JP5548996B2 - 水素分離膜の製造方法 - Google Patents

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本発明は、水素分離膜の製造方法に係り、特にベース金属層、中間層及び被覆金属層を有した水素分離膜の製造方法に関する。
水素含有ガスから水素を選択的に透過して分離する水素分離膜としてPd系合金がある。しかし、Pd系合金の水素分離膜では、Y、Gdなどの性能向上効果の大きい希土類系元素を添加した場合でも水素分離性能は2〜3倍しか向上せず、またPd自体が貴金属であるためコスト高になるという欠点がある。
Pd系合金膜に代わるものとして、Nb、Vや、その合金よりなる膜が知られている。Nb、Vなどの5A族金属は、Pd系水素透過合金と比べて、高い水素透過性能を有していると共に、安価である。このNb、V又はその合金は、その高い水素固溶量のために水素脆化が起こり易いので、高い水素透過速度と耐水素脆性の両立が可能な水素分離膜について種々の研究がなされている。
5A族金属又はその合金を水素分離膜のベース金属層として使用する場合、5A族金属合金自体には、水素分子の乖離、結合反応に対する触媒活性が無いため、後述の特許文献1〜4の通り、ベース金属層の両面(プロセス側、透過側の両面)にPd又はPd合金よりなる表面触媒層(被覆金属層)を形成する。この被覆金属層は、ベース金属層の水素透過性能を低下させないようにするために、通常は数百nm程度に非常に薄く形成される。
このような被覆金属層を有した水素分離膜では、ベース金属層と被覆金属層との間の相互拡散や、被覆金属層を透過してくる酸素によるベース金属層の合金成分(以下、母体合金成分ということがある。)の酸化は、水素分離膜の水素透過性能及び耐久性を低下させる。また、母体合金成分が被覆金属層内を拡散してその表面もしくは表面近傍に到達して酸化され酸化物となり、水素分子の乖離、結合反応を阻害することも考えられる。このようなことから、金属の相互拡散防止、酸素の拡散防止のための中間層をベース金属層と被覆金属層との間に設けることが知られている(特許文献1〜4)。このような中間層としては次のようなものがある。
SiClなどの金属塩化物の層をベース金属層の表面に浸漬法などにより形成し、大気中の水分で加水分解して形成したSiO中間層(特許文献1)。スパッタリングにより形成されたWO、SiO、ZrO等の酸化物、炭化物又は硼化物層(特許文献2)。V又はV合金よりなるベース金属層に対して液相メッキ、PVD、CVDなどによって形成されたTa、Nb、Ta−V、Ta−Pdなどの5A族金属又は合金の層(特許文献3,4)。
特開平7−185277 特開2006−272167 特開2006−35063 特開2007−44593
上記特許文献1のように金属塩化物層の加水分解により中間層を形成する方法では、所望の厚みを有した且つ緻密な中間層を形成することは容易ではない。また、残留する塩素成分の悪影響も懸念される。
上記特許文献2のスパッタリングにより中間層を成膜する方法では、装置が大掛りになり、設備コストを含めた処理コストが高くなる。
特許文献3,4のように、液相メッキ、PVD、CVDなどにより5A族金属又は合金よりなる中間層を形成する方法では、メッキ液やPVD、CVD装置に5A族金属又は合金材料が必要となり、コストが嵩む。また、PVDやCVDは設備コストも嵩む。
本発明は、ベース金属層と被覆金属層との間の相互拡散や、ベース金属層の合金成分の酸化を防止するための中間層が低コストにて形成された水素分離膜の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の水素分離膜の製造方法は、厚さ1〜500μmのNb又はNb合金よりなるベース金属層と、該ベース金属層の表面に形成された中間層と、該中間層上に形成された被覆金属層とを有する水素分離膜の製造方法において、ベース金属の表面を研磨して鏡面状態とする工程と、ベース金属層を陽極酸化することにより前記中間層として非晶質状態の酸化層を形成する工程と、中間層の上に前記被覆金属層を形成する工程とを有することを特徴とするものである。
本発明では、ベース金属層を陽極酸化するという簡易な方法によって中間層を形成するので、中間層を形成するための設備コストも安価であり、中間層を容易かつ安価に形成することができる。また、陽極酸化で形成された中間層は緻密であり、中間層の厚みが小さくてもベース金属層と被覆金属層との間の相互拡散や、ベース金属層の合金成分の酸化が十分に防止される。従って、この方法で形成された中間層を有する水素分離膜及び水素製造装置は、中間層が無い場合と比較して水素透過性能の低下がほとんど無く、耐久性も良好である。
水素分離膜の模式的な断面図である。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。 水素分離装置の構成図である。 水素透過試験用モジュールの断面図である。 水素透過試験用モジュールを電気炉にセットした形態を示す断面図である。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。本発明では、第1図に示すように、水素分離膜11のベース金属層12と被覆金属層14との間の中間層13を、ベース金属層11の陽極酸化により形成する。
[ベース金属層]
本発明において、ベース金属層としては5A族金属即ちNb、V、Ta又はその合金が用いられ、具体的には純Nb、Nb合金、純Ta、Ta合金、純V、V合金が好適である。Nb合金としては、W、Mo及びRuの少なくとも1種を15モル%以下含むNb合金が例示される。Ta合金としては、W及びMoの少なくとも1種を15モル%以下含むTa合金が例示される。V合金としては、W及びMoの少なくとも1種を15モル%以下含むV合金が例示される。これらの合金としては、具体的には、Nb−W合金(W含有量0.01〜15モル%)、Nb−W−Mo合金(W含有量0.01〜15モル%、Mo含有量0.01〜15モル%)、Nb−Ru合金(Ru含有量0.01〜15モル%)、Ta−W合金(W含有量0.01〜15モル%)、V−W合金(W含有量0.01〜15モル%)、V−Mo合金(Mo含有量0.01〜15モル%)などが例示されるが、これに限定されない。
上記ベース金属層の厚さは1〜500μm特に10〜50μm程度が好適であるが、これに限定されない。
[陽極酸化]
陽極酸化もしくは陽極化成とは、対象の金属を陽極として水もしくは溶液中で陰極との間に電圧を印加して通電させ、金属表面に薄い酸化皮膜を形成する手法である。
上記のベース金属層を陽極酸化するには、ベース金属層を水又は電解質溶液中に浸漬してこれを陽極とし、陰極との間に電圧を印加して通電し、ベース金属層の両面を酸化処理するのが好ましい。
電解質としては塩酸や硫酸、フッ酸、硫酸ナトリウムなどの少なくとも1種を含んだ水溶液が例示され、中でも硫酸水溶液が好適である。尚、Nb、Nb合金又はTa、Ta合金については比抵抗の低い(電気伝導度の高い)水(比抵抗:0.25〜100Ω・m程度)でも陽極酸化が可能である。電解質溶液の濃度はNbとTaについては陽極電位であれば全pH域にて酸化膜が形成可能である。また、V、V合金については電位−pH図(腐食図またはPourbaix図とも呼称する)(M.Pourbaix:Atlas of Electrochemical Equilibria in Aqueous Solutions, Pergamon Press,(1966))の酸化物または水酸化物の形成による不動態域にて同様の表面処理が実現可能である。
この電解質溶液よりなる陽極酸化浴のpHは5以下特に1以下程度が好適である。浴の温度は、1〜30℃特に15〜25℃程度が好適である。
陰極としては、SUS340やSUS316などのステンレス鋼、白金などを用いることができる。
陽極酸化処理の印加電圧は10〜160Vが好適であり、NbおよびNb合金では30〜50V程度、TaおよびTa合金では60〜80V程度が好適である。電流密度は0.1〜1A/dm特に0.2〜0.6A/dm程度が好適である。陽極酸化処理時間は、ベース金属層表面に一定電圧で電流が0となる飽和状態に到達するまでの時間、すなわちベース金属層上に一様に陽極酸化層が形成されるように選定するのが好ましいが、通常は0.3〜2h程度とされる。
[被覆金属層]
被覆金属層としては、純Pd又はPd−Ag合金が好適であり、特にAg含有量が30モル%以下(とりわけ10〜30モル%)のPd−Ag合金又は純Pdが好適である。被覆金属層の厚さは10〜600nm特に100〜300nm程度が好適である。この被覆金属層は、スパッタリング、真空蒸着法、CVD(化学気相蒸着)法などによって形成することができる。
[水素製造装置]
水素分離膜を備えた水素製造装置としては、水素分離膜がハウジング、ケーシング又はベッセル等と称される容器内に設置され、水素分離膜で隔てられた1次室と2次室とを有し、必要に応じさらに加熱手段を有するものであれば、特にその構成は限定されない。膜の形態としても、平膜型、円筒型などのいずれの形態であってもよい。水素分離膜は、多孔質の支持体や表面に溝を設けた支持板の上に重ね合わされてもよく、多孔質体の表面に成膜されたものであってもよい。多孔質体としては、金属材、セラミック材などのいずれでもよい。
この水素製造装置に供給される原料ガスとしては、水素を含むものであればよく、炭化水素の水蒸気改質ガス、燃料電池の燃料オフガス、水素を含むバイオガス、バイオマスガス化炉からの発生ガスなどが例示されるが、これに限定されない。
装置の運転温度(具体的には1次側のガス温度)は、膜の組成にもよるが、通常は300〜600℃特に400〜550℃程度とされる。
本発明において、水素製造装置の構成、構造は特に限定されるものではないが、本発明において採用することができる水素製造装置の構成の一例を第6図(a),(b),(c)に示す。
第6図(a)では、炭化水素等の原料ガスを圧縮機21で圧縮して水素分離型改質器22に供給する。この水素分離型改質器22は、水素改質触媒と水素分離膜とを備えている。この水素分離型改質器22には、ボイラ24からスチームが供給されると共に、燃焼器23によって熱が与えられ、改質と水素分離とが行われる。水素分離型改質器22からの水素は熱交換器25を介して取り出される。オフガスは、熱交換器26で熱回収された後、圧力調整弁29を介して燃焼器23へ供給される。燃焼器23及びボイラ24の燃焼排ガスからもそれぞれ熱が熱交換器27,28で回収される。熱交換器25〜28で回収された熱により、ボイラ24への給水や燃焼用空気、燃料などの加熱が行われる。
第6図(b)では、水素ガスを含んだ水素含有ガスが水素分離器31に供給され、この水素分離器31が燃焼器32によって加熱される。分離された水素は熱交換器33を介して取り出される。オフガスは熱交換器34を介して取り出され、必要に応じ、その一部又は全量が圧力調整弁36を介して燃焼器32に供給される。燃焼排ガスの熱は熱交換器35で回収される。回収された熱により、燃焼器32への燃料ガスや空気が加熱される。
第6図(b)では燃焼器32を用いているが、高温廃熱を発生させる熱源が存在する場合には、第6図(c)のように、この高温廃熱を加熱器37に導き、水素分離器31を加熱するようにしてもよい。
以下、実施例及び比較例について説明する。
〔実施例1〕
厚さ500μmの純Nb膜(直径10mm)を、表面をエメリー研磨及び0.3μmのAl粒子を用いたバフ研磨により鏡面状態にし、0.1モル/Lを含むpH0.7の硫酸とイオン交換水を混合した酸性の電解質溶液中に浸漬して陽極酸化処理した。陰極としては電極面積0.03dmのSUS304板を用いた。浴温度20℃、印加電圧40Vにて1時間通電し、Nbとは異なる非晶質状態の陽極酸化層を純Nb膜の両面に形成した。
この陽極酸化層付き純Nb膜を浴から取り出し、純水にて洗浄した後、乾燥させ、次いでスパッタリングにより純Pdよりなる厚さ約200nmの被覆金属層を膜の両面に形成して水素分離膜とした。この水素分離膜を第7図に示す試験用モジュール1にセットして水素透過速度を測定した。
この水素透過試験用モジュール1は、ガス導入管2の後端面とガス取出管6の前端面との間にガスケット3,5を介して水素分離膜4を配置したものである。導入管2にはナット7が外嵌しており、取出管6の先端のフランジ部6aにはキャップナット8が係合している。
該キャップナット8を導入管2側に延出させ、その内周面の雌ねじに対しナット7の外周面の雄ねじを螺合させる。ナット7の先端が導入管2の後端のフランジ部2aに当接することにより、キャップナット8を介して取出管6が導入管2側に引き付けられ、導入管2の後端面と取出管6の前端面との間でガスケット3,5を介して水素分離膜4が挟圧される。
キャップナット8には、ガスのリークテスト用の小孔8aが設けられている。
ガスケット3,5は、同一大きさの円環状である。ガスケットの内孔は5.6mmであるが、VCRで締め付けられた場合のガスケットと膜試料との接触部の直径は7.1mmであり、有効膜透過面積Aは39.6mm(3.96×10−5)である。
この水素透過試験用モジュール1を第6図の通り電気炉10内に設置し、導入管2に原料ガスを供給し、取出管6から水素ガスが取り出す。
導入管2のガス圧を60kPaとし、取出管6内のガス圧を10kPaとした。
原料ガスとしては、純度99.99999%以上の高純度水素を用いた。膜4を透過した水素ガスは回収容器(図示略)に回収した。
電気炉10の温度を400℃として運転を行ったところ、導入管2のガス圧を60kPaとし、取出管6内のガス圧を10kPa(第2図では(0.06/0.01)のように記載)とすれば、水素透過速度Jと厚さdとの積J・dは、陽極酸化を施した純Nbについては、第2図の通り全運転期間中ほぼ安定して約25×10−6molH・m−1・s−1であった。
〔実施例2〕
実施例1と同一条件にて陽極酸化を施して中間層を形成した同一膜厚のNb−5W合金(Wを5モル%含んだNb合金)について、実施例1と同様に純Pd被覆金属層を形成し、同様の評価を、導入管2のガス圧を8kPaとし、取出管6内のガス圧を3kPa(第2図では(0.008/0.003)のように記載)として水素透過試験を行った。結果を第2図に示す。図示の通り、J・dは全運転期間中ほぼ安定して約5×10−6molH・m−1・s−1であった。一方で、陽極酸化無しのNb−5W合金(後述の比較例1)の同温度での運転期間中のJ・dは1h(60min)程度でほぼ半減する時間変化の傾きを示し、水素透過速度の急激な低下が見られた。
〔比較例1〕
中間層を形成しなかったこと以外は実施例2と同様にして、即ち上記Nb−5W合金について、膜上に直接に上記被覆金属層を同様に形成して水素分離膜を製造した。この水素分離膜について同様の評価を行い、結果を第2図に示した。また、この水素分離膜の水素透過係数を規格化したφ/φmaxを求めて、最大流束を示した後の水素透過時間に対する水素透過性能の変化を表したものを第3図に示す。第3図には実施例1,2の結果も示してある。
第3図に示す通り、比較例1では運転開始後わずか1h(60min)程度で水素透過速度が半減することが予測されるのに対し、実施例1,2によると長期にわたって安定して水素を膜分離することができる。この図からも陽極酸化膜が水素透過性能の低下の抑制に寄与しており、耐久性が向上したことが分かる。
〔実施例3〕
実施例1と同一条件にて陽極酸化を施して中間層を形成した同一膜厚のNb−5W−5Mo合金(Wを5モル%、Moを5モル%含んだNb合金)について、実施例1と同様に純Pd被覆金属層を形成し、同様の評価を、導入管2のガス圧を16kPaとし、取出管6内のガス圧を4kPa(第4図では(0.016/0.004)のように記載)として水素透過試験を行い、結果を第4図に示した。図示の通り、J・dは初期の7×10−6molH・m−1・s−1から多少低下するものの、その後長時間安定して約5×10−6molH・m−1・s−1であった。
〔比較例2〕
中間層を形成しなかったこと以外は実施例3と同様にして、即ち上記Nb−5W−5Mo合金について、膜上に直接に上記被覆金属層を同様に形成して水素分離膜を製造した。この水素分離膜について実施例3と同一条件にて水素透過試験を行い、結果を第4図に示した。図示の通り、J・dは試験開始時は11×10−6molH・m−1・s−1であったが、その後、実施例2および比較例1と同様に短時間のうちに急激に低下する時間変化の傾向を示した。
〔実施例4〕
Nb膜の代りに厚さ500μmのTa−5W合金(Wを5モル%含んだTa合金)膜を用いたことおよび陽極酸化時の印加電圧を40V又は80Vとしたこと以外は実施例1と同様にして中間層及び被覆金属層を形成して水素分離膜を製造した。この水素分離膜を水素透過試験温度を500℃としたこと以外は実施例1と同一条件の膜厚で規格化した水素透過速度J・dを測定し、最大流束時のφmaxを示した後の水素透過時間に対する水素透過性能の変化を調べた。第5図中の△と□印はそれぞれ印加電圧を40V又は80Vとして陽極酸化した後、各分離膜について、比較例1と同様に水素透過係数を規格化したφ/φmaxを求め、水素透過時間による変化を表したものである。
〔比較例3〕
中間層を形成しなかったこと以外は実施例4と同様にして、即ち上記Ta−5W合金膜上に直接に上記被覆金属層を同様に形成して水素分離膜を製造した。この水素分離膜について実施例4と同様にして水素透過係数を規格化したφ/φmaxの時間変化を求めたところ、この比は第5図の○印の通り水素透過時間に伴って、急速に減少した。
一方、実施例4の各合金では実施例1,2の場合よりも水素透過試験温度が高温(500℃)であっても、陽極酸化膜が中間層として働き、水素透過性能の低下が抑制され、φ/φmaxの変化が緩慢となった(第5図の△および□印参照)。また、実施例4では、水素透過係数が半減するまでの時間が比較例3の約2倍となっており、Pd触媒膜とTa合金との相互拡散が抑制されたことが認められた。
1 水素透過試験用モジュール
2 ガス導入管
3,5 ガスケット
4 水素分離膜
6 ガス取出管
7 ナット
8 キャップナット
10 電気炉
11 水素分離膜
12 ベース金属層
13 中間層
14 被覆金属層
21 圧縮機
22 水素分離型改質器
25〜28,33〜35 熱交換器
31 水素分離器

Claims (2)

  1. 厚さ1〜500μmのNb又はNb合金よりなるベース金属層と、該ベース金属層の表面に形成された中間層と、該中間層上に形成された被覆金属層とを有する水素分離膜の製造方法において、
    ベース金属の表面を研磨して鏡面状態とする工程と、
    ベース金属層を陽極酸化することにより前記中間層として非晶質状態の酸化層を形成する工程と、
    中間層の上に前記被覆金属層を形成する工程と
    を有することを特徴とする水素分離膜の製造方法。
  2. 請求項1において、被覆金属層がPd又はPd合金よりなることを特徴とする水素分離膜の製造方法。
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