JP5547438B2 - 耐食性に優れる塗料組成物 - Google Patents
耐食性に優れる塗料組成物Info
- Publication number
- JP5547438B2 JP5547438B2 JP2009182219A JP2009182219A JP5547438B2 JP 5547438 B2 JP5547438 B2 JP 5547438B2 JP 2009182219 A JP2009182219 A JP 2009182219A JP 2009182219 A JP2009182219 A JP 2009182219A JP 5547438 B2 JP5547438 B2 JP 5547438B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- coating composition
- coating film
- parts
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
該バナジウム化合物(1)の量が3〜50質量部、
該シリカ微粒子(2)の量が3〜50質量部、及び
該リン酸系金属塩(3)の量が1〜50質量部
であって、かつ該防錆顔料混合物(C)の量が10〜150質量部であることを特徴とする塗料組成物を提供するものである。
本発明塗料組成物における水酸基含有塗膜形成樹脂としては、塗料分野で通常使用できる塗膜形成能を有する水酸基含有樹脂である限り特に制限なく使用することができ、代表例として、水酸基を含有する、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂などの1種又は2種以上の混合樹脂を挙げることができる。塗膜形成性樹脂としては、なかでも、水酸基含有ポリエステル樹脂及びエポキシ樹脂から選ばれる少なくとも1種の有機樹脂を好適に使用することができる。
架橋剤(B)は、前記水酸基含有塗膜形成性樹脂(A)と反応し、硬化塗膜を形成するものであり、加熱などにより前記水酸基含有塗膜形成性樹脂(A)と反応して硬化させることができるものであれば特に制限なく使用することができるが、なかでもアミノ樹脂、フェノール樹脂及びブロック化されていてもよいポリイソシアネート化合物が好適である。これらの架橋剤は、1種で又は2種以上組合せて使用することができる。
本発明塗料組成物において、防錆顔料混合物(C)は、下記バナジウム化合物(1)、シリカ微粒子(2)及びリン酸系金属塩(3)からなるものである。
バナジウム化合物(1)は、五酸化バナジウム、バナジン酸カルシウム及びメタバナジン酸アンモニウムのうちの少なくとも1種のバナジウム化合物である。五酸化バナジウム、バナジン酸カルシウム及びメタバナジン酸アンモニウムは、5価バナジウムイオンの水への溶出性に優れており、バナジウム化合物(1)から放出される5価バナジウムイオンが、素材金属と反応したり、他の防錆顔料混合物からのイオンと反応することにより耐食性向上に効果的に働く。
シリカ微粒子(2)としては、吸油量が30〜200ml/100g、好ましくは30〜150ml/100gの範囲内にあるシリカ微粒子である限り特に制限なく使用でき、例えば、表面が無処理のシリカ微粉末、表面が有機物で処理されたシリカ微粉末、イオン交換シリカなどを挙げることができる。シリカ微粒子としては、平均粒子径0.5〜15μm、好ましくは1〜10μmを有するものが好適である。
リン酸系金属塩(3)は、リン酸金属塩、リン酸水素金属塩及びトリポリリン酸金属塩のうちの少なくとも1種の金属塩である。そして、リン酸系金属塩(3)は、該金属塩がコバルト塩及びニッケル塩のうちの少なくとも1種である、又は該金属塩がコバルト及びニッケルのうちの少なくとも1種の金属の酸化物で表面処理されたものである。
シリカ微粒子(2):3〜50質量部、好ましくは3〜30質量部、
リン酸系金属塩(3):1〜50質量部、好ましくは2〜30質量部。
本発明塗料組成物は、金属板上に塗装し硬化させることによって塗装金属板を得ることができる。塗装される金属板としては、冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、鉄−亜鉛合金メッキ鋼板(ガルバニル鋼板)、アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板(合金中アルミニウムを約55%含有する「ガルバリウム鋼板」、合金中アルミニウムを約5%含有する「ガルファン」など)、ニッケル−亜鉛合金メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、銅板、銅メッキ鋼板、錫メッキ鋼板等の金属板が挙げられ、これらの金属板表面は、化成処理がなされていてもよい。化成処理としては、例えば、リン酸亜鉛処理やリン酸鉄処理などのリン酸塩処理、複合酸化膜処理、リン酸クロム処理、クロメート処理などを挙げることができる。
反応容器に、ビスフェノールA100部、37%ホルムアルデヒド水溶液178部及び水酸化ナトリウム1部を配合し、60℃で3時間反応させた後、減圧下、50℃で1時間脱水した。ついでn−ブタノール100部とリン酸3部を加え、110〜120℃で2時間反応を行った。反応終了後、得られた溶液を濾過して生成したリン酸ナトリウムを濾別し、固形分約50%のレゾール型フェノール樹脂架橋剤溶液B1を得た。得られた樹脂は、数平均分子量880で、ベンゼン核1核当たり平均メチロール基数が0.4個及び平均アルコキシメチル基数が1.0個であった。
エピコート#1009(ジャパンエポキシレジン社製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水酸基含有樹脂)80部を混合溶剤1[シクロヘキサノン/エチレングリコールモノブチルエーテル/ソルベッソ150(エッソ石油社製、高沸点芳香族炭化水素系溶剤)=3/1/1(質量比)]120部に溶解したエポキシ樹脂溶液200部に、チタン白40部、バリタ40部及び混合溶剤2[ソルベッソ150(エッソ石油社製、高沸点芳香族炭化水素系溶剤)/シクロヘキサノン=1/1(質量比)]の適当量を混合し、ツブ(顔料粗粒子の粒子径)が20ミクロン以下となるまで顔料分散を行った。次いで、この分散物にデスモジュールBL−3175(住化バイエルウレタン社製、メチルエチルケトオキシムでブロック化したHDIイソシアヌレート型ポリイソシアネート化合物溶液、固形分約75%)26.7部(固形分量で20部)、タケネートTK−1(武田薬品社製、有機錫系ブロック剤解離触媒、固形分約10%)2部を加えて均一に混合し、さらに上記混合溶剤2を加えて粘度約80秒(フォードカップ#4/25℃)に調整して裏面用塗料を得た。
実施例1
エピコート#1009(ジャパンエポキシレジン社製、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水酸基含有樹脂)85部を混合溶剤1[シクロヘキサノン/エチレングリコールモノブチルエーテル/ソルベッソ150(エッソ石油社製、高沸点芳香族炭化水素系溶剤)=3/1/1(質量比)]135部に溶解したエポキシ樹脂溶液220部に、五酸化バナジウム5部、シールデックスAC−3(W.R.Grace & Co.社製、商品名、カルシクムイオン交換シリカ)3部、オルトリン酸コバルト2部、チタン白20部、バリタ20部及び混合溶剤2[ソルベッソ150(エッソ石油社製、高沸点芳香族炭化水素系溶剤)/シクロヘキサノン=1/1(質量比)]の適当量を混合し、ツブ(顔料粗粒子の粒子径)が20ミクロン以下となるまで顔料分散を行った。次いで、この分散物にデスモジュールBL−3175(住化バイエルウレタン社製、メチルエチルケトオキシムでブロック化したHDIイソシアヌレート型ポリイソシアネート化合物溶液、固形分約75%)20部(固形分量で15部)、タケネートTK−1(武田薬品社製、有機錫系ブロック剤解離触媒、固形分約10%)2部を加えて均一に混合し、さらに上記混合溶剤2を加えて粘度約80秒(フォードカップ#4/25℃)に調整して防錆塗料組成物を得た。
実施例1において、使用する水酸基含有樹脂、架橋剤、防錆顔料、その他顔料を下記表1に示すとおりとする以外は、実施例1と同様に行い、各防錆塗料組成物を得た。参考例1及び2は、従来のクロメート系防錆顔料を含有する防錆塗料組成物である。表1における水酸基含有樹脂、架橋剤及び顔料成分の量は、いずれも固形分質量による表示である。但し、実施例19〜22においては、2部のタケネートTK−1に代えて、ネイキュア5225(米国キングインダストリイズ社製、ドデシルベンゼンスルホン酸のアミン中和溶液)1部を各々配合するものとする。
(注1)エポキー837:三井化学(株)社製、商品名、ウレタン変性エポキシ樹脂、水酸基含有樹脂、一級水酸基価約35、酸価約0。
(注2)バイロン296:東洋紡績(株)社製、商品名、エポキシ変性ポリエステル樹脂、水酸基含有樹脂、水酸基価7、酸価6。
(注3)スミジュールN3300:住化バイエルウレタン(株)社製、イソシアヌレート型ポリイソシアネート化合物、固形分100%。
(注4)サイメル303:日本サイテックインダストリイズ(株)社製、商品名、メチルエーテル化メラミン樹脂。
(注5)シールデックスC303:W.R.Grace & Co.社製、商品名、カルシクムイオン交換シリカ。
(注6)Mgイオン交換シリカ:濃度5質量%の塩化マグネシウム水溶液10000質量部中に10質量部の下記(注8)サイリシア710を5時間攪拌混合した後、ろ過して固形分を取り出し、固形分をよく水洗し乾燥してMgイオン交換シリカを得た。
(注7)Coイオン交換シリカ:濃度5質量%の塩化コバルト水溶液10000質量部中に10質量部の下記(注8)サイリシア710を5時間攪拌混合した後、ろ過して固形分を取り出し、固形分をよく水洗し乾燥してCoイオン交換シリカを得た。
(注8)サイリシア710:富士シリシア化学(株)製、商品名、シリカ微粒子、吸油量約105ml/100g。
(注9)ガシル200DF:クロスフィールド社製、商品名、シリカ微粒子、吸油量約80ml/100g。
(注10)アエロジル200:日本アエロジル社製、商品名、シリカ微粒子、吸油量約280ml/100g。
(注11)sandvor3058:クラリアント社製、商品名、ヒンダードアミン系紫外線安定剤。
上記実施例1〜23、比較例1〜10ならびに参考例1及び2で得た各防錆塗料組成物及び上塗塗料を用い、下記の塗装仕様にて各素材に塗装し焼付けを行い、各試験用塗装板を得た。
化成処理が施されたガルバリウム鋼板(板厚0.35mm、アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板、合金中アルミニウムを約55%含有、合金メッキ目付量150g/m2、表2中「GL鋼板」と表示する。)に、前記製造例2で得た裏面用塗料を乾燥膜厚8μmとなるようにバーコーターにて塗装し、素材到達最高温度が180℃となるようにして30秒間焼き付けて裏面塗膜を形成した。この裏面塗膜を形成した塗装板の裏面塗膜と反対側の鋼板面に、上記各例で得た各防錆塗料組成物を乾燥膜厚5μmとなるようにバーコーターにて塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして40秒間焼き付けて各プライマー塗膜を形成した。冷却後、これらのプライマー塗膜上に、KPカラー1580B40(関西ペイント社製、商品名、ポリエステル系上塗塗料、青色、硬化塗膜のガラス転移温度約70℃)をバーコーターにて乾燥膜厚が約15μmとなるように塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして40秒間焼き付けて各試験用塗装板を得た。
化成処理が施された溶融亜鉛メッキ鋼板(板厚0.35mm、亜鉛メッキ目付量250g/m2、表2中「GI鋼板」と表示する。)に、前記製造例2で得た裏面用塗料を乾燥膜厚8μmとなるようにバーコーターにて塗装し、素材到達最高温度が180℃となるようにして30秒間焼き付けて裏面塗膜を形成した。この裏面塗膜を形成した塗装板の裏面塗膜と反対側の鋼板面に、上記各例で得た各防錆塗料組成物を乾燥膜厚5μmとなるようにバーコーターにて塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして40秒間焼き付けて各プライマー塗装板を得た。冷却後、これらのプライマー塗装板上に、KPカラー1580B40(関西ペイント社製、商品名、ポリエステル系上塗塗料、青色、硬化塗膜のガラス転移温度約70℃)をバーコーターにて乾燥膜厚が約15μmとなるように塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして40秒間焼き付けて各試験用塗装板を得た。
前記塗装仕様1で用いたと同様のガルバリウム鋼板に、実施例3で得た防錆塗料組成物を乾燥膜厚8μmとなるようにバーコーターにて塗装し、素材到達最高温度が180℃となるようにして30秒間焼き付けて裏面塗膜を形成した。この裏面塗膜を形成した塗装板の裏面塗膜と反対側の鋼板面に、上記各例で得た各防錆塗料組成物を乾燥膜厚5μmとなるようにバーコーターにて塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして40秒間焼き付けて各プライマー塗膜を形成した。冷却後、これらのプライマー塗膜上に、KPカラー1580B40(関西ペイント社製、商品名、ポリエステル系上塗塗料、青色、硬化塗膜のガラス転移温度約70℃)をバーコーターにて乾燥膜厚が約15μmとなるように塗装し、素材到達最高温度が220℃となるようにして40秒間焼き付けて各試験用塗装板を得た。
上記実施例1〜23、比較例1〜10ならびに参考例1及び2で得られた各試験用塗装板について、下記試験方法に従って塗膜性能試験を行った。試験結果を後記表2に示す。
耐沸騰水性:5cm×10cmの大きさに切断した各試験用塗装板を約100℃の沸騰水中に5時間浸漬した後、引き上げて表面側の塗膜外観を評価するとともに、碁盤目テープ付着試験を行い評価した。碁盤目テープ付着試験は、JIS K−5400 8.5.2(1990)碁盤目テープ法に準じて、切り傷の隙間間隔を1mmとし、碁盤目100個を作り、その表面にセロハン粘着テープを密着させ、急激に剥がした後の塗面に残存する碁盤目の数を調べた。
○:塗膜にフクレの発生、白化などの異常がなく、残存碁盤目数91〜99個、
△:塗膜にフクレ又は白化などの異常がわずかに認められ、残存碁盤目数91個以上である、又は塗膜にフクレの発生、白化などの異常がないが、残存碁盤目数71〜90個、
×:塗膜にフクレの発生がかなりもしくは著しく認められる、又は残存碁盤目数70個以下。
○:フクレの発生がなく、カット部からの剥離幅が1.5mmを超え、3mm以下、
△:フクレの発生が少し認められるが、カット部からのテープ剥離幅が3mm以下、又はフクレの発生が認められないが、カット部からのテープ剥離幅が3mmを超える、
×:フクレの発生が認められ、かつカット部からのテープ剥離幅が3mmを超える。
○:フクレの発生がなく、カット部からのテープ剥離幅が1.5mmを超え3mm以下、
△:フクレの発生が少し認められるが、カット部からのテープ剥離幅が3mm以下、又はフクレの発生が認められないが、カット部からのテープ剥離幅が3mmを超える、
×:フクレの発生が認められ、かつカット部からのテープ剥離幅が3mmを超える。
○:傷の部分に金属の素地がわずかに見られる、
△:傷の部分に金属の素地がかなり見られる、
×:傷の部分に塗膜がほとんど残らず金属の素地がきれいに見られる。
◎:白錆が認められない、又は白錆が認められるが5mm未満、
○:白錆が認められるが5mm以上でかつ20mm未満、
△:白錆が20mm以上でかつ40mm未満、
×:白錆が40mm以上、又は赤錆の発生が認められる。
◎:赤錆の発生なく、エッジクリープ幅の平均値5mm未満、
○:赤錆の発生なく、エッジクリープ幅の平均値5mm以上でかつ10mm未満、
△:赤錆の発生なく、エッジクリープ幅の平均値10mm以上でかつ20mm未満、
×:エッジクリープ幅の平均値20mm以上、又は赤錆の発生が認められる。
◎:地金露出部における白錆発生長さ割合50%未満でかつフクレ幅3mm未満、
○:地金露出部における白錆発生長さ割合50%以上でかつフクレ幅3mm未満、又は地金露出部における白錆発生長さ割合50%未満でかつフクレ幅3mm以上で5mm未満、
△:地金露出部における白錆発生長さ割合50%以上でかつフクレ幅5mm以上で10mm未満、
×:地金露出部における白錆発生長さ割合50%以上でかつフクレ幅10mm以上、又は赤錆の発生が認められる。
◎:フクレの発生が認められない、
○:フクレの直径がおよそ2mm未満であり、個数も10個未満、
△:フクレの直径がおよそ2mm以上かつ個数10個未満であるか、フクレ直径が2mm未満でかつ個数が10個以上、
×:フクレ直径がおよそ2mm以上かつ個数10以上。
Claims (11)
- (A)水酸基含有塗膜形成性樹脂、(B)架橋剤及び(C)防錆顔料混合物を含有する塗料組成物であって、該防錆顔料混合物(C)が、(1)五酸化バナジウム、バナジン酸カルシウム及びメタバナジン酸アンモニウムのうちの少なくとも1種のバナジウム化合物、(2)吸油量が30〜200ml/100gの範囲にあるシリカ微粒子及び(3)リン酸金属塩、リン酸水素金属塩及びトリポリリン酸金属塩のうちの少なくとも1種の金属塩であり、かつ該金属塩がコバルト塩及びニッケル塩のうちの少なくとも1種であるか又は該金属塩がコバルト及びニッケルのうちの少なくとも1種の金属の酸化物で表面処理されたものであるリン酸系金属塩からなるものであり、該樹脂(A)及び該架橋剤(B)の合計固形分100質量部に対して、
該バナジウム化合物(1)の量が3〜50質量部、
該シリカ微粒子(2)の量が3〜50質量部、及び
該リン酸系金属塩(3)の量が1〜50質量部
であって、かつ該防錆顔料混合物(C)の量が10〜150質量部であることを特徴とする塗料組成物。 - 水酸基含有塗膜形成性樹脂(A)が、水酸基含有エポキシ樹脂及び水酸基含有ポリエステル樹脂のうちの少なくとも1種である請求項1記載の塗料組成物。
- 架橋剤(B)が、アミノ樹脂、フェノール樹脂及びブロック化されていてもよいポリイソシアネート化合物から選ばれる少なくとも1種の架橋剤である請求項1又は2記載の塗料組成物。
- シリカ微粒子(2)が、カルシウムイオン交換シリカ、マグネシウムイオン交換シリカ及びコバルトイオン交換シリカのうちの少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗料組成物。
- さらに、防錆顔料混合物(C)以外の防錆性顔料、ニ酸化チタン顔料及び体質顔料のうちの少なくとも1種の顔料成分を含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗料組成物。
- さらに、紫外線吸収剤及び紫外線安定剤のうちの少なくとも1種を含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の塗料組成物。
- 前記樹脂(A)及び架橋剤(B)の合計固形分100質量部に対して配合される防錆顔料混合物(C)を構成するバナジウム化合物(1)、シリカ微粒子(2)及び該リン酸系金属塩(3)の各顔料の各質量部量の混合物を、25℃の5質量%濃度の塩化ナトリウム水溶液10000質量部に添加して6時間攪拌し25℃で48時間静置した上澄み液を濾過した濾液のpHが、3〜9であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の塗料組成物。
- 表面に化成処理が施されていてもよい金属板上に、請求項1〜7のいずれか1項に記載の塗料組成物に基く硬化塗膜が形成されてなる塗装金属板。
- 表面に化成処理が施されていてもよい金属板上に、請求項1〜7のいずれか1項に記載の塗料組成物に基く硬化塗膜が形成され、該硬化塗膜上に、上塗り塗膜が形成されてなる複層塗膜を有する塗装金属板。
- 表面に化成処理が施されていてもよい金属板の両面に、請求項1〜7のいずれか1項に記載の塗料組成物に基く硬化塗膜が形成されてなる塗装金属板。
- 表面に化成処理が施されていてもよい金属板の両面に、請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗料組成物に基く硬化塗膜が形成されており、少なくとも一方の面の硬化塗膜上に上塗り塗膜が形成されてなる複層塗膜を有する塗装金属板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009182219A JP5547438B2 (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | 耐食性に優れる塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009182219A JP5547438B2 (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | 耐食性に優れる塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011032425A JP2011032425A (ja) | 2011-02-17 |
JP5547438B2 true JP5547438B2 (ja) | 2014-07-16 |
Family
ID=43761817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009182219A Expired - Fee Related JP5547438B2 (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | 耐食性に優れる塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5547438B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5737803B2 (ja) * | 2011-04-04 | 2015-06-17 | 関西ペイント株式会社 | 耐食性に優れる塗料組成物 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0751620A (ja) * | 1993-08-18 | 1995-02-28 | Kawasaki Steel Corp | 耐食性に優れかつ無害性のプレコート鋼板 |
JPH07323260A (ja) * | 1994-05-31 | 1995-12-12 | Kawasaki Steel Corp | 加工性、高温下の耐汚染性と耐食性に優れかつ食品衛生上好ましい塗装鋼板 |
JP3469791B2 (ja) * | 1998-10-23 | 2003-11-25 | 関西ペイント株式会社 | 塗料組成物及びこの組成物からの塗膜を有する塗装金属板 |
JP3412537B2 (ja) * | 1998-11-08 | 2003-06-03 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 耐食性に優れた有機被覆鋼板 |
JP2000199078A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-18 | Nippon Steel Corp | 耐食性に優れるプレコ―ト鋼板 |
JP2001049455A (ja) * | 1999-08-17 | 2001-02-20 | Nippon Steel Corp | クロムを含まない高耐食性表面処理金属材料 |
JP4298575B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2009-07-22 | Jfeスチール株式会社 | 耐食性に優れたクロメートフリー表面処理Al−Zn系合金めっき鋼板及びその製造方法 |
JP4298567B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2009-07-22 | Jfeスチール株式会社 | 耐食性に優れたクロメートフリー表面処理Al−Zn系合金めっき鋼板及びその製造方法 |
JP4975999B2 (ja) * | 2004-10-26 | 2012-07-11 | 日本パーカライジング株式会社 | 金属表面処理剤、金属材料の表面処理方法及び表面処理金属材料 |
JP2007321223A (ja) * | 2006-06-04 | 2007-12-13 | Jfe Steel Kk | 耐食性に優れたクロメートフリー表面処理Al−Zn系合金めっき鋼板及びその製造方法 |
JP4403205B2 (ja) * | 2007-04-19 | 2010-01-27 | 関西ペイント株式会社 | 耐食性に優れた塗膜形成金属材 |
JP4443581B2 (ja) * | 2007-03-12 | 2010-03-31 | 関西ペイント株式会社 | 耐食性に優れた塗料組成物 |
JP5529372B2 (ja) * | 2007-11-20 | 2014-06-25 | 関西ペイント株式会社 | 金属表面処理組成物 |
-
2009
- 2009-08-05 JP JP2009182219A patent/JP5547438B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011032425A (ja) | 2011-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4323530B2 (ja) | 耐食性に優れた塗料組成物 | |
JP5669299B2 (ja) | 耐食性に優れた塗料組成物 | |
JP4443581B2 (ja) | 耐食性に優れた塗料組成物 | |
JP4988434B2 (ja) | 耐食性に優れた塗料組成物 | |
JP5547415B2 (ja) | 防錆塗料組成物 | |
JP5231754B2 (ja) | 耐食性に優れた塗料組成物 | |
JP4403205B2 (ja) | 耐食性に優れた塗膜形成金属材 | |
JP5814941B2 (ja) | 耐食性に優れる塗料組成物 | |
JP5547376B2 (ja) | 防錆塗料組成物 | |
JP5547375B2 (ja) | 防錆塗料組成物 | |
JP5086288B2 (ja) | クロムフリー塗装金属板の塗膜形成方法及び塗装金属板 | |
JP4374034B2 (ja) | 耐食性に優れる塗料組成物 | |
JP2010247068A (ja) | 複層塗膜形成方法及び塗装金属板 | |
JP5665845B2 (ja) | 耐白さび性に優れた塗膜形成亜鉛めっき鋼板 | |
JP5161164B2 (ja) | 耐食性に優れる塗料組成物 | |
JP5835775B2 (ja) | 亜鉛メッキ又は亜鉛合金メッキ鋼板用防錆塗料組成物 | |
JP2010031297A (ja) | 耐食性に優れた塗料組成物 | |
JP5737803B2 (ja) | 耐食性に優れる塗料組成物 | |
JP5584108B2 (ja) | 耐食性に優れる塗料組成物 | |
JP5547438B2 (ja) | 耐食性に優れる塗料組成物 | |
TWI393754B (zh) | 塗料組成物及使用該組成物之塗裝金屬板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120321 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130702 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140513 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140515 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5547438 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |