JP5547620B2 - ジャッキアップ装置 - Google Patents
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Description
請求項2に記載のジャッキアップ装置は、請求項1に記載のジャッキアップ装置において、第一のリンク機構は、鉛直面内で動作する複数の鉛直動作部材を含んで構成され、第二のリンク機構は、水平面内で動作する複数の水平動作部材と、第一のリンク機構の鉛直面内での動作を受けて、水平動作部材を水平面内で動作させる動作変換部材とを含んで構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載のジャッキアップ装置は、請求項2に記載のジャッキアップ装置において、ビームには、水平方向に延在するガイドバーが設けられ、複数の水平動作部材は、ガイドバーに沿って移動するスライド部材と、スライド部材および機体フレームのそれぞれに回動可能に接続される水平リンクとを含み、動作変換部材は、第一のリンク機構およびスライド部材のそれぞれに回動可能に接続され、第一のリンク機構の動作を受けてスライド部材をガイドバーに沿って移動させることを特徴とする。
請求項4に記載のジャッキアップ装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のジャッキアップ装置において、駆動シリンダにより駆動されて、ジャッキシリンダを作業位置に固定する第一の固定手段および第二の固定手段をさらに備え、第一の固定手段は、ビームが機体フレームに対して水平面内で回動しないようにビームを固定し、第二の固定手段は、ジャッキシリンダがビームに対して鉛直面内で回動しないようにジャッキシリンダを固定することを特徴とする。
図1は、本発明によるジャッキアップ装置を搭載したクローラクレーン100の側面図である。クローラクレーン100は、下部走行体120と、旋回輪を介して下部走行体120の上方に旋回可能に搭載された上部旋回体110と、上部旋回体110に起伏可能に軸支されたブーム130とを備えている。
本発明の実施の形態に係るジャッキアップ装置1は、図4(a)に示すように、ジャッキアップ装置1を機体フレーム11に取り付けるビーム9と、機体フレーム11をジャッキアップ、ジャッキダウンするジャッキシリンダ2と、ジャッキシリンダ2を格納位置と作業位置との間で移動させるリンク機構3と、リンク機構3を駆動する駆動シリンダ4と、作業位置においてジャッキシリンダ2を作業姿勢に固定する固定機構とを備えている。ビーム9は、機体フレーム11に対して水平面内で回動可能に取り付けられている。ジャッキシリンダ2は、ビーム9に対して鉛直面内で回動可能に取り付けられている。
機体フレーム11の取付部15には、鉛直方向に延びる回動軸16と、回動軸16の上下両端部を支持する平板状の上側軸受板17aおよび下側軸受板17bとが設けられている。ビーム9は、平板状の上面板95aおよび下面板95bと、一対の側板90とを有している。上面板95aおよび下面板95bは回動軸16に軸着され、ビーム9は、回動軸16を回動中心として水平方向に回動可能とされている。なお、ジャッキアップ作業をしていないとき、下側軸受板17bによってビーム9やビーム9に取り付けられるジャッキシリンダ2が保持されている。
ジャッキシリンダ2は、作業機械の機体フレーム11を昇降させるための油圧シリンダである。図4および図5に示すように、ジャッキシリンダ2には、長手方向に延在する一対のリブ20が設けられている。
駆動シリンダ4は、リンク機構3を駆動してジャッキシリンダ2を格納位置と作業位置との間で移動させるための油圧シリンダである。図5に示すように、駆動シリンダ4は、先端のピストンロッドがジャッキシリンダ2のリブ20の下端部近傍に設けられている軸24に連結され、シリンダ基部がビーム9に配設されている軸93に連結されている。よって、駆動シリンダ4を伸縮動作させると、ジャッキシリンダ2が回動軸29を回転中心として回動することとなる。
リンク機構3は、第一のリンク機構31と第二のリンク機構32とを有し、ジャッキシリンダ2を水平面内と鉛直面内で連動して移動させるように構成され、駆動シリンダ4により鉛直面内で回動するジャッキシリンダ2に連動して、ビーム9を水平面内で回動させる連動機構として機能する。
(第一のリンク機構)
第一のリンク機構31は、ジャッキシリンダ2の鉛直面内での回動により動作する機構であって、鉛直面内で動作する複数の鉛直動作部材を含んで構成され、駆動シリンダ4により駆動される。複数の鉛直動作部材は、図5および図6(a)に示すように、長尺状のプレートからなる上側リンク312と、上側リンク312を挟むように配置される二枚のプレートからなる下側リンク311とを含んでいる。上側リンク312と下側リンク311は、軸312aで相互に回動可能に接続されている。
第二のリンク機構32は、機体フレーム11に対してビーム9を水平面内で回動軸16を中心として回動させるための機構であって、水平面内で動作する複数の水平動作部材と、第一のリンク機構31の鉛直面内での動作を受けて、水平動作部材を水平面内で動作させる動作変換部材とを含んで構成され、第一のリンク機構31に連動して駆動される。第二のリンク機構32は、図5に示すように、動作変換部材としてのスライドリンク321と、水平動作部材としてのスライド部材322および水平リンク323とを有している。スライドリンク321は、第一のリンク機構31の上側リンク312を挟むように配置される二枚のプレートからなる。スライドリンク321は、一端が第一のリンク機構31の上側リンク312の上端部近傍に回動可能に接続されている。スライドリンク321の他端は、スライド部材322に回動可能に接続されている。
固定機構は、ジャッキシリンダ2を作業位置において、ビーム9が機体フレーム11に対して水平方向に回動しないようにビーム9を固定するリンク機構である。固定機構は、図5および図8、図9に示すように、長尺プレートからなる固定リンク51と、固定リンク51で駆動される固定ピン532を備えた固定部材53とを含んで構成される。
ジャッキシリンダ2の振出動作について説明する。格納位置において保持されているジャッキシリンダ2を作業位置の姿勢に移動する場合、図示しない駆動シリンダ用スイッチを操作して、駆動シリンダ4を収縮駆動させると、格納位置にあったジャッキシリンダ2が作業位置に向かって移動する。
次に、図8および図9を参照して、作業位置にあるジャッキシリンダ2を固定するための動作について説明する。図8(a)に示すように、作業位置に振り出された後、駆動シリンダ4をさらに収縮駆動する。駆動シリンダ4が収縮駆動されると、図8(b)および図9に示すように、駆動シリンダ4に接続されているジャッキシリンダ2の軸24が下側リンク311の長孔311aに沿って持ち上げられるため、ジャッキシリンダ2が上方へ移動する。
ジャッキアップ装置1の取付部15に対する固定解除動作を説明する。固定解除動作に先立って、ジャッキシリンダ2を収縮駆動させて機体フレーム11をジャッキダウンする。ジャッキダウン動作によりジャッキシリンダ2の収縮駆動を完了させ(図8(b)参照)、ジャッキシリンダ2の作業姿勢において駆動シリンダ4を伸張駆動することにより固定解除動作が開始する。
さらに駆動シリンダ4を伸張駆動させると、リンク機構3が上記した振出動作と逆に動作するため、図4(c)の作業姿勢から図4(b)に示す中間姿勢を経て、図4(a)の格納姿勢に向けて移動する。図4(b)の中間姿勢に示すように、ジャッキシリンダ2が機体フレーム11に接近する方向にビーム9が回動軸16の回りを水平方向に回動するとともに、ジャッキシリンダ2が回動軸29の回りを反時計回転方向に徐々に揺動する。駆動シリンダ4が完全に伸長されると、図4(a)に示すように、ジャッキシリンダ2は、機体フレーム11に接近した格納位置に配置される。格納されたジャッキシリンダ2は、傾倒された状態で保持される。
(1)ジャッキシリンダ2を機体フレーム11から離間した作業位置に移動させて、作業時にはジャッキシリンダ2を鉛直状態で保持し、ジャッキシリンダ2を機体フレーム11に接近した格納位置に移動させて、格納時にはジャッキシリンダ2を傾倒させた状態で保持する構成とした。これにより、非使用状態(ジャッキシリンダ2の収縮駆動を完了させた状態)におけるジャッキシリンダ2の長さを上部旋回体110の高さ寸法よりも長くすることができるため、上部旋回体110の分解組立作業時に上部旋回体110の高さを十分に確保することのできるジャッキシリンダ2を上部旋回体110に格納可能なジャッキアップ装置1を提供することができる。
(2)ジャッキシリンダ2の作業位置において、ビーム9が機体フレーム11に対して回動軸16を中心として回動しないようにビーム9を固定し、ジャッキシリンダ2がビーム9に対して回動軸29を中心として回動しないようにジャッキシリンダ2を固定する構成とした。これにより、ジャッキアップ装置1を作業位置において確実に固定してジャッキアップおよびジャッキダウン作業を行うことができる。
[変形例]
(1)受け軸22は省略してもよい。この場合、ジャッキアップ時には回動軸29によってビーム9が支持される。
(2)ビーム9を機体フレーム11に対して回動軸16の回りを回動させる機構、すなわち、ジャッキアップ装置1の作業位置と格納位置との間の移動機構および、ジャッキシリンダ2をビーム9に対して回動軸29の回りに傾動させる機構、すなわち、ジャッキシリンダ2の作業姿勢と格納姿勢との間の移動機構は、上記した実施の形態に限定されることはない。
Claims (4)
- 作業機械の機体フレームを昇降させるジャッキシリンダと、
前記ジャッキシリンダを作業位置と格納位置との間で移動させるリンク機構と、
前記リンク機構を駆動して前記ジャッキシリンダを前記作業位置と前記格納位置との間で移動させる駆動シリンダと、前記機体フレームに水平面内で回動可能に取り付けられたビームとを備え、
前記ジャッキシリンダは、前記作業位置では、その軸方向が前記機体フレームの側面から前記作業機械の幅方向に離れた位置で鉛直方向に延在する作業姿勢をとり、前記格納位置では、その軸方向が前記機体フレームの側面に沿って傾斜する格納姿勢をとり、前記ビームに鉛直面内で回動可能に取り付けられて、前記駆動シリンダの伸縮動作により回動し、
前記リンク機構は、前記ジャッキシリンダを水平面内と鉛直面内で連動して移動させるように構成され、前記ジャッキシリンダの鉛直面内での回動により動作する第一のリンク機構と、前記第一のリンク機構に連動して前記機体フレームに対して前記ビームを水平面内で回動させる第二のリンク機構とを有していることを特徴とするジャッキアップ装置。 - 請求項1に記載のジャッキアップ装置において、
前記第一のリンク機構は、鉛直面内で動作する複数の鉛直動作部材を含んで構成され、
前記第二のリンク機構は、水平面内で動作する複数の水平動作部材と、前記第一のリンク機構の鉛直面内での動作を受けて、前記水平動作部材を水平面内で動作させる動作変換部材とを含んで構成されていることを特徴とするジャッキアップ装置。 - 請求項2に記載のジャッキアップ装置において、
前記ビームには、水平方向に延在するガイドバーが設けられ、
前記複数の水平動作部材は、前記ガイドバーに沿って移動するスライド部材と、前記スライド部材および前記機体フレームのそれぞれに回動可能に接続される水平リンクとを含み、
前記動作変換部材は、前記第一のリンク機構および前記スライド部材のそれぞれに回動可能に接続され、前記第一のリンク機構の動作を受けて前記スライド部材を前記ガイドバーに沿って移動させることを特徴とするジャッキアップ装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のジャッキアップ装置において、
前記駆動シリンダにより駆動されて、前記ジャッキシリンダを前記作業位置に固定する第一の固定手段および第二の固定手段をさらに備え、
前記第一の固定手段は、前記ビームが機体フレームに対して水平面内で回動しないように前記ビームを固定し、
前記第二の固定手段は、前記ジャッキシリンダが前記ビームに対して鉛直面内で回動しないように前記ジャッキシリンダを固定することを特徴とするジャッキアップ装置。
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