JP4826321B2 - 液体吐出装置、液体吐出方法、及び、プログラム - Google Patents
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(A)媒体を搬送方向に搬送するための媒体搬送機構と、
(B)前記搬送方向の上流側に所定間隔を隔てて前記媒体の幅方向にヘッドが並ぶと共に、前記搬送方向の下流側に所定間隔を隔てて前記幅方向にヘッドが並ぶことによって、千鳥状に配置された複数のヘッドであって、各ヘッドは前記搬送方向に並ぶ複数のノズル列を備え、各ノズル列は前記幅方向に列状に配置され液体を吐出する複数のノズルを備え、前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられており、前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられている、複数のヘッドと、
(C)前記ノズルからの前記液体の吐出を制御し、かつ、前記媒体搬送機構による前記媒体の搬送を制御するコントローラであって、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列に前記媒体の始端が到達したときに、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させるとともに、
前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドの前記ノズル列であって、前記媒体の前記始端が到達していない前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させるコントローラと、
(D)を有する液体吐出装置である。
このような液体吐出装置によれば、或るノズル群からの液体の吐出開始タイミングで他のノズル群からの液体の吐出を開始させているので、消費電力の急激な変化を防止することができる。その結果、液体の吐出量の急激な変化を防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、他のノズル群から媒体用の液体が吐出される前後での消費電力の急激な変化を防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、他のノズル群から媒体用の液体が吐出される前後での消費電力の急激な変化を確実に防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、他のノズル群から媒体用の液体が吐出される前後での消費電力の急激な変化を確実に防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、ノズル付近の液体の増粘を防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、他のノズル群による媒体への液体吐出の終了時においても、液体の吐出量の急激な変化を防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、媒体用の液体吐出動作からその後の液体吐出動作に切り替わる前後での消費電力の急激な変化を確実に防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、液体が吐出されないノズルについて、液体の増粘を防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、液体の吐出量の制御が容易である。
すなわち、(A)列状に配置された複数のノズルを備えるノズル群であって、前記ノズルの配置方向とは交差する方向に複数形成されたノズル群と、(B)前記ノズルから前記液体を吐出させるための動作を行う素子と、(C)前記素子を駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部と、(D)前記ノズルから吐出された液体が着弾する媒体を搬送するための媒体搬送機構、又は、前記ノズル群を移動させるためのノズル群移動機構によって構成され、前記媒体と前記ノズル群とを相対的に移動させる相対移動機構と、(E)前記ノズルから吐出させる液体の量に応じて定められる前記駆動信号の必要部分を前記素子へ印加させることで前記ノズルからの前記液体の吐出を制御し、かつ、前記媒体と前記ノズル群の相対移動を制御するコントローラであって、前記相対移動によって前記媒体へ最初に到達するノズル群からの前記液体の吐出開始タイミングで、他のノズル群からの前記液体の吐出を開始させ、前記媒体用に前記液体が吐出されるまでの、前記他のノズル群からの前記液体の吐出を、前記媒体用に定められた最初の前記液体の吐出条件で行わせる、又は、前記媒体用の最初の液体吐出時と同じ数のノズルで行わせると共に、前記液体を吐出させるノズルを切り替えながら行わせ、前記相対移動によって前記媒体へ最後に到達するノズル群が前記媒体用の液体吐出を終了するまで、他のノズル群から前記液体を吐出させ、前記媒体用の液体吐出が終了したノズル群からの前記液体の吐出条件を、前記媒体用に定められた最後の前記液体の吐出条件に基づいて定め、前記ノズルから臨む前記液体の自由表面を前記液体が吐出されない程度に微振動させる微振動動作を、前記液体を吐出させないノズルに対して行わせる、コントローラと、(F)を有する液体吐出装置が実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)列状に配置された複数のノズルを備えるノズル群であって、前記ノズルの配置方向とは交差する方向に複数形成されたノズル群と、前記ノズルから吐出された液体が着弾する媒体とを、相対的に移動させること、(B)或るノズル群からの前記液体の吐出開始タイミングで、他のノズル群からの前記液体の吐出を開始させること、(C)を行う液体吐出方法が実現できることも明らかにされる。
すなわち、(A)列状に配置された複数のノズルを備えるノズル群であって、前記ノズルの配置方向とは交差する方向に複数形成されたノズル群、及び、前記ノズルから吐出された液体が着弾する媒体と前記ノズル群とを相対的に移動させる相対移動機構を備えた液体吐出装置用のプログラムであって、(B)前記相対移動機構によって前記ノズル群と前記媒体とを相対的に移動させること、(C)或るノズル群からの前記液体の吐出開始タイミングで、他のノズル群からの前記液体の吐出を開始させること、(D)を前記液体吐出装置に行わせるプログラムが実現できることも明らかにされる。
<液体吐出装置について>
液体吐出装置には、印刷装置、カラーフィルタ製造装置、ディスプレイ製造装置、半導体製造装置、及びDNAチップ製造装置など、様々な種類があり、全てについて説明することは困難である。そこで、本明細書では、印刷装置としてのインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタともいう。)、及び、このプリンタを有する印刷システムを例に挙げて説明する。なお、印刷システムとは、印刷装置と、この印刷装置の動作を制御する印刷制御装置とを少なくとも有するシステムのことであり、液体吐出システムの一種である。
<印刷システム100の全体構成について>
図1は、印刷システム100の構成を説明するブロック図である。例示した印刷システム100は、プリンタ1と、コンピュータ110と、表示装置120と、入力装置130と、記録再生装置140とを有している。プリンタ1は印刷装置に相当し、用紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する。なお、媒体とは、ヘッド40A〜40Jが有するノズルNz(図3,図4Bを参照。)から吐出されたインクが着弾する対象物である。また、インクは液体の一種である。コンピュータ110は印刷制御装置に相当し、プリンタ1と通信可能に接続されている。そして、プリンタ1に画像を印刷させるため、コンピュータ110は、その画像に応じた印刷データをプリンタ1に出力する。このコンピュータ110には、アプリケーションプログラムやプリンタドライバ等のコンピュータプログラムがインストールされている。表示装置120は、ディスプレイを有している。入力装置130は、キーボードやマウス等の情報を入力するための装置である。記録再生装置140は、フレキシブルディスクドライブ装置等であり、本実施形態ではコンピュータ110の筐体に取り付けられている。
コンピュータ110はホスト側コントローラ111を有する。このホスト側コントローラ111は、コンピュータ110における各種の制御を行うものであり、表示装置120、入力装置130、及び、記録再生装置140と通信可能に接続されている。そして、ホスト側コントローラ111は、インタフェース部112と、CPU113と、メモリ114とを有する。インタフェース部112は、プリンタ1との間でデータの受け渡しを行う。CPU113は、コンピュータ110の全体的な制御を行うための演算処理装置である。メモリ114は、CPU113が使用するコンピュータプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。そして、CPU113は、メモリ114に格納されているコンピュータプログラムに従って各種の制御を行う。
<プリンタ1の構成について>
次に、プリンタ1の構成について説明する。図2Aは、プリンタ1の内部構成を示す斜視図である。図2Bは、プリンタ1の内部構成を示す側面図である。なお、以下の説明では、図1も参照する。図1に示すように、プリンタ1は、プリンタ側コントローラ20、用紙搬送機構30、ヘッドユニットHU(ヘッド群40,ヘッド制御部50)、駆動信号生成回路60、検出器群70、及び、電源部PWSを有する。
このプリンタ1では、プリンタ側コントローラ20によって制御対象部が制御される。例えば、用紙搬送機構30、ヘッド群40、ヘッド制御部50、及び、駆動信号生成回路60が制御される。このプリンタ側コントローラ20は、インタフェース部21と、CPU22と、メモリ23と、制御ユニット24とを有する。インタフェース部21は、外部装置であるコンピュータ110との間でデータの受け渡しを行う。CPU22は、プリンタ1の全体的な制御を行うための演算処理装置である。メモリ23は、CPU22のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM、ROM等の記憶素子によって構成される。CPU22は、メモリ23に記憶されているコンピュータプログラムに従い、各制御対象部を制御する。制御ユニット24は用紙搬送機構30に対する制御信号を出力する。例えば、用紙搬送機構30が有する搬送モータ31を動作させるための動作信号を出力する。
用紙搬送機構30は、媒体としての用紙Sを搬送方向に所定の搬送量で搬送させるものであり、媒体を搬送させる媒体搬送機構に相当する。また、この用紙搬送機構30は、ヘッド40A〜40Jに形成された複数のノズル列Nka〜Nkb(ノズル群に相当する。図5を参照。)と用紙Sとを相対的に移動させる相対移動機構にも相当する。図2A及び図2Bに示す用紙搬送機構30は、搬送モータ31と、給紙ローラ32と、搬送ローラ33と、プラテン34と、排紙ローラ35とを有する。搬送モータ31は、用紙Sを搬送方向に搬送させるための駆動源である。給紙ローラ32は、紙挿入口に挿入された用紙Sをプリンタ1の内部へ搬送するためのローラである。搬送ローラ33は、給紙ローラ32によって搬送された用紙Sを、印刷可能な領域まで搬送するためのローラである。プラテン34は、用紙Sを裏面側から支持するための部材である。このプラテン34には、ヘッド群40の各ヘッド40A〜40Jから吐出され、用紙Sに着弾しなかったインクを受けるためのインク受け部341が設けられている。排紙ローラ35は、印刷が終了した用紙Sを搬送するためのローラである。
図3は、ヘッドユニットHUをノズル列側から見た図である。図4Aはヘッド40Aの内部構成を説明するための断面図である。図4Bはヘッド40Aの要部を説明するための断面図である。図5はノズルNzの配置を説明するための拡大図である。
次に、ヘッド群40を構成する各ヘッド40A〜40Jについて説明する。これらのヘッド40A〜40Jは、液体を吐出する液体吐出ヘッドの一種である。そして、ヘッド群40を構成する各ヘッド40A〜40Jは、何れも同じ構成である。このためヘッド40Aについて説明する。図4A,図4Bに示すように、ヘッド40Aは、ケース41と、流路ユニット42と、ピエゾ素子ユニット43とを有する。ケース41は、ピエゾ素子ユニット43を収容するための収容室411が内部に形成されたブロック状の部材である。流路ユニット42は、流路形成板421と、流路形成板421の一方の表面に接合された弾性板422と、流路形成板421の他方の面に接合されたノズルプレート423とを有する。流路形成板421には、圧力室421aとなる溝部、ノズル連通口421bとなる貫通口、共通インク室421cとなる貫通口、インク供給路421dとなる溝部が形成されている。弾性板422は、支持枠422aと、ピエゾ素子PZTの先端が接合されるアイランド部422bと、弾性膜422cとを有する。そして、アイランド部422bの周囲には、弾性膜422cによる弾性領域が形成されている。
次に、ノズルNz及び各ヘッド40A〜40Jの位置関係について説明する。図5に一部を示すように、各ヘッド40A〜40Jのそれぞれが有する複数のノズルNzは、所定方向(ピエゾ素子PZTの形成方向)へ向けて列状に配置され、ノズル列を構成している。各ヘッド40A〜40Jは、1つのノズル列が180個のノズルNzによって構成されている。また、同じノズル列に属する各ノズルNzは、印刷解像度が180dpiとなる間隔Pnで形成されている。従って、1つのノズル列の長さは1インチになる。各ヘッド40A〜40Jは、それぞれ4つのノズル列を有している。この例において、各ノズル列は、各ノズルNzの配置方向(ノズル列の方向)とほぼ直交する方向に形成されている。すなわち、4つのノズル列は、互いに平行な状態で形成されている。なお、隣り合うノズル列同士の形成間隔Lnは印刷解像度によって規定されている。具体的には、印刷解像度の整数倍に規定されている。これは、異なるノズル列から吐出されたインクについて、その着弾位置を揃えるためである。
図6は駆動信号生成回路60の構成と駆動信号COMの印加経路を説明するための図である。駆動信号生成回路60は、各ヘッド40A〜40Jが有する複数のピエゾ素子PZTに対して共通に使用される駆動信号COMを生成する。この駆動信号生成回路60は、波形生成回路61と、電流増幅回路62とを有する。波形生成回路61は、プリンタ側コントローラ20からのDAC値(波形情報)に基づいて、駆動信号COMの基となる電圧波形の電圧波形信号を生成する。電流増幅回路62は、電圧波形信号の電流を増幅し、駆動信号COMとして出力する。この電流増幅回路62は、例えば、相補的に接続されたNPN型トランジスタTr1とPNP型トランジスタTr2によって構成されている。NPN型トランジスタTr1は駆動信号COMの電圧上昇時に動作し、PNP型トランジスタTr2は駆動信号COMの電圧降下時に動作する。このような駆動信号生成回路60は駆動信号生成部に相当する。
図7Aは、駆動信号生成回路60によって生成される駆動信号COMの一例を説明する図である。例示した駆動信号COMは、印刷期間を繰り返し単位として繰り返し生成される。駆動信号COMは、期間T1で生成される波形部SS1と、期間T2で生成される波形部SS2と、期間T3で生成される波形部SS3と、期間T4で生成される波形部SS4とを有する。各波形部SS1〜SS4は、ピエゾ素子PZTに所定の動作をさせるための駆動パルスPS1〜PS4を有している。すなわち、波形部SS1は第1駆動パルスPS1を有し、波形部SS2は第2駆動パルスPS2を有する。波形部SS3は第3駆動パルスPS3を有し、波形部SS4は第4駆動パルスPS4を有する。これらの駆動パルスPS1〜PS4のうち、第4駆動パルスPS4は微振動パルスである。この第4駆動パルスPS4がピエゾ素子PZTへ印加されると、メニスカスが微振動してノズルNz付近のインクが攪拌される。また、第1駆動パルスPS1〜第3駆動パルスPS3は、いずれも吐出パルスである。すなわち、各駆動パルスPS1〜PS3は、ノズルNzからインクを吐出させるための吐出動作をピエゾ素子PZTに行わせる。本実施形態において、各駆動パルスPS1〜PS3は、それぞれの波形形状(電圧変化パターン)が同じである。つまり、各駆動パルスPS1〜PS3は、それぞれ同じ量のインクを吐出させるための動作をピエゾ素子PZTに行わせる。
図7Bはヘッド制御部50による駆動信号COMの印加状態を説明するための図である。なお、以下の説明では他の図も参照する。図4Aに示すように、ヘッド制御部50は、ピエゾ素子ユニット43毎に設けられる。言い換えれば、各ヘッド40A〜40Jが有するノズル列毎に設けられる。図6に示すように、ヘッド制御部50は、駆動信号COMのピエゾ素子PZTへの印加を制御するためのスイッチ51を、ピエゾ素子PZT毎に有している。この実施形態では、1つのノズル列が180個のノズルNzを備え、1つのピエゾ素子群431が180個のピエゾ素子PZTを備えている。このため、1つのヘッド制御部50は180個のスイッチ51を備えている。
検出器群70は、プリンタ1内の状況を監視するためのものである。この検出器群70には、例えば、図2Bに示すロータリエンコーダ71や紙検出器72がある。ロータリエンコーダ71は、搬送ローラ33の回転量を検出するためのものである。紙検出器72は、用紙Sの有無を検出するためのものである。これらの他に検出器群70には、用紙Sの幅を検出するための紙幅検出器(図示せず。)も含まれる。そして、各検出器は、検出結果をプリンタ側コントローラ20に出力する。
電源部PWSは、商用電源からプリンタ1の各部を動作させるための動作用電力を生成する。動作用電力には複数の種類がある。例えば、CPU22やメモリ23等を動作させるためのロジック用の電力(例えば直流3.3V)、検出器群70を構成する各検出器71,72を動作させるための電力(例えば直流5V)、搬送モータ31等を動作させるための電力(例えば直流12V)、駆動信号生成回路60やヘッド制御部50で用いられる電力(例えば直流42V)がある。そして、このプリンタ1では、1つの電源部PWSで各部に用いられる動作用電力を生成している。
<印刷動作について>
次に、用紙Sに印刷するためにプリンタ1で行われる印刷動作について説明する。ここで、図8は、プリンタ1の印刷動作を説明するフローチャートである。図8に示すように、プリンタ1では、一連の印刷動作として、印刷命令の受信動作(S10)、給紙動作(S20)、ドット形成動作(S30)、搬送動作(S40)、排紙判断(S50)、排紙動作(S60)、及び、印刷終了判断(S70)が行われる。この印刷動作は、プリンタ側コントローラ20が有するCPU22で行われる。すなわち、CPU22は、メモリ23に記憶されたコンピュータプログラムに従って動作し、これらの動作を実行する。従って、このコンピュータプログラムは、各動作を実行するためのコードを有する。
このプリンタ1では、8つのノズル列Nka〜Nybが用紙Sの搬送方向に所定間隔を隔てて形成されている。また、これらのノズル列Nka〜Nybは、所定位置で固定されている。そして、用紙Sを搬送方向に搬送させつつ、各ノズルNzからインクを吐出させることで用紙Sに画像を印刷している。このような構成を採ることで、印刷時間の短縮化を図っている。また、各ノズル列Nka〜Nybが固定されているので、インクの着弾位置精度を向上させることもできる。
図9から図13は制御の具体例を説明するための模式図である。すなわち、図9は、用紙Sの始端(下流端)が上流側ブラックノズル列Nkaの真下へ到達する直前の状態を説明する図である。図10は、用紙Sの始端が上流側ブラックノズル列Nkaの真下へ到達した状態(実線)、及び、用紙Sの始端が上流側シアンノズル列Ncaの真下へ到達する直前の状態(点線)を説明する図である。図11は、用紙Sの始端が上流側シアンノズル列Ncaの真下へ到達した状態(実線)、及び、用紙Sの始端が上流側マゼンタノズル列Nmaの真下へ到達する直前の状態(点線)を説明する図である。図12は、用紙Sの始端が下流側イエローノズル列Nybの真下へ到達した状態を説明する図である。図13は、用紙Sの終端が上流側マゼンタノズル列Nmaの真下を通過した直後の状態を説明する図である。なお、以下の説明では、他の図も参照する。
以上説明したように、このプリンタ1では、同じ色のインクを吐出する複数のノズルNzが、紙幅方向に対して、用紙Sの幅以上の長さに亘って一定間隔で配置されている。例えば、ブラックインクを吐出するノズルNzは、上流側ブラックノズル列Nka及び下流側ブラックノズル列Nkbに分かれて配置されているが、紙幅方向についてみれば180dpiに対応する間隔で、用紙Sよりも広い範囲に配置されている。そして、用紙搬送機構30によって用紙Sを搬送させ、この搬送動作に同期させて各ノズルNzからインクを吐出させている。この構成を採ることで、用紙Sに対する印刷時間を短縮することができる。また、ヘッド群40がベースフレームBFを介して固定されているので、各ノズル列Nka〜Nybの位置精度が高い。このため、印刷画像の品質向上が図れる。
次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、前述したインクの吐出制御を、ヘッドを移動させるタイプのプリンタ1´に適用したものである。ここで、図14は、第2実施形態のプリンタ1´の構成を説明するための斜視図である。図15は、インクの吐出動作を説明するための図である。
まず、プリンタ1´の構成について説明する。ここでは、第1実施形態のプリンタ1´との相違を中心に説明する。このプリンタ1´において、第1実施形態のプリンタ1との最も大きな違いは、ヘッド40´を紙幅方向へ往復移動させることである。すなわち、このプリンタ1´は、ヘッド40´が取り付けられるキャリッジCRと、このキャリッジCRをキャリッジ移動方向へ移動させるためのキャリッジ移動機構80とをさらに有している。このプリンタ1´において、キャリッジ移動方向は、用紙Sの搬送方向と直交する方向である。つまり、キャリッジ移動方向は、紙幅方向に相当する。
前述した実施形態は、主として、液体吐出装置としてのプリンタ1,1´を有する印刷システム100について記載されているが、その中には、液体吐出方法や液体吐出システム等の開示が含まれている。加えて、液体吐出用のヘッドを制御するための制御装置の開示や、液体吐出装置や制御装置を制御するための、プログラムやコードの開示も含まれている。また、この実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述した各実施形態では、捨て打ち動作において、1番目の単位領域群のドット形成データを用いていた。すなわち、同じノズルNzを用いてインクを吐出させていた。しかし、消費電力の急激な変化を防止するという観点からすれば、必ずしも同じノズルNzを用いる必要はない。すなわち、消費電力の変化を少なくすればよい。このため、1番目の単位領域群に対するインク吐出時と同じ数のノズルNzを用いて捨て打ち動作を行ってもよい。このように構成することでも、用紙S用の吐出動作に切り替えられた前後における、消費電力の急激な変化を防止できる。この場合において、捨て打ち動作を行っているノズルNzを適宜切り替える構成が好ましい。例えば、ドット形成動作が行われる毎に切り替える構成が好ましい。この様に構成することで、捨て打ち動作の対象となっているノズル列に関し、各ノズルNzからまんべんなくインクを吐出させることができる。その結果、ノズルNz付近のインクの増粘を確実に防止することができる。
前述した各実施形態では、ノズル群として、各ノズルNzが直線状に並んでいるノズル列を例に挙げて説明をした。しかし、ノズル群は、この構成に限定されるものではない。例えば、直線を挟んで各ノズルNzが千鳥状に並んでいるノズル列であってもよい。
前述した各実施形態では、液体を吐出させるための動作をする素子としてピエゾ素子PZTを例示した。しかし、この素子はピエゾ素子PZTに限定されるものではない。すなわち、インクを吐出させるために電力を消費する素子であればよい。例えば、発熱素子であってもよいし、磁歪素子であってもよい。また、静電アクチュエータであってもよい。
また、前述の実施形態では、液体吐出装置としてプリンタ1,1´が説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
20 プリンタ側コントローラ,21 インタフェース部,
22 CPU,23 メモリ,24 制御ユニット,
30 用紙搬送機構,31 搬送モータ,32 給紙ローラ,33 搬送ローラ,
34 プラテン,341 インク受け部,35 排紙ローラ,
40 ヘッド群,40A〜40J ヘッド,40´ ヘッド,
41 ケース,411 収容室,42 流路ユニット,
421 流路形成板,421a 圧力室,421b ノズル連通口,
421c 共通インク室,421d インク供給路,422 弾性板,
422a 支持枠,422b アイランド部,422c 弾性膜,
423 ノズルプレート,43 ピエゾ素子ユニット,431 ピエゾ素子群,
432 接着用基板,433 素子用配線基板,
50 ヘッド制御部,51 スイッチ,
60 駆動信号生成回路,61 波形生成回路,62 電流増幅回路,
70 検出器群,71 ロータリエンコーダ,72 紙検出器,
80 キャリッジ移動機構,81 キャリッジモータ,82 ガイド軸,
83 タイミングベルト,84 駆動プーリー,85 アイドラプーリー,
100 印刷システム,110 コンピュータ,111 ホスト側コントローラ,
112 インタフェース部,113 CPU,114 メモリ,
120 表示装置,130 入力装置,140 記録再生装置,
S 用紙,CR キャリッジ,PWS 電源部,HU ヘッドユニット,
BF ベースフレーム,PZT ピエゾ素子,Nz ノズル,
Nka 上流側ブラックノズル列,Nca 上流側シアンノズル列,
Nma 上流側マゼンタノズル列,Nya 上流側イエローノズル列,
Nkb 下流側ブラックノズル列,Ncb 下流側シアンノズル列,
Nmb 下流側マゼンタノズル列,Nyb 下流側イエローノズル列,
Ny イエローノズル列,Nm マゼンタノズル列,
Nc シアンノズル列,Nk ブラックノズル列,
Tr1 NPN型トランジスタ,Tr2 PNP型トランジスタ,
COM 駆動信号,SS1〜SS4 波形部,
PS1 第1駆動パルス,PS2 第2駆動パルス,
PS3 第3駆動パルス,PS4 第4駆動パルス
Claims (4)
- (A)媒体を搬送方向に搬送するための媒体搬送機構と、
(B)前記搬送方向の上流側に所定間隔を隔てて前記媒体の幅方向にヘッドが並ぶと共に、前記搬送方向の下流側に所定間隔を隔てて前記幅方向にヘッドが並ぶことによって、千鳥状に配置された複数のヘッドであって、各ヘッドは前記搬送方向に並ぶ複数のノズル列を備え、各ノズル列は前記幅方向に列状に配置され液体を吐出する複数のノズルを備え、前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられており、前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられている、複数のヘッドと、
(C)前記ノズルからの前記液体の吐出を制御し、かつ、前記媒体搬送機構による前記媒体の搬送を制御するコントローラであって、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列に前記媒体の始端が到達したときに、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させるとともに、
前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドの前記ノズル列であって、前記媒体の前記始端が到達していない前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させるコントローラと、
(D)を有する液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記コントローラは、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列に前記媒体の始端が到達したときに、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列に対して前記媒体用に定められた最初の前記液体の吐出条件に基づいて、前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させるとともに、
前記媒体の前記始端が到達していない前記ノズル列に対して前記媒体用に定められた最初の前記液体の吐出条件に基づいて、前記媒体の前記始端が到達していない前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させる
ことを特徴とする液体吐出装置。 - (A)媒体を搬送方向に搬送するための媒体搬送機構と、
前記搬送方向の上流側に所定間隔を隔てて前記媒体の幅方向にヘッドが並ぶと共に、前記搬送方向の下流側に所定間隔を隔てて前記幅方向にヘッドが並ぶことによって、千鳥状に配置された複数のヘッドであって、各ヘッドは前記搬送方向に並ぶ複数のノズル列を備え、各ノズル列は前記幅方向に列状に配置され液体を吐出する複数のノズルを備え、前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられており、前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられている、複数のヘッドと、
を用いた液体吐出方法であって、
(B)前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列に前記媒体の始端が到達したときに、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させるとともに、
前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドの前記ノズル列であって、前記媒体の前記始端が到達していない前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させること、
(C)を行う液体吐出方法。 - (A)媒体を搬送方向に搬送するための媒体搬送機構と、
前記搬送方向の上流側に所定間隔を隔てて前記媒体の幅方向にヘッドが並ぶと共に、前記搬送方向の下流側に所定間隔を隔てて前記幅方向にヘッドが並ぶことによって、千鳥状に配置された複数のヘッドであって、各ヘッドは前記搬送方向に並ぶ複数のノズル列を備え、各ノズル列は前記幅方向に列状に配置され液体を吐出する複数のノズルを備え、前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられており、前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドのそれぞれの前記複数のノズル列の前記搬送方向の位置が揃えられている、複数のヘッドと、
を備えた液体吐出装置用のプログラムであって、
(B)前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列に前記媒体の始端が到達したときに、
前記搬送方向の前記上流側に並ぶ前記ヘッドの前記搬送方向の前記上流側に配置された前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させるとともに、
前記搬送方向の前記下流側に並ぶ前記ヘッドの前記ノズル列であって、前記媒体の前記始端が到達していない前記ノズル列からの前記液体の吐出を開始させること、
(C)を前記液体吐出装置に行わせるプログラム。
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