JP2008196437A - 排気ガス制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋳鉄ハウジングの結合部とアルミハウジングの結合部との間に断熱材を挟み込むことなく、鋳鉄ハウジングからアルミハウジングへの熱伝導を抑える。
【解決手段】アルミハウジング6の対向面12に、鋳鉄ハウジング5の結合面側に突き出した矩形状突起7を設けることで、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)とアルミハウジング6の結合部(対向面12)との間に、矩形状突起7およびこの矩形状突起7が配置されていない空間(空気断熱層)が介在している。これによって、EGRVのEGRガス通路16を通過するホットEGRガスの熱が、鋳鉄ハウジング5の結合部に伝導した場合であっても、鋳鉄ハウジング5の結合部からアルミハウジング6に伝わり難くなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気ガスを制御する排気ガス制御弁に関するもので、特に排気通路から吸気通路に還流する排気ガスの流量を制御する排気ガス流量制御弁に係わる。
[従来の技術]
従来より、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関の排気ガスの一部(EGRガス)を排気通路から吸気通路に還流させる排気ガス還流装置が公知である。
ここで、EGRガスには、燃焼後の不活性ガス(水蒸気、二酸化炭素等)が多く含まれているため、排気ガス還流装置を用いることで、燃焼温度を低下させて、排気ガス中に含まれる有害物質(例えば窒素酸化物:NOx)の発生量を低減できる効果がある。
また、内燃機関の燃焼室より流出した排気ガスを制御する排気ガス制御弁として、排気ガス還流装置の排気ガス還流管(EGRパイプ)の途中に設置された排気ガス流量制御弁(EGRガス流量制御弁:以下EGRVと呼ぶ)が知られている。
EGRVは、図3に示したように、EGRガスの流量を制御するバルブ101と、このバルブ101を支持するシャフト102と、アルミニウム合金よりなるアルミニウムダイカスト製のアルミハウジング103と、このアルミハウジング103に搭載されて、シャフト102を介してバルブ101を駆動するバルブ駆動装置(アクチュエータ)とを備えている。このアクチュエータは、動力源としての電動モータ104、および動力伝達機構(ピニオンギヤ105、中間減速ギヤ106、最終減速ギヤ107等を有する減速ギヤ機構)によって構成されている。
また、バルブ101の外周端面には、シールリング109が装着されている。
また、アルミハウジング103には、内部に断面円形状のEGRガス通路110が形成された円管状のEGRガス通路部111、金属ブッシュ112、オイルシール113、ベアリング114を保持するシャフト軸受け部115、内部に動力伝達機構を収容するギヤハウジング部116、および内部に電動モータ104を収容するモータハウジング部117が一体的に形成されている。
このEGRVでは、EGRガス通路110を400℃以下のEGRガスが通過する場合、シールリング109の摺動面が摺動接触するバルブ全閉位置近傍の摺動部(EGRガス通路部111の通路壁面)のみにステンレス鋼よりなるノズル119を圧入固定し、更にアルミハウジング103に冷却水通路120を設けて冷却水通路120に冷却水を循環供給することで、アルミハウジング103に内蔵される機能部品や電動モータ104をEGRガスの熱影響から保護してEGRVの信頼性を確保(電動モータ104の過熱防止、締結ボルトの緩み防止等)している。
また、排気ガス還流装置は、排気通路から吸気通路にEGRガスを還流させるEGRパイプの途中に、水冷式のEGRクーラを設置している。これにより、吸気通路に還流するEGRガスを冷却することで、EGRガスの内燃機関への充填効率を高めて、エミッション低減効果を更に向上できる。
ここで、今後のディーゼルエンジン等の内燃機関の排気ガス規制動向からのシステム要求として、EGRクーラによって冷却されたEGRガス(クールドEGRガス)を吸気通路に還流させるクールドEGRのみならず、内燃機関の冷間始動時の燃焼改善を目的としたホットEGR(HCエミッションが低減)、およびディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)の再生を目的としたホットEGR(NOxエミッションも低減)がシステム要求として提案されている。
このホットEGRとは、排気通路からEGRクーラを経由して吸気通路にEGRガスを還流させるEGRガス通路と並列に、EGRクーラをバイパスするバイパス通路を設けて、内燃機関の冷間始動時またはDPF再生時に、EGRクーラを通さずに吸気通路にホットEGRガスを還流させるシステムである。
なお、DPF再生は、DPFに高温の排気ガスを供給してパティキュレート(PM)の燃焼温度以上にDPF自体を昇温させることで行われる。そして、DPF再生時の昇温性能を向上させるという目的で、ホットEGRシステムを用いると、ホットEGRガスを吸気通路に導入することができるので、燃焼室に吸入される吸気温度が高まり、DPFに供給される排気温度を昇温する効果が得られ、エミッション低減効果を更に向上できる。
そして、ホットEGRガスを吸気通路に還流させるシステム要求だけでなく、耐デポジット性を考慮してEGRVをEGRクーラよりもEGRガス流方向の上流側に配置する顧客要求もあることから、EGRVのEGR通路内に流入する最大インガス温度要求値が今後更に高くなると予想(例えば600〜800℃)される。
[従来の技術の不具合]
ところが、図3に示したEGRVにおいては、EGRガス通路110を600℃以上のホットEGRガスが通過する場合、アルミハウジング103の冷却水通路120に冷却水を循環供給しても、ホットEGRガスからの熱伝導によりアルミハウジング自体の温度が耐熱許容温度を超えてしまう。
ここで、アルミハウジング自体の温度が耐熱許容温度を超えてしまうと、アルミハウジング103のEGRガス通路部111が変形してEGRガス通路110の真円度等の寸法精度が低下したり、また、アルミニウムダイカスト中の巣(素材的な欠陥穴、ブローホール、ピンホール、ひけ巣等)の成長に伴いアルミハウジング103の表面に膨れが発生したりする。これらによって、アルミハウジング103の品質(剛性や耐久性等)が低下するという問題がある。
また、アルミハウジング自体の温度の上昇に伴い、アルミハウジング103からの熱伝導による熱量も増えるため、アルミハウジング103に内蔵される機能部品の温度も耐熱許容温度を超えてしまい、アルミハウジング103内の機能部品の耐熱性を確保することが困難になるという問題がある。
特に、アルミハウジング103のモータハウジング部117に内蔵される電動モータ104が過熱する可能性がある。また、アルミハウジング103のシャフト軸受け部115に支持される金属ブッシュ112の代わりに焼結含油軸受けを使用した場合には、ホットEGRガスの熱により焼結含油軸受け内のオイルが滲み出てしまい、潤滑機能が低下する可能性がある。また、シャフト軸受け部115に支持されるオイルシール113、つまりベアリング114を潤滑する潤滑油がバルブ側に流出するのを防止するシールゴムが、ホットEGRガスの熱により劣化したりする可能性がある。
そこで、ホットEGRガスからの熱伝導を抑止するという目的で、図4に示したように、内部にEGRガス通路131が形成された鋳鉄製のバルブボディ132と、内部に冷却水通路133を有するアルミニウム合金製のジョイントケース134と、ステップモータの外殻を形成するモータハウジング135とを備え、バルブボディ132とジョイントケース134との間に、高温焼成したセラミック系の断熱材136を介装したEGRVが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、ジョイントケース134は、バルブボディ132の上端部に締結ボルトによって固定されている。また、モータハウジング135は、リターンスプリング137の支持部材139を介してジョイントケース134の上端部に固定されている。
しかるに、従来公知のEGRV(特許文献1に記載のEGRV)においては、シャフト140の軸線方向と同一方向に締結軸力を発生させる締結ボルトを有し、この締結ボルトを締め付ける際に発生する締結軸力を利用して、断熱材136を介して、鋳鉄製のバルブボディ132とアルミニウム合金製のジョイントケース134とを結合している。
これによって、締結ボルトを締め付ける際に発生する締結軸力、および鋳鉄製のバルブボディ132とアルミニウム合金製のジョイントケース134との熱膨張係数の差により、断熱材136の板厚方向(シャフト140の軸線方向)に大きな応力が加わり、断熱材136が割れてしまう可能性がある。したがって、EGRVのハウジング締結に対する信頼性が低いという問題がある。
また、断熱材136が割れないように、締結ボルトの締め付けトルクを小さくした場合には、バルブボディ132の結合面と断熱材136の当接面との間、あるいはジョイントケース134の結合面と断熱材136の当接面との間に隙間が形成される可能性がある。 ここで、従来公知のEGRV(特許文献1に記載のEGRV)においては、バルブ141を支持するシャフト140が、バルブボディ132の上端部に固定された軸受け部材142を貫通するように設置されている。そして、一般的に、軸受け部材142の内部には、シャフト140を軸線方向に摺動自在に軸支するための摺動孔が形成されている。そして、シャフト140の外周面と軸受け部材142の摺動孔の孔壁面との間には、シャフト140を軸受け部材142の内部で円滑に往復摺動させるための摺動クリアランスが形成されている。
したがって、従来公知のEGRV(特許文献1に記載のEGRV)においては、断熱材136が割れないように、締結ボルトの締め付けトルクを小さくした場合、完全気密構造とすることが困難であり、EGRガス通路131を流れるEGRガスが、シャフト140の外周面と軸受け部材142の摺動孔の孔壁面との間の摺動クリアランスを通り抜けて(軸洩れして)、ジョイントケース134の結合面と断熱材136の当接面との間の隙間等からEGRVの外部に吹き抜けてしまうという問題がある。
特開平07−305657号公報(第1−4頁、図1−図3)
本発明の目的は、2つの第1、第2ハウジング間に断熱材を挟み込むことなく、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を抑えることのできる排気ガス制御弁を提供することにある。また、第2ハウジング内の機能部品の耐熱性の確保と、ハウジング結合に対する信頼性とを両立させることのできる排気ガス制御弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、第1ハウジングを、第2ハウジングの材質よりも熱に対する剛性または強度が高い金属材料(例えばアルミニウム合金よりも耐熱性に優れる鉄系の鋳物(鋳鉄)またはステンレス鋼または耐熱鋼)によって形成している。また、第2ハウジングを、第1ハウジングの材質よりも熱に対する剛性または強度が低い金属材料(例えばアルミニウム合金よりなるアルミニウムダイカストまたはアルミニウム合金系の鋳物)によって形成している。
第1ハウジングの結合面に対して空間(所定のシャフト軸線方向距離)を隔てて対向する対向面(第2ハウジングの対向面)に、部分的に、第1ハウジングの結合面側に向けて突出する突起を設けている。
そして、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの対向面との間の空間のうち、突起が配置されていない空間を、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を抑えることが可能な空気断熱層として機能させることにより、2つの第1、第2ハウジング間に断熱材を挟み込むことなく、高温の排気ガスからの熱伝導による第2ハウジング自体の温度上昇を抑えることができる。これによって、第2ハウジングからの熱伝導による熱量を軽減できるので、第2ハウジング内の機能部品の温度上昇も抑えることができ、第2ハウジング内の機能部品の耐熱性を確保することができる。また、第2ハウジング自体の温度が耐熱許容温度を超えないので、排気ガス制御弁の高温耐熱性を向上させることができる。
そして、2つの第1、第2ハウジング間に断熱材を挟み込むことなく、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を抑えることができる。また、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの対向面との間には、第2ハウジングの突起が介在しており、2つの第1、第2ハウジング間に断熱材が挟み込まれていないので、軸力発生手段によってシャフトの軸線方向と同一方向に軸力を発生させて、2つの第1、第2ハウジングを結合(例えば締結またはカシメ結合)する際に、突起が折れることはなく、また、断熱材が割れることはなく、品質の低下および気密性の低下はない。これによって、第2ハウジング内の機能部品の耐熱性の確保と、ハウジング結合(ハウジング締結)に対する信頼性とを両立させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの対向面との間の空間、つまり空気断熱層が、大気に開放されているので、空気対流が行われる。これによって、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を更に抑えることができるので、排気ガス制御弁の高温耐熱性を更に向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第2ハウジングの突起の突起面は、第1ハウジングの結合面に直接的に当接している。すなわち、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの突起の突起面との間には断熱材が介在しておらず、シャフトの軸線方向と同一方向に発生する適正な軸力によって、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの突起の突起面(結合面)とが密着するように結合することで、ハウジング結合の結合強度や完全気密性に対する信頼性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、第2ハウジングの突起を、シャフトの周囲を部分的に取り囲むように略方形状に配置することにより、軸力発生手段の軸力が、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの突起の突起面との間に均等に加わる。
請求項5に記載の発明によれば、第2ハウジングの突起を、シャフトの軸線方向に垂直な垂線を中心にして対称的に配置することにより、軸力発生手段の軸力が、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの突起の突起面との間に均等に加わる。
請求項6に記載の発明によれば、第2ハウジングの突起を、冷却水通路に沿って設けることにより、第1ハウジングからの排気ガスの熱が集中して伝導する突起が、冷却水通路を流れる冷却水によって効率良く冷却されるので、第1ハウジングから第2ハウジング内の機能部品への熱伝導防止効果が高くなる。
ここで、第1ハウジングの結合面を、シャフトの軸線方向に対して垂直な平面形状とし、第2ハウジングの突起の突起面を、シャフトの軸線方向に対して垂直な平面形状としても良い。
請求項7に記載の発明によれば、第2ハウジングのシャフト軸受け部の内部に、シャフトを移動自在に収容するシャフト収容孔を設けている。
請求項8に記載の発明によれば、第1ハウジングの排気ガス通路部に、排気ガス通路とシャフト収容孔とを連通するシャフト挿通孔を形成している。そして、シャフトは、第2ハウジングのシャフト軸受け部のシャフト収容孔から第1ハウジングの排気ガス通路部のシャフト挿通孔を貫通して排気ガス通路の内部に差し込まれている。
請求項9に記載の発明によれば、第2ハウジングのシャフト軸受け部は、第2ハウジング内の機能部品としての軸受け部材を介して、シャフトを摺動自在に支持している。そして、2つの第1、第2ハウジング間に断熱材を挟み込むことなく、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を抑えることができるので、軸受け部材の過熱を防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとの間にガスケットを挟み込むことにより、排気ガス通路を流れる排気ガスが、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に形成される隙間から吹き抜けることはない。
請求項11に記載の発明によれば、第2ハウジングのモータハウジング部の内部に、第2ハウジング内の機能部品としてのモータを収容するモータ収容室を形成している。そして、2つの第1、第2ハウジング間に断熱材を挟み込むことなく、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を抑えることができるので、モータの過熱を防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態は、2つの第1、第2ハウジング間に断熱材を挟み込むことなく、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を抑えるという目的、また、第2ハウジング内の機能部品の耐熱性の確保と、ハウジング結合(ハウジング締結)に対する信頼性とを両立させるという目的を、第1ハウジングの結合面と第2ハウジングの対向面との間の空間のうち、突起が配置されていない空間を、第1ハウジングから第2ハウジングへの熱伝導を抑えることが可能な空気断熱層として機能させることで実現した。
[実施例1の構成]
図1および図2は本発明の実施例1を示したもので、図1は排気ガス流量制御弁(EGRV)を示した図である。
本実施例の排気ガス還流装置は、例えば自動車等の車両に搭載される内燃機関(以下エンジンと呼ぶ)に使用されるもので、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガスの一部である高温のEGRガス(ホットEGRガス)を、エンジンの吸気系統に還流させるEGRシステム(排気ガス再循環装置)である。
ここで、エンジンは、燃料が直接燃焼室内に噴射供給される直接噴射式のディーゼルエンジンが採用されている。そして、エンジンは、各気筒毎の燃焼室内に吸入空気を供給するための吸気管、および各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガスを排気浄化装置を経由して外部に排出するための排気管を有している。
また、排気ガス還流装置は、排気管から吸気管にEGRガスを導入する排気ガス還流管(EGRパイプ:図示せず)と、このEGRパイプの途中に設置された排気ガス流量制御弁(EGRガス流量制御弁:以下EGRVと呼ぶ)とを備えている。
なお、本実施例の排気ガス還流装置では、EGRパイプのEGRガス流(排気ガス流)方向の上流端が、排気管(例えばエキゾーストマニホールド)に気密的に接続されており、また、EGRパイプのEGRガス流(排気ガス流)方向の下流端が、吸気管(例えばインテークマニホールド)に気密的に接続されている。
本実施例のEGRVは、本発明の排気ガス制御弁に相当するもので、エンジンの排気ガスの一部であるEGRガスの流量(EGR量、新規吸入空気量に対するEGR率)を可変制御する電動式(モータ駆動式)流量制御弁である。
このEGRVは、バルブ開度に応じてEGRガスの流量を制御するバタフライバルブ(EGRVの弁体)1と、このバタフライバルブ1を保持固定する回転軸(EGRVの弁軸、バルブ軸:以下バルブシャフトと呼ぶ)2と、EGRVの動力源としての電動モータ3と、少なくともバタフライバルブ1、バルブシャフト2および電動モータ3等を内蔵する2つの第1、第2ハウジングと、バルブシャフト2の回転軸線方向と同一方向に締結軸力を発生させて、2つの第1、第2ハウジングを締め付けて結合(締結)する複数の締結ボルト(軸力発生手段)4とを備えている。
ここで、第1ハウジングは、第2ハウジングの材質よりもEGRガスの熱に対する剛性または強度が高い金属材料(例えば鉄系の鋳物(鋳鉄))製の高耐熱性ハウジング(以下鋳鉄ハウジングと呼ぶ)5であって、EGRパイプの途中に設置されている。この鋳鉄ハウジング5は、複数の締結ボルト(図示せず)の締結軸力によってEGRパイプの結合部(EGRV取付面)に締め付け(締結)固定されている。この鋳鉄ハウジング5は、第2ハウジングを結合する結合部に、バルブシャフト2の回転軸線方向に対して垂直な結合面11を有している。
また、第2ハウジングは、鋳鉄ハウジング5の材質よりもEGRガスの熱に対する剛性または強度が低い金属材料(例えばアルミニウム合金)製の低耐熱性ハウジング(以下アルミハウジングと呼ぶ)6であって、複数の締結ボルト4の締結軸力によって鋳鉄ハウジング5の結合部(アクチュエータ搭載面、結合面11)に締め付け(締結)固定されている。このアルミハウジング6は、鋳鉄ハウジング5の結合面11に対して空間(所定の軸線方向距離)を隔てて対向配置された結合部(対向面12)を有している。そして、アルミハウジング6の対向面12には、部分的に、鋳鉄ハウジング5の結合面側に向けて突出する矩形状突起7が設けられている。
また、鋳鉄ハウジング5の内部には、EGRVの弁体を構成するバタフライバルブ1、およびこのバタフライバルブ1に装着されたシールリング13とEGRパイプ部14との摺動部に設置される円筒状のノズル15が組み込まれている。
また、鋳鉄ハウジング5の結合面11とアルミハウジング6の対向面12との間には、EGRVのEGRガス通路16を流れる高温の排気ガス(ホットEGRガス)が、EGRパイプ部14およびノズル15に設けられるシャフト挿通孔17を通り抜けて、EGRVの外部に吹き抜けてしまうのを防止するための円環状のガスケット8が挟み込まれている。
また、アルミハウジング6の内部には、EGRVの弁軸を構成するバルブシャフト2、および機能部品が組み込まれている。なお、本実施例では、アルミハウジング6内の機能部品として、電動モータ3、ブッシング19、オイルシール20、ボールベアリング21等の軸受け部材がアルミハウジング6の内部に組み込まれている。
また、アルミハウジング6には、ブッシング19、オイルシール20、ボールベアリング21等の軸受け部材を介して、バルブシャフト2を回転方向に摺動自在に支持する円筒状のシャフト軸受け部22が設けられている。このシャフト軸受け部22の内部には、バルブシャフト2の回転軸線方向に延びるシャフト収容孔23が設けられている。
シャフト軸受け部22は、アルミハウジング6の連結ブロック(ハウジング本体)24の内部(内周部)に一体的に形成されている。
また、アルミハウジング6のシャフト軸受け部22の外周には、円筒状の連結ブロック24を介して、電動モータ3を保持固定する円筒状のモータハウジング部25が接続されている。このモータハウジング部25の内部には、電動モータ3を収容するモータ収容室26が設けられている。
また、アルミハウジング6は、センサカバー27とギヤハウジング部29との間に、バタフライバルブ1を閉弁方向または開弁方向に付勢するコイルスプリング30、および電動モータ3の駆動力をバルブシャフト2に伝達する動力伝達機構を収容するギヤ収容室31を形成している。
ギヤハウジング部29は、モータハウジング部25と共に、アルミハウジング6の連結ブロック24の外壁部に一体的に形成されている。
なお、鋳鉄ハウジング5およびアルミハウジング6の詳細は後述する。
本実施例のバタフライバルブ1は、高温に強い耐熱性金属材料(例えばステンレス鋼または耐熱鋼等)によって略円板形状に形成されて、鋳鉄ハウジング5の円管状のEGRパイプ部14(またはノズル15)の内部(EGRガス通路16)に開閉自在に収容されている。このバタフライバルブ1は、鋳鉄ハウジング5に対して相対回転してEGRガス通路16を開閉するバタフライ方式の回転型バルブ(バタフライ型バルブ)である。
また、バタフライバルブ1は、電動モータ3の駆動力を受けて回転動作を行うバルブシャフト2の回転軸線(中心軸線)に対して所定の傾斜角度分だけ傾斜させた状態で、溶接手段を用いてバルブシャフト2の回転軸線方向の一端側に保持固定される斜板状のバルブである。
そして、バタフライバルブ1は、エンジン運転時に、エンジン制御ユニット(以下ECUと言う)からの制御信号に基づいて、所定のバルブ制御範囲(バルブ作動可能範囲)内で回転動作(回転角度の変更)が可能となっている。そして、バタフライバルブ1は、バルブ制御範囲内でバルブ開度が変化することで、EGRガス通路16の開口面積(排気ガス流通面積、EGRガス流通面積)を変更して、吸気通路を流れる吸入空気中に混入させるEGRガスのEGR量を可変する。
また、バタフライバルブ1は、鋳鉄ハウジング5のEGRパイプ部14の一部であるノズル嵌合部に嵌合保持されたノズル15の内径よりも小さい外径のバルブ外径部を有している。このバルブ外径部の外周面(バタフライバルブ1の外周端面)には、円環状のシールリング溝(環状溝)が周方向に連続して形成されている。すなわち、シールリング溝は、バタフライバルブ1の外周端面の全体(全周)に周設されている。このシールリング溝の内部には、C字状のシールリング13が嵌め込まれている。
シールリング13の外周端面は、バタフライバルブ1の閉弁作動時に、バルブ全閉位置近傍に相当する所定の回転角度範囲内で、鋳鉄ハウジング5のEGRパイプ部14の通路壁面(ノズル15の内径面)に摺動接触するシールリング摺動面として利用される。
すなわち、本実施例のEGRVは、バタフライバルブ1の閉弁作動時に、シールリング13の軸線方向に対して直交する半径方向(拡径方向)の張力を利用して、バタフライバルブ1の外周端面とノズル15の内径面との間の隙間を気密化(シール)するように構成されている。
ノズル15は、EGRパイプの一部を形成すると共に、バタフライバルブ1を開閉自在に収容する円筒体(ハウジング保護部品)であって、高温に強い耐熱性金属材料(例えばステンレス鋼または耐熱鋼等)によって円筒状に形成されている。このノズル15は、鋳鉄ハウジング5のノズル嵌合部(EGRパイプ部14の一部)の内周面に圧入嵌合によって嵌合保持されている。また、ノズル15の内径面には、バタフライバルブ1の閉弁作動時に、バタフライバルブ1に装着されたシールリング13のシールリング摺動面が摺動接触するシールリングシート面が設けられている。
このノズル15は、鋳鉄ハウジング5のバルブ全閉位置近傍の通路壁面を所定の軸線方向長さに渡って被覆している。ここで、本実施例では、EGRガス通路16が鋳鉄ハウジング5のEGRパイプ部14の内部に設けられており、ノズル15はEGRガス通路16を流れる高温のEGRガスの熱に対して鋳鉄ハウジング5のバルブ全閉位置近傍の通路壁面を保護するためのものである。また、ノズル15の内部には、EGRガス通路16が形成されている。このEGRガス通路16は、EGRパイプ内の排気ガス還流路に連通している。
バルブシャフト2は、高温に強い耐熱性金属材料(例えばステンレス鋼または耐熱鋼等)によって形成されており、バタフライバルブ1の回転軸線方向に真っ直ぐに延びる円柱形状のバルブ軸である。このバルブシャフト2は、円形状の断面を有し、電動モータ3の駆動力を受けて回転動作を行う。そして、バルブシャフト2は、アルミハウジング6のシャフト収容孔23の内部に回転自在または摺動自在に収容されている。
そして、バルブシャフト2は、アルミハウジング6のシャフト収容孔23から、シャフト挿通孔17を貫通して、鋳鉄ハウジング5のEGRパイプ部14およびノズル15の内部(EGRガス通路16)に差し込まれている。
また、バルブシャフト2の回転軸線方向の一端側(バルブ側)には、バタフライバルブ1を溶接手段を用いて保持固定するバルブ装着部が設けられている。また、バルブシャフト2の回転軸線方向の他端部には、バルブギヤプレート32をかしめ等の固定手段によって固定するためのかしめ固定部が一体的に形成されている。
ここで、バルブシャフト2のシャフト外径部の外周面とアルミハウジング6のシャフト収容孔23の孔壁面との間には、ブッシング19、オイルシール20およびボールベアリング21が嵌合保持されている。
ブッシング19は、例えば銅や鉄等の金属材料を焼結した焼結部品(軸受け部材)または焼結含油軸受(軸受け部材)であって、円筒形状に形成されている。ここで、ブッシング19は、アルミハウジング6のシャフト軸受け部22の内周(シャフト収容孔23の孔壁面)に圧入固定されている。なお、ブッシング19の内部には、バルブシャフト2のシャフト外径部の外周面を回転方向に摺動自在に軸支する摺動孔が形成されている。バルブシャフト2のシャフト外径部の外周面とブッシング19の摺動孔の孔壁面との間には、バルブシャフト2をブッシング19の内部で円滑に回転させるために、摺動クリアランスが形成されている。
オイルシール20は、例えばゴムシールであって、円環形状に形成されている。
ボールベアリング21は、外輪の内周面と内輪の外周面に環状溝を設け、この軌道面を転がるボール(転動体)のころがり摩擦により作動する軸受け部材であって、円筒形状に形成されている。ここで、オイルシール20およびボールベアリング21の内輪、外輪は、バルブシャフト2のシャフト外径部の外周面およびアルミハウジング6のシャフト軸受け部22の内周(シャフト収容孔23の孔壁面)に圧入固定されている。
ここで、バルブシャフト2を介してバタフライバルブ1を駆動するアクチュエータ(バルブ駆動装置)は、電力の供給を受けて駆動力を発生する電動モータ3と、この電動モータ3のモータシャフト(出力軸)の回転運動をバルブシャフト2に伝達するための動力伝達機構(本例では歯車減速機構、減速ギヤ機構)とを備えた電動式アクチュエータ(モータアクチュエータ)によって構成されている。
電動モータ3は、アルミハウジング6のモータハウジング部25の内部(モータ収容室26)に保持固定されている。この電動モータ3は、ブラシレスDCモータやブラシ付きのDCモータ等の直流(DC)モータが採用されている。なお、三相誘導電動機等の交流(AC)モータを用いても良い。
また、減速ギヤ機構は、電動モータ3のモータシャフトの回転速度を所定の減速比となるように2段減速する3つの第1〜第3ギヤ33〜35よりなり、バルブシャフト2を介して、電動モータ3のモータ出力軸トルク(駆動力)をバタフライバルブ1に伝達する動力伝達機構を構成する。これらの第1〜第3ギヤ33〜35は、ギヤハウジング部29の内部(ギヤ収容室31)に回転自在に収容されている。
減速ギヤ機構の構成要素の1つである第1ギヤ33とは、電動モータ3のモータシャフトの外周に固定されたモータギヤ(ピニオンギヤ)のことで、減速ギヤ機構の動力伝達経路上において最もモータ側(動力源側)に配設されている。
減速ギヤ機構の構成要素の1つである第2ギヤ34とは、第1ギヤ33と噛み合って回転する中間減速ギヤのことで、バルブシャフト2および電動モータ3のモータシャフトに対して並列して配置された中間シャフト36の外周に、中間シャフト36に対して相対回転可能となるように嵌合している。
減速ギヤ機構の構成要素の1つである第3ギヤ35は、第2ギヤ34と噛み合って回転する最終減速ギヤ(バルブギヤ)のことで、減速ギヤ機構の動力伝達経路上において最もバルブ側に配設されている。この第3ギヤ35は、バルブシャフト2の外周を周方向に取り囲むように円筒部を有している。この円筒部は、内周にバルブギヤプレート32をインサート成形している。
ここで、EGRVのバタフライバルブ1の動力源である電動モータ3は、ECUによって通電制御されるように構成されている。そして、ECUには、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムや各種データを保存する記憶装置(ROMやRAM等のメモリ)、入力回路(入力部)、出力回路(出力部)等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。
また、ECUは、図示しないイグニッションスイッチをオン(IG・ON)すると、マイクロコンピュータのメモリ内に格納された制御プログラムに基づいて、EGRVのバルブ開度センサ(バルブ開度検出手段、EGR量センサ)39によって検出されるバルブ開度が、エンジンの運転状態の変化に応じて設定される制御目標値(目標バルブ開度)に略一致するように電動モータ3の駆動力、つまり電動モータ3への供給電力をフィードバック制御するように構成されている。
また、ECUは、イグニッションスイッチをオフ(IG・OFF)されると、メモリ内に格納された制御プログラムに基づく上記の制御が強制的に終了されるように構成されている。そして、ECUは、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、エアフロメータおよび冷却水温度センサ等の各種センサからのセンサ信号が、A/D変換器でA/D変換された後に、ECUに内蔵されたマイクロコンピュータに入力されるように構成されている。なお、ECUは、クランク角度センサより出力されたNEパルス信号の間隔時間を計測することによってエンジン回転速度を検出するための回転速度検出手段として機能する。
また、マイクロコンピュータには、バタフライバルブ1の回転角度(EGRVのバルブ開度)を電気信号に変換し、ECUへどれだけEGRガスが吸気通路を流れる吸入空気に混入されているか、つまり吸気通路に還流するEGRガスのEGR量がどれくらいかを出力する非接触式の回転角度検出装置が搭載されている。
この回転角度検出装置は、第3ギヤ35の円筒部の内周側に固着された永久磁石(マグネット:図示せず)と、このマグネットによって磁化される分割型のヨーク37と、マグネットおよびヨーク37と共に磁気回路を形成するEGR量センサ39とによって構成されている。マグネットおよびヨーク37は、第3ギヤ35の円筒部の内周面に接着剤等を用いて固定されている。
EGR量センサ39は、センサカバー27の内部に設けられたセンサ保持部に保持固定されている。このEGR量センサ39は、マグネットおよびヨーク37の内周面に対向して配置されたホールIC等によって構成されており、EGRガスが吸気管内を流れる吸入空気にどれだけ混入されているか、つまり吸気管内に導入されるEGRガスのEGR量がどれくらいかを検出して、ECUに出力する。ここで、ホールICとは、ホール素子(非接触式の磁気検出素子)と増幅回路とを一体化したIC(集積回路)のことで、ホールIC自身に鎖交する磁束密度に対応した電圧信号を出力する。なお、非接触式の磁気検出素子として、ホールICの代わりに、ホール素子単体または磁気抵抗素子を使用しても良い。
鋳鉄ハウジング5は、EGRパイプの一部を形成すると共に、内部にバタフライバルブ1をバルブ全閉位置からバルブ全開位置に至るまでのバルブ制御範囲内で回転自在に保持するバルブハウジングである。この鋳鉄ハウジング5には、円管状のEGRパイプ部(排気ガス通路部、EGRガス通路部、円管部)14が設けられている。このEGRパイプ部14の一部は、ノズル15を嵌合保持する円筒状のノズル嵌合部として利用されている。
そして、EGRパイプ部14またはノズル15の内部には、バタフライバルブ1を内蔵する断面円形状のEGRガス通路16が形成されている。また、EGRパイプ部14およびノズル15には、鋳鉄ハウジング5のEGRガス通路16とアルミハウジング6のシャフト収容孔23とを連通するシャフト挿通孔17が形成されている。
また、EGRガス通路16のEGRガス流方向の上流側端(または下流側端)には、EGRガス通路16の入口ポート(または出口ポート)を取り囲むようにフランジ部41が設けられている。このフランジ部41には、締結ボルトが挿通する複数のボルト挿通孔42が貫通形成されている。
本実施例の鋳鉄ハウジング5には、複数の締結ボルト4の締結軸力によってアルミハウジング6を締結固定する円筒状(または円環状)の結合部(結合面11)が設けられている。
また、鋳鉄ハウジング5の結合部には、締結ボルト4がねじ込まれる複数のネジ孔43が形成されている。このネジ孔43は、鋳鉄ハウジング5の結合面11上で開口している。
また、鋳鉄ハウジング5の結合部には、結合面11よりも内径側に、アルミハウジング6のシャフト軸受け部22の嵌合凸部44が差し込まれる嵌合凹部が設けられている。そして、この嵌合凹部は、バルブシャフト2の回転軸線方向に対して垂直な対向面45を有している。なお、シャフト挿通孔17は、対向面45上で開口している。
アルミハウジング6は、内部に断面円形状のシャフト収容孔23が形成されたシャフト軸受け部22、および内部にモータ収容室26が形成されたモータハウジング部25を有している。また、アルミハウジング6は、ギヤハウジング部29とセンサカバー27との間にギヤ収容室31を有している。
また、シャフト軸受け部22とモータハウジング部25とを接続する連結ブロック24の内部には、エンジン冷却水が循環供給される略コの字状の冷却水通路46が形成されている。この冷却水通路46は、シャフト軸受け部22の周囲を流通するように設けられている。また、冷却水通路46は、連結ブロック24の内部を流通するように設けられている。そして、アルミハウジング6の外壁部には、冷却水通路46にエンジン冷却水を流入させるための入口パイプ、および冷却水通路46からエンジン冷却水を流出させるための出口パイプ47が接続されている。
本実施例のアルミハウジング6には、複数の締結ボルト4の締結軸力によって鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)に締結固定される円筒状(または円環状)の結合部が設けられている。アルミハウジング6は、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)に対して空間を隔てて対向配置された結合部(対向面12)を有している。
また、アルミハウジング6の結合部には、鋳鉄ハウジング5の嵌合凹部に嵌め合わされる嵌合凸部44(シャフト軸受け部22の軸線方向の一端部、バルブ側端部)が設けられている。この嵌合凸部44は、鋳鉄ハウジング5の対向面45に所定の軸線方向距離を隔てて対向配置された対向面49を有している。なお、シャフト挿通孔17は、対向面49上で開口している。
また、アルミハウジング6の結合部には、締結ボルト4がその軸線方向に挿通する複数のネジ挿通孔50が形成されている。このネジ挿通孔50は、対向面12上で開口している。
アルミハウジング6の対向面12には、鋳鉄ハウジング5の結合面側に突き出した矩形状突起7が一体的に形成されている。この矩形状突起7は、アルミハウジング6の対向面12において、バルブシャフト2、アルミハウジング6のシャフト軸受け部22(嵌合凸部44)およびガスケット8の周囲を部分的に取り囲むように略方形状(または略矩形状)に配置されている。
また、矩形状突起7は、締結ボルト4が挿通し、締結ボルト4のボルト軸部の外径よりも大きい複数の切欠き部(スリット)51〜54を形成する複数のL字状突起61〜64よりなる。
これらのL字状突起61〜64は、鋳鉄ハウジング5の対向面12からの突出量が全て同一である。また、複数のL字状突起61〜64は、途中で直角に屈曲している。また、複数のL字状突起61〜64は、その頂面(突起面)が、鋳鉄ハウジング5の結合面11に直接的に当接(面接触)する結合面(アルミハウジング6の結合面)として利用される。また、複数のL字状突起61〜64は、バルブシャフト2の回転軸線方向に垂直な垂線を中心にして対称的に配置されている。また、複数のL字状突起61〜64は、図1および図2に示したように、冷却水通路46に沿うように、しかも冷却水通路46に近接して設けられている。
本実施例のEGRVでは、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)とアルミハウジング6の結合部(対向面12)との間に形成される空間のうち、矩形状突起7が配置されていない空間(スリット51〜54、角環状空間65、66)を、鋳鉄ハウジング5のEGRパイプ部14およびノズル15からアルミハウジング6のシャフト軸受け部22、連結ブロック24およびモータハウジング部25等への熱伝導を抑えることが可能な空気断熱層として機能させている。
なお、角環状空間66は、スリット51〜54を介して、大気に開放された角環状空間65に連通している。
ガスケット8は、例えば高耐熱性無機繊維材で被覆される芯材として、セラミック繊維、バーミキュライト鉱物、タルク鉱物、セピオライト鉱物を主体とする円環状の高耐熱性ガスケット(シール部材)よりなり、アルミハウジング6のシャフト軸受け部22(嵌合凸部44)の周囲を取り囲むように円環状に形成されている。このガスケット8は、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)とアルミハウジング6の結合部(対向面12)との間に挟み込まれて、鋳鉄ハウジング5の結合部とアルミハウジング6の結合部との間に形成される隙間を気密(シール)している。
なお、ガスケット8を、鋳鉄ハウジング5の結合部(対向面45)とアルミハウジング6の結合部(対向面49)との間に挟み込んでも良い。
[実施例1の作用]
次に、本実施例のEGRVを備えた排気ガス還流装置の作用を図1および図2に基づいて簡単に説明する。
ECUは、イグニッションスイッチがオン(IG・ON)されると、エンジン冷間始動時を除き、EGR量センサ39によって検出されるバルブ開度(実EGR量、実開度)が、エンジンの運転状態の変化に対応して設定される制御目標値(目標EGR量、目標開度)と略一致するように、電動モータ3への供給電力をフィードバック制御する。
そして、電動モータ3に電力が供給されると、電動モータ3のモータシャフトが回転する。これにより、電動モータ3の駆動力(モータ出力軸トルク)が、3つの第1〜第3ギヤ33〜35に伝達される。そして、第3ギヤ35の回転に伴ってバルブシャフト2が所定の回転角度だけ回転し、EGRVのバタフライバルブ1がバルブ全閉位置から開弁作動方向に開弁駆動される。
したがって、バタフライバルブ1は、コイルスプリング30の付勢力(スプリング荷重)に抗して、制御目標値に相当するバルブ開度に開弁制御される。これにより、エンジンの各気筒毎の燃焼室より流出した排気ガスの一部(例えば500℃以上のホットEGRガス)が、排気管内に形成される排気通路から、EGRパイプ内に形成される排気ガス還流路、EGRV内のEGRガス通路16、EGRパイプ内に形成される排気ガス還流路を経て吸気管内に形成される吸気通路に還流される。
一方、バタフライバルブ1を全閉作動させる場合には、電動モータ3への電力の供給を停止する、あるいは電動モータ3への電力の供給を制限する。すると、コイルスプリング30の付勢力(スプリング荷重)によって、バタフライバルブ1がバルブ全閉位置に戻される。
これにより、バタフライバルブ1の外周に装着されたシールリング13のシールリング摺動面が、シールリング自体の拡径方向の張力によってノズル15のシールリングシート面に張り付くため、シールリング13のシールリング摺動面がノズル15のシールリングシート面に密着する。
したがって、バタフライバルブ1の外周端面とノズル15のシールリングシート面との間の隙間が完全にシールされる。これにより、バルブ全閉位置でバタフライバルブ1が保持固定される時(バタフライバルブ1の全閉時)に、EGRガスの洩れが確実に抑止されるため、EGRガスが吸入空気に混入しなくなる。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例の排気ガス還流装置に使用されるEGRVにおいては、複数の締結ボルト4の締結軸力によって鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)にアルミハウジング6を締め付けて結合(締結)している。
ここで、鋳鉄ハウジング5の材質として高温耐熱性に優れる鋳鉄を採用し、アルミハウジング6の材質として寸法精度の高いアルミニウムダイカスト(またはアルミニウム系の鋳物)を採用している。
そして、アルミハウジング6の対向面12に、鋳鉄ハウジング5の結合面側に所定の突出量分だけ突き出した矩形状突起7を設けることで、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)とアルミハウジング6の結合部(対向面12)との間に、矩形状突起7(複数のL字状突起61〜64)およびこの矩形状突起7が配置されていない空間(スリット51〜54、角環状空間65、66)を設けている。
そして、本実施例のEGRVにおいては、矩形状突起7が配置されていない空間を、鋳鉄ハウジング5のEGRパイプ部14およびノズル15からアルミハウジング6のシャフト軸受け部22、連結ブロック24およびモータハウジング部25等への熱伝導を抑えることが可能な空気断熱層として機能させている。
また、この矩形状突起7が配置されていない空間(空気断熱層)は、例えばエンジンを空冷する冷却風等との間で空気対流ができるように、大気(外気)に開放されている。
以上のように、鋳鉄ハウジング5の結合面11とアルミハウジング6の対向面12との間に、矩形状突起7および空気断熱層を介在させることにより、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)とアルミハウジング6の結合部(矩形状突起7の突起面)との接触面積が非常に小さくなるので、鋳鉄ハウジング5の結合部からアルミハウジング6の結合部への伝熱面積が非常に狭くなる。これにより、鋳鉄ハウジング5の結合部からアルミハウジング6の結合部への伝熱量が非常に少なくなるので、鋳鉄ハウジング5の結合部とアルミハウジング6の結合部との間に断熱材(136)を挟み込むことなく、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)から矩形状突起7を経由してアルミハウジング6の結合部(対向面12)への熱伝導を抑えることができる。
また、鋳鉄ハウジング5の結合面11およびこれに直接的に当接する矩形状突起7は、空気断熱層を対流する空気との接触面積が大きく、鋳鉄ハウジング5の結合面11および矩形状突起7から空気断熱層を対流する空気への伝熱量が高まる。すなわち、ホットEGRガスの熱が、鋳鉄ハウジング5の結合面11および矩形状突起7の側面を放熱面として、空気断熱層を対流する空気中に放熱されるので、鋳鉄ハウジング5の結合部とアルミハウジング6の結合部との間に断熱材(136)を挟み込むことなく、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)から矩形状突起7を経由してアルミハウジング6の結合部(対向面12)への熱伝導を抑えることができる。
また、本実施例のEGRVのアルミハウジング6の結合部(連結ブロック24)には、EGRVの鋳鉄ハウジング5内に形成されるEGRガス通路16を流れるホットEGRガスの熱が集中して伝導する矩形状突起7に近接して冷却水通路46が設けられている。このため、冷却水通路46を流通するエンジン冷却水から、鋳鉄ハウジング5の結合面11に直接的に当接する矩形状突起7への伝熱量が高まり、アルミハウジング6の矩形状突起7自体が効率良く冷やされる。これにより、鋳鉄ハウジング5の結合部からアルミハウジング6の結合部への伝熱量が非常に少なくなるので、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)から矩形状突起7を経由してアルミハウジング6の結合部(対向面12)への熱伝導を抑えることができる。つまり、矩形状突起7からアルミハウジング6のシャフト軸受け部22、連結ブロック24およびモータハウジング部25等への熱伝導防止効果が非常に高くなる。
これによって、鋳鉄ハウジング5のEGRガス通路16を流れる例えば500℃〜900℃程度のホットEGRガスの熱が、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)から矩形状突起7を経由してアルミハウジング6の結合部(対向面12)へと伝導した場合であっても、鋳鉄ハウジング5の結合部からアルミハウジング6の結合部への伝熱量が非常に少なくなる。
したがって、溶融点が低く高温耐熱性に劣るが、大量生産に適し、寸法精度や表面の平滑度の高さ、薄肉軽量化、切削加工の削減等の効果を有するアルミニウム合金製のアルミハウジング6の結合部(連結ブロック24)を、EGRV内のEGRガス通路16を通過するホットEGRガスの熱に対して保護することが可能となる。これにより、アルミハウジング6の結合部(連結ブロック24)自体の温度が耐熱許容温度を超えることはない。すなわち、アルミハウジング6の高温耐熱性を向上させることができる。
このため、アルミハウジング6の材質として安価で寸法精度の高いアルミニウムダイカストを使用した場合であっても、鋳鉄ハウジング5からアルミハウジング6へのホットEGRガスの熱伝導を抑えることができる。これにより、アルミハウジング6の変形を防止できる。また、アルミニウムダイカスト中の巣の成長を抑えることができるので、アルミハウジング6の外観および品質の悪化を防止することができる。
また、アルミハウジング6の結合部(連結ブロック24)自体の温度上昇を抑えることができるので、アルミハウジング6内の機能部品(電動モータ3や軸受け部材等)の温度上昇も抑えることができ、アルミハウジング6に内蔵される機能部品(電動モータ3、ブッシング19、オイルシール20およびボールベアリング21)の高温耐熱性を確保することができる。すなわち、電動モータ3の過熱を防止することができる。
また、ホットEGRガスの熱によるアルミハウジング6のシャフト軸受け部22への熱影響を抑えることができる。したがって、シャフト軸受け部22に、例えばボールベアリング21を潤滑する潤滑油がバルブ側(EGRガス通路側)に流出するのを防止するシールゴム等のオイルシール20を設けている場合であっても、オイルシール20がホットEGRガスの熱により劣化してオイルシール20のシール機能が低下することはない。また、アルミハウジング6のシャフト軸受け部22に内蔵される軸受部品として、ブッシング19の代わりに焼結含油軸受を使用した場合であっても、ホットEGRガスの熱により焼結含油軸受内のオイルが滲み出ることはない。したがって、焼結含油軸受の潤滑機能が低下することはない。
また、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)とアルミハウジング6の結合部(対向面12)との間に、アルミハウジング6に一体的に形成されたアルミニウム合金製の矩形状突起7が介在しているので、複数の締結ボルト4によってバルブシャフト2の回転軸線方向と同一方向に締結軸力を発生させて、鋳鉄ハウジング5とアルミハウジング6とを締結する際に、矩形状突起7が折れることはなく、EGRVの品質(変形、強度または剛性)が低下したり、完全気密性が低下して、EGRガスがEGRVの外部へ吹き出すことはない。
これによって、アルミハウジング6内の機能部品(電動モータ3、ブッシング19、オイルシール20およびボールベアリング21)の高温耐熱性の確保と、ハウジング締結に伴うEGRVの品質および完全気密性に対する信頼性とを両立させることができる。
また、EGRVのハウジング部品のうち、ホットEGRガスが流通するバルブハウジング部のみを高温耐熱性に優れる鋳鉄ハウジング5にしており、アクチュエータ本体を高温耐熱性に劣るが、薄肉軽量化等の効果を有するアルミニウム合金製のアルミハウジング6にしているので、電動モータ3、減速ギヤ機構等を変更することなく、高温耐熱性に優れるEGRVのハウジング構造とすることができる。これにより、鋳鉄ハウジング5を使用した場合でも、重量アップおよびコストアップを最小限に抑えることができる。また、鋳鉄ハウジング5は、高温耐熱性に優れているので、従来公知のアルミハウジングのようなEGRガス通路16の真円度等の寸法精度が低下することはない。
[変形例]
本実施例では、バルブシャフト2を介してバタフライバルブ1を駆動するアクチュエータを、電動モータ3と動力伝達機構とを備えた電動式アクチュエータによって構成したが、シャフトを介してバルブを駆動するアクチュエータを、電磁式または電動式負圧制御弁を備えた負圧作動式アクチュエータや、コイルを含む電磁石を備えた電磁式アクチュエータによって構成しても良い。
また、バルブとして、バタフライ型バルブだけでなく、ポペット型バルブ、ダブルポペット型バルブ、フラップ型バルブ、スプール型バルブを用いても良い。
また、排気ガス制御弁として、本実施例のEGRVの代わりに、排気ガス通路開閉弁、排気ガス通路切替弁、排気ガス圧力制御弁に適用しても良い。また、エンジンとして、ガソリンエンジンを用いても良い。
なお、バタフライバルブ1の外周端面にシールリング溝(環状溝)を設けなくても良い。また、バタフライバルブ1の外周端面にシールリング13を装着しなくても良い。この場合には、シールリング13は不要となり、部品点数や組付工数を減少できる。
なお、ノズル15を設けなくても良い。この場合には、部品点数や組付工数を減少できる。
また、EGRVのバタフライバルブ1を閉弁方向または開弁方向に付勢するコイルスプリング(バルブ付勢手段)30を設置しなくても良い。この場合には、コイルスプリング30は不要となり、部品点数や組付工数を減少できる。
鋳鉄ハウジング5またはアルミハウジング6の外壁面に、その外壁面に沿って流れる空気(外気)に放熱可能となるように、鋳鉄ハウジング5またはアルミハウジング6の外壁面に露出した放熱部(例えば放熱フィン)を設けても良い。また、アルミハウジング6のシャフト軸受け部22とモータハウジング部25との間に、シャフト軸受け部22からモータハウジング部25への熱伝導を抑えることが可能な空気断熱層を設けても良い。
また、軸力発生手段として、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)にアルミハウジング6をカシメ結合しても良い。
また、鋳鉄ハウジング5の結合部(結合面11)に、凸状(または凹状)の放熱フィンを設けても良い。また、矩形状突起7の側面(空気への放熱面)に、凸状(または凹状)の放熱フィンを設けても良い。
EGRVを示した断面図である(実施例1)。 アルミハウジングの端面形状を示した平面図である(実施例1)。 EGRVを示した断面図である(従来の技術)。 EGRVを示した断面図である(従来の技術)。
符号の説明
1 バタフライバルブ(EGRVの弁体)
2 バルブシャフト(EGRVの弁軸、バルブ軸)
3 電動モータ
4 締結ボルト(軸力発生手段)
5 鋳鉄ハウジング(第1ハウジング)
6 アルミハウジング(第2ハウジング)
7 矩形状突起
8 ガスケット
11 鋳鉄ハウジングの結合面
12 アルミハウジングの対向面
14 EGRパイプ部(排気ガス通路部)
15 ノズル
16 EGRガス通路(排気ガス通路)
17 シャフト挿通孔
22 シャフト軸受け部
23 シャフト収容孔
25 モータハウジング部
26 モータ収容室
46 冷却水通路

Claims (11)

  1. (a)内燃機関の排気ガスを制御するバルブと、
    (b)このバルブを支持するシャフトと、
    (c)前記バルブによって開閉される排気ガス通路を有する第1ハウジングと、
    (d)この第1ハウジングの結合面に結合されて、内部を冷却水が流通する冷却水通路を有する第2ハウジングと、
    (e)前記シャフトの軸線方向と同一方向に軸力を発生させて、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを結合する軸力発生手段と
    を備えた排気ガス制御弁において、
    前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングの材質よりも熱に対する剛性または強度が高い金属材料によって形成されており、
    前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングの材質よりも熱に対する剛性または強度が低い金属材料によって形成されており、
    前記第2ハウジングには、前記第1ハウジングの結合面に対して空間を隔てて対向する対向面が設けられており、
    前記第2ハウジングの対向面には、部分的に、前記第1ハウジングの結合面側に向けて突出する突起が設けられていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  2. 請求項1に記載の排気ガス制御弁において、
    前記空間は、大気に開放されていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の排気ガス制御弁において、
    前記突起は、その突起面が、前記第1ハウジングの結合面に直接的に当接することを特徴とする排気ガス制御弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の排気ガス制御弁において、
    前記突起は、前記シャフトの周囲を部分的に取り囲むように略方形状に配置されていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の排気ガス制御弁において、
    前記突起は、前記シャフトの軸線方向に垂直な垂線を中心にして対称的に配置されていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の排気ガス制御弁において、
    前記突起は、前記冷却水通路に沿って設けられていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の排気ガス制御弁において、
    前記第2ハウジングは、内部にシャフト収容孔が形成されたシャフト軸受け部を有し、 前記シャフトは、前記シャフト収容孔の内部に移動自在に収容されていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  8. 請求項7に記載の排気ガス制御弁において、
    前記第1ハウジングは、前記排気ガス通路と前記シャフト収容孔とを連通するシャフト挿通孔が形成された排気ガス通路部を有し、
    前記シャフトは、前記シャフト収容孔から前記シャフト挿通孔を貫通して前記排気ガス通路の内部に差し込まれていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  9. 請求項7または請求項8に記載の排気ガス制御弁において、
    前記シャフト軸受け部は、軸受け部材を介して前記シャフトを摺動自在に支持していることを特徴とする排気ガス制御弁。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の排気ガス制御弁において、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間には、ガスケットが挟み込まれていることを特徴とする排気ガス制御弁。
  11. 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の排気ガス制御弁において、
    前記シャフトを介して前記バルブを駆動するモータを備え、
    前記第2ハウジングは、内部にモータ収容室が形成されたモータハウジング部を有し、 前記モータは、前記モータ収容室の内部に収容されていることを特徴とする排気ガス制御弁。
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