JP5555368B1 - 配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線基板に寸法精度の高いキャビティを形成することのできる技術を提供する。
【解決手段】支持基板上に、配線パターンP1とキャビティパターンとを形成する。次いで、配線パターンP1および前記キャビティパターンを覆うように前記支持基板上に絶縁樹脂層30を形成する。次いで、絶縁樹脂層30上に配線パターンP2を形成する。次いで、前記支持基板を取り除き、配線パターンP1と、前記キャビティパターンと、絶縁樹脂層30と、配線パターンP2と、を備える分離基板103を形成する。次いで、前記キャビティパターンをエッチングで除去して、分離基板103にキャビティCを形成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、配線基板の製造技術に適用して有効な技術に関する。
特開2006−19441号公報(以下、「特許文献1」という。)には、電子部品を内蔵するためのキャビティを基板に形成する技術が記載されている。この特許文献1に記載の技術によれば、コア基板上に積層されたビルドアップ層(絶縁層)の一部をレーザ加工、エッチング、ルータ加工などで除去することで、キャビティを形成することができる(特に、その請求項1、明細書段落[0049]〜[0053]参照)。
特開2006−19441号公報
軽薄短小化および高性能化される電子製品の分野では、電子部品が実装される配線基板に対しては薄型化を要求の一つとしている。この点、コア基板を備えていない配線基板である、いわゆるコアレス基板が有効であると考えられている。
ところで、配線基板には、種々の電子部品(例えば、半導体チップ、コンデンサ、抵抗、水晶発振子など)が実装されるが、それらの大きさは互いに異なる場合が多い。このため、例えば、比較的背の高い(厚みが厚い)電子部品と、比較的背の低い(厚みが薄い)電子部品とが基板の同じ部品実装面上に実装されたとすると、電子製品の高さ(厚み)が、背の高い電子部品に規制され、製品全体として高くなり、薄型化への要求に応えることができなくなってしまう。
そこで、例えば、基板の部品実装面にキャビティ(凹部)を形成し、比較的背の高い電子部品をそのキャビティ内に実装(収納)し、比較的背の低い電子部品を基板の部品実装面上に実装することで、製品の薄型化を図ることができる。
基板にキャビティを形成するにあたり、特許文献1に記載の技術を用いることができると考えられる。特許文献1に記載の技術を用いる場合、基板を構成する樹脂よりなる絶縁層にレーザ加工でキャビティを形成する上で、その深さを制御するために銅よりなるストッパ層を形成する必要がある。このストッパ層は配線の形成(パターニング)とともに同じ層で形成されるものであり、言い換えると、ストッパ層を形成するには、配線層を形成する必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ストッパ層(配線層)上に形成された絶縁層の厚みがキャビティの深さに起因するため、絶縁層の厚みよりも薄い、すなわち深さが浅いキャビティを形成することができない。また、所定深さのキャビティを形成するのであれば、あえてそのキャビティ底部の位置にストッパ層、すなわち配線層を形成することも考えられるが、例えば、コアレス基板のような薄型化されて配線層数の少ない基板には採用することができない。
本発明の目的は、配線基板に寸法精度の高いキャビティを形成することのできる技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の一実施形態におけるキャビティ内に電子部品が実装される配線基板の製造方法は以下の工程を含む。(a)支持基板上に、第1配線パターンとキャビティパターンとを形成する工程;(b)前記第1配線パターンおよび前記キャビティパターンを覆うように前記支持基板上に絶縁樹脂層を形成する工程;(c)前記絶縁樹脂層上に第2配線パターンを形成する工程;(d)前記支持基板を取り除き、前記第1配線パターンと、前記キャビティパターンと、前記絶縁樹脂層と、前記第2配線パターンと、を備える分離基板を形成する工程;(e)前記キャビティパターンをエッチングで除去して、前記分離基板に前記キャビティを形成する工程。
このように、キャビティパターンをエッチングで除去した絶縁樹脂層の箇所がキャビティとなるため、配線基板に寸法精度の高いキャビティを形成することができる。
また、前記一実施形態における配線基板の製造方法において、前記(a)工程では、前記第1配線パターンより前記キャビティパターンを厚くする場合に、前記キャビティパターン上に前記キャビティパターンと同じ材質のめっきを施し、前記第1配線パターンより前記キャビティパターンを薄くする場合に、前記キャビティパターンの一部をエッチングすることが好ましい。
これによれば、所定深さのキャビティを形成することができる。すなわち、キャビティに収納(実装)される電子部品の大きさによってキャビティの大きさを調整することができる。
また、前記一実施形態における配線基板の製造方法において、前記(a)工程後、前記(b)工程前に、前記キャビティパターン上に前記キャビティパターンとエッチング選択比の異なる材質のめっきを施すことが好ましい。
これによれば、キャビティ底部にめっき膜を形成することができ、キャビティ内に電子部品を実装する際にめっき膜に電子部品を固定することができる。
また、前記一実施形態における配線基板の製造方法において、前記(c)工程では、前記絶縁樹脂層の厚さ方向で前記キャビティパターンと重なる前記第2配線パターンを形成することが好ましい。
これによれば、配線基板(絶縁樹脂層)の厚み方向において、キャビティと第2配線パターンとが重なって設けられ、キャビティ底部側の絶縁樹脂層で亀裂などのダメージが発生するのを防止することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば次のとおりである。本発明の一実施形態によれば、配線基板に寸法精度の高いキャビティを形成することができる。
本発明の実施形態1における製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図1に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図2に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図3に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図4に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図5に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図6に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図7に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図8に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図9に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図10に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態1における電子製品の要部断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態2における製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図13に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図14に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態3における製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図16に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図17に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 本発明の実施形態4における製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図19に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。 図20に続く製造工程中の配線基板の要部断面を模式的に示す図である。
以下の本発明における実施形態では、必要な場合に複数のセクションなどに分けて説明するが、原則、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細などの関係にある。このため、全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、構成要素の数(個数、数値、量、範囲などを含む)については、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。また、構成要素などの形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。
(実施形態1)
本発明の実施形態1では、配線層が2層構造の配線基板の製造方法について図1〜図11を参照して説明する。なお、本実施形態における製造方法は、いわゆるコア基板を備えていない配線基板(「コアレス基板」という。)を製造するものである。
まず、図1に示すように、プリプレグ10と、金属箔21およびキャリア22を有するキャリア付金属箔20、20とを準備する。また、絶縁樹脂層30、30と、金属箔31、31とを準備する(図4参照)。なお、本実施形態では、プリプレグ10の厚みを40〜100μm程度とし、金属箔21の厚みを8〜12μm程度とし、キャリア22の厚みを12μm程度とし、絶縁樹脂層30の厚みを20μm程度とし、金属箔31の厚みを12μm程度として説明する。
プリプレグ10は、基材11(図1などにおいて破線で示す。)とこれを内包する熱硬化性樹脂12とを有して構成されるものであり、準備段階においてはBステージ(半硬化)状態のものである。基材11としては、例えば、ガラス繊維布を用いることができるが、他の材質、形状であってもよい。基材11としてガラス繊維布を用いた場合には、これに熱硬化性樹脂12を含浸させてプリプレグ10が構成される。また、熱硬化性樹脂12としては、耐熱性、耐薬品性、電気特性(絶縁性)に優れたものであり、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂やビスマレイミド−トリアジン樹脂などを用いることができる。
キャリア付金属箔20は、キャリア22上に剥離層(図示せず)を介して金属箔21が形成されたものである。金属箔21、キャリア22としては、例えば、銅箔やニッケル箔などを用いることができる。
絶縁樹脂層30は、熱硬化性樹脂を有して構成されるものであり、準備段階においてはBステージ(半硬化)状態のものである。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂やビスマレイミド−トリアジン樹脂などを用いることができる。また、金属箔31としては、例えば、銅箔やニッケル箔などを用いることができる。
絶縁樹脂層30は、配線基板の層間絶縁層を構成するものであるため、配線層よりも厚くなるように構成されている。絶縁樹脂層30には、プリプレグ10を構成する同じ基材(例えば、ガラス繊維布)が内包されていてもよいし(すなわち、プリプレグとなる。)、内包されていなくともよい。ガラス繊維布を内包する絶縁樹脂層30を用いた場合、配線基板やその製造過程中の基板の反りを防止することができる。また、ガラス繊維布を内包しない絶縁樹脂層30を用いた場合、ガラス繊維布を内包したものに対してガラス繊維布の厚み分だけ配線基板がより薄型化される。
また、絶縁樹脂層30を構成する熱硬化性樹脂には、プリプレグ10を構成する同じもの(例えば、エポキシ樹脂)であってもよいし、別のもの(例えば、フェノール樹脂)であってもよい。プリプレグ10を構成する熱硬化性樹脂と、絶縁樹脂層30を構成する熱硬化性樹脂とが同じ材料である場合、別の材料である場合より製造過程中の基板の反りを防止することができると考えられる。
続いて、図1、2に示すように、プリプレグ10の上面および下面のそれぞれに、キャリア22をプリプレグ10側に向けたキャリア付金属箔20を重ねる(レイアップ)。次いで、プリプレグ10を完全に硬化させるように、プリプレグ10、キャリア付金属箔20、20を両面側(金属箔21、21側)から挟んで一括して加熱・加圧(積層プレス)し、この状態を所定時間保持する。加熱温度は、例えば、175℃程度であり、圧力は、例えば、2.5MPa程度である。これにより、金属箔21、21の2層を含んで構成される支持基板101が形成される。
続いて、図3に示すように、支持基板101上に、配線パターンP1とキャビティパターンCPとを有する導体層M1を形成する。
具体的には、まず、支持基板101(図2参照)の上面側において、金属箔21の表面にレジスト(図示せず)をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストパターンを形成する。また、支持基板101(図2参照)の下面側において、金属箔21の表面にレジスト(図示せず)をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストパターンを形成する。
このようにして形成されたレジストパターンからは、配線パターンP1およびキャビティパターンCPが形成される箇所において銅箔21が露出している。次いで、金属箔21をめっき給電層とし、このめっき給電層を用いた電解銅めっきによって配線パターンP1とキャビティパターンCPとを有する導体層M1を支持基板101の上面側および下面側に形成する。その後、レジストパターンを除去する。なお、本実施形態では、配線パターンP1とキャビティパターンCPとは、同層(導体層M1)であり、厚みが同じものである。
続いて、図4、5に示すように、配線パターンP1およびキャビティパターンCPを覆うように支持基板101上に絶縁樹脂層30、金属箔31を形成する。
具体的には、まず、プリプレグ10の上面側において、絶縁樹脂層30と金属箔31とをこの順で重ねる(レイアップ)。また、プリプレグ10の下面側において、絶縁樹脂層30と金属箔31とをこの順で重ねる(レイアップ)。次いで、絶縁樹脂層30を完全に硬化させるように、支持基板101、絶縁樹脂層30、30、金属箔31、31を両面側から挟んで一括して加熱・加圧(積層プレス)し、この状態を所定時間保持する。加熱温度は、例えば、175℃程度であり、圧力は、例えば、2.5MPa程度である。これにより、金属箔21、21、31、31の4層を含んで構成される仮基板102が形成される。
続いて、図5に示すように、金属箔31をパターニングしてコンフォーマルマスクを形成する。
具体的には、まず、仮基板102の上面側において、金属箔31の表面にレジスト(図示せず)をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストマスクを形成した後、エッチング液により金属箔31の一部をエッチングして、金属箔31をパターニングする。また、仮基板102の下面側においても同様にして、金属箔31をパターニングする。その後、レジストマスクを除去する。
続いて、図5に示すように、仮基板102の上面側から金属箔21に達してその一部を露出するビアホール40を形成する。また、仮基板102の下面側から金属箔21に達してその一部を露出するビアホール40を形成する。
具体的には、まず、仮基板102の上面側において、パターニングされた金属箔31をコンフォーマルマスクとしてレーザ(例えば、炭酸ガスレーザ)を照射し、絶縁樹脂層30に金属箔21に達するビアホール40を形成する。また、仮基板102の下面側においても同様にして、パターニングされた金属箔31をコンフォーマルマスクにしてレーザ(例えば、炭酸ガスレーザ)を照射し、絶縁樹脂層30に金属箔21に達するビアホール40を形成する。その後、コンフォーマルマスク(金属箔31、31)を除去する。
続いて、図6に示すように、絶縁樹脂層30上に配線パターンP2を有する導体層M2を形成する。
具体的には、まず、ビアホール40、40の内面を含む仮基板102の全表面に、無電解銅めっきによってめっき給電層(図示せず)を形成する。次いで、仮基板102の上面側および下面側のそれぞれにおいて、めっき給電層の表面にレジスト(図示せず)をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストパターンを形成する。このレジストパターンからは、配線パターンP2が形成される箇所においてめっき給電層が露出している。
次いで、このめっき給電層を用いた電解銅めっき(ビアフィル銅めっき)によって配線パターンP1と電気的に接続される配線パターンP2を有する導体層M2を仮基板102の両面側に形成する。この際、ビアホール40内では電解銅めっきが充填され、配線パターンP1と配線パターンP2とを電気的に接続するビア41が形成される。その後、レジストマスクを除去する。
続いて、図7に示すように、支持基板101を取り除き、配線パターンP1と、キャビティパターンCPと、絶縁樹脂層30と、配線パターンP2と、を備える分離基板103を形成する。
具体的には、まず、仮基板102の上面側および下面側のそれぞれにおいて、金属箔21とキャリア22とを分離(剥離)する。これにより、導体層M1、M2の2層と、それらを電気的に分離する層間絶縁層である絶縁樹脂層30とを含んで構成される分離基板103が2枚形成される。2枚の分離基板103は、同じものとなるように形成されるため、以降の工程は、1枚の分離基板103について説明する。
続いて、図8に示すように、分離基板103から金属箔21をエッチングによって除去する。
具体的には、金属箔21が銅箔の場合、塩化第二銅溶液などのエッチング液により金属箔21をエッチングする。この際、電解銅めっきから構成される配線パターンP1は、エッチング液により僅かにエッチングされてしまうが、問題ない程度である。また、銅箔21がニッケル箔の場合、硝酸と過酸化水素水を含むエッチング液により金属箔21をエッチングする。この際、電解銅めっきから構成される配線パターンP1は、ニッケルとエッチング比が異なるため、エッチングされるのが防止される。
続いて、図9に示すように、分離基板103の上面側において、配線パターンP1の一部を露出する開口部と、キャビティパターンCPの全部を露出する開口部とを有するソルダレジスト50を形成する。また、分離基板103の下面側において、配線パターンP2の一部を露出する開口部を有するソルダレジスト51を形成する。
続いて、図10、図11に示すように、分離基板103からキャビティパターンCPをエッチングで除去して、絶縁樹脂層30にキャビティCを形成する。
具体的には、まず、分離基板103の上面側および下面側のそれぞれにおいて、レジスト52、53をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストパターンを形成する。このようにして形成されたレジストパターン(レジスト52)からは、ソルダレジスト50の開口部を介してキャビティパターンCPが露出している。次いで、キャビティパターンCPが電解銅めっきから構成されているため、塩化第二銅溶液などのエッチング液によりキャビティパターンCPをエッチングする。その後、レジスト52、53を除去する。
これにより、絶縁樹脂層30に形成されたキャビティCを備えた配線基板100が略完成する。キャビティパターンCPをエッチングで除去した絶縁樹脂層30の箇所がキャビティCとなるため、配線基板100に寸法精度の高いキャビティCを形成することができる。このキャビティCの底部では絶縁樹脂層30が露出しており、配線基板100の厚み方向においてキャビティCと導体層M2との間に絶縁樹脂層30が存在していることとなる。また、配線基板100(絶縁樹脂層30)の厚み方向において、キャビティCの底部(底面)の位置が、配線パターンP1とビア41との境界面の位置と同じにある。
また、本実施形態では、配線基板100(絶縁樹脂層30)の厚み方向において、キャビティCと配線パターンP2(図11では、配線パターンP2’と示す。)とが重なるように設けられている。基板厚み方向においてキャビティCと配線パターンP2とが重ならないような構成とすることもできるが、重なる構成とすることで、キャビティC底部側の絶縁樹脂層30で亀裂などのダメージが発生するのを防止することができる。したがって、配線基板100の製造歩留まりが低下するのを防止することができる。また、配線基板100の信頼性を向上することができる。
続いて、配線基板100を備えた電子製品200の製造方法について図12を参照して説明する。図12に示すように、キャビティC内に、例えば接着剤を介して電子部品201を収納(実装)する。次いで、電子部品201から配線パターンP1から構成される接続パッドに対してボンディングワイヤ202を接続する。
これにより、配線基板100に実装された電子部品201を備えた電子製品200が略完成する。この配線基板100の上面(部品実装面)には、電子部品201の他に図示しない他の電子部品も実装される。例えば、電子部品201が他の電子部品よりも比較的背の高いものの場合、電子部品201をそのキャビティC内に実装(収納)し、他の電子部品を配線基板100の部品実装面上に実装することで、電子製品の薄型化を図ることができる。
(実施形態2)
前記実施形態1では、配線基板100の厚み方向において、キャビティCの底面の位置が、配線パターンP1とビア41との境界面の位置と同じである場合について説明した(図11参照)。これに対して、本発明の実施形態2では、キャビティC1の底面の位置が、配線パターンP1とビア41との境界面の位置よりも部品実装面から深くなる場合の、配線基板100Aの製造方法について図13〜図15を参照して説明する。以下では、前記実施形態1と相違する事項を中心に説明する。
前記実施形態1で図3を参照して説明した工程の後、図13に示すように、キャビティパターンCP上にキャビティパターンCPと同じ材質の銅めっきを施し、めっき膜60を形成する。これにより、配線パターンP1よりめっき膜60分だけキャビティパターンCPが厚くなるとみなすことができる。
具体的には、まず、支持基板101の上面側および下面側のそれぞれにおいて、導電層M1を覆うように金属箔21上にレジスト54をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストパターン54を形成する。このようにして形成されたレジストパターン54からは、キャビティパターンCPが露出している。次いで、金属箔21をめっき給電層とし、このめっき給電層を用いた電解銅めっきによってキャビティパターンCP上にめっき膜60を支持基板101の上面側および下面側に形成する。その後、レジストパターン54を除去する。
続いて、前記実施形態1で図4〜図8を参照して説明した工程を行うことで、図14に示すような分離基板103Aを得ることができる。続いて、前記実施形態1で図9〜図11を参照して説明した工程を行う。この際、キャビティパターンCPとめっき膜60とは同じ材質である銅から構成されているため、塩化第二銅溶液などのエッチング液により、めっき膜60を含むキャビティパターンCPをエッチングし、絶縁樹脂層30にキャビティC1を形成する。
このようにして、図15に示すように、キャビティC1を備えた配線基板100Aが略完成する。めっき膜60を含むキャビティパターンCPをエッチングで除去した絶縁樹脂層30の箇所がキャビティC1となるため、配線基板100Aに寸法精度の高いキャビティC1を形成することができる。このキャビティC1の底部では絶縁樹脂層30が露出しており、配線基板100Aの厚み方向においてキャビティC1と導体層M2との間に絶縁樹脂層30が存在していることとなる。また、配線基板100A(絶縁樹脂層30)の厚み方向において、キャビティC1の底面の位置が、配線パターンP1とビア41との境界面の位置よりも部品実装面から深くなる。
本実施形態によれば、所定深さのキャビティC1を形成することができる。すなわち、キャビティC1に収納(実装)される電子部品201(図12参照)の大きさによってキャビティC1の大きさを調整することができる。
(実施形態3)
前記実施形態1では、配線基板100の厚み方向において、キャビティCの底面の位置が、配線パターンP1とビア41との境界面の位置と同じである場合について説明した(図11参照)。これに対して、本発明の実施形態3では、キャビティC1の底面の位置が、配線パターンP1とビア41との境界面の位置よりも部品実装面から浅くなる場合の、配線基板100Bの製造方法について図16〜図18を参照して説明する。以下では、前記実施形態1と相違する事項を中心に説明する。
前記実施形態1で図3を参照して説明した工程の後、図16に示すように、キャビティパターンCPの一部をエッチングする。これにより、配線パターンP1よりキャビティパターンCPが薄くなる(キャビティパターンCP’と示す。)とみなすことができる。
具体的には、まず、支持基板101の上面側および下面側のそれぞれにおいて、導電層M1を覆うように金属箔21上にレジスト54をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストパターン54を形成する。このようにして形成されたレジストパターン54からは、キャビティパターンCPが露出している。次いで、電解銅めっきから構成されるキャビティパターンCPの一部を塩化第二銅溶液などのエッチング液によりエッチングして、キャビティパターンCP’を形成する。
続いて、前記実施形態1で図4〜図8を参照して説明した工程を行うことで、図17に示すような分離基板103Bを得ることができる。続いて、前記実施形態1で図9〜図11を参照して説明した工程を行う。この際、キャビティパターンCP’は銅から構成されているため、塩化第二銅溶液などのエッチング液により、キャビティパターンCP’をエッチングし、絶縁樹脂層30にキャビティC2を形成する。
このようにして、図18に示すように、キャビティC2を備えた配線基板100Bが略完成する。キャビティパターンCP’をエッチングで除去した絶縁樹脂層30の箇所がキャビティC2となるため、配線基板100Bに寸法精度の高いキャビティC2を形成することができる。このキャビティC2の底部では絶縁樹脂層30が露出しており、配線基板100Bの厚み方向においてキャビティC2と導体層M2との間に絶縁樹脂層30が存在していることとなる。また、配線基板100B(絶縁樹脂層30)の厚み方向において、キャビティC2の底面の位置が、配線パターンP1とビア41との境界面の位置よりも部品実装面から浅くなる。
本実施形態によれば、所定深さのキャビティC2を形成することができる。すなわち、キャビティC2に収納(実装)される電子部品201(図12参照)の大きさによってキャビティC2の大きさを調整することができる。
(実施形態4)
前記実施形態1では、配線基板100の厚み方向において、キャビティCの底面で絶縁樹脂層30が露出している場合について説明した(図11参照)。これに対して、本発明の実施形態4では、キャビティCの底面でめっき膜61が露出している場合の、配線基板100Cの製造方法について図19〜図21を参照して説明する。以下では、前記実施形態1と相違する事項を中心に説明する。
前記実施形態1で図3を参照して説明した工程の後、図19に示すように、キャビティパターンCP上にキャビティパターンCPとエッチング選択比の異なる材質のニッケルめっきを施し、めっき膜61を形成する。
具体的には、まず、支持基板101の上面側および下面側のそれぞれにおいて、導電層M1を覆うように金属箔21上にレジスト54をラミネートして、これに所定のパターンの露光・現像を行ってレジストパターン54を形成する。このようにして形成されたレジストパターン54からは、キャビティパターンCPが露出している。次いで、金属箔21をめっき給電層とし、このめっき給電層を用いた電解銅めっきによってキャビティパターンCP上にめっき膜61を支持基板101の上面側および下面側に形成する。その後、レジストパターン54を除去する。
続いて、前記実施形態1で図4〜図8を参照して説明した工程を行うことで、図20に示すような分離基板103Cを得ることができる。続いて、前記実施形態1で図9〜図11を参照して説明した工程を行う。この際、キャビティパターンCP(銅)とめっき膜61(ニッケル)とはエッチング選択比の異なる材質から構成されているため、塩化第二銅溶液などのエッチング液により、キャビティパターンCPをエッチングし、絶縁樹脂層30にキャビティCを形成しても、めっき膜61は残存する。
このようにして、図21に示すように、キャビティCとその底部で露出するめっき膜61とを備えた配線基板100Cが略完成する。キャビティパターンCPをエッチングで除去した絶縁樹脂層30の箇所がキャビティCとなるため、配線基板100Cに寸法精度の高いキャビティCを形成することができる。このキャビティCの底部では絶縁樹脂層30が露出せずに、めっき膜61が露出することとなる。
本実施形態によれば、キャビティCの底部にめっき膜61を形成することができ、キャビティC内に電子部品201(図12参照)を実装する際にめっき膜61に電子部品201を固定することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施形態1〜4では、配線層が2層構造の配線基板に適用した場合について説明した。これに限らず、配線層が3層以上の構造の多層配線基板にも適用することができる。例えば、3層構造の配線基板の製造について説明すると、図6を参照して説明した工程の後、図4〜図6で説明した工程を行い、6層の仮基板を形成する。その後、図7、図8を参照して説明した工程のように支持基板を取り除き、3層の分離基板を2枚形成する。その後、図9〜図11を参照して説明した工程を行うことで、キャビティを備えた3層の配線基板を得ることができる。
10 プリプレグ
11 基材
12 熱硬化性樹脂
20 キャリア付銅箔
21 金属箔
22 キャリア
30 絶縁樹脂層
31 金属箔
40 ビアホール
41 ビア
50、51 ソルダレジスト
52、53、54 レジスト
60、61 めっき膜
100、100A、100B、100C 配線基板
101 支持基板
102 仮基板
103 分離基板
200 電子製品
201 電子部品
202 ボンディングワイヤ
C、C1、C2 キャビティ
CP、CP’ キャビティパターン
M1、M2 導体層
P1、P2、P2’ 配線パターン

Claims (4)

  1. 以下の工程を含むことを特徴とするキャビティ内に電子部品が実装される配線基板の製造方法:
    (a)支持基板上に、第1配線パターンとキャビティパターンとを形成する工程;
    (b)前記第1配線パターンおよび前記キャビティパターンを覆うように前記支持基板上に絶縁樹脂層を形成する工程;
    (c)前記絶縁樹脂層上に第2配線パターンを形成する工程;
    (d)前記支持基板を取り除き、前記第1配線パターンと、前記キャビティパターンと、前記絶縁樹脂層と、前記第2配線パターンと、を備える分離基板を形成する工程;
    (e)前記キャビティパターンをエッチングで除去して、前記分離基板に前記キャビティを形成する工程。
  2. 請求項1記載の配線基板の製造方法において、
    前記(a)工程では、
    前記第1配線パターンより前記キャビティパターンを厚くする場合に、前記キャビティパターン上に前記キャビティパターンと同じ材質のめっきを施し、
    前記第1配線パターンより前記キャビティパターンを薄くする場合に、前記キャビティパターンの一部をエッチングすることを特徴とする配線基板の製造方法。
  3. 請求項1または2記載の配線基板の製造方法において、
    前記(a)工程後、前記(b)工程前に、
    前記キャビティパターン上に前記キャビティパターンとエッチング選択比の異なる材質のめっきを施すことを特徴とする配線基板の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板の製造方法において、
    前記(c)工程では、前記絶縁樹脂層の厚さ方向で前記キャビティパターンと重なる前記第2配線パターンを形成することを特徴とする配線基板の製造方法。
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