JP2002048289A - 中濃度パルプスラリー圧送配管系における脈動／振動防止方法 - Google Patents
中濃度パルプスラリー圧送配管系における脈動／振動防止方法Info
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- JP2002048289A JP2002048289A JP2000233970A JP2000233970A JP2002048289A JP 2002048289 A JP2002048289 A JP 2002048289A JP 2000233970 A JP2000233970 A JP 2000233970A JP 2000233970 A JP2000233970 A JP 2000233970A JP 2002048289 A JP2002048289 A JP 2002048289A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 極めて簡単な手段により、しかも、設備コス
トをかけることなく中濃度パルプスラリー配管系におけ
る脈動／振動防止方法を提供すること。 【解決手段】 中濃度パルプスラリーを圧送するポンプ
２、該ポンプ２の出口調節弁３および管路４を経由して
貯槽５またはパルプ製造工程の機器へ中濃度パルプスラ
リーが圧送される配管系において、前記配管系の貯槽５
またはパルプ製造工程の機器入口近傍の管路４に固定式
または可変式絞り機構６を設置し、該絞り機構上流の管
路４内に背圧をかけることにより配管系の脈動／振動を
防止するようにした。
トをかけることなく中濃度パルプスラリー配管系におけ
る脈動／振動防止方法を提供すること。 【解決手段】 中濃度パルプスラリーを圧送するポンプ
２、該ポンプ２の出口調節弁３および管路４を経由して
貯槽５またはパルプ製造工程の機器へ中濃度パルプスラ
リーが圧送される配管系において、前記配管系の貯槽５
またはパルプ製造工程の機器入口近傍の管路４に固定式
または可変式絞り機構６を設置し、該絞り機構上流の管
路４内に背圧をかけることにより配管系の脈動／振動を
防止するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は中濃度パルプスラリ
ーを洗浄、漂白、粗選・精選処理等を行なう工程におい
て、中濃度パルプスラリーを各工程の機器・装置へポン
プで圧送するとき、配管系で起こる脈動／振動を抑制・
防止する方法に関する。
ーを洗浄、漂白、粗選・精選処理等を行なう工程におい
て、中濃度パルプスラリーを各工程の機器・装置へポン
プで圧送するとき、配管系で起こる脈動／振動を抑制・
防止する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に示す如くパルプ吸込タンク１へ貯
蔵された中濃度パルプスラリー（パルプ濃度：７〜１５
ｗｔ％）はポンプ２、ポンプ出口調節弁３を介して管路
４を通ってパルプ貯槽５あるいは、洗浄工程等パルプ製
造工程の機器へと圧送される。
蔵された中濃度パルプスラリー（パルプ濃度：７〜１５
ｗｔ％）はポンプ２、ポンプ出口調節弁３を介して管路
４を通ってパルプ貯槽５あるいは、洗浄工程等パルプ製
造工程の機器へと圧送される。
【０００３】この場合、圧送される中濃度パルプスラリ
ーの流量、温度、濃度、ＰＨ、空気含有量等のプロセス
値に変動がなく、管路４が直管で、配管長さが比較的短
い場合はポンプの揚程を最適に選定することにより配管
系の脈動及び振動を抑制することが可能である。ところ
が、実操業においては前記プロセス値が変動し、配管長
さも長く管路形状も単純ではなくなりポンプ出口調節弁
３での調整では脈動・振動を抑制できない事態が起こり
設備の保全、安全操業上好ましくなかった。
ーの流量、温度、濃度、ＰＨ、空気含有量等のプロセス
値に変動がなく、管路４が直管で、配管長さが比較的短
い場合はポンプの揚程を最適に選定することにより配管
系の脈動及び振動を抑制することが可能である。ところ
が、実操業においては前記プロセス値が変動し、配管長
さも長く管路形状も単純ではなくなりポンプ出口調節弁
３での調整では脈動・振動を抑制できない事態が起こり
設備の保全、安全操業上好ましくなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来はかかる事態が起
こったときは配管系および配管系サポート部、配管系の
各接続部等の機械的強度を補強または増強することによ
り対応していた。本発明は、前記従来のように配管系等
の機械的強度を上げる対策では設備コストがかかり得策
ではないため、極めて簡単な手段により、しかも、設備
コストをかけることなく配管系の脈動／振動防止方法を
提供することを目的とするものである。
こったときは配管系および配管系サポート部、配管系の
各接続部等の機械的強度を補強または増強することによ
り対応していた。本発明は、前記従来のように配管系等
の機械的強度を上げる対策では設備コストがかかり得策
ではないため、極めて簡単な手段により、しかも、設備
コストをかけることなく配管系の脈動／振動防止方法を
提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】中濃度パルプスラリーを
圧送するポンプ２、該ポンプ２の出口調節弁３および管
路４を経由して貯槽５またはパルプ製造工程の機器へ中
濃度パルプスラリーが圧送される配管系において、前記
配管系の貯槽５またはパルプ製造工程の機器入口近傍の
管路４に固定式または可変式絞り機構６を設置し、該絞
り機構上流の管路４内に背圧をかけることにより配管系
の脈動／振動を防止することを特徴とする。
圧送するポンプ２、該ポンプ２の出口調節弁３および管
路４を経由して貯槽５またはパルプ製造工程の機器へ中
濃度パルプスラリーが圧送される配管系において、前記
配管系の貯槽５またはパルプ製造工程の機器入口近傍の
管路４に固定式または可変式絞り機構６を設置し、該絞
り機構上流の管路４内に背圧をかけることにより配管系
の脈動／振動を防止することを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は本発明にかかる中濃度パル
プスラリー圧送配管系における脈動／振動防止方法の実
施形態の説明図である。パルプ吸込タンク１へ収容され
ている中濃度パルプスラリーはポンプ２、ポンプ出口調
節弁３により圧力調節されて管路４を通って貯槽５へと
圧送される。
プスラリー圧送配管系における脈動／振動防止方法の実
施形態の説明図である。パルプ吸込タンク１へ収容され
ている中濃度パルプスラリーはポンプ２、ポンプ出口調
節弁３により圧力調節されて管路４を通って貯槽５へと
圧送される。
【０００７】６は、貯槽５の入口近傍の管路４に設置さ
れた固定式または可変式絞り機構である。固定式絞り機
構としてはオリフィスが、また、可変式絞り機構として
はバタフライ弁、ボール弁、ゲート弁等開口面積が可変
できる弁、その他スライド式可変オリフィスが採用され
る。
れた固定式または可変式絞り機構である。固定式絞り機
構としてはオリフィスが、また、可変式絞り機構として
はバタフライ弁、ボール弁、ゲート弁等開口面積が可変
できる弁、その他スライド式可変オリフィスが採用され
る。
【０００８】本発明の脈動／振動防止方法は従来の中濃
度パルプスラリー圧送配管系において、パルプスラリー
が送給される貯槽５ないしはパルプ製造工程の機器入口
近傍の管路４中にオリフィスまたは弁からなる絞り機構
を設置しただけで、該絞り機構とポンプ出口調節弁３と
の組合せにより絞り機構上流の管路４内に所定の背圧を
かけることによって、従来から懸案であった中濃度パル
プスラリー圧送配管系の脈動および振動を抑制すること
ができた。
度パルプスラリー圧送配管系において、パルプスラリー
が送給される貯槽５ないしはパルプ製造工程の機器入口
近傍の管路４中にオリフィスまたは弁からなる絞り機構
を設置しただけで、該絞り機構とポンプ出口調節弁３と
の組合せにより絞り機構上流の管路４内に所定の背圧を
かけることによって、従来から懸案であった中濃度パル
プスラリー圧送配管系の脈動および振動を抑制すること
ができた。
【０００９】
【発明の効果】本発明では、従来の中濃度パルプスラリ
ー圧送配管系において、中濃度パルプスラリーが送給さ
れる貯槽５ないしはパルプ製造工程の機器入口近傍の管
路４中にオリフィスまたは弁からなる絞り機構６を設置
し、ポンプ出口調節弁３と絞り機構６との調整により絞
り機構上流の管路４内の背圧を調整するだけでパルプス
ラリー圧送配管系の脈動および振動を抑制することが可
能となり、設備コストを著しく低減できる。
ー圧送配管系において、中濃度パルプスラリーが送給さ
れる貯槽５ないしはパルプ製造工程の機器入口近傍の管
路４中にオリフィスまたは弁からなる絞り機構６を設置
し、ポンプ出口調節弁３と絞り機構６との調整により絞
り機構上流の管路４内の背圧を調整するだけでパルプス
ラリー圧送配管系の脈動および振動を抑制することが可
能となり、設備コストを著しく低減できる。
【図１】本発明にかかる中濃度パルプスラリー圧送配管
系における脈動／振動防止方法の実施形態の説明図。
系における脈動／振動防止方法の実施形態の説明図。
【図２】従来から公知の中濃度パルプスラリー圧送配管
系の説明図。
系の説明図。
１ パルプ吸込タンク ２ 中濃度パルプポンプ ３ ポンプ出口調節弁 ４ 管路 ５ 貯槽 ６ 絞り機構（固定式絞り機構、可変式絞り機
構）
構）
Claims (3)
- 【請求項１】中濃度パルプスラリーを圧送するポンプ
（２）、該ポンプ（２）の出口調節弁（３）、管路
（４）を経由して貯槽（５）またはパルプ製造工程の機
器へ中濃度パルプスラリーが圧送される配管系におい
て、前記配管系の貯槽（５）またはパルプ製造工程の機
器入口近傍の管路（４）に固定式または可変式絞り機構
（６）を設置して該絞り機構上流の管路（４）内に背圧
をかけることを特徴とする中濃度パルプスラリー圧送配
管系における脈動／振動防止方法。 - 【請求項２】固定式絞り機構はオリフィスであることを
特徴とする請求項１記載の中濃度パルプスラリー圧送配
管系における脈動／振動防止方法。 - 【請求項３】可変式絞り機構は弁又はスライド式開口面
積可変オリフィスであることを特徴とする請求項１記載
の中濃度パルプスラリー圧送配管系における脈動／振動
防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000233970A JP2002048289A (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 中濃度パルプスラリー圧送配管系における脈動／振動防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000233970A JP2002048289A (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 中濃度パルプスラリー圧送配管系における脈動／振動防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002048289A true JP2002048289A (ja) | 2002-02-15 |
Family
ID=18726414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000233970A Pending JP2002048289A (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 中濃度パルプスラリー圧送配管系における脈動／振動防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002048289A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011174580A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Tokai Rubber Ind Ltd | コネクタ |
-
2000
- 2000-08-02 JP JP2000233970A patent/JP2002048289A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011174580A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Tokai Rubber Ind Ltd | コネクタ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |