JP4980654B2 - 表面汚染を減少するための付加的加熱素子を有する空気質量計 - Google Patents

表面汚染を減少するための付加的加熱素子を有する空気質量計 Download PDF

Info

Publication number
JP4980654B2
JP4980654B2 JP2006167847A JP2006167847A JP4980654B2 JP 4980654 B2 JP4980654 B2 JP 4980654B2 JP 2006167847 A JP2006167847 A JP 2006167847A JP 2006167847 A JP2006167847 A JP 2006167847A JP 4980654 B2 JP4980654 B2 JP 4980654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air mass
mass meter
hot film
film air
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006167847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006349687A (ja
Inventor
レニンガー エルハルト
オピッツ ベルンハルト
コンツェルマン ウヴェ
ヴァーグナー ウルリヒ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2006349687A publication Critical patent/JP2006349687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4980654B2 publication Critical patent/JP4980654B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/688Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow using a particular type of heating, cooling or sensing element
    • G01F1/69Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow using a particular type of heating, cooling or sensing element of resistive type
    • G01F1/692Thin-film arrangements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

本発明は、主通流方向に通流する空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計に関するものである。この種のホットフィルム空気質量計は例えば内燃機関の吸気管に使用される。
本発明はより詳細には、主通流方向に通流する空気質量流、とりわけ内燃機関の吸気管における空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計であって、
ホットフィルム空気質量計は、空気質量流が通流可能なチップ表面を備えるセンサチップを有し、
チップ表面は測定表面とランド表面とを有し、
センサチップは、測定表面の領域ではランド表面の領域よりも少なくとも一桁だけ小さい伝熱性を有し、
前記測定表面には、少なくとも1つの中央加熱素子と少なくとも1つの温度センサを備える中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路が取り付けられており、
中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路の外寸は測定表面のセンサ領域を規定する形式のホットフィルム空気質量計に関する。
例えば方法技術、化学、または工作機械の分野で多くの処理では、ガス質量、とりわけ空気質量を規定して供給しなければならない。これにはとりわけ、制御された条件下で経過する燃焼プロセスも含まれる。ここでの重要な例は、燃料を自動車の内燃機関で燃焼し、引き続きとりわけ触媒的に排ガス清浄することである。ここでは通気質量流量を測定するための種々の形式のセンサが使用される。
従来技術から公知のセンサ形式は前記のホットフィルム空気質量計(HFM)であり、例えばDE19601791A1の実施例に記載されている。この種のホットフィルム空気質量計では通常、薄膜センサメンブランを有するセンサチップ、例えばシリコンセンサチップが使用される。センサメンブランには典型的には少なくとも1つの加熱抵抗が配置されており、この加熱抵抗は2つまたはそれ以上の温度測定抵抗(温度センサ)により包囲されている。メンブラン上を案内される空気流中では温度分布が変化し、このことは温度測定抵抗により検出することができ、制御および評価回路によって評価することができる。例えば温度測定抵抗の抵抗差から空気質量流を検出することができる。このセンサ形式の他の種々の変形が従来技術から公知である。
この形式のセンサの、例えばDE10111840C2から公知の問題点は、センサの汚染が頻繁に、例えばオイル、他の流体、または他の不純物により発生することであるセンサチップは通常、内燃機関の吸気管、または内燃機関の吸気管へのバイパスで直接使用される。ここでは内燃機関の動作中にオイルがセンサチップに、とりわけセンサメンブランに沈着することがある。このオイル沈着はセンサチップの測定信号に不所望の影響を与えることがある。なぜならセンサチップ表面のオイル膜が表面の熱伝導に作用し、このことが測定信号に誤差を与えるからである。オイル汚染はさらに、内燃機関、例えばディーゼル機関の遮断時、または遮断直後にも発生し得る。これはとりわけ、内燃機関の遮断後にクランクケーシングに存在する過圧がクランクケーシング換気により内燃機関の吸気管へ(およびひいてはホットフィルム空気質量計のバイパスチャネルへ)排気される場合である。この場合、頻繁にオイル蒸気ないしはオイル霧が共に導かれる。
従ってDE10111840C2は、センサチップの汚染を、付加的ヒータを使用して回避する方法を提案する。センサチップはセンサ領域と、このセンサ領域の外に配置された付加的ヒータを有する。この付加的ヒータは、付加的ヒータの領域に熱勾配渦が発生するように加熱される。この熱勾配渦は、通流媒体の汚染物質が付加的ヒータの領域ではセンサ領域から離れて沈着するようにする。
しかしDE10111840C2に開示された装置および開示された方法は、実際には内燃機関の動作形式が種々異なるため欠点と結び付いている。例えば欠点として、DE10111840C2に開示された装置が目的とする熱勾配渦の位置を決めることは実際にはほとんど不可能である。シリコンの熱伝導性が高いので、付加的ヒータにより発生された熱は容易にチップ全体に広がる。このことは均一な温度分布を引き起こし、ひいてはチップ全体が加熱されることとなる。
メンブランないしセンサ表面の汚染問題は熱力学的作用によってより深刻化する。例えば、表面張力に勾配を有する流体滴は表面張力の比較的高い方向に力を受けることが公知である。このことにより通常は、滴が表面張力の低い方から高い方へ移動する。とりわけこの勾配は、流体滴が塗布される表面での温度勾配によって惹起される。滴は温度勾配とそこから生じる力によって通常は、表面の比較的暖かい領域から比較的冷えた領域に移動する。この作用は例えば、V.G. Levich著、“Physicochemical Hydrodynamics”, Prentice−Hall, N.J., 1962, pp.373−380に記載されている。
上に述べたように典型的なホットフィルム空気質量計は、これが伝熱性の小さいセンサメンブラン(例えばシリコンメンブラン)と、周囲のチップランドを有するように構成されている。従ってホットフィルム空気質量計の動作時に通常は、センサメンブランの縁部、すなわち周囲のチップランドへの境界部に温度勾配が形成され、相応にして例えばオイル滴の形態で流体壁が形成される。空気流によってこの流体壁の全体がまたは一部が引きずり込まれ、その結果、オイル滴がセンサメンブランに達し、そこで測定に影響を与えることがある。さらに流体壁はセンサメンブランの縁部での伝熱性を高める。このことも測定信号の誤差およびドリフトを引き起こし得る。
DE19601791A1 DE10111840C2 V.G. Levich著、"Physicochemical Hydrodynamics", Prentice−Hall, N.J. 1962, pp.373−380
従来技術から公知の装置の欠点を回避することのできる、とりわけ内燃機関の吸気管において主通流方向に通流する空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計を提供することである。
このホットフィルム空気質量計は汎用的に使用することができ、とりわけ、通流速度が0から60m/sの間の空気質量流の測定に最適化されているようにする。
この課題は本発明により、冒頭に述べたホットフィルム空気質量計において、付加的に少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つの付加的温度センサがセンサ領域の外の測定表面に配置されているように構成して解決される。
ホットフィルム空気質量計は、空気質量流が通過するチップ表面を備えるセンサチップを有する。ここでセンサチップは、例えば上に述べたようにシリコンチップとすることができる。チップ表面はさらに測定表面とランド表面を有する。測定表面の領域にセンサチップは、ランド表面よりも少なくとも一桁だけ小さい横断伝熱性を有する。
横断伝熱性を小さくすることは種々のやり方で達成することができる。例えば従来技術から公知のように、および上に述べたように、数μmの厚さだけを有するセンサメンブランを備えるセンサチップを使用することができる。ここではセンサメンブランを取り囲む空気の伝熱性が小さいこと(約0.026W/mK)が利用される。択一的に、空気質量流に向いた側に測定表面を有する測定領域として多孔性領域をチップに作製することができる。これは例えばシリコンチップを多孔化することにより行われる。このようにして閉鎖された空洞により横断伝熱性が0.1から2W/mKである測定領域を作製することができる。これと比較してシリコンサブストレートの伝熱性は156W/nKである。
測定表面には、中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路が被着される。この中央ホットフィルム空気質量計回路は少なくとも1つの中央加熱素子と、少なくとも1つの、有利には少なくとも2つの温度センサを有する。例えばこれは上に述べたように2つの温度センサにより取り囲まれた1つの中央加熱素子とすることができる。他の幾何形状も考えられる。
中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路の外部寸法は測定表面のセンサ領域を規定する。これにより測定表面は、センサ領域と、センサ領域の外にある領域とに分割される。例えばセンサ領域は、中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路を丸く囲む(仮想)矩形の形状を取ることができ、この矩形は例えば測定表面内の中央に配置される。
しかし実際には測定表面、とりわけメンブランまたは多孔性領域の製造は面倒で高価である。これはとりわけ、相応の半導体技術方法が使用されるためである。さらに通常は測定表面が障害に脆弱である。なぜならメンブランは容易に損傷を受けるからである。相応してシリコン内の多孔性領域は容易に汚染され、高い破壊危険性に晒されている。従って、測定表面の面積を通常のホットフィルム空気質量計において最小にする努力がなされている。従って通常のホットフィルム空気質量計では、測定表面が通常は中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路によってほぼ完全に満たされている。ここで使用される測定表面は空間的に最適に利用され、センサ領域と測定表面は通常のセンサチップではほぼ同一である。
本発明の第1の基本的技術思想は、測定表面を完全にセンサ領域により満たすのではなく、付加的に少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つの付加的温度センサをセンサ領域の外の測定表面に配置することである。DE10111840C2とは異なりこの構成の重大な利点は、少なくとも1つの付加的加熱素子によりもたらされる熱が測定表面の伝熱性が小さいことにより空間的に十分に局所化されることである。従ってセンサチップ全体または測定表面全体は、少なくとも1つの付加的加熱素子の加熱の際には加熱されない。
さらに少なくとも1つの付加的温度センサは有利には少なくとも1つの付加的加熱素子の直接近傍に配置されており、少なくとも1つの付加的加熱素子の温度、ないしはこの少なくとも1つの付加的加熱素子または少なくとも1つの付加的温度センサの直接近傍の測定表面の温度を正確に調整することができる。例えば複数の付加的加熱素子を設けることができ、これらには例えばそれぞれ1つの付加的温度センサが配属されている。このようにしてセンサチップの測定表面の所定領域で定義された温度が調整される。これによりチップ表面の温度勾配渦の形成を、従来技術から公知の装置よりも格段に良好に調整することができる。
本発明の別の基本的技術思想は、ホットフィルム空気質量計の前記構造の改善形態を使用する。ここでは中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路は空気質量流の測定を制御および評価する制御評価回路と接続されており、少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つの付加的温度センサは、所定の温度Tfixを調整および/または制御するための温度制御回路と接続されている。この種の構成により、温度勾配により表面の流体滴に及ぼされる力作用効果を利用することで、ホットフィルム空気質量計のセンサ領域周囲に「温度壁」を形成することができる。例えば少なくとも1つの付加的温度センサは温度制御回路の制御入力端と接続することができ、少なくとも1つの付加的加熱素子は温度制御回路の相応の出力端(場合により例えば電流供給を介して間接的に)と接続することができる。このようにしてホットフィルム空気質量計の動作状態に依存せずに、測定表面の所定の領域に定義された温度を加えることができる。これにより例えば環境温度作用がセンサ領域から遮閉され、従ってセンサ領域は常に同じ熱的条件の下で動作する。これにより測定信号のドリフトが回避される。
さらに「温度壁」は、例えば空気質量流によってセンサ領域へ移動されるオイル滴が上記の表面張力作用に基づき対抗力を受け、これによりセンサ領域から遠ざけられるように作用する。所期のように温度勾配を調整することができ、この温度勾配によりオイル滴の温度勾配が所期のように影響を受け、オイル滴はセンサ領域から遠ざけられる。
ここで実際には、少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つ付加的温度センサがセンサ領域を少なくとも部分的に縁取りすると特に効果的であることが示された。
ここで「部分的」とは、第1付加的加熱素子と第1付加的温度センサからなるペアが空気質量流の主通流方向を基準にしてセンサ領域の上流側に配置されており、第2付加的加熱素子と第2付加的温度センサからなるペアが空気質量流の主通流方向を基準にしてセンサ領域の下流側に配置されていることであると理解されたい。とりわけこの構成は、主通流方向に対して垂直に伸長するホットフィルム空気質量計の対称軸に対して対称とすることができる。ここで付加的加熱素子と付加的温度センサはそれぞれペアで対称軸を基準にして対称に配置することができる。例えばさらなる付加的温度センサと付加的加熱素子を使用する別の幾何学的構成も考えられる。
すでに示したようにセンサチップの対称構成は特に有利である。このことはとりわけ測定信号の評価を容易にする。なぜなら非対称性に起因する補正アルゴリズムを測定信号に適用する必要がないからである。しかし非対称形式の別の構成ももちろん同様に考えられる。
有利な対称構成では、測定表面およびセンサ表面が実質的に矩形の形状を有し、各矩形の長辺は主通流方向に対して実質的に垂直に配置されている。とりわけセンサ領域の矩形は、主通流方向に対して垂直の対称軸を基準にして実質的に対称に測定表面の矩形内に配置することができる。少なくとも1つの付加的加熱素子は、この場合有利には主通流方向に対して垂直に配置された矩形の辺に対して平行に伸長する。ここで「実質的に」とは、10゜を越えない偏差、有利には5゜を越えない偏差であると理解されたい。
とりわけセンサ領域が少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つの付加的温度センサにより縁取りされている(すなわち主通流方向を基準にして少なくとも上流側および/または下流側)前記の有利な実施例では、温度Tfixが少なくとも1つの付加的温度センサの個所で少なくとも1つの付加的加熱素子によって所定値に調整されると有利であることが判明した。例えば中央ホットフィルム空気質量計回路の少なくとも1つの中央加熱素子が温度Tmaxで作動され、センサチップのランド表面が平均温度Toを有する場合、温度Tfixを次のように調整すると有利であることが判明した:
Tfix=To+k(Tmax−To)
ここでkはヘーベル係数であり、有利には0.1から0.7、とりわけ有利には0.2から0.6、特に有利には近似的に0.5の値を取る。固定温度Tfixをこのように選択すると、少なくとも1つの付加的加熱素子がセンサ領域の縁部と測定領域の縁部との間で近似的に中央に配置されている場合、センサ領域の遮閉がとりわけ効率的に達成されることが示された。このように調整された固定温度Tfixは通常、この個所で付加的加熱素子を使用せずに、すなわち少なくとも1つの中央加熱素子だけにより調整されることとなる温度よりも僅かに高い。従ってこの領域の温度Tfixは少なくとも1つの付加的加熱素子をオン/オフするだけで調整される。しかしこの固定温度Tfixは、中央ホットフィルム空気質量計回路の測定に有意な影響を与えるほど高くはない。しかし温度Tfixを別のやり方で調整することも可能である。
上記実施形態の1つの構成によって、とりわけ汚染による信号ドリフトも効果的に回避される。測定表面の縁部に沿った流体フィルムの上記構成は、ホットフィルム空気質量計の動作経過と共に伝熱性を変化させ得る。従って、少なくとも1つの中央加熱素子の動作に基づき形成される測定表面の温度分布が変化する。これは信号ドリフトに作用する。少なくとも1つの付加的加熱素子と少なくとも1つの付加的温度センサにより調整される固定温度を使用することによって、このドリフト、とりわけ汚染に起因する温度分布の変化がアクティブに補償される。従って提案されたホットフィルム空気質量計の信号品質は従来技術から公知の装置よりも格段に優れている。
図1には従来技術に相応するホットフィルム空気質量計のセンサチップ110の構成が示されている。センサチップ110は例えば内燃機関の吸気管または内燃機関の吸気管へのバイパスチャネルで使用することができる。この種の装置は例えばDE19601791A1から公知である。図1の構成によるセンサチップは、ランド表面112を備えるチップランドを図平面に有する(一部だけが示されている)。この実施例では、センサチップ110がシリコンセンサチップであることが前提である。
さらにセンサチップ110は、図平面の測定表面114を備える測定領域を有する。測定表面114はこの実施例では、矩形116に構成されており、その長片LM118,120は空気質量流の主通流方向122に対して垂直である。矩形116の短辺IMは参照符号124,126により示されており、主通流方向122に対して平行に配置されている。
センサチップ110は測定表面114の領域に0.5から2W/mKの伝熱性を有し、これと比較して周囲のランドの伝熱性は156W/mKである。このことは例えばシリコンを測定表面114の領域で多孔化することにより達成することができる。
測定表面114の領域には中央ホットフィルム空気質量計回路128の導体路が配置されている。この導体路128は、1つの中央加熱素子130と2つの温度センサ132,134から構成される。ここで温度センサ132は中央加熱素子130に対して上流側に、温度センサ134は下流側に配置されている。導体路128は、測定表面114でのその外寸でセンサ領域136を画定する。このセンサ領域136はこの実施例では同様に矩形138に構成されており、長片140,142と短辺144,146を有する。矩形138の接続側短辺144は、測定表面の矩形116の接続側短辺124にある。センサ領域136の矩形138の辺長は図1ではLsとIsにより示されている。
図1の従来技術に相応する実施例で、中央HFM回路の導体路128は、ほぼ測定表面114の外側矩形116まで伸長している。典型的には矩形116の長辺118,120は約1600μmの長さLMを有し、矩形116の短辺124,126はIM=450〜500μmの長さを有する。ここでセンサ領域136の矩形138は僅かだけ小さく構成されており、例えばLSは約0.9から0.95×LMであり、ISは約0.7×IMである。
さらに図1にはオイル滴148が測定表面114の矩形116に沿って集結する問題が示されている。従ってこれらのオイル滴148は導体路128の直接近傍に存在する。例えば空気質量流による僅かな外部力作用によりオイル滴148は導体路128に達するようになる。さらにオイル滴148の集結は、測定表面114の矩形116の縁部領域においてセンサチップ110の伝熱性も変化させる。とりわけオイル滴148によって測定表面114とランド表面112との間の移行部で伝熱性が上昇することがある。このことは測定表面114での温度分布に有意に影響する。さらにオイル滴148は埃および煤に対する付着剤をしばしば形成する。付加的に多くの場合、約30μmの高さの「オイル壁」が測定表面の矩形116の縁部領域に形成され、このことはこの領域に空気渦を引き起こす。そしてこの空気渦は所定の区間を移動して初めて鎮静する。このことは測定信号にさらに誤差を与える。オイル滴148により惹起される熱効果と通流効果の両者はしばしば共に作用し、共通して測定信号を変化させる。
図1の上方領域には、測定表面114の主通流方向122に対して平行に温度分布が示されている。ここでは中央加熱素子130が温度Tmaxに加熱されることを前提にする。ランド表面112を有する周囲のチップランドは環境温度Toを有する。図1の上方領域の曲線150,152は測定表面114の主通流方向122に沿った温度分布を示すものであり、オイル滴148の集結のない場合(曲線150,実線)と、オイル滴148が集結した場合(曲線152,破線)とを示す。ここではオイル滴148により伝熱性が高まったため、温度センサ132,134の領域で温度が低下することが分る。従って温度センサ132,134では、オイル滴の汚染がない場合の測定よりも絶対値ΔTmessだけ低い温度が測定される。このことは種々の観点で負の作用を有する。作用として比較的に低い温度が測定されると比較的大きな測定誤差が生じる。別の作用は、オイル滴148による汚染の変動がΔTmessの温度降下を変動させることである。このことはホットフィルム空気質量計の信号のドリフトを引き起こす。
図2には本発明によるセンサチップ110の構成が示されている。基本的にセンサチップ110の構成は、図1に示した従来技術の実施例の構成に相応する。しかし図2の本発明では、測定表面114ないしセンサ領域136の矩形116と138の寸法が図1の構成とは大きく異なっている。この実施例でセンサ領域136の矩形138は440μmの短辺Isを有し、これに対して測定領域114の矩形116の短辺は約IM=1500μmの長さを有する。矩形116,138の長辺の長さはLM=1800μm、およびLs=1600μmである。従って測定表面114の矩形116の面積はこの有利な実施例では、センサ領域136の矩形138の面積よりも係数3.8だけ大きい。有利には全体の面積比は1.5から4.5の領域である。短辺IM,Isに対する比は3.4、長辺LM,Lsに対する比は1.1である。
図2のオイル滴148の近似的に縮尺通りの表示から分るように、この実施例ではオイル滴148が測定領域114とランド表面112の間の移行部でセンサ領域136、従って導体路128からさらに格段に離されている。「さらに格段に」とはオイル滴148と導体路128との間の間隔がオイル滴148の直径を何倍も上回っていることであると理解されたい。どのような場合でも離散的オイル滴148が形成されるのではなく、連続的流体フィルムまたは流体バリアが形成されることもあるので、この定義はすべての場合に適用できる訳ではない。
計算および流体力学的考察により、センサ領域136(すなわち矩形138の辺140)と測定表面114の境界(すなわちチップランドに向いた測定表面の境界、例えば矩形116の辺118)との間の最適間隔は約540μmであることが判明した。これは前記の幾何学的長さにより近似的に満たされる。
図2の実施例による本発明のセンサチップ110は、センサ領域136にある中央HFM回路の導体路128に加えて、センサ領域136の外の測定表面114に別の導体路を有する。さらに測定表面114は2つの付加的加熱素子154,156と、2つの付加的温度センサ158,160を有する。付加的加熱素子154、156と付加的温度センサ158、160は実質的に中央HFM回路の導体路128に平行に配置されている。主通流方向に対して垂直にこれらの付加的加熱素子154、156と付加的温度センサ158、160は伸長しているが、導体路128を越えてほとんど矩形116の端子反対側短辺126まで伸長している。図2に概略的に示したように、中央HFM回路の導体路128は、空気質量流の測定を制御および評価するための制御評価回路162と接続されている。この種の制御評価回路162は従来技術から公知である。これに対して付加的加熱素子154,156と付加的温度センサ158、160は温度制御回路164と接続されている。
図2の上方領域には図1と同様に、空気質量流を測定する際のセンサチップ110の測定表面114における温度経過が示されている。ここでも破線の曲線152はオイル滴148により汚染されたときの測定の場合を示し、実線150は汚染のない測定の場合を示す。
ここで温度制御回路164は本発明により、付加的加熱素子154、156によって付加的温度センサ158、160の温度が所定の値Tfixに留まるよう制御する。有利にはこの一定の温度Tfixは、付加的加熱素子154、156が遮断され、中央加熱素子130だけが駆動される場合に付加的温度センサ158、160の個所で調整されることとなる温度よりも高い。このことは付加的加熱素子154、156だけで温度を値Tfixに制御できることを保証する。上に述べたように実際には、Tfixに対する温度値は、環境温度Toと中央加熱素子130の動作温度Tmaxとの差の約0.5だけ環境温度Toより高いと有利であることが判明した。典型的には環境温度Toは約20℃であり、動作温度Tmaxは約160℃である。従って固定温度Tfixは有利には約90℃に選択され、この値に制御される。
図2の上方領域の温度経過が示すように、オイル滴148による汚染は、上流側にある温度センサ158の上流側の温度経過と、下流側にある温度センサ160の下流側の温度経過にだけ影響を及ぼす(曲線150,152の経過を参照)。温度センサ132,134の個所の測定温度Tmessは、オイル汚染によってはほとんど影響を受けない。従ってセンサチップ110の本発明の構成によって、センサ領域136から離れた領域でのオイル汚染158が排除されるだけでなく、付加的加熱素子154、156と付加的温度センサ158、160によって付加的な「温度バリア」がセンサ領域136の周囲に形成される。このことにより空気質量測定は、オイル汚染によっては実質的に影響を受けない。従って図2による本発明の構成によって、オイル滴148による汚染の影響および信号ドリフトはほとんど排除される。
最後に図1と図2の実施例によるセンサチップ110の構成は、対称線166に対して対称であることを述べておく。この対称線166は空気質量流の主通流方向122に対して垂直に配置されている。このように導体路128および付加的加熱素子154、156並びに付加的温度センサ158、160を対称に配置することにより、ホットフィルム空気質量計の測定信号の評価が格段に容易になる。この場合、非対称性のアーティファクトに基づく測定信号の最終補正を省略することができる。これは評価を容易にする。しかしもちろん、センサチップ110と測定表面114を非対称に構成することも考えられる。
図1は、従来技術に相応するセンサチップの測定表面の構成を示す図である。 図2は、ホットフィルム空気質量計のセンサチップの本発明による構成の有利な実施例を示す図である。
符号の説明
110 センサチップ
112 ランド表面
114 測定表面
116 測定表面の矩形
118 矩形116の長辺
120 矩形116の長辺
122 主通流方向
124 矩形116の短辺
126 矩形116の短辺
128 中央ホットフィルム空気質量計の導体路
130 中央加熱素子
132 温度センサ
134 温度センサ
136 センサ領域
138 センサ領域136の矩形
140 矩形138の長辺
142 矩形138の長辺
144 矩形138の短辺
146 矩形138の短辺
148 オイル滴
150 オイル汚染がない場合の温度経過
152 オイル汚染がある場合の温度経過
154 付加的加熱素子
156 付加的加熱素子
158 付加的温度センサ
160 付加的温度センサ
162 制御評価回路
164 温度制御回路
166 対称軸

Claims (8)

  1. 主通流方向(122)に通流する空気質量流、とりわけ内燃機関の吸気管における空気質量流を測定するためのホットフィルム空気質量計であって、
    ホットフィルム空気質量計は、空気質量流が通流可能なチップ表面を備えるセンサチップ(110)を有し、
    チップ表面は測定表面(114)とランド表面(112)とを有し、
    センサチップ(110)は、測定表面(114)の領域ではランド表面(112)の領域よりも少なくとも一桁だけ小さい伝熱性を有し、
    前記測定表面(114)には、少なくとも1つの中央加熱素子(130)と少なくとも1つの温度センサ(132,134)を備える中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路(130,132,134)が取り付けられており、
    中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路(130,132,134)の外寸は測定表面(114)のセンサ領域(136)を規定する形式のホットフィルム空気質量計において、
    付加的に少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)と少なくとも1つの付加的温度センサ(158,160)がセンサ領域(136)の外の測定表面(114)に配置されている、ことを特徴とするホットフィルム空気質量計。
  2. 請求項1記載のホットフィルム空気質量計において、
    中央ホットフィルム空気質量計回路の導体路(130,132,134)は、空気質量流の測定を制御および評価するための制御評価回路(162)と接続されており、
    少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)と少なくとも1つの付加的温度センサ(158,160)は、所定の温度Tfixに調整および/または制御するための温度制御回路(164)と接続されている、ホットフィルム空気質量計。
  3. 請求項2記載のホットフィルム空気質量計において、
    制御評価回路(162)は、少なくとも1つの中央加熱素子(130)の温度をホットフィルム空気質量計の動作時に温度Tmaxに制御するよう構成されており、
    温度制御回路(164)は、少なくとも1つの付加的温度センサ(158,160)の個所における温度Tfixが少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)によって値To+k(Tmax−To)に調整されるように構成されており、
    ここで、Toはランド表面(112)の平均温度、kは0.1から0.7である、ホットフィルム空気質量計。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項記載のホットフィルム空気質量計において、
    測定表面(114)とセンサ領域(136)は実質的に矩形(116,138)の形状を有し、
    各矩形(116,138)の長辺(118,120,140,142)は主通流方向(122)に対して実質的に垂直に配置されている、ホットフィルム空気質量計。
  5. 請求項記載のホットフィルム空気質量計において、
    センサ領域(136)の矩形(138)は、主通流方向(122)に対して垂直の対称軸(166)を基準にして実質的に対称に測定表面(114)の矩形(116)内に配置されている、ホットフィルム空気質量計。
  6. 請求項4または5記載のホットフィルム空気質量計において、
    センサ領域(136)は実質的に矩形(138)の形状に構成されており、
    矩形(138)は主通流方向(122)に対して垂直に配置された2つの辺(140,142)を有し、
    少なくとも1つの付加的加熱素子(154,156)は、主通流方向(122)に対して垂直に配置された辺(154,156)に対して実質的に平行に伸長している、ホットフィルム空気質量計。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項記載のホットフィルム空気質量計において、
    少なくとも1つの第1付加的加熱素子(154)と少なくとも1つの第1付加的温度センサ(158)が主通流方向(122)を基準にしてセンサ領域(136)の上流側に配置されており、
    少なくとも1つの第2付加的加熱素子(156)と少なくとも1つの第2付加的温度センサ(160)が主通流方向(122)を基準にしてセンサ領域(136)の下流側に配置されている、ホットフィルム空気質量計。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項記載のホットフィルム空気質量計において、
    ホットフィルム空気質量計は主通流方向(122)に対して垂直に配置された対称軸(166)を有し、
    付加的加熱素子(154,156)と付加的温度センサ(158,160)はそれぞれペアで、対称軸(166)を基準にして対称に配置されている、ホットフィルム空気質量計。
JP2006167847A 2005-06-17 2006-06-16 表面汚染を減少するための付加的加熱素子を有する空気質量計 Expired - Fee Related JP4980654B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005028142.7 2005-06-17
DE200510028142 DE102005028142A1 (de) 2005-06-17 2005-06-17 Luftmassenmesser mit Zusatzheizelement zur Verringerung der Oberflächenkontamination

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006349687A JP2006349687A (ja) 2006-12-28
JP4980654B2 true JP4980654B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=37563270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006167847A Expired - Fee Related JP4980654B2 (ja) 2005-06-17 2006-06-16 表面汚染を減少するための付加的加熱素子を有する空気質量計

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4980654B2 (ja)
DE (1) DE102005028142A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4836864B2 (ja) * 2007-05-16 2011-12-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
JP5094212B2 (ja) * 2007-05-25 2012-12-12 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計と制御方法
DE102012200121A1 (de) * 2012-01-05 2013-07-11 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Erfassung mindestens einer Strömungseigenschaft eines fluiden Mediums
EP3037791A1 (en) 2014-12-22 2016-06-29 Sensirion AG Flow sensor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3620334B2 (ja) * 1999-03-26 2005-02-16 オムロン株式会社 薄膜ヒータ
DE10111840C2 (de) * 2001-03-13 2003-06-05 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Vermeidung von Verschmutzungen auf einem Sensorchip und Verwendung eines Zusatzheizers auf einem Sensorchip

Also Published As

Publication number Publication date
DE102005028142A1 (de) 2007-01-18
JP2006349687A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4836864B2 (ja) 熱式流量計
JP3433124B2 (ja) 熱式空気流量センサ
US7980126B2 (en) Method for operating hot-film air-mass sensors
US9038454B2 (en) Thermal flowmeter
JP4980654B2 (ja) 表面汚染を減少するための付加的加熱素子を有する空気質量計
JP5546202B2 (ja) マスフローセンサおよびマスフローセンサを備える自動車
JP4845440B2 (ja) 熱式流量計測装置
US6851311B2 (en) Thermal-type flow meter with bypass passage
JP4157034B2 (ja) 熱式流量計測装置
JP2004518982A (ja) 補助ヒータを備えたセンサチップまたはセンサチップの汚れ防止方法またはセンサチップにおける補助ヒータの使用
CN1197200A (zh) 测量元件和使用该测量元件的空气质量流量计
CN101243307B (zh) 具有流体分离元件的热膜空气质量计
JP2010525344A (ja) 排気管内のシート抵抗
CN107110684B (zh) 热流量测量装置
JP4934137B2 (ja) 周波数変調された信号を検出するホットフィルムエアマスフローセンサ
CN107949783B (zh) 气体传感器装置
JP5001588B2 (ja) 汚染脆弱性を低減した熱空気質量計
EP3037791A1 (en) Flow sensor
JP2006010322A (ja) 熱式流量計
JP6126417B2 (ja) 熱式流量計
JP2015532439A (ja) 空気質量計
JP3638786B2 (ja) 流量検出素子及び流量センサ
JP6680248B2 (ja) 流量測定装置及び流量測定方法
JP2008096453A (ja) センサ用発熱装置、センサ及び加速度センサ
US6250150B1 (en) Sensor employing heating element with low density at the center and high density at the end thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120419

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4980654

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees