JP5550943B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、配管のコネクタに関し、より詳しくは流体輸送する際に、流体の脈動を低減することが可能なコネクタに関するものである。
例えば、自動車の燃料供給系に適用される配管のコネクタとして、ポンプから圧送される燃料を流通させるホースと、当該燃料を複数のインジェクタに分配供給するフューエルデリバリパイプと、を連結するものがある。このような配管では、設定された一定圧力となるようにポンプによりホース内の燃料を加圧することで燃料輸送を行っている。この状態で、燃料供給を制御するためにインジェクタなどの噴射装置を開閉すると、配管内の圧力が変動し燃料が脈動することが知られている。燃料が脈動すると、噴射装置における燃料の圧力に過不足が生じ、噴射装置による噴射される燃料の量が所望の量に対して誤差を生じるおそれがある。
そこで、特許文献1には、パイプ内において弾性変形可能な減衰パイプにより脈動の低減を図るものが記載されている。また、特許文献2には、パルセーションダンパーにより脈動の減衰を図るものが記載されている。また、特許文献3には、エルボータイプのコネクタにおいて、流体が通過しない部分であるエルボー部にベローズを配置して、ベローズの変形により脈動を吸収するものが記載されている。また、特許文献4には、配管において、流体が通過しない角部に中空体の体積が増減するダンパ部材を配置するものが記載されている。
特開2000−240530号公報 特開2007−182800号公報 特開2004−183812号公報 特開2003−83199号公報
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、流体輸送する際に流体の脈動を低減することが可能な新しい配管のコネクタを提供することを目的とする。
(本発明のコネクタの基本構成)
本発明に係るコネクタは、
筒状に形成され、内周面にて第一流体が流通する流路を形成するハウジングと、
前記流路の一部分を形成する流路壁面を有し、前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記流路壁面を移動させ、前記第一流体の圧力が低くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記流路壁面を移動させる脈動吸収部材と、
を備える。
本発明によれば、流路を流通する第一流体の圧力が変化すると、その圧力に応じて、流路の流体流通直交方向の断面積を変化させている。ここで、流路の流通直交方向の断面積とは、当該流路において第一流体が流通する方向に対して直交する平面上の面積を意味する。例えば、第一流体が所定圧力で安定している場合を初期状態として説明する。初期状態において第一流体の圧力が所定圧力よりも低くなると、脈動吸収部材の流路壁面により形成される流路の流体流通直交方向の断面積が小さくなる。その結果、脈動吸収部材の流路壁面により形成される流路を流通する第一流体の流速が大きくなる。従って、第一流体の圧力が所定圧力に向かって高くなる方向への力が発生する。つまり、第一流体が所定圧力より低くなると、その後早期に初期状態に戻るように作用する。さらにその後、第一流体の圧力が所定圧力よりも高くなると、脈動吸収部材の流路壁面により形成される流路の流体流通直交方向の断面積が大きくなる。その結果、脈動吸収部材の流路壁面により形成される流路を流通する第一流体の流速が小さくなる。従って、第一流体の圧力が低くなる方向への力が発生する。従って、第一流体の圧力が所定圧力より高くなると、その後早期に初期状態に戻るように作用する。このように、流路を流通する第一流体の圧力変化、すなわち脈動を吸収することができる。
(脈動吸収部材が金属板の弾性変形する構成)
また、他の本発明に係るコネクタは、
筒状に形成され、内周面にて第一流体が流通する流路を形成するハウジングと、
前記流路に配置され、弾性変形可能な金属部材により中空形状に形成され、中空内部に第二流体が密閉され、前記流路の一部分を形成する流路壁面を有し、前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記流路壁面を弾性変形させ、前記第一流体の圧力が低くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記流路壁面を弾性変形させる脈動吸収部材と、
を備える。
ここで、本発明に係るコネクタは、上述した本発明に係るコネクタの基本構成の全てを含んで構成される。そして、当該本発明によれば、脈動吸収部材は、流路の第一流体の圧力が変化することに伴って、脈動吸収部材における流路の一部分を形成する流路壁面が弾性変形する。そして、脈動吸収部材は、金属部材により形成されている。従って、脈動吸収部材が繰り返し弾性変形した場合であっても、高い耐久性を有することができる。例えば、脈動吸収部材の材料として、鉄、アルミニウム、マグネシウムなどが適用できる。特に、鋼材を用いる場合には、安価であると共に、所望の形状に容易に成形することができる。
さらに、前記脈動吸収部材は、筒状に形成され、前記流路における前記第一流体の流通方向に貫通するように配置され、前記脈動吸収部材のうち筒状の内周面が、前記流路の一部分としての第一の前記流路壁面を形成し、前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると前記第一の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記第一の流路壁面を前記ハウジングの内周面に向かう方向に弾性変形させ、前記第一流体の圧力が低くなると前記第一の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記第一の流路壁面を前記ハウジングの中心軸に向かう方向に弾性変形させる。
さらに、前記脈動吸収部材のうち前記ハウジングの内周面と対向する外周面が、前記流路の一部分としての第二の前記流路壁面を形成し、前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると前記第二の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記第二の流路壁面を前記ハウジングの中心軸に向かう方向に弾性変形させ、前記第一流体の圧力が低くなると前記第二の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記第二の流路壁面を前記ハウジングの内周面に向かう方向に弾性変形させる。
当該構成によれば、脈動吸収部材が配置されている部位において、脈動吸収部材の内周面により形成される貫通孔が、第一流体の流通する領域となる。脈動吸収部材を上記のように筒状とすることで、最も流速が大きくなるハウジングの中心軸付近において、第一流体を流通させることができる。これにより、流体の流速の急激な変化を抑制することができる。
さらに、筒状の脈動吸収部材の内周面に加えて、外周面についても弾性変形によって脈動低減効果を発揮する。従って、より確実に脈動を抑制することができる。
また、本発明において、前記脈動吸収部材は、外周側に周溝を形成し、内周面を前記流路壁面として形成される周溝部材と、前記周溝部材の外周側を覆蓋し、前記周溝部材の外周縁部と接合される覆蓋部材と、を備えるようにしてもよい。
つまり、流体の圧力変化に応じて弾性変形する流路壁面が周溝部材の内周面としている。周溝部材は、流路壁面としての内周面の軸方向両側に側壁を有している。従って、弾性変形する流路壁面を確実に支持することができる。つまり、周溝部材の内周面を弾性変形する流路壁面とすることにより、周溝部材の耐久性を十分に得ることができる。
上記発明において、前記脈動吸収部材は、前記流路において浮遊した状態で配置されているようにしてもよい。つまり、脈動吸収部材は、流路において、何ら位置決めをすることなく、上記効果を発揮することができる。そして、組み付け時において、脈動吸収部材をハウジングの内部に収容することが非常に容易となる。従って、製造コストを抑制することができる。
また、本発明において、前記脈動吸収部材の前記流路壁面は、前記流体の流通方向に同径の部位を有するように形成されているとよい。これにより、脈動吸収部材の流路壁面のうち同径となる部位を、他の部位に比べて変形しやすい部位とすることができる。従って、脈動吸収部材により脈動吸収効果を確実に発揮することができる。
また、本発明において、前記脈動吸収部材の前記流路壁面は、平面状の部位を有するように形成されているとよい。これにより、脈動吸収部材の流路壁面のうち平面状の部位を、他の部位に比べて変形しやすい部位とすることができる。従って、脈動吸収部材により脈動吸収効果を確実に発揮することができる。
また、本発明において、前記第二流体は、空気とするとよい。これにより、容易に形成できる。低コスト化を図ることができる。
(脈動吸収部材の移動が磁石の磁力を利用した構成)
また、他の本発明に係るコネクタは、
筒状に形成され、内周面にて第一流体が流通する流路を形成するハウジングと、
対向配置された一対の部材により形成され、前記流路に配置され、相互に対向する面により前記流路の一部分である流路壁面を形成し、前記流路において前記流路壁面を形成する対向面を相互に離間および接近するように移動可能に設けられた一対の脈動吸収部材と、
一対の前記脈動吸収部材の前記対向面に同磁極となるように配置され、相互の反発力により一対の前記脈動吸収部材の前記対向面を離間させる一対の第一磁石と、
一対の前記脈動吸収部材のそれぞれと前記ハウジングとの対向面に同磁極となるように配置され、相互の反発力により一対の前記脈動吸収部材を接近させる方向への力を発揮する一対の第二磁石と、
を備え、
前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると一対の前記第二磁石同士の反発力に抗して前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記脈動吸収部材を移動させ、前記第一流体の圧力が低くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記脈動吸収部材を移動させる。
ここで、本発明に係るコネクタは、上述した本発明に係るコネクタの基本構成の全てを含んで構成される。そして、当該本発明によれば、脈動吸収部材は、一対の第一磁石と一対の第二磁石の作用により、流路内において位置決めされている。そして、位置決めされている状態を基準として第一流体の圧力が高くなると、第一流体の圧力により一対の脈動吸収部材が離間する方向へ移動して、流路の流体流通直交方向の断面積を拡大する。このように、磁石を用いた構成により、確実に位置決めができると共に、第一流体の圧力に応じた所望の動作を実現できる。従って、確実に脈動を抑制することができる。
また、本発明において、前記ハウジングは、筒状の中心軸から対向する両側に前記流路における前記第一流体の流通方向に直交する方向へ延びる一対のガイド部材を備え、それぞれの前記脈動吸収部材は、それぞれの前記ガイド部材により規制されることにより、前記流路において前記流路壁面を形成する対向面を相互に離間および接近するように移動可能となるようにしてもよい。
本発明によれば、一対のガイド部材により、確実に一対の脈動吸収部材を第一流体の流通方向に直交する方向へ移動することができる。従って、第一流体の圧力が変化した時に、一対の脈動吸収部材の対向面が相互に離間および接近するように確実に動作することができる。
また、本発明において、一対の前記脈動吸収部材における前記対向面は、先端側ほど薄くなるように形成されているようにしてもよい。つまり、一対の脈動吸収部材における対向面の対向空間が、第一流体が流通する領域となる。この対向面を先端側ほど薄くなるように形成することで、流路の流体流通直交方向の断面積が急激に変化することを抑制できる。従って、滑らかな第一流体の流通を確保できる。また、第一流体の圧力が低くなった場合に、一対の脈動吸収部材が接近する方向へ移動する。このとき、急激に圧力が変化するような場合には、瞬間的に対向面が接触することによって流路を塞ぐおそれがある。しかし、このような場合であっても、対向面を先端側ほど薄くすることで、流路を塞ぐ範囲を狭くすることができ、流路が塞がれる影響をできるだけ小さくすることができる。
また、本発明において、それぞれの前記脈動吸収部材は、対向面に一方の磁極を有し前記ハウジングの内周面との対向側に他方の磁極を有する第三磁石と、前記第三磁石を被覆する被覆部材と、を備え、前記第三磁石は、一対の前記第一磁石と、一対の前記第二磁石のうち前記脈動吸収部材に設けられる磁石と、に対応するようにしてもよい。
本発明によれば、脈動吸収部材に搭載する第三磁石を一体の磁石としている。これにより、磁石の成形が容易となる。さらに、第三磁石を被覆部材により被覆することにより、脈動吸収部材を形成している。これにより、脈動吸収部材の形成が非常に容易となる。
また、本発明において、前記脈動吸収部材と前記ハウジングとの間には、前記第一流体が流通可能であって、一対の前記脈動吸収部材の対向面により形成される対向空間よりも小さな隙間が形成されているようにしてもよい。これにより、脈動吸収部材をハウジング内に設置することが非常に容易となる。また、脈動吸収部材とハウジングとの隙間が、一対の脈動吸収部材の相互の対向面の対向空間より小さく形成されている。仮に、第一,第二脈動吸収部材540,550の径方向内側と径方向外側とに、流体の圧力変動が作用すると、第一,第二脈動吸収部材540,550は移動しない。しかし、本発明によれば、第一流体の圧力が高くなるとき、一対の脈動吸収部材の相互の対向面が離間する方向へ確実に移動できる。従って、組み付けを容易としつつ、確実に脈動低減の効果を発揮する。
第一参考形態:燃料供給系の概念図である。 コネクタ1の正面図である。 図2と同方向から見たコネクタ1の軸を通る断面図である。 (a)は、初期状態におけるハウジング10の小径部11の部分拡大断面図である。(b)は、(a)のA−A断面図である。 脈動吸収部材40を示す図である。(a)〜(d)は、順に、脈動吸収部材40の正面図、底面図、右側面図、B−B断面図である。 初期状態に対して流体燃料の圧力が高くなるように変化した場合における小径部11の部分拡大断面図である。 第二参考形態:脈動吸収部材240を示す図である。(a)〜(d)は、順に、脈動吸収部材240の正面図、底面図、右側面図、C−C断面図である。 第三参考形態:(a)はコネクタ300の軸方向の部分拡大断面図である。(b)は、(a)のD−D断面図である。 第一実施形態:(a)はコネクタ400の軸方向の部分拡大断面図である。(b)は、(a)のE−E断面図である。 第二実施形態:(a)は初期状態におけるコネクタ500の軸方向の部分拡大断面図である。(b)は、(a)のF−F断面図である。 第二実施形態:(a)は初期状態に対して流体燃料の圧力が高くなるように変化した場合におけるコネクタ500の軸方向の部分拡大断面図である。(b)は、(a)のG−G断面図である。
以下、本発明のコネクタを具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
第一参考形態
(コネクタ1の適用箇所の説明)
参考形態のコネクタ1は、自動車の燃料供給系において、図1に示すように、燃料タンク2からポンプ3により圧送される流体燃料(本発明における「第一流体」に相当する)を流通させるホース4と、供給される当該流体燃料をインジェクタ6に分配供給するフューエルデリバリパイプ5と、を連結するクイックコネクタとして説明する。また、流路開閉装置であるインジェクタ6の開閉状態を制御することにより、エンジンのシリンダ7内に所望量の流体燃料が噴射される。パイプ8は、金属製または樹脂製の円筒部材であって、フューエルデリバリパイプ5の基端側に設けられている。そして、図2,図3に示すように、ホース4の先端をコネクタ1の一端に連結すると共に、パイプ8をコネクタ1の他端に連結することによって、ホース4とフューエルデリバリパイプ5とが連結される。また、パイプ8は、コネクタ1に挿入される側の先端面から所定の距離だけ隔てた位置に遠心方向に突出するように設けられた環状凸部8a(図3に示す)が形成されている。以下、パイプ8のうち先端面から環状凸部8aまでの部分を、パイプ8の先端部と称する。
ここで、コネクタ1の軸方向断面を示す図3において、流体燃料は、コネクタ1の軸方向においてホース4を介してポンプ3に連結される側(図3の左側)から、コネクタ1の軸方向においてフューエルデリバリパイプ5を介してエンジンのシリンダ7に連結される側(パイプ8が連結される側、図3の右側)に向かって流通する。そこで、以下の説明において、コネクタ1のうちホース4が連結される側(図3の左側)を上流側と称し、コネクタ1のうちパイプ8が挿入される側(図3の右側)を下流側と称する。
(コネクタ1の構成説明)
コネクタ1は、主として、ハウジング10と、ホース接続部20と、係止部材30と、脈動吸収部材40とを有する。ハウジング10は、樹脂(例えば、PA(ポリアミド))製であって、図2および図3に示すように、筒状に形成されている。具体的には、ハウジング10は、軸方向の上流側(図2,図3の左側)から順に同軸上に設けられた小径部11、中径部12および大径部13を有し、内周面にて流体燃料が流通する流路を形成する。また、ハウジング10は、下流側の大径部13に挿入保持される係止部材30を介してパイプ8と連結される。
小径部11の内径は、ハウジング10に挿入されるパイプ8の先端部の外径とほぼ同じ大きさとなるように形成されている。そして、小径部11の内周面の一部は、このパイプ8の先端部の外周面と嵌合するように環状の嵌合内周面が形成されている。また、小径部11は、ホース接続部20の下流側の端面とパイプ8の先端面との軸方向間に、後述する脈動吸収部材40を収容するための収容空間11aを形成している。
中径部12の内径は、小径部11の内径よりも大きく形成され、パイプ8の先端部が挿入される。従って、中径部12の内周面とパイプ8の先端部の外周面との間には、径方向隙間が形成されている。この中径部12の径方向隙間には、シール部材が配置されている。シール部材は、ハウジング10の内周面とパイプ8の先端部の外周面とをシールする一対のOリング61と、一対のOリング61の軸方向間に円筒状のカラー部材62と、最も下流側に当該径方向隙間を軸方向に覆蓋する円筒状のブッシュ63とにより構成される。シール部材によって、パイプ8の先端部(環状凸部8aよりも先端側部分)の外周面において、パイプ8とハウジング10との間でシールされている。
大径部13は、外周面において、ハウジング10の軸方向へ互いに平行に延びる一対の平坦壁部13a,13aと、各平坦壁部13a,13aにおける一方の周方向端面同士及び他方の周方向端面同士をそれぞれ一体的に接続する一対の円弧壁部13b,13bとからなる。そして、各円弧壁部13b,13bの周方向中央部には、ハウジング10の径方向に貫通し互いに対向する窓部13c,13cがそれぞれ設けられている。窓部13cのハウジング10の軸方向の下流側(図3の右側)の端部が、後述する係止部材30の係止爪部31が係止する。これにより、ハウジング10に対する係止部材30の抜けを規制している。
ホース接続部20は、樹脂(例えば、PA(ポリアミド))製であり、ハウジング10の上流側の小径部11に一体的に形成されている。ホース接続部20の内周面には貫通した軸穴21を有し、外周面には軸方向に複数の環状鋭突起22が形成されている。ホース接続部20の外周面にホース4を圧入により外装し、環状鋭突起22によりホース4の抜けを規制している。また、隣り合う環状鋭突起22の間には図示しないOリングが適宜嵌入され、ホース4とホース接続部20との間でシールされている。
係止部材30は、弾性変形可能な樹脂(例えば、PA(ポリアミド))製であり、ハウジング10の大径部13の中空部に挿入保持されている。係止部材30は、C形状の径方向断面形状に形成され、C形状の周方向両端部の間に比較的大きな変形用隙間が設けられている。係止部材30の外周面には、径方向外方に突出した一対の係止爪部31が形成されている。係止爪部31は、ハウジング10の窓部13cの軸方向端部に対して軸方向の下流側に向かって係止して、ハウジング10に対する係止部材30の抜けを規制する。
係止部材30の内周面は、係止部材30がハウジング10の中空部に挿入保持された状態において、ハウジング10の大径部13から中径部12に向かうに従い、すなわち下流側から上流側に向かうに従い、半径方向内方に傾斜するように形成されている。また、係止部材30のうち上流側には、パイプ8とハウジング10との連結時に環状凸部8aが入り込むスリット32が対向して形成されている。そして、このスリット32の下流側の端部は、パイプ8とハウジング10とが連結された状態において、パイプ8の環状凸部8aに対して軸方向の下流側に係止して、ハウジング10に対するパイプ8の抜けを規制する。また、係止部材30の下流側の端部には、一対の操作アーム33が設けられ、操作アーム33に対して挟むように力を加えることにより、係止部材30を縮径することが可能となっている。
脈動吸収部材40は、図3,図4(a)(b)に示すように、ハウジング10の小径部11の収容空間11aに収容されている。具体的には、脈動吸収部材40は、収容空間11aにおいて浮遊した状態で配置されている。この脈動吸収部材40は、弾性変形可能な金属部材により中空形状に形成され、中空内部に空気(本発明の「第二流体」に相当する)を密閉している。ここでは、脈動吸収部材40は、放射状外側全方向を囲む包囲形状に形成されている。そして、脈動吸収部材40の外周面は、流体燃料が流通する流路の一部分としての流路壁面を形成する。つまり、流体燃料が流通する流路は、脈動吸収部材40が配置されている部位において、脈動吸収部材40の外周面とハウジング10の小径部11の内周面とによって形成される筒状流路となる。
流路を流通する流体の圧力に応じて、脈動吸収部材40の外周面が径方向内側または径方向外側に弾性変形して、脈動吸収部材40の外周面により形成される流路の流体流通直交方向の断面積を変化させる。その結果、流体燃料の脈動を低減することができるというものである。
(脈動吸収部材40の詳細説明)
脈動吸収部材40は、第一金属部材41と、第二金属部材42とから構成される。脈動吸収部材40を構成する各部材41,42について、図5を参照して詳細に説明する。
図5に示すように、第一金属部材41は、鋼板(本発明の「金属製板材」に相当する)をプレス成形することにより、椀型部41aと、椀型部41aの開口側全周縁部にて外側に張り出すように形成されたリング状のフランジ部41bとを備える。椀型部41aの開口縁は、図5(a)に示すように、中間に平行線を有する長円形状に形成されている。つまり、椀型部41aの開口縁は、当該平行線の方向に長手となるように形成されている。この椀型部41aの長手方向の長さは、ハウジング10の小径部11の内径よりも大きく設定されている。これは、脈動吸収部材40を小径部11の収容空間11aに安定して収容できるようにするためである。
つまり、脈動吸収部材40が小径部11の収容空間11aに配置された状態において、脈動吸収部材40の第一金属部材41の外周面は、椀型部41aのうち図5(c)の実線にて示す部分となる。この図5(c)の椀型部41aの実線部分の形状は、応力が集中しないように、円弧形状に形成されている。
フランジ部41bは、全周に亘って同一幅により形成されている。従って、フランジ部41bの外縁形状は、椀型部41aの開口縁形状よりも一回り大きな長円形状をなしている。このフランジ部41bの短手方向幅は、ハウジング10の小径部11の内径よりも小さく設定されている。一方、当然ではあるが、フランジ部41bの長手方向幅は、ハウジング10の小径部11の内径よりも小さく設定されている。
第二金属部材42は、第一金属部材41と同一形状をなしている。すなわち、第二金属部材42は、鋼板をプレス成形することにより、椀型部42aと、椀型部42aの開口側全周縁に外側に拡がるように形成されたリング状のフランジ部42bとを備える。
そして、第一金属部材41の椀型部41aの開口側と第二金属部材42の椀型部42aの開口側が向かい合うようにして、第一金属部材41のフランジ部41bと第二金属部材42のフランジ部42bとを重ね合わせて接合する。従って、両方の椀型部41a,42aが一体的となって、且つ、放射状外側全方向が囲まれる包囲形状をなしている。そして、中空部43を形成する。ここで、第一,第二金属部材41,42のフランジ部41b,42bの接合は、溶接、ろう付け、圧着など、種々の方法によって行われる。さらに、この接合は、フランジ部41b,42bの全周において行われる。つまり、第一,第二金属部材41,42の椀型部41a,42aによって形成される中空部43を密封する。
(脈動吸収部材40の動作)
次に、脈動吸収部材40の動作について、図4(a)および図6を参照して説明する。図4(a)は、脈動吸収部材40が初期状態の場合を示しており、図6は、初期状態に対して流体燃料の圧力が高くなるように変化した場合における脈動吸収部材40の状態を示している。
図4(a)に示す状態は、第一金属部材41および第二金属部材42は、弾性変形していない状態である。この初期状態において、ポンプ3から流体燃料が設定された圧力にて圧送されている状態において、パイプ8などを介して接続されたインジェクタ6が開閉すると流体燃料がコネクタ1の内部を流通し、コネクタ1の内部を流通している流体燃料に圧力変化が生じる。
そして、初期状態に対して、流路を流通する流体燃料の圧力が設定された圧力よりも高くなるように変化した場合に、図6に示すように、脈動吸収部材40の外周面を形成する部分がハウジング10の中心軸に向かう方向(径方向内側)に弾性変形する。つまり、脈動吸収部材40の外周面とハウジング10の小径部11の内周面とにより形成される流路における流体流通直交方向の断面積が拡大するように変化する。
一方、初期状態に対して、流路を流通する流体燃料の圧力が設定された圧力よりも低くなるように変化した場合に、図示しないが、脈動吸収部材40の外周面を形成する部分がハウジング10の内周面に向かう方向(径方向外側)に弾性変形する。つまり、脈動吸収部材40の外周面とハウジング10の小径部11の内周面とにより形成される流路における流体流通直交方向の断面積が縮小するように変化する。
つまり、流体燃料がある設定された圧力で安定している場合を初期状態とし、初期状態において流体燃料の圧力が当該設定圧力よりも低くなったとする。そうすると、脈動吸収部材40の椀型部41a,42aの外周面により形成される流路の流体流通直交方向の断面積が小さくなる。その結果、脈動吸収部材40の椀型部41a,42aの外周面により形成される流路を流通する流体燃料の流速が大きくなる。従って、流体燃料の圧力が設定圧力に向かって高くなる方向への力が発生する。つまり、流体燃料が設定圧力より低くなると、その後早期に初期状態に戻るように作用する。
さらにその後、流体燃料の圧力が設定圧力よりも高くなると、脈動吸収部材40の椀型部41a,42aの外周面により形成される流路の流体流通直交方向の断面積が大きくなる。その結果、脈動吸収部材40の椀型部41a,42aにより形成される流路を流通する流体燃料の流速が小さくなる。従って、流体燃料の圧力が低くなる方向への力が発生する。従って、流体燃料の圧力が設定圧力より高くなると、その後早期に初期状態に戻るように作用する。このように、流路を流通する流体燃料の圧力変化、すなわち脈動を吸収することができる。
さらに、脈動吸収部材40は、上述したように、金属部材により形成されている。従って、脈動吸収部材40が繰り返し弾性変形した場合であっても、高い耐久性を有することができる。なお、脈動吸収部材40の材料として、鋼板を例に挙げたが、その他の鉄系材料、アルミニウム、マグネシウムなどが適用できる。ただし、鋼材を用いる場合には、安価であると共に、所望の形状に容易に成形することができる。
また、本参考形態においては、脈動吸収部材40が配置されている部位において、脈動吸収部材40の外周面とハウジング10の小径部11の内周面との間が、流体燃料の流通する領域となる。脈動吸収部材40を上記のように包囲形状とすることで、脈動吸収部材40が配置されている部位において、流路の流通直交方向の断面積を十分に確保することができる。そして、流路の流体流通直交方向の断面積が急激に変化すると、流体の滑らかな流通の妨げとなるおそれがある。そこで、本参考形態のように脈動吸収部材40を包囲形状とすることで、小径部11において流体燃料の滑らかな流通を妨げることを抑制できる。
さらに、第一,第二金属部材41,42のフランジ部41b,42bの長手方向の長さは、ハウジング10の小径部11の内周面の内径より長く形成されている。一方、フランジ部41b,42bの長手方向に直交する方向(短手方向)は、ハウジング10の小径部11の内周面の内径より短く形成されている。ここで、フランジ部41b,42bの長手方向とは、リング状のフランジ部41b,42bの外縁距離のうち最大となる部位を結ぶ方向を意味する。これにより、確実に、全周に亘るフランジ部41b,42bが流路を流通する流体燃料に対して向かい合うように配置されないようにできる。つまり、フランジ部41b,42bを形成するとしても、フランジ部41b,42bが流体燃料の流通の妨げとなることを確実に防止できる。さらには、フランジ部41b,42bを流体燃料の流通方向に平行となるように配置することで、脈動吸収部材40の外面とハウジング10の小径部11の内周面との間に流路を確実に確保できるようになる。
さらに、脈動吸収部材40は、流路において浮遊した状態で配置されている。つまり、脈動吸収部材40は、流路において、何ら位置決めをすることなく、上記効果を発揮することができる。そして、組み付け時において、脈動吸収部材40をハウジング10の小径部11の収容空間11aに収容することが非常に容易となる。従って、製造コストを抑制することができる。
また、脈動吸収部材40の第一,第二金属部材41,42の外周面(流路壁面)は、流体燃料の流通方向にほぼ同径の部位を有するように形成されている。これにより、脈動吸収部材40の流路壁面のうち当該同径となる部位を、他の部位に比べて変形しやすい部位とすることができる。従って、脈動吸収部材40により脈動吸収効果を確実に発揮することができる。
第二参考形態
第二参考形態の脈動吸収部材240について、図7を参照して説明する。脈動吸収部材240は、第一参考形態の脈動吸収部材40に対して、構成する第一,第二金属部材241,242の形状が異なる。脈動吸収部材240は、第一金属部材241と第二金属部材242とから構成される。
第一金属部材241は、鋼板をプレス成形することにより、椀型部241aと、椀型部241aの開口側全周縁部にて外側に張り出すように形成されたリング状のフランジ部241bとを備える。椀型部241aの開口縁は、第一参考形態の椀型部41aと同様であって、中間に平行線を有する長円形状に形成されている。この椀型部241aの底面は、湾曲しているのではなく、平面状に形成されている。
第二金属部材242は、第一金属部材241と同様の形状をなしている。すなわち、第二金属部材242は、鋼板をプレス成形することにより、椀型部242aと、椀型部242aの開口側全周縁に外側に拡がるように形成されたリング状のフランジ部242bとを備える。
そして、第一金属部材241の椀型部241aの開口側と第二金属部材242の椀型部242aの開口側が向かい合うようにして、第一金属部材241のフランジ部241bと第二金属部材242のフランジ部242bとを重ね合わせて接合する。従って、両方の椀型部241a,242aが一体的となって、且つ、放射状外側全方向が囲まれる包囲形状をなしている。そして、密閉された中空部243を形成する。
参考形態の脈動吸収部材240の外周面(流路壁面に相当)は、平面状の部位を有するように形成されている。これにより、脈動吸収部材240の外周面のうち平面状の部位を、他の部位に比べて変形しやすい部位とすることができる。従って、脈動吸収部材240により脈動吸収効果を確実に発揮することができる。
第三参考形態
第三参考形態のコネクタ300について図8を参照して説明する。本参考形態のコネクタ300は、第一参考形態のコネクタ1に対して、脈動吸収部材340のみ相違する。脈動吸収部材340は、筒状に形成されており、内部を貫通する貫通孔にて流体燃料が流通する。つまり、脈動吸収部材340の内周面が、流路の一部分としての流路壁面を形成する。
詳細には、脈動吸収部材340は、周溝部材341と覆蓋部材342とから構成される。周溝部材341は、鋼板をプレス成形することにより、筒状に形成され、外周側に周方向全周に亘って環状の溝(本発明の「周溝」に相当する)を形成する。この周溝部材341の内周面341aは、軸方向に同径の円筒状に形成されている。また、周溝部材341の溝側壁341b,341cは、径方向外側に向かって、開口幅が徐々に大きくなるように傾斜して形成されている。
覆蓋部材342は、鋼板をプレス成形することにより、円筒状に形成されている。覆蓋部材342は、周溝部材341の外周側を覆蓋し、周溝部材341の外周縁部と接合されている。周溝部材341の溝側壁341b,341cの外周端をかしめることによって、覆蓋部材342と周溝部材341とを接合している。このようにして、脈動吸収部材340は、筒状の中空部343を形成している。
そして、周溝部材341の溝側壁341b,341cの外周端を曲げ形成した状態において周溝部材341の外径は、ハウジング10の小径部11の内径よりも非常に僅かに小さく形成されている。このように形成される脈動吸収部材340は、筒状の貫通孔をハウジング10小径部11における流体燃料の流通方向に貫通するように、小径部11の収容空間11aに配置されている。このとき、脈動吸収部材340の外周面とハウジング10の小径部11の内周面との間には僅かな隙間が形成されている程度である。従って、流体は、脈動吸収部材340の貫通孔を通過する。つまり、脈動吸収部材340の内周面が、流路の一部分としての流路壁面を形成する。
このように構成される脈動吸収部材340は、次のように動作する。初期状態に対して、流路を流通する流体燃料の圧力が設定された圧力よりも高くなるように変化した場合に、脈動吸収部材340を構成する周溝部材341の内周面341aが、ハウジング10の内周面に向かう方向(径方向外側)に弾性変形する。つまり、脈動吸収部材340の内周面341aとにより形成される流路における流体流通直交方向の断面積が拡大するように変化する。
一方、初期状態に対して、流路を流通する流体燃料の圧力が設定された圧力よりも低くなるように変化した場合に、脈動吸収部材340を構成する周溝部材341の内周面341aが、ハウジング10の中心軸に向かう方向(径方向内側)に弾性変形する。つまり、脈動吸収部材340の内周面341aにより形成される流路における流体流通直交方向の断面積が縮小するように変化する。
従って、第一参考形態における脈動吸収部材40の外周面が弾性変形することによる効果と同様の効果、すなわち流体の脈動を吸収することができる。さらに、脈動吸収部材340が配置されている部位において、脈動吸収部材340の内周面341aにより形成される貫通孔が、流体燃料の流通する領域となる。脈動吸収部材340を筒状とすることで、最も流速が大きくなるハウジング10の中心軸付近において、流体燃料を流通させることができる。これにより、流体燃料の流速の急激な変化を抑制することができる。
さらに、周溝部材341の内周面341aが流体の圧力変化に応じて弾性変形するように構成されている。ここで、周溝部材341は、流路壁面としての内周面の軸方向両側に溝側壁341b,341cを有している。従って、弾性変形する流路壁面である内周面341aを確実に支持することができる。つまり、周溝部材341の内周面341aを弾性変形する流路壁面とすることにより、周溝部材341の耐久性を十分に得ることができる。
第一実施形態
第一実施形態のコネクタ400について図9を参照して説明する。本実施形態のコネクタ400は、第一参考形態のコネクタ1に対して、脈動吸収部材440のみ相違する。脈動吸収部材440は、筒状に形成されており、内部を貫通する貫通孔および外周側にて流体燃料が流通する。つまり、脈動吸収部材440の内周面および外周面が、流路の一部分としての流路壁面を形成する。
詳細には、脈動吸収部材440は、第一周溝部材441と第二周溝部材442とから構成される。第一周溝部材441は、鋼板をプレス成形することにより、筒状に形成され、外周側に周方向全周に亘って環状の溝を形成する。この第一周溝部材441の内周面441aは、軸方向に同径の円筒状に形成されている。また、第一周溝部材441の溝側壁441b,441cは、径方向外側に向かって、開口幅が徐々に大きくなるように傾斜して形成されている。
第二周溝部材442は、鋼板をプレス成形することにより、筒状に形成され、内周側に周方向全周に亘って環状の溝を形成する。この第二周溝部材442の外周面442aは、軸方向に同径の円筒状に形成されている。また、第二周溝部材442の溝側壁442b,442cは、径方向内側に向かって、開口幅が徐々に大きくなるように傾斜して形成されている。さらに、第二周溝部材442は、第一周溝部材441の外周側を覆蓋し、第一周溝部材441の外周縁部とかしめにより接合されている。このようにして、脈動吸収部材440は、筒状の中空部443を形成している。
そして、第二周溝部材442の外径は、ハウジング10の小径部11の内径よりも流体燃料が流通可能な程度の隙間を有するように形成されている。このように形成される脈動吸収部材440は、筒状の貫通孔をハウジング10の小径部11における流体燃料の流通方向に貫通するように、小径部11の収容空間11aに配置されている。このとき、収容空間11aにおいて、流体燃料は、脈動吸収部材440の第一周溝部材441の内周面441aの内側、および、脈動吸収部材440の第二周溝部材442の外周面442aとハウジング10の小径部11の内周面との間を流通する。
このとき、流体の圧力変化に応じて、第一周溝部材441の内周面441aおよび第二周溝部材442の外周面442aが径方向にそれぞれ弾性変形する。つまり、本実施形態における脈動吸収部材440は、上述した第一参考形態による効果に加えて、第三参考形態による効果の両方を備えることになる。従って、流体燃料の脈動低減効果を確実に発揮する。
第二実施形態
第二実施形態のコネクタ500について図10および図11を参照して説明する。本実施形態のコネクタ500は、ハウジング510と、ホース接続部20(図2,3に示す)と、係止部材30(図2,3に示す)と、一対の脈動吸収部材540,550と、第一ハウジング磁石580と、第二ハウジング磁石590とを有する。
ハウジング510は、第一参考形態のハウジング10に対して小径部511のみ相違する。小径部511の内径は、ハウジング510に挿入されるパイプ8の先端部の外径とほぼ同じ大きさとなるように形成されている。そして、小径部511の内周面の一部は、このパイプ8の先端部の外周面と嵌合するように環状の嵌合内周面が形成されている。また、小径部511は、ホース接続部20の下流側の端面とパイプ8の先端面との軸方向間に、後述する脈動吸収部材540を収容するための収容空間511aを形成している。
さらに、小径部511の内周面には、小径部511の中心軸を対称に両側の径方向外側に向かって、第一,第二凹部511d,511e(本発明の「ガイド部材」に相当する)が形成されている。第一凹部511dは、第一脈動吸収部材540を径方向に往復移動可能にガイドする凹部をなしている。第二凹部511eは、第二脈動吸収部材550を径方向に往復移動可能にガイドする凹部をなしている。つまり、第一,第二凹部511d,511eは、第一,第二脈動吸収部材540,550の移動方向を規制している。
さらに、小径部511において、第一凹部511dが形成される部位における外周面には、径方向外側に突出する第一突起511bが形成されている。この第一突起511bの内部には、第一ハウジング磁石580が埋設されている。第一ハウジング磁石580は、径方向内側をS極となるように配置されている。小径部511において、第二凹部511eが形成される部位における外周面には、径方向外側に突出する第二突起511cが形成されている。第二突起511cの内部には、第二ハウジング磁石590が埋設されている。第二ハウジング磁石590は、径方向内側をS極となるように配置されている。
第一脈動吸収部材540は、図10(a)に示す側面形状が下端が尖ったホームベース型に形成され、第一凹部511dに収容可能な形状に形成されている。つまり、第一脈動吸収部材540は、ハウジング510の中心軸側が尖った位置が位置するように配置されている。この第一脈動吸収部材540は、第一浮遊磁石541(本発明の「第三磁石」に相当する)と、第一浮遊磁石541の全周面を被覆する樹脂製の被覆部材542とから構成される。第一浮遊磁石541は、ハウジング510の中心軸側にN極、第一凹部511dの溝底側をS極となるように配置されている。
第二脈動吸収部材550は、第一脈動吸収部材540と同様に、ホームベース型に形成され、第二凹部511eに収容可能な形状に形成されている。つまり、第二脈動吸収部材550は、ハウジング510の中心軸側が尖った位置が位置するように配置されている。この第二脈動吸収部材550は、第二浮遊磁石551(本発明の「第三磁石」に相当する)と、第二浮遊磁石551の全周面を被覆する樹脂製の被覆部材552とから構成される。第二浮遊磁石551は、ハウジング510の中心軸側にN極、第二凹部511eの溝底側をS極となるように配置されている。
そして、第一脈動吸収部材540と第二脈動吸収部材550とは、ハウジング510の小径部511の径方向に相互に対向するように配置されており、両者の対向面を相互に離間および接近するように移動可能に設けられている。そして、第一,第二脈動吸収部材540,550の対向面が、流体燃料を流通する流路壁面の一部を形成する。すなわち、第一,第二脈動吸収部材540,550の対向面間距離が大きくなると、流路の流体流通直交方向の断面積が大きくなり、反対に、第一,第二脈動吸収部材540,550の対向面間距離が小さくなると、流路の流体流通直交方向の断面積が小さくなる。
また、第一浮遊磁石541におけるハウジング510の中心軸側はN極であって、第二浮遊磁石551におけるハウジング510の中心軸側もN極である。つまり、第一,第二浮遊磁石541,551の対向面には、同磁極となる磁石が配置されている。ここで、第一,第二浮遊磁石541,551の対向面における磁石が、本発明における「一対の第一磁石」に相当する。従って、第一,第二浮遊磁石541,551の反発力(磁力)の作用によって、第一,第二脈動吸収部材540,550には、相互に離間しようとする力が働く。
また、第一脈動吸収部材540における第一凹部511d側はS極であって、小径部511の第一突起511bに埋設されている第一ハウジング磁石580の内周側もS極である。つまり、第一脈動吸収部材540と第一凹部511dとの対向面には、同磁極となる磁石が配置されている。ここで、第一浮遊磁石541と第一ハウジング磁石580の対向面における磁石が、本発明における「一対の第二磁石」に相当する。従って、第一浮遊磁石541と第一ハウジング磁石580の反発力(磁力)の作用によって、第一脈動吸収部材540は、小径部511の第一凹部511dの底面から離間しようとする力が働く。換言すると、この反発力は、第一脈動吸収部材540を第二脈動吸収部材550に接近させる方向への力となる。
また、第二脈動吸収部材550における第二凹部511e側はS極であって、小径部511の第二突起511cに埋設されている第二ハウジング磁石590の内周側もS極である。つまり、第二脈動吸収部材550と第二凹部511eとの対向面には、同磁極となる磁石が配置されている。ここで、第二浮遊磁石551と第二ハウジング磁石590の対向面における磁石が、本発明における「一対の第二磁石」に相当する。従って、第二浮遊磁石551と第二ハウジング磁石590の反発力(磁力)の作用によって、第二脈動吸収部材550は、小径部511の第二凹部511eの底面から離間しようとする力が働く。換言すると、この反発力は、第二脈動吸収部材550を第一脈動吸収部材540に接近させる方向への力となる。
このように、第一,第二浮遊磁石541,551および第一,第二ハウジング磁石580,590の作用によって、第一脈動吸収部材540と第二脈動吸収部材550は、小径部511の収容空間511aの中で浮遊した状態を維持する。ただし、小径部511の収容空間511aにおける流体の圧力が設定された圧力の場合に、第一,第二脈動吸収部材540,550が所望の位置となるように、各磁石の磁力および大きさを設定している。
このように構成されるコネクタ500において、流路を流通する流体燃料の圧力が初期状態に対して高くなるように変化すると、第一浮遊磁石541と第一ハウジング磁石580の反発力、および、第二浮遊磁石551と第二ハウジング磁石590の反発力に抗して、第一,第二脈動吸収部材540,550が径方向外側へ移動する。そうすると、流路の流体流通直交方向の断面積が拡大する。
一方、流路を流通する流体燃料の圧力が初期状態に対して低くなるように変化すると、第一浮遊磁石541と第一ハウジング磁石580の反発力、および、第二浮遊磁石551と第二ハウジング磁石590の反発力により、第一,第二脈動吸収部材540,550が径方向内側へ移動して接近する。そうすると、流路の流体流通直交方向の断面積が縮小する。ただし、第一浮遊磁石541と第二浮遊磁石551の対向面は、同磁極であるため、この反発力によって、第一,第二脈動吸収部材540,550の対向面の間には隙間が必ず形成される状態となる。
本実施形態のコネクタ500によれば、磁石の作用により、第一,第二脈動吸収部材540,550が流路内において位置決めされている。そして、位置決めされている状態を基準として流体燃料の圧力が変化すると、その圧力に応じて、第一,第二脈動吸収部材540,550が径方向に移動して、流路の流体流通直交方向の断面積を拡大または縮小する。この動作によって、確実に流体燃料の脈動を抑制することができる。
さらに、第一,第二凹部511d,511eによって第一,第二脈動吸収部材540,550の移動方向を規制することにより、確実に第一,第二脈動吸収部材540,550を流体燃料の流通直交方向へ移動することができる。従って、流体燃料の圧力が変化した時に、第一,第二脈動吸収部材540,550の対向面が相互に離間および接近するように確実に動作することができる。
また、第一,第二脈動吸収部材540,550における対向面は、先端側ほど薄くなるように形成されている。これにより、流路の流体流通直交方向の断面積が急激に変化することを抑制できる。従って、滑らかな流体燃料の流通を確保できる。また、流体燃料の圧力が低くなった場合に、第一,第二脈動吸収部材540,550が接近する方向へ移動する。このとき、急激に圧力が変化するような場合には、瞬間的に対向面が接触することによって流路を塞ぐおそれがある。しかし、このような場合であっても、対向面を先端側ほど薄くすることで、流路を塞ぐ範囲を狭くすることができ、流路が塞がれる影響をできるだけ小さくすることができる。
また、第一,第二脈動吸収部材540,550は、第一,第二凹部511d,511eに対して、隙間を有するようにガイドされている。これにより、第一,第二脈動吸収部材540,550は、ハウジング510内に設置することが非常に容易となる。
ところで、隙間があるため、第一,第二凹部511d,511eの内部は、流体燃料が流通可能となる。仮に、第一,第二脈動吸収部材540,550の径方向内側と径方向外側とに、流体の圧力変動が作用すると、第一,第二脈動吸収部材540,550は移動しないおそれがある。しかし、第一,第二脈動吸収部材540,550と第一,第二凹部511d,511eの側面との間の隙間は、第一,第二脈動吸収部材540,550の相互の対向空間よりも小さく形成されている。これにより、流体燃料の圧力が高くなるとき、第一,第二脈動吸収部材540,550の相互の対向面が離間する方向へ確実に移動できる。従って、組み付けを容易としつつ、確実に脈動低減の効果を発揮する。
第一参考形態
1:コネクタ、 2:燃料タンク、 3:ポンプ、 4:ホース
5:フューエルデリバリパイプ、 6:インジェクタ、 7:シリンダ
8:パイプ、 8a:環状凸部
10:ハウジング、 11:小径部、 11a:収容空間、 12:中径部
13:大径部、 13a,13a:平坦壁部、 13b,13b:円弧壁部
13c:窓部、 20:ホース接続部、 21:軸穴、 22:環状鋭突起
30:係止部材、 31:係止爪部、 32:スリット、 33:操作アーム
40:脈動吸収部材、 41,42:金属部材、 41a,42a:椀型部
41b,42b:フランジ部、 43:中空部、 61:リング
62:カラー部材、 63:ブッシュ
第二参考形態
240:脈動吸収部材、 241,242:金属部材、 241a,242a:椀型部
241b,242b:フランジ部、 243:中空部
第三参考形態
300:コネクタ、 340:脈動吸収部材、 341:周溝部材、 341a:内周面
341b,341c:溝側壁、 342:覆蓋部材、 343:中空部
第一実施形態
400:コネクタ、 440:脈動吸収部材、 441:第一周溝部材
441a:内周面、 441b,441c:溝側壁
442:第二周溝部材、 442a:外周面、 442b,442c:溝側壁
443:中空部
第二実施形態
500:コネクタ、 510:ハウジング、 511:小径部、 511a:収容空間
511b:第一突起、 511c:第二突起、 511d:第一凹部
511e:第二凹部、 540:脈動吸収部材、 540:第一脈動吸収部材
541:第一浮遊磁石、 542:被覆部材、 550:第二脈動吸収部材
551:第二浮遊磁石、 552:被覆部材、 580:第一ハウジング磁石
590:第二ハウジング磁石

Claims (11)

  1. 筒状に形成され、内周面にて第一流体が流通する流路を形成するハウジングと、
    前記流路に配置され、弾性変形可能な金属部材により中空形状に形成され、中空内部に第二流体が密閉され、前記流路の一部分を形成する流路壁面を有し、前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記流路壁面を弾性変形させ、前記第一流体の圧力が低くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記流路壁面を弾性変形させる脈動吸収部材と、
    を備え
    前記脈動吸収部材は、筒状に形成され、前記流路における前記第一流体の流通方向に貫通するように配置され、
    前記脈動吸収部材のうち筒状の内周面が、前記流路の一部分としての第一の前記流路壁面を形成し、
    前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると前記第一の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記第一の流路壁面を前記ハウジングの内周面に向かう方向に弾性変形させ、
    前記第一流体の圧力が低くなると前記第一の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記第一の流路壁面を前記ハウジングの中心軸に向かう方向に弾性変形させ、
    前記脈動吸収部材のうち前記ハウジングの内周面と対向する外周面が、前記流路の一部分としての第二の前記流路壁面を形成し、
    前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると前記第二の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記第二の流路壁面を前記ハウジングの中心軸に向かう方向に弾性変形させ、
    前記第一流体の圧力が低くなると前記第二の流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記第二の流路壁面を前記ハウジングの内周面に向かう方向に弾性変形させることを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1において、
    前記脈動吸収部材は、
    外周側に周溝を形成し、内周面を前記流路壁面として形成される周溝部材と、
    前記周溝部材の外周側を覆蓋し、前記周溝部材の外周縁部と接合される覆蓋部材と、
    を備えることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1または2において、
    前記脈動吸収部材は、前記流路において浮遊した状態で配置されていることを特徴とするコネクタ。
  4. 請求項1〜3の何れか一項において、
    前記脈動吸収部材の前記流路壁面は、前記流体の流通方向に同径の部位を有するように形成されていることを特徴とするコネクタ。
  5. 請求項1〜4の何れか一項において、
    前記脈動吸収部材の前記流路壁面は、平面状の部位を有するように形成されていることを特徴とするコネクタ。
  6. 請求項1〜5の何れか一項において、
    前記第二流体は、空気であることを特徴とするコネクタ。
  7. 筒状に形成され、内周面にて第一流体が流通する流路を形成するハウジングと、
    対向配置された一対の部材により形成され、前記流路に配置され、相互に対向する面により前記流路の一部分である流路壁面を形成し、前記流路において前記流路壁面を形成する対向面を相互に離間および接近するように移動可能に設けられた一対の脈動吸収部材と、
    一対の前記脈動吸収部材の前記対向面に同磁極となるように配置され、相互の反発力により一対の前記脈動吸収部材の前記対向面を離間させる一対の第一磁石と、
    一対の前記脈動吸収部材のそれぞれと前記ハウジングとの対向面に同磁極となるように配置され、相互の反発力により一対の前記脈動吸収部材を接近させる方向への力を発揮する一対の第二磁石と、
    を備え、
    前記流路を流通する前記第一流体の圧力が高くなると一対の前記第二磁石同士の反発力に抗して前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を拡大するように前記脈動吸収部材を移動させ、前記第一流体の圧力が低くなると前記流路壁面により形成される前記流路の流体流通直交方向の断面積を縮小するように前記脈動吸収部材を移動させることを特徴とするコネクタ。
  8. 請求項7において、
    前記ハウジングは、筒状の中心軸から対向する両側に前記流路における前記第一流体の流通方向に直交する方向へ延びる一対のガイド部材を備え、
    それぞれの前記脈動吸収部材は、それぞれの前記ガイド部材により規制されることにより、前記流路において前記流路壁面を形成する対向面を相互に離間および接近するように移動可能となることを特徴とするコネクタ。
  9. 請求項7または8において、
    一対の前記脈動吸収部材における前記対向面は、先端側ほど薄くなるように形成されていることを特徴とするコネクタ。
  10. 請求項7〜9の何れか一項において、
    それぞれの前記脈動吸収部材は、対向面に一方の磁極を有し前記ハウジングの内周面との対向側に他方の磁極を有する第三磁石と、前記第三磁石を被覆する被覆部材と、を備え、
    前記第三磁石は、一対の前記第一磁石と、一対の前記第二磁石のうち前記脈動吸収部材に設けられる磁石と、に対応することを特徴とするコネクタ。
  11. 請求項7〜10の何れか一項において、
    前記脈動吸収部材と前記ハウジングとの間には、前記第一流体が流通可能であって、一対の前記脈動吸収部材の対向面により形成される対向空間よりも小さな隙間が形成されていることを特徴とするコネクタ。
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