JP2012218122A - 抜型用打抜刃 - Google Patents
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Abstract
【課題】段ボール紙、板紙等のシートを打ち抜くための抜型に設けられる打抜刃であって、その強度を向上させると共に、切屑、紙粉等の発生が抑制されるようにする。
【解決手段】定厚定幅帯板状の刃物基材1の一側縁に刃先3が形成された抜型用打抜刃4であって、刃物基材1の両側平面5a,5bから刃先3に亘っては外方に膨出する円弧面状に形成されていて該円弧面6a,6bが刃物基材1の一側縁で交差することで該刃先3が形成されるとともに、該円弧面6a,6bと該刃物基材1の両側平面5a,5bとの境にて該両側平面5a,5bと直交する直線L上に該円弧面6a,6bの曲率中心7a,7bを設定することで該円弧面6a,6bの接線方向に該両側平面5a,5bが連なるようにした。
【選択図】図4
【解決手段】定厚定幅帯板状の刃物基材1の一側縁に刃先3が形成された抜型用打抜刃4であって、刃物基材1の両側平面5a,5bから刃先3に亘っては外方に膨出する円弧面状に形成されていて該円弧面6a,6bが刃物基材1の一側縁で交差することで該刃先3が形成されるとともに、該円弧面6a,6bと該刃物基材1の両側平面5a,5bとの境にて該両側平面5a,5bと直交する直線L上に該円弧面6a,6bの曲率中心7a,7bを設定することで該円弧面6a,6bの接線方向に該両側平面5a,5bが連なるようにした。
【選択図】図4
Description
本発明は、段ボール紙、板紙等のシートを打ち抜くダイカッタの抜型(トムソン型とも称される)に設定するための打抜刃に関するものである。
段ボール紙、板紙等のシートを打ち抜くためのダイカッタの抜型(トムソン型)は、例えば下記特許文献1、2等に示されたように、厚手合板からなるダイプレートに打抜刃を固植することにより構成され、該打抜刃は、図11に示したように、一般に厚さ0.45mm〜2mm、高さ23.6mm程度の定厚定幅帯板状の刃物基材1の一側縁の両側を斜面状に研削することにより、頂角αが30度〜90度の先鋭な刃先3を形成したものであった。
なお、下記特許文献3には、刃先を丸くすることでシートに罫線が形成されるようにしたものが示されている。
なお、下記特許文献3には、刃先を丸くすることでシートに罫線が形成されるようにしたものが示されている。
このように両側が斜面状に研削された打抜刃4は、この部分で概して幅が狭くなることから、強度がなく刃先3が潰れ易いという問題がある。このため、打抜刃の上記頂角αや該打抜刃4の厚さは、打ち抜くシートの材料(段ボール紙やプラスチックシート等)の材質に合わせて適宜選択し、適度な強度と切断性能が保持されるようにしている。
ところで、図11に示した打抜刃4によりシートを打ち抜く際には、該打抜刃4の両肩部2,2がシートの切断面に接触するために該切断面から細かい切屑や紙粉が剥がれ落ち、この切屑や紙粉が製品中に混入することで不良品を生じさせるおそれがあった。図12は、該打抜刃4により段ボール紙Sを打ち抜く際の状況を示すものであるが、このように段ボール紙Sを打ち抜くときに、その切断面が該打抜刃4の両肩部2,2に接触し擦られるために切屑や紙粉がさらに剥がれ易くなるという問題があった。また、特に図12に示したように打抜刃4が段ボール紙Sのコルゲートと平行である場合に、該コルゲートが皺状に圧縮された状態で切断されるので、細くて長い紐状の切屑を発生させ易いという問題があり、そのような形態の切屑は製品から離脱し難いと共に紙粉よりも目立ち易いために、不良品を生じさせ易いという問題がある。
また、一般に打抜刃は、ダイプレートに固植するに際し切断機を使用して適当な長さに切断する必要があるが、従来の打抜刃4の上記頂角αは、上記の理由により一様ではないので、該打抜刃を切断するに際して該打抜刃4を横たえる切断機のベッド面形状を該打抜刃の側面形状に一致させることが困難となり、不一致のままで切断せざるを得ないと、該打抜刃4に余計な曲げ力が掛かり、該打抜刃を変形させるおそれがあった。
また、一般に打抜刃は、例えば図8に示したように、折曲機により直角等の急角度に折り曲げてからダイプレートに固植する場合が多々あるが、その場合に従来の上記打抜刃4では、図13、図14にやや誇張して示したように、刃先3がこの折曲部分にて外方に膨らんだ変な曲線になったり、刃先3の高さがこの折曲部分にてムラになるおそれがあった。このため、この打抜刃4ではシートの角部をきれいに打ち抜くことができないという問題がある。
本発明はこれらの問題点をすべて解決し得る抜型用打抜刃を提供しようとするものである。
本発明はこれらの問題点をすべて解決し得る抜型用打抜刃を提供しようとするものである。
そのために本発明に係る抜型用打抜刃は、定厚定幅帯板状の刃物基材の一側縁に刃先が形成された抜型用打抜刃であって、該刃物基材の両側平面から該刃先に亘っては外方に膨出する円弧面状に形成されていて該円弧面が該刃物基材の一側縁で交差することで該刃先が形成されるとともに、該円弧面と該刃物基材の両側平面との境にて該両側平面と直交する直線上に該円弧面の曲率中心を設定することで該円弧面の接線方向に該両側平面が連なるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は上記抜型用打抜刃であって、刃物基材の厚さが異なる多種の抜型用打抜刃について円弧面の曲率半径をいずれも同一に設定したことを特徴とする。
また、本発明は上記抜型用打抜刃であって、刃物基材の厚さの範囲内にて刃先を両側へ交互に偏心させることにより、長手方向に定ピッチでウエーブ状に連なる刃先を形成してなることを特徴とする。
また、本発明は上記抜型用打抜刃であって、刃物基材の厚さが異なる多種の抜型用打抜刃について円弧面の曲率半径をいずれも同一に設定したことを特徴とする。
また、本発明は上記抜型用打抜刃であって、刃物基材の厚さの範囲内にて刃先を両側へ交互に偏心させることにより、長手方向に定ピッチでウエーブ状に連なる刃先を形成してなることを特徴とする。
本発明に係る抜型用打抜刃によれば、シートを打ち抜く際に発生する切屑や紙粉等を大幅に減少させることができると共に、刃先基部の強度が増し、シート打ち抜きにより使用に長期に亘り繰り返し圧縮荷重を受けても、潰れや座屈等の変形が生じ難く、寿命を向上させる。また、本発明に係る抜型用打抜刃は、直角等の急角度に折り曲げても刃先が変な曲線になったり高さムラが生じることなく、シートを常にきれいに打ち抜くことができる。
また、本発明の抜型用打抜刃は、切断機によって切断するに際し変形させるおそれがない。
また、本発明の抜型用打抜刃は、切断機によって切断するに際し変形させるおそれがない。
次に図1〜図4に従い本発明に係る抜型用打抜刃を説明する。図1は炭素鋼からなる定厚定幅帯板状の刃物基材1を示す。この刃物基材1をダイスの孔型に通すことにより図2に示したように該刃物基材1の一側縁に先鋭な刃先3を備えた打抜刃4が形成される。図3は刃物基材1の厚さがそれぞれ異なる3種類の刃物基材1を示し、図3の(a)は刃物基材1の厚さtが0.5mmの場合、(b)はこの厚さtが0.9mmの場合、(c)はこの厚さtが1.2mmの場合を示す。該各打抜刃4は、刃物基材1の両側平面5a,5bから刃先に亘って外方に膨出する円弧面6a,6bからなる円弧面状に形成され、該円弧面6a,6bが刃物基材1の一側縁で交差することで刃先3が形成される。
なお、該円弧面6a,6bは、図4に示したように、刃物基材1の厚さtの如何にかかわらず曲率半径Rが同じ(この図では、R=3mm)であって、その曲率中心7a,7bが該円弧面6a,6bと刃物基材1の両側平面5a,5bとの境にて該両側平面5a,5bと直交する直線L上に位置するよう設定している。言い換えれば、この曲率中心7a,7b間の距離を種々異ならせることにより、曲率半径Rが一定で厚さtが種々異なる打抜刃4が形成され、該打抜刃4は、円弧面6a,6bの接線方向に該両側平面5a,5bが連なるようになる。
図5は、この打抜刃4を適宜長さに切断するための切断機のベッド8を示す。該ベッド8は表面8aが上記打抜刃4の円弧面6a,6bの曲率半径Rと同じ曲率半径の円弧面状に形成される。このため該ベッド8に打抜刃4を横たえた際、該打抜刃4の厚さtの如何にかかわらず該円弧面6aおよび側平面5a、または、円弧面6bおよび側平面5bを該ベッド8の表面に隙間無く密着させることができ、該打抜刃4が安定的に支持されることから、切断時に該打抜刃4に余計な曲げ力が加わることなく、該打抜刃4を変形させるおそれがない。そして厚さtの異なる多種の打抜刃4についていちいちベッド8を交換することなく、共通のベッド8を用いても打抜刃4を変形させることなく切断できるので、抜型を製作する際の作業性を大幅に向上させる。
また、図6に示したように、この打抜刃4は段ボール紙Sを打ち抜く際に、刃先3近くの円弧面6a,6bが該段ボール紙をより広く押し開くように突き刺さるので、従来の打抜刃の両肩部2,2に相当する部分に段ボール紙Sの切断面が接触し難くなる。このため従来のように切断面が擦られて切屑や紙粉を剥がすようなおそれがなくなり、不良品の発生を大幅に抑えることができる。しかも、このように円弧面状に形成されていることにより、刃先3の強度が増し、シートを打ち抜くことで繰り返し圧縮荷重を受けても、潰れや座屈等の変形が生じ難く、寿命を向上させる。
また、本発明に係る打抜刃4を折り曲げた場合、図7、図8に示したように、刃先3もきれいな円弧状に折り曲げられるとともに高さムラが生じないことから、シートを常にきれいに打ち抜くことができる。
なお、この実施形態では厚さtがそれぞれ異なる複数種類の打抜刃4の曲率半径Rをいずれも3mmにしたが、本発明に係る打抜刃4の曲率半径Rは、このように一定にすればいいのであって、必ずしも3mmでなくてもよいことは言うまでもない。
一方、図9、図10に示した打抜刃4は、刃物基材1の厚さの範囲内にて刃先3を両側へ交互に偏心させることにより、長手方向に定ピッチでウエーブ状に連なる刃先3を形成してなるものである。このように刃先3がウエーブ状に加工された打抜刃4によれば、シートの切断縁がウエーブ状にすることができるので、厚手の段ボール紙を切断した場合でも従来のように紐状に長い切屑を生じさせることなく、不良品の発生を抑制することができる。なお、この打抜刃4のウエーブのピッチは、用途に応じて0.5〜4mm程度に設定される。
1 刃物基材
3 刃先
4 打抜刃
5a,5b 両側平面
6a,6b 円弧面
7a,7b 曲率中心
t 厚さ
R 曲率半径
L 直線
3 刃先
4 打抜刃
5a,5b 両側平面
6a,6b 円弧面
7a,7b 曲率中心
t 厚さ
R 曲率半径
L 直線
Claims (3)
- 定厚定幅帯板状の刃物基材の一側縁に刃先が形成された抜型用打抜刃であって、該刃物基材の両側平面から該刃先に亘っては外方に膨出する円弧面状に形成されていて該円弧面が該刃物基材の一側縁で交差することで該刃先が形成されるとともに、該円弧面と該刃物基材の両側平面との境にて該両側平面と直交する直線上に該円弧面の曲率中心を設定することで該円弧面の接線方向に該両側平面が連なるようにしたことを特徴とする抜型用打抜刃。
- 請求項1に記載した抜型用打抜刃であって、刃物基材の厚さが異なる多種の抜型用打抜刃について円弧面の曲率半径をいずれも同一に設定したことを特徴とする抜型用打抜刃。
- 刃物基材の厚さの範囲内にて刃先を両側へ交互に偏心させることにより、長手方向に定ピッチでウエーブ状に連なる刃先を形成してなることを特徴とした請求項1または2に記載した抜型用打抜刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011088253A JP2012218122A (ja) | 2011-04-12 | 2011-04-12 | 抜型用打抜刃 |
Applications Claiming Priority (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018130792A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | 株式会社東北田村工機 | 打抜き刃 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002326624A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Rengo Co Ltd | フラップを備えた包装箱およびそのフラップを紙材料から打ち抜いて形成するための打抜き刃 |
JP3094588U (ja) * | 2002-12-10 | 2003-06-27 | 株式会社メイク・ア・ボックス | トムソン型用打抜き刃物 |
JP2010082770A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Takahashi Keisei:Kk | 抜き型用金属刃 |
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2011
- 2011-04-12 JP JP2011088253A patent/JP2012218122A/ja active Pending
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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