JP5549200B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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本発明は、現金の投入に応じて発券や商品販売等の取引を行う自動発券機等に用いる現金処理装置に係り、特に現金の補給又は回収を行う際の金庫の抜脱を適正化した現金処理装置に関するものである。
自動発券機や自動販売機等の現金処理装置は、現金を収納する金庫を有し、金庫に対して現金を入金又は出金するものである。このような従来の現金処理装置として特許文献1には、金庫を着脱可能に構成し、現金の補給や回収を可能としたものが開示されている。
特開2006−18798号公報
ところで、現金の回収または補給を行う際、業務効率の向上を目的として一部の金庫が抜かれても無停止で稼働する無停止補給または無停止回収を行うように構成することが一つの有効な手段として考えられるが、かかる特許文献1を含めて従来の現金処理装置には、無停止で現金の補給又は回収を行える機能を備えたものは見当たらない。
この機能を実現するにあたり、取引時に入金先又は出金元となる取引金庫がいずれか一つでも抜脱されると取引が不能になるので、取引金庫が抜脱されることを回避する必要がある。また、取引金庫であるか否かに拘わらず、現金が入出庫中である金庫を抜脱すると搬送不良等を生じるので、入出庫中の金庫が抜脱されることも避ける必要がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、取引金庫が抜脱されて取引不能に陥ることや、現金が入出庫中である金庫が抜脱されてジャム等の障害が発生することを的確に防止し、金庫の抜脱を適正化して、無停止で現金の補給又は回収を行う新たな現金処理装置を提供することである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の現金処理装置は、着脱可能な金庫を含む複数の金庫と、現金の搬送を制御する制御手段と、前記着脱可能な金庫に設けられ、当該金庫に対して現金を入出庫させるために電力を消費する電力消費部と、前記着脱可能な金庫の着脱に伴って前記電力消費部と電気的に接続又は切断される電気コネクタを介して前記電力消費部への給電を行う給電手段とを有し、取引に応じて金庫に対する入金又は出金を行う現金処理装置であって、前記制御手段は、前記複数の金庫のうちの着脱可能な金庫の少なくとも一部が取引時に入金先又は出金元とならない非取引金庫であり、前記複数の金庫のうちの残りが取引時に入金先又は出金元となる取引金庫である場合に、前記取引金庫に対する入金又は出金に必要な搬送制御を行い、前記非取引金庫の抜脱に関連して当該非取引金庫から前記取引金庫に対する現金の補給又は回収に必要な搬送制御を行い得るように構成されつつ、前記着脱可能な金庫が前記非取引金庫であり且つ当該金庫に対して現金が入出庫中でない場合には当該金庫が抜脱可能なタイミングであることを示す金庫情報を生成するとともに、これ以外の場合には当該金庫が抜脱可能なタイミングでないことを示す金庫情報を生成するように構成され、前記制御手段は更に、前記金庫情報を取得して、前記着脱可能な金庫が抜脱可能なタイミングでないときに前記電力消費部への給電を行うとともに、当該金庫の内部に現金が収容されている状態であっても当該金庫が抜脱可能なタイミングであることを一つの条件として前記電力消費部への給電を停止するものである。
この構成によれば、着脱可能な金庫の少なくとも一部が取引時に入金先又は出金元とならない非取引金庫であり、複数の金庫のうちの残りが取引時に入金先又は出金元となる取引金庫である場合に、非取引金庫の抜脱に関連して非取引金庫から取引金庫に対する現金の補給又は回収を行うので、抜脱すれば取引不能になる取引金庫を抜脱する必要を無くして無停止で現金の補給又は回収を実現できる。さらに、着脱可能な金庫が前記非取引金庫であり且つ当該金庫に対して現金が入出庫中でない場合には当該金庫が抜脱可能なタイミングであることを示す金庫情報が生成されるとともに、これ以外の場合には当該金庫が抜脱可能なタイミングでないことを示す金庫情報が生成されるので、この金庫情報を用いることにより、取引金庫が抜脱されて取引不能に陥ることや、現金が入出庫中である金庫が抜脱されてジャム等の障害が発生することを的確に防止し、金庫の抜脱を適正化して、無停止で現金の補給又は回収を行う新たな現金処理装置の提供に資することができる。
また、前記着脱可能な金庫に設けられ、当該金庫に対して現金を入出庫させるために電力を消費する電力消費部と、前記着脱可能な金庫の着脱に伴って前記電力消費部と電気的に接続又は切断される電気コネクタを介して前記電力消費部への給電を行う給電手段とを備え、前記制御手段は、前記金庫情報を取得して、前記着脱可能な金庫が抜脱可能なタイミングでないときに前記電力消費部への給電を行うとともに、当該金庫の内部に現金が収容されている状態であっても当該金庫が抜脱可能なタイミングであることを一つの条件として前記電力消費部への給電を停止することから、給電を受ける金庫を適切に抜脱することができる。
本発明によると、金庫が抜脱可能であるか否かを示す金庫情報を利用することが可能になり、取引金庫が抜脱されて取引不能に陥ることや、現金が入出庫中である金庫が抜脱されてジャム等の障害が発生することを的確に防止でき、金庫の抜脱を適正化して、無停止で現金の補給又は回収を行う新たな現金処理装置の提供を可能とする。
本発明の一実施形態に係る現金処理装置の概略的な全体構成図。 一部の金庫を抜き取った状態を示す図1に対応した図。 同実施形態の構成および機能の概要を示すブロック図。 同実施形態における無停止補給時の状態を示す図。 同実施形態における無停止回収時の状態を示す図。 金庫解錠操作を受け付ける操作受付部を示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態では紙幣を取り扱う紙幣ブロックとしての現金処理装置を例に挙げて説明する。
図1に示す本実施形態の現金処理装置は、例えば乗車券やカード、精算切符等の券売を行う券売機として用いられるもので、紙幣ブロック1と、これにセットされて紙幣の収納場所となる4つの金庫A〜Dと、投入される紙幣の金種を識別部22で識別して金庫A〜Dのうち対応する金庫に搬送経路21を介して搬送する搬送手段2とを具備する。
紙幣ブロック1は、利用者に近い側に挿入口11、出金口13、返却口14(以下、出金口13及び返却口14を合わせて払出口12ともいう)を設けたもので、同じく利用者に近い側に固定式の混合金庫Dを内設し、係員が操作を行う側に3つのカセット式の金庫A〜Cを設けている。また、紙幣ブロック1には、搬送経路21上の紙幣を一時的に保留する一時保留部Eや出金保留部F、読み取り不能、重送発生、異常検知時の不良券を回収する不良券回収部G等も設けられている。カセット式の金庫A〜Cは、図2に例示するように把手hを把持して紙幣ブロック1から引き出すことが可能とされている。これらの金庫A〜Cと紙幣ブロック1との間には、必要に応じて電磁力等を利用して金庫A〜Cを引き出し禁止状態とする図3のロック機構X1が設けてあり、また、紙幣ブロック1又は金庫A〜Cには、引き出し禁止状態か否かを表示して係員に了知させるLED表示部X2が設けてある。紙幣ブロック1のオペレータが操作を行う側には、図6に示すように、オペレータにより行われる金庫解錠操作を受け付ける操作受付部7が設けてある。操作受付部7は、オペレータが所有する鍵が差し込まれる鍵穴部71を有し、この鍵穴部71に鍵が差し込まれた状態で鍵が回動する動作を金庫解錠操作として受け付ける。また、操作受付部7の鍵穴部71を遮蔽する板状カバーを用いた遮蔽部72が設けてある。遮蔽部72は、軸72aを中心に回動自在に支持され、鍵穴部71を遮蔽する遮蔽位置sとこの遮蔽位置sから退避して鍵穴部71を表出させる表出位置pとの間を変位可能である。さらに、遮蔽部72の位置を検出する遮蔽部センサ73が設けられている。
識別部22は、図3に示すように、紙幣の金種判定を主として行うもので、挿入口11から投入される紙幣の金種のみ識別する。これに対して、各金庫A〜Dに紙幣が補給される場合や、各金庫A〜Dから紙幣が回収される場合等には、図1に示す補給回収用の簡易型の識別部20(以下、簡易識別部と称する)で金種識別を行う。ここに言う簡易型とは、金種識別のみを行い、紙幣の真性(偽造か否か)までは識別しないものを言う。
搬送手段2は、周知の紙幣処理装置と同様に、図示しない挾持ローラ、搬送ベルト、ウィング等の方向変換部などから構成される前記搬送経路21と、搬送される紙幣の金種を識別する前記識別部22および簡易識別部20と、この識別部22或いは簡易識別部20の識別結果等に基づいて前記搬送経路21を制御する制御手段23(図3参照)とから構成される。そして、挿入口11から投入された紙幣を識別部22に通過させた後、搬送経路21に沿って流通させ、随所に設けた分岐部a〜gで必要に応じて紙幣を方向変換して、金庫A〜D、一時保留部E、出金保留部F、払出口12、一次保留部a1〜c1、不良券回収部G等へ搬送する動作を行うとともに、金庫A〜D等から搬送経路21上への紙幣の繰り出し動作、簡易識別部20における金種識別、更には次なる搬送先である払出口12や金庫A〜Dへの搬送動作などを含む統括的な制御を行うように構成されている。
着脱可能なカセット式の金庫A〜Cには、図3に示すように、現金を繰り出すローラを駆動するモータや現金の存在を検知するセンサ等の電力消費部6(6a、6b、6c)がそれぞれ設けられており、電力消費部6は、給電手段5により給電を受けて作動し、金庫A〜Cに対して現金を入出庫させるために電力を消費する。給電手段5は、電源部52と、金庫A〜Cの着脱に伴って電力消費部6と電気的に接続又は切断される電気コネクタ51(51a、51b、51c)とを有しており、この電気コネクタ51を介して電源部52から電力消費部6への給電を行う。電源部52と電気コネクタ51との間の電力供給路には、スイッチ53(53a、53b、53c)がFET等のスイッチング素子により構成されており、スイッチ53をオンオフすることにより電力消費部6への給電又は給電の停止を切り替え可能にされている。スイッチ53のオンオフは制御手段23により制御される。
上記の制御を行うために、制御手段23は、CPU,メモリ及びインターフェースを具備する通常のマイクロコンピュータユニットにより構成されて、メモリ内には所要のプログラムが書き込まれており、CPUは適宜必要なプログラムを呼び出して実行することにより、周辺ハードリソースと協働して、所期の搬送動作を実現する。また、各金庫A〜Dに紙幣を装填し、或いは各金庫A〜Dから紙幣を繰り出す際には、各金庫A〜Dの一部または搬送経路21の一部に設けた図示しない計数部によって紙幣の枚数が計数されるようにしている。
さらに、制御手段23は、金庫設定部25を通じて係員による金庫設定操作を受け付け、受け付けた金庫設定に基づいて搬送制御を行う。金庫設定操作は、設定対象の金庫が取引時に現金の入金先又は出金元となる取引金庫であるか否かの他、設定対象の金庫が取り扱う金種等、種々の設定を行う操作である。この実施形態では、混合金庫Dを第1金種たる5千円と第2金種たる2千円とを混合収納して取引時の入庫先に設定している。また、金庫Aを第3金種たる千円の循環金庫として取引時の入金先及び出金元に設定し、同様に、金庫Bを第4金種たる万円の循環金庫として取引時の入金先及び出金元に設定している。また、金庫Cを多用途に利用可能な自在金庫に設定して取引時の入金先又は出金元のいずれにもならない設定にしている。すなわち、混合金庫D、金庫A及び金庫Bを取引時に入金先又は出金元となる取引金庫に設定し、自在金庫Cを取引時に入金先又は出金元とならない非取引金庫に設定している。取引金庫は、取引時に現金の入金先又は出金元となる金庫であり、取引はいつ開始するか分からないので、実際の取引時はもちろんのこと、一時でも抜脱されるのが好ましくない金庫である。
さらにまた、制御手段23は、金庫情報生成部24を有し、金庫情報生成部24が、着脱可能な金庫A〜Cが抜脱可能なタイミングであるか否かを、非取引金庫であるか否かと現金が入出庫中であるか否かとに基づいて判定し、金庫A〜Cが抜脱可能なタイミングであるか否かを示す金庫情報を生成する。金庫情報生成部24は、具体的に、金庫A〜Cについて、非取引金庫に設定されており且つ金庫への現金が入出庫中でないときは抜脱可能とし、それ以外は抜脱不能として金庫情報を生成する。制御手段23は、この金庫情報を取得して、着脱可能な金庫A〜Cが抜脱可能なタイミングでないときに電力消費部6への給電を行うとともに、金庫A〜Cの内部に現金が収容されている状態であっても当該金庫A〜Cが抜脱可能なタイミングであることを一つの条件として電力消費部6への給電を停止する。
上記の構成の現金処理装置において、制御手段23は、「通常運用時」「無停止補給時」「無停止回収時」の3つの動作を実行する。
(1)通常運用時
運用時は、抜脱されると取引不能になる取引金庫であるカセット金庫A、Bにロック機構X1によって電磁ロックが掛けられるとともに、LED表示部X2において抜脱不能である旨のLEDが点灯してカセット金庫A、Bの抜脱が禁止される。一方、現金の入出庫が行われておらず且つ非取引金庫であるカセット金庫Cには電磁ロックが掛けられずに、LED表示部X2において抜脱可能である旨のLEDが点灯して抜脱が許容される。この際、金庫A、Bは取引金庫に設定されているので金庫情報生成部24により抜脱不能であることを示す金庫情報が生成され、金庫Cは非取引金庫であり且つ現金の入出庫が行われていないので抜脱可能であることを示す金庫情報が生成される。制御手段23は、この金庫情報を参照して、金庫A、Bに対応するスイッチ53をオンにし、金庫A、Bの電力消費部6への給電を行う一方、遮蔽部センサ73により遮蔽部72が表出位置pにあることが検出されているときに金庫Cに対応するスイッチ53をオフとし、金庫Cの電力消費部6への給電を停止状態にする。
(2)無停止補給時
運用中に、例えばつり札の減少により特定金種を補給したい場合には、図4(a)、(b)に示すように、補給したい金種用のカセット(千円、万円のいずれか)を自在金庫Cにセットする。制御手段23は自在金庫C内の現金を繰り出して簡易識別部20へ送り、この簡易識別部20で金種を識別して、正しければ出金保留部Fへ、エラーであれば不良券回収部Gへ搬送しながら継続装填を行う。出金保留部Fにおいて所定枚数に達したら、まとめて一括で、千円ならカセット金庫Aへ、万円ならカセット金庫Bへ計数装填する。この補給中はカセット金庫Cに電磁ロックを掛けて、金庫A〜Cの電磁ロックを維持するとともに、LED表示部X2において抜脱不能である旨のLEDが点灯してカセット金庫A〜Cの抜脱が禁止される。この際、金庫Cは非取引金庫であり且つ現金の入出庫が行われているので金庫情報生成部24により抜脱不能であることを示す金庫情報が生成され、金庫A、Bについては上記(1)と同様に抜脱不能であることを示す金庫情報が生成される。そして、制御手段23は、この金庫情報を参照して、金庫A〜Cに対応するスイッチ53をオン状態にし、金庫A、Bの電力消費部6への給電を行う。
金庫A又はBに対する補給が完了すると、金庫Cに対する現金の入出庫が終わるので金庫情報生成部24により抜脱可能であることを示す金庫情報が生成される。また、蔽部センサ73により遮蔽部72が表出位置pにあることが検出されているときに制御手段23により遮金庫Cに対応するスイッチ53がオフされ、金庫Cの電力消費部6への給電が停止される。加えて、金庫Cの電磁ロックが解除および抜脱可能のLED表示がなされ、係員は自在金庫Cを安全且つ適切に抜き取ることができる。
(3)無停止回収時
運用中に、余剰紙幣の回収を行いたい場合には、図5に示すように、回収したい金種用のカセット(千円、万円のいずれか)を自在金庫Cにセットする。制御手段23は、セットされたカセットが千円なら同図(a)に示すようにカセット金庫Aから、万円なら同図(b)に示すようにカセット金庫Bから千円または万円をそれぞれ簡易識別部20および出金保留部Fを介して計数回収する。また、回収したい金種が2千/5千の場合には、同図(c)に示すように万円用のカセットを自在金庫Cにセットし、(b)の場合と識別できるように回収したい金種が2千/5千である旨の適宜の設定を通じて、搬送制御手段2に固定金庫Dから2千/5千を簡易識別部20および出金保留部Fを介して計数回収させる。2千円/5千円の回収を実施する場合は、全回収のみを可能とする。
この回収中は上記(2)と同様にカセット金庫Cに電磁ロックを掛けて、金庫A〜Cの電磁ロックを維持して抜脱を禁止するとともに、LED表示部X2で抜脱不能である旨の表示を行い、上記(2)と同様に金庫A〜Cが抜脱不能であることを示す金庫情報が生成される。制御手段23は、この金庫情報を参照して、金庫A〜Cに対応するスイッチ53をオン状態にし、金庫A、Bの電力消費部6への給電を行う。
現金の回収が完了すると、金庫Cに対する現金の入出庫が終わるので上記(2)と同様に制御手段23により金庫Cに対応するスイッチ53がオフされ、金庫Cの電力消費部6への給電が停止され、係員は自在金庫Cを安全且つ適切に抜き取ることができる。
以上に説明したように、本実施形態では、着脱可能な金庫A〜Cの少なくとも一部の金庫Cが取引時に入金先又は出金元とならない非取引金庫であり、複数の金庫A〜Dのうちの残りの金庫A、Bが取引時に入金先又は出金元となる取引金庫である場合に、非取引金庫である金庫Cの抜脱に関連して非取引金庫である金庫Cから取引金庫である金庫A、Bに対する現金の補給又は回収を行うので、抜脱すれば取引不能になる取引金庫である金庫A、Bを抜脱する必要を無くして無停止で現金の補給又は回収を実現できる。さらに、着脱可能な金庫A〜Cが抜脱可能なタイミングであるか否かを示す金庫情報が、金庫が非取引金庫であるか否かと金庫に対して現金が入出庫中であるか否かとに基づいて生成されるので、この金庫情報を用いることにより、取引金庫が抜脱されて取引不能に陥ることや、現金が入出庫中である金庫が抜脱されてジャム等の障害が発生することを的確に防止し、金庫の抜脱を適正化して、無停止で現金の補給又は回収を行う新たな現金処理装置の提供に資することが可能となる。
特に、本実施形態では、着脱可能な金庫A〜Cに設けられ電力を消費する電力消費部6(6a、6b、6c)と、着脱可能な金庫A〜Cの着脱に伴って電力消費部6と電気的に接続又は切断される電気コネクタ51(51a、51b、51c)を介して電力消費部6への給電を行う給電手段5とを備え、制御手段23は、金庫情報を取得して着脱可能な金庫A〜Cが抜脱可能なタイミングであることを一つの条件として電力消費部6への給電を停止するので、給電中に電力消費部6と電気コネクタ51とが切断されて電圧変動や信号の乱れが生じることがなく、給電を受ける金庫A〜Cを適切に抜脱することができる。特に電気コネクタ51が活線挿抜に対応していない場合に有効である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、金庫A〜Cに対して入金および出金の双方を行う現金処理装置であるが、金庫への入金および金庫からの出金のいずれかのみを行う装置であっても本発明を適用することが可能である。さらに、金庫A〜Dに対して各金種を割り当てて金庫A〜Dを四金種循環金庫としてもよい。さらにまた、遮蔽部72が表出位置pにあることと金庫情報で金庫が抜脱可能なタイミングであることの二つの条件で給電手段5による給電を停止しているが、金庫情報で金庫が抜脱可能なタイミングであることを一つの条件としていれば、遮蔽部72を設けなくてもよく、条件を削除又は追加することも可能である。その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…紙幣ブロック、5…給電手段、6…電力消費部、23…制御手段、24…制御手段(金庫情報生成部)、51…電気コネクタ、A〜B…着脱可能な金庫(取引金庫)、C…着脱可能な金庫(非取引金庫)、D…金庫(取引金庫)

Claims (1)

  1. 着脱可能な金庫を含む複数の金庫と、現金の搬送を制御する制御手段と、前記着脱可能な金庫に設けられ、当該金庫に対して現金を入出庫させるために電力を消費する電力消費部と、前記着脱可能な金庫の着脱に伴って前記電力消費部と電気的に接続又は切断される電気コネクタを介して前記電力消費部への給電を行う給電手段とを有し、取引に応じて金庫に対する入金又は出金を行う現金処理装置であって、
    前記制御手段は、前記複数の金庫のうちの着脱可能な金庫の少なくとも一部が取引時に入金先又は出金元とならない非取引金庫であり、前記複数の金庫のうちの残りが取引時に入金先又は出金元となる取引金庫である場合に、前記取引金庫に対する入金又は出金に必要な搬送制御を行い、前記非取引金庫の抜脱に関連して当該非取引金庫から前記取引金庫に対する現金の補給又は回収に必要な搬送制御を行い得るように構成されつつ、前記着脱可能な金庫が前記非取引金庫であり且つ当該金庫に対して現金が入出庫中でない場合には当該金庫が抜脱可能なタイミングであることを示す金庫情報を生成するとともに、これ以外の場合には当該金庫が抜脱可能なタイミングでないことを示す金庫情報を生成するように構成され
    前記制御手段は更に、前記金庫情報を取得して、前記着脱可能な金庫が抜脱可能なタイミングでないときに前記電力消費部への給電を行うとともに、当該金庫の内部に現金が収容されている状態であっても当該金庫が抜脱可能なタイミングであることを一つの条件として前記電力消費部への給電を停止することを特徴とする現金処理装置。
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