JP5554581B2 - ヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構 - Google Patents

ヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5554581B2
JP5554581B2 JP2010024483A JP2010024483A JP5554581B2 JP 5554581 B2 JP5554581 B2 JP 5554581B2 JP 2010024483 A JP2010024483 A JP 2010024483A JP 2010024483 A JP2010024483 A JP 2010024483A JP 5554581 B2 JP5554581 B2 JP 5554581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head plate
opening
open
closing
lock mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010024483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011163821A (ja
Inventor
政幸 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2010024483A priority Critical patent/JP5554581B2/ja
Publication of JP2011163821A publication Critical patent/JP2011163821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5554581B2 publication Critical patent/JP5554581B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

本発明は、プローブ装置に用いられるヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構に関し、更に詳しくは、ヘッドプレートの開閉軽減機構の構造を簡素化して低コスト化を進めると共にメンテナンス性を高めることができるヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構に関する。
プローブ装置は、通常、被検査体である半導体ウエハを搬送するローダ室と、半導体ウエハの電気的特性検査を行うプローバ室と、を備えている。ローダ室には半導体ウエハの搬送機構及びプリアライメント機構が配設され、ローダ室において搬送機構を介して半導体ウエハを搬送する間に半導体ウエハのプリアライメントを行い、プリアライメント後の半導体ウエハをプローバ室へ引き渡す。プローバ室には半導体ウエハの載置台、アライメント機構及びプローブカードが配設され、半導体ウエハを載置した載置台がX、Y、Z及びθ方向に移動し、この間にアライメント機構を介して半導体ウエハのアライメントを行い、アライメント後には載置台を介して半導体ウエハとプローブカードのプローブ針とを正確に電気的に接触させ、半導体ウエハの電気的特性検査を行う。
プローバ室の上端開口にはヘッドプレートが開閉可能に設けられ、このヘッドプレートを開閉してプローバ室内のメンテナンス等を行う。このヘッドプレートにはプローブカードが装着され、検査時にはヘッドプレートにプローブカードから大きな荷重が作用する。このような荷重に耐えるように、ヘッドプレートは機械的強度を高めるため、重く、ヘッドプレート1を開く時に大きな力を要するため、プローバ室にはヘッドプレートの開閉する時の力を軽減するヘッドプレートの開閉軽減機構(以下、単に「開閉軽減機構」と称す。)が設けられている。
従来のヘッドプレートは、例えば図3の(a)(b)に示すように、開閉可能なヘッドプレート1(図3の(a)では太線で囲まれた領域)と、ヘッドプレート1の周囲に形成されたサブヘッドプレート2とで形成されている。ヘッドプレート1はサブヘッドプレート2に設けられた開閉軽減機構3によって開閉される。
そこで、従来の開閉軽減機構3について説明する。従来の開閉軽減機構3は、図3の(a)、(b)に示すように、ヘッドプレート1の開閉時の荷重(以下、「開閉荷重」と称す。)を軽減するガススプリング3Aと、ヘッドプレート1を所定の開放位置に保持するラチェット機構3Bと、ラチェット機構3Bを操作するラチェット操作機構3Cと、を有する。
サブヘッドプレート2は、図3の(a)、(b)に示すように矩形状の枠体として形成され、この枠体の背面側縁部(同図の右側縁部)のやや内方にヘッドプレート1の回転軸1Aが設けられている。この回転軸1Aはサブヘッドプレート2の左右縁部(同図の上下縁部)間に架設されており、その左右両端にガススプリング3Aが屈曲レバー3Aを介して連結されている。ガススプリング3Aは、シリンダ側が屈曲レバー3Aに連結され、ロッドがプローバ室の背面側上部に連結されている。従って、作業員がヘッドプレート1を開く時に、ガススプリング3Aがロッドを伸ばし、屈曲レバー3Aを介してヘッドプレート1を同図の(b)に示すように所定の角度まで開き、ラチェット機構3Bによって所定の開位置を保持する。
ヘッドプレート1の開放保持位置は二段階あり、それぞれの位置をラチェット機構3Bによって保持する。即ち、ラチェット機構3Bは、図3の(a)、(b)及び図4に示すように、回転軸1Aの端部に固定された反時計へ傾斜する二枚の歯を有するラチェット歯車3Bと、ラチェット歯車3Bと噛み合う回転爪3Bと、を有し、回転爪3Bが図4に示す二枚の歯の間に入り込む位置とその反時計方向の外側の位置で反時計方向へのヘッドプレート1の回転を後述のように止めてそれぞれの開放位置で保持する。
ラチェット操作機構3Cは、図3の(a)、(b)に示すように、ラチェット機構3Bを操作する操作部材3Cと、操作部材3Cと回転爪3Bを繋ぐワイヤ3Cと、回転爪3Bに時計方向の回転力を付与するスプリング3Cと、を有している。従って、ヘッドプレート1が開いて図3の(b)に仮想線で示す位置にある時は、ヘッドプレート1が自重により反時計方向へ回転しようとしてもラチェット歯車3Bに噛み込む回転爪3Bの時計方向への回転が操作部材3Cによって規制されるため、ヘッドプレート1は閉じることなく所定の開放位置に保たれる。ヘッドプレート1と閉じる時には、操作部材3Cを引っ張って回転爪3Bをラチェット歯車3Bから外すことによって閉じることができる。
しかしながら、図3に示す従来の開閉軽減機構3は、ヘッドプレート1を小さな力で開くことができるが、プローバ室の天面がヘッドプレート1とサブヘッドプレート2によって構成され、ヘッドプレート1の下方は各種の機器が設置されているため、開閉軽減機構3をサブヘッドプレート2側に設置せざるを得ない。開閉軽減機構3をサブヘッドプレート2に設けると、開閉軽減機構3はサブヘッドプレート2側からヘッドプレート1を開閉するため、開閉軽減機構3のガススプリング3A、屈曲レバー3A1、ラチェット機構3B及びラチェット操作機構3C等の多数の部材からなり、構造が複雑になるため、開閉軽減機構3の製造コストが高く、しかもその取り付け作業や交換作業等のメンテナンス作業が煩雑になってメンテナンスコストが高くなる。
尚、本出願人は、特許文献1、2においてもヘッドプレートの開閉軽減機構を提案しているが、いずれも構造的に複雑であった。
特開平10−125744 特開2001−053119
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、サブヘッドプレートをなくして一枚のヘッドプレートによって形成して開閉軽減機構を簡素化し、プローブ装置のメンテナンス性を高め、延いては製造コスト及びメンテナンスコストを低減することができるヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載のヘッドプレートの開閉軽減機構は、プローバ室の上端開口を開閉するように上記上端開口の後端部に設けられた回転軸に取り付けられたヘッドプレートと、上記ヘッドプレートの開閉時の負荷を軽減するために上記プローバ室の左右の側壁に沿って設けられた一対の伸縮機構と、上記ヘッドプレートを所定の開放位置で保持するように構成された屈伸可能な開閉ロック機構と、を備え、上記伸縮機構は、一端が上記ヘッドプレートの左右両端部に揺動自在に連結され、他端が上記プローバ室の左右の側壁近傍に揺動自在に連結されており、また、上記開閉ロック機構は、一端が上記ヘッドプレートに揺動自在に連結された第1の部材と、一端側が上記第1の部材の他端部とピンを介して結合され且つ他端が上記プローバ室に揺動自在に連結された第2の部材と、を備え、上記第1の部材は、上記ピンから上記ヘッドプレート側に偏倚して設けられた軸を有し、上記第2の部材は、一端に形成されて上記軸と係合する鉤部を有し、上記第1、第2の部材は、直線状に伸びて上記軸と上記鉤部が係合し、上記ヘッドプレートを所定の開放位置に保持することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のヘッドプレートの開閉軽減機構は、請求項1に記載の発明において、上記伸縮機構がガススプリングによって構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のヘッドプレートの開閉軽減機構は、請求項1または請求項2に記載の発明において、少なくとも上記第1の部材の他端側は上記ピンによって所定の隙間を空けて結合された一対のプレートを有し、上記第2の部材が上記一対のプレートを出入するように上記第1の部材とピン結合していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のヘッドプレートの開閉軽減機構は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記第2の部材は上記ピン結合部より他端側に屈曲部と、上記屈曲部の両端から互いに反対方向に平行に延びる第1、第2直線部と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の開閉ロック機構は、プローバ室の上端開口を開閉するように上記上端開口の後端部に設けられた回転軸に取り付けられたヘッドプレートを、所定の開放位置に保持するように構成された屈伸可能な開閉ロック機構であって、上記開閉ロック機構は、一端が上記ヘッドプレートに揺動自在に連結された第1の部材と、一端側が上記第1の部材の他端部とピンを介して結合され且つ他端が上記プローバ室に揺動自在に連結された第2の部材と、を備え、上記第1の部材は、上記ピンから上記ヘッドプレート側に偏倚して設けられた軸を有し、上記第第2の部材は、一端に形成されて上記軸と係合する鉤部を有し、上記第1、第2の部材は、上記軸直線状に伸びて上記軸と上記鉤部が係合し、上記ヘッドプレートを所定の開放位置に保持することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載の開閉ロック機構は、請求項5に記載の発明において、少なくとも上記第1の部材の他端側は上記ピンによって所定の隙間を空けて結合された一対のプレートを有し、上記第2の部材が上記一対のプレートを出入するように上記第1の部材とピン結合していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載の開閉ロック機構は、請求項5または請求項6に記載の発明において、上記第2の部材は上記ピン結合部より他端側に屈曲部を有し、上記屈曲部の両端から互いに反対方向に平行に延びる第1、第2直線部と、を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、サブヘッドプレートをなくして一枚のヘッドプレートによって形成して開閉軽減機構を簡素化すると共に簡単な操作でヘッドプレートを所定の開放位置に保持してプローブ装置のメンテナンス性を高め、延いては製造コスト及びメンテナンスコストを低減することができるヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構を提供することができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明のヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構の一実施形態が適用されたプローブ装置を示す図で、(a)はヘッドプレートを開いた時の側面図、(b)はヘッドプレートを閉じた時の側面図である。 図1に示す開閉ロック機構の要部を示す斜視図である。 (a)、(b)は従来のヘッドプレートの開閉軽減機構が適用されたプローブ装置の要部を示す図で、(a)はヘッドプレートの下面を示す平面図、(b)はヘッドプレートの開閉軽減機構を示す側面図である。 図3に示すヘッドプレートの開閉軽減機構の要部を示す側面図である。
以下、図1及び図2に基づいて本発明の一実施形態について説明する。本実施形態のヘッドプレートの開閉軽減機構(以下、単に「開閉軽減機構」と称す。)10は、例えば図1の(a)、(b)に示すプローブ装置50のプローバ室51に適用されている。ローダ室は、従来のものに準じて構成されている。プローバ室51には半導体ウエハを載置する移動可能な載置台52と、載置台52の上方に配置されたプローブカード(図示せず)と、プローブカードが装着されたヘッドプレート53と、半導体ウエハの電極パッドとプローブカードのプローブとの位置合わせを行うアライメント機構(図示せず)と、を備え、半導体ウエハとプローブカードの位置合わせを行った後、載置台52を介して半導体ウエハとプローブカードとを電気的に接触させて半導体ウエハの電気的特性検査を行う。
ヘッドプレート53は、図1の(a)、(b)に示すようにプローバ室51の背面側(同図の左側)に架設された回転軸54に取り付けられ、回転軸54を中心に閉鎖位置と所定の開放位置の間で旋回してプローバ室51の上端開口を開閉するように矩形状に形成されている。このヘッドプレート53は、ネジ部材(図示せず)によってプローバ室51の開口上端の四隅に固定されている。本実施形態の開閉軽減機構10は、ヘッドプレート53を開閉する時にヘッドプレート53に作用して作業員の負荷を軽減すると共に、ヘッドプレート53を所定の開放位置を保つように構成されている。
而して、開閉軽減機構10は、図1の(a)、(b)に示すように、ヘッドプレート53を開閉する時に作業員の負荷を軽減する伸縮機構(例えば、ガススプリング)11と、ヘッドプレート53が所定の開放位置に達した時にヘッドプレート53をその位置に保持する開閉ロック機構12と、を備えている。
ガススプリング11は、同図に示すように、ロッド11Aの先端がヘッドプレート53の左右両端部の背面側に偏倚させて揺動自在に連結され、シリンダ11Bの下端がプローバ室51内の左右両側面の下部に揺動自在に連結されている。ガススプリング11をプローバ室51に取り付ける時には、開閉ロック機構12によってヘッドプレート53を開いて所定の開放位置を保持した状態で、ロッド11Aの先端をヘッドプレート53の所定位置に連結し、シリンダ11Bの下端をプローバ室51の所定位置に連結するだけで簡単に取り付け、交換することができる。
開閉ロック機構12は、図1の(a)(b)に示すように、一端(図1の(a)では上端)がヘッドプレート53の左側端部の前方に揺動自在に連結された第1の部材12Aと、上端側が第1の部材12Aの他端部(図1の(a)では下端部)とピン12Bを介して結合され、下端がプローバ室51の左側面の上端前方に揺動自在に連結された第2の部材12Cと、を備え、プローバ室51の少なくとも一方の側面側に取り付けられている。
第1の部材12Aは、例えば図2に示すように断面が矩形状の筒状に形成され、下端側が上下両面が除去された一対の細長形状のプレート部12Aによって形成されている。一対のプレート部の下端部間にピン12Bが設けられ、このピン12Bに第2の部材12Cが屈伸自在にピン結合されている。また、第2の部材12Cは、図1の(a)に示すように、第1直線部12C、第2直線部12C及び第1、第2直線部12C、12Cを繋ぐ屈曲部12Cからなり、第1直線部12Cと第2直線部12Cは屈曲部12Cの両端から互いに反対方向へ平行に延びている。そして、第1の部材12Aと第2の部材の12Cがピン12Bを介して直線状に伸びて、図1の(a)に示すように第2の部材12Cの第1直線部12Cが第1の部材12Aの下端側の一対のプレート部12A内に納まるようになっている。
図1の(a)、(b)及び図2に示すように、第1の部材12Aの一対のプレート部12A間にはロック用の軸12Dがピン12Bから上方へ偏倚して設けられ、また、第2の部材12Cの先端には軸12Dに対して係合するロック用の鉤部12Cが形成されている。ヘッドプレート53を開いた時には第1、第2の部材12A、12Cが図1の(a)に示すように直線状に伸び、鉤部12Cが軸12Dと係合して第1、第2の部材12A、12Cの直線状態を維持し、ヘッドプレート53を閉じた時には第1、第2の部材12A、12Cが同図に(b)に示すようにピン12Bを介して180°折り曲げられ、第1の部材12Aと第2の部材12Cの第1直線部12Cがヘッドプレート53内に隠れ、第2の部材12Cの上側に第1の部材12Aが重なるようになっている。
また、図2に示すように、第1の部材12Aの一対のプレート部12Aにはそれぞれ互いに対応する長孔12Aが軸方向に形成されている。一対のプレート部12Aには断面矩形状の三面を被覆する摺動体12Eが摺動可能に被覆されている。この摺動体12Eの両側面には長孔12Aに沿って延びる一対のプレート部12Eが形成され、これらのプレート部12Eの下端に長孔12Aから第1の部材12Aのプレート部12Aを横切るロック用の軸12Dが架設されている。
次に、動作について説明する。プローブ装置50のプローバ室51をメンテナンスする時にはヘッドプレート53の四隅にあるネジ部材を取り外した後、テストヘッド53を開いて所定の開放位置に保持する。ヘッドプレート53を開く時には作業員がヘッドプレート53の前端を持ち上げて開放するが、この時、ヘッドプレート53には開閉軽減機構10のガススプリング11が作用しているため、ヘッドプレート53に大きな力を加えることなく簡単にヘッドプレート53を開放することができる。
ヘッドプレート53を開く時には開閉ロック機構12の第1、第2の部材12A、12Cがピン12Bを介して延び、ヘッドプレート53が所定の開放位置に達し、第1の部材12Aの一対のプレート部12A内に第2の部材12Cの第1直線部12Cが納まって第1、第2の部材12A、12Cが直線状になると共に、第1の部材12Cの鉤部12C4が一対のプレート部12A内にある軸12Dと係合して第1、第2の部材12A、12Cをロックし、ヘッドプレート53を開放位置に保持する。
ヘッドプレート53を所定の開放位置に保持した状態でプローバ室51内のメンテナンスを行う。例えば、ガススプリング11を交換する時にはガススプリング11のみを交換するだけで済み、伸縮機構としてのコストも安く、作業も短時間で簡単に行うことができる。また、開閉ロック機構12は、第1、第2の部材12A、12Cをピン結合した簡単な構造であるため、それ自体のコストも安く、取り付け作業も短時間で簡単に行うことができる。また、開閉ロック機構12Bを交換する時には第1、第2の部材12A、12Cが直線状に伸びた長さに相当する支持棒(図示せず)を開閉ロック機構12Bの代替として使用してヘッドプレート53とプローバ室51の上端に挟み込むことによってヘッドプレート53を開放位置に保持することができる。
また、本実施形態ではサブヘッドプレートが省略されているため、ヘッドプレート53の中央にプローブカードを取り付けられているため、プローブカードからの荷重をヘッドプレート53の中央で受けて、荷重によるヘッドプレート53の歪みをヘッドプレート53の中央部を基準に前後左右対称に分散し、プローブカードと半導体ウエハの接触圧のバランスをとることができ、プローブカードと半導体ウエハの接触を安定させ、検査の信頼性を高めることができる。従来のプローブ装置は、プローブカードが必ずしもヘッドプレートの中央にあるわけでなく、ヘッドプレートに不均一な歪みが生じていた。
以上説明したように本実施形態によれば、開閉軽減機構10は、プローバ室51の左右の側壁に沿って設けられた一対のガススプリング11と、ヘッドプレート53を所定の開放位置で保持するように構成された屈伸可能な開閉ロック機構12と、備え、ガススプリング11は、上端がヘッドプレート53の左右両端部に揺動自在に連結され、下端がプローバ室51の左右の側壁近傍に揺動自在に連結されているため、伸縮機構がガススプリング11のみからなり、構造が簡単でコストが安く、取り付け作業も短時間で簡単に行うことができ、交換コストを低減することができる。
また、開閉ロック機構12は、第1、第2の部材12A、13Cがピン12Bを介して結合された簡単な構造であり、第1の部材12Aがピン12Bからヘッドプレート53側に偏倚して設けられた軸12Dを有し、第2の部材が上端に形成されて軸12Dと係合する鉤部12Cを有るため、鉤部12Cと軸12Dが係合するだけでヘッドプレート53を所定の開放位置にロックすることができ、しかもコストが安く、取り付け作業も短時間で簡単に行うことができ、交換コストを低減することができる。また、第1の部材12Aの下端側はピン13Bによって所定の隙間を空けて結合された一対のプレート12Aを有すると共に、第2の部材12Cはピン結合部より下端側に屈曲部13Cを有し、屈曲部13Cより上端側の第1直線部13Cと屈曲部13Cより下端側の第2直線部13Cが互いに平行して形成されているため、開閉ロック機構12をヘッドプレート53に対してコンパクトに収納することができる。
尚、本発明は、上記実施形態の何等制限されるものではなく、必要に応じて各構成要素を適宜設計変更することができる。
10 開閉軽減機構
11 ガススプリング(伸縮機構)
12 開閉ロック機構
12A 第1の部材
12A プレート部
12B ピン
12C 第2の部材
12C 第1直線部
12C 第2直線部
12C 屈曲部
12C 鉤部
12D 軸
50 プローブ装置
51 プローバ室
52 載置台
53 ヘッドプレート

Claims (7)

  1. プローバ室の上端開口を開閉するように上記上端開口の後端部に設けられた回転軸に取り付けられたヘッドプレートと、上記ヘッドプレートの開閉時の負荷を軽減するために上記プローバ室の左右の側壁に沿って設けられた一対の伸縮機構と、上記ヘッドプレートを所定の開放位置で保持するように構成された屈伸可能な開閉ロック機構と、を備え、
    上記伸縮機構は、一端が上記ヘッドプレートの左右両端部に揺動自在に連結され、他端が上記プローバ室の左右の側壁近傍に揺動自在に連結されており、また、
    上記開閉ロック機構は、一端が上記ヘッドプレートに揺動自在に連結された第1の部材と、一端側が上記第1の部材の他端部とピンを介して結合され且つ他端が上記プローバ室に揺動自在に連結された第2の部材と、を備え、上記第1の部材は、上記ピンから上記ヘッドプレート側に偏倚して設けられた軸を有し、上記第2の部材は、一端に形成されて上記軸と係合する鉤部を有し、上記第1、第2の部材は、直線状に伸びて上記軸と上記鉤部が係合し、上記ヘッドプレートを所定の開放位置に保持することを特徴とするヘッドプレートの開閉軽減機構。
  2. 上記伸縮機構がガススプリングによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドプレートの開閉軽減機構。
  3. 少なくとも上記第1の部材の他端側は上記ピンによって所定の隙間を空けて結合された一対のプレートを有し、上記第2の部材が上記一対のプレートを出入するように上記第1の部材とピン結合していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッドプレートの開閉軽減機構。
  4. 上記第2の部材は上記ピン結合部より他端側に屈曲部と、上記屈曲部の両端から互いに反対方向に平行に延びる第1、第2直線部と、を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のヘッドプレートの開閉軽減機構。
  5. プローバ室の上端開口を開閉するように上記開口の後端部に設けられた回転軸に取り付けられたヘッドプレートを、所定の開放位置に保持するように構成された屈伸可能な開閉ロック機構であって、上記開閉ロック機構は、一端が上記ヘッドプレートに揺動自在に連結された第1の部材と、一端側が上記第1の部材の他端部とピンを介して結合され且つ他端が上記プローバ室に揺動自在に連結された第2の部材と、を備え、上記第1の部材は、上記ピンから上記ヘッドプレート側に偏倚して設けられた軸を有し、上記第第2の部材は、一端に形成されて上記軸と係合する鉤部を有し、上記第1、第2の部材は、直線状に伸びて上記軸と上記鉤部が係合し、上記ヘッドプレートを所定の開放位置に保持することを特徴とする開閉ロック機構。
  6. 少なくとも上記第1の部材の他端側は上記ピンによって所定の隙間を空けて結合された一対のプレートを有し、上記第2の部材が上記一対のプレートを出入するように上記第1の部材とピン結合していることを特徴とする請求項5に記載の開閉ロック機構。
  7. 上記第2の部材は上記ピン結合部より他端側に屈曲部を有し、上記屈曲部の両端から互いに反対方向に平行に延びる第1、第2直線部と、を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の開閉ロック機構。
JP2010024483A 2010-02-05 2010-02-05 ヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構 Active JP5554581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010024483A JP5554581B2 (ja) 2010-02-05 2010-02-05 ヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010024483A JP5554581B2 (ja) 2010-02-05 2010-02-05 ヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011163821A JP2011163821A (ja) 2011-08-25
JP5554581B2 true JP5554581B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=44594694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010024483A Active JP5554581B2 (ja) 2010-02-05 2010-02-05 ヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5554581B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6196890B2 (ja) * 2013-11-21 2017-09-13 東京エレクトロン株式会社 蓋部材開閉機構及び基板検査装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2582252B2 (ja) * 1987-02-02 1997-02-19 東京エレクトロン株式会社 プロ−ブ装置
JPH02106944A (ja) * 1988-10-17 1990-04-19 Tokyo Electron Ltd プローブ装置
JPH09318661A (ja) * 1996-05-29 1997-12-12 Nippon Maikuronikusu:Kk プローバのシールド装置
JP3555072B2 (ja) * 1999-08-09 2004-08-18 東京エレクトロン株式会社 ヘッドプレート開閉軽減機構
JP2002340979A (ja) * 2001-05-11 2002-11-27 Kawasaki Microelectronics Kk 測定装置の運転方法
JP4062996B2 (ja) * 2002-07-08 2008-03-19 株式会社デンソー 緊急遮断弁
JP2005175363A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Nikon Corp 撮像素子検査装置
JP4797501B2 (ja) * 2005-08-08 2011-10-19 パナソニック電工株式会社 床下収納庫の蓋板開閉装置
US7307440B2 (en) * 2005-10-25 2007-12-11 Credence Systems Corporation Semiconductor integrated circuit tester with interchangeable tester module
JP3151651U (ja) * 2009-04-15 2009-07-02 慎吾 山本 幅寄せ具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011163821A (ja) 2011-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2019085891A1 (zh) 内柔性屏移动终端的铰链及内柔性屏移动终端
US11244882B2 (en) Socket for electrical component
JP4786408B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP6148158B2 (ja) リッド装置
JP5473676B2 (ja) ガススプリングを用いたカバー開閉支持機構および自動取引装置
ATE467025T1 (de) Hebevorrichtung für eine zweiflügelige faltklappe
KR102287269B1 (ko) 디스플레이 패널 검사용 소켓장치
US20150232189A1 (en) Pressure Release Latch
JP2011139317A5 (ja)
JP6109268B2 (ja) 彎曲試験機
JP5554581B2 (ja) ヘッドプレートの開閉軽減機構及び開閉ロック機構
WO2020207334A1 (zh) 内柔性屏移动终端的铰链及内柔性屏移动终端
JP6001612B2 (ja) 配電盤
TW582081B (en) Probing apparatus and head plate opening/closing force-reducing mechanism
WO2017124679A1 (zh) 一种双向阻尼器及其应用的移动门
US20180155964A1 (en) Two-point lock
KR20200021455A (ko) 가구 도어의 움직임을 위한 기구
JP4219177B2 (ja) 電気部品用ソケット
JP2011069061A (ja) 横すべり出し窓の開閉装置
JP7170393B2 (ja) 開閉体の開閉機構
TWM446260U (zh) 掀蓋式觸控螢幕輔助支撐裝置
CN207515748U (zh) 一种车门检测装置
KR101006882B1 (ko) 반자동 스프링
JP2007311170A (ja) 電気部品用ソケット
JP6598590B2 (ja) クランプ式鎖錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5554581

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250