JP5001588B2 - 汚染脆弱性を低減した熱空気質量計 - Google Patents

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Description

本発明は、主通流方向に通流する空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計に関するものである。この種のホットフィルム空気質量計は例えば内燃機関の吸気管に使用される。とりわけ提案されるホットフィルム空気質量計は0から60m/sの通流速度の空気質量流の測定に適する。
より詳細には本発明は、主通流方向に通流する空気質量流、とりわけ内燃機関の吸気管における空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計であって、
ホットフィルム空気質量計は、空気質量流が通流可能なチップ表面を備えるセンサチップを有し、
チップ表面は測定表面とランド表面とを有し、
センサチップは、測定表面の領域ではランド表面の領域よりも少なくとも一桁だけ小さい伝熱性を有し、
測定表面には中央ホットフィルム空気質量計の導体路が取り付けられている形式のホットフィルム空気質量計に関する。
例えば方法技術、化学、または工作機械の分野で多くの処理では、ガス質量、とりわけ空気質量を規定して供給しなければならない。これにはとりわけ、制御された条件下で経過する燃焼プロセスも含まれる。ここでの重要な例は、燃料を自動車の内燃機関で燃焼し、引き続きとりわけ触媒的に排ガス清浄することである。ここでは通気質量流量を測定するための種々の形式のセンサが使用される。
従来技術から公知のセンサ形式は前記のホットフィルム空気質量計(HFM)であり、例えばDE19601791A1の実施例に記載されている。この種のホットフィルム空気質量計では通常、薄膜センサメンブランを有するセンサチップ、例えばシリコンセンサチップが使用される。センサメンブランには典型的には少なくとも1つの加熱抵抗が配置されており、この加熱抵抗は2つまたはそれ以上の温度測定抵抗(温度センサ)により包囲されている。メンブラン上を案内される空気流中では温度分布が変化し、このことは温度測定抵抗により検出することができ、制御および評価回路によって評価することができる。例えば温度測定抵抗の抵抗差から空気質量流を検出することができる。このセンサ形式の他の種々の変形が従来技術から公知である。
この形式のセンサの、例えばDE10111840C2から公知の問題点は、センサの汚染が頻繁に、例えばオイル、他の流体、または他の不純物により発生することであるセンサチップは通常、内燃機関の吸気管、または内燃機関の吸気管へのバイパスで直接使用される。ここでは内燃機関の動作中にオイルがセンサチップに、とりわけセンサメンブランに沈着することがある。このオイル沈着はセンサチップの測定信号に不所望の影響を与えることがある。なぜならセンサチップ表面のオイル膜が表面の熱伝導に作用し、このことが測定信号に誤差を与えるからである。オイル汚染はさらに、内燃機関、例えばディーゼル機関の遮断時、または遮断直後にも発生し得る。これはとりわけ、内燃機関の遮断後にクランクケーシングに存在する過圧がクランクケーシング換気により内燃機関の吸気管へ排気される場合である。この場合、頻繁にオイル蒸気ないしはオイル霧が共に導かれる。
メンブランないしセンサ表面の汚染問題は熱力学的作用によってより深刻化する。例えば、表面張力に勾配を有する流体滴は表面張力の比較的高い方向に力を受けることが公知である。このことにより、滴が表面張力の低い方から高い方へ移動する。とりわけこの勾配は、流体滴が塗布される表面での温度勾配によって惹起される。滴は温度勾配とそこから生じる力によって通常は、表面の比較的暖かい領域から比較的冷えた領域に移動する。この作用は例えば、V.G. Levich著、“Physicochemical Hydrodynamics”, Prentice−Hall, N.J. 1962, pp.373−380に記載されている。
上に述べたように典型的なホットフィルム空気質量計は、これが伝熱性の小さいセンサメンブラン(例えばシリコンメンブラン)と、周囲のチップランドを有するように構成されている。従ってホットフィルム空気質量計の動作時に通常は、センサメンブランの縁部、すなわち周囲のチップランドへの境界部に温度勾配が形成され、相応にして例えばオイル滴の形態で流体壁が形成される。空気流によってこの流体壁の全体がまたは一部が引きずり込まれ、その結果、オイル滴がセンサメンブランに達し、そこで測定に影響を与えることがある。さらに流体壁はメンブランの縁部で遮断時に、およびそれと結び付いた温度勾配の消滅時に消散し、これによりオイルがメンブランへ流れることがある。
DE19601791A1 DE10111840C2 V.G. Levich著、"Physicochemical Hydrodynamics", Prentice−Hall, N.J. 1962, pp.373−380
本発明の課題は、従来技術から公知の装置の欠点を回避することのできる、とりわけ内燃機関の吸気管において主通流方向に通流する空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計を提供することである。このホットフィルム空気質量計は流体力学的計算と相応の実験によって、とりわけ通流速度が0から60m/sの間の空気質量流の測定に最適化されているようにする。
この課題は本発明により冒頭に述べた形式のホットフィルム空気質量計において、
測定表面とセンサ領域は実質的に矩形の形状を有し、
各矩形の長辺は主通流方向に対して実質的に垂直に配置されている様に構成して解決される。
ホットフィルム空気質量計は、空気質量流が通過するチップ表面を備えるセンサチップを有する。ここでセンサチップは、例えば上に述べたようにシリコンチップとすることができる。チップ表面はさらに測定表面とランド表面を有する。測定表面の領域にセンサチップは、ランド表面よりも少なくとも一桁だけ小さい横断伝熱性を有する。
横断伝熱性を小さくすることは種々のやり方で達成することができる。例えば従来技術から公知のように、および上に述べたように、数μmの厚さだけを有するセンサメンブランを備えるセンサチップを使用することができる。ここではセンサメンブランを取り囲む空気の伝熱性が小さいこと(約0.026W/mK)が利用される。択一的に、空気質量流に向いた側に測定表面を有する測定領域として多孔性領域をチップに作製することができる。これは例えばシリコンチップを多孔化することにより行われる。このようにして閉鎖された空洞により横断伝熱性が0.1から2W/mKである測定領域を作製することができる。これと比較してシリコンサブストレートの伝熱性は156W/nKである。
測定表面には、中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路が被着される。例えばこれは上に述べたように2つの温度センサにより取り囲まれた1つの中央加熱素子とすることができる。他の幾何形状も考えられる。
とりわけ相応の半導体技術方法を適用した、測定表面、例えばメンブランまたは多孔性領域の製造は、実際には面倒で、高価である。さらに通常は測定表面が障害に脆弱である。なぜならメンブランは容易に損傷を受けるからである。従って通常のホットフィルム空気質量計では測定表面の面積が最小化され、測定表面はほぼ完全に導体路によって満たされている。使用可能な測定表面はこれにより空間的に最適に使用される。
しかし本発明の基本的技術思想は、上に述べたように、動作中に調整される温度勾配による流体汚染が測定表面とランド表面との間の移行部に発生するという知識に基づく。この移行部が中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路により密に隣接配置されていると、より容易に汚染物、例えばオイルまたはその他の流体がこの移行部から導体路に達するようになり、ホットフィルム空気質量計の測定信号がドリフトするようになる。
従って基本的技術思想は、測定表面とランド表面との間のこの移行部を中央ホットフィルム空気質量計の導体路からできるだけ離して配置することである。またこれにより達成された、中央ホットフィルム空気質量計回路の汚染が低減されるという利点には大きな欠点が伴う。この欠点はとりわけ、測定表面の拡大によって測定表面の感度が上昇し、およびひいてはホットフィルム空気質量計の障害脆弱性が上昇することと関連する。さらにこのようにして、電気線路および電子回路素子に対する、チップ表面上での使用可能面積も低下する。さらに測定表面が中央ホットフィルム空気質量計回路と比較して過度に大きく拡大すると、前記の清浄作用が場合により逆転することがある。例えば空気流によってオイル滴が測定表面とランド表面との間の移行部で分離することがある。しましこのオイル滴はチップ表面上での所定の「飛行行程」の後に再びチップ表面に押圧される。これにより温度勾配が十分に中央ホットフィルム空気質量計回路から離れて配置されていても、オイル滴が再び空気流によって中央ホットフィルム空気質量計回路に運ばれることがある。
従ってセンサチップの幾何形状は念入りに最適化しなければならない。相応の最適化計算は、0から60m/sの間の通流速度に対して実行された。相応にして、本発明のホットフィルム空気質量計は3分割されたチップ表面を有する。ランド表面の他に、センサチップ上には上に述べたように測定表面が配置されている。この測定表面はさらにセンサ領域を有する。このセンサ領域は中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路の外寸によって規定される。ここで導体路への線路は通常無視することができ、考慮する必要はない。多くの場合でセンサ領域は例えば矩形の幾何形状を有する。最適化計算と実験結果に相応して、提案された本発明のホットフィルム空気質量計のセンサ領域は、全体測定表面が係数1.5から4.5、有利には2から4、特に有利には係数3だけセンサ領域より大きく構成されている。この構成により前記の通流速度に対して、ホットフィルム空気質量計の汚染脆弱性が最小となる。これによりホットフィルム空気質量計の信号ドリフトは最小となり、このことは空気質量流の測定を格段に改善し、ひいては改善された機関制御が得られる。
本発明のホットフィルム空気質量計の前記構成は種々のやり方で有利に改善することができる。例えば測定電子回路に有利に作用する対称性の理由から、測定表面とセンサ領域が実質的に矩形の形状を有すると有利である。ここで有利には各矩形の長辺は主通流方向に対して垂直に配置されている。例えばセンサ領域の矩形は測定表面の矩形内に実質的に対称に配置することができる。例えば測定表面の矩形とセンサ領域の矩形は同じ対称軸、有利には主通流方向に対して垂直の対称軸を有する。
主通流方向に対して垂直にセンサ領域は実質的に測定表面を完全に使用すべきである。このことは例えば、センサ領域が主通流方向に対して垂直に最大の広がり(例えばセンサ領域を制限する矩形の長辺)を有することを意味し、これは測定表面の最大広がり(例えば測定表面の制限する矩形の長辺)の80%から100%である。
矩形状の測定表面と矩形状のセンサ領域が使用される場合、測定表面の矩形の短辺(すなわち主通流方向に対して平行)は係数1.5から4.5、有利には係数2から4、特に有利には係数3だけセンサ領域の矩形の短辺(同様に主通流方向に対して平行)よりも長い。とりわけセンサ領域の矩形の短辺が250から640μmの間、有利には350から550μmの間、特に有利には440μmの長さを有すると製造技術的に有利であることが判明した。測定表面の矩形の短辺は1100から1900μmの間、有利には1300から1700μmの間、特に有利には1500μmの長さを有する。
計算および流体力学的考察により、センサ領域(すなわちセンサ領域の上流側にある境界)と測定表面の境界(すなわちチップランドに向いた測定表面の上流側境界)との間の最適間隔は約540μmであることが判明した。これは前記の幾何学的長さにより近似的に満たされる。
上記本発明の構成では、測定表面がセンサ領域の外ではほとんど使用されないままである。しかし、これまで使用されていない測定表面を付加的に使用するホットフィルム空気質量計の有利な実施例も考えられる。この実施例は、例えば少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つの付加的温度センサを、センサ領域の外にある測定表面のこの領域に有する。例えばこのことは、中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路が、ホットフィルム空気質量計のセンサ領域で、空気質量流の測定を制御および評価するための制御評価回路と接続されているようにして行なわれる。センサ領域の外の測定表面に配置された少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つの付加的温度センサは、有利には少なくとも1つの付加的加熱素子の領域で所定の温度を調整および/または制御するための温度制御回路と接続されている。
このようにして例えばセンサ領域の外の測定表面にはセンサ領域から所定の間隔で一定の温度が調整される。この温度はホットフィルム空気質量計の動作中も温度制御回路によって僅かしか変化しない。ここで少なくとも1つの付加的加熱素子を測定表面に配置する構成(チップランドには配置しない)の大きな利点は、測定表面が小さな伝熱性を有することである。このことは、付加的加熱素子によって測定表面にもたらされた熱が同じように再び周囲のセンサチップに排出されるのではなく、周囲のセンサチップを有意に加熱しなくても一定の温度を維持することができることを確実にする。
このようにして調整可能な、センサ領域周囲の一定の「温度バリア」によって、ホットフィルム空気質量計は温度ドリフトに対して格段に頑強となる。とりわけ測定表面とチップランドとの間の移行部に発生する流体バリアの作用が本来のセンサ領域から遮閉される。従って、集結する流体フィルムないし流体バリアにより容易に引き起こされる測定表面縁部での伝熱性の変化は、センサ領域の温度分布には非常に大きく延長された影響を及ぼすだけである。これによって、本発明のホットフィルム空気質量計による空気質量測定は格段に信頼性が向上し、障害に対して頑強となり、非常に小さなドリフトしか受けないようになる。
例えば上に述べたように、センサ領域は実質的に矩形の形状に構成することができる。矩形は主通流方向に対して垂直に配置された2つの辺を有し、少なくとも1つの付加的加熱素子は主通流方向に対して垂直に配置された辺に対して実質的に平行に伸長することができる。ここで「実質的に」とは例えば5゜を越えない偏差であると理解されたい。例えば少なくとも1つの第1付加的加熱素子と第1付加的温度センサは主通流方向を基準にしてセンサ領域の上流側に配置されており、少なくとも1つの第2付加的加熱素子と少なくとも1つの第2温度センサは主通流方向を基準にしてセンサ領域の下流側に配置されている。このようにしてセンサ領域は両方の側で障害の影響から遮閉される。択一的にまたは付加的に少なくとも1つの付加的加熱素子は(完全に閉じた、または部分的に開放した)フレームとしてセンサ領域の周囲に構成することができる。このようにして遮閉効率が付加的に上昇する。
図面に基づき本発明を以下、詳細に説明する。
図1には従来技術に相応するホットフィルム空気質量計のセンサチップ110の構成が(概略的に)示されている。センサチップ110は例えば内燃機関の吸気管または内燃機関の吸気管へのバイパスチャネルで使用することができる。この種の装置は例えばDE19601791A1から公知である。図1Aの構成によるセンサチップは、ランド表面112を備えるチップランドを図平面に有する(一部だけが示されている)。この実施例では、センサチップ110がシリコンセンサチップであることが前提である。
さらにセンサチップ110は、図平面の測定表面114を備える測定領域を有する。測定表面114はこの実施例では、矩形116に構成されており、その長片LM118,120は空気質量流の主通流方向122に対して垂直である。矩形116の短辺IMは参照符号124,126により示されており、主通流方向122に対して平行に配置されている。
センサチップ110は測定表面114の領域に0.1から2W/mKの伝熱性を有し、これと比較して周囲のランドの伝熱性は156W/mKである。このことはシリコンを測定表面114の領域で多孔化することにより達成することができる。択一的に、0.026W/mKの周囲空気の伝熱性と同等の伝熱性を有するセンサメンブランを使用することもできる。
測定表面114の領域には中央ホットフィルム空気質量計回路128の導体路が配置されている。この導体路128は、1つの中央加熱素子130と2つの温度センサ132,134から構成される。ここで温度センサ132は中央加熱素子130に対して上流側に、温度センサ134は下流側に配置されている。導体路128は、測定表面114でのその外寸でセンサ領域136を制限する。このセンサ領域136はこの実施例では同様に矩形138に構成されており、長片140,142と短辺144,146を有する。矩形138の接続側短辺144は、測定表面の矩形116の接続側短辺124にある。センサ領域136の矩形138の辺長は図1AではLsとIsにより示されている。
図1Aの従来技術に相応する実施例で、中央HFM回路の導体路128は、ほぼ測定表面114の外側矩形116まで伸長している。典型的には矩形116の長辺118,120は約1600μmの長さLMを有し、矩形116の短辺124,126はIM=450〜500μmの長さを有する。ここでセンサ領域136の矩形138は僅かだけ小さく構成されており、例えばLSは約0.9から0.95×LMであり、ISは約0.7×IMである。
さらに図1Aにはオイル滴148が測定表面114の矩形116に沿って集結する問題が示されている。従ってこれらのオイル滴148は導体路128の直接近傍に存在する。例えば空気質量流による僅かな外部力作用によりオイル滴148は導体路128に達するようになる。さらにオイル滴148の集結は、測定表面114の矩形116の縁部領域においてセンサチップ110の伝熱性も変化させる。とりわけオイル滴148によって測定表面114とランド表面112との間の移行部で伝熱性が上昇することがある。このことは測定表面114での温度分布に有意に影響する。さらにオイル滴148は埃および煤に対する付着剤をしばしば形成する。付加的に多くの場合、約30μmの高さの「オイル壁」が測定表面の矩形116の縁部領域に形成され、このことはこの領域に空気渦を引き起こす。そしてこの空気渦は所定の区間を移動して初めて鎮静する。このことは測定信号にさらに誤差を与える。オイル滴148により惹起される熱効果と通流効果の両者はしばしば共に作用し、共通して測定信号を変化させる。
図1Aの上方領域には、測定表面114の主通流方向122に対して平行に温度分布が示されている。ここでは中央加熱素子130が温度Tmaxに加熱されることを前提にする。ランド表面112を有する周囲のチップランドは環境温度Toを有する。図1Aの上方領域の曲線150,152は測定表面114の主通流方向122に沿った温度分布を示すものであり、オイル滴148の集結のない場合(曲線150,実線)と、オイル滴148が集結した場合(曲線152,破線)とを示す。ここではオイル滴148により伝熱性が高まったため、および/または上記の通流効果によって温度センサ132,134の領域で温度が低下することが分る。従って温度センサ132.134では、オイル滴の汚染がない場合の測定よりも絶対値ΔTmessだけ低い温度が測定される。このことは種々の観点で負の作用を有する。作用として比較的に低い温度が測定されると比較的大きな測定誤差が生じる。別の作用は、オイル滴148による汚染の変動がΔTmessの温度降下を変動させることである。このことはホットフィルム空気質量計の信号のドリフトを引き起こす。
図1Bには本発明によるセンサチップ110の構成が示されている。基本的にセンサチップ110の構成は、図1Aに示した従来技術の実施例の構成に相応する。しかし図1Bの本発明では、測定表面114ないしセンサ領域136の矩形116と138の寸法が図1Aの構成とは大きく異なっている。この実施例でセンサ領域136の矩形138は440μmの短辺lsを有し、これに対して測定領域114の矩形116の短辺はlM=1500μmの長さを有する。矩形116,138の長辺の長さはLM=1800μm、およびLS=1600μmである。従って測定表面114の矩形116の面積はこの有利な実施例では、センサ領域136の矩形138の面積よりも係数3.8だけ大きい。短辺lM,lsに対する比は3.4、長辺LM,LSに対する比は1.1である。
図1Bのオイル滴148の近似的に縮尺通りの表示から分るように、この実施例ではオイル滴148が測定領域114とランド表面112の間の移行部でセンサ領域136、従って導体路128からさらに格段に離されている。「さらに格段に」とはオイル滴148と導体路128との間の間隔がオイル滴148の直径を何倍も上回っていることであると理解されたい。どのような場合でも離散的オイル滴148が形成されるのではなく、連続的流体フィルムまたは流体バリアが形成されることもあるので、この定義はすべての場合に適用できる訳ではない。
さらに図1Bの上方部分には、中央加熱素子130が所定のように加熱された場合の温度経過が示されている。ここでも実線曲線150はオイル汚染がない場合を表し、破線曲線152はオイル滴148による汚染がある場合の温度経過を示す。曲線150,152はこの実施例では僅かしか異なっていないことが明白である。これは温度センサ132,134の領域で、オイル汚染がない場合の温度測定とオイル汚染がある場合の温度測定との間の測定差ΔTmessが従来技術に相応する図1Aの場合よりも格段に小さいからである。動作点に依存する測定値差は約80から90%低下している。これは温度センサ132,134により測定される温度が図1Aの場合よりも高いため、相対的測定誤差が全体で減少しているからである。さらに汚染に起因するホットフィルム空気質量計の信号ドリフトも格段に低減される。従い図1Bの構成によってホットフィルム空気質量計の測定信号の信頼性、並びにこの信号の長時間の安定性が格段に改善される。信号のドリフトも大きく低減される。
図2には、ホットフィルム空気質量計のセンサチップ110の特に有利な改善形態が示されている。センサチップ110は実質的に図1Bの実施例と同じように構成されている。すなわちセンサチップ110はここでも、中央HFM回路の導体路128があるセンサ領域136を備える測定表面114を有する。センサ領域136の測定表面114,138の矩形116の寸法構成は、図2のこの実施例において、図1Bの実施例と同じである。
しかしセンサ領域136にある中央HFM回路の導体路128に加えて、この図2の実施例では別の導体路がセンサ領域136の外の測定表面114に配置されている。さらに測定表面114は2つの付加的加熱素子154,156と、2つの付加的温度センサ158,160を有する。付加的加熱素子154、156と付加的温度センサ158、160は実質的に中央HFM回路の導体路128に平行に配置されている。主通流方向に対して垂直にこれらの付加的加熱素子154、156と付加的温度センサ158、160は伸長しているが、導体路128を越えてほとんど矩形116の端子反対側短辺126まで伸長している。
図2に概略的に示したように、中央HFM回路の導体路128は、空気質量流の測定を制御および評価するための制御評価回路162と接続されている。これに対して付加的加熱素子154,156と付加的温度センサ158、160は温度制御回路164と接続されている。
図2の上方領域には図1Bと同様に、空気質量流を測定する際のセンサチップ110の測定表面114における温度経過が示されている。ここでも破線の曲線152はオイル滴148により汚染されたときの測定の場合を示し、実線150は汚染のない測定の場合を示す。ここで温度制御回路164は、付加的加熱素子154、156によって付加的温度センサ158、160の温度が所定の値Tfixに留まるよう制御する。理想的にはこの一定の温度Tfixは、付加的加熱素子154、156が遮断され、中央加熱素子130だけが駆動される場合に付加的温度センサ158、160の個所で調整されることとなる温度よりも高い。このことは付加的加熱素子154、156だけで温度を値Tfixに制御できることを保証する。
図2の上方領域の温度経過が示すように、オイル滴148による汚染は、上流側にある温度センサ158の上流側の温度経過と、下流側にある温度センサ160の下流側の温度経過にだけ影響を及ぼす(曲線152,154の経過を参照)。温度センサ132,134の個所の測定温度Tmessは、オイル汚染によってはほとんど影響を受けない。従ってセンサチップ110の本発明の構成によって、センサ領域136から離れた領域でのオイル汚染158が排除されるだけでなく、付加的加熱素子154、156と付加的温度センサ158、160によって付加的な「温度バリア」がセンサ領域136の周囲に形成される。このことにより空気質量測定は、オイル汚染によっては実質的に影響を受けない。
従って図2による本発明の構成によって、オイル滴148による汚染の影響および信号ドリフトはほとんど排除される。
最後に図1Bと図2の実施例によるセンサチップ110の構成は、対称線166に対して対称であることを述べておく。この対称線166は空気質量流の主通流方向122に対して垂直に配置されている。このように導体路128および付加的加熱素子154、156並びに付加的温度センサ158、160を対称に配置することにより、ホットフィルム空気質量計の測定信号の評価が格段に容易になる。この場合、非対称性のアーティファクトに基づく測定信号の最終補正を省略することができる。これは評価を容易にする。しかしもちろん、センサチップ110と測定表面114を非対称に構成することも考えられる。
図1Aは、従来技術に相応するセンサチップの測定表面の構成を示す図である。 図1Bは、センサチップの本発明による構成の有利な実施例を示す図である。 図2は、ホットフィルム空気質量計のセンサチップの本発明による構成の有利な第2実施例を示す図である。
符号の説明
110 センサチップ
112 ランド表面
114 測定表面
116 測定表面の矩形
118 矩形116の長辺
120 矩形116の長辺
122 主通流方向
124 矩形116の短辺
126 矩形116の短辺
128 中央ホットフィルム空気質量計の導体路
130 中央加熱素子
132 温度センサ
134 温度センサ
136 センサ領域
138 センサ領域136の矩形
140 矩形138の長辺
142 矩形138の長辺
144 矩形138の短辺
146 矩形138の短辺
148 オイル滴
150 オイル汚染がない場合の温度経過
152 オイル汚染がある場合の温度経過
154 付加的加熱素子
156 付加的加熱素子
158 付加的温度センサ
160 付加的温度センサ
162 制御評価回路
164 温度制御回路
166 対称軸

Claims (9)

  1. 主通流方向(122)に通流する空気質量流、とりわけ内燃機関の吸気管における空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計であって、
    ホットフィルム空気質量計は、空気質量流が通流可能なチップ表面を備えるセンサチップ(110)を有し、
    チップ表面は測定表面(114)とランド表面(112)とを有し、
    センサチップ(110)は、測定表面(114)の領域ではランド表面(112)の領域よりも少なくとも一桁だけ小さい伝熱性を有し、
    測定表面(114)には中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路(128)が取り付けられている形式のホットフィルム空気質量計において、
    中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路(128)の外寸は測定表面(114)のセンサ領域(136)を規定し、
    測定表面(114)は、係数1.5から4.5だけセンサ領域(136)よりも大きく、
    当該ホットフィルム空気質量計は、少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)と少なくとも1つの付加的温度センサ(158,160)を有し、
    少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)と少なくとも1つの付加的温度センサ(158,160)はセンサ領域(136)の外の測定表面(114)に配置されている、
    ことを特徴とするホットフィルム空気質量計。
  2. 請求項1記載のホットフィルム空気質量計において、
    測定表面(114)とセンサ領域(136)は実質的に矩形(116,138)の形状を有し、
    各矩形(116,138)の長辺は主通流方向(122)に対して実質的に垂直に配置されている、ホットフィルム空気質量計。
  3. 請求項記載のホットフィルム空気質量計において、
    センサ領域(136)の矩形(138)は、主通流方向(122)に対して垂直の対称軸(166)を基準にして実質的に対称に測定表面(114)の矩形(116)内に配置されている、ホットフィルム空気質量計。
  4. 請求項記載のホットフィルム空気質量計において、
    測定表面(114)の矩形(116)の短辺(124,126)は係数1.5から4.5だけ、センサ領域(136)の矩形(138)の短辺(144,146)よりも長い、ホットフィルム空気質量計。
  5. 請求項記載のホットフィルム空気質量計において、
    センサ領域(136)の矩形(138)の短辺(144,146)は、250から640μmの間の長さlを有し、
    センサ領域(114)の矩形(116)の短辺(124,126)は、1100から1900μmの間の長さlを有する、ホットフィルム空気質量計。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項記載のホットフィルム空気質量計において、
    センサ領域(136)は主通流方向(122)に対して垂直に、主通流方向(122)に対して垂直の測定表面(114)の最大広がりLの80%から100%の最大広がりLを有する、ホットフィルム空気質量計。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項記載のホットフィルム空気質量計において、
    中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路(128)は、空気質量流の測定を制御および評価するための制御評価回路(162)と接続されており、
    少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)と少なくとも1つの付加的温度センサ(158,160)は、所定の温度Tfixに調整および/または制御するための温度制御回路(164)と接続されている、ホットフィルム空気質量計。
  8. 請求項2から7までのいずれか一項記載のホットフィルム空気質量計において、
    センサ領域(136)は実質的に矩形(138)の形状に構成されており、
    矩形(138)は主通流方向(122)に対して垂直に配置された2つの辺(140,142)を有し、
    少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)は、主通流方向(122)に対して垂直に配置された辺(140,142)に対して実質的に平行に伸長している、ホットフィルム空気質量計。
  9. 請求項からまでのいずれか一項記載のホットフィルム空気質量計において、
    少なくとも1つの第1付加的加熱素子(154)と少なくとも1つの第1付加的温度センサ(158)が主通流方向(122)を基準にしてセンサ領域(136)の上流側に配置されており、
    少なくとも1つの第2付加的加熱素子(156)と少なくとも1つの第2付加的温度センサ(160)が主通流方向(122)を基準にしてセンサ領域(136)の下流側に配置されている、ホットフィルム空気質量計。
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