JP5550430B2 - ディスプレイ装置の実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶や、有機EL(Electro-Luminescence)などのディスプレイ装置であって、特に、画素間隔の短い高精細なディスプレイパネル基板に、高密度な配線を有するフィルム状回路基板であるフレキシブルプリント基板(以下、FPCという)などを接続するディスプレイ装置の実装方法およびその実装体に関するものである。
従来の液晶や有機ELなどのディスプレイ装置においては、一般消費者むけのテレビ用途におけるアナログ放送からデジタル放送への移り変わりに伴うハイビジョン化(1920×1080画素)や、その先の4K2K(3840×2160画素)といった高精細化が進んできている。
また、テレビの3D化においては、右目用の画素、左目用の画素と分けて表示する方式もあり、その場合は、さらに2倍の画素が必要となる。さらに、医療むけにおいては、一般テレビ用よりもさらに高精細なディスプレイ装置が要望されている。
高精細化は主にテレビの大型化に伴うものであるが、小型のもの、例えば、20型以下のテレビにおいても同じ画素数の表示が求められてきている。そして、有機ELについてはさらに、その駆動方式から画素の数の2〜4倍程度の配線数を必要とするものもある。その場合、ディスプレイパネル基板から駆動ICの付いたFPCへの接続端子の間隔は、30μm以下となる。
また、ディスプレイ装置には、ディスプレイパネル基板の周辺にFPCを接続するが、その接続されたFPCの対辺にはプリント回路基板(以下、PCBという)を接続する。このPCBへの接続に関しても、高精細化に伴い接続端子間隔は、200μm以下が求められてくる。
一方、一般的な液晶や有機ELのディスプレイパネル基板へのFPC、およびPCBへの実装方法は、次のとおりである。
ディスプレイパネル基板の周囲の電極端子部に異方性導電フィルム(以下、ACFという)を貼り付け、そこにFPCを位置決め仮接続し、その後、加熱加圧による圧着接続を行うことで、ディスプレイパネル基板にFPCが接続される。次に、PCBにACFを貼り付け、前述のディスプレイパネル基板のFPCをPCBに対し位置決めし、加熱加圧による圧着接続を行う。各々を別々の装置で構成し、並べることでラインとして生産工程を構成する。
ディスプレイパネル基板とFPCとを接続する端子の間隔の限界は、位置決めする装置の精度の限界や、経済的にFPCを加工することができる最小寸法の限界や、接続するACFのショートや信頼性を損なう端子間隔の限界などから、40μm程度である。
また、ディスプレイパネル基板には、複数のFPCが接続されており、その複数のFPCが同一のPCBに接続されている。この複数のFPCをPCBに接続する際の設備の接続精度の限界が端子間隔300μm〜400μm程度である。そのため、前述した高精細化を実現するための壁となっている。
そこで、従来の実装方法として特許文献1では、ディスプレイパネル基板へのFPCの接続位置を千鳥状に配置し、FPCを重畳させることで、接続端子の間隔を小さくせずに高精細化を実現している。図3(a),(b)は特許文献1に記載された実装方法を示す図である。図3(b)は、ディスプレイパネル基板1と複数の重畳したFPC2a,2bとPCB4のパッド5a,5bとの接続を表した断面図であり、図3(a)はFPC2a,2bがディスプレイパネル基板1上で千鳥状に配置されたPCB4を透過した正面図である。ディスプレイパネル基板1上での回路配線を、接続部をよける形で配線させることにより、千鳥状の配置を実現し、高精細化を可能としている。
また、特許文献2では、ディスプレイパネル基板とFPCの接続部の端子配置を千鳥状に行い、かつ、適切に絶縁部を設けることで端子の間隔を小さくせずに高精細化を実現している。図4(a),(b)は特許文献2に記載された、従来の実装方法を示す図である。図4(b)はディスプレイパネル基板1の端子部分を表した図である。端子6a,6bを千鳥状に配置し、絶縁部7a,7bを設けることで、FPC2a,2bを重畳に接続し(図4(a)参照)、端子6a,6bの見かけ上の間隔を2倍にでき、また、端子6a,6bの大きさを大きくすることができ、高精度な位置決めや、ショートの問題を克服している。
特開平2−46426号公報 特開平5−196953号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2はともに、PCBへの接続については、詳しく触れられてはいない。また、特許文献1の実装構造では、重畳しているFPCへ加熱加圧を行うためのツールを接触させることができないため、PCBへの接続に、低コストの接続を実現できるACFを用いた加熱加圧による方法を使用することができない。
また、特許文献2に記載の実装構造から、製造方法を考えると、以下の2通りが考えられる。
1つ目は、ディスプレイパネル基板にACFを用いて第1FPCを圧着接続する工程(第1の工程)、ディスプレイパネル基板に接続された第1FPCの対辺にACFを用いてPCBと圧着接続する工程(第2の工程)、さらに、第1FPCを介しPCBの接続されたディスプレイパネル基板に、第2FPCを重畳させACFを用いて圧着接続する工程(第3の工程)、第2FPCのディスプレイパネル基板に接続された対辺を第1FPCの接続されたPCBに圧着接続する工程(第4の工程)を経て、実装を完成する方法である。
2つ目は、ディスプレイパネル基板にACFを用いて第1FPCを圧着接続する工程(第1の工程)、第1FPCの接続されたディスプレイパネル基板に第2FPCを重畳させて圧着接続する工程(第2の工程)、第2FPCをめくりあげ、ディスプレイパネル基板に接続された第1FPCの対辺を表面に出して、PCBにACFを用いて圧着接続する工程(第3の工程)、めくりあげた第2FPCを戻し、PCBにACFを用いて圧着接続する工程(第4の工程)を経て、実装を完成する方法である。
前述の1つ目の方法では、FPCに比べ慣性量の多いPCBがディスプレイパネル基板に接続された状態で、第3の工程,第4の工程を行うことになる。そのため、設備間を移動する際や、各工程を行うためディスプレイパネル基板を動かす際に、PCBへの慣性が働きFPCの既接続部に負荷がかかり、信頼性を損なう場合がある。最悪の場合、剥がれてしまい接続不良となってしまう恐れがある。
また、従来のFPCをディスプレイパネル基板に圧着接続する装置は、PCBが接続されたものを対象にしておらずディスプレイパネル基板の保持方法が、簡素化されている。このため第3の工程においてPCBの接続されたディスプレイパネル基板に第2FPCを圧着接続するためには、従来の装置に新たにPCBを保持する機構を設ける必要があり、コスト増の要因となる。
2つ目の方法では、第3の工程において、第1FPCのPCBへの圧着接続部を圧着ツールに接触させるため、すでに圧着接続された第2FPCをめくりあげる必要がある。この第2FPCをめくりあげる際に、接続部には、最も接続強度の弱いめくれる方向に力がかかることで信頼性を損なう場合がある。最悪の場合、剥がれてしまい接続不良となってしまう恐れがある。また、第2FPCをめくらずに第2FPCの上に圧着ツールを接触させ、第2FPCを介して、第1FPCを圧着することも可能であるが、圧着接続する部位において均一な加熱加圧が必要であり、高品質に安定して第1FPCを圧着することは困難である。
また、1つ目の方法では第2の工程において、また2つ目の方法では第3の工程において、第1FPCをPCBに圧着接続する際に、第1FPCおよびPCBをツールにより加熱される。このときのツールは200℃近くの温度である。そのため、PCBが変形して端子の位置が移動することがある。この場合、第4の工程にて第2FPCをPCBに圧着接続する際、1つ目の第2の工程や2つ目の第3の工程においてPCBの端子の位置が移動しているため、PCBの端子と、第2FPCの端子の位置が正しく重ならず、品質不良となってしまい圧着接続が困難となる。
以上のことから、FPCを重畳させることで、端子間隔を狭くすることなく、高精細なディスプレイパネルを生産するためには、FPCのPCBへの接続工程に困難を有しているという課題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、小型軽量、かつ高精細なディスプレイ装置を高信頼性で生産する実装方法およびその実装体を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載したディスプレイ装置の実装方法は、ディスプレイパネル基板に第1フィルム状回路基板の一方の端部を電気的に圧着接続する第1工程と、第2フィルム状回路基板を第1フィルム状回路基板に重畳して、第2フィルム状回路基板の一方の端部をディスプレイパネル基板に電気的に圧着接続する第2工程と、第1フィルム状回路基板の他方の端部をプリント基板に電気的に圧着接続する第3工程と、ディスプレイパネル基板とプリント基板とを近づける第4工程と、第2フィルム状回路基板の他方の端部をプリント基板に電気的に圧着接続する第5工程とを有することを特徴とする。
この方法によれば、プリント基板が接続された状態でディスプレイパネル基板を多くの設備間を移動させることがなくなり、フィルム状回路基板とプリント基板をディスプレイパネル基板に圧着接続する際、過大な応力かけることなく高品質かつ高信頼性で、高精細なディスプレイ装置を製造することができる。
また、請求項2に記載した発明は、請求項1のディスプレイ装置の実装方法であって、第1フィルム状回路基板の圧着接続した一方の端部から他方の端部までの長さが、第2フィルム状回路基板の圧着接続した一方の端部から他方の端部までの長さより長いことを特徴とする。
この方法によれば、第1フィルム状回路基板および第2フィルム状回路基板それぞれのプリント基板との接続部を近傍に配置でき、重畳した第2フィルム状回路基板の影響を受けることなく第1フィルム状回路基板とプリント基板との圧着接続ができるため、プリント基板の大きさを小さくすること、圧着接続を確実に行うことが可能となり、小型軽量なディスプレイ装置を製造することができる。
また、請求項3に記載した発明は、請求項1,2のディスプレイ装置の実装方法であって、第4工程において、第1フィルム状回路基板を重畳した第2フィルム状回路基板と反対側の方向にたわませることを特徴とする。
この方法によれば、第1フィルム状回路基板および第2フィルム状回路基板それぞれのプリント基板との接続部を近傍に配置でき、重畳する第1フィルム状回路基板へ影響することなく第2フィルム状回路基板とプリント基板との圧着接続ができるため、プリント基板の大きさを小さくすること、圧着接続を確実に行うことが可能となり、小型軽量なディスプレイ装置を製造することができる。
また、請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のディスプレイ装置の実装方法であって、第4工程において、第2フィルム状回路基板の接続端子とプリント基板の接続端子との接合位置を調整し位置決めすることを特徴とする。
この方法によれば、ディスプレイパネル基板と第1,第2フィルム状回路基板を介して圧着接続する際に、プリント基板の変形による端子位置のずれを調整可能となり、高品質、高信頼性で、高精細なディスプレイ装置を製造することができる。
本発明によれば、高品質に、高精細なディスプレイパネル基板を製造することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1における実装方法の第1〜第5工程(a)〜(e)を示す図 本実施形態1における第3〜第5工程を実現する装置の概略構成図 従来の実装形態を示す図 従来の他の実装形態を示す図
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1(a)〜(e)は本発明の実施形態1におけるディスプレイ装置の実装方法の概略工程を示す図である。また、図2は本実施形態1におけるディスプレイ装置の実装方法における第3〜第5工程を実現しうる装置の概略構成を示す図である。
図1(a)〜(e)に示すように、ディスプレイパネル基板11において、フィルム状回路基板の第1FPC12aは第2FPC12bよりもディスプレイパネル基板11の縁に近い位置に圧着接続される。第1FPC12aはACF13aによってディスプレイパネル基板11に電気的に接続される。また、第2FPC12bもACF13bによりディスプレイパネル基板11に電気的に接続される。
また、PCB14とは、第1FPC12aと第2FPC12bを重畳させた状態で、異なる位置に圧着接続される。第1FPC12aはACF15aによりPCB14と電気的に接続される。また、第2FPC12bもACF15bによりPCB14と電気的に接続される。
図1(a)の第1工程は、ディスプレイパネル基板11に、第1FPC12a用と第2FPC12b用のACF13a,13bを貼り付けた後、第1FPC12aを圧着接続する工程である。第1FPC12aとディスプレイパネル基板11とを高精度に位置決めを行い第1FPC12aをディスプレイパネル基板11に仮止めをした後、加熱加圧するツール21(図2参照)により、ACF13aを熱硬化させつつ第1FPC12aの一方の端部とディスプレイパネル基板11の電気的な接続を行う。
この際に加熱圧着する第1FPC12aの圧着部に隣接した、第2FPC12bを圧着接続するためのACF13bが硬化しないように、第2FPC12b用のACF13bを第1FPC12a用のACF13aから離してディスプレイパネル基板11上に配置している。かつ、できるだけ短時間で加熱加圧を行って第1FPC12aの圧着接続を行う。
図1(b)の第2工程は、第1工程で圧着接続した第1FPC12aに、重畳させるように、第2FPC12bを圧着接続する工程で、第1工程と同様に、第2FPC12bとディスプレイパネル基板11とを高精度に位置決めを行い第2FPC12bをディスプレイパネル基板11に仮止めをした後、加熱加圧するツール21により、ACF13bを熱硬化させつつ第2FPC12bの一方の端部とディスプレイパネル基板11の電気的な接続を行う。
この際、第1FPC12aの厚みが0.2mm以下程度の十分薄いものであれば、第2FPC12bを圧着接続するディスプレイパネル基板11の端子を、第1FPC12aを圧着接続する端子よりも、高く配置する必要はない。逆に、第1FPC12aの厚みが0.2mmよりの厚く、重畳させた際に第2FPC12bが大きく変形してしまうようであれば、第2FPC12bを圧着接続するディスプレイパネル基板11の端子を、第1FPC12aを圧着接続する端子よりも、高く配置することで、後述する第4工程における圧着接続を行えるようにすることができる。また、第2工程において一方の端部を圧着接続する第2FPC12bは第1FPC12aと比べ、圧着接続していない他方の端部までの長手方向の長さを同じか短くしておく。
図1(c)の第3工程は、第1工程で圧着接続した第1FPC12aのディスプレイパネル基板11側と反対側の辺(他方の端部)にPCB14を圧着接続する工程である。PCB14には、あらかじめ第1FPC12a用と、第2FPC12b用のACF15a,15bを貼り付けてある。このPCB14に対し、第1FPC12aを位置決めし、加熱加圧するツール21により、ACF15aを熱硬化させつつ電気的な接続を行う。
また第2工程において、第1FPC12aより長さを短くした第2FPC12bを圧着しているため、第1FPC12aのPCB14への圧着接続部に第2FPC12bが被さることがなく、加熱加圧するツール21により、直接第1FPC12aに接触させPCB14に容易に圧着接続させることができる。
この際にも、加熱圧着する第1FPC12aの圧着部に隣接した、第2FPC12bを圧着接続するためのACF15bが硬化しないように、第2FPC12b用のACF15bを第1FPC12a用のACF15aから離してPCB14上に配置している。かつ、できるだけ短時間で加熱加圧を行って第1FPC12aの圧着接続を行う。
図1(d)の第4工程は、第2工程で圧着接続した第2FPC12bのディスプレイパネル基板11側と反対側の辺に、第3工程で第1FPC12aを圧着接続したPCB14を圧着接続のための位置決めする工程である。ディスプレイパネル基板11とPCB14の一方または両方を近寄る方向に動かし、第1FPC12aをたわませて、第2FPC12bの圧着接続する端子部をPCB14の圧着接続させる端子部と重ねる位置決めを行う。その後、図1(e)の第5工程として、加熱加圧するツール21により、第2FPC12bの他方の端部とPCB14のACF15bを熱硬化させつつ電気的な接続を行う。
ここで、第5工程の圧着接続の前に行う第4工程では、位置確認手段であるカメラ28等(図2参照)により第2FPC12bのPCB14に対する圧着位置の確認を行い、位置のずれを調整するとなお良い。また、位置決め時に、第1FPC12aをたわませる際、第1FPC12aと第2FPC12bとが接触させないため、第2FPC12bの重畳させている側ではなく、図1(d)に示すように下側の方向にたわませなくてはならない。
続いて図2を用いて、図1(c)〜(e)の第3〜第5工程を実現しうる装置について説明する。図2に示すように、ディスプレイパネル基板11上の第1FPC12aはディスプレイパネル基板11の縁に圧着されている。第2FPC12bは第1FPC12aに重畳させて圧着されている。そして、この装置によって、PCB14に第1FPC12aおよび第2FPC12bが圧着接続される。
図2の加熱加圧のツール21は、ヒータ22により加熱される。シリンダー23により加熱加圧のツール21を第1,第2FPC12a,12bおよびPCB14に対して押しつけ加圧する。圧着ステージ24によってPCB14を支えツール21による加圧の力を受け止める。パネルステージ25はディスプレイパネル基板11を吸着などの手段により保持し、PCB14に対して、第1,第2FPC12a,12bを位置決めするため、水平2方向および回転方向に、ディスプレイパネル基板11を動かすことができる。PCBステージ26は、PCB14を吸着やクランプなどの方法で保持し、圧着ステージ24上へのPCB14の移動と、第4工程におけるたわませ動作の際のPCB14の移動をさせることができる。
また、パネル側のカメラ27は、ディスプレイパネル基板11上の位置確認用マークを撮像し、画像認識処理によりディスプレイパネル基板11の位置、ひいては、ディスプレイパネル基板11にすでに接続された第1FPC12aや、第2FPC12bのPCB14への圧着端子の位置を取得する。また、PCB側のカメラ28は、鏡28aによりカメラ視線を折り曲げ、PCB14上の位置確認用マークを撮像し、画像認識処理によりPCB14上の第1FPC12a、第2FPC12bを圧着接続する端子(ACF15a,15b)の位置を取得する。また、PCB側のカメラ28は移動手段を備え、加熱加圧のツール21との干渉を避けることができる。なお、図2において、2種類の矢印(実線と破線)は、それぞれ、装置の動き、カメラの視線を表している。
図2を用いて第3〜第5工程を実現する動作を説明する。第1工程,第2工程を経て第1FPC12aおよび第2FPC12bを圧着接続したディスプレイパネル基板11が、図2に示す装置のパネルステージ25に搬送される。パネルステージ25はディスプレイパネル基板11を吸着により保持し、ディスプレイパネル基板11の位置確認用マークをパネル側のカメラ27の視野に移動させる。その後、パネル側のカメラ27にて、ディスプレイパネル基板11の位置を画像認識処理により取得し、第1FPC12aのPCB14への圧着端子位置を計算する。
一方、ACF15a,15bを貼り付けたPCB14(図1(c)参照)をPCBステージ26に供給し、PCBステージ26は、吸着またはクランプなどの方法でPCB14を保持し、圧着ステージ24上にPCB14を移動させる。PCB側のカメラ28をPCB14上に移動させ、鏡28aを通してPCB14上の位置確認マークを撮像し、画像認識処理により、PCB14上の第1FPC12aを圧着する端子位置を取得する。また、PCB側のカメラ28は、圧着の際に加熱加圧するツール21との干渉を避けるため、移動し退避する。
一方で計算を行った第1FPC12aのPCB14への圧着端子位置とあわせ、第1FPC12aをPCB14の所定の位置に接続するべく、パネルステージ25によりディスプレイパネル基板11および接続された第1FPC12aの位置を調整する。その後、ヒータ22により所定の温度に加熱されているツール21をシリンダー23により第1FPC12aのPCB14への圧着位置に押し当て加熱加圧を行う。所定の時間、加熱加圧状態を維持することでACF15aが溶解し、その後硬化して電気的な接続がなされる。
この際、一般的に第1FPC12aは複数並列して存在するが、PCB14を接続したディスプレイパネル基板11を動かすことで、すでに接続されたFPCに対し負荷がかからないようにするため、同時に圧着接続することが望ましい。以上によって、第3工程を実現する。引き続き、同装置にて、第4工程を行う。
前述した第3工程の圧着接続後、PCB14を引き続き保持するPCBステージ26はディスプレイパネル基板11側に近づく方向に移動し、一方で、ディスプレイパネル基板11を保持するパネルステージ25はPCB14に近づく方向に移動し、第2FPC12bのPCB14への接続端子をPCB14の第2FPC12bの接続端子の位置におよそ重ねる。
この際に、第1FPC12aを下側にたわませる。FPC押さえ機構(図示せず)などで第1FPC12aを押さえ下側にたわむよう矯正させると、上にたわみ第2FPC12bの圧着を阻害してしまうことを確実に防ぐことができる。PCB側のカメラ28をPCB14上に移動させ、鏡28aを通してPCB14上の位置確認マークを撮像し、画像認識処理により、PCB14上の第2FPC12bを圧着する端子位置を取得する。PCB側のカメラ28は、圧着の際に加熱加圧するツール21との干渉を避けるため、移動し退避する。
第3工程において行ったディスプレイパネル基板11の位置の画像認識処理による取得結果から、第2FPC12bのPCB14への圧着端子位置を計算し、PCB14上の第2FPC12bの圧着端子位置とあわせ、第2FPC12bをPCB14の所定の位置に接続するべく、パネルステージ25によりディスプレイパネル基板11および接続された第2FPC12bの位置を調整する。
その後、第5工程として、ヒータ22により所定の温度に加熱されているツール21をシリンダー23により第2FPC12bのPCB14への圧着位置に押し当て加熱加圧を行う。所定の時間、加熱加圧状態を維持することでACF15bが溶解し、その後硬化して電気的接続がなされる。
この際、一般的に第2FPC12bは複数並列して存在するが、PCB14を接続したディスプレイパネル基板11を動かすことで、すでに接続されたFPCに対し負荷がかからないようにするため、同時に圧着接続することが望ましい。以上によって、第5工程を実現する。
このような装置によって第3工程を行い、第2FPC12bは第1FPC12aと同じ長さか短く、かつディスプレイパネル基板11には、第1FPC12aを第2FPC12bより縁に近い場所に圧着接続してあることで、第1FPC12aのPCB14への圧着位置に第2FPC12bが被さることがなく、第1FPC12aのPCB14への圧着位置に直接的に加熱加圧するツール21を接触させることができる。
また、第4工程において、第1FPC12aをたわませるように動作させることで、第2FPC12bのPCB14への圧着端子をPCB14上の端子位置に届くようにすることができる。第2FPC12bのPCB14への圧着前に位置調整を行うことで、第1FPC12aをPCB14に圧着した際の熱による、PCB14が変形して第2FPC12bを圧着する端子ずれの影響を小さくすることができる。この位置調整の際に第1FPC12aがたわんでいることで、位置調整の際にディスプレイパネル基板11と、すでに圧着固定された第1FPC12aとPCB14の3つの相対位置を動かしても第1FPC12aの接続部に過大な負荷がかからず、接続不良を起こすことはない。
また、第2FPC12bを第1FPC12aより長さを短くすることで、第2FPC12bのPCB14への圧着位置を第1FPC12aの圧着位置に対し、最小限で近づけることができるため、小型軽量なPCB14を用いることができる。
このように、本実施形態1におけるディスプレイ装置の実装方法および実装体によれば、小型軽量で、高精細なディスプレイ装置を、高品質、高信頼性で製造することができる。
なお、本実施の形態において、ディスプレイパネル基板11の端子と第1,第2FPC12a,12bの端子、および、第1,第2FPC12a,12bの端子とPCB14の端子との圧着接続方法として、ACF13a,13b,15a,15bによる加熱加圧接合を用いたが、端子部に突起を設け接着材料としてエポキシ樹脂などを使用した接続方法や、超音波を用いた直接金属接続方法を用いても良い。
また、ACF13a,13b,15a,15bの貼り付けは、ディスプレイパネル基板11や、PCB14に行ったが、第1,第2FPC12a,12b側に貼り付けたものを使用しても良い。また、加熱加圧のツール21の加圧手段として、シリンダー23を用いたが、ロードセルなどの力検出手段を備えたサーボーモータなどを用いても良い。
本発明に係るディスプレイ装置の実装方法およびその実装体は、フレキシブルな回路基板により2つの回路基板における多くの配線を高密度に小さい接続部により接続することができ、携帯電話やデジタルカメラ等の小型情報機器の内部における回路基板の接続の用途などにも適用できる。
1,11 ディスプレイパネル基板
2a,2b FPC
3a,3b,13a,13b,15a,15b ACF
4,14 PCB
5a,5b パッド
6a,6b 端子
7a,7b 絶縁部
12a 第1FPC
12b 第2FPC
21 ツール
22 ヒータ
23 シリンダー
24 圧着ステージ
25 パネルステージ
26 PCBステージ
27,28 カメラ
28a 鏡

Claims (4)

  1. ディスプレイパネル基板に第1フィルム状回路基板の一方の端部を電気的に圧着接続する第1工程と、第2フィルム状回路基板を前記第1フィルム状回路基板に重畳して、前記第2フィルム状回路基板の一方の端部を前記ディスプレイパネル基板に電気的に圧着接続する第2工程と、前記第1フィルム状回路基板の他方の端部をプリント基板に電気的に圧着接続する第3工程と、前記ディスプレイパネル基板と前記プリント基板とを近づける第4工程と、前記第2フィルム状回路基板の他方の端部を前記プリント基板に電気的に圧着接続する第5工程とを有することを特徴とするディスプレイ装置の実装方法。
  2. 前記第1フィルム状回路基板の圧着接続した一方の端部から他方の端部までの長さが、前記第2フィルム状回路基板の圧着接続した一方の端部から他方の端部までの長さより長いことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置の実装方法。
  3. 前記第4工程において、前記第1フィルム状回路基板を重畳した前記第2フィルム状回路基板と反対側の方向にたわませることを特徴とする請求項1または2記載のディスプレイ装置の実装方法。
  4. 前記第4工程において、前記第2フィルム状回路基板の接続端子と前記プリント基板の接続端子との接合位置を調整し位置決めすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のディスプレイ装置の実装方法。
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