JP5548461B2 - 通信回路、通信ネットワークおよび連結装置 - Google Patents

通信回路、通信ネットワークおよび連結装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信回路、通信ネットワークおよび連結装置に関するものであり、より詳細には、信頼性の高い通信を行なうことができる通信回路、通信ネットワークおよび連結装置を提供するものである。
通信ケーブルを配線して信号の送受信を行なう場合、電気的および磁気的なノイズの影響を受けたり通信ケーブルの劣化などにより通信不良が発生することがある。また、通信不良が発生した信号をそのまま制御に用いることにより、システム全体の動作に支障をもたらすことが考えられる。
そこで、通信ケーブルを用いた通信の信頼性を高めるために、信号にパリティ、チェックサム、巡回冗長検査(CRC)などの誤り検出符号を付加し、この誤り検出符号を用いて正確な通信が行なわれているかどうかを確認している。そして、誤りの発生が確認された受信信号を破棄したり、誤りが発生した信号の再送を求めることなどが行なわれている。しかしながら、信号の再送を行なう場合には通信時間が倍必要となり、これがレスポンスの低下を招く原因となる。
近年では特許文献1(特許3595033号)に示す計算機システムのように、とりわけ重要な信号を通信する配線を施す場合に、同じ信号を送信するように2本の通信ケーブルを配線することが行なわれている。これは、同じ信号を2重に送信することにより、何れか一方の通信ケーブルを介する通信が正確に行なわれることにより、障害時にも通信できるようにすることを狙ったものである。
自動車のLANに用いられる通信ネットワークの規格(例えばFlexRay:ダイムラー・アーゲー社の登録商標)では一つの通信ケーブルに複数回同じ信号を送信してこれらを比較することにより、正確な通信ができているかどうかを判断することが行なわれているが、重要データを二度送信することにより、通信時間が倍必要となるという問題がある。そこで、2つの通信ケーブルを用いて同じ信号を通信する場合には、この2つの信号を比較することにより、正確な通信が行なわれたことを確認することも可能である。つまり、誤り検出符号による通信不良の検出に加えて、2本の通信ケーブルを用いて通信される信号を比較することにより、正確な通信が行なわれているかどうかをさらに確実に判断することができ、更に信頼性の高い通信を行うことができる。
特許3595033号公報
しかしながら、2本の通信ケーブルを用いた二重化の通信を行なうだけでは、受信した信号が正しく通信できたかどうかを判断できるにすぎず、誤り検出符号によって誤りが検出できなかった場合にはどちらが真の値であるかを判断できなかった。このため、このような場合には両方の信号を破棄せざるを得なかった。そして破棄した信号の補完をするためには、信号の再送を求める必要が生じ、データ通信を再び行なう必要が生じるため、通信時間が長くなることは避けられなかった。これは、とりわけ通信する信号に即時応答が求められる場合に問題となり、制御の遅れが発生するという問題がある。
また、2本の通信ケーブルを用いて一旦受信した信号を比較するためには送信側と受信側の通信回路をそれぞれ2個設ける必要があり、受信した信号を比較して誤り判断を行なうためのCPUが必要となる。つまり、通信した信号の誤り判断や選択のためにCPUの処理能力の一部が使用されるという問題も生じる。したがって、従来方式の信号の二重化を行なうためには、特別な制御システムやプログラムを必要としており、これが構成の複雑化や製造コストの引き上げの原因となっていた。
加えて、従来の二重化を実現するためには通信ケーブルの接続先にはマイクロコンピュータのようなCPUを必要としているので、この面でも構成が複雑になるため、相当重要度の高い通信でなければ二重化を取り入れることはできなかった。つまり、シーケンス回路やプログラマブルロジックコントローラ(以下、PLCという)のように各端末にCPUを備えない制御システム、または車載LANのように低処理能力のCPUを備える制御システムの配線においては通信ケーブルの二重化を実現することは極めて困難であった。
とりわけ、近年では車載制御システムや機械制御システムなどの制御システムにおいて省配線化が行なわれているが、車や機械の制御においては耐ノイズ性や高信頼性を高く保ちながら、構成の簡略化や製造コストの削減が求められている。また、車や機械の制御システムでは動作不良の原因となるCPUはできるだけ排除することが望まれているが、従来の二重化ではこの要求を満たすことができなかった。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであり、その目的は、信頼性の極めて高い通信を簡素な配線システムによって実現できる通信回路、通信ネットワークおよび連結装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、第1発明は、3本以上の信号ラインからなる信号線によって複数のノード同士を接続してあり、その信号線の両端部に接続されて入出力端子に入力された信号を各信号ラインに分配送信する信号分配部と、これらの信号ラインを介して受信する複数の受信信号を比較して最も一致数の多い受信信号を真として選択受信し入出力端子に出力する多数決選択受信回路と、前記複数のノードの数に合わせたトークンを所定時間毎に発信させるトークン発呼制御部と、所定のノードが前記トークンに続く自局に与えられた同期タイミングで前記入出力端子に入力された信号を前記信号線に出力すると共に、前記所定のノード以外の他のノードが前記入出力端子からの信号入力を阻止するインターロックをかけることで、前記信号分配部および多数決選択受信回路による通信の方向を時分割されたタイミングで切り換えて双方向の通信を行なう時分割通信制御部とを備えることを特徴とする通信回路を提供する(請求項1)。
信号線の一端側の入力端子に入力された信号は信号分配部によって各信号ラインに分配送信されるので、同じ信号が各信号ラインによって他端側に伝達される。他端側では各信号ラインを介して受信した各受信信号を比較し、多数決選択受信回路が最も一致数の多い受信信号を選択受信するので、他端側の出力端子には一端側の入力端子に入力されたと同じ信号が出力される。仮に、1本の信号ラインを用いて通信される受信信号に外乱による誤りが発生したとすると、この誤りが発生した受信信号が他の2本の信号ラインを用いて通信される正常な受信信号と一致しなくなるが、残る2つの正常な受信信号は一致するので多数決選択受信回路が正常な受信信号をリアルタイムに選択して受信することができる。
信号ラインは銅や銀などの導電率の高い金属からなるワイヤーからなることが好ましく、少なくとも3本あることにより多数決による選択を行うことができる。なお、信号ラインは4本以上あってもよく、その数を増やせば増やすほど、多数決選択によって信頼性を高めることができる。各信号ラインは単なるワイヤーであるだけなく、このワイヤーの外側に磁気シールド層を備える同軸線であることによりノイズの影響を受けにくくなるので好ましい。また、3本の信号ラインをまとめて磁気シールドを備えるものであってもよい。なお、前記信号ラインとして電源重畳(Power Line Communication)や無線を含む論理信号ラインを形成してもよいことはいうまでもない。
また、一端側の入力端子に入力される信号は電磁リレーや半導体によるスイッチングによるオン/オフの接点入力信号であることが好ましく、例えば、入力端子がプルアップされているとすると、オン状態(信号入力があるアクティブ状態)の接点入力信号はLowレベル、オフ状態(信号入力がない解放状態)ではHiレベルである。逆に入力端子がプルダウンされている場合には、オン状態の接点入力信号はHiレベル、オフ状態ではLowレベルである。加えて、前記入力部が開放状態で中間電位に設定されているとすると、接点入力信号はオン状態でHi/Lowレベルの接点入力を行うことができ、オフ状態は入力端がハイ・インピーダンス(フローティングレベル)となる3つの状態を有するもの(3ステート)である。
前記信号分配部は単なる分岐接続部であってもよいが、各信号ラインに出力する電圧または電流を増幅するバッファ回路(整形・増幅回路)を備えることが好ましい。
前記多数決選択受信回路は各信号ラインを介して通信される信号の比較をリアルタイムに行なう比較器を備えることが好ましい。また、信号線の一端側には信号分配部、他端側には多数決選択受信回路を内蔵させたコネクタを形成することにより形成されたワイヤーハーネスは、従来の信号ケーブルと差し替えて使用可能であり、演算処理装置を含まない自動制御システムに容易に組み込んで信頼性を高めることが可能となる。
時分割通信制御部は前記一端側への信号入力が行なわれている状態では一端側から他端側への信号の伝達を行ない、他端側への信号入力を阻止するように制御し、逆に、他端側への信号入力が行なわれている状態では他端側から一端側への信号の伝達を行ない、一端側への信号入力を阻止するように制御することにより、時分割されたタイミングで通信方向を切り換える。また、信号線の各端部に接続される時分割通信制御部は同端部に位置する信号分配部による信号の送信を、前記複数のノードの数に合わせたトークンを所定時間毎に発信させるトークン発呼制御部に従って自局に与えられた同期タイミングで行い、前記所定のノード以外の他のノードが前記入出力端子からの信号入力を阻止するインターロックをかけることによって、信号の衝突を確実に防止することができる。なお、各時分割制御部は通信回路内にトークン発呼する親局がいない場合には自発的にトークン発呼するものであることにより、通信回路切断時にも通信回路の縮退動作をさせることができる。
また、入出力回路は信号を出力している入出力端子から信号を入力させないインターロックをかけるものであるから、通信方向を入力信号に合わせて切り換えることができる。
前記時分割通信制御部による前記通信の方向の切り換えを行なうスイッチ回路を含む入出力回路を備え、該入出力回路は、前記入出力端子を前記信号分配部または前記多数決選択受信回路に切り替えて接続することにより、前記多数決選択受信回路からの信号を前記入出力端子に出力しているときはこの入出力端子からの信号を前記信号分配部に入力させないことで前記インターロックをかけるものであってもよい(請求項2)
前記信号分配部は、前記信号線の両端部において複数の入出力端子に入力されたパラレル信号を信号ラインの数に合わせて分配すると共にシリアル信号に変換して各信号ラインに送信するものであり、前記多数決選択受信回路は、各信号ラインを介して受信する複数のシリアル信号を比較して最も一致数の多いシリアル信号を真として選択すると共にパラレル信号に変換して前記入出力端子に出力するものである場合(請求項3)には、信号線の一端側の入出力端子に入力されたパラレル信号は信号分配部においてシリアル信号に変換されると共に各信号ラインに分配送信されるので、同じシリアル信号が各信号ラインによって他端側に伝達される。他端側では各信号ラインを介して受信した各シリアル信号を多数決選択受信回路においてパラレル信号に変換すると共に各受信信号を比較して一致数の多い受信信号を選択受信するので、他端側では一端側に入力されたと同じパラレル信号を他端側の入出力端子に出力する。
なお、前記信号分配部はシリアル変換した後に各信号ラインに分配するものであることによりシリアル変換部を一つにすることができるが、各信号ラインの数に合わせて先に分配したパラレル信号をそれぞれシリアル変換するものであることによりシリアル変換部の動作不良による影響も多数決選択によって取り除くことができる。
また、本発明の信号線の両端部に前記信号分配部および多数決選択受信回路を内蔵させたコネクタを形成することにより形成されたワイヤーハーネスは、従来の信号ケーブルと差し替えて使用可能であり、演算処理装置を含まない自動制御システムに容易に組み込んで信頼性を高めることが可能となる。
前記多数決選択受信回路は各信号ラインに接続されてそれぞれシリアル信号をパラレル信号に変換する変換回路と、変換された複数のパラレル信号からなるパラレル信号群単位で比較する比較回路と、この比較回路の比較結果を用いて前記パラレル信号のうち最も一致数の多いものを選択する選択回路とを備える場合(請求項4)には、変換回路がパラレル変換した信号を比較回路によってパラレル信号群単位で比較するので、選択回路は正しく通信できた信号を容易かつ確実に見分けることができる。また、変換回路、比較回路、選択回路が論理演算によって最も信頼できる受信信号を選択するので、リアルタイムで時間的な遅れなしに選択することができる。
前記信号線は配線分岐部において分岐接続されており、分岐接続された各信号線の末端に前記信号分配部、多数決選択受信回路および時分割通信制御部を有し、かつ、分岐接続された各信号線の末端から受信する多数決選択された信号をそれぞれ記憶する記憶回路と、この記憶回路に記憶させた各信号線の末端における信号の論理和を受信した信号とする論理和演算回路とを備える(請求項)には、分岐接続された各信号線の末端においても同様に受信信号を受信してこれを出力することができる。また、何れかの末端において信号が入力された場合には、他のすべての末端においてその記憶回路に記憶されて同じ部分の論理和を出力するので、信号の流れる方向を容易かつ明確に調整でき、信号の衝突が発生することがない。
前記多数決選択受信回路によって受信され多数決選択された出力信号をそれぞれ出力する複数の内部信号出力部と、前記信号分配部を介して信号線に送信する信号をそれぞれ入力する複数の内部信号入力部と、これらの内部信号出力部から内部信号入力部の間を任意に接続することにより各入出力端子間の接続状態を切り換える格子状結線回路とを備える場合(請求項)には、格子状結線回路による接続を切り換えるだけで、内部信号出力部と内部信号入力部が接続または切断されるので、格子状結線回路の設定によって各入出力端子間の結線状態を自在に設定することができる。
前記格子状結線回路に直接的に接続されて信号の中継を行う中継接続部を備える場合(請求項)には、この中継接続部に例えば保守点検用のモニタ装置などの入出力端子を接続することができる。なお、本発明の通信回路を、その中継端に設けた中継コネクタ内に前記中継接続部が形成された、ワイヤーハーネスとすることにより、このワイヤーハーネス同士を容易に連結してネットワーク化することができる。
発明は、複数の通信回路を前記格子状結線回路を介して網目状に連結して形成される通信ネットワークであり、前記格子状結線回路はプログラマブルロジックデバイスからなり、前記内部信号出力部は結線情報を書き込むための書込ポートを備え、前記多数決選択受信回路は通信不良を発生した回数および/または正しく受信できなかった回数を集計して信号線の信頼度を求める信頼度監視回路を備えるものであり、かつ、各通信回路の信頼性監視回路および書込ポートと通信可能な位置に信頼度の低い信号線をバイパスさせるように各格子状結線回路による結線状態を調整する結線調整部を有することを特徴とする通信ネットワークを提供する。(請求項
本発明の前記通信ネットワークは、複数の通信線を網目状に連結して形成されるものであるから、通信ネットワーク上の一つの入出力端子に入力された信号は複数の通信線を介して伝達され、格子状結線回路によって結線された別の通信回路に設けた入出力端子に出力される。また、格子状結線回路は例えばFPGAなどのプログラマブルロジックデバイスからなるので、結線調整部を介して動的に結線状態を調整することができる。加えて、多数決受信回路が信頼度監視回路を備えるので、種々のノイズや劣化に伴って通信回路の信頼性が低いと判断される場合に、この通信回路を通さないように前記格子状結線回路の結線状態を動的に変更することができる。
つまり、本発明の通信ネットワークによれば、複数の通信回路が、それぞれより信頼性の高い多数決選択による通信を行なうことができるだけでなく、仮に一本の通信回路において切断や特性劣化による回避できない通信不良が発生した場合には、この通信不良が発生した通信回路をバイパスするように信号を伝達させることができるという点において、更に信頼性の高い通信を行うことができる。なお、各通信回路に接続された各信分配部は積極的にトークン発呼することにより、信号線切断時における縮退通信を行なうものであることがより好ましい。このように更に信頼性の高い通信を行なう通信ネットワークは、自動車、飛行機、船、ロケットなどの移動手段、および、ロボットなどの装置に組み込まれる自動制御装置において、高信頼性を必要とする部分の配線を行なうのに適している。
発明は、少なくとも2本の通信回路の各多数決選択受信回路は通信不良を発生した回数および/または正しく受信できなかった回数の記録を集計して信号線の信頼度を求める信頼度監視回路を備えており、各通信回路の入出力端子が接続される中継入出力端子と、各中継入出力端子から受信する信号をそれぞれ出力する内部信号出力部と、各中継入出力端子から送信する信号をそれぞれ入力する内部信号入力部と、内部信号入力部に入力されるパラレル信号を中継入出力端子を介して出力すると共に、この信号を出力している中継入出力端子を介して信号を入力させないインターロックをかけながら中継入出力端子を介して入力する信号を内部信号出力部を介して出力させる入出力回路と、これらの内部信号出力部から内部信号入力部の間を任意に接続することにより各入出力端子間の接続状態を切り換える格子状結線回路と、前記信頼度監視回路が求めた信号線の信頼度により格子状結線回路の結線状態を調整する結線調整部とを備えることを特徴とする連結装置を提供する。(請求項
本発明の連結装置は、前記中継入出力端子に少なくとも2本の通信回路の入出力端子を連結することにより、一つの通信回路間において任意の入出力端子に入力された信号を中継して別の通信回路の入出力端子に出力させることができる。つまり、一つの通信回路の入出力端子に入力された信号をこれが接続される側の内部信号出力部に出力させ、これを格子状結線回路を介して内部信号入力部に入力させ、別の通信回路に中継させることができる。
また、前記通信回路がワイヤーハーネスである場合には、連結装置はワイヤーハーネスの中継器となる。加えて、一つの連結装置に3本以上の通信回路を接続できるように中継入出力端子を設けた場合には、連結装置は通信回路の分岐接続装置となる。
前記格子状結線回路はプログラマブルロジックデバイスからなり、このプログラマブルロジックデバイスに結線情報を書き込むことにより前記格子状結線回路による結線状態を調整可能とする書込ポートを備える場合(請求項10)には、前記連結装置による信号の中継を動的に変更することができる。つまり、信頼性の低い通信回路を動作中にバイパスさせる動的変化を容易に行うことができる。なお、書込ポートは内部信号出力部に設けることにより、書込ポートに出力する内容も通信にて送信することが可能である。
前述したように、第発明の通信回路は3本以上の信号ラインを用いて同じ信号を通信させ、多数決による選択を行なうことにより外乱の影響を通信回路単体でリアルタイムに取り除くことができる。つまり、高速応答性と高信頼性を両立させることができる。加えて、本発明の通信回路は従来の通信回路と差し替えて使用することが可能であるから、従来のように高信頼性を確保するために比較的高価で誤動作発生や処理の遅れの原因となるCPUを用いることなく、オン/オフの接点信号を電送することができる。
信号線が配線分岐部において分岐接続された場合には、2箇所以上の離れた位置において、入出力端子に入出力される信号を共有することができる。
発明の通信ネットワークは複数の通信回路をいて通信ネットワークを形成することにより、通信の信頼性を更に向上させることができる。
発明の連結装置は複数の通信回路を容易に中継接続または分岐接続することができる。
本発明の第1実施形態に係る通信回路の全体構成を示す図である。 図1に示す通信回路の要部を拡大して示す図である。 第2実施形態に係る通信回路の全体構成を示す図である。 図3に示す通信回路の要部を拡大して示す図である。 前記通信回路の動作を説明する図である。 第3実施形態に係る通信回路の全体構成を示す図である。 図6に示す通信回路の要部を拡大して示す図である。 前記通信回路の細部の具体的な構成を示す図である。 本発明の連結装置の構成を示す図である。 本発明の通信回路および連結装置を用いた通信ネットワークの一例を示す図である。
図1,2は本発明の通信回路1の概念を説明する図である。
図1,2に示す通信回路1は、3本の信号ライン2a,2b,2cからなる信号線2と、これらの信号線2の一端側に接続されて入力端子3iに入力された信号を各信号ライン2a,2b,2cに分配送信する信号分配部4と、前記信号線2の他端側に接続されて各信号ライン2a,2b,2cを介して受信する複数の受信信号を比較して一致数の多い受信信号を真として選択受信し出力端子3oに出力する多数決選択受信回路5とを備える。
6は入力端子3iと信号分配部4を収容するコネクタ、7は多数決選択受信回路5と出力端子3oを収容するコネクタであり、本発明の通信回路1はモータMの制御対象8と、制御装置9とを接続可能とするワイヤーハーネスである。これら制御対象8と制御装置9にはワイヤーハーネス1に接続可能なコネクタ8a,9aを備え、これらのコネクタ8a,9aにワイヤーハーネス1のコネクタ6,7を接続可能としている。
図2に示すように、前記信号ライン2a,2b,2cは何れもメッシュ状の導体からなる磁気シールド2sを備える同軸ケーブルであり、これらの磁気シールド2sは信号分配部4および多数決選択受信回路5のグランドに接続されている。なお、本発明の通信回路1は3本以上の信号ライン2a,2b…を備えるものであればよい。
前記入力端子3iおよび出力端子3oはコネクタ6,7の接続端子を形成するものであり、プラグまたはレセプタクルからなり、本例では説明を簡単にするために一つのコネクタ6,7に対して1本設けている。
前記信号分配部4は前記信号ライン2a,2b,2cの数に合わせて複数のバッファ4a,4b,4cを備え、これらのバッファ4a,4b,4cは分岐部4dにおける信号の分岐に伴う電流不足を解消するものである。
前記多数決選択受信回路5は前記各信号ライン2a,2b,2cを介して受信する受信信号のうち2つを比較する比較器5a,5b,5cと、これらの比較器5a,5b,5cの比較結果を用いて、最も一致数の多い受信信号を選択受信する選択回路5dとを備え、ハードウェア処理によって多数決選択受信を行うことができるものである。
従って、上記構成の通信回路1を通常の信号線として用いているワイヤーハーネスと入れ替えて用いることにより、矢印Xの方向に信号を伝達させることができ、通信の信頼性を大幅に引き上げることができる。例えば、信号ライン2a,2b,2cに外乱によるノイズNがあったとしても、まず、磁気シールド2sによってノイズNの大多数が吸収される。つまり、3つの信号ライン2a,2b,cを介して受信する3つの信号はすべて同じとなり、比較器5a,5b,5cは何れも一致を出力するので、選択回路5dは信号ライン2a,2b,2cのどれから信号を受信してもよく、選択回路5dはどの信号を選んでも真の値である。
今、一例として信号ライン2aによって通信される情報がノイズNの影響を受けて反転したとすると、この信号ライン2aを介して受信する信号と他の信号ライン2b,2cを介して受信する信号が一致しなくなり、比較器5a,5bが不一致を出力し、比較器5cのみが一致を出力するので、前記選択回路5dは一致している信号ライン2b,2cを介して受信する信号の何れか一方を選択して出力端子3oに出力する。
つまり、前記3本の信号ライン2a,2b,2cの何れかにノイズNが入り込み、信号に誤りが入り込んだとしても、入力端子3iに入力された信号は正しく出力端子3oにリアルタイムに出力されるので、制御装置9からの制御信号によってモータM等の制御対象は正しく制御される。前記信号の送受信においてCPUなどを用いた信号処理を行なっておらず、遅れ時間なしで正しい信号を出力させることができる。従って、本発明の通信回路1は本実施形態に例示したように、より簡単な自動制御システムにおける高信頼性を必要とする部分に用いることができる。
なお、本例では、信号ライン2a,2b,2cがそれぞれ同軸ケーブルを採用しているので、更に外部のノイズNの影響を受けにくくしてるが、これら信号ライン2a,2b,2cは銅や銀などの金属からなる電線(ワイヤー)であってもよい。また、上述の本実施形態では前記入力端子3i、出力端子3oは何れも一つのコネクタ6,7に一つだけ設けているので、信号をスイッチ切り替えすることなく連続的に送信する例を示しているが、一つのコネクタ6,7に対して複数の入力端子3i、出力端子3oを設けた場合には、時分割のシリアル通信によって複数の信号を送信することができる。
図3,4は本発明の第実施形態にかかる通信回路10の構成を示す図である。なお、以下の説明において図1,2と同じ符号付した部材は同一または同等の部材であるから、その詳細な説明を省略することにより重複説明を避ける。
図3,4に示すように、本実施形態の通信回路10は3本以上の信号ライン2a,2b,2cからなる信号線2と、これらの信号線2の末端に接続されて入出力端子11に入力された信号を各信号ライン2a,2b,2cに分配送信する信号分配部12と、これらの信号ライン2a,2b,2cを介して受信する複数の受信信号を比較して一致数の多い受信信号を真として選択受信し入出力端子11に出力する多数決選択受信回路13と、前記信号分配部12および多数決選択受信回路13による通信の方向を時分割されたタイミングで切り換えて双方向の通信を行なう時分割通信制御部14と、多数決選択受信回路13によって選択受信した信号を入出力端子11に出力すると共に信号を出力しているときは信号を入力させないインターロックをかける入出力回路15とを備える。また、10a〜10cは前記通信回路10の両端に設けたコネクタであり、2eは前記信号線2の配線分岐部である。
本実施形態の通信回路10は信号線2が配線分岐部2eによって分岐接続されているので3つの末端を有するものであり、これらの末端にそれぞれコネクタ10a〜10cを設けたワイヤーハーネスである。信号線2の分岐数はモータ16を制御する制御信号を出力する機器の数によって定められるのであり、本実施形態では説明を簡略化するために信号線2が3つの末端を備える例を示しているが、この分岐数は必要に応じて自在に調整できることはいうまでもない。
入出力端子11はコネクタ10a〜10cの接続端子を形成し、信号線の入出力端子11はプラグまたはレセプタクルからなり、本実施形態では説明を簡単にするためにコネクタ10a〜10cに対して1本設けている例を示す。なお、コネクタ10a〜10c内に複数の入出力端子11を設けた場合には、各信号分配部12で各入出力端子11に入力された信号をシリアル信号に変換して時分割送信することができる。
信号分配部12は入出力端子11から入力する信号を前記時分割通信制御部14によって定められたタイミングで信号ライン2a,2b,2cにHiレベルまたはLowレベルのオン信号、あるいは、ハイインピーダンスのオフ信号の何れかの信号(3ステート信号)を出力するものであり、図4に示すように、これらの信号ライン2a,2b,2cの数に合わせて設けた3ステートバッファ12a,12b,12cを備える。なお、3ステートバッファ12a,12b,12cのハイインピーダンス時の電圧レベルはHiレベルとLowレベルの中間の電圧レベル(以下、Midレベルという)となるように構成している。
多数決選択受信回路13は各信号ライン2a,2b,2cを介して受信する受信信号のうち2つを比較する比較器13a,13b,13cと、これらの比較器13a,13b,13cの比較結果を用いて、最も一致数の多い受信信号を選択受信する選択回路13dとを備え、ハードウェア処理によって多数決選択受信を行うことができるものである。
時分割通信制御部14は、トークンパッシング方式による同期型の通信を行なわせるものであって、トークン信号を積極的に発呼させるアービトレーション機能を備えたトークン発呼制御部14aと、自局のノード番号を記録するSS(Sending Slot)記憶部14bと、受信する局のノード番号を記録するRS(Receiving Slot)記憶部14cと、トークン信号によってSS記憶部14bに記録させた自局ノードが割当てられた同期タイミングに合わせて信号分配部12に信号を出力させる信号送信制御部14dと、RS記憶部14cに記憶させた他局ノードからの信号を多数決選択受信回路13に受信させる信号受信制御部14eとを備える。
入出力回路15は入出力端子11を信号分配部12または多数決選択受信回路13に切り換えて接続することにより、多数決選択受信回路13からの信号を入出力端子11に出力しているときにはこの入出力端子11からの信号を信号分配部12に入力させないインターロックをかけるものであり、前記RS記憶部14cに記録させた他局ノードからの受信信号のオンオフ状態および電圧レベルをトークン1サイクル以上の間一旦記憶させる記憶回路15aと、この記憶回路15aに記憶させた信号がオン状態である場合の論理和を演算して信号線2の使用権を求める論理演算回路15bと、この論理演算回路15bの論理和演算によってRS記憶部14cに記録させた他局ノードからの受信信号の何れかがオン状態であることが判明したときに入出力端子11にその電圧レベルを出力させるようにスイッチ切換を行なうスイッチ回路15cとを備える。
16は自動車のドアの施解錠を行なうモータ、17はこのモータ16に電力を供給するモータドライバ、18は使用者の操作によって入力されるドアの施解錠を行なうための操作スイッチ、19は電磁波などによるリモート制御によってモータドライバ17に制御信号を送る電子制御ユニットである。前記モータドライバ17、操作スイッチ18、電子制御ユニット19はそれぞれコネクタ17a,18a,19aを備え、これらのコネクタ17a,18a,19aは通信回路10のコネクタ10a,10b,10cに接続されることにより各部材17,18,19が通信回路10による配線システムによって互いに接続される。
次に、図5を用いて前記通信回路1を用いた配線システムの動作を説明する。仮にモータ16,操作スイッチ18,電子制御ユニット19が接続された各ノード(コネクタ10a〜10c内の入出力端子11)毎にSS記憶部14bに、それぞれ、アドレス”1”、”2”、”3”が設定されているとする。このとき、RS記憶部14cには他局ノードのアドレス”2,3”、”1,3”、”1,2”が設定される。
各ノードのトークン発呼制御部14aはトークン発呼がない状態で所定時間が経過すると、積極的に発呼するが、例えばSS記憶部14bに記憶させた情報に合わせてトークンを発呼するタイミングをずらすことにより、最も優先順位の高いSS番号”1”のノード(操作スイッチ18が取り付けられたコネクタ10aの入出力端子11)のトークン発呼制御部14aがバスマスタとして選択されトークンT1〜T3を発呼して全体の同期タイミングを定める。本実施形態の場合、通信回路10内に3つのノードが存在するので、トークン発呼制御部14aはその数に合わせたトークンT1〜T3を所定時間(スロットサイクル)T毎に発信させる。
各ノードはトークンT1〜T3に続く、自局に与えられた同期タイミングで自局ノード番号”#1”〜”#3”と入出力端子11に入力された信号を信号線2に送信する。なお、入出力端子11に信号の入力がない場合には、Midレベル(オフ状態)が送信される。図5に示すS1〜S3はコネクタ10a〜10c内の信号分配部12が信号線2に送信する信号を表わしており、実線を用いて一つの例を説明し、点線を用いて信号の変動範囲を示す。また、SWは操作スイッチ18からの入力信号、Motはモータドライバ17への出力信号を示す。
図5における最初のトークンT1が発呼されるときに操作スイッチ18が操作されてHiレベルが入力されているとすると、コネクタ10a内の信号分配部12は自局ノード番号”#1”を送信した後に、入力信号に合わせてHiレベルを信号線2に送信し、コネクタ10b内の多数決選択受信回路13はこの信号を受信して入出力端子11に出力する。つまり、モータドライバ17にHiレベルが出力されて、モータ16に駆動電流が流されることによりモータ16は正方向に回転する。なお、入力された電圧レベルがLowレベルであればモータ16は逆方向に回転する。すなわち、スイッチSWによってモータ16を逆回転させて自動車の施解錠を行うことができる。
同時にノード番号”2”と”3”の入出力回路15に設けた記憶回路15aには、ノード番号”1”からHiレベルの信号を受信したことが記憶され、入出力端子11に受信したHiレベルの電圧信号が出力されると共に、論理和演算回路15bが記憶回路15aに何れかのノードからのオン信号が入力されていることを検出することにより、入出力端子11からの信号入力を阻止するインターロックをかけるようにスイッチ回路15cを切り換える。
すなわち、前記スイッチ回路15cを切り換えた状態ではノード番号”2”と”3”の入出力端子11にはノード番号”1”の入出力端子11に入力された接点入力信号がそのまま出力され、擬似的に各コネクタ10a〜10c内の入出力端子11を信号線で直接接続したような状態となる。この接点入力信号の通信は図3に双方向矢印Yによって示すように、双方向に行うことができるものであるが、前記入出力回路15によってインターロックをかけることにより、通信回路10の両端において互いに相反する入力が行なわれたとしても決して信号の衝突が起こらないようにしている。これは通信回路10が同期通信を行なうものであるゆえに得られる効果である。
すなわち、前記インターロックの解除は次の同期サイクルにおいてノード番号”1”の入出力端子11への接点入力信号がオフ状態となるまで行なわれないゆえに、信号の衝突によって通信回路が損傷するといった問題が発生することが決して起こらないように保護することができる。図5に示す例ではノード番号”1”のノードに2回目の同期タイミングが訪れる頃までに、操作スイッチ18がオフ状態となっているので、ノード番号”1”の信号分配部12からの送信信号がオフ状態のMidレベルとなり、前記記憶回路15aがクリアされると前記インターロックが解除されてすべての入出力端子11から接点入力信号を入力することが可能となる。
上述の実施形態では3ステートバッファを用いる場合には、信号ライン2a〜2cに送信する信号には、オン状態の2つの電圧(HiレベルとLowレベル)およびオフ状態の中間電圧(Midレベル)が生じ得る例を示しているが、本発明はこの点に限定されるものではない。すなわち、信号ライン2a〜2cには、2ビットの2値の値−2つのオン状態(HiレベルまたはLowレベル)を識別する信号と、オン状態かオフ状態かを識別する信号−に分けて送信するようにしてもよい。また、信号送信に用いるバッファも、共通バスとしての特性に近づけるために、オープンコレクタタイプのものを用いたり、電源重畳や無線通信を用いるなど、種々の変形が考えられることはいまでもない。
図6,7は本発明の第実施形態にかかる通信回路20の構成を示す図である。なお、以下の説明において図1〜5と同じ符号付した部材は同一または同等の部材であるから、その詳細な説明を省略することにより重複説明を避ける。
図6,7に示すように、本実施形態の通信回路20は、3本の信号ライン2a〜2cからなる信号線2と、これらの信号線2の両端部において複数の入出力端子11(11a〜11h)に入力されたパラレル信号を信号ライン2a〜2cの数に合わせて分配すると共にシリアル信号に変換して各信号ライン2a〜2cに送信する信号分配部21と、各信号ライン2a〜2cを介して受信する複数のシリアル信号を比較して一致数の多いシリアル信号を真として選択すると共にパラレル信号に変換する多数決選択受信回路22と、多数決選択受信回路22によって選択受信したパラレル信号を入出力端子11を介して出力すると共に信号を出力している入出力端子11を介して信号を入力させないインターロックをかける入出力回路15と、前記信号分配部21、多数決選択受信回路22および入出力回路15による通信の方向を時分割されたタイミングで切り換える時分割通信制御部14とを備える。
また、23は通信回路20を構成する通信線2に分岐接続された結線設定部であり、この結線設定部23は前記多数決選択受信回路22によって受信された信号をそれぞれ出力する複数の内部信号出力部24と、前記信号分配部21を介して信号線に送信する信号をそれぞれ入力する複数の内部信号入力部25と、これらの内部信号出力部24から内部信号入力部25の間を任意に接続することにより各入出力端子11間の接続状態を切り換える格子状結線回路26と、この格子状結線回路26に接続される一方、別の通信回路20’を連結することにより通信回路20,20’間の信号の中継を行なう中継接続部27とを備える。なお、28a〜28cは前記複数の入出力端子11が接続されるECU(Electronic Control Unit)などの自動制御を行なう電子回路や制御対象となる各デバイスである。
前記信号分配部21は基本的には第1実施形態および第2実施形態に示す信号分配部4,12と同じであるが、本実施形態の信号分配部21は各信号ライン2a〜2cに信号を分配出力するバッファ21a〜21cの前にパラレル信号をシリアル信号に変換する変換回路21dを備える点において異なる。また、バッファ21a〜21cはLowレベルをオン状態、Hiレベルをオフ状態とする2値の信号を出力するものである。したがって、バッファ21a〜21cは3ステートバッファである必要はない。なお、先に入力信号を分岐し、変換回路21dを信号ライン2a〜2cの数に合わせて複数設けて、変換回路21の動作不良による通信不良も多数決選択受信によって除去できるようにしてもよい。
同様に、前記多数決選択受信回路22は前述の多数決選択受信回路5,13とほぼ同じであるが、比較器22a〜22cと信号ライン2a〜2cの間にシリアル信号をパラレル信号に変換する変換回路22d〜22fを備える点において異なる。この場合も、先に変換回路22〜22fを用いてパラレル変換した後に比較器22a〜22cで比較し、選択回路22gによって多数決選択を行なっているので、変換回路22d〜22fの動作不良による通信不良も多数決選択によって除去できるように構成している。
本実施形態における入出力回路15は、オン状態においてLowレベルとなる接点信号を入出力するものであるから、その制御回路を簡潔なスイッチング素子によって形成することが可能である。
図8はスイッチング素子を用いた入出力回路15の一例を示す図である。図8において、15dは前記多数決選択受信回路22に接続されるFET等のスイッチング素子、15eはこのスイッチング素子15dと電源Vccとの間に接続されるプルアップ抵抗、15fはスイッチング素子15と抵抗15eと前記入出力端子11aに接続されるダイオード、15g,15hはダイオード15fに直列接続される抵抗、15iは両抵抗15g,15hの間と電源Vccとの間に接続されるダイオード、15jは前記抵抗15hに接続される論理反転回路である。
これら一連の素子15d〜15jによって形成される回路は多数決選択受信回路22によって受信される信号を反転して入出力端子11aに出力し、多数決選択受信回路22がオン状態(Hiレベル)であるときに入出力端子11aを介してLowレベルを出力し、この入出力端子11aを介して信号の入力を行うことができないようにするインターロックをかけるものである。すなわち、多数決選択受信回路22の出力信号がオフ状態(Lowレベル)のときのみ入出力端子11aの電圧レベルに合わせて論理反転回路15jの入力端の電圧が変化し、その反転した信号が信号分配部21に入力されるように構成している。この入出力回路15を設けることにより、通信回路20は入出力端子11a〜11hへの入力信号に合わせて双方向の通信を行うことができる。
なお、入出力回路15として、あえて、ダイオードやトランジスタのような単純な動作を行なう素子を簡単に組み合わせただけの回路を構成し、CPUなどの複雑な制御回路を排除することにより、製造コストを引き下げられるだけでなく、誤動作の発生をより確実に阻止することができる。
これら一連の素子15d〜15jは、図示を省略するが多数決選択受信回路22によって受信される各ビットのオン/オフ接点信号にいて行なわれ入出力端子11a〜11hに接続される。なお、図8には入力信号のインターロックをかける部分の回路構成を詳述するために要部だけを記載したものであるから、通信回路20に含まれる種々の詳細な部材の記載は省略していることはいうまでもない。
再び図6、7に戻り、前記結線設定部23は前記入出力端子11の中から任意に選んだもの同士を結線する設定を行なうものであり、前記内部信号出力部24は予め選択しておいた入出力端子11に出力されるのと同じ信号を出力する出力ポートであり、内部信号入力部25は前記入出力端子11に出力させる信号を入力する入力ポートである。そして、格子状結線回路26は内部信号入力部25と内部信号出力部24に連結された結線ラインを縦横に格子状に配置させ、結線したい位置に置いて縦と横の結線ラインを接続するものであり、今日においてはプログラマブルロジックデバイスで容易に形成することができる。
さらに、22hは多数決選択受信回路22に設けて通信不良を発生した回数および/または正しく受信できなかった回数を集計して信号線の信頼度を求める信頼度監視回路、24aは内部信号出力部24に備えて前記プログラマブルロジックデバイスに結線情報を書き込むための書込ポート、29は各通信回路20,20’の信頼度監視回路22hおよび書込ポート24aと通信可能な位置に信頼度の低い通信線をバイパスさせるように各格子状結線回路26による結線状態を調整する結線調整部である。
本実施形態の場合、既に詳述したように信号の信頼性を確保した上で多数のオンオフ信号からなる、パラレル信号を3本の信号ラインだけで通信できるので、配線の数を少なくして、簡潔で間違いの少ない配線を行うことができる。また、結線状態の変更は格子状結線回路26によって行うことができ、ハード的な構成の変更を行なう必要がないので、メンテナンスを容易とすることができる。通信回路20は言わばフラットケーブルなどによって連結されているかのように多数のECU間を連結することができる。
前記信頼度監視回路22hは多数決選択によって通信不良を回避した回数や回避できなかった回数などを記録して、その通信回路20の信頼性を確認するので、結線調整部29によって信頼性の低い通信回路20をバイパスさせるように前記書込ポート24aを介してプログラマブルロジックデバイスの結線情報を書き換えることが可能となる。つまり、動的に通信回路20、20’の取捨選択を行うことができ、通信回路20,20’単位での多重化を実現してさらに高い信頼性を確保することができる。
図9は前記通信回路10,20,20’を連結可能に構成された連結装置30の構成を示す図である。この連結装置30は、少なくとも2本の通信回路10,20,20’の入出力端子11a,11bが接続される中継入出力端子31a,31bと、各中継入出力端子31a,31bから受信する信号をそれぞれ出力する内部信号出力部32a,32bと、各中継入出力端子31a,31bから送信する信号をそれぞれ入力する内部信号入力部33a,33bと、内部信号入力部33a,33bに入力されるパラレル信号を中継入出力端子31a,31bを介して出力すると共に、この信号を出力している中継入出力端子31a,31bを介して信号を入力させないインターロックをかけながら中継入出力端子を介して入力する信号を内部信号出力部を介して出力させる入出力回路34a,34bと、これらの内部信号出力部32から内部信号入力部33a,33bの間を任意に接続することにより各入出力端子間31a,31bの接続状態を切り換える格子状結線回路35とを備える。
前記中継入出力端子31a,31bは既に詳述した入出力端子11とほぼ同じ構造であり、接続対象となる通信回路10,20,20’の入出力端子11を接続可能に構成されている。本実施形態では図面を簡略化する為に2方向に中継入出力端子31a,31bを設けた図を示しているが、この中継入出力端子31a,31bを設ける数や方向は任意に設定できることは言うまでもない。
前記内部信号出力部32a,32bおよび内部信号入力部33a,33bは図6に示す内部信号出力部24、内部信号入力部25と同じものであるから、その詳細な構成の説明を省略する。また、内部信号出力部32a,32bのうち何れか一方には書込ポート32cを形成している。
前記格子状結線回路35はプログラマブルロジックデバイスからなり、前記書込ポート32cを介してプログラマブルロジックデバイスに結線情報を書き込むことにより、結線状態を変更可能に構成している。
本実施形態の連結装置はワイヤーハーネスの連結アダプタを構成するものとなり、これによって任意の通信ネットワークを形成することができる。
図10は前記連結装置30を用いて形成した通信ネットワーク40の一例を示す図である。図10に示すように、本実施形態の通信ネットワーク40は、それぞれ前記通信回路10,20,20’の何れかからなるワイヤーハーネス1’を連結装置30を介してネット状に接続した例を示している。41a〜41は接続対象となるECUであり、本例の場合、各ECU41a〜41dは2ルートで接続されているので、仮に一本のワイヤーハーネス1’が部分Cにおいて完全に切断されて通信不能になることがあったとしても、通信できなくなったワイヤーハーネス1’の両端に設けた信頼度監視回路22h(図6参照)がワイヤーハーネス1’の切断を検知し、結線調整部29が結線状態を調整することにより、ワイヤーハーネス1’の切断前と同じように通信できる環境に動的に対応することができる。
なお、本実施形態では説明を簡略化するためにできるだけ簡素な構成を図示しているが、実際には重要なECU間は3ルート以上確保するように通信ネットワーク40を構築できることはいうまでもない。

Claims (10)

  1. 3本以上の信号ラインからなる信号線によって複数のノード同士を接続してあり、その信号線の両端部に接続されて入出力端子に入力された信号を各信号ラインに分配送信する信号分配部と、これらの信号ラインを介して受信する複数の受信信号を比較して最も一致数の多い受信信号を真として選択受信し入出力端子に出力する多数決選択受信回路と、前記複数のノードの数に合わせたトークンを所定時間毎に発信させるトークン発呼制御部と、所定のノードが前記トークンに続く自局に与えられた同期タイミングで前記入出力端子に入力された信号を前記信号線に出力すると共に、前記所定のノード以外の他のノードが前記入出力端子からの信号入力を阻止するインターロックをかけることで、前記信号分配部および多数決選択受信回路による通信の方向を時分割されたタイミングで切り換えて双方向の通信を行なう時分割通信制御部とを備えることを特徴とする通信回路。
  2. 前記時分割通信制御部による前記通信の方向の切り換えを行なうスイッチ回路を含む入出力回路を備え、該入出力回路は、前記入出力端子を前記信号分配部または前記多数決選択受信回路に切り替えて接続することにより、前記多数決選択受信回路からの信号を前記入出力端子に出力しているときはこの入出力端子からの信号を前記信号分配部に入力させないことで前記インターロックをかけるものである請求項1に記載の通信回路。
  3. 前記信号分配部は、前記信号線の両端部において複数の入出力端子に入力されたパラレル信号を信号ラインの数に合わせて分配すると共にシリアル信号に変換して各信号ラインに送信するものであり、前記多数決選択受信回路は、各信号ラインを介して受信する複数のシリアル信号を比較して最も一致数の多いシリアル信号を真として選択すると共にパラレル信号に変換して前記入出力端子に出力するものである請求項1または請求項2に記載の通信回路。
  4. 前記多数決選択受信回路は各信号ラインに接続されてそれぞれシリアル信号をパラレル信号に変換する変換回路と、変換された複数のパラレル信号からなるパラレル信号群単位で比較する比較回路と、この比較回路の比較結果を用いて前記パラレル信号のうち最も一致数の多いものを選択する選択回路とを備える請求項3に記載の通信回路。
  5. 前記信号線は配線分岐部において分岐接続されており、分岐接続された各信号線の末端に前記信号分配部、多数決選択受信回路および時分割通信制御部を有し、かつ、分岐接続された各信号線の末端から受信する多数決選択された信号をそれぞれ記憶する記憶回路と、この記憶回路に記憶させた各信号線の末端における信号の論理和を受信した信号とする論理和演算回路とを備える請求項〜請求項のうち何れか1項に記載の通信回路。
  6. 前記多数決選択受信回路によって受信され多数決選択された出力信号をそれぞれ出力する複数の内部信号出力部と、前記信号分配部を介して信号線に送信する信号をそれぞれ入力する複数の内部信号入力部と、これらの内部信号出力部から内部信号入力部の間を任意に接続することにより各入出力端子間の接続状態を切り換える格子状結線回路とを備える請求項〜請求項のうち何れか1項に記載の通信回路。
  7. 前記格子状結線回路に直接的に接続されて信号の中継を行う中継接続部を備える請求項に記載の通信回路。
  8. 請求項または請求項に記載の複数の通信回路を前記格子状結線回路を介して網目状に連結して形成される通信ネットワークであり、
    前記格子状結線回路はプログラマブルロジックデバイスからなり、前記内部信号出力部は結線情報を書き込むための書込ポートを備え、前記多数決選択受信回路は通信不良を発生した回数および/または正しく受信できなかった回数を集計して信号線の信頼度を求める信頼度監視回路を備えるものであり、かつ、各通信回路の信頼性監視回路および書込ポートと通信可能な位置に信頼度の低い信号線をバイパスさせるように各格子状結線回路による結線状態を調整する結線調整部を有することを特徴とする通信ネットワーク。
  9. 請求項〜請求項のうち何れか1項に記載の少なくとも2本の通信回路の各多数決選択受信回路は通信不良を発生した回数および/または正しく受信できなかった回数の記録を集計して信号線の信頼度を求める信頼度監視回路を備えており、各通信回路の入出力端子が接続される中継入出力端子と、各中継入出力端子から受信する信号をそれぞれ出力する内部信号出力部と、各中継入出力端子から送信する信号をそれぞれ入力する内部信号入力部と、内部信号入力部に入力されるパラレル信号を中継入出力端子を介して出力すると共に、この信号を出力している中継入出力端子を介して信号を入力させないインターロックをかけながら中継入出力端子を介して入力する信号を内部信号出力部を介して出力させる入出力回路と、これらの内部信号出力部から内部信号入力部の間を任意に接続することにより各入出力端子間の接続状態を切り換える格子状結線回路と、前記信頼度監視回路が求めた信号線の信頼度により格子状結線回路の結線状態を調整する結線調整部とを備えることを特徴とする連結装置。
  10. 前記格子状結線回路はプログラマブルロジックデバイスからなり、このプログラマブルロジックデバイスに結線情報を書き込むことにより前記格子状結線回路による結線状態を調整可能とする書込ポートを備える請求項に記載の連結装置。
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