JP5551744B2 - 巻取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電解コンデンサ素子等の巻回素子を製造するための帯状材料の巻取装置に関する。
帯状材料の巻取装置は、スリットを有する巻軸を備えている。帯状材料の巻取装置では、スリットに帯状材料を挟み込んで巻軸を回転させることにより、巻軸に帯状材料を巻き付け、その後に帯状材料を切断することにより、電解コンデンサ素子等の素子を形成する。
従来の巻取装置では、巻取中に張力の掛かった帯状材料の裁断は、2つの刃を有するカッターを用いて行われていた(例えば、特許文献1、2参照)。具体的には、カッターの上刃と下刃で帯状材料を挟み、カッターの剪断力により帯状材料を裁断していた。
従来の巻取装置におけるカッターについて、図6を用いて説明する。なお、図6において、Fは、帯状材料115の進行方向を示し、Rは、帯状材料115の幅方向を示し、Pは、帯状材料115の厚さ方向を示す。
巻取装置100は、カッターとして、第一刃113(上刃)および第二刃114(下刃)を備える。第一刃113は、平面状の刃面113cと、直線状の刃先113dとを備える。第二刃114は、平面状の刃面114cと、直線状の刃先114dとを備える。
図6(a)に示すように、第一刃113の刃先113dと、第二刃114の刃先114dとは、間隔を空けて対向している。第一刃113の刃先113dと第二刃114の刃先114dとの間に、帯状材料115が位置している。第一刃113の刃先113dは、帯状材料115の表面と平行である。第二刃114の刃先114dは、帯状材料115の表面に対して傾斜している。また、第一刃113の刃面113cと第二刃114の刃面114cとは、図6(b)、(d)、(f)に示すように、平行である。
図6(a)、(b)に示す状態から、第一刃113および第二刃114は、帯状材料115の厚さ方向Pにおいて、相対的に近づく方向に沿って移動する。そして、第一刃113および第二刃114は、図6(c)、(d)に示すように、帯状材料115を挟み、図6(e)、(f)に示すように、帯状材料115を切断する。
特開平2−181415号公報 特開2006−69735号公報
ところで、帯状材料は複数の物質から構成されることが多い。例えば、一般的な電解コンデンサでは、帯状材料は、弁金属からなる陽極箔および陰極箔、ならびにセパレータで構成される。従来、セパレータとしては、一般的に天然紙からなるものが用いられていたが、近年、プラスチック製のセパレータも多く用いられるようになっている。
帯状材料としてプラスチック等の樹脂のような滑り易く柔軟性がある材料が含まれる場合、カッターの剪断力が材料に適切に伝わらず、帯状材料を裁断できない場合があった。また、カッターの剪断力を上げるために刃の位置合せを実施しても、裁断時に帯状材料上で滑って材料から刃が逃げてしまう場合があり、そのような場合に、刃同士が接触し、刃等の部品が破損してしまうことがあった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、帯状材料が比較的滑り易く柔軟性がある場合であっても、裁断に支障がなく、素子の作製が可能であり、連続稼働しても、刃先同士が接触することがなく、素子の生産効率を高めることができる巻取装置を提供することである。
本発明は、帯状材料の巻取装置であって、前記巻取装置は、前記帯状材料を巻き取ることにより素子を形成する巻軸と、前記巻軸よりも上流側において前記帯状材料の厚さ方向に沿って前記帯状材料を挟んで切断するための第一刃および第二刃と、弾性を有し、前記第一刃を支持する接続部材と、前記第一刃および前記第二刃の少なくとも一方を、前記帯状材料の厚さ方向に移動させる駆動部とを備え、前記第一刃および前記第二刃の一方の刃は、先端側に傾斜面を有するガイド部を備え、前記傾斜面は、刃面に対して傾斜しており、且つ前記第一刃および前記第二刃が前記帯状部材を挟む前に他方の刃に接触する位置に形成されており、
前記第一刃および前記第二刃のうちの前記一方の刃が備える前記ガイド部の前記傾斜面の後端側の端縁部は、前記一方の刃の刃先よりも先端側に位置し、
前記第一刃および前記第二刃は、前記第一刃と前記第二刃との接触位置が前記端縁部を越えて前記第一刃と前記第二刃とが前記帯状部材を挟んで切断するとき、前記第一刃が、前記第二刃との接触による前記帯状部材の進行方向と平行な方向への移動を伴わずに、前記帯状材料の厚さ方向に沿って移動するように配置されている。
本発明によれば、前記接続部材の弾性と、前記ガイド部とにより、前記帯状材料の適正な位置に、適切な剪断力を伝えることができる。従って、前記帯状材料が比較的滑り易く柔軟性がある場合であっても、裁断に支障がなく、素子の作製が可能である。また、前記接続部材の弾性と、前記ガイド部により、裁断を行うごとに前記第一刃および前記第二刃の位置調整が行われるので、巻取装置を連続稼働しても、前記第一刃の刃先と前記第二刃の刃先とが接触することがない。従って、前記第一刃と前記第二刃の耐久性を向上させることができ、素子の生産効率を高めることができる。
本実施形態に係る巻取装置を模式的に示す説明図である。 (a)は、図1に示す巻取装置の部分拡大側面図であり、(b)は、その正面図である。 (a)は、図1に示す巻取装置が備える第一刃の正面図であり、(b)は、その側面図であり、(c)は、(b)におけるZ部分の拡大図である。 (a)は、図1に示す巻取装置が備える第二刃の正面図であり、(b)は、その断面図である。 (a)は、第一刃のガイド部と第二刃のガイド部とが接触したときの状態を示す正面図であり、(b)は、その側面図であり、(c)は、第一刃と第二刃とが帯状材料を挟んだときの状態を示す正面図であり、(d)は、その側面図であり、(e)は、第一刃と第二刃とが帯状材料を切断したときの状態を示す正面図であり、(f)は、その側面図である。 (a)は、従来の巻取装置が備えるカッターを示す正面図であり、(b)は、その側面図であり、(c)は、(a)に示すカッターが帯状材料を挟んだときの状態を示す正面図であり、(d)は、その側面図であり、(e)は、(a)に示すカッターが帯状材料を切断したときの状態を示す正面図であり、(f)は、その側面図である。
図1は、本実施形態に係る巻取装置を模式的に示す説明図である。
巻取装置1は、電解コンデンサ素子等の素子を製造するための帯状材料15の巻取装置である。巻取装置1は、帯状材料15を巻き取ることにより、電解コンデンサ素子等の素子を製造することができる。図示しないが、帯状材料15は、リール状に巻かれた状態で巻取装置1に取り付けられている。帯状材料15は、リール(図示せず)から引き出され、図1に示すように、ガイドローラ11を通過し、第一刃13(上刃)および第二刃14(下刃)の間を通過し、素子を巻回するための巻軸12へ供給され、巻軸12により巻き取られる。巻軸12には、任意の間隔(スリット)が設定されている。間隔内に帯状材料15が挿入され、間隔が調整されることにより、帯状材料15は、巻軸12に固定される。
第一刃13及び第二刃14により切断される帯状材料15としては、特に限定されず、例えば、電極箔(陽極箔若しくは陰極箔)、セパレータ、又は電極箔とセパレータとの組合せが挙げられる。具体的には、帯状材料15は、陽極箔および陰極箔ならびにセパレータを備え、セパレータと陽極箔または陰極箔としての金属箔とが交互に重ね合わされていてもよい。また、帯状材料15は、陽極箔および陰極箔ならびに2枚のセパレータからなり、セパレータ、陽極箔、セパレータおよび陰極箔が、この順に重ね合わされていてもよい。なお、本発明における帯状材料は、この例に限定されない。
また、帯状材料15が複数部材からなり、各部材が各々のリールから供給され、第一刃13及び第二刃14の上流側で各部材が重ね合わされて、帯状材料15として第一刃13と第二刃14との間に供給される場合には、帯状材料15の一部が第一刃13及び第二刃14以外の切断装置で切断されてもよい。この場合、帯状材料15の残部が第一刃13及び第二刃14により切断される。
巻取装置1では、巻軸12よりも上流側に、帯状材料15を裁断するための第一刃13および第二刃14が設置されている。具体的には、巻軸12とガイドローラ11との間で、第一刃13および第二刃14は、帯状材料15を裁断する。帯状材料15の進行方向Fにおいて、ガイドローラ11側が、上流側であり、巻軸12側が、下流側である。第一刃13および第二刃14の各々は、図中に示す矢印Pの方向に移動可能に設けられている。第一刃13および第二刃14は帯状材料15を挟み、帯状材料15を裁断する。
なお、矢印Pの方向は、帯状材料15の厚さ方向である。巻取装置1において、第一刃13および第二刃14は、帯状材料15の厚さ方向Pに沿って直線往復運動を行う。また、矢印Fは、第一刃13および第二刃14の間を通過するときの帯状材料15の進行方向である。また、矢印Rは、帯状材料15の幅方向である。帯状材料15は、帯状材料15の幅方向Rに沿って切断される。
本実施形態では、帯状材料15の進行方向Fは、帯状材料15の厚さ方向Pと略直交している。ここでいう略直交は、巻取装置1の設計誤差や帯状材料15の撓み等による誤差を許容することを意味する。なお、本発明において、帯状材料15の進行方向Fは、必ずしも、帯状材料15の厚さ方向Pと直交する必要は無い。
第一刃13は、接続部材2に取り付けられている。接続部材2は、弾性を有し、第一刃13を支持する。接続部材2は、基台16に取り付けられている。基台16は、駆動部3に取り付けられている。第二刃14は、駆動部7に取り付けられている。これらの構成については、後で詳述する。
巻取装置1では、巻軸12が回転することにより、所定長さの帯状材料15が巻軸12に巻き付けられ、その後、第一刃13および第二刃14が帯状材料15の厚さ方向Pに沿って相対的に近づく方向に移動し、第一刃13および第二刃14が帯状材料15を挟んで裁断する。本実施形態では、第一刃13および第二刃14が移動する場合について説明するが、本発明は、この例に限定されず、第一刃13または第二刃14のいずれか一方のみが移動してもよい。帯状材料15の端部は、裁断された後に自由になっているので、巻取装置1が備えるテープ貼り付け機構等(図示せず)により、帯状材料15の端部を、巻軸12に巻き取られた帯状材料15に固定する。その後、巻軸12に巻き取られた帯状材料15を巻軸12から取り外すことにより、電解コンデンサ素子が完成する。
なお、本実施形態では、帯状材料15が複数の材料からなる場合について説明しているが、帯状材料15が単独の材料からなる場合であっても、同様に切断することができる。また、本実施形態では、第一刃13が上側に配置され、第二刃14が下側に配置される場合について説明しているが、第一刃13が下側に配置され、第二刃14が上側に配置されてもよい。
図2(a)は、図1に示す巻取装置の部分拡大側面図であり、(b)は、その正面図である。
接続部材2は、切れ目2d、2eが形成された中実体である。接続部材2は、切れ目2d、2eが形成されることにより弾性を有している。接続部材2は、金属製であり、例えば鋼材からなる。接続部材2の先端に第一刃13が固定されており、接続部材2は、基台16に固定されている。具体的に、接続部材2は、第一刃13が設置される先端部2aと、基台16に固定される支持部2cと、先端部2aと支持部2cとを連結する連結部2bとからなる。先端部2aと支持部2cと連結部2bとは一体として形成されている。なお、鋼材としては、例えば、バネ鋼材を挙げることができる。
先端部2aは、矩形状を有しており、先端部2aの正面2g(帯状材料15の進行方向Fにおける上流側の面)に、第一刃13の柄部13aが固定されている。
支持部2cは、帯状材料15の厚さ方向Pに沿って延びる柱状体であり、本実施形態では、角柱状体である。支持部2cの先端(下端)は、連結部2bを介して、先端部2aと繋がっている。支持部2cの後端側(上端側)は、基台16に固定されており、支持部2cの先端側(下端側)には、切れ目2d、2fが形成されている。具体的に、支持部2cは、固定部材2f(例えば、ネジ)により基台16の正面16aに固定されている。
このように、接続部材2は、帯状材料15の厚さ方向Pに延びる形状を有しており、接続部材2の先端側には、第一刃13が固定され、接続部材2の後端側には、基台16が固定されている。さらに、図2(a)に示すように、接続部材2の第一刃13が固定された部分と、接続部材2の基台16が固定された部分とは、帯状材料15の厚さ方向Pにおいて重なり合わない。本実施形態に係る巻取装置1では、第一刃13が固定された部分と、基台16が固定された部分との間に、切れ目2d、2eが形成されているので、接続部材2が有する弾性が第一刃13に作用し易くなっている。
切れ目2dは、側面視(図2(a)参照)において、支持部2cの正面2hから帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に沿って下流側に向かって延び、それから帯状材料15の厚さ方向Pに沿って先端側に向かって延びている。正面2hは、支持部2cが有する面のうち、帯状材料15の進行方向Fにおける上流側の面である。
切れ目2eは、側面視において、支持部2cの背面2iから帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に沿って上流側に向かって延び、それから帯状材料15の厚さ方向Pに沿って後端側に向かって延びている。背面2iは、帯状材料15の進行方向Fにおける下流側の面である。
このように、切れ目2d、2eは、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に沿う部分と、帯状材料15の厚さ方向Pに沿う部分とを有している。
切れ目2dは、支持部2cの正面2hに形成されている。切れ目2eは、支持部2cの背面2iに形成されている。切れ目2dは、正面視(図2(b)参照)において、帯状材料15の幅方向Rに沿って延びており、接続部材2の両側面まで到達している。切れ目2eも、帯状材料15の幅方向Rに沿って延びており、接続部材2の両端面まで到達している。
このように、接続部材2の先端側に第一刃13が固定され、接続部材2の後端側が基台16に固定され、接続部材2の先端側と後端側との間に切れ目2d、2eが形成されており、これにより、接続部材2は、帯状材料15の厚さ方向Pおよび帯状材料15の進行方向Fに対する弾性を有している。
本実施形態では、切れ目2d、2eの形状によって、接続部材2が有する弾性が調節されている。切れ目2d、2eは、支持部2c(接続部材2)の正面2hまたは背面2iから形成されており、正面視において帯状材料15の幅方向Rに沿って延びており、接続部材2の両端面まで到達している。
従って、第一刃13に対して、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に沿う力が加わったときには、切れ目2d、2eのいずれか一方の幅が拡がるように接続部材2が変形し、これにより帯状材料15の進行方向Fに対する弾性が生じる。
また、第一刃13に対して、帯状材料15の厚さ方向Pに沿う力が加わったときには、切れ目2d、2eが閉じるように接続部材2が変形し、これにより帯状材料15の厚さ方向Pに沿う弾性が生じる。
なお、接続部材2には、上流側の表面(正面2h)から下流側の表面(背面2i)まで到達する切れ目が形成されていない。従って、帯状材料15の幅方向Rにおける接続部材2の変形を防止することができ、帯状材料15に適切に且つ効率よく力を伝達することができる。
基台16は、基台16が駆動部3に取り付けられる位置を調整するための調整部16bを備えている。調整部16bにおいて、基台16の上下方向(帯状材料15の厚さ方向P)における取付位置を調整することにより、第一刃13の上下方向の位置を調整することができる。
基台16は、調整部16bにより、駆動部3に固定されている。駆動部3は、帯状材料15の厚さ方向Pに沿った直線往復運動を行うことができ、これにより、第一刃13を帯状材料15の厚さ方向Pに沿って直線往復運動させることができる。駆動部3は、例えば、鋼鋼材からなる。第二刃14は、駆動部7に固定されている。駆動部7は、帯状材料15の厚さ方向Pに沿った直線往復運動を行うことができ、これにより、第二刃14を帯状材料15の厚さ方向Pに沿って直線往復運動させることができる。駆動部7は、例えば、鋼鋼材からなる。なお、駆動部3、7が直線往復運動を行うための機構としては、従来公知の機構を用いることができる。また、第一刃13および第二刃14は、例えば、駆動部3、7とは異なる材質の鋼鋼材からなる。
図3(a)は、図1に示す巻取装置が備える第一刃13の正面図であり、(b)は、その側面図であり、(c)は、(b)におけるZ部分の拡大図である。
第一刃13は、接続部材2(図2参照)に固定される柄部13aと、柄部13aの先端側に設けられた刀身部13bとを備える。なお、第一刃13において、先端側とは、第二刃14および帯状材料15に近い端部をいう。柄部13aと刀身部13bとは、一体的に形成されている。
柄部13aは、板状体であり、接続部材2に面接触する。柄部13aは、図3(a)に示すように、正面視において、帯状材料15の厚さ方向Pに沿って延びる矩形状を有している。
刀身部13bは、帯状材料15の幅方向Rに沿って延びる板状体であり、刀身部13bの一方の側部(図3(a)における右側部分)において、柄部13aと連続している。また、刀身部13bの他方の側部(図3(a)における左側部分)において、刀身部13bの先端側には、ガイド部13eが形成されている。ガイド部13eは、刃先13dよりも先端側(即ち、第二刃14側)に突出し、且つ刃先13dと連続していない。さらに、刀身部13bの中央部分の先端側には、直線状の刃先13dが形成されており、刃先13dより後端側の面が、刃面13cである。即ち、刀身部13bは、図3(a)に示すように、帯状材料15の幅方向Rに延びる形状を有しており、帯状材料15の幅方向Rにおける柄部13aと連続する部分とガイド部13eとの間に、帯状材料15と接触する刃先13dを有する。
ガイド部13eは、第一刃13の刃先13dと第二刃14の刃先14d(図4参照)との接触を防ぎ、第一刃13の刃先13dと第二刃14の刃先14dとの位置調整の機能を果たすものであり、傾斜面13fを有している。傾斜面13fは、刀身部13bにおける刃面13cと同じ側に形成されている。第一刃13は、第一刃13および第二刃14が相対的に近づく方向に移動したときに傾斜面13fが第二刃14と接触する位置に設置されている。傾斜面13fは、刃面13cに対して傾斜している。具体的に、図3(c)に示すように、傾斜面13fは、先端側から後端側に近づくほど刃面13cに近づくように傾斜している。図3(c)に示す傾斜面13fと刃面13c(即ち刃面14c)とのなす角αは、第一刃13の刃先13dの角および第二刃14の刃先14dの角(図4参照)の両方よりも小さく、本実施形態において、9°である。本発明において角αの角度は、この例に限定されず、例えば、1〜45°であることが好ましく、5〜30°であることがより好ましく、7〜15°であることがさらに好ましい。
傾斜面13fは、第一刃13および第二刃14が帯状部材15を挟む前に第二刃14(図4参照)に接触する位置に形成されている。本実施形態では、傾斜面13fは、第二刃14が備えるガイド部14e(図4参照)と接触する。また、傾斜面13fの後端側の端縁部13gは、図3(a)、(c)に示すように、刃先13dよりも先端側(第二刃14側)に位置している。端縁部13gよりも後端側の面は、刃面13cと平行であり、刃面13cと同一平面上に位置する。なお、傾斜面13fは、平面であるが、曲面であってもよい。傾斜面13fが曲面である場合、角αは、帯状材料15の幅方向Rからみた傾斜面13fの先端と後端側の端縁部13gとを結ぶ平面と刃面13c(即ち刃面14c)との成す角を指す。
図4(a)は、図1に示す巻取装置が備える第二刃14の正面図であり、(b)は、その断面図である。
第二刃14は、平板状の刀身部14bからなり、刀身部14bには、貫通孔14aが形成されている。貫通孔14aに固定部材(例えば、ネジ)を設けることにより、第二刃14は駆動部7(図2参照)に固定される。第二刃14の先端側には、ガイド部14eと、刃先14dとが形成されている。第二刃14において、先端側とは、第一刃13および帯状材料15に近い端部をいう。
第二刃14のガイド部14eは、第一刃13のガイド部13eに対応する位置に形成されている。第二刃14の刃先14dは、第一刃13の刃先13dに対応する位置に形成されており、刃先14dの後端側の面が、刃面14cである。ガイド部14eと刃面14cとは同一平面上に位置しており、ガイド部14eは、傾斜面を有していない。ガイド部14eは、刃先14dと異なる位置に設けられている。
巻取装置1においては、第一刃13が、金属箔と接触し、第二刃14が、セパレータと接触する場合、図2〜4に示すように、セパレータと接触する第二刃14の刃先14dの角は、金属箔と接触する第一刃13の刃先13dよりも小さい。なお、本発明において、刃先13d、14dの角度の関係は、この例に限定されない。
次に、巻取装置1における帯状材料15の切断動作について、図5を用いて説明する。図5では、図1〜図4に示す構成と同じ構成に対して、図1〜図4で付した符号と同一の符号を付している。
所定長さの帯状材料15が巻軸12(図1参照)に巻き付けられたときに、第一刃13および第二刃14が帯状材料15の厚さ方向Pに沿って相対的に近づく方向に移動する。本実施形態の巻取装置1では、図5(a)、(b)に示すように、第一刃13の刃先13dと第二刃14の刃先14dとが帯状材料15を挟む前に、第一刃13のガイド部13eの傾斜面13fと第二刃14のガイド部14eとが接触する。
第一刃13の刃面13cは、帯状材料15の進行方向Fの上流側に向いており、第二刃14の刃面14cは、帯状材料15の進行方向Fの下流側に向いている。即ち、第一刃13の刃面13cと第二刃14の刃面14cとは、反対方向を向いている。第一刃13の刃面13cと第二刃14の刃面14cとは、平行であり、帯状材料15の厚さ方向Pに対して平行である。また、本実施形態において、第一刃13の刃面13cと第二刃14の刃面14cとは、帯状材料15の幅方向Rに対して平行である。
また、第一刃13の刃面13cは、第二刃14の刃面14cに対して帯状材料15の進行方向Fの上流側に位置している。また、第一刃13の刃先13dと第二刃14の刃先14dとの間隔は、図5(a)に示すように、ガイド部13eに近いほど狭く、柄部13bと連続する部分に近いほど広い。さらに、帯状材料15の厚さ方向において、ガイド部13eと第二刃14との距離は、第一刃13の刃先13dと、第二刃14の刃先14dとの距離よりも小さい。
第一刃13のガイド部13eの傾斜面13fと第二刃14のガイド部14eとが接触しており、且つ第一刃13が、弾性を有する接続部材2に支持されているので、第一刃13および第二刃14が相対的に近づく方向に移動するとき(図5(a)、(b)に示す状態から図5(c)、(d)に示す状態に変化するとき)、第一刃13は、接続部材2の弾性に抗して、傾斜面13fに沿って、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に移動しながら、第二刃14に対して相対的に近づく方向に移動する。このとき、第一刃13には、接続部材2の弾性により、第二刃14に向かう力が加わり、第一刃13は、第二刃14に接触する。そして、接続部材2の弾性によって、第一刃13と第二刃14とが接触する状態が維持される。その状態で、第一刃13と第二刃14とが相対的に近づくことにより、図5(c)、(d)に示すように、第一刃13の刃先13dと第二刃14の刃先14dとが帯状材料15を挟む。言い換えると、傾斜面13fが第二刃14に接触してから第一刃13および第二刃14が帯状材料15を挟むまでの間、第一刃13および第二刃14は、接続部材2の弾性によって接触し続ける。
上述したように、巻取装置1では、第一刃13と第二刃14とが接触するときには、第一刃13の刃面13cは、第二刃14の刃面14cに対して帯状材料15の進行方向Fの上流側に位置する。その後、第一刃13は、第二刃14に対して相対的に近づく方向に移動するとき、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向にも移動するので、第一刃13と第二刃14とが帯状材料15を挟むときには、第一刃13cの刃面13cは、第二刃14の刃面14cに対して帯状材料15の進行方向Fの下流側に位置する。即ち、第一刃13と第二刃14とが接触してから第一刃13と第二刃14とが帯状材料15を挟むまでの間に、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向における第一刃13の刃面13cと第二刃14の刃面14cとの位置関係が入れ替わり、上流側に位置する刃面13cが下流側に移動し、下流側に位置する刃面14cが上流側に移動する。
このように、巻取装置1では、第一刃13は、第二刃14に対して相対的に近づく方向に移動するときに、接続部材2の弾性によって第二刃14に接触しながら、傾斜面13fの傾斜に沿って、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向にも移動する。これにより、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向において第一刃13と第二刃14との相対的な位置の調整が行われる。そして、この位置調整が行われた状態で、第一刃13および第二刃14が帯状材料15を挟む。その後、第一刃13および第二刃14は、図5(e)、(f)に示すように、帯状材料15の厚さ方向Pに沿って相対的に近づく方向に移動し、帯状材料15を切断する。
また、巻取装置1では、傾斜面13fの後端側の端縁部13gが刃先13dよりも先端側に位置している(図3(a)参照)。そのため、第一刃13と第二刃14との接触位置が端縁部13gに達するまで、第一刃13は、傾斜面13fの傾斜に沿って、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に移動するが、その後、第一刃13と第二刃14との接触位置が端縁部13gを越えてから、第一刃13は、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に移動せず、帯状材料15の厚さ方向Pに沿って移動する。従って、第一刃13と第二刃14とが帯状材料15を挟んで切断するときには、第一刃13は、帯状材料15の進行方向Fと平行な方向に移動しておらず、帯状材料15の厚さ方向Pに沿って移動する。これにより、帯状材料15に効率よく剪断力を伝えることができ、帯状材料15上で刃が滑ることを防止することができる。
<実施例>
次に、本発明の実施例に係る巻取装置について説明する。
本発明の実施例に係る巻取装置は、前述(図1〜図5)の機構・構成を有している。実施例に係る巻取装置が備える裁断機構では、図5に示すように、第一刃13および第二刃14が移動する。基台16は、S45C(炭素鋼)からなる。接続部材2は、SUP7(バネ鋼材)からなる。第一刃13は、KA10(超硬合金)からなる。また、駆動部3、7は、SKD61(HRC50)からなる。第二刃14は、SKH51(ハイス工具鋼鋼材)からなる。
<比較例>
従来の巻取装置として比較例の構成について説明する。
比較例に係る巻取装置は、前述(図6)の機構・構成を有している。比較例に係る巻取装置が備える裁断機構では、図6に示すように、第一刃113および第二刃114が移動する。第一刃113および第二刃114は、ガイド部を備えていない。第一刃113は、KA10(超硬合金)からなる。第一刃113を支持する基台(図示せず)は、S45C(炭素鋼)からなる。第一刃113および第二刃114を移動させるための駆動部は、S45C(炭素鋼)からなる。第二刃114は、SKH51(ハイス工具鋼鋼材)からなる。即ち、第一刃、第二刃、基台および駆動部について、実施例と比較例とでは同じ材料が用いられている。なお、比較例に係る巻取装置は、実施例に係る巻取装置と異なり、接続部材は切れ目を有していない。
以上の実施例と比較例との巻取装置を使用して、固体電解コンデンサ素子を作成し作業性と耐久性を比較した。
帯状材料として準備したのは、アルミニウムからなる所定の幅に成形された陽極箔および陰極箔、ならびにポリエステルを主成分とした合成繊維セパレータである。陽極箔は幅7mmに成形されており、厚さは110μm±10μmである。陰極箔は幅7mmに成形されており、厚さは50μm±10μmである。合成繊維セパレータについては、素子作成の作業性(裁断部による帯状材料の裁断可否確認)を確認するため、厚みの異なるセパレータ(40μm、50μm、55μm、60μm)を準備した。セパレータの幅は、7.8mmであった。
以上の材料を用いて、実施例と比較例の巻取装置それぞれにおいて、固体電解コンデンサ素子の巻取作業を実施した。なお、完成品となった場合のコンデンサのサイズはφ8mm×11.5mmLであった。その結果を表1、2に示す。
Figure 0005551744
表1は、セパレータの厚さごとに素子の裁断が可能であったか否かについて実験した結果を示す。表1において、○は、裁断が可能であったことを示す。△は、裁断することができたが歪みが生じたことを示す。×は、裁断できなかったことを示す。
Figure 0005551744
表2は、連続作業による刃の耐久性について実験した結果を示す。なお、この実験では、厚さ40μmのセパレータを用いた。表2において、pcsは、個数を示す。○は、刃こぼれ等の問題が生じなかったことを示す。×は、刃こぼれが生じたことを示す。−は、刃こぼれが生じたため実験を継続できなかったことを示す。
以上の通り、本発明に係る巻取装置1では、接続部材2の弾性(バネ性)と、ガイド部13e、14eとにより、帯状材料15の適正な位置に、最適な剪断力が伝わるため、帯状材料15が滑り易く柔軟性がある場合でも、裁断に支障が無く、巻取素子の作製が可能である。
また、第一刃13および第二刃14の位置調整不良が起こらず、巻取装置を連続稼働しても、第一刃13の刃先13dと第二刃14の刃先14dとが接触することがないため、第一刃13および第二刃14の耐久性が向上し、巻取素子の生産効率を高めることができる。
以上に述べたのは、本発明の比較的優れた実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は比較的優れた実施形態により以上のように開示されたが、これによって本発明が限定されるものではない。当業者であれば、本発明の範囲から逸脱しなければ、上述した方法と技術的内容とを用いて、本発明に対して、多数の変更または改良が可能であり、あるいは、同様の効果を奏する均等な実施形態に変更できる。従って、本発明の内容から離れない限り、本発明の実質的な技術に基づいて上記実施例に対して行われる、あらゆる簡単な修正、均等な変更および改良は、依然として本発明の保護の範囲内に属する。
例えば、上述した実施形態では、第一刃13が、先端側に傾斜面13fを有するガイド部13eを備えている場合について説明したが、本発明は、この例に限定されず、第二刃が、先端側に傾斜面を有するガイド部を備えていてもよい。また、本実施形態では、第一刃13が下流側に位置し、第二刃14が上流側に位置する場合について説明したが、第一刃13が上流側に位置し、第二刃14が下流側に位置してもよい。なお、本発明において、帯状材料の幅方向は、帯状材料の進行方向と交差する方向であればよく、必ずしも、帯状材料の進行方向と直交する必要は無い。
本発明は、帯状材料の巻取装置であって、前記巻取装置は、前記帯状材料を巻き取ることにより素子を形成する巻軸と、前記巻軸よりも上流側において前記帯状材料の厚さ方向に沿って前記帯状材料を挟んで切断するための第一刃および第二刃と、弾性を有し、前記第一刃を支持する接続部材と、前記第一刃および前記第二刃の少なくとも一方を、前記帯状材料の厚さ方向に移動させる駆動部とを備え、前記第一刃および前記第二刃の一方の刃は、先端側に傾斜面を有するガイド部を備え、前記傾斜面は、刃面に対して傾斜しており、且つ前記第一刃および前記第二刃が前記帯状部材を挟む前に他方の刃に接触する位置に形成されている。


1 巻取装置
2 接続部材
2a 先端部
2b 連結部
2c 支持部
2d 切れ目
2e 切れ目
2f 固定部材
2g (先端部2aの)正面
2h (支持部2cの)正面
2i (支持部2cの)背面
3 駆動部
4 ガイド
5 裁断面
6 裁断部
7 駆動部
11 ガイドローラ
12 巻軸
13 第一刃
13a 柄部
13b 刀身部
13c 刃面
13d 刃先
13e ガイド部
13f 傾斜面
13g (傾斜面13fの)後端側の端縁部
14 第二刃
14a 貫通孔
14b 刀身部
14c 刃面
14d 刃先
14e ガイド部
15 帯状材料
16 基台
16a (基台16の)正面
16b 調整部

Claims (26)

  1. 帯状材料の巻取装置であって、
    前記巻取装置は、
    前記帯状材料を巻き取ることにより素子を形成する巻軸と、
    前記巻軸よりも前記帯状材料の上流側において前記帯状材料の厚さ方向に沿って前記帯状材料を挟んで切断するための第一刃および第二刃と、
    弾性を有し、前記第一刃を支持する接続部材と、
    前記第一刃および前記第二刃の少なくとも一方を、前記帯状材料の厚さ方向に移動させる駆動部と
    を備え、
    前記第一刃および前記第二刃の一方の刃は、先端側に傾斜面を有するガイド部を備え、
    前記傾斜面は、刃面に対して傾斜しており、且つ前記第一刃および前記第二刃が前記帯状部材を挟む前に前記傾斜面が他方の刃に接触する位置に形成されており、
    前記第一刃および前記第二刃のうちの前記一方の刃が備える前記ガイド部の前記傾斜面の後端側の端縁部は、前記一方の刃の刃先よりも先端側に位置し、
    前記第一刃および前記第二刃は、前記第一刃と前記第二刃との接触位置が前記端縁部を越えて前記第一刃と前記第二刃とが前記帯状部材を挟んで切断するとき、前記第一刃が、前記第二刃との接触による前記帯状部材の進行方向と平行な方向への移動を伴わずに、前記帯状材料の厚さ方向に沿って移動するように配置されている。
  2. 請求項1に記載の巻取装置であって、
    前記傾斜面は、前記第一刃の先端側から後端側に近づくほど前記第一刃の刃面側に近づくように傾斜している。
  3. 請求項1または2に記載の巻取装置であって、
    前記傾斜面が前記他方の刃に接触した状態で両方の刃先が近づくときに、前記第一刃は、前記帯状材料の進行方向と平行な方向にも移動する。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記傾斜面が前記他方の刃に接触した状態で両方の刃先が近づくときに、前記接続部材の弾性によって、前記第一刃と前記第二刃とが接触する状態が維持される。
  5. 請求項1〜4に記載の巻取装置であって、
    前記傾斜面が前記他方の刃に接触した状態で両方の刃先が近づくときに、前記接続部材の弾性によって、前記第一刃には、前記第二刃に向かう力が加わる。
  6. 請求項1〜5のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記傾斜面が前記他方の刃に接触してから両方の刃先が前記帯状材料を挟むまでの間、前記接続部材の弾性によって、前記第一刃と前記第二刃とは接触し続ける。
  7. 請求項1〜6のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記第一刃および前記第二刃が接触するとき、前記第一刃の刃面は、前記帯状材料の進行方向における上流側または下流側の一方側に位置する一方、前記第二刃の刃面は、前記帯状材料の進行方向の上流側または下流側の他方側に位置し、
    前記第一刃および前記第二刃が前記帯状材料を挟むときに、前記第一刃の刃面は、前記帯状材料の進行方向における上流側または下流側の前記他方側に位置する一方、前記第二刃の刃面は、前記帯状材料の進行方向における上流側または下流側の前記一方側に位置する。
  8. 請求項1〜7のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記第一刃は、前記接続部材に固定される柄部と、前記柄部と連続する刀身部とからなり、
    前記刀身部は、前記帯状材料の幅方向に延びる形状を有し、前記帯状材料の幅方向における前記柄部と連続する部分と前記ガイド部との間に、前記帯状部材と接触する刃先を有する。
  9. 請求項8に記載の巻取装置であって、
    前記第一刃の刃先と前記第二刃の刃先との間隔は、前記ガイド部に近いほど狭く、前記柄部と連続する部分に近いほど広い。
  10. 請求項1〜9のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記傾斜面と前記第一刃の刃面とのなす角は、1〜45°である。
  11. 請求項1〜10のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記第一刃の刃面および前記第二刃の刃面は、前記刃の移動方向に対して平行である。
  12. 請求項1〜11のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記帯状部材の方向からみた前記第二刃の刃先の角は、前記接続部材により支持された前記第一刃の刃先の角よりも小さい。
  13. 請求項1〜12のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記帯状部材の方向からみた前記傾斜面と前記第二刃の刃面とのなす角は、前記第一刃の刃先の角および前記第二刃の刃先の角よりも小さい。
  14. 請求項1〜13のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記第一刃と前記第二刃との間を通過する前記帯状材料は、弁金属からなる金属箔と、樹脂製のセパレータとが交互に重ね合わされたものであり、
    前記第一刃および前記第二刃のうち、前記セパレータと接触する刃の前記帯状部材の方向からみた刃先の角が、前記金属箔と接触する刃の前記帯状部材の方向からみた刃先の角よりも小さい。
  15. 請求項1〜14のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記帯状材料の厚さ方向において、前記第一刃および前記第二刃のうちの前記一方の刃が備えるガイド部と前記他方の刃との距離は、前記第一刃の刃先と前記第二刃の刃先との距離よりも小さい。
  16. 請求項1〜15のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記帯状材料の厚さ方向において、前記第一刃および前記第二刃のうちの前記一方の刃が備えるガイド部は、前記一方の刃の刃先よりも前記他方の刃側に突出し、且つ前記ガイド部の先端は前記一方の刃の刃先と連続していない。
  17. 請求項1〜16のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記接続部材は、切れ目が形成された中実体である。
  18. 請求項1〜17のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記接続部材は、切れ目が形成されることにより弾性を有している。
  19. 請求項1〜18のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記接続部材は、前記帯状材料の厚さ方向に延びる形状を有しており、
    前記接続部材の先端側には、前記第一刃が固定され、
    前記接続部材の後端側には、基台が固定され、
    前記帯状材料の厚さ方向において、前記接続部材の前記第一刃が固定された部分と、前記接続部材の前記基台が固定された部分との間に、切れ目が形成されている。
  20. 請求項19に記載の巻取装置であって、
    前記接続部材の前記第一刃が固定された部分と、前記接続部材の前記基台が固定された部分とは、前記帯状材料の厚さ方向において重なり合わない。
  21. 請求項19または20に記載の巻取装置であって、
    前記帯状材料の進行方向における上流側または下流側のいずれか一方側に位置する前記接続部材の面に、前記第一刃が固定され、他方側に位置する前記接続部材の面に、前記基台が固定されている。
  22. 請求項1〜21のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記接続部材には、切れ目が形成されており、
    前記切れ目は、前記帯状材料の進行方向における上流側または下流側に位置する前記接続部材の面に形成され、前記帯状材料の幅方向に延びる形状を有しており、前記帯状材料の幅方向における前記接続部材の両側面まで到達している。
  23. 請求項22に記載の巻取装置であって、
    前記切れ目は、前記帯状材料の幅方向からみて、前記帯状材料の進行方向と平行な方向に沿って延びる部分と、前記帯状材料の厚さ方向に沿って延びる部分とを含む。
  24. 請求項22または23に記載の巻取装置であって、
    前記接続部材には、上流側の表面から下流側の表面まで到達する切れ目は形成されていない。
  25. 請求項1〜24のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記第一刃および前記第二刃の移動方向は、前記第一刃と前記第二刃との間における前記帯状材料の進行方向と略直交する。
  26. 請求項1〜25のいずれか1に記載の巻取装置であって、
    前記第一刃が、先端側に前記傾斜面を有する前記ガイド部を備える。
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