JP5549918B2 - DCスパッタリング用ZnOターゲットおよびその製造方法 - Google Patents

DCスパッタリング用ZnOターゲットおよびその製造方法 Download PDF

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本発明は、DC(直流)スパッタリングで高抵抗なZnO膜を成膜可能なZnOターゲットおよびその製造方法に関するものである。
近年、化合物半導体による薄膜太陽電池が実用に供せられるようになり、この化合物半導体による薄膜太陽電池は、ソーダライムガラス基板の上にプラス電極となるMo電極層を形成し、このMo電極層の上にCu−In−Ga−Se四元系合金膜からなる光吸収層が形成され、このCu−In−Ga−Se四元系合金膜からなるこの光吸収層の上にZnS、CdS、ZnOなどからなるバッファ層が形成され、このバッファ層の上にマイナス電極となる透明電極層が形成された基本構造を有している。
上記バッファ層などに採用されるZnO膜を形成する方法としては、主にスパッタリング法が知られている。従来、例えば特許文献1には、RF(高周波)スパッタリングにより高い電気抵抗を示すZnO膜を作製する技術が提案されている。
特開2009−21607号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、従来、高抵抗なZnO膜を成膜するには、ZnOターゲットを用いてRFスパッタリングを行っているが、RFスパッタリングはDCスパッタリングに比べて成膜速度が遅いという不都合がある。しかしながら、従来のZnOターゲットは、高抵抗であるため、DCスパッタリングを行うことが困難であった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、DCスパッタリングでも高抵抗なZnO膜を作製可能なZnOターゲットおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、DCスパッタリングによりZnOターゲットを用いてZnO膜を製造するべく研究を行った。その結果、従来とは粒径が大きく異なる組織のZnOターゲットを構成することで、DCスパッタリングが可能になり、高抵抗なZnO膜が得られることを突き止めた。
したがって、本発明は、上記知見から得られたものであり、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明のZnOターゲットは、ZnOを主成分とし、不可避不純物が0.1質量%以下であり、ZnO粒子の平均粒径が、15μmから100μmであることを特徴とする。
従来のようにZnO粒子の平均粒径が数μm程度の小粒径であると、高電圧を印加してもZnOターゲットが高抵抗なために電流が流れずDCスパッタリングができないのに対し、本発明のZnOターゲットでは、ZnO粒子の平均粒径を15μmから100μmと大幅に大きく設定して制御しているので、一定の高電圧以上を印加するとZnO粒子の粒界で生じた導電障壁が絶縁破壊し電流が流れ、DCスパッタリングが可能になる。すなわち、ZnOターゲットを構成するZnO粒子を従来よりも大幅に大きく設定することで、粒界が少なくなり、粒界数に比例する絶縁電圧が低下して一定の高電圧で急激に電気抵抗が低下することから、バリスタ用不純物を添加していなくても、バリスタ効果が生じて導通し易くなるためである。
なお、上記ZnO粒子の平均粒径を15μmから100μmとした理由は、15μm未満であると、DCスパッタリングで安定して放電できないためであり、100μmを超えると粒成長が顕著になって、割れやすくなってしまうためである。
また、不可避不純物を0.1質量%以下とした理由は、高純度なZnO膜を得るためであり、不可避不純物が0.1質量%を超えると、スパッタ膜の膜抵抗が下がってしまうためである。
本発明のZnOターゲットの製造方法は、上記本発明のZnOターゲットを作製する方法であって、一次粒子の平均粒径0.1〜3μmのZnO粉末を、3.0g/cm以上の密度に成形して成形体とする工程と、前記成形体を、1200℃から1500℃の焼結温度で焼成して焼結体とする工程と、を有していることを特徴とする。
すなわち、このZnOターゲットの製造方法では、ZnOの一次粒子の平均粒径が0.1〜3μmであること、成型体密度3.0g/cm以上であることを限定することによって、指定温度で焼結したZnO焼結体の平均粒径が安定に15〜100μmにすることができ、異常放電の少ない高品質な直流スパッタ用ZnOターゲットが作製できる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係るZnOターゲットによれば、ZnO粒子の平均粒径を15μmから100μmと大幅に大きく設定して制御しているので、一定の高電圧以上を印加すると粒界の電気絶縁破壊が生じて電流が流れ、DCスパッタリングが可能になる。また、本発明のZnOターゲットの製造方法によれば、成形体を、1200℃から1500℃の焼結温度で焼成して焼結体とするので、焼結温度の制御によって焼結時にZnO粒子の平均粒径を15μmから100μmの範囲内に制御することができる。
したがって、本発明のZnOターゲットを用いてDCスパッタリング法によりバッファ層を成膜することで、低コストな薄膜太陽電池を作製可能である。
本発明に係るZnOターゲットおよびその製造方法の実施例において、焼結温度1450℃で焼成したターゲット断面のイメージクオリティマップを示す画像である。 本発明に係る実施例において、焼結温度1350℃で焼成したターゲット断面のイメージクオリティマップを示す画像である。 本発明に係るZnOターゲットおよびその製造方法の比較例において、焼結温度1150℃で焼成したターゲット断面のイメージクオリティマップを示す画像である。 本発明に係る比較例において、焼結温度1050℃で焼成したターゲット断面のイメージクオリティマップを示す画像である。 本発明に係るZnOターゲットおよびその製造方法の実施例において、焼結温度1450℃で焼成したターゲットにおけるZnO粒子の粒径分布を示すグラフである。 本発明に係る実施例において、焼結温度1350℃で焼成したターゲットのZnOの粒径分布を示すグラフである。 本発明に係るZnOターゲットおよびその製造方法の比較例において、焼結温度1150℃で焼成したターゲットのZnOの粒径分布を示すグラフである。 本発明に係る比較例において、焼結温度1050℃で焼成したZnOターゲットのZnOの粒径分布を示すグラフである。
以下、本発明に係るZnOターゲットおよびその製造方法の一実施形態を説明する。
本実施形態のZnOターゲットは、ZnOを主成分とし、不可避不純物が0.1質量%以下であり、ZnO粒子の平均粒径が、15μmから100μmに設定されている。また、原料として用いるZnOの一次粒子の平均粒径は0.1〜3μmである。成型体の密度は3.0g/cm以上であることを設定する。
原料用ZnOの一次粒子の平均粒径は、水中に分散した当該原料を、レーザー回折・散乱光式粒子分析装置(例えば日機装社製マイクロトラックシリーズ)よって分析、計算することができる。成型体密度は、成型体の重量と寸法とから計算できる。また、ZnO焼結体(ZnO粒子)の平均粒径は、ターゲット断面をSEMを用いて観察し、イメージクオリティマップによって粒界を明確にした状態で、粒内のピクセル数から計算される面積と同じ面積の円の直径として求められたものであり、測定範囲周辺にかかる結晶粒は除外して計算したものである。
なお、上記不可避不純物としては、Bi,Co,Mn,Pr等が挙げられる。
成型体密度は3.0g/cm以上が必要であり、さらに3.3g/cm以上がより好ましい。3.0g/cm以下であると、焼成温度1200〜1500℃では焼成密度が上がらず、目標とする15〜100μmの粒子径を確実に実現することができない。成型方法は特に限定する必要がない。例えば、ZnO原料粉のみでの冷間静水圧成型法(CIP法)や、ZnO原料のみで熱間加圧成型法、ZnO原料にバインダーと溶媒を添加し均一に混合した後鋳造型に注入し乾燥させる鋳込み成型法、が考えられる。また、ZnOに溶媒とバインダーを添加し、混合後スプレードライ法によって造粒し、この粒子を用いて金型による加圧成型またはCIP法成型による成型方法もよく採用される。
有バインダー成型法で成型した成形体は、脱型後、150℃から550℃の熱処理温度で脱バインダー処理され、さらに高温(1200〜1500℃)で焼結するとZnOターゲットを得ることができる。
上記バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、メチルセルロースあるいはアクリル樹脂を用いることができる。また、有機溶媒としてエタノールまたはアセトン、無機溶媒としては純水を用いることができる。溶媒を加えることによってバインダーを希釈し、粉末へ均一に分散させることが可能となる。
有バインダー成型法によるZnOターゲットを作製する方法の一例として、スプレードライ法によりZnO粉末を造粒する工程と、ZnO粉末を、加圧成形して成形体とする工程と、成形体を、1200℃から1500℃の焼結温度で焼成して焼結体とする工程と、を有している。
上記加圧成形時の成形圧は、例えば50(500kg/cm)MPaに設定される。
また、脱型後、焼成してZnO焼結体を得る際の焼成温度は、1200℃から1500℃の範囲内であって、好ましくは1250℃〜1450℃が適当であり、焼成時間は2時間〜10時間が適当であり、3〜8時間が好ましい。焼結雰囲気は大気、不活性ガス、真空または還元ガス雰囲気の何れでもよく、焼結温度付近において大気より酸素濃度の低い雰囲気または真空がより好ましい。
さらに、焼成工程は、溶媒および水分等の除去を目的とする予備乾燥として50〜150℃で5〜48時間の処理を行い、バインダーの焼失を目的とする脱バインダー処理として150〜550℃で5〜20時間の処理を行い、ZnOの粒径を大きくさせる焼結工程として1200℃〜1500℃で2〜10時間の処理を行うと良い。
次に、このように作製した本実施形態のZnOターゲットを用いてDCスパッタリングによってZnO膜を作製する方法について説明する。
直径:125mm、厚さ:5mmに加工後の上記ZnOターゲットは、無酸素銅製のバッキングプレートにIn半田を用いてボンディングし、スパッタに供する。このスパッタは、DCスパッタ電源を用い、スパッタガスとしてArガスとOガスとの混合ガス中で行う。このときのガス圧は、例えば0.67Paに設定される。また、スパッタ時の投入電力密度は例えば2W/cmに設定される。また、ZnOターゲットで作成する膜の厚みは、例えば300nmとする。ここで、投入電力密度とは、ターゲットに印加する電力(W)をターゲットの面積(cm)で除した値を示す。
なお、上記スパッタガスにおけるArとOとの混合比率を変えることで、ZnO膜の膜抵抗を変えることが可能である。例えば、スパッタガスを、Ar:90体積%、O:10体積%の割合に設定すると、膜抵抗:10〜10Ω・cm(計測電圧10V)の高抵抗ZnO膜が成膜できる。また、上記スパッタガスを、Oを入れずにArガスのみにしてスパッタリングを行うと、膜抵抗:10−2Ω・cm(計測電圧10V)の低抵抗ZnO膜となる。なお、不可避不純物の含有量が0.1質量%を超えている場合、Ar:90体積%、O:10体積%の混合ガスでのスパッタにおいても、ZnO膜の膜抵抗が約10Ω・cm(計測電圧10V)になり、上記のような高抵抗が得られなくなってしまう。
上記本実施形態に基づいて実際に作製したZnOターゲットの実施例について、ZnOターゲットの平均粒径について評価した結果を、図1から図8を参照して説明する。
本実施例の製造は、以下の条件で行った。
表1に示した平均一次粒径のZnO 100kgを純水35kg、ZnO二次粒子を分散するための分散剤1.5kg(例えば:高分子量ポリエステル酸のアマイドアミン塩、楠本化成株式会社製)、ポリビニルアルコール系バインダー10kg(例えば、変性PVA、日本酢ビ・ポバール株式会社製)を、内容積500Lのボールミルに充填し、さらにφ10ジルコニアボール500kgを添加し、30rpmの回転速度で24時間ボールミルを行う。
ボールミル終了後、得られたスラリーをスプレードライヤーを用いて乾燥造粒を行う。スプレードライヤーは熱風温度250℃、排気温度100℃程度に設定できるものでよい(例えば、大川原加工機FOC−35)。スプレー吐出条件、熱風温度を調整することで、造粒顆粒の平均粒径70±30μm程度の顆粒を得た。
作製した顆粒をφ300mm厚み50mmのゴム型にムラなく均一に充填し、真空脱気した後、冷間静水圧機(CIP機)に投入し、表1に指定した圧力に加圧した。加圧のキープ時間は5分間とした。加圧後、ゴム型を取り外し、成型体の重量、寸法を測定し、成形体密度を計算した。その結果を表1に記載している。
成型した成形体を雰囲気制御可能な焼成炉に装入し、下記の焼成条件にて焼成した。
STEP1 室温→150℃(8時間)
STEP2 150℃→550℃(36時間)
STEP3 550℃→1200℃(10時間)
STEP4 1200℃→焼結温度(100℃/時間)
STEP5 焼結温度でのキープ 5時間
STEP6 焼結温度→室温(24時間)
焼成した焼結体を、湿式研削機によってφ125mm厚み5mmのターゲットに加工し、In半田を用いて銅製バッキングプレートにボンディングした。さらに一部の焼結体を5mm角の組織観察用サンプルに加工し、これらのサンプルを精密断面試料作製装置(CP)によって断面を加工した。
また、本実施例では、焼結温度を1450℃、1350℃、1250℃の設定で焼成して3種類を作製した。なお、比較例として、焼結温度を1150℃、1050℃に設定したものを2種類、同様に作製した。
これら実施例及び比較例について、ターゲット断面におけるZnO粒子の平均粒径を測定した。なお、ZnO粒子の平均粒径は、上述したように、ターゲット断面をSEMを用いて観察し、イメージクオリティマップによって粒界を明確にした状態で、粒内のピクセル数から計算される面積と同じ面積の円の直径で求めた。
粒子の観察は、電子後方散乱パターン(Electron Back Scattering Pattern:EBSP)解析機能のあるSEM(Carl Zeiss社製 Ultra 55)を用いて行った。なお、測定範囲W500×H650μm、測定ステップ1.5μm、取り込み時間30msec/pointに設定した。また、SEM条件は、加速電圧15kV、ビーム電流2.5nA、WD15mmに設定した。さらに、データ処理条件は、最小粒界角度5°,Clean up type Grain Dilation, Grain Tolerance Angle 5°, Minimum Grain Size 5 pixels, Single Iteration Onに設定した。
上記実施例および比較例について、平均粒径を表1にまとめた。ターゲット断面のイメージクオリティマップ例を、図1(実施例3 1450℃)、図2(実施例2 1350℃)、図3(比較例1 1150℃)および図4(比較例2 1050℃)に示す。また、上記実施例および比較例について、ZnO粒子の粒径分布のグラフを、図5(実施例3 1450℃)、図6(実施例2 1350℃)、図7(比較例1 1150℃)および図8(比較例2 1050℃)に示す。
これら評価結果からわかるように、本実施例では、焼結温度1450℃で平均粒径26.3μm、焼結温度1350℃で平均粒径24.8μmであり、1250℃で平均粒径21.0μmであり平均粒径が15μm以上であるのに対し、比較例では、焼結温度1150℃で平均粒径13.2μm、焼結温度1050℃で平均粒径5.09μmと平均粒径が15μm未満であった。このように、焼結温度を高く設定するほど、ZnO粒子の平均粒径が大きくなり、1200℃以上に設定することで、平均粒径15μm以上のZnO結晶粒が得られている。
また、上記実施例および比較例のターゲットによりDCスパッタリングした際のZnO膜の膜抵抗について測定した。
この際のDCスパッタリング条件は、以下のように設定した。
スパッタテストは、上記φ125mm厚み5mmのターゲットを用いて実施した。スパッタは、MKS社製直流電源RPG−50を用いて、直流(DC)のみにて成膜した。成膜時の投入電力は200W、到達真空度5×10−4Pa、スパッタ全圧は0.67Paとした。
まず、Arのみのスパッタガスにて、実施例及び比較例のターゲットすべてを指定された投入電力にて30分間の連続スパッタを実施し、放電安定性及びDCスパッタ時のターゲットの抗割れ性を評価した。さらに、安定に成膜できるターゲットについて、成膜試験を行った。この場合のスパッタガスはArと酸素とから構成し、その割合は表2に示す。成膜時はガラス基板(コーニング社製1737#)を用い、基板温度は200℃とした。膜の厚みは200nmである。作製した膜の抵抗値は、表2に示した。
得られた膜の抵抗は、三菱化学製抵抗測定器ロレスター(シート抵抗10Ω/□以下の低抵抗の場合)、ハイレスター(シート抵抗10Ω/□以上の高抵抗の場合)を用いて測定した。
この結果、本実施例では、成型体密度3.0g/cm以上の成型体を用いて1250℃、1350℃、1450℃で焼成したターゲットが異常放電なしで長時間DCスパッタできることを確認したが、比較例のターゲットは異常放電が発生し、一部は異常放電によってターゲットの割れが発生した。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態および上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。

Claims (2)

  1. 不可避不純物が0.1質量%以下のZnOからなり
    ZnO粒子の平均粒径が、15μmから100μmであることを特徴とするDCスパッタリング用ZnOターゲット。
  2. 請求項1に記載のDCスパッタリング用ZnOターゲットを作製する方法であって、
    一次粒子の平均粒径0.1〜3μmのZnO粉末を、3.0g/cm以上の密度に成形して成形体とする工程と、
    前記成形体を、1200℃から1500℃の焼結温度で焼成して焼結体とする工程と、を有していることを特徴とするDCスパッタリング用ZnOターゲットの製造方法。
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