JP5549150B2 - 駆動信号生成装置、液体吐出装置、及び、駆動信号生成方法 - Google Patents

駆動信号生成装置、液体吐出装置、及び、駆動信号生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、駆動信号生成装置、液体吐出装置、及び、駆動信号生成方法に関する。
ヘッドに設けられた素子に所定のパルスを印加することによって、液体を吐出する液体吐出型のプリンタが利用されている。このような、プリンタのヘッドには、液体を吐出するための駆動パルスと、液体を吐出させずノズルにおけるインク表面(メニスカス)を振動させるための駆動パルスが印加される。
特開2004−260889号公報
近年では、ヘッドの移動距離が長いラージフォーマット型のプリンタが開発されている。このようなラージフォーマット型のプリンタでは、液体を吐出させずノズルにおけるメニスカスを振動させるための駆動パルス(印字外微振動)の使用割合が多い。
しかしながら、このように液体を吐出しない場合でも、液体を吐出させない駆動パルスについて電力増幅する必要があり、この電力消費量が問題となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、駆動パルスを生成する際における消費電力を抑えることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
液体を吐出するときにヘッドに印加される吐出用駆動パルスと、前記液体を吐出しないときに前記ヘッドに印加される不吐出用駆動パルスと、を生成する波形生成部と、
前記吐出用駆動パルスを電力増幅する第1電力増幅と、前記不吐出用駆動パルスを電力増幅する第2電力増幅と、を行う電力増幅部と、
前記電力増幅部に前記吐出用駆動パルスの最大電圧よりも高い第1電圧を出力する電源ユニットと、
前記第2電力増幅時において前記電力増幅部に供給される電圧が前記第1電圧よりも低い第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御するコントローラと、
を備え、前記第2電圧が前記電源ユニットの時定数と前記第2電力増幅時における消費電力の削減率とに基づいて設定される、駆動信号生成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
印刷システムの構成を示す図である。 本実施形態のプリンタ1の構成を示すブロック図である。 ヘッド41の構造を説明するための図である。 駆動信号生成回路70のブロック図である。 電力増幅回路72の構成を説明する図である。 プリンタの電源オンからオフまでにおける駆動信号を示す図(その1)である。 プリンタの電源オンからオフまでにおける駆動信号を示す図(その2)である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
液体を吐出するときにヘッドに印加される吐出用駆動パルスと、前記液体を吐出しないときに前記ヘッドに印加される不吐出用駆動パルスと、を生成する波形生成部と、
前記吐出用駆動パルスを電力増幅する第1電力増幅と、前記不吐出用駆動パルスを電力増幅する第2電力増幅と、を行う電力増幅部と、
前記電力増幅部に前記吐出用駆動パルスの最大電圧よりも高い第1電圧を出力する電源ユニットと、
前記第2電力増幅時において前記電力増幅部に供給される電圧が前記第1電圧よりも低い第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御するコントローラと、
を備え、前記第2電圧が前記電源ユニットの時定数と前記第2電力増幅時における消費電力の削減率とに基づいて設定される、駆動信号生成装置。
このようにすることで、駆動パルスを生成する際における消費電力を抑えることができる。
かかる駆動信号生成装置であって、前記コントローラは、前記ヘッドの待機時においても前記電力増幅部に供給される電圧が前記第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御することが望ましい。また、前記コントローラは、前記電力増幅部に印加される電圧を監視し、前記第2電圧と前記電力増幅部に印加される電圧とを比較することにより、前記電源ユニットの作動のオンオフを制御することが望ましい。また、前記電力増幅部は、トランジスタを含むことが望ましい。また、前記電源ユニットは、該電源ユニットの作動をオンオフするための端子を有し、該端子がアース接続されることにより、前記第1電圧を出力することが望ましい。
また、前記電力削減率は、前記第1電力増幅時における電力消費量に比して削減される電力消費量であることが望ましい。
このようにすることで、駆動パルスを生成する際における消費電力を抑えることができる。
液体を吐出するヘッドと、
前記液体を吐出するときにヘッドに印加される吐出用駆動パルスと、前記液体を吐出しないときに前記ヘッドに印加される不吐出用駆動パルスと、を生成する波形生成部と、
前記吐出用駆動パルスを電力増幅する第1電力増幅と、前記不吐出用駆動パルスを電力増幅する第2電力増幅と、を行う電力増幅部と、
前記電力増幅部に前記吐出用駆動パルスの最大電圧よりも高い第1電圧を出力する電源ユニットと、
前記第2電力増幅時において前記電力増幅部に供給される電圧が前記第1電圧よりも低い第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御するコントローラと、
を備え、前記第2電圧が前記電源ユニットの時定数と前記第2電力増幅時における消費電力の削減率とに基づいて設定される、液体吐出装置。
このようにすることで、駆動パルスを生成する際における消費電力を抑えることができる。
液体を吐出するときにヘッドに印加される吐出用駆動パルスを増幅する第1電力増幅と、前記液体を吐出しないときに前記ヘッドに印加される不吐出用駆動パルスを増幅する第2電力増幅とを行う駆動信号の生成方法であって、
前記第1電力増幅時において前記吐出用駆動パルスの最大電圧よりも高い第1電圧を電力増幅部に出力することと、
前記第2電力増幅時において前記電力増幅部に供給される電圧が前記第1電圧よりも低い第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御することと、
を含み、
前記第2電圧が前記電源ユニットの時定数と前記第2電力増幅時における消費電力の削減率とに基づいて設定される、駆動信号生成方法。
このようにすることで、駆動パルスを生成する際における消費電力を抑えることができる。
===実施形態===
図1は、印刷システムの構成を示す図である。図には、コンピュータ100とプリンタ1が示されている。
コンピュータ100は、不図示の処理装置と記憶装置とを含む。処理装置は、例えばCPUなどの演算装置である。また、記憶装置は、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、及び、CD−ROMドライブなどであって、本実施形態を実行するためのプログラムが記憶されている。RAM及びハードディスクドライブは、プログラムを実行するに際し、随時演算結果を記憶する領域としても利用される。コンピュータ100は、プリンタ1にインタフェースを介して接続している。そして、コンピュータ100は、印刷データをプリンタ1に送信することにより、プリンタ1に所望の画像を印刷させることができる。
図2は、本実施形態のプリンタ1の構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、用紙搬送機構20、キャリッジ移動機構30、ヘッドユニット40、検出器群50、プリンタ側コントローラ60、及び駆動信号生成回路70を有する。
用紙搬送機構20は、用紙Sを搬送方向に搬送させるためのものである。この用紙搬送機構20は、用紙Sを印刷可能な位置まで給紙したり、この用紙Sを搬送方向に所定の搬送量で搬送させたりする。
キャリッジ移動機構30は、ヘッドユニット40が取り付けられたキャリッジ(不図示)をキャリッジ移動方向に移動させるためのものである。ここでキャリッジ移動方向は、前述の搬送方向と交差する方向である。キャリッジ移動方向には、一側から他側への移動方向と、他側から一側への移動方向が含まれている。なお、ヘッドユニット40はヘッド41を有するので、キャリッジ移動機構30はヘッド41を移動方向に移動させる。
ヘッドユニット40は、インクを用紙Sに向けて吐出させるためのものである。このヘッドユニット40は、キャリッジに取り付けられている。このヘッドユニット40が有するヘッド41は、ヘッドケースの下面に設けられている。ここで使用されるヘッド41は、シアンC、マゼンタM、イエローY、及び、ブラックKの4種類のインクを吐出可能となっている。
検出器群50は、プリンタ1の各部の状況を監視するためのものである。
プリンタ側コントローラ60は、プリンタ1の制御を行うものである。このプリンタ側コントローラ60は、インタフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、制御ユニット64とを有する。インタフェース部61は、外部装置であるコンピュータ100との間で、データの受け渡しを行う。CPU62は、プリンタ1の全体的な制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM、ROM等の記憶素子によって構成される。そして、CPU62は、メモリ63に記憶されているコンピュータプログラムに従い、各制御対象部を制御する。例えば、CPU62は、制御ユニット64を介して用紙搬送機構20やキャリッジ移動機構30を制御する。そして、印刷時には、プリンタ側コントローラ60が、キャリッジを移動させながらヘッド41からインクを吐出して用紙にドットを形成するドット形成動作と、用紙搬送機構20に用紙を搬送させる搬送動作とを交互に繰り返して、用紙に画像を印刷させる。
駆動信号生成回路70は、ピエゾ素子PZTに印加するための駆動信号を生成する。具体的には、駆動信号生成回路70に含まれる駆動波形発生部が、指令値に応じた電圧波形を生成する。そして、この電圧波形を駆動信号生成回路70の電圧増幅部に含まれるトランジスタが電力増幅することによって、所望の駆動パルスを含む駆動信号COMが生成される。
図3は、ヘッド41の構造を説明するための図である。図には、ノズルNz、ピエゾ素子PZT、インク供給路402、ノズル連通路404、及び、弾性板406が示されている。
インク供給路402には、不図示のインクタンクからインク滴が供給される。そして、これらのインク滴等は、ノズル連通路404に供給される。ピエゾ素子PZTには、後述する駆動信号の駆動パルスが印加される。駆動パルスが印加されると、駆動パルスの信号に従ってピエゾ素子PZTが伸縮し、弾性板406を振動させる。そして、駆動パルスの振幅に対応する量のインク滴がノズルNzから吐出されるようになっている。
図4は、駆動信号生成回路70のブロック図である。駆動信号生成回路70は、電源ユニット701と、駆動波形発生部71と、電力増幅部72と、電力供給制御部707と、トランジスタ708と、抵抗709とを含む。
電力供給制御部707とトランジスタ708と抵抗709は、電源ユニット制御部705を構成する。このように電源ユニット制御部705が構成されることで、電力供給制御部707からの出力がHi信号のとき、制御端子703はトランジスタ708及び抵抗709を介してグランド接続され、制御端子703にはLow信号が供給される。そして、電源ユニット701はオフにされる。一方、電力供給制御部707からの出力がLow信号のときには、このグランド接続は解除されることから、制御端子703にはHi信号が供給される。そして、電源ユニット701はオンにされる。
尚、この電源ユニット制御部705は、電源ユニット701の作動のオンオフを制御するコントローラに相当する。
電源ユニット701は、内部にPWM回路を含み、パルス幅制御により供給電圧が制御可能となっている。尚、プリンタの電源が入ると、電源ユニット701は、電圧Vhを出力するようにPWM制御される。また、電源ユニット701には、作動のオンオフを制御するための制御端子703と、電力を出力するための出力端子702とを備えている。制御端子703は、前述の電源ユニット制御部705と接続されている。また、出力端子702は、電力供給制御部707と電力増幅部72に接続されている。
電源ユニット701は、制御端子703にLow信号が供給されたときにおいて、作動がオフにされる。また、電源ユニット701は、制御端子703にHi信号が供給されたときにおいて、作動がオンにされ、出力端子702から電力を供給する。
電力供給制御部707は、電圧監視部706を含む。そして、電圧監視部706は、後述する印字外微振動生成時において、出力される電圧と、予め定められた電圧Vupper(第2電圧に相当する)とを比較する。電力供給制御部707は、比較結果に基づいて、Low信号又はHi信号を出力する。本動作については、後述するが、このように動作することによって、電源ユニット制御部705は、電力増幅部72に供給される電圧が電圧Vupperを超えないように電源ユニット701の作動を制御する。
駆動波形発生部71は、電力供給制御部707と、電力増幅回路72と接続されている。駆動波形発生部71は、後述する駆動信号COMの波形を生成する。そして、生成された波形は、電力増幅回路72において電力増幅される。また、駆動波形発生部71は、電力供給制御部707に接続されているため、この電力供給制御部707は、生成されている波形を把握可能となっている。すなわち、後述するような印字用の駆動パルスを生成しているのか印字外微振動を生成しているのかが把握できるようになっている。
図5は、電力増幅部72の構成を説明する図である。この電力増幅部72は、多数のピエゾ素子PZTが支障なく動作できるように、十分な電力を供給するための回路である。電力増幅部72は、駆動信号COMの電圧の変化に伴って発熱するトランジスタ対721を有する。そして、このトランジスタ対721は、互いのエミッタ端子同士が接続されたNPN型のトランジスタQ1とPNP型のトランジスタQ2を有する。NPN型のトランジスタQ1は、駆動信号COMの電圧上昇時に動作するトランジスタである。このNPN型のトランジスタQ1は、コレクタが電源ユニット701の出力端子702に、エミッタが駆動信号COMの出力信号線に、それぞれ接続されている。PNP型のトランジスタQ2は、電圧降下時に動作するトランジスタである。PNP型のトランジスタQ2は、コレクタが接地(アース)に、エミッタが駆動信号COMの出力信号線に、それぞれ接続されている。なお、NPN型のトランジスタQ1とPNP型のトランジスタQ2のエミッタ同士が接続されている部分の電圧(駆動信号COMの電圧)は、符号FBで示すように、駆動波形発生部71へフィードバックされている。
そして、電力増幅部72は、駆動波形発生部71からの出力電圧によって動作が制御される。例えば、出力電圧が上昇状態にあると、制御信号S_Q1によってNPN型のトランジスタQ1がオン状態となる。これに伴い、駆動信号COMの電圧も上昇する。一方、出力電圧が降下状態にあると、制御信号S_Q2によってPNP型のトランジスタQ2がオン状態となる。これに伴い、駆動信号COMの電圧も降下する。
図6は、プリンタ1の電源オンからオフまでにおける駆動信号を示す図(その1)である。図7は、プリンタ1の電源オンからオフまでにおける駆動信号を示す図(その2)である。これらの図には、生成される駆動信号COMと、電力増幅部72に供給される電圧Vvrとが示されている。また、図において斜線で示されているのは、NPN型トランジスタQ1において消費される電力である。さらに図には、制御部出力として、電力供給制御部707からの出力信号が示されている。
電源オフ時において、駆動信号COMの電圧は0Vに維持される。そして、電源がオンにされると、開始処理が行われる。このとき、電力供給制御部707からの出力信号はLow信号となっているので、制御端子703にはHi信号が供給される。よって、電源ユニット701はオンの状態となり、電力増幅部72には、電圧Vhが供給される。また、このとき駆動信号COMはVhlowerに昇圧されている。
印字外微振動は、ノズルからインクを吐出しないときにおいてピエゾ素子に印加される駆動パルスである。印字外微振動がピエゾ素子PZTに印加されると、ノズルにおけるインク表面が吐出されない程度に微振動され、インクの増粘を抑制する。
印字外微振動が生成されるときにおいて、電源ユニット制御部705は、電力増幅部72に供給される電圧がVhupperを超えず、かつ、Vhlowerを下回らないように電源ユニット701の作動を制御する。電源ユニット701は、制御端子703がLow信号(グランド接続)のときに作動を停止し、制御端子703がHi信号のときにおいて電力を供給する。よって、電力供給制御部707は、出力端子702の電圧がVhupperになったときに出力信号をHi信号にする。電力供給制御部707の出力信号がHi信号になると、制御端子703の信号はLow信号となるので、電源ユニット701はオフにされ、電力増幅部72に供給される電圧は下がり続ける。そして、供給される電圧がVhlowerになったとき、電力供給制御部707は出力信号をLow信号にする。電力供給制御部707の出力信号がLow信号となると制御端子703の信号はHi信号となるので、電源ユニット701はオンにされ、電力増幅部72に供給される電圧は上がり続ける。
電圧Vhupperの値は、前述の電源ユニット701における回路の時定数と、消費電力の削減率とに基づいて決定されている。これは、電源ユニット701からの電力供給を絶ったときの電圧の降下率が電源ユニット701の回路の時定数で決まるためである。また、電圧Vh(第1電圧に相当する)で電力増幅したときの電力消費量に対する電力の削減率によってもVhupperの電圧が決まる。よって、電源ユニット701の時定数と、消費電力の削減率とに基づいて、Vhupperの値が決められることになる。尚、このVhupperの値はVhlowerが印字外微振動時における波形の電圧を下回らないように決められることは言うまでもない。
印字用駆動パルス(図において、「印字/フラッシング」)は、図に示されるように第1駆動パルスPS1、第2駆動パルスPS2、及び、第3駆動パルスPS3を含む。これらの駆動パルスは、それぞれピエゾ素子PZTに印加されると1つのインク滴をノズルから吐出させる。そして、本実施形態では、1画素において小ドットを形成する場合には第3駆動パルスPS3のみがピエゾ素子PZTに印加される。また、1画素において中ドットを形成する場合には第2駆動パルスPS2及び第3駆動パルスPS3がピエゾ素子に印加される。また、1画素において大ドットを形成する場合には第1駆動パルスPS1、第2駆動パルスPS2、及び、第3駆動パルスPS3が印加される。このようにして、1画素区間中において駆動パルスが印加される数によって、複数種類のドットを形成することができるようになっている。
尚、インクを打ち捨てるフラッシング動作時においても、ヘッド41のピエゾ素子PZTに印字用駆動パルスが印加されることになる。
印字用駆動パルスが生成されるときにおいて、電源ユニット制御部705は制御端子703にHi信号を供給する。このようにして、電源ユニット701を作動させて、電圧Vhを電力増幅部72に供給するようにしている。
図7において、印字用駆動パルスに後続して印字外微振動が生成されるが、この印字外微振動の生成については前述のものと同様であるので説明を省略する。
その後、引き続きプリンタ1は、低消費電力モード(ヘッドの待機時に相当する)になると、駆動信号COMは0Vとなる。このとき、電源ユニット制御部705は、電源ユニット701の作動について、印字外微振動生成のときと同様の制御を行う。このため、電力増幅部72に供給される電圧の変化は、印字外微振動生成のときと同様となる。このように、印字外微振動生成のときにおいて低消費電力モードのときと同じ制御方法を用いて供給電力を制御することができるため、回路の簡素化を実現しつつ省電力化を行うことができる。
その後、終了処理が行われると、一時的に供給電力がVhにまで昇圧され、その後、プリンタ1の電源が切れる。
<省電力について>
NPN型トランジスタQ1において消費されるのは、コレクタ−エミッタ間に電流が流れているとき、すなわち駆動信号COMの電圧が上昇しているときである。また、NPN型トランジスタQ1で消費される電力は、NPN型トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ間電圧にコレクタ−エミッタ間の電流を乗じたものである。よって、コレクタ−エミッタ間電流を一定とした場合、図6及び図7の斜線部で示されたコレクタ(Vvr)−エミッタ間(COM)電圧の面積に比例した量の電力が消費されていることとなる。
図を参照すると判るように、本実施形態では、印字外微振動の生成時においてVhupper及びVhlowerの値を印字外微振動生成時の最大電圧を下回らないように設定している。このようにすることで、印字外微振動の電力増幅時において、すべてのピエゾ素子PZTを駆動するだけの電力増幅を行いつつ、前述の斜線部の面積を小さくすることができるので消費電力量を減らすことができる。
このように、本実施形態のように大型のプリンタ1では印字外微振動をヘッド41のピエゾ素子に印加する頻度が高くなるが、上述のように電力増幅することにより、印字外微振動の電力増幅において省電力を行うことができるので、全体として省電力を行うことができる。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、液体吐出装置としてプリンタ1が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
1 プリンタ、
20 用紙搬送機構、
30 キャリッジ移動機構、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、
61 インタフェース、62 CPU、63 メモリ、64 制御ユニット、
70 駆動信号生成回路、71 駆動波形発生部、72 電力増幅部、
100 コンピュータ
402 インク供給路、404 ノズル連通路、406 弾性板、
701 電源ユニット、705 電源ユニット制御部、
706 電圧監視部、707 電力供給制御部、
708 トランジスタ、709 抵抗、
Nz ノズル、Q1 NPN型トランジスタ、Q2 PNP型トランジスタ

Claims (8)

  1. 液体を吐出するときにヘッドに印加される吐出用駆動パルスと、前記液体を吐出しないときに前記ヘッドに印加される不吐出用駆動パルスと、を生成する波形生成部と、
    前記吐出用駆動パルスを電力増幅する第1電力増幅と、前記不吐出用駆動パルスを電力増幅する第2電力増幅と、を行う電力増幅部と、
    前記電力増幅部に前記吐出用駆動パルスの最大電圧よりも高い第1電圧を出力する電源ユニットと、
    前記第2電力増幅時において前記電力増幅部に供給される電圧が前記第1電圧よりも低い第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御するコントローラと、
    を備え、前記第2電圧が前記電源ユニットの時定数と前記第2電力増幅時における消費電力の削減率とに基づいて設定される、駆動信号生成装置。
  2. 前記コントローラは、前記ヘッドの待機時においても前記電力増幅部に供給される電圧が前記第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御する、請求項1に記載の駆動信号生成装置。
  3. 前記コントローラは、前記電力増幅部に印加される電圧を監視し、前記第2電圧と前記電力増幅部に印加される電圧とを比較することにより、前記電源ユニットの作動のオンオフを制御する、請求項1又は2に記載の駆動信号生成装置。
  4. 前記電力増幅部は、トランジスタを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の駆動信号生成装置。
  5. 前記電源ユニットは、該電源ユニットの作動をオンオフするための端子を有し、該端子がアース接続されることにより、前記第1電圧を出力する、請求項1〜4のいずれかに記載の駆動信号生成装置。
  6. 前記電力削減率は、前記第1電力増幅時における電力消費量に比して削減される電力消費量である、請求項1〜5にいずれかに記載の駆動信号生成装置。
  7. 液体を吐出するヘッドと、
    前記液体を吐出するときにヘッドに印加される吐出用駆動パルスと、前記液体を吐出しないときに前記ヘッドに印加される不吐出用駆動パルスと、を生成する波形生成部と、
    前記吐出用駆動パルスを電力増幅する第1電力増幅と、前記不吐出用駆動パルスを電力増幅する第2電力増幅と、を行う電力増幅部と、
    前記電力増幅部に前記吐出用駆動パルスの最大電圧よりも高い第1電圧を出力する電源ユニットと、
    前記第2電力増幅時において前記電力増幅部に供給される電圧が前記第1電圧よりも低い第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御するコントローラと、
    を備え、前記第2電圧が前記電源ユニットの時定数と前記第2電力増幅時における消費電力の削減率とに基づいて設定される、液体吐出装置。
  8. 液体を吐出するときにヘッドに印加される吐出用駆動パルスを増幅する第1電力増幅と、前記液体を吐出しないときに前記ヘッドに印加される不吐出用駆動パルスを増幅する第2電力増幅とを行う駆動信号の生成方法であって、
    前記第1電力増幅時において前記吐出用駆動パルスの最大電圧よりも高い第1電圧を電力増幅部に出力することと、
    前記第2電力増幅時において前記電力増幅部に供給される電圧が前記第1電圧よりも低い第2電圧を超えないように前記電源ユニットの作動のオンオフを制御することと、
    を含み、
    前記第2電圧が前記電源ユニットの時定数と前記第2電力増幅時における消費電力の削減率とに基づいて設定される、駆動信号生成方法。
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