JP5464658B2 - 端末装置及び無接点型電子機器並びにプログラム - Google Patents

端末装置及び無接点型電子機器並びにプログラム Download PDF

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本発明は、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置及び該端末装置が無接点接続される無接点型電子機器並びにプログラムに関する。
近年、端末装置である携帯電話機への充電を行う充電装置として、無接点充電方式(非接触充電方式)、例えば、電磁誘導方式を採用したものにあっては、金属電極が不要となるために防水や防塵構造を確保することができると共に、ショートする危険もなく、また、携帯電話機を置く向きを気にすることもないなどの様々な利点を有しているが、この無接点型充電装置に携帯電話機を載置(無接点接続)させて充電させている間に、携帯電話機側で着信があった場合、その着信報知がバイブレーション報知であれば、振動モータの駆動により携帯電話機は、その振動の影響を受けて移動してその載置位置がずれてしまい、充電効率を大幅に低下させてしまったり、充電不能な状態にさせてしまったりする、という問題があった。
そこで、従来では、その対策として無接点型充電装置に端末装置が載置されて充電されている状態においては、バイブレーション報知から他の報知方法に切り替えるようにした技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−77318号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、バイブレーション報知から他の報知方法に強制的に切り替えるようにしているが、ユーザにあっては必ずしも報知方法を切り替えることを希望しているとは限らず、また、報知方法を切り替えるための処理が複雑になったり、報知方法を元に戻すための操作が必要になったり、報知方法を元に戻らなくなるなどのトラブルが発生したりするおそれもあった。
本発明の課題は、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置が無接点型電子機器に無接点接続されている状態において、その振動源による悪影響を効果的に抑制できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、
当該端末装置が無接点接続する無接点型電子機器から電力の供給を受けて、当該端末装置内の二次電池を非接触充電する充電手段と、
当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記充電手段が非接触充電する二次電池の電力供給量から検出する検出手段と、
前記検出手段により検出される二次電池の電力供給量が、所定の値より低下した場合に、前記筐体を振動させる振動源の動作を制限する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、当該端末装置が無接点型電子機器に無接点接続されている状態において、この無接点型電子機器との間で非接触通信を行う通信手段と、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記通信手段による通信量又は通信速度の変化として検出する検出手段と、前記検出手段により検出された接続状態の変化に応じて、前記振動源を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記請求項2に従属する請求項3に記載の発明では、前記制御手段は、前記検出手段により検出される通信量又は通信速度が、所定の値より低下した場合に、前記筐体を振動させる振動源の動作を制限することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、通信の着信を検出する着信検出手段と、前記着信検出手段より通信の着信が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知手段と、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知手段を制御して前記振動源の振動量を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、予め設定されているアラーム時刻の検出を行うアラーム検出手段と、前記アラーム検出手段によるアラーム時刻が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知手段と、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知手段を制御して前記振動源の振動量を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、前記筐体を振動させる振動源を動作させて音楽を再生出力させる音楽再生手段と、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記音楽再生手段を制御して前記振動源の振動量を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、前記筐体を振動させる振動源を特定する特定手段と、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記特定手段により特定された振動源を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置が無接点で接続される無接点型電子機器であって、前記端末装置が無接点接続されている状態において、前記端末装置の筐体の振動による該接続状態の変化を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された接続状態の変化に応じて前記振動源の動作を制限するための信号を前記端末装置に対して送信する制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記請求項8に従属する請求項9に記載の発明では、前記端末装置が無接点接続されている状態において、該端末装置内の二次電池を非接触充電させるための電力を供給する電力供給手段を更に備え、前記検出手段は、前記二次電池への電力供給状態の変化を前記接続状態の変化として検出する、ようにしたことを特徴とする。
上記請求項8に従属する請求項10に記載の発明では、前記端末装置が無接点接続されている状態において、該端末装置との間で非接触通信を行う通信手段を更に備え、前記検出手段は、前記通信手段による通信量又は通信速度の変化を前記接続状態の変化として検出する、ようにしたことを特徴とする。
上記請求項8に従属する請求項11に記載の発明では、前記制御手段は、前記振動源の動作を制限するための信号を前記端末装置に対して送信する際に、該端末装置側で報知動作のために振動源を動作する場合であれば、その端末装置に代わって該報知動作を行う代替報知手段を更に備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、当該端末装置が無接点接続する無接点型電子機器から電力の供給を受けて、当該端末装置内の二次電池を非接触充電する充電ステップと、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記充電ステップにて非接触充電する二次電池の電力供給量から検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出される二次電池の電力供給量が、所定の値より低下した場合に、前記筐体を振動させる振動源の動作を制限する制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項13に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、当該端末装置が無接点型電子機器に無接点接続されている状態において、この無接点型電子機器との間で非接触通信を行う通信ステップと、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記通信ステップの通信量又は通信速度の変化として検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された接続状態の変化に応じて、前記振動源を制御する制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項14に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、通信の着信を検出する着信検出ステップと、前記着信検出ステップで通信の着信が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知ステップと、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知ステップの報知動作を制御して前記振動源の振動量を制限する制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項15に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、予め設定されているアラーム時刻の検出を行うアラーム検出ステップと、前記アラーム検出ステップでアラーム時刻が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知ステップと、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知ステップの報知動作を制御して前記振動源の振動量を制限する制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項16に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、前記筐体を振動させる振動源を動作させて音楽を再生出力させる音楽再生ステップと、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記音楽再生ステップの再生出力を制御して前記振動源の振動量を制限する制御ステップと、を実行させることを特徴とする
請求項17に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、前記筐体を振動させる振動源を特定する特定ステップと、当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記特定ステップで特定された振動源を制御する制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項18に記載の発明では、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置が無接点で接続される無接点型電子機器に搭載されるコンピュータに、前記端末装置が無接点接続されている状態において、前記端末装置の筐体の振動による該接続状態の変化を検出する検出ステップと、前記検出ステップで検出された接続状態の変化に応じて、前記振動源の動作を制限するための信号を前記端末装置に対して送信する制御を行う制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置が無接点型電子機器に無接点接続されている状態において、その振動源による悪影響を効果的に抑制することができ、実用性に富んだものとなる。
端末装置(携帯電話機)1と、この端末装置1が載置(無接点接続)される無接点型電子機器2の基本的な構成要素を示したブロック図。 (1)〜(5)は、端末装置1が無接点型電子機器2に載置されている状態でのバイブレーション報知時や音声出力時に、端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動し、端末装置1の載置位置がずれて、充電適性領域から外れてしまった場合を模式的に示した図。 電源オン操作に応じて実行開始される端末装置1の全体動作の概要を示したフローチャート。 報知処理(図3のステップA3、A9、A12)を詳述するためのフローチャート。 音声出力処理(図3のステップA14)を詳述するためのフローチャート。 第2実施形態における端末装置(携帯電話機)1と、この端末装置1が載置(無接点接続)される無接点型電子機器2の基本的な構成要素を示したブロック図。 第2実施形態において、電源オン操作に応じて実行開始される無接点型電子機器2の全体動作の概要を示したフローチャート。
(第1実施形態)
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、端末装置(携帯電話機)と、この端末装置が載置(無接点接続)される無接点型電子機器の基本的な構成要素を示したブロック図である。
端末装置1は、携帯電話機で、二次電池(例えば、リチウム電池)を電源とするもので、この二次電池への充電時にユーザは、この端末装置1を無接点型電子機器2に載置(無接点接続)させるようにしている。無接点型電子機器2は、無接点充電方式(非接触充電方式)、例えば、電磁誘導方式によって、端末装置1に対する充電を行う充電機能と、端末装置1と他の外部機器(図示省略:パーソナルコンピュータ、オーディオビジュアル機器など)との間の通信を中継する通信機能を有する通信機能付きの充電装置(通信機能付きクレードル装置)であり、図示省略したが、商用電源などに電源ケーブルを介して接続されている。なお、無接点型電子機器2は、商用電源と接続する場合に限らず、ケーブル接続されている外部機器を電源とするようにしてもよい。
端末装置1は、携帯電話機として、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、アラーム機能、音楽再生機能、通信機能などを備え、最寄りの基地局(図示省略)を介して他の電話機(図示省略)に接続されると、この他の電話機との間で通話可能な状態となり、また、無線通信網を介してインターネット(図示省略)に接続されると、電子メールの送受信が可能となったり、Webページを閲覧可能となったりする。アラーム機能は、予め設定されているアラーム時刻を検出した際に、アラーム報知を行う機能である。音楽再生機能は、例えば、インターネットを介してダウンロードした音楽や記録メディアなどを介して供給された音楽を再生出力する機能である。通信機能は、端末装置1が無接点型電子機器2に載置(無接点接続)されている状態において、無接点型電子機器2にケーブル接続又はネットワーク(有線/無線)を介して接続されている外部機器(図示省略:パーソナルコンピュータ、オーディオビジュアル機器など)との間でデータの送受信を行う機能である。
制御部101は、電源部102からの電力供給によって動作し、記憶部103内の各種のプログラムに応じてこの端末装置1の全体動作を制御するもので、この制御部101には図示しないCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。電源部102は、無接点型電子機器2に載置されている状態において、この電子機器2との間で無接点充電方式(例えば、電磁誘導方式)によりその二次電池102aが充電される。記憶部103は、ROM、RAMなどの内部メモリで、図示しないプログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図3〜図5に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納されている。また、記憶部103のデータ領域には、この端末装置1の動作に必要な各種の情報が一時記憶されている。なお、記憶部103は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しない所定の外部サーバ上にあってもよい。
無線通信部104は、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に、最寄りの基地局との間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調して制御部101に対して出力すると、制御部101は、電話部105を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを電話部105から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化した後、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナANから発信出力させる。表示部106は、高精細液晶や有機ELを使用し、例えば、待受画像、アイコン、日時情報のほか、テキストデータ、メール、Webページなどを表示する。操作部107は、電源オン/オフキー、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを入力するもので、制御部101は、この操作部107からの入力操作信号に応じた処理を実行する。
無接点接続部108は、端末装置(自機)1が無接点型電子機器2に載置されている状態において、無接点型電子機器2との間で電磁誘導方式によって充電を行う充電用二次コイル(図1では図示省略)を有し、この充電用二次コイルでの起電力で、電源部102内の二次電池102aを充電させる。この場合、無接点型電子機器2の載置面の中央部分が適正に充電することが可能な充電適性領域となっている。非接触通信部109は、無接点型電子機器2との間で非接触通信によりデータの送受信を行うもので、例えば、非接触ICカード、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの非接触タイプの近距離通信手段によって構成されている。この場合、無接点型電子機器2の載置面の中央部分が適正に通信することが可能な通信適性領域となっている。
報知部110は、バイブレータ110A、サウンドスピーカ110B、LED(発光部)110Cを備えている。バイブレータ110Aは、振動モータなどによって構成され、端末装置1の筐体を振動させる振動源である。制御部101は、このバイブレータ110Aを駆動する報知方法が設定されている状態において、例えば、マナーモードと呼ばれる所定の動作モードに切り替えられている状態において、サウンドスピーカ110Bから電話着信や電子メール受信時に発生される着信音やアラーム時刻に発生されるアラーム音の出力の代替えとして、バイブレータ110Aを動作させてバイブレーション報知を行うようにしている。
また、端末装置1は、無接点型電子機器2に載置されている状態において、バイブレーション報知を行った場合に、バイブレータ110Aの駆動により端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動することにより、端末装置1の載置位置がずれて、端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態が変化してしまい、適正充電が可能な充電適性領域又は適性通信が可能な通信適性領域から外れることがある。このような場合、無接点型電子機器2との間で無接点接続部108を介して二次電池102aへの充電が行われている場合、充電監視部111は、二次電池102aへの電力供給状態(電力供給量)の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしている。また、非接触通信部109を介して無接点型電子機器2との間でデータ通信が行われている場合、通信監視部112は、その通信量又は通信速度の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしている。
そして、制御部101は、上述のようにして検出した端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化に応じて、つまり、上述した充電適性領域から又は通信適性領域からの外れ具合に応じて、バイブレータ110Aを構成する振動モータの振動量(遠心力)を制限することにより筐体の振動量を制御するようにしている。例えば、端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化が大きければ、バイブレータ110Aの振動量を低下させるようにしている。この場合、振動モータの振動量は、モータ回転数を制御するようにしているが、振動モータを構成する分銅(ウエイト)の偏芯量などを可変することにより振動モータの振動量を制限するようにしてもよい。ここで、振動量の制限とは、振動モータの振動量を低下させる場合に限らず、振動モータを一時停止又は略停止させるようにしてもよい。
サウンドスピーカ110Bは、着信音やアラーム音を出力させるほか、音楽を再生出力する際に使用されるもので、その音量が大きいと、その音波が端末装置1の筐体に伝達して筐体を振動させるために、サウンドスピーカ110B自体がバイブレータ110Aと同様の振動源となる。この場合、端末装置1は、無接点型電子機器2に載置されている状態において、サウンドスピーカ110Bの駆動により端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動することにより、端末装置1の載置位置がずれて、端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態が変化してしまい、適正充電が可能な充電適性領域又は適性通信が可能な通信適性領域から外れることがある。
このような場合、上述したバイブレーション報知の場合と同様に、二次電池102aへの充電中であれば、充電監視部111は、電源部102内の二次電池102aへの電力供給状態(電力供給量)を検出し、電力供給量は所定の値以下か、つまり、電力供給状態が低下したかを調べ、端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出し、また、無接点型電子機器2との間でデータ通信中であれば、通信監視部112は、その通信量又は通信速度の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしている。そして、制御部101は、その接続状態の変化に応じて、サウンドスピーカ110Bからの音声出力量(ボリューム)を制限することにより筐体の振動量を制御するようにしている。ここで、音声出力量の制限とは、音声出力量を低下させる場合に限らず、音声出力を一時停止させるようにしてもよい。
無接点型電子機器(通信機能付きクレードル装置)2は、制御部201を中核とするもので、商用電源などの電源部(外部電源)202からの電力供給により動作し、記憶部203内の各種のプログラムに応じてこの無接点型電子機器の全体動作を制御するもので、中央演算処理装置やメモリ(図示省略)などを有している。記憶部203は、ROM、RAMなどの内部メモリで、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、本実施形態を実現するためのプログラムが格納されている。また、記憶部203のデータ領域には、この無接点型電子機器2の動作に必要な各種の情報が一時記憶されている。
無接点接続部204は、端末装置1が載置されている状態において、端末装置1との間で電磁誘導方式によって電力を供給する充電用一次コイル(図1では図示省略)を有している。非接触通信部205は、端末装置1との間で非接触通信によってデータの送受信を行うもので、例えば、非接触ICカード、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの非接触タイプの近距離通信手段によって構成されている。外部機器接続部206は、ケーブル又はネットワーク(有線/無線)を介してパーソナルコンピュータなどの外部機器(図示省略)に接続されるもので、端末装置1が載置されている状態において、この外部機器と端末装置1との間で行われるデータの送受信を中継するための通信インターフェイスである。
図2(1)〜(5)は、端末装置1が無接点型電子機器2に載置されている状態でのバイブレーション報知時や大音量での音声出力時に、端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動し、端末装置1の載置位置がずれて、充電適性領域から外れてしまった場合を模式的に示した図である。図2(1)は、端末装置1側の無接点接続部108に設けられている充電用二次コイル(電力受信部)108aと、無接点型電子機器2側の無接点接続部204に設けられている充電用一次コイル204a(電力発信部)とを示したもので、端末装置1側の充電用二次コイル(電力受信部)108aは、例えば、端末装置1の中央部分に配設され、また、無接点型電子機器2側の充電用一次コイル(電力発信部)204aも、無接点型電子機器2の載置面の略中央部分に配設され、無接点型電子機器2の載置面の中央部分が適正に充電することが可能な充電適性領域となっている。
図2(2)は、端末装置1を無接点型電子機器2に載置した状態を斜め上から見た図で、無接点型電子機器2側の充電用一次コイル204aの上に、端末装置1側の充電用二次コイル108aが対向して、それらが略中心位置が合致している状態を示している。図2(4)は、端末装置1を無接点型電子機器2に載置した状態を側面側から見た図で、高周波の電磁誘導方式により非接触充電を行った場合に、図2(2)のように充電用二次コイル108aと充電用一次コイル204aとが対向していれば、端末装置1側の磁界中心と無接点型電子機器2側の磁界中心とが一致した状態となることを示している。このように磁界中心が一致することにより、充電効率(電力送受信効率)が最も良くなる理想的な載置状態となる。
図2(3)は、端末装置1を無接点型電子機器2に載置した状態を斜め上から見た図で、図2(2)で示した理想的な載置状態に比べて、端末装置1側の充電用二次コイル108aに対して、無接点型電子機器2側の充電用一次コイル204aの位置が“ずれ”た状態を示している。図2(5)は、端末装置1を無接点型電子機器2に載置した状態を側面側から見た図で、高周波の電磁誘導方式により非接触充電を行った場合に、図2(3)に示したように充電用二次コイル108aと充電用一次コイル204aとが“ずれ”ていれば、無接点型電子機器2側の磁界中心に対して端末装置1側の磁界中心も相対的に“ずれ”てしまうため、そのずれ量に比例して充電効率が低下してしまうことを示している。
次に、第1実施形態における端末装置1の動作概念を図3〜図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図3は、電源オン操作に応じて実行開始される端末装置1の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、端末装置1の制御部101(上述した図1に記載)は、電源オンに伴ってメモリ内容などを初期化した後、待ち受け画面を表示したり、着信待ちの状態としたりする待ち受け状態となる(ステップA1)。ここで、電話着信を検出したかを調べたり(ステップA2)、電子メールを受信したかを調べたり(ステップA8)、アラーム時刻に達したかを調べたり(ステップA11)、音楽の再生開始を指示する開始操作が行われたかを調べたり(ステップA13)、その他の操作が行われたかを調べたりしながら(ステップA16)、上述のステップA2に戻り、待ち受け状態となる。
いま、その他の操作が行われたときには(ステップA16でYES)、その操作に応じた処理として、例えば、電話発信処理、電子メール閲覧処理、アラーム時刻の設定処理、音楽ダウンロード処理などを行った後(ステップA17)、上述のステップA2に戻る。また、電話着信の有りを検出したときには(ステップA2でYES)、その電話着信を報知するために、後述する報知処理を実行する(ステップA3)。そして、この電話着信に対してその応答操作(オフフック操作)が行われたときには(ステップA4でYES)、その操作に応答して、通話可能状態とする通話処理に移る(ステップA5)。そして、この通話状態において、オンフック操作が行われたときには(ステップA6でYES)、その操作に応答して、通話を切断する終話処理を行った後(ステップA7)、上述のステップA2に戻る。
また、電子メールを受信したときには(ステップA8でYES)、電子メール受信を報知するために、後述する報知処理を実行する(ステップA9)。そして、受信した電子メールを受信フォルダ(図示省略)に記録保存する処理を行った後(ステップA10)、上述のステップA2に戻る。また、アラーム時刻に達したことを検出したときには(ステップA11でYES)、アラーム報知を行うために、後述する報知処理を実行した後(ステップA12)、上述のステップA2に戻る。また、音楽の再生開始を指示する開始操作が行われたときには(ステップA13でYES)、後述する音声出力処理を開始した後(ステップA14)、音楽の再生終了を指示する終了操作が行われたかを調べ(ステップA15)、その終了操作が行われなければ(ステップA15でNO)、上述のステップA14に戻って再生動作を繰り返すが、終了操作が行われたときには(ステップA15でYES)、上述のステップA2に戻る。
図4は、報知処理(図3のステップA3、A9、A12)を詳述するためのフローチャートである。
端末装置1の制御部101は、バイブレータ110Aを駆動する報知方法が設定されているか、例えば、マナーモードと呼ばれる所定の動作モードに切り替えられているかを調べ(ステップB1)、その他の報知方法に設定されていれば(ステップB1でNO)、その設定方法に応じた報知処理(通常の報知処理)の実行に移り(ステップB21)、例えば、LED110Cを点滅させながら着信音を発生させたり、アラーム音を発生させたりした後、図3のフローに戻る。
また、バイブレータ110Aを駆動する報知方法が設定されているときには(ステップB1でYES)、充電監視部111や通信監視部112の監視結果に基づいて無接点型電子機器2を介して充電中かつ通信中であるかを調べる(ステップB2)。すなわち、端末装置1は、無接点型電子機器2に載置されている状態において、無接点接続部108を介して無接点型電子機器2との間で電磁誘導方式による充電中であり、しかも非接触通信部109を介して無接点型電子機器2との間で非接触通信中であるかを調べる。いま、充電中かつ通信中でもなければ(ステップB2でNO)、通信中ではなく充電中であるかを調べたり(ステップB11)、充電中ではなく通信中であるかを調べたりする(ステップB16)。ここで、バイブレータ110Aを駆動する報知方法が設定されている場合でも通信中でもなく充電中でもなければ(ステップB16でNO)、上述のステップB21に移り、その設定方法に応じた報知処理を行った後、図3のフローに戻る。いま、バイブレータ110Aを駆動する報知方法が設定されている場合であるから、その設定方法に応じてバイブレーション報知が行われる。
また、無接点型電子機器2に載置されている状態において、無接点型電子機器2との間で充電中かつ通信中であれば(ステップB2でYES)、次の電力供給状態監視処理に移り(ステップB3)、充電監視部111の監視結果から二次電池102aへの電力供給状態(電力供給量)を検出し、電力供給量は所定の値以下か、電力供給状態が低下したかを調べる(ステップB4)。いま、電力供給状態が低下していなければ(ステップB4でNO)、次の通信状態監視処理(ステップB6)に移るが、電力供給状態が低下していれば(ステップB4でYES)、バイブレータ110Aの駆動により端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動し、端末装置1の載置位置がずれて適正充電が可能な充電適性領域から外れてしまった場合であるから、次のステップB5に移り、電力供給状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出する処理を行う。この場合、電力供給量が低い程、バイブレータ110Aを構成する振動モータの回転数(振動量)が少なくなるようにバイブレータ強度(振動量)を算出する。
そして、次の通信状態監視処理に移り(ステップB6)、通信監視部112の監視結果から通信状態(通信量又は通信速度)を検出し、通信量又は通信速度は所定の値以下か、つまり、通信状態(通信量又は通信速度)が低下しているかを調べる(ステップB7)。いま、通信状態が低下していなければ(ステップB7でNO)、次のステップB9に移るが、通信状態が低下していれば(ステップB7でYES)、バイブレータ110Aの駆動により端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動し、端末装置1の載置位置がずれて適正通信が可能な充電通信領域から外れてしまった場合であるから、次のステップB8に移り、通信状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出する処理を行う。この場合、通信状態が低い程、バイブレータ110Aを構成する振動モータの回転数(振動量)が少なくなるようにバイブレータ強度(振動量)を算出する。
そして、電力供給状態に応じてバイブレータ強度を算出したか、又は通信状態に応じてバイブレータ強度を算出したかを調べ(ステップB9)、そのいずれも算出しない場合には(ステップB9でNO)、図3のフローに戻るが、少なくともそのいずれかを算出した場合には(ステップB9でYES)、この電力供給状態に応じた算出値と、通信状態に応じた算出値とを比較し、強度の弱い方の算出値でバイブレータ110Aを構成する振動モータの振動量(遠心力)を制限して筐体の振動量を制御する(ステップB10)。例えば、電力供給状態や通信状態の低下レベルに応じてバイブレータ強度(振動量)を段階的に低くするために、電力供給状態の算出値がレベルA、通信状態の算出値がレベルBであれば(レベルA>レベルB)、強度が弱い通信状態の算出値(レベルB)でバイブレータ110Aを駆動させる。その後、図3のフローに戻る。
また、通信中ではなく充電中であれば(ステップB11でYES)、上述の場合と同様に、次の電力供給状態監視処理に移り(ステップB12)、充電監視部111による監視結果から二次電池102aへの電力供給状態(電力供給量)を検出し、電力供給量は所定の値以下か、つまり、電力供給状態が低下したかを調べる(ステップB13)。いま、電力供給状態が低下していなければ(ステップB13でNO)、図3のフローに戻るが、電力供給状態が低下していれば(ステップB13でYES)、端末装置1の載置位置がずれて適正充電が可能な充電適性領域から外れてしまった場合であるから、次のステップB14に移り、電力供給状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出する。そして、この算出した強度でバイブレータ110Aを構成する振動モータの振動量(遠心力)を制限して筐体の振動量を制御する(ステップB15)。その後、図3のフローに戻る。
また、充電中ではなく通信中であれば(ステップB16でYES)、上述の場合と同様に、次の通信状態監視処理に移り(ステップB17)、通信監視部112による監視結果から通信状態(通信量又は通信速度)を検出し、通信量又は通信速度は所定の値以下か、つまり、通信状態(通信量又は通信速度)が低下しているかを調べる(ステップB18)。いま、通信状態が低下していなければ(ステップB18でNO)、図3のフローに戻るが、通信状態が低下していれば(ステップB18でYES)、端末装置1の載置位置がずれて適正通信が可能な充電通信領域から外れてしまった場合であるから、次のステップB19に移り、通信状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出する。この場合、通信状態が低い程、バイブレータ110Aを構成する振動モータの回転数(振動量)が少なくなるようにバイブレータ強度(振動量)を算出する。そして、この算出した強度でバイブレータ110Aを構成する振動モータの振動量(遠心力)を制限して筐体の振動量を制御する(ステップB20)。その後、図3のフローに戻る。
図5は、音声出力処理(図3のステップA14)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、端末装置1の制御部101は、サウンドスピーカ110Bが音声出力先であるか否かを調べ(ステップC1)、音声出力先がサウンドスピーカ110Bでなければ、例えば、イヤホンなどであれば(ステップC1でNO)、サウンドスピーカ110B以外のイヤホンなどから音声出力を行った後(ステップC21)、図3のフローに戻る。
一方、音声出力先がサウンドスピーカ110Bであれば(ステップC1でYES)、充電監視部111や通信監視部112の監視結果から充電中かつ通信中であるかを調べる(ステップC2)。すなわち、端末装置1は、無接点型電子機器2に載置されている状態において、無接点型電子機器2との間で電磁誘導方式による充電中であり、しかも非接触通信部109を介して無接点型電子機器2との間で非接触通信中であるかを調べる。いま、無接点型電子機器2との間で充電中でも通信中でもなければ(ステップC2でNO)、充電中であるかを調べたり(ステップC11)、通信中であるかを調べたりする(ステップC16)。ここで、通信中かつ充電中でなければ(ステップC16でNO)、サウンドスピーカ110Bからの音声出力を行った後(ステップC22)、図3のフローに戻る。
いま、無接点型電子機器2との間で充電中かつ通信中であれば(ステップC2でYES)、次の電力供給状態監視処理に移り(ステップC3)、充電監視部111の監視結果から二次電池102aへの電力供給状態(電力供給量)を検出し、電力供給状態が低下しているかを調べる(ステップC4)。いま、電力供給状態が低下していなければ(ステップC4でNO)、次の通信状態監視処理(ステップC6)に移るが、電力供給状態が低下していれば(ステップC4でYES)、サウンドスピーカ110Bからの大音量により端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動し、端末装置1の載置位置がずれて適正充電が可能な充電適性領域から外れてしまった場合であるから、次のステップC5に移り、電力供給状態に応じて音量を算出する処理を行う。この場合、電力供給量が低い程、音量が低くなるように音量を算出する。
そして、次の通信状態監視処理に移り(ステップC6)、通信監視部112による監視結果から通信状態(通信量又は通信速度)を検出し、通信状態が低下しているかを調べる(ステップC7)。いま、通信状態が低下していなければ(ステップC7でNO)、次のステップC9に移るが、通信状態が低下していれば(ステップC7でYES)、サウンドスピーカ110Bからの大音量により端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動し、端末装置1の載置位置がずれて適正通信が可能な充電通信領域から外れてしまった場合であるから、次のステップC8に移り、通信状態に応じて音量を算出する処理を行う。この場合、通信状態が低い程、音量が低くなるように音量を算出する。そして、電力供給状態に応じて音量を算出したか、又は通信状態に応じて音量を算出したかを調べ(ステップC9)、そのいずれも算出しない場合には(ステップC9でNO)、図3のフローに戻るが、少なくともそのいずれかを算出した場合には(ステップC9でYES)、この電力供給状態に応じた算出値と、通信状態に応じた算出値とを比較し、弱い音量で音声を出力させる(ステップC10)。その後、図3のフローに戻る。
また、通信中ではなく充電中であれば(ステップC11でYES)、上述の場合と同様に、次の電力供給状態監視処理に移り(ステップC12)、電力供給状態が低下しているかを調べる(ステップC13)。いま、電力供給状態が低下していなければ(ステップC13でNO)、図3のフローに戻るが、電力供給状態が低下していれば(ステップC13でYES)、電力供給状態に応じて音量を算出する(ステップC14)。そして、この算出した音量で音声を出力させる(ステップC15)。その後、図3のフローに戻る。
また、充電中ではなく通信中であれば(ステップC16でYES)、上述の場合と同様に、次の通信状態監視処理に移り(ステップC17)、通信状態が低下しているかを調べる(ステップC18)。いま、通信状態が低下していなければ(ステップC18でNO)、図3のフローに戻るが、通信状態が低下していれば(ステップC18でYES)、通信状態に応じて音量を算出する(ステップC19)。そして、この算出した音量で音声を出力させる(ステップC20)。その後、図3のフローに戻る。
以上のように、第1実施形態において、筐体を振動させる振動源を備えた端末装置1は、無接点型電子機器2に載置(無接点接続)されている状態において、筐体の振動により端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態が変化したとしても、その変化に応じてその振動源に対する制御を行うようにしたので、振動による悪影響を効果的に抑制することができ、端末装置1と無接点型電子機器2との間で行われる処理を安定化させることが可能となる。
端末装置1は、無接点型電子機器2に載置されている状態において、この無接点型電子機器2から電力の供給を受けて、端末装置1内の二次電池102aを非接触充電させる場合に、この二次電池102aへの電力供給状態の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしたので、筐体の振動による非接触充電への悪影響を効果的に抑制することができる。
端末装置1は、二次電池102aへの電力供給量が所定の値より低下した際に、振動源の動作を制限するようにしたので、安定した充電が可能となる。すなわち、筐体の振動による非接触充電への影響がなければ、振動源をそのまま駆動させることができ、その影響を受けて二次電池102aへの電力供給量が低下し始めたときには、振動源の動作を制限することができるので、安定した充電が可能となる。
端末装置1は、無接点型電子機器2に載置されている状態において、無接点型電子機器2との間での非接触通信における通信量又は通信速度の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしたので、筐体の振動による非接触通信への悪影響を効果的に抑制することができる。
端末装置1は、通信量又は通信速度が所定の値より低下した際に、振動源の動作を制限するようにしたので、安定した通信が可能となる。すなわち、筐体の振動による非接触通信への影響がなければ、振動源をそのまま駆動させることができ、その影響を受けて通信量又は通信速度が低下し始めたときには、振動源の動作を制限することができるので、安定した通信が可能となる。
端末装置1は、振動源を動作させて報知動作を行う場合に、端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化に応じてその報知動作を制御して振動源の振動量を制限するようにしたので、振動による報知による悪影響を効果的に抑制することができ、端末装置1と無接点型電子機器2との間で行われる処理を安定化させることが可能となる。
端末装置1は、通信の着信を検出された際に振動源を動作させて報知動作を行う場合に、その報知動作を制御して振動源の振動量を制限するようにしたので、着信報知による悪影響を効果的に抑制することができる。
端末装置1は、アラーム時刻が検出された際に振動源を動作させて報知動作を行う場合に、その報知動作を制御して振動源の振動量を制限するようにしたので、アラーム報知による悪影響を効果的に抑制することができる。
端末装置1は、振動源(サウンドスピーカ110B)を動作させて音楽を再生出力させる場合に、端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化に応じて音声の出力量を制限することにより振動源の振動量を制限するようにしたので、大音量による音楽再生による悪影響を効果的に抑制することができ、端末装置1と無接点型電子機器2との間で行われる処理を安定化させることが可能となる。
端末装置1は、筐体を振動させる振動源を特定してそれを制御するようにしたので、着信時やアラーム報知時には振動源としてバイブレータ110Aを特定し、音楽再生時には振動源としてサウンドスピーカ110Bを特定することができる。
なお、上述した第1実施形態においては、着信報知及びアラーム報知時にバイブレータ110Aを駆動するようにしたが、例えば、サウンドスピーカ110Bを使用して着信報知及びアラーム報知を行う場合に、サウンドスピーカ110Bの音量を制限するようにしてもよい。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図6及び図7を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、端末装置1側で無接点型電子機器2との接続状態の変化を検出することにより自己の振動源を制御するようにしたが、この第2実施形態においては、無接点型電子機器2側で端末装置1との接続状態の変化を検出することにより、端末装置1に対してその振動源の制御を指示する指示信号を送信するようにしたものである。また、第1実施形態においては、振動源としてバイブレーション報知時における振動と、音楽再生時における振動を例示したが、この第2実施形態においては、振動源としてバイブレーション報知時における振動の場合を例示したものである。
ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図6は、第2実施形態における端末装置(携帯電話機)1と、この端末装置1が載置(無接点接続)される無接点型電子機器2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
端末装置1は、第1実施形態と同様に、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、アラーム機能、音楽再生機能、通信機能などを備え、制御部101、電源部102、記憶部103、無線通信部104、電話部105、表示部106、操作部107、無接点接続部108、非接触通信部109、報知部110(バイブレータ110A、サウンドスピーカ110B、LED110C)を有する構成となっているが、この第2実施形態においては、図1で示した充電監視部111及び通信監視部112を有しない構成となっている。
また、無接点型電子機器2は、第1実施形態と同様に、制御部201、電源部(外部電源)202、記憶部203、無接点接続部204、非接触通信部205、外部機器接続部206を有するほか、この第2実施形態では更に、充電監視部207、通信監視部208、報知部209(サウンドスピーカ209A、LED209B)を有する構成となっている。無接点型電子機器2は、端末装置1が載置されている状態において、端末装置1側でバイブレーション報知が行われた場合に、バイブレータ110Aの駆動で端末装置1の筐体がその振動の影響を受けて移動することにより、端末装置1の載置位置がずれて、端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態が変化してしまい、適正充電が可能な充電適性領域又は適性通信が可能な通信適性領域から外れることがある。
このような場合、充電中であれば、無接点型電子機器2の充電監視部207は、電力供給状態(電力供給量)の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出し、また、端末装置1との間でデータの通信中であれば、通信監視部208は、その通信量又は通信速度の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしている。そして、無接点型電子機器2は、上述のようにして検出した端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化に応じて、つまり、上述した充電適性領域から又は通信適性領域からの外れ具合に応じて、端末装置1側に対してバイブレータ110Aを構成する振動モータの振動量(遠心力)を制限することを指示するための指示信号を送信するようにしている。
図7は、第2実施形態において、電源オン操作に応じて実行開始される無接点型電子機器2の全体動作の概要を示したフローチャートである。なお、このフローチャートは、電源オン操作に応じて実行開始されるほか、端末装置1が載置されたことを接触センサ(図示省略)などが検知した際に実行開始されるようにしてもよい。また、終了指示操作が行われた際や端末装置1が外されたことを接触センサ(図示省略)などが検知した際に、図7のフローチャートを終了するようにしている。
先ず、無接点型電子機器2の制御部201は、電源オンに伴ってメモリ内容などを初期化した後、端末装置1との間で行われる充電や通信の待ち受け状態となる(ステップD1)。ここで、充電監視部207や通信監視部208の監視結果に基づいて無接点型電子機器2を介して充電中かつ通信中であるかを調べる(ステップD2)。すなわち、無接点型電子機器2は、端末装置1が載置されている状態において、無接点接続部204を介して端末装置1との間で電磁誘導方式による充電中であり、しかも非接触通信部205を介して端末装置1との間で非接触通信中であるかを調べる。ここで、充電中かつ通信中でもなければ(ステップD2でNO)、通信中ではなく充電中であるかを調べたり(ステップD12)、充電中ではなく通信中であるかを調べたりする(ステップD18)。
いま、充電中でも通信中でもなければ(ステップD18でNO)、上述のステップD1に戻るが、端末装置1が載置されている状態において、端末装置1との間で充電中かつ通信中であれば(ステップD2でYES)、上述した第1実施形態と基本的に同様に、次の電力供給状態監視処理に移り(ステップD3)、充電監視部207の監視結果から端末装置1への電力供給状態(電力供給量)を検出し、電力供給量は所定の値以下か、電力供給状態が低下したかを調べる(ステップD4)。いま、電力供給状態が低下していなければ(ステップD4でNO)、次の通信状態監視処理に移るが(ステップD6)、電力供給状態が低下していれば(ステップD4でYES)、端末装置1の載置位置がずれて適正充電が可能な充電適性領域から外れてしまった場合であるから、次のステップD5に移り、電力供給状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出する処理を行う。
そして、次の通信状態監視処理に移り(ステップD6)、通信監視部208の監視結果から現在の通信状態(通信量又は通信速度)を検出し、端末装置1への通信量又は通信速度は所定の値以下か、つまり、通信状態(通信量又は通信速度)が低下したかを調べる(ステップD7)。いま、通信状態が低下していなければ(ステップD7でNO)、次のステップD9に移るが、通信状態が低下していれば(ステップD7でYES)、端末装置1の載置位置がずれて適正通信が可能な充電通信領域から外れてしまった場合であるから、次のステップD8に移り、通信状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出する処理を行う。
そして、電力供給状態に応じてバイブレータ強度を算出したか、又は通信状態に応じてバイブレータ強度を算出したかを調べ(ステップD9)、そのいずれも算出しない場合には(ステップD9でNO)、上述のステップD1に戻るが、少なくともそのいずれかを算出した場合には(ステップC9でYES)、上述のようにして算出した各算出値、つまり、電力供給状態に応じた算出値と通信状態に応じた算出値とを比較し、強度の弱い方の算出値で端末装置1側のバイブレータ110Aを振動させるための振動指示信号を端末装置1に対して送信する(ステップD10)。そして、端末装置1側で行われているバイブレーション報知の代替えとして、無接点型電子機器2側の報知部209(サウンドスピーカ209A、LED209B)を駆動させて代替え報知を行った後(ステップD11)、上述のステップD1に戻る。
また、通信中ではなく充電中であれば(ステップD12でYES)、上述の場合と同様に、次の電力供給状態監視処理に移り(ステップD13)、電力供給状態が低下しているかを調べる(ステップD14)。いま、電力供給状態が低下していなければ(ステップD14でNO)、上述のステップD1に戻るが、電力供給状態が低下していれば(ステップD14でYES)、電力供給状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出すると共に(ステップ15)、この算出したバイブレータ強度(振動量)で端末装置1側のバイブレータ110Aを振動させるための振動指示信号を端末装置1に対して送信する(ステップD16)。そして、無接点型電子機器2側の報知部209(サウンドスピーカ209A、LED209B)を駆動させて代替え報知を行った後(ステップD17)、上述のステップD1に戻る。
また、充電中ではなく通信中であれば(ステップD18でYES)、上述の場合と同様に、次の通信状態監視処理に移り(ステップD19)、通信状態が低下しているかを調べる(ステップD20)。いま、通信状態が低下していなければ(ステップD20でNO)、上述のステップD1に戻るが、通信状態が低下していれば(ステップD20でYES)、通信状態に応じてバイブレータ強度(振動量)を算出すると共に(ステップ21)、この算出したバイブレータ強度(振動量)で端末装置1側のバイブレータ110Aを振動させるための振動指示信号を端末装置1に対して送信する(ステップD22)。そして、無接点型電子機器2側の報知部209(サウンドスピーカ209A、LED209B)を駆動させて代替え報知を行った後(ステップD23)、上述のステップD1に戻る。
以上のように、第2実施形態において無接点型電子機器2は、振動源を備えた端末装置1が載置(無接点接続)されている状態において、端末装置1の振動源の駆動により無接点型電子機器2との接続状態の変化に応じて該振動源の動作を制限するための信号を端末装置1に対して送信するようにしたので、端末装置1側の振動による悪影響を効果的に抑制することができ、端末装置1と無接点型電子機器2との間で行われる処理を安定化させることが可能となる。
無接点型電子機器2は、端末装置1が載置されている状態において、端末装置1内の二次電池102aを非接触充電させるための電力を供給している場合に、その電力供給状態の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしたので、端末装置1側の振動による非接触充電への悪影響を効果的に抑制することができる。
無接点型電子機器2は、端末装置1が載置されている状態において、端末装置1との間での非接触通信における通信量又は通信速度の変化を端末装置1と無接点型電子機器2との接続状態の変化として検出するようにしたので、端末装置1側の振動による非接触通信への悪影響を効果的に抑制することができる。
無接点型電子機器2は、端末装置1に対して振動源の動作を制限するための信号を送信する際に、端末装置1側で報知動作のために振動源を動作する場合であれば、その端末装置1の代替えとして報知動作を行うようにしたので、端末装置1側の報知動作を制限したとしても、ユーザに対して確実な報知を行うことができる。
なお、上述した各実施形態においては、端末装置1と無接点型電子機器2との間での無接点充電方式(非接触充電方式)として、電磁誘導方式を採用した場合を示したが、電磁誘導方式に限らず、例えば、電波受信方式、電場・磁場共鳴方式、若しくは、光発電方式などのワイヤレス電力伝送であってもよく、また、それらの組み合わせであってもよい。ここで、光発電方式とは、例えば、端末装置1側に太陽電池を備え、また、無接点型電子機器2側に発光源を備え、この太陽電池と発光源とを接近させることにより太陽電池で光発電された電力で端末装置1側の二次電池102aを充電するようにした無接点充電方式である。
また、上述した各実施形態においては、端末装置として、端末装置1を例示したが、これに限らず、例えば、デジタルカメラ、PDA、パーソナルコンピュータなどであってもよい。また、上述した各実施形態においては、無接点型電子機器2としては、通信機能付きの充電装置(クレードル装置)に限らず、通信機能及び充電機能を備えた他の電子機器であってもよい。
更に、上述した各実施形態で示した“装置”や“機”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 携帯電話機
2 無接点型電子機器
101 制御部
102 電源部
102a 二次電池
103 記憶部
106 表示部
107 操作部
108 無接点接続部
109 非接触通信部
110 報知部
110A バイブレータ
110B サウンドスピーカ
111 充電監視部
112 通信監視部
201 制御部
203 記憶部
204 無接点接続部
205 非接触通信部
206 外部機器接続部
207 充電監視部
208 通信監視部
209 報知部
209A サウンドスピーカ
209B LED

Claims (18)

  1. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、
    当該端末装置が無接点接続する無接点型電子機器から電力の供給を受けて、当該端末装置内の二次電池を非接触充電する充電手段と、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記充電手段が非接触充電する二次電池の電力供給量から検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される二次電池の電力供給量が、所定の値より低下した場合に、前記筐体を振動させる振動源の動作を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、
    当該端末装置が無接点型電子機器に無接点接続されている状態において、この無接点型電子機器との間で非接触通信を行う通信手段と、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記通信手段による通信量又は通信速度の変化として検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された接続状態の変化に応じて、前記振動源を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段により検出される通信量又は通信速度が、所定の値より低下した場合に、前記筐体を振動させる振動源の動作を制限することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  4. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、
    通信の着信を検出する着信検出手段と、
    前記着信検出手段より通信の着信が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知手段と、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知手段を制御して前記振動源の振動量を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  5. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、
    予め設定されているアラーム時刻の検出を行うアラーム検出手段と、
    前記アラーム検出手段によるアラーム時刻が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知手段と、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知手段を制御して前記振動源の振動量を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、
    前記筐体を振動させる振動源を動作させて音楽を再生出力させる音楽再生手段と、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記音楽再生手段を制御して前記振動源の振動量を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  7. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置であって、
    前記筐体を振動させる振動源を特定する特定手段と、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記特定手段により特定された振動源を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  8. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置が無接点で接続される無接点型電子機器であって、
    前記端末装置が無接点接続されている状態において、前記端末装置の筐体の振動による該接続状態の変化を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された接続状態の変化に応じて前記振動源の動作を制限するための信号を前記端末装置に対して送信する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする無接点型電子機器。
  9. 前記端末装置が無接点接続されている状態において、該端末装置内の二次電池を非接触充電させるための電力を供給する電力供給手段を更に備え、
    前記検出手段は、前記二次電池への電力供給状態の変化を前記接続状態の変化として検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の無接点型電子機器。
  10. 前記端末装置が無接点接続されている状態において、該端末装置との間で非接触通信を行う通信手段を更に備え、
    前記検出手段は、前記通信手段による通信量又は通信速度の変化を前記接続状態の変化として検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の無接点型電子機器。
  11. 前記制御手段は、前記振動源の動作を制限するための信号を前記端末装置に対して送信する際に、該端末装置側で報知動作のために振動源を動作する場合であれば、その端末装置に代わって該報知動作を行う代替報知手段を更に備えることを特徴とする請求項記載の無接点型電子機器。
  12. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、
    当該端末装置が無接点接続する無接点型電子機器から電力の供給を受けて、当該端末装置内の二次電池を非接触充電する充電ステップと、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記充電ステップにて非接触充電する二次電池の電力供給量から検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出される二次電池の電力供給量が、所定の値より低下した場合に、前記筐体を振動させる振動源の動作を制限する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、
    当該端末装置が無接点型電子機器に無接点接続されている状態において、この無接点型電子機器との間で非接触通信を行う通信ステップと、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を、前記通信ステップの通信量又は通信速度の変化として検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された接続状態の変化に応じて、前記振動源を制御する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、
    通信の着信を検出する着信検出ステップと、
    前記着信検出ステップで通信の着信が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知ステップと、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知ステップの報知動作を制御して前記振動源の振動量を制限する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  15. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、
    予め設定されているアラーム時刻の検出を行うアラーム検出ステップと、
    前記アラーム検出ステップでアラーム時刻が検出された場合に、前記筐体を振動させる振動源を動作させて報知動作を行う報知ステップと、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記報知ステップの報知動作を制御して前記振動源の振動量を制限する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、
    前記筐体を振動させる振動源を動作させて音楽を再生出力させる音楽再生ステップと、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記音楽再生ステップの再生出力を制御して前記振動源の振動量を制限する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置に搭載されるコンピュータに、
    前記筐体を振動させる振動源を特定する特定ステップと、
    当該端末装置が無接点型電子機器と無接点接続されている状態で、前記筐体を振動させる振動源による無接点接続状態の変化を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された無接点接続状態の変化に応じて、前記特定ステップで特定された振動源を制御する制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 筐体を振動させる振動源を備えた端末装置が無接点で接続される無接点型電子機器に搭載されるコンピュータに、
    前記端末装置が無接点接続されている状態において、前記端末装置の筐体の振動による該接続状態の変化を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された接続状態の変化に応じて、前記振動源の動作を制限するための信号を前記端末装置に対して送信する制御を行う制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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