JP5527799B2 - 端末装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、充電装置に載置されることによって充電される端末装置及びプログラムに関する。
一般に、携帯電話機などの端末装置を充電する充電装置としては、端末装置が載置されるだけで充電を開始するようにしたものが実用化されている。この種の充電装置は、非接触充電方式(例えば、電磁誘導方式)を採用し、金属電極が不要となるために防水や防塵構造を確保することができると共に、ショートする危険もなく、また、端末装置を置く位置や向きを気にすることもないなどの様々な利点を有するもので、例えば、従来では、充電用の一次コイルを備えた充電シート状の充電器を用いて、被充電機器を充電するようにした無接点充電システムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−006440号公報
しかしながら、上述のような充電の方法では、ユーザが端末装置を充電する意図がなくても、無接点充電装置に端末装置を載置するだけで、端末装置への充電が開始されてしまうという問題があった。
ところで、今後、無接点充電装置の使い方として、例えば、街中のレストランや喫茶店などのテーブルに無接点充電装置を内蔵しておくことによって、顧客が自己の端末装置をテーブルに置くだけで、端末装置への充電を可能とした顧客サービスを有料又は無料で提供されることが考えられる。このような顧客サービスでは、顧客が充電を意図しなくても端末装置をテーブルに置くだけで充電が開始されてしまい、不適切な充放電によって二次電池の劣化(電池容量の低下)を招く原因にもなる。
本発明の課題は、どのような充電装置に載置されたかに応じて、端末装置への充電を適切に制御できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、充電装置に載置されることによって充電される端末装置であって、前記充電装置に載置されたことを検出する載置検出手段と、この載置検出手段によって充電装置に載置されたことが検出された場合に、その充電装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、前記充電装置を識別するための識別情報に対応付けて前記充電装置の設置場所に関連付けた充電条件を記憶する記憶部を参照し、前記取得手段によって取得された識別情報に対応付けられている前記充電条件を前記記憶部から読み出す読出手段と、この読出手段によって読み出された前記充電条件に基づいて充電制御を行う制御手段と、を具備したことを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、充電状態を検出する充電状態検出手段を更に備え、前記読出手段は、充電装置を識別するための識別情報に対応付けて前記充電状態に応じて前記充電装置の設置場所に関連付けた充電条件を記憶する前記記憶部を参照し、前記取得手段によって取得された識別情報に対応付けられている前記充電条件を読み出し、前記制御手段は、前記充電状態検出手段によって検出された充電状態と前記読出手段によって読み出された前記充電条件に基づいて充電制御を行う、ようにしたことを特徴とする請求項2記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記充電条件を指定する充電条件指定手段と、この充電条件指定手段によって指定された前記充電条件と前記取得手段によって取得された識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる第1記憶制御手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項3記載の発明であってもよい。
請求項3に従属する発明として、前記取得手段によって取得された識別情報が前記充電条件と対応付けて前記記憶部に記憶されているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって記憶されていないと判別された場合に、前記指定手段から充電条件を指定すべきことを促す報知を行う報知手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項4記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、前記取得手段は、前記載置検出手段によって充電装置に所定時間以上継続して載置されていることが検出された場合に、その充電装置の識別情報を取得する、ようにしたことを特徴とする請求項5記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、充電装置に関連する関連情報を指定する関連情報指定手段と、この関連情報指定手段によって指定された関連情報と前記取得手段によって取得された識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる第2記憶制御手段と、前記記憶部に記憶された関連情報を表示部に表示させる表示制御手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項6記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項7記載の発明は、コンピュータに対して、充電装置に載置されたことを検出する機能と、前記充電装置に載置されたことが検出された場合に、その充電装置を識別するための識別情報を取得する機能と、前記充電装置を識別するための識別情報に対応付けて前記充電装置の設置場所に関連付けた充電条件を記憶する記憶部を参照し、前記取得された識別情報に対応付けられている前記充電条件を前記記憶部から読み出す機能と、前記読み出された前記充電条件に基づいて充電制御を行う機能と、を実現させるためのプログラムを特徴とする。

本発明によれば、どのような充電装置に載置されたかに応じて、端末装置への充電を適切に制御することができ、実用性に富んだものとなる。
端末装置として適用した携帯電話機1が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図。 携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図。 充電装置2の基本的な構成要素を示したブロック図。 携帯電話機1及び充電装置2の外観図で、2つの筐体を折り畳んだ状態の携帯電話機1を充電装置2に載置する場合を示した図。 携帯電話機1側の充電条件記憶部M13を説明するための図。 携帯電話機1の全体動作の概要を示したフローチャート。 携帯電話機1側の充電開始処理(図6のステップA3)を詳述するためのフローチャート。 携帯電話機1側の充電継続処理(図6のステップA5)を詳述するためのフローチャート。 充電装置2側の全体動作の概要を示したフローチャート。 (1)は、表示部106に表示された充電条件設定確認画面を示した図、(2)は、充電装置名指定画面を示した図、(3)は、充電条件指定画面を示した図。 実施形態の変形例における充電条件記憶部M13を説明するための図。
以下、図1〜図10を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、端末装置として携帯電話機に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話機が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図である。
携帯電話機1は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)が開閉可能に取り付けられている折り畳みタイプの携帯電話機で、音声通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などを備え、この携帯電話機1に対する充電は、載置型の充電装置2に載置させることによって行うようにしている。
充電装置2は、携帯電話機1への充電が可能なもので、例えば、商用電源などに電源ケーブル3を介して接続されている。携帯電話機1は、最寄りの基地局4A、交換機4Bから無線通信網(移動体通信網)4に接続されると、この無線通信網4を介して他の携帯電話機(図示省略)との間で通話可能な状態となる。また、携帯電話機1は、無線通信網4を介してインターネット5に接続されると、電子メールの送受信が可能となったり、Webページを閲覧可能となったりする。
図2は、携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
中央制御部101は、二次電池BATを備えた電池部102からの電力供給によって動作し、記憶部103内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話機1の全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリ(図示省略)などを有している。電池部102は、携帯電話機1が充電装置2に載置されている状態において、充電装置2との間で非接触充電方式(例えば、電磁誘導方式)によって充電が行われるもので、二次電池BAT、充電用二次コイルCOL(2)のほか、充電切替部SWA、電池電圧検出部BVDを有する構成となっている。
電池部102内の充電切替部SWAは、“充電”とその“抑制”とを切り替えるもので、例えば、スイッチングトランジスタなどによって構成され、中央制御部101は、この充電切替部SWAに対して、充電開始指示や充電抑制指示を与えることによって“充電”と“抑制”との切り替えを制御するようにしている。また、電池部102内の電池電圧検出部BVDは、二次電池BATの電圧を取得してデジタル値(電池電圧値)に変換するもので、中央制御部101は、二次電池BATの放電特性によって決められている複数の電圧範囲内のいずれかに電池電圧値が含まれているかに応じて電池残量(%)を検出するようにしている。
記憶部103には、プログラム記憶部M11、各種情報一時記憶部M12などのほか、後述する充電条件記憶部M13が設けられている。なお、記憶部103は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しない所定の外部サーバ上にあってもよい。プログラム記憶部M11は、後述する図6〜図8に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するための基本プログラムやアプリケーションプログラム、それに必要な情報などを記憶する。各種情報一時記憶部M12は、フラグ情報(後述する充電中フラグ、載置フラグなど)、画面情報など、携帯電話機1が動作するために必要な各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。なお、充電条件記憶部M13については、後述するものとする。
無線通信部104は、図示しない無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に、最寄りの基地局4Aとの間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部105を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部105から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化した後、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナAN1から発信出力させる。
表示部106は、高精細液晶や有機ELを使用し、例えば、待受画像、アイコン、日時情報のほか、テキストデータ、メール、Webページなどを表示する。なお、表示部106は携帯電話機1に備えられている表示部としたが、外部モニタなど、任意の外部表示装置であってもよい。操作部107は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを入力するもので、中央制御部101は、この操作部107からの入力操作信号に応じた処理を実行する。RTC(リアルタイムクロックモジュール)108は、時計部を構成するもので、中央制御部101は、RTC108から現在日時を取得する。
報知部109は、サウンドスピーカ109A、発光部109B、振動モータ109Cを備え、着信時に駆動されて着信報知を行うほか、アラーム報知時、充電時にも駆動される。更に、発光部109Bは、携帯電話機1が充電装置2に載置されている状態においてその載置状況を報知する報知手段としても利用されるもので、例えば、LED(発光ダイオード)によって構成されているが、LEDに限らず、任意の発光体であってもよい。非接触通信部110は、携帯電話機1が充電装置2に載置されている状態において、充電装置2との間で非接触通信によってデータの送受信を、アンテナAN2を介して行うもので、例えば、非接触ICカード、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの非接触タイプの近距離通信手段によって構成されている。中央制御部101は、この非接触通信部110から充電装置2に対して、充電を制御するための制御情報として充電の開始指示や充電の抑制指示を送信するようにしている。
図3は、充電装置2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
充電装置2は、中央制御部201を中核とするもので、商用電源(図示省略)などから電源ケーブル接続部202を介して供給される電力によって動作する。中央制御部201は、記憶部203内の各種のプログラムに応じてこの充電装置2の全体動作を制御するもので、中央演算処理装置やメモリ(図示省略)などを有している。この記憶部203には、プログラム記憶部M21、各種情報一時記憶部M22、充電装置ID記憶部M23などが設けられている。プログラム記憶部M21は、後述する図9に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムやそれに必要な情報などを記憶する。各種情報一時記憶部M22は、フラグ情報、画面情報など、充電装置2が動作するために必要な各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。充電装置ID記憶部M23は、自己(充電装置)を識別するための識別情報(例えば、製造番号など)を充電装置IDとして記憶するもので、この充電装置IDは、携帯電話機1側に送信される。
充電部204は、携帯電話機1が充電装置2に載置されている状態において、携帯電話機1との間で非接触充電方式(例えば、電磁誘導方式)によって充電を行うもので、1つ又は複数の充電用一次コイルCOL(1)のほか、“充電”とその“抑制”とを切り替える充電切替部(例えば、スイッチングトランジスタなど)SWBを有し、中央制御部201は、この充電切替部SWBに対して充電開始指示や充電抑制指示を与えて“充電”と“抑制”との切り替えを制御するようにしている。
非接触通信部205は、携帯電話機1が充電装置2に載置されている状態において、携帯電話機1との間で非接触通信によってデータの送受信を、アンテナAN3を介して行うもので、例えば、非接触ICカード、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの非接触タイプの近距離通信手段によって構成されている。中央制御部201は、充電を制御するための制御情報として充電開始指示や充電抑制指示を、非接触通信部205を介して受信すると、それに応答して充電部204内の充電切替部SWBを制御してその切り替え動作を行わせる。操作部206は、電源オン/オフキーなどを備えている。発光部207は、携帯電話機1が充電装置2に載置された際に、その載置状況を報知するために、例えば、LEDを発光させるものである。
図4は、携帯電話機1及び充電装置2の外観図で、2つの筐体を折り畳んだ状態の携帯電話機1を充電装置2に載置する場合を示した図である。
携帯電話機1側の発光部109Bは、2つの筐体を折り畳んだ状態においてその一方の筐体の長さ方向一側面に設けられている。充電装置2は、その筐体全体が長方形状の薄型箱体を成し、その上面は携帯電話機1への充電時に携帯電話機1が載置される載置面2aとなっている。なお、図4では図示省略したが、充電装置2を構成する筐体内においてその載置面2aの下方には、1つ又は複数の充電用一次コイルCOL(1)が配設されている。また、充電装置2の一側面(正面)2bには、報知用の発光部207が設けられている。なお、図4では図示省略したが、充電装置2の背面には操作部206が設けられている。
図5は、携帯電話機1側の充電条件記憶部M13を説明するための図である。
充電条件記憶部M13は、充電装置2を識別する識別情報(充電装置ID)に対応付けて充電条件を記憶するもので、「充電装置ID」、「充電装置名」、「充電条件」の各項目を有し、その内容はユーザ操作によって任意に設定されたものである。「充電装置ID」は、携帯電話機1を充電装置2に載置させた際に、非接触通信部110を介して充電装置2側から受信取得したもので、図示の例は、“A0174”、“A0063”、“A2399”、“上記以外”を記憶させた場合である。
「充電装置名」は、充電装置2に関連する関連情報として、例えば、自宅にある充電装置2、勤務先にある充電装置2、良く行くレストランにある充電装置2などの充電装置2の名前を示したもので、図示の例では「充電装置ID」の“A0174”に対応して“自宅の充電装置”を記憶させ、「充電装置ID」の“A0063”に対応して“○○(勤務先)の充電装置”を記憶させ、「充電装置ID」の“A2399”に対応して“○○(レストラン)の充電装置”を記憶させ、「充電装置ID」の“上記以外”に対応して“その他の充電装置”を記憶させた場合である。なお、充電装置2に関連する関連情報としては、「充電装置名」に限らず、例えば、充電装置2が設置されている場所(自室、居間、部署など)、充電装置2の外観的な特徴(色、形状)、ニックネームなどであってもよい。
「充電条件」は、携帯電話機1が充電装置2に載置された際に、「充電装置ID」、「充電装置名」で示される充電装置2に対して充電を行う場合の条件として、現在の充電状態(電池残量)を示したもので、図示の例では「充電装置名」が“自宅の充電装置”に対応して“100%未満で充電する”を記憶させ、“○○(勤務先)の充電装置”に対応して“80%未満で充電する”を記憶させ、“○○(レストラン)の充電装置”に対応して“50%未満で充電する”を記憶させ、“その他の充電装置”に対応して“30%未満で充電する”を記憶させた場合である。中央制御部101は、充電装置2に載置された際に、この充電装置2を識別するための識別情報(充電装置ID)を受信取得すると共に、この充電装置IDに基づいて充電条件記憶部M13を参照し、当該充電装置IDに対応付けられている「充電条件」を読み出すことによって、この「充電条件」に基づいた充電制御を行うようにしている。
次に、この実施形態における携帯電話機1及び充電装置2の動作を図6〜図10に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図6は、携帯電話機1の全体動作の概要を示したフローチャートである。図9は、充電装置2側の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、携帯電話機1側において中央制御部101は、電源を投入する電源オン操作が行われて電源がオンされている状態において(図6のステップA1でYES)、充電装置2に載置されたことを検出したか、何らかの操作が行われたか、着信を検出したかなどを調べる。すなわち、充電装置2に載置されたことを検出したかを調べたり(ステップA2)、携帯電話機1が充電装置2に載置中であることを示す載置フラグが“1”であるかを調べたり(ステップA4)、充電装置2との載置が外れたかを調べたり(ステップA6)、電話着信を検出したかを調べたり(ステップA10)、電源オフ操作が行われたかを調べたり(ステップA12)、その他の操作が行われたかを調べたりする(ステップA14)。
電話着信を検出したときには(ステップA10でYES)、通話可能状態とする通話処理を行った後(ステップA11)、上述のステップA2に戻る。また、電源オフ操作が行われたときには(ステップA12でYES)、電源オフ処理を行った後(ステップA13)、このフローの終了となるが、その他の操作が行われたときには(ステップA14でYES)、その操作に応じた処理として、例えば、発信処理などを行った後(ステップA15)、上述のステップA2に戻る。
他方、充電装置2側において中央制御部201は、電源を投入する電源オン操作が行われたときには(図9のステップB1でYES)、携帯電話機1からの充電装置ID要求を受信したかを調べたり(ステップB2)、携帯電話機1からの充電開始指示を受信したかを調べたり(ステップB4)、携帯電話機1からの充電抑制指示を受信したかを調べたり(ステップB7)、載置されている携帯電話機1が外されたかを調べたり(ステップB10)、電源オフ操作が行われたかを調べたり(ステップB11)、その他の操作が行われたかを調べたりする(ステップB13)。いま、電源オフ操作が行われたときには(ステップB11でYES)、電源オフ処理を行った後(ステップB12)、このフローの終了となるが、その他の操作が行われたときには(ステップB13でYES)、その操作に応じた処理を行った後(ステップB14)、上述のステップB2に戻る。
いま、携帯電話機1側において、充電装置2に載置されたことを検出すると、つまり、携帯電話機1側の電池部102と充電装置2側の充電部204との間において、電磁誘導作用による起電力が所定値よりも大きくなって、携帯電話機1が充電装置2に載置されたことを検出したときには(図6のステップA2でYES)、どのような充電装置2に載置されたのかに応じて充電開始を制御する充電開始処理に移る(ステップA3)。
図7は、携帯電話機1側の充電開始処理(図6のステップA3)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、携帯電話機1側において中央制御部101は、充電装置2に載置されてから所定時間(例えば、3秒)が経過したかを調べ、所定時間が経過するまで待機状態となる(図7のステップC1)。なお、この所定時間は、例えば、10秒、15秒などユーザ操作によって任意に設定するようにしてもよい。いま、載置から所定時間の経過を検出すると(ステップC1でYES)、充電装置2に非接触通信部110を介して充電装置ID要求を送信した後(ステップC2)、充電装置IDの受信待ち状態となる(ステップC3)。
ここで、充電装置2側において中央制御部201は、携帯電話機1からの充電装置ID要求を、非接触通信部205を介して受信すると(図9のステップB2でYES)、充電装置ID記憶部M23に記憶されている自己の識別情報(製造番号などの充電装置ID)を読み出し、この充電装置IDを、非接触通信部205を介して携帯電話機1に対して送信する(ステップB3)。その後、上述のステップB2に戻る。
いま、携帯電話機1側において中央制御部101は、充電装置2からの充電装置IDを、非接触通信部110を介して受信すると(図7のステップC3でYES)、この充電装置IDを各種情報一時記憶部M12に一時記憶させた後(ステップC4)、この充電装置IDが充電条件に対応付けられて充電条件記憶部M13に既に記憶されているか、つまり、「充電装置ID」と「充電条件」とが対の関係となるように、それらを対応付けて記憶されているかを調べる(ステップC5)。
ここで、図5に示すような内容が充電条件記憶部M13に設定されている場合において、一時記憶の充電装置IDが“A0174”、“A0063”、“A2399”のいずれかであれば、それに対応する「充電条件」が記憶されているので、上述のステップC5では“YES”と判断され、また、一時記憶の充電装置IDが“A0174”、“A0063”、“A2399”以外であっても、“上記以外”に対応する「充電条件」が記憶されている場合には、上述のステップC5では“YES”と判断され、以下、この充電条件に基づいて充電制御を行う処理に移る(ステップC6〜C16)。なお、この充電制御処理については、後述する。
一方、一時記憶の充電装置IDに対応して「充電条件」が記憶されていない場合(ステップC5でNO)、例えば、充電条件記憶部M13に「充電条件」が全く記憶されていない場合、「充電条件」が記憶されていても一時記憶の充電装置IDに対応する「充電条件」ではない場合には、この充電装置2に対応して充電条件を充電条件記憶部M13に追加登録する処理に移る(ステップC17〜C21)。
先ず、充電条件を設定するか否かを確認するためのメッセージを表示部106に表示させる(ステップC17)。図10(1)は、表示部106に表示された充電条件設定確認画面を示したもので、この確認画面には、“この充電装置は充電条件が設定されていません”の確認メッセージが表示されるほか、“充電条件を設定しますか?”の確認メッセージが表示され、更に、充電条件の設定の有無を指定するタッチボタンとして「はい」及び「いいえ」のボタンが配設されている。いま、充電条件を設定しないことを指定するために「いいえ」ボタンが操作されたときには(ステップC18でNO)、図6のステップA2に戻るが、充電条件を設定することを指定するために「はい」ボタンが操作されたときには(ステップC18でYES)、充電装置2の関連情報(充電装置名)を指定するための充電装置名指定画面を表示部106に表示させて、充電装置名の指定操作を可能な状態にする(ステップC19)。
図10(2)は、充電装置名指定画面を示したもので、この指定画面には「充電装置ID」及び「充電装置名」の項目が設けられていると共に、「次へ」のタッチボタンが設けられている。この「充電装置ID」は、各種情報一時記憶部M12に一時記憶されている充電装置IDが読み出されて表示される項目であるのに対し、「充電装置名」は、ユーザ操作によって任意の情報を充電装置名として指定(入力)可能な項目となっており、この項目に充電装置名を指定(入力)した後、「次へ」のボタンが操作されると、充電条件を指定するための充電条件指定画面を表示部106に表示させて、充電条件の指定操作を可能な状態にする(ステップC20)。
図10(3)は、表示部106に表示された充電条件指定画面を示したもので、この指定画面には、“充電装置ID”、“充電装置名”、“電池残量”の項目が設けられていると共に、「設定」、「→」、「←」のタッチボタンが設けられている。“電池残量”は、充電条件として“○○○%未満で充電する”を指定する項目で、0%(充電なし)〜100%(フル充電)の間で任意の数字を指定(入力)可能となっている。図示の例は、“電池残量”の初期値として“60%未満で充電する”が表示されている場合で、この初期値の60%をバー表示の白黒の割合によって明示するようにしている。
この初期値の60%の数値とバー表示の白黒の割合は、「→」のボタンの操作に応じて増加され、「←」のボタンの操作に応じて減少される。なお、この「→」、「←」のボタンは、それを操作する毎に数値を+1毎に更新させるためのキーである。なお、充電条件の“電池残量”を指定する場合には、ユーザ操作で選択する場合に限らず、数値キーを操作して直接入力するようにしてもよい。このようにしてユーザ操作によって充電条件の電池残量を指定した状態において「設定」のボタンが操作されると、この充電条件指定画面の内容を充電条件記憶部M13に記憶させる処理に移り、充電条件指定画面内の「充電装置ID」、「充電装置名」、「電池残量」が対応付けられて充電条件記憶部M13に追加登録される(ステップC21)。
このようにして一時記憶の充電装置IDと充電条件とを対応付けて充電条件記憶部M13に追加登録する処理が終わると(ステップC17〜C21)、この充電装置IDに対応する充電条件に基づいて充電制御を行う処理に移る(ステップC6〜C16)。先ず、電池電圧検出部BVDからの電圧値に基づいて電池残量を検出した後(ステップC6)、一時記憶の充電装置IDに対応する充電条件を充電条件記憶部M13から読み出す(ステップC7)。そして、今回検出した電池残量と当該充電条件が示す電池残量とを比較し(ステップC8)、今回検出した電池残量は、その充電条件を満たすか否かに基づいて充電を開始するか否かを判別する(ステップC9)。
例えば、自宅の充電装置2に載置したときには、その充電条件として“100%未満で充電する”が設定されているので、二次電池BATがフル充電であるか否かによって充電を行うか否かを判別し、また、勤務先の充電装置2に載置したときには、その充電条件として“80%未満で充電する”が設定されているので、二次電池BATの電池残量が80%未満であるか否かによって充電を行うか否かを判別する。また、レストランの充電装置2に載置したときには、その充電条件として“50%未満で充電する”が設定されているので、二次電池BATの電池残量が50%未満であるか否かによって充電を行うか否かを判別し、その他の充電装置2に載置したときには、その充電条件として“30%未満で充電する”が設定されているので、二次電池BATの電池残量が30%未満であるか否かによって充電を行うか否かを判別する。
いま、充電すると判別したときには(ステップC9でYES)、非接触通信部110を動作させて、充電開始指示を充電装置2側の非接触通信部205に対して送信するほか(ステップC10)、電池部102内の充電切替部SWAに対して充電開始指示を与え、充電可能状態に切り替えて充電を開始させる(ステップC11)。そして、発光部109Bを発光(例えば、赤色点灯)させると共に(ステップC12)、充電中であることを示すために充電中フラグを“1”とし(ステップC13)、更に、充電装置2に載置中であることを示すために載置フラグを“1”とする(ステップC14)。また、充電しないと判別したときには(ステップC9でYES)、非接触通信部110を動作させて、充電抑制指示を充電装置2側の非接触通信部205に対して送信するほか(ステップC15)、電池部102内の充電切替部SWAに対して充電抑制指示を与え、充電不可能な状態に切り替えて充電を抑制させた後(ステップC16)、上述のステップC14に移り、載置フラグを“1”とする。
このようにして携帯電話機1側において、図7の充電開始処理(図6のステップA3)が終わると、上述のステップA2に戻るが、いま、携帯電話機1が充電装置2に載置されていて、載置フラグが“1”となっているため、そのことがステップA4で検出されてステップA5に移り、現在の充電状態に応じて充電を継続するか否かを制御する充電継続処理を行う。
図8は、携帯電話機1側の充電継続処理(図6のステップA5)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、中央制御部101は、充電中フラグは“1”であるかを調べ(ステップD1)、充電中フラグが“1”であれば(ステップD1でYES)、電池電圧検出部BVDからの電圧値に基づいて電池残量を検出し(ステップD2)、電池残量は満充電(フル充電)状態の“100%”であるかを調べる(ステップD3)。
いま、電池残量が100%でなければ(ステップD3でNO)、充電を継続させるために図6のステップA2に戻るが、電池残量が100%であれば(ステップD3でYES)、充電抑制指示を充電装置2側に対して送信するほか(ステップD4)、電池部102内の充電切替部SWAに対して充電抑制指示を与え、充電不可能な状態に切り替えて充電を抑制させる(ステップD5)。そして、発光部109Bを消光させた後(ステップD6)、充電中フラグを“0”とする(ステップD7)。その後、図6のステップA2に戻る。
また、充電中フラグが“0”であれば(ステップD1でNO)、電池残量に応じて充電を開始させる処理に移る(ステップD8〜D15)。すなわち、携帯電話機1が充電装置2に載置された載置直後には、電池残量が多く充電条件を満たさなかったために充電を開始しなかったが、載置されたまま時間が経過し、電池残量が少なくなって充電条件を満たすようになった場合に充電を開始させるために、充電開始処理に移る(ステップD8〜D15)。また、電池残量が100%になったため充電を一旦終了させたが、その後、載置されたまま時間が経過し、電池残量が少なくなって充電条件を満たすようになった場合には充電を開始させるために充電開始処理に移る(ステップD8〜D15)。
先ず、電池電圧検出部BVDからの電圧値に基づいて電池残量を検出し(ステップD8)、図7のステップC4で一時記憶した充電装置IDに対応する充電条件を充電条件記憶部M13から読み出し(ステップD9)、この充電条件の電池残量と、今回検出した電池残量とを比較し(ステップD10)、今回検出の電池残量は、充電条件を満たすか否かに基づいて充電するか否かを判別する(ステップD11)。ここで、充電しないと判別したときには(ステップD11でNO)、図6ステップA2に戻るが、充電すると判別したときには(ステップD11でYES)、充電開始指示を充電装置2側に対して送信するほか(ステップD12)、電池部102内の充電切替部SWAに対して充電開始指示を与え、充電可能状態に切り替えて充電を開始させる(ステップD13)。そして、発光部109Bを発光(例えば、赤色点灯)させると共に(ステップD14)、充電中フラグを“1”とする(ステップD15)。
他方、充電装置2側では、携帯電話機1からの充電開始指示を、非接触通信部205を介して受信したときには(図9のステップB4でYES)、中央制御部201は、充電部204内の充電切替部SWBに対して充電開始指示を与え、充電可能状態に切り替えて充電を開始させる(ステップB5)。そして、発光部207を発光(例えば、赤色点灯)させた後(ステップB6)、上述のステップB2に戻る。これによって携帯電話機1側及び充電装置2側が充電可能状態になると、充電部204内の充電用一次コイルCOL(1)と電池部102内の充電用二次コイルCOL(2)との間での電磁誘導によって、電池部102内の二次電池BATへの充電が開始される。また、携帯電話機1からの充電抑制指示を、非接触通信部205を介して受信したときには(図9のステップB7でYES)、中央制御部201は、充電部204内の充電切替部SWBに対して充電抑制指示を与え、充電不可能状態に切り替えて充電を抑制させる(ステップB8)。そして、発光部207を消光させた後(ステップB9)、上述のステップB2に戻る。
また、携帯電話機1が充電装置2に載置されている状態において、携帯電話機1側で、載置が外されたことを検出したときには(図6のステップA6でYES)、電池部102内の充電切替部SWAに対して充電抑制指示を与え、充電不可能な状態に切り替えて充電を抑制させる(ステップA7)。そして、発光部109Bを消光させると共に(ステップA8)、載置フラグ、充電中フラグをそれぞれ“0”とした後(ステップA9)、上述のステップA2に戻る。
充電装置2側においても、載置されていた携帯電話機1が外されたことを検出したときには(図9のステップB10でYES)、充電部204内の充電切替部SWBに対して充電抑制指示を与え、充電不可能状態に切り替えて充電を抑制させる(ステップB8)。そして、発光部207を消光させた後(ステップB9)、上述のステップB2に戻る。これによって携帯電話機1と充電装置2との間での充電が終了するようになる。
以上のように、この実施形態において携帯電話機1は、充電装置2に載置されたことが検出された場合に、その充電装置を識別するための識別情報(充電装置ID)を取得すると共に、この充電装置IDに対応付けて充電条件を記憶する充電条件記憶部M13を参照し、取得した充電装置IDに対応付けられている充電条件に基づいて充電制御を行うようにしたので、どのような充電装置2に載置されたのかに応じて、その充電装置2に対応する充電条件に基づいて携帯電話機1の充電を適切に制御することができ、不適切な充放電によって二次電池の劣化(電池容量の低下)を防止することができるなど、実用性に富んだものとなる。
携帯電話機1は、二次電池BATの充電状態に応じた充電条件に基づいて充電制御を行うようにしたので、携帯電話機1をどのような充電装置2に載置したのかと、携帯電話機1の充電状態に応じて携帯電話機1の充電を適切に制御することができる。例えば、携帯電話機1が自宅の充電装置2に載置された場合には、電池残量が100%未満であることを条件に充電を行い、勤務先の充電装置2に載置された場合には、電池残量が80%未満であることを条件に充電を行い、レストランの充電装置2に載置された場合には、電池残量が“50%未満であることを条件に充電を行うことができる。
携帯電話機1は、載置された充電装置2の充電条件を指定するようにしたので、ユーザの意向に応じて任意の充電条件を指定することができる。
携帯電話機1は、取得した充電装置IDが充電条件と対応付けて充電条件記憶部M13に記憶されていないと判別された場合に、充電条件を指定すべきことを促す報知を行うようにしたので、例えば、新たな充電装置2に載置させた場合でも、その充電装置2に対して指定した充電条件に基づいた充電制御が可能となる。
携帯電話機1は、充電装置2に所定時間以上継続して載置されていることが検出された場合に、その充電装置2の識別情報(充電装置ID)を取得するようにしたので、例えば、充電装置2に所定時間継続して載置された場合には、ユーザが意図的に載置である可能性が高いものと推測することができ、意図的な載置に応じて、携帯電話機1の充電を適切に制御することができる。
携帯電話機1は、充電装置2に関連する関連情報(充電装置名)を指定して充電条件記憶部M13に記憶されている状態において、この関連情報を表示部に表示させるようにしたので、例えば、充電装置2の名称、設置場所、充電装置2の外観的な特徴(色、形状)、ニックネームなどを案内させることができ、ユーザにあっては充電装置2を容易に確認することが可能となる。
なお、上述した実施形態の充電条件記憶部M13において「充電条件」は、現在の充電状態(電池残量)に応じて充電するか否かを制御するようにしたが、図11に示すように現在の充電状態(電池残量)に応じて通常充電を行うか、急速充電を行うかを制御するようにしてもよい。すなわち、図示の例では「充電装置名」が“自宅の充電装置”に対応して“100%未満で通常充電する”を記憶させ、“○○(勤務先)の充電装置”に対応して“30%未満で急速充電する”を記憶させ、“その他の充電装置”に対応して“30%未満で通常充電する”を記憶させた場合で、電池残量に応じて通常充電/急速充電の切り替えを制御するようにしてもよい。なお、“急速充電”とは、例えば、“通常充電”で1〜2時間要していた充電が10分〜15分の時間で足りる充電方法である。
また、上述した実施形態においては、携帯電話機1と充電装置2との間での電磁誘導方式によって充電を行う場合を示したが、電磁共鳴方式などの任意の方式によって非接触充電を行うようにしてもよい。また、上述した実施形態においては、携帯電話機1と充電装置2との間での電磁誘導作用による起電力が所定値よりも大きいことを条件に載置を検出するようにしたが、電磁共鳴作用が所定値よりも大きいことを条件に載置を検出するようにしてもよく、また、接触センサなどの任意の検出方法で載置を検出するようにしてもよい。また、任意の方式によって携帯電話機1と充電装置2とを直接的に接触させる接触充電方式で充電を行うようにしてもよい。
上述した各実施形態においては、携帯電話機1及び充電装置2側に配設した発光部として、LEDを示したが、着色型蛍光管など、任意の発光体であってもよい。また、発光部を点灯や点滅を行う際に、発光色を変えたり、輝度を変えたりするようにしてもよい。
また、上述した各実施形態において、“載置”とは充電装置2の上に携帯電話機1を載せる場合に限らず、例えば、携帯電話機1の上に充電装置2を載せたり、横向き状態の携帯電話機1と充電装置2とを近接させたり、その他、立てかけ式の充電装置2では、携帯電話機1を吊したりする場合など、携帯電話機1への充電が可能となるように、携帯電話機1と充電装置2とを任意の方向から接続することも含めるようにしてもよい。この場合、充電装置2の筐体の全体形状も矩形の箱体に限らず、任意である。
上述した各実施形態においては、折り畳みタイプの携帯電話機に適用したが、ストレートタイプ、スライドタイプ、スピントップタイプなど任意の筐体構造であってもよい。また、上述した実施形態においては、端末装置として携帯電話機を例示したが、これに限らず、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、それらの複合機など、任意の端末装置であってもよい。
上述した各実施形態において示した“装置”や“機”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 携帯電話機
2 充電装置
3 無線通信網
101、201 中央制御部
102 電池部
103、203 記憶部
109B、207 発光部
110、205 非接触通信部
111 スタイル検出部
204 充電部
BAT 二次電池
COL(1) 充電用一次コイル
COL(2) 充電用二次コイル
SWA、SWB 充電切替部

Claims (7)

  1. 充電装置に載置されることによって充電される端末装置であって、
    前記充電装置に載置されたことを検出する載置検出手段と、
    この載置検出手段によって充電装置に載置されたことが検出された場合に、その充電装置を識別するための識別情報を取得する取得手段と、
    前記充電装置を識別するための識別情報に対応付けて前記充電装置の設置場所に関連付けた充電条件を記憶する記憶部を参照し、前記取得手段によって取得された識別情報に対応付けられている前記充電条件を前記記憶部から読み出す読出手段と、
    この読出手段によって読み出された前記充電条件に基づいて充電制御を行う制御手段と、
    を具備したことを特徴とする端末装置。
  2. 充電状態を検出する充電状態検出手段を更に備え、
    前記読出手段は、充電装置を識別するための識別情報に対応付けて前記充電状態に応じて前記充電装置の設置場所に関連付けた充電条件を記憶する前記記憶部を参照し、前記取得手段によって取得された識別情報に対応付けられている前記充電条件を読み出し、
    前記制御手段は、前記充電状態検出手段によって検出された充電状態と前記読出手段によって読み出された前記充電条件に基づいて充電制御を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記充電条件を指定する充電条件指定手段と、
    この充電条件指定手段によって指定された前記充電条件と前記取得手段によって取得された識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる第1記憶制御手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  4. 前記取得手段によって取得された識別情報が前記充電条件と対応付けて前記記憶部に記憶されているか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段によって記憶されていないと判別された場合に、前記指定手段から充電条件を指定すべきことを促す報知を行う報知手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項3記載の端末装置。
  5. 前記取得手段は、前記載置検出手段によって充電装置に所定時間以上継続して載置されていることが検出された場合に、その充電装置の識別情報を取得する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  6. 充電装置に関連する関連情報を指定する関連情報指定手段と、
    この関連情報指定手段によって指定された関連情報と前記取得手段によって取得された識別情報を対応付けて前記記憶部に記憶させる第2記憶制御手段と、
    前記記憶部に記憶された関連情報を表示部に表示させる表示制御手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  7. コンピュータに対して、
    充電装置に載置されたことを検出する機能と、
    前記充電装置に載置されたことが検出された場合に、その充電装置を識別するための識別情報を取得する機能と、
    前記充電装置を識別するための識別情報に対応付けて前記充電装置の設置場所に関連付けた充電条件を記憶する記憶部を参照し、前記取得された識別情報に対応付けられている前記充電条件を前記記憶部から読み出す機能と、
    前記読み出された前記充電条件に基づいて充電制御を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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