JP5549696B2 - Egr装置 - Google Patents
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Description
しかし、断熱材106を挟んで伝熱するようにしても伝熱量の抑制は不充分であり、更なる対策が必要である。
また、弁体は、棒状の軸部と一体になってポペット弁を形成する。そして、軸部の軸を中心軸として内外周を定義するとともに、軸部の軸の方向に軸方向を定義すると、アーム部は、曲がりにより流路側締結部を軸方向一端側、他端側、および、外周側でU字状に包囲する。
以上により、駆動部と流路形成部とを別体に設けるとともに所定の締結部材により締結して一体化したEGR装置において、EGRガスから駆動部への伝熱を抑制することができる。
これにより、流路形成部と駆動部とを互いに位置決めすることができる。
なお、接触部により流路形成部または流路側締結部とアーム部とを接触させることで、断熱層を介さない伝熱路が形成される。
これにより、断熱材にクリープが生じても、接触部が流路形成部または流路側締結部に圧接していることで、締結部材の締結力が弱まるのを抑制することができる。
また、弁体は、棒状の軸部と一体になってポペット弁を形成する。そして、軸部の軸を中心軸として内外周を定義するとともに、軸部の軸の方向に軸方向を定義すると、アーム部は、曲がりにより駆動側締結部を軸方向一端側、他端側、および、外周側でU字状に包囲する。
これにより、第1発明と同様の作用効果を奏することができる。
これにより、第2発明と同様の作用効果を奏することができる。
これにより、第3発明と同様の作用効果を奏することができる。
実施例1のEGR装置1の構成を、図1〜図5を用いて説明する。
EGR装置1は、内燃機関(図示せず。)の排気ガスを吸気側に還流するものであり、流路形成部2と駆動部3とを別体に設けるとともに、流路側締結部4と駆動側締結部5とをネジ6より締結して一体化したものである。そして、EGR装置1は、EGRガスから駆動部3への伝熱を抑制するため、以下のような流路形成部2、駆動部3、流路側締結部4、およびアーム部7を備えている。
なお、断熱材29は、例えば、シリコンスポンジを材料とするものである。また、流路形成部2と流路側締結部4との一体物は、例えば、ステンレスや鋳鉄等の鉄合金を素材とするものであり、ハウジング16とアーム部7との一体物は、例えば、アルミニウム合金を素材とするものである。
実施例1のEGR装置1によれば、アーム部7はハウジング16と一体に設けられるものであり、ハウジング16から遠ざかるように、かつ、流路形成部2および流路側締結部4に接触しないようにハウジング16から突き出て曲がり23a、23bを形成し、曲がり23bの先に駆動側締結部5を有する。
これにより、空間10をEGRガスが流れると、EGRガスの熱は、流路形成部2から流路側締結部4、断熱層24およびアーム部7を経てハウジング16に伝わる。また、アーム部7において、EGRガスの熱は、断熱層24から駆動側締結部5に伝わった後、曲がり23b、23aを経てハウジング16に伝わる。
以上により、EGR装置1において、EGRガスから駆動部3への伝熱を抑制することができる。
これにより、流路形成部2と駆動部3とを互いに位置決めすることができる。
なお、接触部31により流路形成部2とアーム部7とを接触させることで、断熱層24を介さない伝熱路が形成される。
これにより、断熱材29にクリープが生じても、接触部31が流路形成部2に圧接していることで、ネジ6の締結力が弱まるのを抑制することができる。
実施例2のEGR装置1によれば、図6〜図8に示すように、被接触部34が流路側締結部4の先端の軸方向一端側に設けられ、接触部31は、被接触部34を覆うように、アーム部7において曲がり23bと略同一の位置に設けられている。そして、接触部31と被接触部34とは、接触面32a〜32cが凹をなすとともに被接触面33a〜33cが凸をなし、互いに嵌合し合って接触している。なお、接触面32a、32bは、曲がり23bの内側に設けられている。
実施例3のEGR装置1によれば、図9に示すように、駆動側締結部5は、筒部25の外側から径方向に伸びており、筒部25の周囲で180°離れて2箇所に設けられている。そして、それぞれの駆動側締結部5には、雌ネジ穴21が軸方向と平行に設けられている。
EGR装置1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例のEGR装置1には、流路形成部2と駆動部3との位置決めのために接触部31が設けられていたが、他の手段や構造等により位置決めすることで、EGR装置1から接触部31を省略してもよい。
また、実施例のEGR装置1によれば、弁体11は、軸部12と一体になってポペット弁を形成していたが、例えば、弁体11を円板状に設けるとともに回転軸と一体化してバタフライ弁とし、バタフライ弁によりEGR流路9を開閉するようにしてもよい。
さらに、アーム部7、接触部31および被接触部34等は、本発明の作用効果を奏する範囲において様々な態様を採用することができる。
Claims (6)
- 内燃機関の排気ガスを吸気側に還流するEGR流路(9)の一部をなす空間(10)を有し、この空間(10)に前記EGR流路(9)を開閉する弁体(11)を収容する流路形成部(2)と、
この流路形成部(2)と接触しないように配置され、前記弁体(11)を駆動する駆動力を発生するとともに発生した駆動力を前記弁体(11)に伝達する駆動部(3)と、
前記流路形成部(2)と前記駆動部(3)とを所定の締結部材(6)により締結するための締結部(19)の一部であって、前記流路形成部(2)と一体に設けられた流路側締結部(4)と、
前記駆動部(3)と一体に設けられるものであり、前記駆動部(3)から遠ざかるように、かつ、前記流路形成部(2)および前記流路側締結部(4)に接触しないように前記駆動部(3)から突き出て曲がり(23a、23b)を形成し、この曲がり(23a、23b)の先に、前記締結部(19)の一部であって前記流路側締結部(4)と所定の断熱層(24)を介して締結される駆動側締結部(5)を有するアーム部(7)とを備え、
前記弁体(11)は、棒状の軸部(12)と一体になってポペット弁を形成し、この軸部(12)の軸を中心軸として内外周を定義するとともに、前記軸部(12)の軸の方向に軸方向を定義すると、
前記アーム部(7)は、前記曲がり(23a、23b)により前記流路側締結部(4)を軸方向一端側、他端側、および、外周側でU字状に包囲することを特徴とするEGR装置(1)。 - 請求項1に記載のEGR装置(1)において、
前記アーム部(7)は、前記曲がり(23a、23b)の先または前記曲がり(23a、23b)の途中に、前記流路形成部(2)または前記流路側締結部(4)に接触する接触部(31)を有することを特徴とするEGR装置(1)。 - 請求項2に記載のEGR装置(1)において、
前記断熱層(24)は、所定の形状に設けられた断熱材(29)であり、
前記流路側締結部(4)と前記駆動側締結部(5)とは、前記締結部材(6)の締結力により前記断熱材(29)を挟んで一定の厚さに保っており、
前記接触部(31)は、前記締結部材(6)の締結力により、前記断熱材(29)の厚さの方向と略一致する方向に押されて前記流路形成部(2)または前記流路側締結部(4)に圧接していることを特徴とするEGR装置(1)。 - 内燃機関の排気ガスを吸気側に還流するEGR流路(9)の一部をなす空間(10)を有し、この空間(10)に前記EGR流路(9)を開閉する弁体(11)を収容する流路形成部(2)と、
この流路形成部(2)と接触しないように配置され、前記弁体(11)を駆動する駆動力を発生するとともに発生した駆動力を前記弁体(11)に伝達する駆動部(3)と、
前記流路形成部(2)と前記駆動部(3)とを所定の締結部材(6)により締結するための締結部(19)の一部であって、前記駆動部(3)と一体に設けられた駆動側締結部(5)と、
前記流路形成部(2)と一体に設けられるものであり、前記流路形成部(2)から遠ざかるように、かつ、前記駆動部(3)および前記駆動側締結部(5)に接触しないように前記流路形成部(2)から突き出て曲がり(23a、23b)を形成し、この曲がり(23a、23b)の先に前記締結部(19)の一部であって前記駆動側締結部(5)と所定の断熱層(24)を介して締結される流路側締結部(4)を有するアーム部(7)とを備え、
前記弁体(11)は、棒状の軸部(12)と一体になってポペット弁を形成し、この軸部(12)の軸を中心軸として内外周を定義するとともに、前記軸部(12)の軸の方向に軸方向を定義すると、
前記アーム部(7)は、前記曲がり(23a、23b)により前記駆動側締結部(5)を軸方向一端側、他端側、および、外周側でU字状に包囲することを特徴とするEGR装置(1)。 - 請求項4に記載のEGR装置(1)において、
前記アーム部(7)は、前記曲がり(23a、23b)の先または前記曲がり(23a、23b)の途中に、前記駆動部(3)または前記駆動側締結部(5)に接触する接触部(31)を有することを特徴とするEGR装置(1)。 - 請求項5に記載のEGR装置(1)において、
前記断熱層(24)は、所定の形状に設けられた断熱材(29)であり、
前記流路側締結部(4)と前記駆動側締結部(5)とは、前記締結部材(6)の締結力により前記断熱材(29)を挟んで一定の厚さに保っており、
前記接触部(31)は、前記締結部材(6)の締結力により、前記断熱材(29)の厚さの方向と略一致する方向に押されて前記駆動部(3)または前記駆動側締結部(5)に圧接していることを特徴とするEGR装置(1)。
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