JP5550097B2 - 無接点充電装置及び電子機器並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、複数台の電子機器に対して無接点充電方式による一括充電が可能な無接点充電装置及びその電子機器並びにプログラムに関する。
一般に、携帯電話機などの電子機器を充電する無接点充電装置は、無接点充電方式(非接触充電方式)、例えば、電磁誘導方式を採用したものであり、金属電極が不要となるために防水や防塵構造を確保することができると共に、ショートする危険もなく、また、電子機器を置く向きを気にすることもないなどの様々な利点を有している。
ところで、従来、電磁誘導方式の充電装置としては、電池パックが載置されたときに、電池パックからその電池の種類などの充電情報を受信し、2次電池の種類に応じて充電を開始するようにした技術が開発されている(特許文献1参照)。
特開2004−328916号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、異なる種類の2次電池が収納された複数種の電池パックが載置された場合には充電を開始しないようにしているので、安全性の高いものとなるが、複数種の電池パックを充電装置に載置したことに気付かないでいると、いずれの電池パックへの充電も行われないまま放置されることになり、適切に充電することができないという問題があった。
本発明の課題は、複数台の電子機器を一括充電する場合に、適切な一括充電を実現できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、複数台の電子機器に対して無接点充電方式による一括充電が可能な一括充電部を有する無接点充電装置であって、前記電子機器毎に、その電池残量を含む機器情報を取得する取得手段と、この取得手段によって取得された機器情報に基づいて前記電子機器が一括充電に対応しているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって前記複数台の電子機器の全てが一括充電に対応していると判別された場合に、前記取得手段によって取得された電子機器毎の電池残量に応じて予め設定されている前記一括充電部の充電速度で一括充電を行う充電制御手段と、前記判別手段によって、前記複数台の電子機器のうち、少なくともいずれかの電子機器が一括充電に対応していないと判別された場合に、その電子機器を特定して通知する第1の通知手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、前記充電制御手段は、前記複数台の電子機器のうち、少なくともそのいずれかの電子機器が前記判別手段によって一括充電に対応していないと判別された場合に一括充電を抑制する、ようにしたことを特徴とする請求項2記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記複数台の電子機器が載置可能な充電面に電子機器が載置されているか否かを検出する載置検出手段を更に備え、前記取得手段は、前記載置検出手段により電子機器が載置されたことが検出された場合にその電子機器の機器情報を取得する、ようにしたことを特徴とする請求項3記載の発明であってもよい。
請求項3に従属する発明として、前記載置検出手段は、電子機器の載置状態が変化したか否かを検出する載置状態変化検出手段を含み、前記取得手段は、前記載置状態変化検出手段によって前記電子機器の載置状態が変化したことが検出された場合にその電子機器の機器情報を再取得する、ようにしたことを特徴とする請求項4記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記取得手段は、前記電子機器の機器情報として、電子機器毎にその電池残量を更に取得し、この取得手段によって取得された電池残量が所定の閾値以上であるか否かを電子機器毎に判別する第1の残量判別手段と、この第1の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以上であると判別された場合に、その電子機器に対して前記一括充電部からの充電の受け付けを抑制する指示を行う充電抑制指示手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項5記載の発明であってもよい。
請求項5に従属する発明として、前記第1の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以上であると判別された場合に、その電子機器を特定して通知する第2の通知手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項6記載の発明であってもよい。
請求項5に従属する発明として、前記充電制御手段は、前記第1の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以上であることを前記複数台の電子機器の全てに対して判別した場合に前記一括充電部による充電を停止する、ようにしたことを特徴とする請求項7記載の発明であってもよい。
請求項に従属する発明として、前記取得手段によって電子機器毎に取得された電池残量が所定の閾値以下であるか否かを判別する第2の残量判別手段を更に備え、前記充電抑制手段は、前記第2の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以下であると判別された場合にその電子機器に対して急速充電を行う、ようにしたことを特徴とする請求項記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記取得手段は、前記電子機器の機器情報として、電子機器毎にその受信機能の受信感度を更に取得し、前記充電制御手段は、前記複数台の電子機器の全てが一括充電に対応していると判別された場合に一括充電を行うと共に、前記取得手段によって取得された受信感度に応じて予め設定されている前記一括充電部の充電速度で一括充電を行う、ようにしたことを特徴とする請求項記載の発明であってもよい。
請求項に従属する発明として、前記充電制御手段は、前記取得手段によって取得された電子機器毎の受信感度のうち、最も悪い受信感度に応じて予め設定されている前記一括充電部の充電速度で一括充電を行う、ようにしたことを特徴とする請求項10記載の発明であってもよい。
請求項に従属する発明として、前記充電制御手段は、前記取得手段によって取得された受信感度が悪い程、充電速度の遅い充電速度で一括充電を行う、ようにしたことを特徴とする請求項11記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記取得手段は、前記電子機器毎にその機器情報を定期的に取得し、前記充電制御手段は、前記取得手段によって定期的に取得された機器情報に基づいて前記一括充電部による一括充電を定期的に制御する、ようにしたことを特徴とする請求項12記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項13記載の発明は、無接点充電方式の無接点充電装置によって充電される電子機器であって、当該電子機器を含む複数台の電子機器に対して一括充電が可能な前記無接点充電装置によって前記複数台の電子機器が一括充電される際に、当該電子機器の機器情報を前記無接点充電装置に対して送信する送信手段と、この送信手段によって送信された機器情報に基づいて当該電子機器への充電を制御する前記無接点充電装置から当該電子機器が一括充電に対応していないことが通知された場合に、この通知に応じてユーザに報知を行う報知手段と、を備えることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために請求項14記載の発明は、コンピュータに対して、電子機器毎に、その電池残量を含む機器情報を取得する機能と、前記取得された機器情報に基づいて前記電子機器が一括充電に対応しているか否かを判別する機能と、前記複数台の電子機器の全てが一括充電に対応していると判別された場合に、前記複数台の電子機器に対して、前記取得手段によって取得された電子機器毎の電池残量に応じて予め設定されている充電速度で一括充電を行う機能と、前記複数台の電子機器のうち、少なくともそのいずれかの電子機器が一括充電に対応していないと判別された場合に、その電子機器を特定して通知する機能と、を実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために請求項15記載の発明は、コンピュータに対して、複数台の電子機器に対して無接点充電方式による一括充電が可能な前記無接点充電装置によって前記複数台の電子機器が一括充電される際に、前記電子機器の機器情報を前記無接点充電装置に送信する機能と、前記送信された機器情報に基づいて前記電子機器への充電を制御する前記無接点充電装置から前記電子機器が一括充電に対応していないことが通知された場合に、この通知に応じてユーザに報知を行う機能と、を実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、複数台の電子機器を一括充電する場合に、適切な一括充電を実現することができ、実用性に富んだものとなる。
電子機器を充電する無接点充電装置及びその電子機器の基本的な構成要素を示したブロック図。 無接点充電装置1及び電子機器2の外観図。 電子機器2の受信感度に応じて充電速度を切り替える様子を示した図。 無接点充電装置1の全体動作の概要を示したフローチャート。 図4の動作に続くフローチャート。 無接点充電装置1への載置検出に応じて実行開始される電子機器2側での特徴的な動作を示したフローチャート。 第1実施形態の変形例において使用する受信感度−充電速度テーブルTBLを説明するための図。 第1実施形態の変形例において、受信感度に応じて切り替えられる充電速度を説明するための図。 第1実施形態の変形例において、受信感度の変化に逐次追随しながら曲線的に切り替えられる充電速度を説明するための図。 第2実施形態における無接点充電装置11の全体動作の概要を示したフローチャート。 第2実施形態において、無接点充電装置1への載置検出に応じて実行開始される電子機器2側での特徴的な動作を示したフローチャート。
(第1実施形態)
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、電子機器を充電する無接点充電装置及びその電子機器の基本的な構成要素を示したブロック図である。
無接点充電装置1は、複数台の電子機器2に対して無接点充電方式(非接触充電方式)、例えば、電磁誘導方式によって一括充電が可能な一括充電部を有する構成で、商用電源(図示省略)などに電源ケーブル3を介して接続されている。なお、無接点充電装置1は、商用電源との接続に限らず、例えば、外部機器(パーソナルコンピュータ、オーディオビジュアル機器など)に接続するようにしてもよい。
図1は、電子機器2として、受信機能(通話機能)を備えた携帯電話機を例示したもので、二次電池(例えば、リチウム電池)を電源としている。この電子機器2を無接点充電装置1に接続させる際には、電子機器2を無接点充電装置1に載置させるが、この無接点充電装置1と電子機器2との接続面(載置面)には、対応する接触センサ4a、4bが配設されている。この接触センサ4a、4bは、例えば、感圧センサなどで構成されたもので、接触センサ4aは、無接点充電装置1側に設けられ、接触センサ4bは、電子機器2側に設けられたもので、電子機器2が無接点充電装置1に載置されたことを検出する。
無接点充電装置1は、接触センサ4aによって、電子機器2が載置されたことが検出された際に、電子機器2からその機器情報を取得するようにしている。ここで、「電子機器2の機器情報」とは、その機器識別情報(機器ID、機器名など)、一括充電対応の電子機器2であるか否かの充電仕様を示す情報(充電仕様情報)、受信機能が備えられているかの有無情報(受信機能の有無情報)、二次電池の電池残量、通話機能の受信感度等の総称である。また、この充電仕様の情報を示す「一括充電対応の電子機器」とは、無接点充電方式に対応している電子機器2であることを示している。
無接点充電装置1は、充電制御部11を中核とし、この充電制御部11は、記憶部12内の各種のプログラムに応じてこの無接点充電装置1の全体動作を制御するもので、中央演算処理装置やメモリ(図示省略)などを有している。記憶部12は、ROM、RAMなどの内部メモリで、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図4及び図5に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納されている。また、記憶部12のデータ領域には、この無接点充電装置1の動作に必要な各種の情報が一時記憶されている。
充電回路部13は、接触センサ4aによって電子機器2が接続(載置)されていることが検出されている状態において、電子機器2との間で無接点充電方式(例えば、電磁誘導方式)によって充電を行うもので、上述の一括充電部1bを構成する充電用一次コイル13aのほか、充電切替部13bなどを有する構成となっている。この充電回路部13内の充電切替部13bは、“通常充電”、“急速充電”、“充電オフ”を切り替えるもので、例えば、スイッチングトランジスタなどを有する構成で、充電制御部11は、この充電切替部13bに対して、通常充電指示、急速充電指示、充電オフ指示のいずれかを与えることによって“通常充電”、“急速充電”、“充電オフ”のいずれかに切り替えるようにしている。ここで、“急速充電”とは、例えば、“通常充電”で1〜2時間要していた充電を10分〜15分で行う充電方式で、充電速度が遅い“通常充電”に対して速い充電方式である。
非接触通信部14は、接触センサ4aによって電子機器2が接続(載置)されていることが検出されている状態において、電子機器2との間で非接触通信によって各種の情報を送受信するもので、例えば、非接触ICカード、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの非接触タイプの近距離通信手段によって構成されている。ここで、無接点充電装置1の載置面において、縦N個×横N個(例えば、3×3)のマトリックス状に複数の非接触通信部14が配設されており、無接点充電装置1の載置面のどの位置に電子機器2が載置されたとしても、その電子機器2との間での送受信を可能としている。
また、無接点充電装置1の載置面に電子機器2が載置された際に、充電制御部11は、現在載置されている全ての電子機器2からその機器情報の非接触通信部14を介して受信取得すると、この機器情報に基づいて電子機器2が一括充電に対応しているか否かを判別し、全ての電子機器2が一括充電に対応している場合に、各電子機器2を一括して充電する一括充電を開始するようにしている。この場合、載置されている複数台の電子機器2のうち、少なくともいずれかの電子機器2が一括充電に対応していない場合には、その電子機器2を特定してその旨を通知するようにしいる。すなわち、無接点充電装置1は、一括充電に対応していない電子機器2を特定してその機器情報(機器識別情報)を表示させて報知したり、非接触通信部14を介してその電子機器2に一括充電に対応していない旨の情報を送信したりするようにしている。
計時部15は、日時情報を計時したり、各種のタイミング信号(例えば、電子機器2から電池残量を受信取得するタイミングや電子機器2から受信感度を受信取得するタイミング)を生成したりする。表示部16は、高精細液晶や有機ELを使用し、充電状態を報知するもので、“通常充電”、“急速充電”、“充電オフ”の状態を表示し、また、一括充電に対応していない電子機器2が載置された場合に、その電子機器2の機器情報(機器識別情報)を案内表示する。操作部17には電源スイッチ、充電開始スイッチなどが備えられており、充電制御部11は、操作部17からの操作信号に応じた処理を行う。報音部18は、アラーム音を発生するブザーである。
電子機器2は、無接点充電装置1から発生された電力エネルギーの供給によって充電されるもので、次のように構成されている。すなわち、電子機器(携帯電話機)2は、通話機能(受信機能)、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などを備え、最寄りの基地局(図示省略)を介して他の携帯電話機(図示省略)に接続されると、この他の携帯電話機との間で通話可能な状態となり、また、無線通信網を介してインターネット(図示省略)に接続されると、電子メールの送受信が可能となったり、Webページを閲覧可能となったりする。
中央制御部21は、電池部22からの電力供給によって動作し、記憶部23内の各種のプログラムに応じてこの電子機器2の全体動作を制御するもので、その中央制御部21にはCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。記憶部23は、ROM、RAMなどの内部メモリで、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図6に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納されている。また、記憶部23のデータ領域には、この電子機器2の動作に必要な各種の情報が一時記憶されているほか、後述する自己の機器識別情報、充電仕様情報、受信機能の有無情報が記憶されている。
電池部22は、接触センサ4bによって無接点充電装置1に接続(載置)されていることが検出されている状態において、無接点充電装置1との間で無接点充電方式(例えば、電磁誘導方式)によって充電が行われるもので、二次電池22a、充電用二次コイル22bのほか、電池電圧検出部22c、充電制御部22dを有している。この電池部22内の電池電圧検出部22cは、二次電池22aの電圧をデジタル値(電池電圧値)に変換するもので、中央制御部21は、二次電池22aの放電特性によって決められている複数台の電圧範囲内のいずれかに電池電圧値が含まれているかに応じて電池残量(%)を検出するようにしている。この電池残量は、無接点充電装置1からの送信要求などに応答して、電子機器2の機器情報として無接点充電装置1側に送信される。
また、電池部22は、満充電(例えば、100%充電)を検出した際に、二次電池22aへの充電を自身で停止する機能を備えるようにしてもよい。充電制御部22dは、充電可能な状態(充電オン状態)と、充電不可能な状態(充電オフ状態)とを切り替えるもので、例えば、スイッチングトランジスタなどを有する構成で、中央制御部21は、この充電制御部22dに対して、オン/オフ切り替え信号を与えることによって充電オン状態/充電オフ状態のいずれかに切り替えるようにしている。ここで、充電オン状態とは、電子機器2の電源オン時に切り替えられるもので、無接点充電装置1からの電力エネルギーを受け付けて二次電池22aへの充電が可能な状態である。また、充電オフ状態とは、無接点充電装置1からの電力エネルギーの受け付けを抑制して二次電池22aへの充電が不可能な状態である。
上述したように、記憶部23は、ROM、RAMなどの内部メモリで、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、本実施形態を実現するためのプログラムが格納されているが、記憶部23のデータ領域には、この電子機器2の動作に必要な各種の情報が一時記憶されている。なお、記憶部23は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しない所定の外部サーバ上にあってもよい。アプリ処理関係部24は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などのアプリケーション処理に関する情報を記憶したり、その処理に関する制御を行ったりする。
無線通信部25は、図示しない無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に、最寄りの基地局との間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調して中央制御部21に対して出力すると、中央制御部21は、音声信号処理部26を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部26から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化した後、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナANから発信出力させる。また、無線通信部25には、アンテナANによって受信した信号の電波の強さに基づいて受信感度を検出する受信感度検出部25aが設けられている。この受信感度検出部25aによって検出された受信感度は、無接点充電装置1からの送信要求などに応答して、電子機器2の機器情報として無接点充電装置1側に送信される。
表示部27は、高精細液晶や有機ELを使用し、例えば、待受画像、アイコン、日時情報のほか、テキストデータ、メール、Webページなどを表示する。なお、表示部27は電子機器2に備えられている表示部としたが、外部モニタなど、任意の外部表示装置であってもよい。操作部28は、電源オン/オフキー、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを入力するもので、中央制御部21は、この操作部28からの入力操作信号に応じた処理を実行する。
非接触通信部29は、接触センサ4bによって電子機器2が無接点充電装置1に接続(載置)されていることが検出されている状態において、無接点充電装置1との間で非接触通信によってデータの送受信を行うもので、例えば、非接触ICカード、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの非接触タイプの近距離通信手段によって構成されている。中央制御部21は、この非接触通信部29から無接点充電装置1に対して、電子機器2の機器情報を送信するようにしている。
図2は、無接点充電装置1及び電子機器2の外観図を示である。
無接点充電装置1は、その筐体全体が箱体を成し、その上面は電子機器2が載置される載置面1aとなっている。この無接点充電装置1の載置面1aには、一括充電部1bを構成する充電用一次コイル13aがその載置面の略全域に亘って埋設されており、複数台(例えば、4〜5台)の電子機器2を同時に載置可能な構成となっている。また、無接点充電装置1の前面部には、表示部16が配設されていると共に、操作部17に設けられた電源スイッチ17a、充電開始スイッチ17bが配設されている。
図3は、電子機器2の受信感度に応じて充電速度を切り替える様子を示した図である。
図3は、その横軸を電子機器2の受信感度に対応させ、縦軸を無接点充電装置1での充電速度に対応させたグラフで、受信感度上の所定点は、充電速度を切り替える閾値(a)であることを示している。図示の例は、電子機器2側での受信感度が低く閾値(a)未満の場合には、通常充電(低速度充電)が行われることを示し、受信感度が高く閾値(a)以上の場合には、充電速度が切り替えられて、急速充電(高速度充電)が行われることを示している。このように本実施形態において無接点充電装置1は、電子機器2の受信感度に応じて通常充電と急速充電との切り替えを行うようにしているが、電子機器2の電池残量に応じても通常充電と急速充電との切り替えを行うようにしている。
次に、第1実施形態における無接点充電装置1、電子機器2の動作概念を図4〜図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなど伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図4及び図5は、無接点充電装置1の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、無接点充電装置1側において、その充電制御部11は、電源スイッチ17aによる電源オン操作が行われると(図4のステップA1でYES)、いずれかの電子機器2が載置されているかを検出し(ステップA2)、電子機器2が載置されるまで待ち状態となるが、電子機器2が1台でも載置されたときには(ステップA2でYES)、充電開始スイッチ17bの操作待ち状態となる(ステップA3)。なお、図示省略したが、このフローチャートは、電源スイッチ17aによる電源オフ操作が行われた際に終了するようにしているが、電子機器2が1台でも載置されていないことを検出した際に終了するようにしてもよく、その終了の仕方は任意である。
ここで、充電開始スイッチ17bが操作されて充電開始が指示されると(ステップA3でYES)、現在載置されている全ての電子機器2に対して機器情報の送信を要求したのち(ステップA4)、全ての電子機器2からその機器情報として、機器識別情報(機器ID、機器名など)、充電仕様情報(一括充電対応の電子機器2であるか否かを示す情報)、受信機能の有無情報(受信機能が備えられているか否かの情報)を受信取得する(ステップA5)。そして、取得した各充電仕様情報を参照して、現在載置されている全ての電子機器2は、一括充電に対応しているか、つまり、無接点充電方式に対応している電子機器2であるかを調べる(ステップA6)。
いま、載置されている全ての電子機器2のうち、少なくとも1台の電子機器2が一括充電に対応していなければ(ステップA6でNO)、例えば、その電子機器2を取り除かなければ、一括充電を開始することができない旨を通知(報知及び送信)する(ステップA7)。この場合、一括充電に対応していない電子機器2を特定してその機器情報としの機器識別情報(機器ID、機器名)を表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させて報知させたり、非接触通信部14を介してその電子機器2に一括充電に対応していない旨の情報を送信したりする。
そして、所定時間(例えば、10秒)以内に電子機器2の載置状況に変化か無いかを調べ(ステップA8)、所定時間以内に載置状況に変化か無ければ(ステップA8でYES)、今回の充電開始スイッチ17bの操作を無効とするために、上述のステップA2に戻るが、一括充電に対応していない電子機器2が取り除かれることによって載置状況に変化が生じたときには(ステップA8でNO)、上述のステップA4に戻り、現在載置されている全ての電子機器2に対して機器情報の送信を要求したのち、全ての電子機器2からその機器情報として、機器識別情報及び充電仕様情報を再取得する(ステップA5)。
また、現在載置されている全ての電子機器2が一括充電に対応しているときには(ステップA6でYES)、各電子機器2に対して電池残量の送信を要求して(ステップA9)、各電子機器2から電池残量を受信取得し(ステップA10)、取得した各電池残量は所定の閾値(1)以上(例えば、満充電:100%充電)であるか、つまり、閾値(1)以上の電子機器2が有るかを調べる(ステップA11)。ここで、電池残量が閾値(1)以上の電子機器2が有れば(ステップA11でYES)、その電子機器2に対して充電を受け付けないことの指示を通知する(ステップA12)。すなわち、その電子機器2に対して充電の受け付け抑制の指示を送信したり、その電子機器2の機器識別情報を表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させたりする。この場合、ユーザは、機器識別情報の表示を確認して、その電子機器2を無接点充電装置1から取り除いてもよいし、そのまま載置させておいてもよい。
そして、次のステップA13では、各電池残量は閾値(1)未満であるか、つまり、閾値(1)未満の電子機器2が有るかを調べ、閾値(1)未満の電子機器2が無ければ(ステップA13でNO)、図4のステップA14に移って、充電中ではないかを調べるが、いま、充電開始前であるから(ステップA14でYES)、現在載置されている全ての電子機器2の電池残量が閾値(1)以上のために充電を開始しない旨を通知する(ステップA15)。この場合、例えば、全ての電子機器2が満充電のために充電を開始しない旨を表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させたりする。そして、今回の充電開始スイッチ17bの操作を無効とするために、図4のステップA2に戻る。
また、電池残量が閾値(1)未満の電子機器2が有れば(図4のステップA13でYES)、更に、電池残量が閾値(2)以下の電子機器2が有るかを調べる(ステップA17)。ここで、閾値(1)>閾値(2)の関係にあり、閾値(2)は、例えば、電池残量が0(ゼロ)間際の値である。いま、電池残量が閾値(2)以下の電子機器2が1台でも有れば(ステップA17でYES)、一括充電部1bを構成する充電用一次コイル13aを通電させた後、緊急対応のために充電回路部13内の充電切替部13bに対して急速充電指示を与え、急速充電が可能な状態に切り替えて急速充電を開始させると共に、表示部16に急速充電中であることを表示させる(ステップA18)。
このようにして急速充電を開始させた後、充電制御部11は、計時部15で生成された電池残量取得タイミングに達したかを調べる(ステップA19)。例えば、1分間隔で電池残量を取得する場合には前回取得から1分経過したかを調べながら電池残量取得タイミングに達するまで待機状態となるが、その取得タイミングに達したときには(ステップA19でYES)、上述のステップA9に戻って、各電子機器2に対して電池残量の送信要求を行う。そして、各電子機器2側からの電池残量を受信取得し(ステップA10)、電池残量は閾値(1)以上であるかを調べたり(ステップA11)、閾値(2)以下であるかを調べたりする(ステップA17)。
ここで、急速充電中に全ての電子機器2の電池残量が閾値(1)以上となったときには(ステップA13でNO)、図4のステップA14に移るが、いま、充電中であるので(ステップA14でNO)、現在載置されている全ての電子機器2の電池残量が閾値(1)以上になったことを通知して、充電を停止させる(ステップA16)。この場合、例えば、全ての機器が満充電になったことを表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させたりすると共に、充電回路部13内の充電切替部13bに充電オフ指示を与えて充電を停止させる。そして、図4のステップA2に戻る。
一方、現在載置されている電子機器2の中に電池残量が閾値(2)以下の電子機器2が無ければ、つまり、緊急充電を必要とする機器が存在していなければ(図4のステップA17でNO)、受信機能を備えている電子機器2が載置されていないかを調べる(ステップA20)。すなわち、充電動作時には、充電によって発生するノイズが電子機器2の受信機能に悪影響を及ぼして、その受信感度を低下させてしまうという問題があるが、受信機能を備えている電子機器2が無接点充電装置1に載置されていなければ(ステップA20でYES)、充電を開始しても受信機能への悪影響が無いため、上述のステップA18に移り、急速充電を開始させると共に、表示部16に急速充電中であることを表示させる。
また、電池残量が閾値(2)以下の電子機器2、つまり、緊急充電を必要とする機器が載置されてはおらず(ステップA17でNO)、受信機能を備えている電子機器2が載置されているときには(ステップA20でNO)、図5のステップA21に移り、各電子機器2に対して受信感度の送信を要求して、各電子機器2から受信感度を受信取得し(ステップA22)、その中から最も悪い受信感度を特定し(ステップA23)、その受信感度に対応した充電速度で充電を行う(ステップA24)。すなわち、図3に示すように、最も悪い受信感度が閾値(a)未満であれば、通常充電(低速度充電)を行い、閾値(a)以上であれば、急速充電(高速度充電)を行う。
そして、各電子機器2に対して電池残量の送信を要求して(ステップA25)、各電子機器2から電池残量を受信取得し(ステップA26)、取得した各電池残量は所定の閾値(1)以上(例えば、満充電)であるか、つまり、閾値(1)以上の電子機器2が存在しているかを調べる(ステップA27)。ここで、電池残量が閾値(1)以上の電子機器2が載置されていれば(ステップA27でYES)、その電子機器2に対して充電を受け付けないことの指示を通知する(ステップA28)。この場合、その電子機器2に対して充電の受け付け抑制の指示を送信したり、その電子機器2の機器識別情報を表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させたりする。この場合、ユーザは、機器識別情報の表示を確認して、その電子機器2を無接点充電装置1から取り除いてもよいし、そのまま載置させておいてもよい。
そして、次のステップA29では、各電池残量は閾値(1)未満であるか、つまり、閾値(1)未満の電子機器2が載置されているかを調べ、電池残量が閾値(1)未満の電子機器2が載置されていれば(ステップA29でYES)、計時部15で生成された電池残量取得タイミングに達したかを調べる(ステップA30)。例えば、1分経過したかを調べ、電池残量取得タイミングに達するまで上述のステップA24に戻り、現在の受信感度に応じた速度での充電を継続するが、電池残量取得タイミングに達したときには(ステップA30でYES)、上述のステップA21に戻って、各電子機器2に対して受信感度の送信要求を行い、各電子機器2側からの受信感度を取得し、最も悪い受信感度を特定し、それらに応じた速度での充電を行う(ステップA22〜A24)。
このような充電によって電池残量が閾値(1)未満の電子機器2が無くなれば(ステップA29でNO)、現在載置されている全ての電子機器2の電池残量が閾値(1)以上であるから、全ての電子機器2が満充電に達したことを通知して、充電を停止させる(ステップA31)。この場合、例えば、全ての機器が満充電になったことを表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させたりすると共に、充電回路部13内の充電切替部13bに充電オフ指示を与えて充電を停止させる。そして、図4のステップA2に戻る。
図6は、無接点充電装置1への載置検出に応じて実行開始される電子機器2側の特徴的な動作を示したフローチャートである。
先ず、中央制御部21は、無接点充電装置1に載置されていることが検出されている状態において、無接点充電装置1から機器情報の送信要求を受信したときには(ステップB1)、記憶部23内から自己の機器識別情報、充電仕様情報、受信機能の有無情報を読み出し取得して(ステップB2)、無接点充電装置1に対して送信する(ステップB3)。また、無接点充電装置1から一括充電に対応していない旨の情報を受信したときには(ステップB4でYES)、その旨をメッセージ表示あるいはアラーム音によって報知する(ステップB5)。また、無接点充電装置1から電池残量の送信要求を受信したときには(ステップB6でYES)、電池電圧検出部22cを参照して電池残量(%)を検出取得し(ステップB7)、無接点充電装置1に対して送信する(ステップB8)。
無接点充電装置1から充電受け付けの抑制指示を受信したときには(ステップB9でYES)、充電制御部22dに対してオフ切り替え信号を与えて、充電オフ状態(充電受付の抑制状態)に切り替える(ステップB10)。これによって無接点充電装置1からの電力エネルギーの受け付けを抑制して二次電池22aへの充電が不可能な状態となる。そして、充電オフ状態であることをメッセージ表示あるいはアラーム音によって報知する(ステップB11)。また、無接点充電装置1から受信感度の送信要求を受信したときには(ステップB12でYES)、中央制御部21は、受信感度検出部25aから受信感度を検出取得して(ステップB13)、無接点充電装置1に送信する(ステップB14)。以下、無接点充電装置1から外されたか(載置が解除されたか)を調べ(ステップB15)、載置されたままであれば(ステップB15でNO)、上述のステップB1に戻るが、載置を解除するために無接点充電装置1から外されたときには(ステップB15でYES)、このフローの終了となって、電子機器2のメインフロー(図示省略)に戻る。
以上のように、第1実施形態において無接点充電装置1は、複数台の電子機器2に対して一括充電を行う場合に、電子機器2毎に取得した機器情報に基づいて電子機器が一括充電に対応しているか否かを判別し、その結果、電子機器2の全てが一括充電に対応していれば、一括充電を行うが、いずれかの電子機器2が一括充電に対応していなければ、その電子機器2を特定して通知するようにしたので、ユーザにあっては、一括充電に対応していない電子機器2を知ることができ、この電子機器2を取り除くだけで、一括充電を行うことができる。これによって適切な一括充電を実現することができ、実用性に富んだものとなる。
無接点充電装置1は、いずれかの電子機器2が一括充電に対応していなければ、安全のために一括充電を行わないようにすることができる。
無接点充電装置1は、電子機器2が載置された場合にその電子機器2の機器情報を取得するようにしたので、機器情報の取得を必要なときに行うことができ、その取得に伴う省電力化を図ることができる。
無接点充電装置1は、電子機器2の載置状態が変化した場合にその電子機器2の機器情報を再取得するようにしたので、一括充電に対応していない電子機器2を取り除くなどによって、全ての電子機器2が一括充電に対応するようになったか否かの判別を、機器情報の取得に伴う省電力化を図りつつ、効率的に行うことができる。
無接点充電装置1は、電子機器2の電池残量が所定の閾値以上であれば、その電子機器2に対して一括充電の受け付けを抑制する指示するようにしたので、例えば、所定の閾値以上である満充電の電子機器2が存在していても(載置されていても)、安全に一括充電を行うことができる。
無接点充電装置1は、電子機器2の電池残量が所定の閾値以上である場合に、その電子機器2を特定して通知するようにしたので、ユーザに対して満充電の状態にある電子機器2を報知することができ、すぐにその機器を使い始めることが可能となるほか、過充電防止にも役立つ。
無接点充電装置1は、全ての電子機器2の電池残量が所定の閾値以上であれば、一括充電を停止するようにしたので、適切なタイミングで一括充電を停止することができ、省電力化を図りつつ、過充電防止にも役立つ。
無接点充電装置1は、全ての電子機器2が一括充電に対応している場合に、各電子機器2の電池残量に応じた速度で一括充電を行うようにしたので、例えば、電池残量不足のときに急速充電を行うことができ、すぐにその電子機器2を使い始めたい場合にも対応可能となり、適切な充電が可能となる。
無接点充電装置1は、各電子機器2の電池残量に応じた速度で一括充電を行うようにしたので、例えば、電池残量が零間際であり、急速充電が必要な電子機器があれば、その機器に合わせて一括充電を行うことができる。
無接点充電装置1は、全ての電子機器2が一括充電に対応している場合に、各電子機器2の受信感度に基づいて充電速度を決定して一括充電を行うようにしたので、充電動作時に発生するノイズが電子機器2の受信に悪影響を及ぼして、その受信感度を低下させてしまうという事態を極力回避することができる。
無接点充電装置1は、電子機器2毎の受信感度のうち、受信感度か最も悪い電子機器に応じた充電速度で一括充電を行うようにしたので、充電による悪影響を受け易い電子機器に合わせた速度で一括充電を行うことができる。
無接点充電装置1は、電子機器2毎にその機器情報を定期的に取得して一括充電を定期的に制御するようにしたので、経時的に好適な制御を行うと共に、その制御に伴う省電力化を図る行うことができる。
電子機器2は、自己の機器情報を無接点充電装置1に送信した後、それに応答して無接点充電装置1側から当該電子機器2が一括充電に対応していない旨が通知された場合に、その旨を報知するようにしたので、例えば、ユーザにあっては、電子機器2を無接点充電装置1に載置させた際に、一括充電に対応している機器であるかを即座に知ることができ、対応機器以外の電子機器2を充電対象から外すだけで、他の複数台の電子機器2への一括充電を適切な行わせることができ、実用性に富んだものとなる。
なお、上述した1実施形態においては、充電速度として通常充電と急速充電の2種類を例示したが、図7に示す受信感度−充電速度テーブルTBLを参照し、4種類の充電速度の中からそのいずれかを選択するようにしてもよい。この受信感度−充電速度テーブルTBLは、記憶部12内に設けられ、図7に示すように、電子機器2への充電時にその通話機能の受信感度に応じて充電速度を変更する際に参照されるテーブルで、「受信感度」、「充電速度」の項目を有している。なお、図示の例では、「受信感度」には、受信感度が最も悪い“閾値(a1)未満”から受信感度が最も良い“閾値(a3)以上”が記憶されている。また、「充電速度」には、受信感度が最も悪い“閾値(a1)未満”に対応して、最も遅い“充電速度(1)”が記憶され、また、受信感度が最も良い“閾値(a3)以上”に対応して、最も速い“充電速度(4)”が記憶されている。
一方、「受信感度」としては、受信感度が“閾値(a1)未満”の次に悪い“閾値(a1)以上閾値(a2)未満”が記憶され、また、受信感度が“閾値(a3)以上”の次に良い“閾値(a2)以上閾値(a3)未満”が記憶されている。そして、「充電速度」には、受信感度が次に悪い“閾値(a1)以上閾値(a2)未満”に対応して、“充電速度(1)”の次に遅い“充電速度(2)”が記憶され、また、受信感度が次に良い“閾値(a2)以上閾値(a3)未満”に対応して、“充電速度(4)”の次に遅い“充電速度(3)”が記憶されている。
図8は、図7の受信感度−充電速度テーブルTBLを参照し、受信感度に応じて充電速度を切り替える様子を示した図である。
図8は、その横軸を受信感度に対応させ、縦軸を充電速度に対応させたグラフで、受信感度上の所定点は、充電速度を切り替える閾値(a1)、(a2)、(a3)であることを示している。図示の例は、「受信感度」が“閾値(a1)未満”の場合には、“充電速度(1)”で充電が行われることを示し、“閾値(a1)以上閾値(a2)未満”の場合には、“充電速度(2)”で充電が行われることを示し、“閾値(a2)以上閾値(a3)未満”の場合には、“充電速度(3)”で充電が行われることを示し、“閾値(a3)以上”の場合には、“充電速度(4)”で充電が行われることを示している。この場合の充電切替部13bは、受信感度に応じて“充電速度(1)”、“充電速度(2)”、“充電速度(3)”、“充電速度(4)”、“充電オフ”に切り替え可能な構成とすればよい。
このように受信感度に応じて4種類の充電速度の中からそのいずれかを選択するようにすれば、受信に対する影響度と充電時間のバランスを考慮した適切な充電制御を実現することができる木目細かな充電制御が可能となる。
なお、充電速度を4段階で制御する場合に限らす、受信感度に応じて4段階以上の多段階(例えば、6段階、8段階、10段階など)で制御したり、無段階で制御したりするようにしてもよい。例えば、図9に示すように、受信感度の変化に逐次追随しながら充電速度を曲線的に滑らかに変更させるようにしてもよい。このように充電速度を受信感度の変化に曲線的に追随させることによって、より一層、木目細かな充電制御が可能となる。
また、上述した第1実施形態においては、現在載置されている電子機器2の中に電池残量が閾値(2)以下の電子機器2が無く(図4のステップA17でNO)、載置されている電子機器2の中に受信機能を備えている電子機器2が1台も載置されていなければ(ステップA20でYES)、充電を開始しても受信機能への悪影響が無いために急速充電を開始させるようにしたが、急速充電に代えて、充電時の省電力化を図るために通常充電を開始させるようにしてもよい。このように通常充電を開始させた場合でも、電池残量取得タイミングに達したかを調べ、電池残量取得タイミングに達した際に、上述のステップA9に戻るようにすればよい。
(実施形態2)
以下、この発明の第2実施形態について図10、図11を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態において無接点充電装置1は、電子機器2の全てが一括充電に対応していれば、一括充電を開始し、いずれかの電子機器2が一括充電に対応していなければ、その電子機器2を特定して通知するようにしたが、この第2実施形態においては、いずれかの電子機器2が一括充電に対応していなければ、充電を抑制させるためにその電子機器2に対して充電制御に関する指示を送信するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図10は、第2実施形態における無接点充電装置11の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、上述した第1実施形態と同様に、無接点充電装置11は、電子機器2の載置に応じてその機器情報を取得する。すなわち、充電制御部11は、電源スイッチ17aの操作によって電源がオン操作されると(ステップC1でYES)、いずれかの電子機器2が載置されているかを検出し(ステップC2)、電子機器2が1台でも載置されていれば(ステップC2でYES)、充電開始スイッチ17bの操作待ち状態となる(ステップC3)。ここで、充電開始スイッチ17bが操作されて充電開始が指示されると(ステップC3でYES)、一括充電部1bを構成する充電用一次コイル13aを通電させて一括充電を開始させる(ステップC4)。このようにして充電を開始させた後、現在載置されている全ての電子機器2に対して機器情報の送信を要求して(ステップC5)、全ての電子機器2からその機器情報として、機器識別情報、充電仕様情報を受信取得する(ステップC6)。
そして、取得した各充電仕様情報を参照して、現在載置されている全ての電子機器2は、一括充電に対応しているか、つまり、無接点充電方式に対応している電子機器2であるか否かを調べる(ステップC7)。その結果、載置されている複数台の電子機器2のうち、少なくとも1台の電子機器2が一括充電に対応していなければ(ステップC7でNO)、一括充電に対応していない電子機器2の機器識別情報(機器ID、機器名)を表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させて報知させたり、その電子機器2に対して充電を受け付けないように指示するために受け付け抑制の指示を送信したりする(ステップC8)。
次に、現在載置されている全ての電子機器2のうち、一括充電に対応している各電子機器2に対して電池残量の送信を要求して(ステップC9)、各電子機器2から電池残量を受信取得し(ステップC10)、各電池残量は所定の閾値(1)以上(例えば、満充電以上)であるか、つまり、閾値(1)以上の電子機器2が載置されているかを調べる(ステップC11)。ここで、電池残量が閾値(1)以上の電子機器2が載置されていれば(ステップC11でYES)、その電子機器2に対して充電を受け付けないように指示するために受け付け抑制の指示を送信したり、その電子機器2の機器識別情報を表示部16に表示させて報知したり、アラーム音を発生させたりする(ステップC12)。
そして、電池残量が閾値(1)未満の電子機器2は載置されているかを調べ(ステップC13)、充電によって電池残量が閾値(1)未満の電子機器2が載置されていなければ(ステップC13でNO)、現在載置されている全ての電子機器2の電池残量が閾値(1)以上であるから、全ての電子機器2が閾値(1)以上に達したことを表示部16に表示させて報知すると共に、充電回路部13内の充電切替部13bに充電オフ指示を与えて充電を停止させた後(ステップC14)、上述のステップC2に戻る。また、電池残量が閾値(1)未満の電子機器2が載置されていれば(ステップC13でYES)、充電を継続するために、計時部15で生成された電池残量取得タイミングに達したかを調べ(ステップC15)、電池残量取得タイミングに達するまで上述のステップC9に戻る。
図11は、第2実施形態において、無接点充電装置1への載置検出に応じて実行開始される電子機器2側の特徴的な動作を示したフローチャートである。
先ず、中央制御部21は、無接点充電装置1に載置されていることが検出されている状態において、無接点充電装置1から機器情報の送信要求を受信したときには(ステップD1)、記憶部23内から自己の機器識別情報、充電仕様情報、受信機能の有無情報を読み出し取得して(ステップD2)、無接点充電装置1に送信する(ステップD3)。また、無接点充電装置1から充電受け付けの抑制指示を受信したときには(ステップD4でYES)、充電制御部22dに対して、オフ切り替え信号を与えて充電オフ状態(充電受付の抑制状態)に切り替える(ステップD5)。これによって無接点充電装置1からの電力エネルギーの受け付けを抑制して二次電池22aへの充電が不可能な状態となる。そして、充電オフ状態であることをメッセージ表示あるいはアラーム音によって報知する(ステップD6)。
また、無接点充電装置1から電池残量の送信要求を受信したときには(ステップD8でYES)、電池電圧検出部22cを参照して電池残量(%)を検出取得して(ステップD9)、無接点充電装置1に送信する(ステップD9)。以下、無接点充電装置1から外されたかを調べ(ステップD10)、載置されていれば(ステップD10でNO)、上述のステップD1に戻るが、載置を解除するために無接点充電装置1から外されたときには(ステップD10でYES)、このフローの終了となって、電子機器2のメインフロー(図示省略)に戻る。
以上のように、第2実施形態において無接点充電装置1は、複数台の電子機器2に対して無接点充電方式による一括充電を行う場合に、電子機器2毎に取得した機器情報に基づいて電子機器2が一括充電に対応しているか否かを判別し、一括充電に対応していない場合には、充電を抑制させるためにその電子機器2に対して充電制御に関する指示を送信するようにしたので、一括充電に対応していない電子機器2が存在していても(載置されたままの状態でも)、一括充電に対応している他の電子機器2に対して一括充電を行うことができ。これによって適切な一括充電を実現することができ、実用性に富んだものとなる。
無接点充電装置1は、電子機器2の電池残量が所定の閾値以上であれば、その電子機器に充電制御に関する指示を送信するようにしたので、電子機器2への過充電防止に役立つ。
電子機器2は、自己の機器情報を無接点充電装置1に送信した後、それに応答して無接点充電装置1側から当該電子機器2が一括充電に対応していないことによる充電制御に関する指示を受け付けた際に、この指示に応じて充電を抑制するようにしたので、電子機器2が一括充電に対応していなくても(無接点充電装置1に載置したままの状態でも)、一括充電に悪影響を与えることなく、そのまま継続させることができ、適切な一括充電の実現によって、実用性に富んだものとなる。
電子機器2は、電池残量を無接点充電装置11に送信するようにしたので、無接点充電装置1側では電池残量に応じて充電を制御することが可能となる。
なお、上述した各実施形態において無接点充電装置1は、電子機器2の電池残量が所定の閾値以上の満充電であれば、その電子機器2に対して充電制御に関する指示を送信するようにしたが、電子機器2側に充電停止機能を備えるようにしてもよい。すなわち、電子機器2は、自己の電池残量が所定の閾値以上の満充電であるか否かを検出し、閾値以上であれば、充電制御部22dに対して、オフ切り替え信号を与えて充電オフ状態に切り替えて充電を停止させるようにしてもよい。この場合、無接点充電装置1に対して充電停止を行ったことを報告するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、電子機器2の受信状況として受信感度を示したが、これに限らず、例えば、通話頻度(所定期間当たりの着信回数及び発信回数を合計した合計値)、受信機能の使用累計回数を受信状況としてもよく、電波障害の多い受信場所にあるか否か等の情報を受信状況としてもよい。
また、上述した各実施形態において無接点充電装置1は、無接点充電方式(非接触充電方式)として、電磁誘導方式を採用したが、これに限らず、電波受信方式あるいは電界や磁界を用いた共鳴方式であってもよい。
また、上述した各実施形態においては、無接点充電装置1と電子機器2との接続面(載置面)に、対応する接触センサ4a、4bを配設することによって電子機器2が電子機器2に載置されたことを検出するようにしたが、それらの接続の検出は、例えば、電磁誘導作用を利用して検出するようにしてもよい。この場合、電磁誘導作用によって発生された起電力が所定値よりも大きいか否かによって電子機器2が無接点充電装置1に載置されたことを検出するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、電池残量を電池電圧に基づいて取得するようにしているが、他の方法(アルゴリズム)で取得するようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、電子機器2として携帯電話機に適用した場合を示したが、受信機能付きのPDA、音楽プレイヤー、それらの複合機、又はテレビ放送やラジオ放送を受信する放送受信装置など、任意の装置であってもよい。
上述した各実施形態において示した“装置”や“機”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 無接点充電装置
1b 一括充電部
2 電子機器
4a、4b 接触センサ
11 充電制御部
12 記憶部
13 充電回路部
13a 充電用一次コイル
13b 充電切替部
14 非接触通信部
15 計時部
16 表示部
17 操作部
18 報音部
21 中央制御部
22 電池部
22a 二次電池
22b 充電用二次コイル
22c 電池電圧検出部
23 記憶部
25 無線通信部
25a 受信感度検出部
29 非接触通信部
TBL 受信感度−充電速度テーブル

Claims (15)

  1. 複数台の電子機器に対して無接点充電方式による一括充電が可能な一括充電部を有する無接点充電装置であって、
    前記電子機器毎に、その電池残量を含む機器情報を取得する取得手段と、
    この取得手段によって取得された機器情報に基づいて前記電子機器が一括充電に対応しているか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって前記複数台の電子機器の全てが一括充電に対応していると判別された場合に、前記取得手段によって取得された電子機器毎の電池残量に応じて予め設定されている前記一括充電部の充電速度で一括充電を行う充電制御手段と、
    前記判別手段によって、前記複数台の電子機器のうち、少なくともいずれかの電子機器が一括充電に対応していないと判別された場合に、その電子機器を特定して通知する第1の通知手段と、
    を備えることを特徴とする無接点充電装置。
  2. 前記充電制御手段は、前記複数台の電子機器のうち、少なくともそのいずれかの電子機器が前記判別手段によって一括充電に対応していないと判別された場合に一括充電を抑制する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の無接点充電装置。
  3. 前記複数台の電子機器が載置可能な充電面に電子機器が載置されているか否かを検出する載置検出手段を更に備え、
    前記取得手段は、前記載置検出手段により電子機器が載置されたことが検出された場合にその電子機器の機器情報を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の無接点充電装置。
  4. 前記載置検出手段は、電子機器の載置状態が変化したか否かを検出する載置状態変化検出手段を含み、
    前記取得手段は、前記載置状態変化検出手段によって前記電子機器の載置状態が変化したことが検出された場合にその電子機器の機器情報を再取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載の無接点充電装置。
  5. 前記取得手段は、前記電子機器の機器情報として、電子機器毎にその電池残量を更に取得し、
    この取得手段によって取得された電池残量が所定の閾値以上であるか否かを電子機器毎に判別する第1の残量判別手段と、
    この第1の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以上であると判別された場合に、その電子機器に対して前記一括充電部からの充電の受け付けを抑制する指示を行う充電抑制指示手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の無接点充電装置。
  6. 前記第1の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以上であると判別された場合に、その電子機器を特定して通知する第2の通知手段を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の無接点充電装置。
  7. 前記充電制御手段は、前記第1の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以上であることを前記複数台の電子機器の全てに対して判別した場合に前記一括充電部による充電を停止する、
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の無接点充電装置。
  8. 前記取得手段によって電子機器毎に取得された電池残量が所定の閾値以下であるか否かを判別する第2の残量判別手段を更に備え、
    前記充電抑制手段は、前記第2の残量判別手段によって電池残量が所定の閾値以下であると判別された場合にその電子機器に対して急速充電を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の無接点充電装置。
  9. 前記取得手段は、前記電子機器の機器情報として、電子機器毎にその受信機能の受信感度を更に取得し、
    前記充電制御手段は、前記複数台の電子機器の全てが一括充電に対応していると判別された場合に一括充電を行うと共に、前記取得手段によって取得された受信感度に応じて予め設定されている前記一括充電部の充電速度で一括充電を行う
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の無接点充電装置。
  10. 前記充電制御手段は、前記取得手段によって取得された電子機器毎の受信感度のうち、最も悪い受信感度に応じて予め設定されている前記一括充電部の充電速度で一括充電を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の無接点充電装置。
  11. 前記充電制御手段は、前記取得手段によって取得された受信感度が悪い程、充電速度の遅い充電速度で一括充電を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の無接点充電装置。
  12. 前記取得手段は、前記電子機器毎にその機器情報を定期的に取得し、
    前記充電制御手段は、前記取得手段によって定期的に取得された機器情報に基づいて前記一括充電部による一括充電を定期的に制御する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の無接点充電装置。
  13. 無接点充電方式の無接点充電装置によって充電される電子機器であって、
    当該電子機器を含む複数台の電子機器に対して一括充電が可能な前記無接点充電装置によって前記複数台の電子機器が一括充電される際に、当該電子機器の機器情報を前記無接点充電装置に対して送信する送信手段と、
    この送信手段によって送信された機器情報に基づいて当該電子機器への充電を制御する前記無接点充電装置から当該電子機器が一括充電に対応していないことが通知された場合に、この通知に応じてユーザに報知を行う報知手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  14. コンピュータに対して、
    電子機器毎に、その電池残量を含む機器情報を取得する機能と、
    前記取得された機器情報に基づいて前記電子機器が一括充電に対応しているか否かを判別する機能と、
    前記複数台の電子機器の全てが一括充電に対応していると判別された場合に、前記複数台の電子機器に対して、前記取得手段によって取得された電子機器毎の電池残量に応じて予め設定されている充電速度で一括充電を行う機能と、
    前記複数台の電子機器のうち、少なくともそのいずれかの電子機器が一括充電に対応していないと判別された場合に、その電子機器を特定して通知する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. コンピュータに対して、
    複数台の電子機器に対して無接点充電方式による一括充電が可能な前記無接点充電装置によって前記複数台の電子機器が一括充電される際に、前記電子機器の機器情報を前記無接点充電装置に送信する機能と、
    前記送信された機器情報に基づいて前記電子機器への充電を制御する前記無接点充電装置から前記電子機器が一括充電に対応していないことが通知された場合に、この通知に応じてユーザに報知を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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