JP5546202B2 - マスフローセンサおよびマスフローセンサを備える自動車 - Google Patents

マスフローセンサおよびマスフローセンサを備える自動車 Download PDF

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Description

本発明は、マスフローセンサ、とりわけ自動車用のエアマスセンサのためのマスフローセンサに関する。
マスフローセンサは、フローチャネルにおける流体のマスフローを検出するために適している。このようなフローチャネルは、例えば、内燃機関の吸気管とすることができる。マスフローセンサによって検出されたマスフローに基づいて例えば内燃機関の動作を診断することができ、また内燃機関の制御を行うこともできる。このために、実際のマスフローを種々異なる動作条件下においても高い信頼性を以てできるだけ精確に検出することが重要である。
DE19724659A1は、センサ素子を含むマスフローセンサ装置を開示している。このセンサ素子は専用のチップに配置されかつ集積されている。さらに評価エレクトロニクスが開示されており、この評価エレクトロニクスは別個に構成されているが、センサユニットと電気的に結合されている。
DE10311039A1はマスフローセンサ装置を開示しており、このマスフローセンサ装置においては、マスフローセンサのセンサ素子は、エアフローが流入するチャネル内に配置されている。このチャネルは、マスフローセンサとエアフローの粒子との衝突や、マフフローセンサへの汚染物質の付着が阻止されるように構成されている。
DE10135142A1はハウジングボディを備えるマスフローセンサ装置を開示しており、このハウジングボディにマスフローセンサのセンサ素子が配置されている。このハウジングボディは入口領域を有しており、この入口領域から、センサ素子が配置された測定チャネルへと媒体フローが流入する。さらにこのケーシングボディは排出開口を有し、この排出開口から液体粒子および固体粒子が流出し、前記測定チャネルの傍らを通り流れる。
DE19724659A1 DE10311039A1 DE10135142A1
本発明の課題は、とりわけ高い信頼性を以て動作するマスフローセンサおよびマスフローセンサを備える自動車を提供することである。
この課題は独立請求項記載の、センサチップを含むか、またはセンサチップとして構成されているマスフローセンサであって、前記センサチップに少なくとも1つのセンサ加熱素子と少なくとも1つのセンサ素子と評価ユニットとが集積されている形式のマスフローセンサにおいて、前記評価ユニットが以下のように構成されている、すなわち、前記少なくとも1つのセンサ素子によって、流体フローのマスフローと流体フローのフロー方向とを検出し、かつ検出された前記マスフローと検出された前記フロー方向とに基づいて前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を駆動制御し、かつ前記少なくとも1つのセンサ加熱素子によって前記マスフローセンサを少なくとも部分的に加熱するように構成されていることを特徴とするマスフローセンサによって解決される。従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
本発明は、第1の側面によれば、センサチップを含むかまたはセンサチップとして構成されているマスフローセンサを特徴としており、該マスフローセンサには、少なくとも1つのセンサ加熱素子と少なくとも1つのセンサ素子と評価ユニットとが集積されている。評価ユニットは以下のように構成されている。すなわち、少なくとも1つのセンサ素子によって、流体フローのマスフロー、および/または、流体の流体フローのフロー方向を検出するように構成されている。さらにこの評価ユニットは、以下のように構成されている。すなわち、検出されたマスフローおよび/または検出されたフロー方向に基づいて前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を制御し、該少なくとも1つのセンサ加熱素子によってマスフローセンサを少なくとも部分的に加熱するように構成されている。マスフローセンサを加熱することによって、前記少なくとも1つのセンサ素子における凝縮や、例えば評価ユニットなど、マスフローセンサの別の領域における凝縮を低減することができるので、マスフローセンサの信頼性の高い動作を保証することが可能となる。有利にはマスフローセンサはMEMSマスフローセンサ(Micro-Electiric-Mechanical-System)として構成されており、評価ユニットと少なくとも1つのセンサ素子とが、センサチップとして構成されたマスフローセンサに集積されている。評価ユニットは有利にはセンサチップに集積された構成素子を有しており、有利には固定配線された評価エレクトロニクスとしてセンサチップに集積されており、かつ前記少なくとも1つのセンサ素子と電気的に結合されている。前記少なくとも1つのセンサ加熱素子は、別個に前記センサチップに組み込まれており、評価ユニットによって駆動制御可能に構成されている。有利には、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子は、前記センサ素子の構成部材ではない。流体はガスまたは液体として構成することができる。流体はとりわけ空気であり、このマスフローセンサをとりわけエアマスセンサにおいて使用することができる。前記少なくとも1つのセンサ加熱素子は、有利には、マスフローセンサのセンサチップ全体が加熱されるように構成されている。択一的に、センサチップを部分的にのみ加熱すること、例えばセンサ素子の領域のみ加熱することも可能である。有利には、複数のセンサ加熱素子がセンサチップに集積されており、センサチップの特に均等な加熱を保証することができる。評価ユニットをセンサチップの上にて前記少なくとも1つのセンサ素子の周りに分布して配置し、かつ集積することができる。
第1の側面の有利な実施形態では、評価ユニットは以下のように構成されている。すなわち評価ユニットは、検出されたマスフローが所定のマスフロー閾値以下である場合に前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を駆動制御するように構成されている。検出されたマスフローがマスフロー閾値を超える場合、有利には前記少なくとも1つのセンサ加熱素子はスイッチオフされる。検出されたマスフローが絶対値的にマフスロー閾値以下であるということは、有利には、流体フローが非常に減少している状態か、あるいはもはや存在しないという状態を表す。
第1の側面の別の有利な実施形態では、評価ユニットは以下のように構成されている。すなわち、検出されたマスフローが所定の第1期間の間所定のマスフロー閾値以下である場合に、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を駆動制御するように構成されている。これによって、検出されたマスフローは短時間だけ絶対値的にマスフロー閾値以下であるわけではない、ということを特に確実に保証することができる。第1の側面の別の有利な実施形態においては、評価ユニットは以下のように構成されている。すなわち評価ユニットは、流体フローの所定の第1方向とは逆向きである流体フローの所定の第2のフロー方向が検出された場合に、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を駆動制御するように構成されている。有利には、検出されたマスフローがマスフロー閾値よりも大きい場合のフロー方向が、流体フローの第1フロー方向に割り当てられており、その一方で、検出されたマスフローが絶対値的にマスフロー閾値以下である場合のフロー方向が、流体フローの第2フロー方向に割り当てられている。これによって、とりわけ加熱された流体が前記第2フロー方向へと流れる場合に、マスフローセンサにおける凝縮が低減される。
第1の側面の別の有利な実施形態においては、評価ユニットは以下のように構成されている。すなわち、流体の所定の第2フロー方向が少なくとも所定の第1期間の間検出される場合に、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を駆動制御するように構成されている。これによって、流体フローは短時間だけ第2フロー方向へと流れているわけではない、ということが特に確実に保証される。
第1の側面の別の有利な実施形態においては、マスフローセンサを前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を用いて以下のようにして加熱する。すなわちマスフローセンサを、該マスフローセンサが少なくとも部分的にマスフローの温度よりも高い温度を有するように加熱するのである。このように例えば10℃から50℃へ温度上昇させることによって、凝縮を特に確実に阻止することができる。
第1の側面の別の有利な実施形態においては、評価ユニットは前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を所定の第2期間の間、駆動制御するように構成されている。これによりマスフローセンサの省エネルギー動作が可能となる。
第1の側面の別の有利な実施形態においては、前記少なくとも1つのセンサ素子は加熱素子を備える少なくとも1つの薄膜を含む。評価ユニットは、各加熱素子および前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を、検出されたマスフローおよび/または検出されたフロー方向に基づいて駆動制御するように構成されている。各センサ素子の加熱素子は、マスフローおよび/または流体フローのフロー方向を検出するために必要とされる。前記少なくとも1つのセンサ加熱素子は、有利にはこのためには必要ない。各センサ素子の加熱素子のさらなる駆動制御によって、マスフローの検出および/または流体フローのフロー方向の検出が引き続き可能となる。これによって、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子を引き続き駆動制御する必要があるか、または前記少なくとも1つのセンサ加熱素子をスイッチオフしてもよいかを、特に簡単かつ確実に検出することができる。
本発明は、第2の側面によれば、第1の側面による少なくとも1つのマスフローセンサを有する自動車を特徴としている。有利には自動車は内燃機関を有する。ここでは前記少なくとも1つのマスフローセンサは、有利には内燃機関の吸気管に配置されており、かつとりわけ内燃機関の動作中は、この吸気管の中にて流体フローとしてのエアフローにさらされている。ここでは評価ユニットは以下のように構成されている。すなわち評価ユニットは、内燃機関が、先行する内燃機関の動作の後にスイッチオフされる場合に、センサ加熱素子を少なくとも一時的に駆動制御するように構成されている。
フローチャネルにおけるマスフローセンサを示す。
次に、図面を参照しながら本発明の実施例について詳しく説明する。唯一の図面は、フローチャネルにおけるマスフローセンサを示している。
同一の構造または機能を有する構成部材には、いずれの図においても同じ参照符号が付されている。
図面には、マスフローセンサLMMが図示されており、このマスフローセンサは例えば自動車のエアマスセンサに配置することができる。マスフローセンサLMMはフローチャネルFCに配置されており、このフローチャネルにて流体フロー、例えばエアフローにさらされている。フローチャネルFCは例えば、マスフローセンサ装置の構成部材であるマスフローセンサLMM、例えばエアマスセンサを備えたハウジングボディの、バイパスチャネルとして構成されている。マスフローセンサ装置は、有利には、自動車の内燃機関の吸気管にあるエアフィルターに対して下流に配置されている。ハウジングボディは通常は以下のように構成されている。すなわち、吸気管内のエアフローの一部を、バイパスチャネルの所定のルートを介して、例えば砂や埃の粒子等の比較的大きな粒子を一緒に運ぶことなくマスフローセンサLMMに供給するように構成されている。このような比較的大きな粒子は、マスフローセンサLMMを破損し、使用不能にしてしまう可能性がある。
フローチャネルFCにおける流体フローの所定の第1フロー方向は、図面では矢印を用いて図示されている。流体フローの所定の第2フロー方向は前記第1フロー方向とは逆向きに構成されている。
マスフローセンサLMMは、有利にはMEMSマスフローセンサとして構成されており、とりわけセンサチップとして構成されている。センサチップの上には評価ユニットAUおよびセンサ素子SUが集積されている。さらに、センサチップとして構成されたマスフローセンサの上には、センサ加熱素子SHUが配置されかつ集積されている。基本的にこのセンサチップの上には、複数のセンサ加熱素子SHUを集積することも可能である。
センサ素子SUは片持ち梁式の薄膜Mを有し、この薄膜は例えば窒化ケイ素層および/または酸化ケイ素層として形成されている。薄膜Mはセンサチップの枠内に配置されている。薄膜Mは、例えば、窒化ケイ素層および/または酸化ケイ素層によって被覆されているシリコンウェハをエッチングすることによって製造される。薄膜Mの上には、第1温度センサTS1および第2温度センサTS2と、加熱素子HUとが配置されている。第1温度センサTS1および第2温度センサTS2は、例えば熱電素子として構成されている。これらの熱電素子はゼーベック効果に基づいてそれぞれ電圧を発生し、この電圧は各温度センサTS1,TS2によって検出されるそれぞれの温度を表している。基本的に、第1温度センサTS1および第2温度センサTS2は、当業者にはよく知られた別の実施形態、例えば温度依存抵抗などとすることも可能である。加熱素子HUは例えば抵抗素子として構成されており、この抵抗素子は、マスフローセンサLMMの中央の長手軸に沿って薄膜Mの上に配置されている。抵抗素子は少なくとも1つの導体路を含み、この少なくとも1つの導体路は、該導体路に流れる電流によって薄膜Mを加熱する。有利には、第1温度センサTS1および第2温度センサTS2は薄膜Mの表面上に配置されており、この薄膜の表面上には加熱素子HUもまた配置されている。第1温度センサTS1および第2温度センサTS2は、加熱素子HUの両側にて、加熱素子HUの異なる側にそれぞれ配置されている。
評価ユニットAUは有利には、センサ素子SUおよびセンサ加熱素子SHUを駆動制御するための、固定配線されたエレクトロニクスユニットとして構成されている。択一的に評価ユニットAUは、センサ素子SUおよびセンサ加熱素子SHUをプログラム制御によって駆動制御するマイクロコントローラまたはデジタル信号プロセッサを有することもできる。
マスフローセンサLMMは、有利には、フローチャネルFCにおいて以下のように配置されている。すなわちマスフローセンサLMMは、センサ素子SUおよび評価ユニットAUが配置されたセンサチップの平面が、流体フローのフロー方向に対して実質的に平行に配向されるように、配置されているのである。
有利にはスイッチオン状態の自動車内燃機関に対して、マスフローセンサLMMの第1動作方式が割り当てられており、該第1動作方式が評価ユニットAUによって設定される。このマスフローセンサLMMの第1動作方式の間は、流体フローはフローチャネルFCにおいて所定の第1フロー方向へと流れる。所定の第1フロー方向の場合、第1温度センサTS1は、薄膜M上にて加熱素子HUの上流に配置されており、一方で第2温度センサTS2は、加熱素子HUの下流に配置されている。第1動作方式においては、加熱素子HUによって、有利にはマスフローの温度よりも高いある一定の温度が設定される。第1温度センサTS1、および、薄膜Mのうち前記第1温度センサTS1に割り当てられている領域は、流体フローによって冷却される。第2温度センサTS2は、流体フローによる加熱素子HUからの熱輸送に基づいて、および/または、薄膜Mによる熱伝達に基づいて加熱され、第1温度センサTS1の温度とは異なる温度を有する。各温度センサTS1,TS2によって検出される各温度は、有利には流体フローのフロー速度に基づいている。第1温度センサTS1によって検出される温度と、第2温度センサTS2によって検出される温度との温度差が、流体フローのフロー速度を表し、ひいてはマスフローを表す。より高い温度を検出する各温度センサTS1,TS2に基づいて、ひいては検出された温度差の正負符号に基づいて、流体フローのフロー方向を検出することが可能である。
評価ユニットAUは、第1温度センサTS1および第2温度センサTS2により検出された各温度に基づいて温度差を検出するように構成されており、かつこの温度差に基づいて、センサチップ上に集積された接続部CONNの出力側にてセンサ信号を供給するように構成されている。このセンサ信号は検出されたマスフローを表している。接続部CONNは、例えばボンドパッドとして構成することができる。さらにこの評価ユニットAUは、温度差に基づいて、すなわち例えば温度差の正負符号に基づいて、流体フローのフロー方向を検出するように構成されている。
例えば内燃機関が動作後にスイッチオフされると、フローチャネルFCにおける流体フローの所定の第1フロー方向へのフロー速度は減少する。基本的にフロー速度はゼロ値まで減少し得る。それどころか、加熱された内燃機関によって吸気管内の空気も加熱されて浮力が生じ、この浮力が内燃機関の吸気管内の煙突効果を導きうることさえある。これによってフロー方向が反転し、それゆえ流体フローが所定の第2フロー方向へ流れることがある。加熱された、所定の第2フロー方向への流体フローは、空気以外にも例えば油または燃料蒸気ならびにその他の粒子を有することがあり、この粒子は、冷温状態、例えば低温のマスフローセンサLMMにおいて凝縮されてしまうことであろう。これによって自動車の比較的短期間の動作後には、センサ素子SUに割り当てられたセンサチップの表面に油や粒子が被覆されてしまう。このような被覆はマスフローセンサLMMの熱特性を変化させてしまい、ひいてはマスフローの精確な検出を阻害することとなる。
評価ユニットAUは、検出されたマスフローに基づいて、マスフローセンサLMMの第2動作方式を設定するように構成されている。第2動作方式は、有利には、検出されたマスフローが、絶対値的に所定のマスフロー閾値以下である場合に設定される。択一的または付加的に、評価ユニットAUを、フロー方向に基づいて第2動作方式を設定するように構成することも可能である。この際、評価ユニットAUを以下のように構成することができる。すなわち評価ユニットAUを、少なくとも所定の第1期間の間(例えば1〜2秒間)、検出されるマスフローがマスフロー閾値以下であった後にはじめて、および/または、流体フローが所定の第2フロー方向へと流れた後にはじめて、第2動作方式を設定するように、構成することができる。
第2動作方式においては、評価ユニットAUはさらに以下のように構成されている。すなわち、センサ加熱素子SHUおよびセンサ素子SUの加熱素子HUを並行して駆動制御するように、ひいてはマスフローセンサLMM、とりわけ評価ユニットAUとセンサ素子SUとを加熱するように構成されている。ここでマスフローセンサLMMは、以下のように加熱される。すなわち、所定の第2フロー方向へ流れる流体フローにおける油または粒子の凝縮の危険性が低減されるように、とりわけ最小化されるように加熱されるのである。有利にはマスフローセンサLMMは、所定の第2フロー方向へと流れる流体フローの温度よりも高い所定の温度まで加熱される。
有利には、評価ユニットAUはさらに、マスフローセンサLMMの第2動作方式を所定の第2期間(例えば5〜10秒間)だけ設定するように構成されている。これにより、自動車が内燃機関がスイッチオフされた状態で比較的長時間駐車されている場合には、マスフローセンサLMMは持続的には動作せず、したがって自動車のバッテリに不要な負荷がかからないことが保証される。
有利には、第2動作方式においてセンサ素子SUの加熱素子HUも駆動制御されるので、マスフローの検出およびフロー方向の検出も引き続き可能である。したがって評価ユニットAUによって、より速いフロー速度の発生に基づいて、および/または、第1フロー方向の検出に基づいて、内燃機関の再スイッチオンを検出することができ、再び第1動作方式を設定することができる。有利には、マスフローセンサLMMはデータインターフェースも有することができ、制御装置、例えばエンジン制御装置とデータを交換することができる。択一的または付加的にエンジン制御装置を、自動車の内燃機関の動作状態をマスフローセンサLMMに伝達するように構成することも可能である。

Claims (8)

  1. センサチップを含むか、またはセンサチップとして構成されているマスフローセンサ(LMM)であって、
    前記センサチップに、少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)と、少なくとも1つのセンサ素子(SU)と、評価ユニット(AU)とが集積されている
    形式のマスフローセンサにおいて、
    前記評価ユニット(AU)が以下のように構成されている、すなわち、
    前記少なくとも1つのセンサ素子(SU)によって、流体フローのマスフローと流体フローのフロー方向(FD)とを検出し、かつ
    検出された前記マスフローと検出された前記フロー方向(FD)とに基づいて、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)を駆動制御し、かつ
    前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)によって、前記マスフローセンサ(LMM)を少なくとも部分的に加熱する、ように構成されており、
    前記評価ユニット(AU)は、さらに、流体フローの所定の第1フロー方向とは逆向きである流体フローの所定の第2フロー方向が検出された場合に、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)を駆動制御するように構成されている、
    ことを特徴とするマスフローセンサ(LMM)。
  2. 前記評価ユニット(AU)は、前記検出されたマスフローが所定のマスフロー閾値以下である場合に、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)を駆動制御するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のマスフローセンサ(LMM)。
  3. 前記評価ユニット(AU)は、前記検出されたマスフローが所定の第1期間の間所定のマスフロー閾値以下である場合に、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)を駆動制御するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のマスフローセンサ(LMM)。
  4. 前記評価ユニット(AU)は、前記流体フローの所定の第2フロー方向が少なくとも所定の第1期間の間検出された場合に、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)を駆動制御するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のマスフローセンサ(LMM)。
  5. 前記マスフローセンサ(LMM)は、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)によって以下のように加熱される、すなわち前記マスフローセンサ(LMM)が少なくとも部分的に流体の温度よりも高い温度を有するように加熱される、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載のマスフローセンサ(LMM)。
  6. 前記評価ユニット(AU)は、前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)を所定の第2期間の間駆動制御するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載のマスフローセンサ(LMM)。
  7. 前記少なくとも1つのセンサ素子(SU)が、加熱素子(HU)を備える少なくとも1つの薄膜(M)を含み、
    前記評価ユニット(AU)は、前記各加熱素子(HU)と前記少なくとも1つのセンサ加熱素子(SHU)とを、前記検出されたマスフローおよび/または前記検出されたフロー方向(FD)に基づいて駆動制御するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項記載のマスフローセンサ(LMM)。
  8. 請求項1〜のいずれか一項記載の少なくとも1つのマスフローセンサ(LMM)を備える自動車。
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