報処理装置100と通信を行う。また、マイクロコンピュータ308の−端子は、接続回路302の−端子に接続される。
マイクロコンピュータ308の通信端子は、オープンドレイン端子であり、抵抗R4とダイオードD5とを介して、基準電圧VDDによりプルアップされる。また、マイクロコンピュータ308の通信端子は、FET5のドレイン端子に接続され、入力バッファB5を介してCPU310に接続される。
CPU310は、第2の電源装置300全体の制御に係る処理を主導的に行う役目を果たす。例えば、接続されている情報処理装置100と通信を行う場合、CPU310は、出力バッファB6を介してFET5のゲート端子に制御信号を印加して、FET5を選択的にON/OFFさせる。
より具体的には、マイクロコンピュータ308の通信端子から出力する信号のレベルをハイレベルとする場合、CPU310は、出力バッファB6を介してローレベルの制御信号をFET5のゲート端子に印加する。上記によってFET5はOFFとなるので、マイクロコンピュータ308の通信端子からは、抵抗R4とダイオードD5とを介して基準電圧VDDにより引っ張られることによって、ハイレベルの信号が出力される。
また、マイクロコンピュータ308の通信端子から出力する信号のレベルをローレベルとする場合、CPU310は、出力バッファB6を介してハイレベルの制御信号をFET5のゲート端子に印加する。上記によってFET5はONとなるので、マイクロコンピュータ308の通信端子からは、FET5に引っ張られることによって、ローレベルの信号が出力される。
マイクロコンピュータ308は、例えば、図15に示す構成によって通信端子の信号レベルを選択的に切り替えることによって、接続されている情報処理装置100と通信を行うことができる。したがって、マイクロコンピュータ308は、情報処理装置100から送信された電源種別情報送信命令の受信に応じて、ROM312に記憶された電源種別情報330を、情報処理装置100へ送信することができる。
なお、本発明の実施形態に係る第2の電源装置300が備えるマイクロコンピュータ308の通信に係る構成は、図15に示す構成に限られない。例えば、マイクロコンピュータ308は、情報処理装置100と暗号通信を行うための暗号化回路および復号化回路をさらに備えることもできる。
第2の電源装置300は、例えば図14に示す構成によって、情報処理装置100に接続された場合、情報処理装置100に電源を供給することができる。なお、本発明の実施形態に係る第2の電源装置300の構成が、図14に限られないことは、言うまでもない。
以上のように、本発明の実施形態に係る電源制御システム1000は、情報処理装置100と、第1の電源装置200と、第2の電源装置300とを有する。情報処理装置100は、上記(1)の処理(接続状態の変化判定処理)〜上記(4)の処理(電源制御処理)を行い、接続されている電源装置の組み合わせ応じた電源制御を行う。よって、情報処理装置100は、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。したがって、情報処理装置100を有することによって、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことが可能な電源制御システム1000が実現される。
また、情報処理装置100は、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことが可能であるので、情報処理装置100を有する電源制御システム1000は、例えば下記(a)〜(e)に示すような効果を奏することができる。
(a)第1の電源装置200への充電に要する充電時間の短縮
情報処理装置100は、例えば図5、図7に示すように、接続されている第1の電源装置200に対して安全に充電可能であり、かつ、第2の電源装置300が給電可能な最大の充電電流で、第1の電源装置200への充電を行う。よって、情報処理装置100は、情報処理装置100に接続されている第1の電源装置200への充電に要する充電時間を、安全により短縮させることができる。
(b)情報処理装置100のパフォーマンス向上
情報処理装置100は、接続されている電源装置に応じて電源制御を行うことが可能であるので、当該電源装置が供給可能な最大限の電力にて処理を実行することができる。よって、情報処理装置100は、接続されている電源装置に応じた最大限のパフォーマンスで処理を行うことができる。
(c)第2の電源装置300のコスト低減
情報処理装置100は、接続されている電源装置に応じて電源制御を行うことが可能であるので、第2の電源装置300が、情報処理装置100に接続可能な全ての種類の電池(第1の電源装置200の一例)への充電に対応していなくてもよい。よって、電源制御システム1000を用いることによって、第2の電源装置300のコストをより低減させることが可能である。
(d)第2の電源装置300に対する充電における安全性向上
情報処理装置100は、接続されている電源装置に応じて電源制御を行うことが可能であるので、例えば、接続されている第2の電源装置300が、一次電池であるのか、二次電池であるのかを判別することが可能である。よって、情報処理装置100は、接続されている第2の電源装置300が、例えば一次電池である場合には充電を行わないことによって、第2の電源装置300の液漏れや劣化などを防止することができる。したがって、情報処理装置100は、第2の電源装置300に対する充電における安全性を向上させることができる。
また、情報処理装置100は、図3、図6に示すように、接続されている第2の電源装置300の最大充電電流値を一意に特定することが可能である。したがって、情報処理装置100は、接続されている第2の電源装置300に対応する電流にて第2の電源装置300に対する充電を行うことができるので、第2の電源装置300に対する充電における安全性を向上させることができる。
(e)第2の電源装置300の劣化の抑制
情報処理装置100は、接続されている第2の電源装置300に対応する電流にて第2の電源装置300に対する充電を行うことができるので、例えば第2の電源装置300が二次電池の場合、第2の電源装置300の内部インピーダンスの増加を抑制することが可能である。したがって、情報処理装置100は、第2の電源装置300の劣化の抑制を図ることができる。
また、情報処理装置100は、例えば図2に示すような電源制御情報に基づいて、電源制御を行う。よって、情報処理装置100は、例えば図2に示すように、第2の電源装置300が接続されていない場合、または、制御対象外の第2の電源装置300が接続されている場合には、第1の電源装置200に対する充電を行わないことが可能である。したがって、情報処理装置100は、第2の電源装置300の劣化の抑制を図ることができる。
以上、本発明の実施形態に係る電源制御システム1000を構成する構成要素として情報処理装置100を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、PCやPDA(Personal Digital Assistant)などのコンピュータ、デジタルカメラなどの撮像装置、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などの携帯型通信装置、映像/音楽再生装置、映像/音楽記録再生装置、携帯型ゲーム機、自動車などの輸送装置など、様々な機器に適用することができる。
また、本発明の実施形態に係る電源制御システム1000を構成する構成要素として第1の電源装置200を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、リチウムイオン二次電池やリチウムイオンポリマー二次電池などの二次電池や、一次電池など、給電、または、給電および充電が可能な様々な電源装置に適用することができる。
また、本発明の実施形態に係る電源制御システム1000を構成する構成要素として第2の電源装置300を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、ACアダプタや、太陽電池、燃料電池、外付け電池(例えば、外付けの一次電池、二次電池)、手動発電機など、給電が可能な様々な電源装置に適用することができる。
(本発明の実施形態に係るプログラム)
コンピュータを、本発明の実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラムによって、接続されている電源装置の種別に基づく電源制御を行うことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図13に示す情報処理装置100では、制御部110が、接続状態判定部120、電源識別情報取得部122、電源識別情報管理部124、動作状態判定部126、および電源制御部128を備える構成を示したが、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成は、上記に限られない。例えば、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、図13に示す接続状態判定部120、電源識別情報取得部122、電源識別情報管理部124、動作状態判定部126、および電源制御部128の任意の構成要素を個別に備える(例えば、それぞれを個別の処理回路で実現する)こともできる。
また、上記では、コンピュータを、本発明の実施形態に係る情報処理装置として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本発明の実施形態は、さらに、上記プログラムを記憶させた記憶媒体も併せて提供することができる。
上述した構成は、本発明の実施形態の一例を示すものであり、当然に、本発明の技術的範囲に属するものである。
100 情報処理装置
102 第1接続部
104 第2接続部
106 受電・充電部
108 記憶部
110 制御部
120 接続状態判定部
122 電源識別情報取得部
124 電源識別情報管理部
126 動作状態判定部
128 電源制御部
200 第1の電源装置
300 第2の電源装置
1000 電源制御システム

Claims (6)

  1. 電および充電が可能な第1の電源装置と、給電が可能な第2の電源装置と接続可能な情報処理装置であって、
    前記第1の電源装置と、前記第2の電源装置とから電源種別情報を取得する電源識別情報取得部と、
    取得した前記電源種別情報と、接続された電源装置の種別に応じた処理を規定する電源制御情報とに基づいて、前記第2の電源装置からの給電と、前記第1の電源装置への充電とを制御する電源制御部と、
    を備え、
    前記電源制御部は、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値と、前記第2の電源装置の最大給電電流値とのうち、より小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電を行い、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値が可変である場合には、前記第1の電源装置の最大充電電流の情報を定期的または非定期的に更新し、
    前記最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、前記最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電を行う、情報処理装置。
  2. 前記第1の電源装置が接続される第1接続部と、
    前記第2の電源装置が接続される第2接続部と、
    前記第1接続部における前記第1の電源装置の接続状態と、前記第2接続部における前記第2の電源装置の接続状態とに基づいて、前記第1接続部および第2接続部における接続状態の変化を判定する接続状態判定部と、
    前記接続状態判定部における判定結果と、前記電源識別情報取得部が選択的に取得した電源種別情報とに基づいて、前記第1接続部および/または前記第2接続部に接続されている電源装置の種別を示す接続電源識別情報を管理する電源識別情報管理部と、
    をさらに備え、
    前記電源識別情報取得部は、前記接続状態判定部が接続状態に変化があったと判定した場合に、前記第1接続部に接続されている第1の電源装置と、前記第2接続部に接続されている第2の電源装置とから電源種別情報を選択的に取得し、
    前記電源制御部は、前記接続電源識別情報と、前記電源制御情報とに基づいて、前記第1接続部と前記第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、前記第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置の動作状態を判定する動作状態判定部をさらに備え、
    前記電源制御部は、さらに前記動作状態判定部の判定結果に基づいて、前記第1接続部と前記第2接続部とに接続されている電源装置からの給電と、前記第1接続部に接続されている第1の電源装置への充電とを制御する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 電および充電が可能な第1の電源装置と、給電が可能な第2の電源装置と接続可能な情報処理装置における電源制御方法であって、
    前記第1の電源装置と、前記第2の電源装置とから電源種別情報を取得するステップと、
    取得した前記電源種別情報と、接続された電源装置の種別に応じた処理を規定する電源制御情報とに基づいて、前記第2の電源装置からの給電と、前記第1の電源装置への充電とを制御するステップと、
    を有し、
    前記制御するステップでは、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値と、前記第2の電源装置の最大給電電流値とのうち、より小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電が行われ、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値が可変である場合には、前記第1の電源装置の最大充電電流の情報が定期的または非定期的に更新され、
    前記最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、前記最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電が行われる、電源制御方法。
  5. 電および充電が可能な第1の電源装置と、給電が可能な第2の電源装置と接続可能な情報処理装置に適用可能なプログラムであって、
    前記第1の電源装置と、前記第2の電源装置とから電源種別情報を取得するステップ、
    取得した前記電源種別情報と、接続された電源装置の種別に応じた処理を規定する電源制御情報とに基づいて、前記第2の電源装置からの給電と、前記第1の電源装置への充電とを制御するステップ、
    をコンピュータに実行させ、
    前記制御するステップでは、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値と、前記第2の電源装置の最大給電電流値とのうち、より小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電が行われ、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値が可変である場合には、前記第1の電源装置の最大充電電流の情報が定期的または非定期的に更新され、
    前記最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、前記最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電が行われる、プログラム。
  6. 電および充電が可能な第1の電源装置と、
    給電が可能な第2の電源装置と、
    前記第1の電源装置、および/または、前記第2の電源装置が接続され、接続されている前記第1の電源装置および/または前記第2の電源装置からの給電、前記第1の電源装置への充電を制御する情報処理装置と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記第1の電源装置と、前記第2の電源装置とから電源種別情報を取得する電源識別情報取得部と、
    取得した前記電源種別情報と、接続された電源装置の種別に応じた処理を規定する電源制御情報とに基づいて、前記第2の電源装置からの給電と、前記第1の電源装置への充電とを制御する電源制御部と、
    を備え、
    前記電源制御部は、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値と、前記第2の電源装置の最大給電電流値とのうち、より小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電を行い、
    前記第1の電源装置の最大充電電流値が可変である場合には、前記第1の電源装置の最大充電電流の情報を定期的または非定期的に更新し、
    前記最大充電電流の情報が示す最大充電電流値と、前記最大給電電流値とのうちのより小さな電流値を上限として、前記第1の電源装置に対する充電を行う、電源制御システム。
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