JP5549500B2 - 美顔パック用マスク及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ジェル層を有する不織布製の美顔パック用マスク及びその製造方法に関する。
従来、美顔パック用の不織布製マスクとしては、主にレーヨン繊維を主体とするスパンレース不織布を、顔面に貼り付けた際にその立体形状に沿うように切込みを入れた状態で打ち抜き、美容液を含浸させて顔面に密着させ、美顔パックとして使用する方法が一般に行われている。
また、熱可塑性シートを浅いトレー形状に成形し、その中に美容成分を含んだジェル状のシートを形成し、それを取り出して美顔パックに使用する方法も行われている。
特開2006−015049号公報 特開2005−200338号公報 特開2010−051376号公報 特開平11−130664号公報 特開平11−315458号公報
しかしながら特許文献1記載の不織布製マスク、及び特許文献2記載のジェル状シートは、いずれも平面のものを立体形状の顔面に使用するため、眉間や眼窩、小鼻周りなど顔面の凹凸に十分に追従できず、顔面との間に空隙が生じ、美容上特にケアを必要とするこれらの部分に、十分な美容効果が得にくいという問題があった。
例えば、図9に示す平面状の不織布製美顔パック用マスク10のように、レーヨン繊維を主体とするスパンレース不織布11を用い、美容液を含浸させて顔面に貼り付けた際に顔面形状に沿うように周縁部に切り込み12と、中央部に鼻梁部を覆う切り込み13を備え、目及び口に当たる部分には打ち抜き穴14及び15を備えたものが実用化されている。このマスクを顔面に装着した場合、鼻梁部の切り込み13を中央部で折り曲げるようにして鼻の両側面に貼り付け、目元や口元は指で押えて顔面の形状になじむように形付けて使用するが、平面のものを立体形状の顔面に貼り付けるため、小鼻部分は切り込み部分で隙間が出来やすく、眼窩、口元などの部分は顔面の凹凸に追従しにくく十分な美容効果を得にくいものである。一般にこの種のマスクは顔面への密着度を高める為、比較的薄い柔らかい材質のものを使用することが多いが、材質が薄い分、含水量が少なく乾燥しやすいために少し長い時間装着していると、指で押し付けて密着させていた部分が、乾燥のため縮んで浮き上がるというような不具合も発生する。
特許文献3記載の不織布製マスクのように、顔面の立体形状に沿いやすいようにカット形状を工夫し、一部を熱溶着して立体形状に近づけるなどの加工をしているものもあるが、あくまで平面の集合で構成された形状であるため、前述と同様に、顔面との間における空隙を解消するには不十分なものであった。特に、特許文献2記載のジェル状シートにおいては、前記不織布製マスクのように、容易に熱接着等により立体形状を作ることは困難である。
また、不織布の成形方法としては、特許文献5に紹介されているように、熱可塑性合成樹脂を材料とする長繊維スパンボンド不織布や、短繊維ニードルパンチ不織布をプレヒートしてマッチモールド型で熱プレス成形をする方法が公知である。しかし、前記方法で熱可塑性合成樹脂を主原料とする不織布を成形して、顔面に適合する立体形状を作り、美容液を含浸させて使用する前記美顔用マスクとして提供しようとする場合、長繊維スパンボンド不織布、及び短繊維ニードルパンチ不織布共に形状の成形は可能であるが、加熱成形を行う際に組織が固化して形状を保持するために肌触りが固く、スパンボンド不織布に関しては組織が密なため保水性も十分ではないという問題がある。また短繊維ニードルパンチ不織布においては、保水性はスパンボンド不織布より優れるが、形状保持のために配合されるバインダー繊維が熔けて固化するため成形物表面に無数の微小な固化点が生じ、肌触りの感触の悪さや、肌に対して刺激を与えるなどの種々の問題があり、実用には至っていない。
一方、特許文献2記載の吸水性ポリマーを使用して美容成分を含んだジェル層を作り、目元や額などに美顔パックとして使用する製品も多数販売されている。吸水性ポリマーを使用したジェル層はスパンレース不織布などを使用した美顔マスクよりも格段に保水力が優れ、乾燥しにくく、美容液の液ダレも起こりにくいという特長があり、美顔パックとしては非常に高い効果が期待できるものであるが、単体で使用する場合には薄いと破れやすいために強度保持の目的で必要以上に厚くせざるを得ず、特に顔面全体を覆うような大きなものにした場合にはより厚くする必要があるため、部分パックのものに比較して更に顔面の凹凸に追従しにくくなり重量も非常に重いものとなって、コスト、使用感の両面から利用しにくいものとなっている。
例えば、図10に示す美顔用ジェルシート製目元パック16のように、熱可塑性シートにより成形されたトレー17の中に美容成分を含んだ吸水性ポリマーのジェルシート18を形成し、トレーから取り出して美顔パックとして利用するものが実用化されている。薄くすると破れやすいため、ジェルシート単体で取り扱い可能な強度を持たせようとすると必要以上に厚くせざるを得ず、特に顔半分を覆うような大きな面積のものになると吸水性ポリマーの吸水量が自重の数十倍から百倍以上と大きい分、非常に重たく、厚みもあってより顔面の凹凸形状に追随しにくいものになっている。
他に、特許文献4記載の貼付剤のようにスパンレース不織布を担体としてその表面に薄いジェル層を形成し薬液を含浸したものもあるが、前記スパンレース不織布に美容液を含浸した美顔パック用マスクよりも柔軟性に劣り、前記スパンレース不織布製美顔パックマスクやジェルシートと同様、平面のものを立体形状の顔面に使用するため、顔面の凹凸に追従しにくく、顔面全体を覆う美顔パック用マスクとして使用しても、目尻や小鼻周りなど、美容上特にケアを必要とする部分に十分な美容効果が得にくいという問題を抱えている。また、前記不織布を担体としてその表面に薄いジェル層を形成したシートにおいて、担体の不織布に熱成形や熱熔着可能な不織布を採用して立体形状に加工しようとしても、ジェル層に多量の水分を含むため、加熱しても水分の沸点以上には温度が上がらず、熱熔着や熱成形の方法で立体形状に加工することは出来なかった。
例えば、図11に示す貼付剤19は、薄いスパンレース基材不織布20の上に吸水性ポリマーによる薄いジェル層21を塗布しその上に離型紙22を備えたものである。これを素材シートとして図9に示すマスクの形状に打ち抜いて美顔パックとして利用することは可能であるが、図9に示す平面状の不織布製美顔マスク10よりも柔軟性に劣り、その使用感に勝るものではなかった。また前記貼付剤19の基材不織布20の変わりに成形可能なスパンボンド不織布、またはニードルパンチ不織布などを使用しても、ジェル層21に多量の水分を含むため基材不織布が成形できる温度までは加熱できず、熱溶着も不可能なため立体形状に加工することは困難である。
本発明の目的は、美容効果の高いジェル層を有した使用感の良い立体形状の美顔パック用マスクを安価に安定して提供することである。
本発明に係る美顔パック用マスクは、熱成形可能な不織布シートの片面に乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着した素材布を、吸水ポリマーの薄層側を内面にして顔面立体形状に熱成形してなるマスク本体と、前記マスク本体の吸水ポリマーに美容液を含浸させてなるジェル層とを備えたものである。
このように熱成形可能な不織布シートに、吸水してジェル層を形成し得る吸水ポリマーを乾燥状態で分散固着させた素材布を用いているので、顔面の凹凸形状に沿った顔面立体形状のマスク本体を容易に製作できる。しかも、そのようにして製作したマスク本体に、美容成分を含んだ液を吸水含浸させることで、マスク本体内面に美容成分を含んだジェル層を形成できる。このため、顔面の凹凸に対して追随性が高く、美容効果も高い不織布製の美顔パック用マスクを得ることが可能になる。
ここで、眼窩部の窪みの深さを目頭部分で額から12〜15mmに設定し、口元の形状の窪みの深さを頬骨と唇の最頂部を結ぶ線より10〜12mmに設定し、また鼻梁部の先端部基部の幅を20〜26mmに設定することができる。美顔パック用マスクの形状については、装着時における密着感が十分に得られるように、眼窩部の窪みの深さを目頭部部分で額から12〜15mmに、口元の形状の窪みの深さを頬骨と唇の最頂部を結ぶ線より10〜12mmにそれぞれ設定して、平均的な成人女性の顔型よりも、眉間や眼窩、口元の法令線部分の窪みを20〜40%深めに設定することが好ましい。また、鼻梁部の先端部基部の幅を20〜26mmに設定し、平均的な成人女性の顔型の概ね3分の2程度の寸法に設定することが好ましい。
本発明に係る美顔パック用マスクの製造方法は、熱成形可能な不織布シートの表面にホットメルト接着剤を介し乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着させたものを素材布とし、前記吸水ポリマーの薄層側の面に熱可塑性水溶性フィルムを重ね合せて、当該面を内面にして熱プレス成形機にて顔面立体形状に熱プレス成形してマスク成形シートを製作する立体成形工程と、前記マスク成形シートをトリミングして外周形状、及び目、鼻、口部分を打ち抜いてマスク本体を製作するトリミング工程と、前記マスク本体の吸水ポリマーに美容液を含浸させてマスク本体内面に美容液を含んだジェル層を形成する美容液含浸工程とを備えたものである。
この製造方法では、熱成形可能な不織布シートを用いているので、顔面の凹凸に適合して、略隙間無く顔面に密着可能な顔面立体形状の美顔パック用マスクを製作できる。しかも、顔への接触面側に、美容液を含んだジェル層が形成されるので、顔面の凹凸に対して追随性が高く、美容効果も高い不織布製の美顔パック用マスクを製作できる。また、前記吸水ポリマーの薄層側の面に熱可塑性水溶性フィルムが配置されるので、この熱可塑性水溶性フィルムにより、吸水ポリマーに配合したホットメルト接着剤の金型への移行付着を防止できる。
ここで、前記トリミング工程において、前記マスク成形シートを外周抜きした上で縦中央から二つ折りにして略平面状に整え、トムソン型で目、鼻腔部、口唇部、顔面部輪郭の形状、及び立体形状に沿わせるための切り欠きを左右対称に型抜きしてマスク本体を製作することが好ましい実施の形態である。このように構成することで、美顔パック用マスクとして必要な抜き穴や切り欠きを、左右対称に容易に成形することができる。
また、前記立体成形工程において、前記素材布を真ん中にして、前記素材布の吸水ポリマーの薄層側の面に熱可塑性水溶性フィルムを重ね合せ、他方の面に熱可塑性合成樹脂シートを重ね合せて、前記熱プレス成形機に代えて圧空真空成形機に供給し、プレヒートした後に熱可塑性合成樹脂シートの側から圧空を掛け、前記熱可塑性合成樹脂シートで素材布を金型に密着させることにより、吸水ポリマーの薄層側の面を内面にし、顔面立体形状に圧空成形してマスク成形シートを製作することも好ましい。このように構成すると、前記熱可塑性水溶性フィルムにより、吸水ポリマーに配合したホットメルト接着剤の金型への移行付着を防止し、柔らかくて腰がないため連続成形機に掛けることが出来ない薄い不織布でも、前記熱可塑性合成樹脂シートに載せて同時に供給することで連続成形機で成形加工することが出来る。更に圧空真空成形型を用い前記熱可塑性合成樹脂シートの側から圧空を掛ける事により、成形された前記熱可塑性合成樹脂シートに押えられて前記素材布を同形状に成形することが出来、型表面に隙間無く押さえ付けられるため、雄型と雌型の間に一定のクリアランスが必要なマッチモールド型では成形が難しい、テーパーの無い切り立った形状や細かい形状の成形が可能となる。また前記熱可塑性合成樹脂シートの成形品は、前記美顔パック用マスクの完成品の取り扱いの際にも形状を保持するためのトレーとして利用することが出来る。
本発明に係る第1の美顔パック用マスクの製造装置は、熱成形可能な不織布シートの表面にホットメルト接着剤を介し乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着させた素材布と、熱可塑性水溶性フィルムとを、前記素材布における吸水ポリマーの薄層面側に前記熱可塑性水溶性フィルムが配置されるように、前記素材布と前記熱可塑性水溶性フィルムとを重ね合わせた重合シートを供給する原反供給装置と、前記重合シートの両端部を仮接着する熱熔着装置と、前記重合シートの順送装置と、前記重合シートの加熱手段と、前記熱可塑性水溶性フィルムが内側になるように、前記重合シートを顔面立体形状に熱プレス成形するマッチモールド成形金型とを備えたものである。この場合には、前記熱プレス成形により美顔パック用マスクを製造する製造方法と、同様の作用効果が得られる。
本発明に係る第2の美顔パック用マスクの製造装置は、熱成形可能な不織布シートの表面にホットメルト接着剤を介し乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着させた素材布と、熱可塑性水溶性フィルムと、熱可塑性合成樹脂シートとを、前記素材布における吸水ポリマーの薄層面側に前記熱可塑性水溶性フィルムが配置され、反対面側に前記熱可塑性合成樹脂シートが配置されるように、前記素材布と前記熱可塑性水溶性フィルムと前記熱可塑性合成樹脂シートとを重ね合わせた重合シートを供給する原反供給装置と、前記重合シートの両端部を仮接着する熱熔着装置と、前記重合シートの順送装置と、前記重合シートの加熱手段と、前記熱可塑性水溶性フィルムが内側になるように、前記シート体を顔面立体形状に圧空成形する圧空成形金型とを備えたものである。この場合には、前記圧空成形により美顔パック用マスクを製造する製造方法と、同様の作用効果が得られる。
本発明の美顔パック用マスクによれば、顔面の形状に立体成形した不織布製のマスク本体の内面全体に保水効果の高い吸水ポリマーのジェル層を形成しているので、従来のマスクでは十分な密着が得られなかった眉間や眼窩、小鼻周り、口元等美容上特にケアを必要とする部分にも十分に密着し、また、通気性が無く保水性の高いジェル層で顔面全体を覆うために、乾燥しにくく密閉度の高い美顔パックができ、体温によるサウナ効果も期待できて大きい美容効果を得ることが可能となる。
マスクを装着したときに浮き上がって空隙を生じやすい眉間や眼窩、口元部分の形状を平均的な成人女性の顔型より深く形成し、また、小鼻部分が浮き上がりやすい鼻梁部先端の基部の幅を平均的な成人女性の顔型の概ね3分の2の寸法に設定することでより密着感の高い美顔パック用マスクが出来る。
また、あらかじめ乾燥粉末状の吸水ポリマーを熱成形可能なロール状の不織布シート上に薄く積層し連続自動成形機で成形加工を行うため生産性が高く、薄い吸水ポリマーのジェル層で十分な強度と密着性が実現でき、ジェル層に含浸させる美容成分も少なくて済むため、軽くて美顔効果の高いジェル層を有した高品質の立体成形美顔マスクを、安価に、安定して供給することが出来る。
本発明に係る美顔パック用マスクの製造方法及び製造装置によれば、前記素材布の吸水性ポリマー層の側にポリビニルアルコール等の熱可塑性で、且つ水溶性の樹脂からなる熱可塑性水溶性フィルムを重ね合わせて成形することで、前記吸水性ポリマー層に配合したホットメルト接着剤の金型への移行付着を防止する事ができ、金型の汚れを防止して安定した連続生産が可能となる。前記水溶性フィルムは美容液の含浸の際に溶解し前記吸水性ポリマー層の粘調剤として働く。
また、前記素材布の下側にA−PET樹脂等の熱可塑性合成樹脂シートを重ねて成形機に供給することで、柔らかくて腰がないため連続成形機にかけることができない薄い不織布でも、前記熱可塑性合成樹脂シートに載せて同時に供給することで連続成形機で成形加工することができ、美顔用マスクに適した柔らかくて肌触りの良い不織布シートを使用することができる。
さらに、連続圧空真空成形機で雄型の成形キャビティーを上側に配置し前記熱可塑性合成樹脂シートの側から圧空を掛ける事により、成形された前記熱可塑性合成樹脂シートで前記素材布を成形型に押し付けて、前記熱可塑性合成樹脂シートと同形状に成形することが出来、型形状を忠実に再現できるため、雄型と雌型の間に一定のクリアランスが必要なマッチモールド型では成形が難しい、テーパーの無い切り立った形状や細かい形状、さらには逆テーパーのアンダーカット形状の成形も可能になる。
前記熱可塑性合成樹脂シートで同時成形された成形品は、柔軟で腰のないマスク成形品の外周トリミングや、完成品の包装の際に形状保持材として有効に利用できる。
本発明に係る素材布の断面図 マッチモールド型による成形加工方法の断面模式図 圧空真空成形型による成形加工方法の断面模式図 トリミング加工前の美顔パック用マスク成形品の斜視図 トリミング加工済みの美顔パック用マスク成形品の斜視図 図5のVI-VI線断面図 美顔パック用マスクと取り扱い方法の説明図 美顔パック用マスク成形品の製造装置の模式図 従来の不織布製美顔パック用マスクの斜視図 従来の美顔用のジェルシート製目元パックの斜視図 従来の不織布基材上に有用成分を含浸したジェル層を形成した貼付剤の断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、美顔パック用マスクの素材布について説明する。
図1に示すように、素材布30は、熱可塑性合成樹脂を主原料とする熱成形可能なスパンボンド不織布からなる不織布シート31にホットメルト接着剤を薄く塗布、またはスプレーして接着剤層32を形成し、その上にポリアクリル酸ソーダ等の乾燥粉末状の吸水性ポリマーに少量のホットメルト接着剤の粉末を混合したものを薄く層状に散布し、セラッミクヒーター等の適切な加熱手段で加熱して前記吸水性ポリマーをホットメルト接着剤をバインダーとして不織布シート31上に固着させ、乾燥状態の吸水性ポリマーの吸水層33を形成したものである。ここに不織布シート31はポリエチレンテレフタレートを原料としたサーマルボンド不織布が表面の平滑性が高くホットメルト接着剤を塗布する際にもムラが生じにくく成形加工性、保形性の面から好適に使用できる。また美顔マスクとして良好な使用感を得るためには30g〜200g/m2の目付けのものが好ましく、特に50〜120g/m2のものが製品の使用感と成型加工性のバランスが良く、好適に使用できる。ただし、前記以外にポリプロピレンを原料とするスパンボンド不織布、バインダー繊維を配合したニードルパンチ不織布やスパンレース不織布等も利用できる。
ホットメルト接着剤としてはオレフィン系の熔融温度110℃〜150℃のものが好適に利用でき、中でも熔融温度120℃前後の低粘度のものが、スプレー加工にも適し比較的低温で加工出来るため、成形前の不織布に対し収縮などの影響を与えにくく、好適に利用できる。ただし、上記以外のホットメルト接着剤を利用することも可能である。
前記ホットメルト接着剤は、不織布シート31上に平米あたり30g〜200g、好ましくは50g〜120g程度、熔融吐出やスプレー等により塗布して接着剤層32を形成する。
前記吸水性ポリマーとしてはポリアクリル酸ソーダのほかにカルボキシルメチルセルロース、ポリビニルアルコールの誘導体等が好適に使用でき、これらの単体もしくは混合物に架橋もしくは加工澱粉等を吸水後の粘調剤として5〜30%、好ましくは8〜15重量%程度配合し、更に前記粉末状のホットメルト接着剤を10〜40重量%、好ましくは15〜30重量%程度混合したものを不織布シート31の上に形成した接着剤層32上に平米当り30g〜200g、好ましくは80g〜120g程度均一に散布し、加熱処理を施してホットメルト接着剤からなる接着剤層32と吸水性ポリマーに混合したホットメルト接着剤を熔融させ、乾燥した吸水性ポリマーの吸水層33を形成固着させて本発明に係る素材布30を得る。
前記素材布30を構成する吸水性ポリマーには、前記以外のものを使用することも可能であり、またこれらの混合物として使用することも可能である。
次に、美顔パック用マスク及びその製造方法について、図2〜図7を参照しながら説明する。
図2は、マッチモールド成形型を用いた製造装置の金型部分の模式図である。
素材布30は吸水層33を上側にして配置され、その上側にポリビニルアルコール等の熱可塑性で、且つ水溶性の熱可塑性水溶性フィルム34を重ね合わせ、またその下側にA−PET等の熱可塑性合成樹脂シート35とを重ね合わせて、3層にして製造装置に供給され、上下からセラミックヒーターなどの加熱手段によりプレヒートされてマッチモールド成形型36に供給される。素材布30は、熱可塑性水溶性フィルム34と熱可塑性合成樹脂シート35にはさまれた状態で、マッチモールド成形型36の雄型36aと雌型36bで型締めされ、図4に示すように、顔面の凹凸に適合する顔面立体形状のマスク成形シート40に成形される。このとき熱可塑性水溶性フィルム34は、ホットメルト接着剤を配合した吸水層33を覆って素材布30に密着接合される。また、熱可塑性水溶性フィルム34により、プレヒートで熔融したホットメルト接着剤が金型へ付着することが防止される。ただし、熱可塑性合成樹脂シート35は、素材布30及び熱可塑性水溶性フィルム34を安定姿勢で移送できるように設けたものであり、美顔パック用マスク45を構成するものではない。
熱可塑性水溶性フィルム34としては、素材布30の成形に追随し、接着剤の金型への移行を防止できれば出来るだけ薄いものが好ましく、ポリビニルアルコールの10〜50ミクロン厚程度のものが利用できる。特に好ましくは15〜30ミクロン程度のものが同時供給の際の取り扱いや成形性の面で好適に使用できる。また、熱可塑性水溶性フィルム34としてはポリビニルアルコール以外のものも利用することが可能である。この熱可塑性水溶性フィルム34は、後工程で美容液を含浸させて吸水性ポリマーの吸水層33をジェル化する際に、美容液に溶解してジェル層に吸収され粘調剤として作用する。
素材布30において、不織布シート31に目付け100g/m2以下のスパンボンド不織
布や、打ち込みを少なくして柔らかく仕上たニードルパンチ不織布、腰のないスパンレース不織布などを使用した場合、柔らかくて張りがないことから連続成形機で順送する際にシワになったり中央に寄って順送チェーンから外れるため、単体で成形機に供給できないという不具合が生じる。そのような場合、前記熱可塑性合成樹脂シート35を前記素材布30の下側に重ね、その両端部を熱熔着等の接着手段で仮接着して同時に供給することで、美顔マスクとして良好な使用感を得られる柔軟な素材でも連続成形機で成形加工することが出来る。
但し、素材布30として、スパンボンド不織布では概ね100g/m2以上の単体で成形機に供給できる十分な張りを備えたものを不織布シート31として使用する場合、熱可塑性合成樹脂シート35を使用しなくても前記素材布30単体で連続成形機に供給でき、成形加工することが出来る。
また、図7に示すように、素材布30と同時成形される熱可塑性合成樹脂シート35の成形品35aは、素材布30などと比較して強度剛性を有するので、柔らかくて変形しやすい為、トリミングなどの後加工での取り扱いが困難な図4に図示のマスク成形シート40の形状保持のための治具としても好適に利用でき、また最終製品である図4、図7に図示の美顔パック用マスク45の包装用のトレーとしても利用できる。
前記熱可塑性合成樹脂シート35の材質としては、成形性、価格、廃棄時の環境影響、汎用性等の面から、一般に広く使用されるA−PETシートの厚み0.2〜0.5mm程度のものが好適に利用でき、コスト面や後に治具として利用する時の強度、素材布30との加熱のバランス等を考慮すると0.2〜0.3mm程度のものが特に好ましい。
但し前記熱可塑性合成樹脂シート35としては塩ビ、ポリスチレン、ポリプロピレン等、他の熱可塑性合成樹脂シートを利用することも可能である。
図3は、圧空真空成形型を用いた製造装置の金型部分の模式図である。
前記マッチモールド型の成形加工の場合と同様に、素材布30は吸水層33を上面にしてその上側にポリビニルアルコール等の熱可塑性水溶性フィルム34と、その下側にA−PET等の熱可塑性合成樹脂シート35とを重ね合わせ、3層にして製造装置に供給され、上下からセラミックヒーターなどの加熱手段によりプレヒートされて成形型37に供給される。素材布30は熱可塑性水溶性フィルム34と熱可塑性合成樹脂シート35にはさまれた状態で圧空真空成形型37の冷却ボックス37aと圧空チャンバー37bで型締めされ、圧空チャンバー37b側から圧空圧を掛けると同時に、冷却ボックス37a側からバキュームすることで熱可塑性合成樹脂シート35により、マスク成形シート状の成形型キャビティー38に密着させられ、図4に示すマスク成形シート40に成形される。この時、熱可塑性水溶性フィルム34はマッチモールド型での成形加工の時と同様に、ホットメルト接着剤を配合した吸水性ポリマーの吸水層33をカバーしてプレヒートで熔融したホットメルト接着剤の金型への付着移行を防止する。
このように圧空真空成形型で成形すると、素材布30は、熱可塑性合成樹脂シート35に押されて成形型キャビティー38の表面に隙間無く密着するため、雄型と雌型の間に一定のクリアランスを必要とするマッチモールド成形型での成形加工の場合に比較して、成形型キャビティー38の形状に細部まで忠実に追随し、マッチモールド成形型では成形が困難なテーパーの無い切り立った形状や、細かい凹凸、逆テーパーのアンダーカット形状の成形も可能になる。また、マッチモールド成形の場合は、雄雌の金型で押し延ばして成形するため、金型の温度を比較的高めに保って成形材料の温度を下げすぎないようにする必要があり、特に本発明に係る製法のように熱可塑性合成樹脂シートを使用する場合、成形後の冷却固化に時間が掛かり、結果として成形サイクルが長くなって生産性が上がりにくいという問題があるが、圧空真空成形の手法を用いる事により、成形材料は圧空圧により伸ばされため成形金型を比較的低温にすることが出来、より短い成形サイクルでの生産が可能となる。
ここに、熱可塑性合成樹脂シート35は、前記マッチモールド型の成形加工の場合と同様に、美顔マスクに適した柔らかい不織布を、素材布30の不織布シート31として使用する際に、連続成形機への素材布供給手段としても有効である。
図4に示すマスク成形シート40は、マッチモールド型、もしくは圧空真空成形型によって成形され、このマスク成形シート40に対して外周及び目、鼻、口を打ち抜き加工し、美容成分を含浸してジェル層を形成し、図7に示す立体成形美顔パック用マスク45として使用する際に使用時のふくらみや変形を考慮して、実際の成人女性の顔型より眼窩や口元部分の窪みを概ね20〜40%程度深めになるように、眼窩部の窪みの深さを目頭部分で額から12〜15mmに設定し、口元の形状の窪みの深さを頬骨と唇の最頂部を結ぶ線より10〜12mmに設定し、特に鼻梁部43は口元側の基部でその幅を人間の鼻部の幅の、3分の2程度の20〜26mmに設定して、通常の美顔マスクの使用時に浮き上がり易い箇所に、より高度な密着感を得られるように形状を設定した。
マスク成形シート40は、その成形部分の立ち上がりの際で打ち抜き加工をし、スクラップ42とマスク成形部分41を抜き分け、マスク成形部分41を縦中央部から二つ折りにして、更に目、鼻腔、口に当たる部分と外周を打ち抜き、美顔パック用マスク45を得る。美顔パック用マスク45の外周は、額にあたる部分45aを浅く、頬から口元にあたる部分45bをやや深く、あごから首筋にあたる部分45cを最も深くなるように段差を付けて打ち抜き、各段差部分の境界と首もとにあたる部分にはあご下や頬部分を包み込んだときにより立体形状に沿わせるための切り込み49を設けてある。マスク成形部分41の鼻梁部43の先端は鼻腔部中央から口元付け根にかけて、上唇部44は鼻腔部にかけて中心線が稜線になるように各々三角山状に突出させ、鼻腔部の打ち抜き穴46を抜く際の抜き代を構成している。この鼻腔部分の打ち抜き穴46の三角形の底辺に当たる部分、口元側の打ち抜き寸法を22mm〜35mmの範囲で調整する事により鼻梁部43の小鼻部分への密着度を調整することが出来る。また、口元には口唇部分の打ち抜き穴47を眼窩部分には眼瞼部分に対応する打ち抜き穴48を備えており、縦中央から二つ折にした状態でこのように顔面半分の略平面形状と成し、左右を重ねて抜き加工する事により、立体形状のマスクを平面の抜き型で比較的容易に左右対称に抜き加工することが可能になる。
図5、図7に示す美顔パック用マスク45に美容成分を含んだ溶液を含浸し、不織布シート31からなるマスク本体45Aの内面に美容液を含んだジェル層33aを形成して、美容液を含んだジェル層33aを内面に有する不織布製立体成形美顔パック用マスク45を得る。
前記熱可塑性合成樹脂シート35を素材布と同時成形して得られた成形品は、図4、図7に示すように、マスク成形シート40の抜き案内治具として利用されマスク成形部分41と同形状の熱可塑性合成樹脂の成形品35aとなり、立体成形美顔パック用マスク45をこの成形品35aに入れてアルミパウチ等の包装をほどこす事により、形状を保持するための包装用トレーとして好適に利用できる。また、熱可塑性合成樹脂シート35にシリコン剥離剤を塗布したものを用い、立体成形美顔パック用マスク45のジェル層33aの側に成形品35aを被せて立体形状のマスキング剤として用いることも可能である。
図8に本発明に係る製造装置を示す。
あらかじめ乾燥状態の吸水ポリマーの吸水層33を形成した素材布30のロールは、給水ポリマーの吸水層33を上側にして供給するように製造装置の原反供給装置51の中段に設置され、その上段にポリビニルアルコール等の熱可塑性水溶性フィルム34が、下段にA−PET等の熱可塑性合成樹脂シート35がそれぞれロール状で設置されている。マスク成形シート40を形成する素材布30は熱可塑性水溶性フィルム34と共に、前記熱可塑性合成樹脂シート35と併せて供給装置51により製造装置50に供給される。前記素材布30と熱可塑性水溶性フィルム34、熱可塑性合成樹脂シート35はそれぞれ繰り出し装置52により余分なテンションがかからないように送り出され、連続圧空真空成形機のシート供給部手前で幅方向の両端部をヒートシールバー53で仮接着されて順送チェーンに供給される。ヒーター部54に送られた3層のシートは重なり合ったままでプレヒートされ、成形ゾーン55に送られてマッチモールド成形型36、或いは圧空真空成形型37で成形加工される。
このとき、熱可塑性合成樹脂シート35は素材布30の不織布シート31に、連続成形機に掛からない薄いものを用いた場合の成形機への素材布供給手段となる。また、圧空真空成形型で成形する場合には素材布30に対する成形加工の加圧手段として働く。
30 素材布 31 不織布シート
32 接着剤層 33 吸水層
33a ジェル層 34 熱可塑性水溶性フィルム
35 熱可塑性合成樹脂シート 35a 成形品
36 マッチモールド成形型 36a 雄型
36b 雌型
37 圧空真空成形型 37a 冷却ボックス
37b 圧空チャンバー 38 成形キャビティー
39 成形型プラグ
40 マスク成形シート 41 マスク成形部分
42 スクラップ 43 鼻梁部
44 上唇部 45 美顔パック用マスク
45A マスク本体 45a 額にあたる部分
45b 頬から口元にあたる部分 45c あごから首筋にあたる部分
46 鼻腔部の打ち抜き穴 47 口唇部の打ち抜き穴
48 眼瞼部の打ち抜き穴 49 切り込み
50 製造装置 51 原反供給装置
52 原反繰り出し装置 53 ヒートシールバー
54 ヒーター部 55 成形ゾーン

Claims (7)

  1. 熱成形可能な不織布シートの片面に乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着した素材布を、吸水ポリマーの薄層側を内面にして顔面立体形状に熱成形してなるマスク本体と、
    前記マスク本体の吸水ポリマーに美容液を含浸させてなるジェル層と、
    を備えた美顔パック用マスク。
  2. 眼窩部の窪みの深さを目頭部分で額から12〜15mmに設定し、口元の形状の窪みの深さを頬骨と唇の最頂部を結ぶ線より10〜12mmに設定し、また鼻梁部の先端部基部の幅を20〜26mmに設定した請求項1記載の美顔パック用マスク。
  3. 熱成形可能な不織布シートの表面にホットメルト接着剤を介し乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着させたものを素材布とし、前記吸水ポリマーの薄層側の面に熱可塑性水溶性フィルムを重ね合せて、当該面を内面にして熱プレス成形機にて顔面立体形状に熱プレス成形してマスク成形シートを製作する立体成形工程と、
    前記マスク成形シートをトリミングして外周形状、及び目、鼻、口部分を打ち抜いてマスク本体を製作するトリミング工程と、
    前記マスク本体の吸水ポリマーに美容液を含浸させてマスク本体内面に美容液を含んだジェル層を形成する美容液含浸工程と、
    を備えたことを特徴とする美顔パック用マスクの製造方法。
  4. 前記トリミング工程において、前記マスク成形シートを外周抜きした上で縦中央から二つ折りにして略平面状に整え、トムソン型で目、鼻腔部、口唇部、顔面部輪郭の形状、及び立体形状に沿わせるための切り欠きを左右対称に型抜きしてマスク本体を製作する請求項3記載の美顔パック用マスクの製造方法。
  5. 前記立体成形工程において、前記素材布を真ん中にして、前記素材布の吸水ポリマーの薄層側の面に熱可塑性水溶性フィルムを重ね合せ、他方の面に熱可塑性合成樹脂シートを重ね合せて、前記熱プレス成形機に代えて圧空真空成形機に供給し、プレヒートした後に熱可塑性合成樹脂シートの側から圧空を掛け、前記熱可塑性合成樹脂シートで素材布を金型に密着させることにより、吸水ポリマーの薄層側の面を内面にし、顔面立体形状に圧空成形してマスク成形シートを製作する請求項3又は4記載の美顔パック用マスクの製造方法。
  6. 熱成形可能な不織布シートの表面にホットメルト接着剤を介し乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着させた素材布と、熱可塑性水溶性フィルムとを、前記素材布における吸水ポリマーの薄層面側に前記熱可塑性水溶性フィルムが配置されるように、前記素材布と前記熱可塑性水溶性フィルムとを重ね合わせた重合シートを供給する原反供給装置と、前記重合シートの両端部を仮接着する熱熔着装置と、前記重合シートの順送装置と、前記重合シートの加熱手段と、前記熱可塑性水溶性フィルムが内側になるように、前記重合シートを顔面立体形状に熱プレス成形するマッチモールド成形金型とを備えた美顔パック用マスクの製造装置。
  7. 熱成形可能な不織布シートの表面にホットメルト接着剤を介し乾燥粉末状の吸水ポリマーを薄層状に分散固着させた素材布と、熱可塑性水溶性フィルムと、熱可塑性合成樹脂シートとを、前記素材布における吸水ポリマーの薄層面側に前記熱可塑性水溶性フィルムが配置され、反対面側に前記熱可塑性合成樹脂シートが配置されるように、前記素材布と前記熱可塑性水溶性フィルムと前記熱可塑性合成樹脂シートとを重ね合わせた重合シートを供給する原反供給装置と、前記重合シートの両端部を仮接着する熱熔着装置と、前記重合シートの順送装置と、前記重合シートの加熱手段と、前記熱可塑性水溶性フィルムが内側になるように、前記シート体を顔面立体形状に圧空成形する圧空成形金型とを備えた美顔パック用マスクの製造装置。
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