JP5542332B2 - アノード排気を部分的にリサイクルする燃料電池システム - Google Patents

アノード排気を部分的にリサイクルする燃料電池システム Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
関連出願の参照
本出願は、2005年7月25日出願の米国仮特許出願第60/701,976号の利益を主張し、該出願はその全体が参照することにより本明細書に組み込まれる。
発明の背景
本発明は、該して燃料電池システムの分野に関し、より詳細には、分圧スイング吸着法によってアノード排気燃料の回収を行う燃料電池システムに関する。
燃料電池は、燃料に蓄えられたエネルギーを高効率で電気エネルギーに変換できる電気化学装置である。高温燃料電池には、固体酸化物燃料電池と溶融炭酸塩燃料電池が含まれる。これらの燃料電池は、水素および/または炭化水素燃料を用いて運転できる。燃料電池には、固体酸化物再生燃料電池等、入力としての電気エネルギーを用いて酸化した燃料を還元して未酸化燃料に戻す逆転運転が可能なものがある。
発明の要旨
本発明の各実施形態は、高温燃料電池スタックの燃料排気流を2つのガス流に分割するシステムおよび方法を提供する。第一のガス流は、高温燃料電池スタックの燃料吸入流へとリサイクルされる。第二のガス流は、燃料排気流から水素を分離する水素分離装置へと送られてもよい。この水素分離装置は、分圧スイング吸着ユニットでも温度スイング吸着ユニットでもよく、電気化学ポンプ分離ユニット、例えばプロトン交換膜型分離ユニットでもよい。分離した水素は、同様に燃料吸入流へとリサイクルしてもよく、および/または水素貯蔵容器や水素使用装置、例えば車両に動力を供給するのに用いられる低温燃料電池スタックに供給してもよい。あるいは、第二のガス流は水素の分離をせずに排出しても、バーナーへ送ってもよい。本発明の一態様では、低温ブロワーを用いて所望量の燃料排気流を燃料吸入流へと制御可能にリサイクルする。この場合、燃料排気流は、低温ブロワーへ供給される前に十分に低い温度、例えば摂氏200度未満の温度にまで冷却される。以下の最初の4つの実施形態では、水素を燃料排気流から分離するのにオプションで使用してもよい分圧スイング吸着ユニットを説明する。その他の実施形態では、燃料排気流が2つのガス流に分割されるシステムを説明する。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明の第一の実施形態は、ガス分離、例えば、固体酸化物燃料電池スタックの燃料(すなわち、アノード側)排気からの燃料回収のための、4工程からなる分圧スイング吸着法(すなわち、濃度スイング吸着法)サイクルを提供する。吸着剤、例えば活性炭を充填した2つのベッドを用いて燃料排気から二酸化炭素と水分(すなわち、水蒸気)を吸着し、水素と一酸化炭素とを通過させる。これらベッドは、適度な相対湿度に、例えば約30%から約50%の相対湿度に乾燥させた空気を用いて、好ましくは逆方向に再生される。例えば、再生用の乾燥空気は、シリカゲルまたは活性アルミナを用いた温度スイング吸着サイクルで生成すればよい。更に、多くの水素を回収し、回収した燃料を空気が汚染しないよう、(複数の)フラッシュ工程が用いられる。吸着および再生(すなわち、フィードおよびパージ)工程の継続時間は、フラッシュ工程の継続時間の少なくとも5倍、例えば10〜50倍の長さが好ましい。
こうして、最適なガス分離のための高信頼性、高エネルギー効率サイクルが提供される。このサイクルは例えば、逆方向のパージ工程と正方向のフラッシュ工程を伴う分圧スイング吸着法(本明細書では濃度スイング吸着法とも言う)に基づく高効率サイクルで、最大限水素を回収し、最大限二酸化炭素および空気を除去するサイクルである。ベッドは好ましくは空気を用いて再生されるため、再生終了時にベッドに残った空気を押し出して燃料電池スタックへ逆流させることは望ましくない。更に、再生工程開始時に、ガス流を除去したベッドはガス相の水素を含んでいる。この水素は回収することが望ましい。フラッシュ工程は、再生終了時にベッドに残った空気を除去してこの空気を燃料電池スタックへ逆流させないようにするとともに、再生工程開始時にベッドに残っている水素を燃料電池スタックの燃料吸入口に供給するのに用いられる。
固体酸化物燃料スタックの燃料排気流中の二酸化炭素を水素から分離する吸着システムに関して第一の実施形態のシステムおよび方法を記載し説明するが、当然ながら、第一の実施形態のシステムおよび方法は、燃料電池システムのものではない多成分ガス流や固体酸化物燃料電池システム以外の燃料電池システム、例えば溶融炭酸塩燃料電池システムの多成分ガス流を分離するのにも用いることができる。従って、第一の実施形態のシステムと方法は、二酸化炭素から水素を分離することに限られるものではない。吸着剤ベッドの吸着剤は、分離すべきガスに応じて選択すればよい。
図1は、第一の実施形態のガス分離装置1を示している。装置1は、稼働中にフィードガス吸入流を供給する第一のフィードガス吸入導管3を有している。装置1が燃料電池スタックの燃料排気流から水素を分離するのに用いられる場合は、導管3は、燃料電池スタックのアノード排気口に作動的に連結される。ここで用いたように、2つの要素が「作動的に連結される」という場合、その要素同士が直接または間接的に連結されて一方から他方への直接または間接的な流体の流れを許容することを意味する。装置1はまた、稼働中にパージガス吸入流を供給する第二のパージガス吸入導管5を有する。
この装置は、稼働中にフィードガスの分離された成分の少なくとも一種を捕集する第三のフィードガス捕集導管7を有する。装置1が燃料電池スタックの燃料排気流から水素を分離しその水素を燃料電池スタックの燃料吸入口へとリサイクルするのに用いられる場合は、導管7は燃料電池スタックの燃料吸入口(すなわち、スタックの燃料吸入口に直接、またはスタックの燃料吸入口に作動的に連結された燃料吸入導管)に作動的に連結される。この装置はまた、稼働中、フラッシュ工程にてフィードガス放出流を捕集し、フィード/パージ工程中にてパージガス放出流を捕集する第四のパージガス捕集導管9を有する。
従って、装置1が燃料電池スタックの燃料排気流から水素を分離するのに用いられる場合は、第一の導管3は水素、二酸化炭素、一酸化炭素および水蒸気の吸入導管、第二の導管5は乾燥空気の吸入導管、第三の導管7は水素および一酸化炭素の除去・リサイクル導管、第四の導管9は二酸化炭素および水蒸気の除去導管となる。
装置1はまた、少なくとも2つの吸着剤ベッド11、13を有する。これらのベッドは、フィードガスの1種以上の所望の成分の少なくとも大部分、例えば、少なくとも80から95%を吸着し、他の1種以上の成分の大部分を通過させる任意の好適な吸着剤を含んでいればよい。例えば、ベッドの材料は、ゼオライト、活性炭、シリカゲルまたは活性アルミナ吸着剤でよい。燃料電池スタックの燃料排気流中の水蒸気と二酸化炭素から水素と一酸化炭素を分離するには、活性炭が好ましい。ゼオライト類も二酸化炭素を吸着する。しかし、ゼオライト類は水分を非常に強く吸着し、再生には非常に乾燥したガスが必要であるが、そのようなガスは入手が困難である。ゼオライトベッドを用いて水蒸気含有ガスを分離する装置は性能の劣化が遅いので、ゼオライトベッドは水蒸気を含まないガス流を分離するのには好ましく用いられるが、必ずしも使わなくてもよい。
装置1はまた、ガスの流れる方向を決める複数のバルブを備える。例えば、装置は、2つのL字型流路を有する3つの四方弁、すなわち、フィードバルブ15、再生バルブ17、発生ガスバルブ19を有していればよい。フィードバルブ15は第一の導管3と2つのベッド11、13に連結されているとともに、導管21によって再生バルブ17に連結されている。再生バルブ17は、第二、第四の導管5、9に連結されているとともに、それぞれ導管21によってフィードバルブ15に、導管23によって発生ガスバルブ19に連結されている。発生ガスバルブ19は、第三の導管7と2つのベッド11、13に連結されているとともに、導管23よって再生バルブ17に連結されている。これらの四方弁は、同時に2つの流れの方向を変えるのに用いられてもよい。このようなバルブは、例えば米国オハイオ州シンシナティのA-T Controls Inc.(http://www.a-tcontrols.com)が様々なサイズのものを市販している。所望であれば、各四方弁は2つの三方弁や4つの二方弁、あるいはそれらとは全く異なるマニホールドを含むガス流を分配するシステムに置き換えてもよい。
従って、好ましくは、バルブ15、17、19は、パージガス吸入流が、パージ工程中はフィードガス吸入流に対して逆方向に、フラッシュ工程中はフィードガス吸入流に対して正方向にベッド11、13に供給されるように作動する。言い換えれば、第一の導管3は、フィードガス吸入流を第一、第二のベッドに第一の方向に供給するために第一、第二のベッド11、13に作動的に連結されている。第二の導管5は、パージガス吸入流が、第一、第二のフィード/パージ工程中、第一、第二のベッド11、13それぞれに第一の方向とは異なる方向に(例えば反対方向)に供給され、かつ第一、第二のフラッシュ工程中、パージガス吸入流が第一、第二のベッドに第一の方向(すなわち、フィードガス吸入流と同じ方向)に供給されるようにバルブ17、19を介して第一、第二のベッド11、13に作動的に連結されている。
図2A〜2Dは、システム1の運転サイクルにおける各工程を示している。図2Aは、第一のベッド11にフィードガス吸入流、例えば燃料スタックの燃料排気流を供給すると同時に第二のベッド13にパージガス、例えば乾燥空気を供給して第二のベッド13を再生する第一のフィード/パージ工程中の装置1を示している。
フィードガス吸入流は、導管3からバルブ15を経由して第一の吸着剤ベッド11へ供給される。水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気を含むフィードガスに関しては、水素と一酸化炭素の大部分、例えば少なくとも80〜95%が第一のベッド11を通過する一方、二酸化炭素の大部分、例えば少なくとも80〜95%と多くの水蒸気が第一のベッドに吸着される。フィードガスの分離された成分の少なくとも一種、例えば水素や一酸化炭素を含むフィードガス放出流がバルブ19を通過し、第一の導出部、例えば第三の導管7で捕集される。
パージガス吸入流、例えば乾燥空気は、第二の導管5からバルブ17、導管23、バルブ19を経由して第二の吸着剤ベッド13へ供給される。パージガス放出流は導管21とバルブ15、17を通過し、第二の導出部、例えば第四の導管9で捕集される。
第一のフィード/パージ工程では、バルブ15がフィードガスを第一のベッド11へ導き、バルブ19が発生した水素ガスを導管7へと導くようなバルブ位置になっている。バルブ17は、乾燥空気が第二のベッドを逆方向に押し流されて前回吸着された二酸化炭素を除去するように位置設定される。フィードガス流中の水分のいくらかは、第一のベッド11の吸入口の吸着剤、例えば活性炭に吸着され、続く工程で第一のベッド11が再生される際にベッド11から除去される。二酸化炭素の波が進むと一酸化炭素は第一のベッド11を通過するようになる。
図2Bは、第一のフィード/パージ工程の後に行われる第一のフラッシュ工程中の装置1を示している。この工程では、フィードバルブ15と再生バルブ17は前の工程から流れの方向を切り替えるが、発生ガスバルブ19は切り替えない。
パージガス吸入流は、導管5からバルブ17、15および導管21を経由して第一の吸着剤ベッド11へ供給される。好ましくは、このパージガス吸入流は、前の工程のフィードガス流と同じ方向に第一のベッド11へ供給される。第一の吸着剤ベッドの空隙に捕捉されていたフィードガスの成分のうちの少なくとも一種、例えば水素を含むパージガス放出流が、第一の導出部、例えば導管7で捕集される。
フィードガス吸入流は、導管3からバルブ15を経由して第二の吸着剤ベッド13へと供給される。第二の吸着剤ベッド13の空隙に捕捉されていたパージガス、例えば空気の一部を含むフィードガス放出流がバルブ19、17および導管23を通過し、第一の導出部とは異なる導出部、例えば導管9で捕集される。
従って、第一のフラッシュ工程では、第一のベッド11の空隙に捕捉されていた水素が、流入する空気と脱着する二酸化炭素に押し出されて発生する。第二のベッド13の空隙に捕捉されていた空気は、流入するフィードガスによってベッド13からパージされる。この工程は、前のフィード工程から捕捉されている水素を連続的に回収するとともに、前のパージ工程からの空気が次のバルブ切換え後に水素を含む発生ガスを汚染するのを防ぐことで、プロセスの全体的な効率を向上させる。このフラッシュ工程は短く、例えば、前のフィード/パージ工程の時間の1/5よりも短く、前の工程の時間の1/10から1/50である。例えば、約90秒のフィード/パージ工程に対し、フラッシュ工程は約4秒でよい。
図2Cは、第一のフラッシュ工程の後に行われる第二のフィード/パージ工程中の装置1を示している。この工程では、第二のベッド13にフィードガス流、例えば燃料スタックの燃料排気流が供給される一方、第一のベッド11にはパージガス、例えば乾燥空気が供給されて第一のベッド11を再生させる。従って、この工程では、バルブ17、19の流路が切り替えられる。この工程は、第一のフィード/パージ工程とほぼ同じであるが、ベッドが入れ替わっている。
フィードガス吸入流は、導管3からバルブ15を経由して第二の吸着剤ベッド13へと供給される。好ましくは、フィードガス吸入流は、第一のパージ工程でパージガス吸入流が第二のベッド13へ供給された方向とは反対方向(すなわち、逆方向)に第二のベッド13へ供給される。フィードガスの分離された成分の少なくとも一種、例えば水素と一酸化炭素を含むフィードガス放出流が、第一の導出部、例えば第三の導管7で捕集される。パージガス吸入流は、導管5からバルブ17、19および導管23を経由して第一の吸着剤ベッド11へ供給される。好ましくは、パージガス吸入流は、第一のフィード工程でフィードガス吸入流が第一のベッド11へ供給された方向とは反対方向(すなわち、逆方向)に第一のベッド11へ供給される。パージガス放出流は、第一の導出部とは異なる導出部、例えば第四の導管9で第一のベッド11から集められる。
図2Dは、第二のフィード/パージ工程の後に行われる第二のフラッシュ工程中の装置1を示している。この工程では、フィードバルブ15と再生バルブ17は前の工程から流れの方向を切り替えるが、発生ガスバルブ19は切り替えない。この工程は第一のフラッシュ工程と同様だが、ベッドが入れ替わっている。
パージガス吸入流は、導管5からバルブ17、15および導管21を経由して第二の吸着剤ベッド13へ供給される。好ましくは、このガス流は、前の2つの工程におけるフィードガス吸入流と同じ方向にベッド13に供給される。第二の吸着剤ベッド13の空隙に捕捉されていたフィードガスの成分の少なくとも一種、例えば水素を含むパージガス放出流が、第一の導出部、例えば第三の導管7で捕集される。
フィードガス吸入流は、導管3からバルブ15を経由して第一の吸着剤ベッド11へ供給される。第一の吸着剤ベッド11の空隙に捕捉されていたパージガス、例えば空気の一部を含むフィードガス放出流が、第一の導出部とは異なる導出部、例えば第四の導管9で捕集される。そして、図2Aに示す第一のフィード/パージ工程が繰返される。通常、上記の4つの工程は、同じ順序で複数回繰返される。
注目すべきことだが、上記の各工程において、フィードガス吸入流は第一、第二の吸着剤ベッド11、13のそれぞれに同じ方向に供給されることが好ましい。第一、第二のフラッシュ工程においては、パージガス吸入流はフィードガス吸入流の方向と同じ方向に第一、第二の吸着剤ベッドそれぞれに供給される。それに対し、第一、第二のフィード/パージ工程では、パージガス吸入流は、フィードガス吸入流の方向とは異なる方向、例えば反対方向に第一、第二の吸着剤ベッドそれぞれに供給される。
逆方向のパージガス吸入流の流れは、パージ工程中の正方向のガス流に比べて水素発生ガス流中の二酸化炭素量を減らすと考えられるため、有利である。フィード工程中、多少の水分が炭素ベッドの吸入口付近に吸着する。パージまたは再生工程中には、このベッドは乾燥空気を用いて逆方向にパージされる。二酸化炭素の吸着用に活性炭が用いられており、活性炭は相対湿度が適度に低いときにはあまり水分を吸着しないので、ベッドに水分が蓄積するのを防ぐためには、再生パージ(ガス)は、相対湿度が概ね30から50%になるように乾燥させればよい。フィード工程中は、ベッドを効率よく二酸化炭素除去に利用することによって(すなわち、二酸化炭素の波を適度にベッドの奥にまで到達させることによって)、一酸化炭素が発生ガス中へと(水素と共に)押し出される。逆方向の再生工程は、正方向の再生工程に比べて水素流中の二酸化炭素のレベルを下げる。2度のフラッシュ工程によって、水素発生ガスからの水素回収と空気除去が共に最大となる。
上記のように、この分圧スイング吸着法方法においては、フィードガス吸入流は、第一、第二の吸着剤ベッドに供給される前に加圧されない。しかも、好ましくは、上記の4工程は、吸着剤ベッドを外部から加熱することなく行われる。
稼働中、第一のベッド11は以下のような機能を実行する。第一のフィード/パージ工程では、第一の導管3からフィードガス吸入流を受け入れ、分離したフィードガスの成分の少なくとも一種を第三の導管7へと供給する。第一のフラッシュ工程では、第二の導管5からパージガス吸入流を受け入れ、第一のベッドの空隙に捕捉されていたフィードガスの成分の少なくとも一種を含むパージガス放出流を第三の導管7へと供給する。第二のフィード/パージ工程では、第二の導管5からパージガス吸入流を受け入れ、パージガス放出流を第三の導管7とは異なる導出部、例えば第四の導管9へと供給する。第二のフラッシュ工程では、第一の導管3からフィードガス吸入流を受け入れ、第一のベッドの空隙に捕捉されていたパージガスの一部を含むフィードガス放出流を第三の導管7とは異なる導出部、例えば第四の導管9へと供給する。
稼働中、第二のベッド13は以下のような機能を実行する。第一のフィード/パージ工程では、第二の導管5からパージガス吸入流を受け入れ、パージガス放出流を第三の導管7とは異なる導出部、例えば第四の導管9へと供給する。第一のフラッシュ工程では、第一の導管3からフィードガス吸入流を受け入れ、第二のベッド13の空隙に捕捉されていたパージガスの一部を含むフィードガス放出流を第三の導管7とは異なる導出部、例えば第四の導管9へと供給する。第二のフィード/パージ工程では、第一の導管3からフィードガス吸入流を受け入れ、分離したフィードガスの成分の少なくとも一種を含むフィードガス放出流を第三の導管7へと供給する。第二のフラッシュ工程では、第二の導管5からパージガス吸入流を受け入れ、第二のベッドの空隙に捕捉されていたフィードガスの成分の少なくとも一種を含むパージガス放出流を第三の導管7へと供給する。
従って、フィードガス吸入流中の二酸化炭素と水蒸気の少なくとも大部分が第一、第二のフィード/パージ工程それぞれにおいて第一、第二の吸着剤ベッド11、13に吸着される。吸着された二酸化炭素と水蒸気は、第二、第一のフィード/パージ工程それぞれにおいて、パージガス吸入流によって第一、第二の吸着剤ベッドから除去される。除去された二酸化炭素と水蒸気は、第二、第一のフィード/パージ工程において、パージガス放出流と共に第二の導出部で捕集される。
注目すべきは、ベッドを再生(すなわち、パージ)すると、COが脱着するのでベッドの温度が低下することである。このため、吸着平衡からCO分圧が低下した状態にシフトし、再生速度が低下すると考えられる。この点および、再生中の前線の膨張速度を、パージガス(すなわち、乾燥空気)の流量を設定する際に考慮してもよい。例えば、再生のための吸入空気の体積流量は、水素と一酸化炭素の放出流量より、例えば1.5倍大きくてもよい。再生中の二酸化炭素の脱着を考慮すると、再生によって放出流量がフィード(ガス)の吸入流量を上回ると考えられる。
装置1は、以下のような非限定的な特徴を有することができる。吸着剤ベッドの材料は、燃料電池スタックの燃料排気から水素を分離する活性炭が好ましい。例えば、Calgon BPL 活性炭の6×16または4×10メッシュが使用できる。ベッド11、13は、例えば、燃料電池スタックのサイズとガスの流量に応じて直径2〜12インチ、長さ1〜6フィート、例えば直径6インチ長さ3フィートの円筒形のベッドでよい。フィード/パージ工程の継続時間は1分超で、フラッシュ工程の継続時間は2、3秒でよい。例えば、フィード/パージの継続時間は1から3分、例えば1.5分、フラッシュの継続時間は3〜5秒、例えば4秒でよい。
第一の実施形態の方法は、高い水素回収率(フラッシュ工程で)、高い二酸化炭素分離率(フラッシュおよび逆方向の再生工程で)、高い空気除去度(フラッシュ工程で)、比較的低い乾燥度のパージガス、例えば相対湿度30〜50%の空気を用いた再生、低エネルギー要求、高堅牢性(すなわち、運転条件の変化に容易に同調・適応できること)、可動部が少ない簡単な操作、高拡張性、低〜中程度の資本コストを実現するようにデザインされている。
パージ工程用の乾燥空気は、任意の好適な方法で得ることができる。例えば、乾燥空気は水蒸気吸着ベッド、例えばシリカゲルや活性アルミナのベッドを用いた温度スイング吸着サイクルを用いて容易に得ることができる。シリカゲルはアルミナより水を吸着する能力が幾分か高い。しかし、非常に乾燥している状態で水霧に接触すると破砕してしまう。その可能性がある場合は、破砕しないシリカゲルの保護層や活性アルミナを使用できる。
温度スイング吸着サイクルは2つのベッド(すなわち、図1に示すベッド11、13とは別のベッド)を使用する。一方のベッドは他方が再生(加熱または冷却)中に吸着モードで使用する。このサイクルにおける工程は以下の通りである。
第一の吸着工程では、処理能力10molHO/kgのシリカゲルが利用できる。最悪の場合を考え、空気は30℃で、水で飽和しているものとする。30℃で飽和した空気中の水分の分圧は0.042barである。例えば、この湿った空気から乾燥空気流量144slpm(standard
liter / min.)を得るには、0.28mol/minの水分を除去しなければならない。上記の処理能力では、シリカゲルは0.028kg/minの割合で消費される。2kgのシリカゲルを含むベッドは72分間使用可能である。シリカゲルの比重0.72(かさ密度45lb/ftに対応)を考えると、このベッドは、この時間内にベッドの体積の4300倍のフィードガスを乾燥する(体積が2.8リットルのベッドで温度補正値で12,000リットルの湿ったフィードガスを乾燥)。この乾燥空気は導管5を通して装置1に供給される。
第二の加熱工程では、ベッドは中温(例えば、80℃あるいは他の好適な中程度の温度または高温)の供給により逆方向に加熱される。ベッドは、ベッド体積の約1000倍を通過させた後に加熱する。金属部品を加熱するために幾分かのエネルギーが更に必要である。
第三の冷却工程では、ベッドは湿った空気の供給により正方向に(吸着と同じ方向に)冷却される。ベッドの冷却にはベッドの体積の約800倍が必要である。これによりベッドの吸入口に水分が堆積し、吸着能力のいくらかが使われるので、ベッド体積の約3500倍にまで減少する。第一のベッドが吸着工程にある間、第二のベッドは加熱または冷却工程にある。第二のベッドが吸着工程にある間、第一のベッドは加熱または冷却工程にある。
当然ながら、上記の計算はかなり控えめで幅がある。30℃で水で飽和した状態で得られる再生用の空気を基準としている。通常、空気はもっと乾燥している。炭素ベッドに対する再生要求は厳しいものではない(例えば、30〜50%RH)。実際、寒い日や乾燥した日には、再生用空気の乾燥は不用であろう。また、乾燥機が短時間停止しても、処理には影響はないであろう。
本発明の第二の実施形態では、装置31の運転は逆方向のパージを伴うがフラッシュ工程は含まない。図3は、パージを含むがフラッシュを含まない単純なサイクルを用いる装置31を示す。3つの四方弁に代えて2つの四方弁15、17が用いられている。装置31とこの装置を用いた方法は、第一、第二のフラッシュ工程を省略している以外は第一の実施形態の装置1により行われる方法と同様である。
逆方向のパージの利点は、フィード工程時のベッドの放出口から二酸化炭素が除去されて、その結果高い水素純度が得られることである。しかし、フラッシュを行わないので、水素の約5%が回収されず、導管7内で水素含有発生ガスが幾分か空気で汚染される。
本発明の第三の実施形態では、装置41の運転はフラッシュ工程と共に正方向のパージ工程を伴う。図4は、正方向のパージおよびフラッシュを利用する装置41を示す。この装置も3つの四方弁に代えて2つの四方弁を用いている。第三の実施形態の装置41と方法は、第一の実施形態の装置1と方法と多くの点で類似しているが、パージ工程においてベッドに供給されるパージガス吸入流が、その前のフィード工程におけるフィードガス吸入流と同じ方向である点が異なっている。この正方向サイクルのマイナス面は、ベッドに残ったCOが吸着工程時の放出口端近くに多く集まって、導管7に供給された水素含有発生ガスを幾分か汚染してしまうことである。
本発明の第四の実施形態では、空気パージガスの予備乾燥は行わない。この実施形態では、装置は2つまたは3つの二酸化炭素吸着ベッドを有していればよい。3つのベッドでのサイクルでは、乾燥空気を必要としない場合がある。例えば、二酸化炭素吸着用の炭素のベッドは、燃料電池スタックの燃料排気と湿った再生空気の両方からの水分をゆっくりと蓄積する。ベッドは、完全に再生されるまで容量は徐々に減少するが、多くのサイクルにわたって使用することもできる。フィード工程中に堆積した水分は再生用の空気によって一部が除去されるが、その逆もあるので、ベッドは正方向に再生する場合よりも逆方向に再生するほうが長持ちする。それでも、ベッドは時間とともに水分を蓄積する。
この実施形態では、3つのベッドが使用され、うち2つが第一の実施形態と同様に積極的に吸着および再生サイクルを実行し、同時に第三のベッドが温度スイング再生または乾燥ガスでパージすることによってより完全に再生される。
更に、大気が適度に乾燥していれば(すなわち、30℃でRH<50%)、第一の実施形態のものと全く同じ構成の2つのベッドを用いて分圧吸着サイクルを行ってもよい。パージガスは炭素に大量の水分を堆積させず、再生中にこの逆方向の空気で押し出すことで燃料電池スタックの燃料排気フィードガスから吸着された水分が除去される。従って、大気から乾燥空気が得られる場合は、個別の空気乾燥工程は必要ない。
本発明の第五、第六、第七の実施形態では、燃料排気流が2つのガス流に分割されその一方が燃料吸入流へとリサイクルされる燃料電池システム、例えば固体酸化物燃料電池システムを示す。当然ながら、固体酸化物燃料電池システム以外の燃料電池システムも使用可能である。
第五の実施形態のシステムでは、燃料電池スタックの燃料排気流の一部が直接燃料吸入流へとリサイクルされる。燃料電池スタックの燃料排気流の別の一部は最初の4つの実施形態のいずれかの分圧吸着装置に供給され、分離した水素は燃料吸入流へとリサイクルされ、および/または水素貯蔵容器または水素使用装置へと供給される。
図5は、第五の実施形態の燃料電池システム100を示している。システム100は、燃料電池スタック101、例えば固体酸化物燃料電池スタックを有する(イットリアまたはスカンジア安定化ジルコニア等のセラミック電解質、ニッケル安定化ジルコニアサーメット等のアノード電極、ランタンストロンチウムマンガナイト等のカソード電極を含むスタックを備えた固体酸化物燃料電池の1つを模式的に示している)。
このシステムはまた、複数の吸着剤ベッド(明確化のため図示せず)を備える、最初の4つの実施形態のいずれかの分圧スイング吸着(PPSA)ユニット1を含む。PPSAユニット1は、再生乾燥機および二酸化炭素スクラバー(洗浄機)として機能する。
システム100はまた、燃料電池スタック101の燃料排気口103を分圧スイング吸着ユニット1の第一の吸入口2に作動的に連結する第一の導管3を有する。例えば、第一の吸入口2は、図1に示すフィードバルブ15および/またはベッド11、13の一方の吸入口を備えていてもよい。システム100はまた、パージガス源、例えば乾燥空気または大気源6を分圧スイング吸着ユニット1の第二の吸入口4に作動的に連結する第二の導管5を有する。パージガス源6は、エアブロアまたはコンプレッサーとオプションの複数の温度スイングサイクル吸着ベッドを備えていてもよい。
このシステムはまた、分圧スイング吸着ユニット1の排出口8を水素貯蔵容器または水素使用装置に作動的に連結する第三の導管7を有している。また、所望であれば、第三の導管7は、以下により詳細に説明するように分圧スイング吸着ユニット1の排出口8を燃料電池スタック101の燃料吸入口105にも作動的に連結する。好ましくは、システム100は、稼働中に分圧スイング吸着ユニット1へ供給される燃料電池スタックの燃料排気流を圧縮するコンプレッサーを欠いている。
システム100はまた、ユニット1からの排気を除去する第四の導管9を有している。導管9は触媒バーナー107または大気通気口に連結されていてもよい。必要ならば、燃料排気流の一部をバーナー107に供給してバーナー内での反応を維持するために、バーナー107はスタック燃料排気口103に作動的に連結されていてもよい。
システム100はまた、オプションの切替えバルブ108、例えば三方弁等の多方弁を有する。切替えバルブ108は、分圧スイング吸着ユニット1の排出口に作動的に連結された吸入口と、水素貯蔵容器または水素使用装置に作動的に連結された第一の排出口と、燃料電池スタック101の燃料吸入口105に作動的に連結された第二の排出口を有する。稼働中、バルブ108は、PPSAユニット1から供給された水素含有流を炭化水素燃料吸入流へと供給される第一のガス流と、水素貯蔵容器または水素使用装置へと供給される第二のガス流とに分割する。しかしながら、バルブ108を省略してシステム100が水素含有流の全てを炭化水素燃料吸入流に供給し、あるいはこのようなオプションの水素貯蔵容器または水素使用装置がシステム100に連結されている場合は水素含有流の全てを水素貯蔵容器または水素使用装置に供給するように構成されていてもよい。
好ましくは、切替えバルブ108の第二の排出口は、ブロワーまたは熱駆動コンプレッサー109を介して燃料電池スタック101の燃料吸入導管111に作動的に連結されている。装置109は、分圧スイング吸着ユニット1に(切替えバルブ108を介して)作動的に連結された吸入口と、燃料電池スタック101の燃料吸入口105に作動的に連結された排出口を有する。例えば、導管7がブロワーまたはコンプレッサー109を切替えバルブ108を介してユニット1に連結する。稼働中、ブロワーまたはコンプレッサー109は、燃料電池スタックの燃料排気流から分離された所望量の水素と一酸化炭素を燃料電池スタックの燃料吸入流へと制御可能に供給する。好ましくは、装置109は、水素と一酸化炭素を燃料電池スタック101の燃料吸入口105に作動的に連結された燃料吸入導管111へと供給する。あるいは、装置109は、水素と一酸化炭素を直接燃料電池スタック101の燃料吸入口105へ供給する。
システム100はまた、燃料電池スタックの燃料排気口103に作動的に連結された吸入口および分圧スイング吸着ユニット1の吸入口2に作動的に連結された排出口を有する凝縮器113と水セパレーター115とを有する。凝縮器113と水セパレーター115は、燃料排気流から水分を凝縮させ分離する単一の装置でも別々の装置でもよい。例えば、凝縮器113は、逆方向または正方向の冷空気流で燃料排気流を冷却して水分を凝縮する熱交換器でもよい。この空気流は、燃料電池スタック101への空気吸入流でもそれとは別の空気流でもよい。セパレーター115は、分離された水分を捕集する水タンクを備えていてもよい。セパレーター115は、捕集した水を除去および/または再利用するための排水管117を有していてもよい。
システム100はまた、スタック燃料排気流と吸入導管111から供給されている炭化水素燃料吸入流との間で熱交換を行う回収熱交換器121を有する。この熱交換器は、燃料吸入流の温度を上昇させるのに役立つと共に、燃料排気流の温度を下げることにより、燃料排気流が凝縮器でより一層冷却されるようにするとともに、加湿器に損傷を与えないようにする。
もしこの燃料電池が外部燃料を改質するタイプの電池の場合、システム100は、燃料改質装置123を有する。改質装置123は炭化水素燃料吸入流を、水素と、スタック101に供給される一酸化炭素を含む燃料流に改質する。改質装置123は、2004年12月2日出願の米国公開出願第11/002,681号に記載されているように、燃料電池スタック101内で発生した熱の放射、対流および/または伝導によって加熱され(すなわち、改質装置は熱的にスタックと一体化している)、および/またはオプションのバーナー/燃焼器で発生させた熱で加熱されてもよい。なお、上記出願はその全体が参照することにより本明細書に組み込まれる。ただし、スタック101がスタックの燃料電池内で主に改質を行う内部改質型の電池を含む場合は、外部改質装置123は省略してもよい。
システム100はまた、空気予熱熱交換器125を有していてもよい。この熱交換器125は、燃料電池スタックの燃料排気の熱を利用して燃料電池スタック101に供給されている空気吸入流を加熱する。所望であれば、この熱交換器125は省略してもよい。
システム100はまた、空気熱交換器127を有していることが好ましい。この熱交換器127は、燃料電池スタックの空気(すなわち、酸化剤あるいはカソード)の排気熱を利用して燃料電池スタック101に供給される空気吸入流を更に加熱する。もし予熱熱交換器125が省略されている場合は、空気吸入流はブロワーまたは他の空気吸入装置によって直接熱交換器127に供給される。
システムはまた、水−ガスシフト反応器128を有していてもよい。水−ガスシフト反応器128は、燃料排気流中の水分と一酸化炭素の少なくとも一部を自由水素と二酸化炭素に変換する任意の好適な装置であればよい。例えば、反応器128は、燃料排気流中の一酸化炭素および水蒸気の一部または全部を二酸化炭素と水素に変換する触媒を含むチューブまたは導管を備えていてもよい。従って、反応器128は、燃料排気流中の水素量を増加させる。触媒は、酸化鉄やクロム促進酸化鉄触媒等の任意の好適な触媒でよい。反応器128は、燃料熱交換器121と空気予熱熱交換器125の間に位置していればよい。
システム100は、必要に応じて水素貯蔵容器129または水素使用装置131に作動的に連結される。ただし、容器129や装置131を省略してシステム100を電気と水素の両方を生成するのではなく電気を生成するためだけに用いてもよい。水素貯蔵容器は、水素貯蔵タンクまたは水素ディスペンサー(分配器)を備えていてもよい。容器は、輸送や発電、冷却、水素化反応、半導体製造に用いる水素使用装置へと続く導管を有していてもよい。例えば、システム100は、化学や半導体の工場に配置して水素化(すなわち、半導体装置の表面安定化処理)やその工場で実施される水素を必要とする他の化学反応用の水素を供給するとともに、それに加えて工場用の一次または二次(すなわち、バックアップ)電力を供給してもよい。
水素使用装置131は、水素を燃料として用いる別の燃料電池システム(例えば燃料電池スタック)、例えばプロトン交換膜(PEM)燃料電池システム等の低温燃料電池システムでもよい。従って、システム100からの水素は燃料として1以上の他の燃料電池131に供給される。例えば、システム100をビル内やビルの外あるいは地下に据え置き配置してビルに電力を供給するのに使用してもよい。別の燃料電池131はその配置場所に近接するガレージや駐車場の車両に搭載してもよい。車両は、自動車、スポーツユーティリティー車両、トラック、自動二輪車、ボート、あるいは燃料電池を動力源とする他の任意の好適な車両であればよい。この場合、炭化水素燃料はシステム100に供給され、ビル用の電気を生成するとともに燃料電池システム131を動力源とする車両に燃料として供給される水素を生成する。生成した水素は一時的に水素貯蔵容器129に貯蔵し、需要に応じて(ガソリンスタンドのように)貯蔵容器から車両の燃料電池131に供給してもよいし、生成した水素をシステム100から導管を通して直接車両の燃料電池131に供給してもよい。
システム100は、オプションの水素調節装置を有していてもよい。水素調節装置は、浄化、乾燥、圧縮する装置(すなわち、コンプレッサー)、あるいはPPSAユニット1から供給された水素リッチガス流の状態点をその他の方法で変えることができる任意の好適な装置でよい。所望であれば、水素調節装置は省略してもよい。
オプションの水素使用装置131は、PEM燃料電池システムまたは通常一酸化炭素に対する耐性のない他の類似装置でもよい。それ故、PPSAユニット1から供給されている水素リッチガス流を車両に搭載したPEM燃料電池や他のCOに対する耐性のない装置131に供給する前に、水素リッチガス流から一酸化炭素を洗浄(すなわち、ガス分離および/または化学反応によって除去)する必要がある。
この場合、システム100はオプションの一酸化炭素洗浄装置133を有する。装置133は、分圧スイング吸着ユニット1の排出口に作動的に連結した吸入口と、車両に搭載したPEM燃料電池システム131に作動的に連結した排出口を有する。稼働中、一酸化炭素洗浄装置133は分圧スイング吸着ユニット1から水素と共に供給されている一酸化炭素を洗浄し、PEM燃料電池システム131に直接または間接的に水素を供給する。
一酸化炭素洗浄装置133は、吸着、化学反応および/または他の任意の好適な方法で水素リッチガス流から一酸化炭素を除去する任意の装置でもよい。装置133は、圧力スイング吸着ユニットおよび/またはサバティエ反応器でよい。例えば、図5に示すように、洗浄装置は、サバティエ反応器135と一酸化炭素ポリッシャー137を備える。サバティエ反応器は、触媒、例えばアルミナに担持された白金族金属を含むチューブまたは他の容器を備える。触媒はルテニウムが好ましい。主に水素と一酸化炭素からなるガス混合物がPPSAシステム1から反応器チューブに導入されて内部の触媒と接触する。ガス混合物はすぐに発熱反応を起こして一酸化炭素と水素の一部がメタンと水蒸気に変換される。残りの一酸化炭素はポリッシャー137で更に水素とメタンと水蒸気のガス流から洗浄される。ポリッシャー137は一酸化炭素を吸着する銀ベースの吸着装置でよい。ポリッシャーは複数の吸着ベッドを備え、1つのベッドが一酸化炭素を吸着し、その間に他のベッドが再生されればよい。水素、メタン、水蒸気を含むポリッシャーからの放出流は、水素貯蔵容器129または水素使用装置131へ供給される(ポリッシャー137からのもう1つのパージガス排出口は明確化のため図示せず)。水素はPEM燃料電池システム131で燃料として使用されてもよく、水蒸気はPEM電解質を加湿するのに用いてもよい。メタンはPEMシステムで単純に希釈ガスとして機能する。
あるいは、一酸化炭素洗浄装置133は圧力スイング吸着(PSA)ユニットを備えていてもよい。このユニットはPPSAユニット1と類似しているが、往復式コンプレッサーを用いてフィードガスを加圧し、水素に比べて一酸化炭素を選択的に吸着する物質を含む1以上の吸着剤ベッドに供給する点が異なる。圧力スイング吸着ユニットは、スカーストロム的なPSAサイクルで稼動してもよい。代表的なスカーストロムサイクルは、加圧、フィード、ブローダウン、パージの4つの基礎工程からなる。例えば、PSAユニットは2つの吸着剤ベッドを有する。1つのベッドでコンプレッサーによる加圧とフィードを行っている間、他方のカラムではブローダウンとパージを行う。ベッド間でパージおよび発生ガスを導くために(複数の)三方弁を使用してもよい。
あるいは、オプションの装置131は、一酸化炭素に対して耐性のある電気化学セル、例えば、高温・低水和イオン交換膜セルのスタックを備えていてもよい。この種のセルは、アノード電極とカソード電極の間に配置された非フッ素化イオン交換イオノマー膜、例えばポリベンゾイミダゾール(PBI)膜を有している。この膜は、酸、例えば硫酸やリン酸にドープしたものである。このようなセルの一例が米国公開出願第2003/0196893A1号に公開されており、該出願の全体が参照することにより本明細書に組み込まれる。このセルのスタック131は、水素がスタックのセルに供給されたときに、燃料電池モードで稼動して車両や他の用途に用いる電気を発生させることができる。これらのセルは一酸化炭素に対して耐性があり、摂氏100度を超えて約200度までの温度範囲で稼動する。従って、水素を含有するガス流は、摂氏約120度を超える温度でスタック131に供給されることが好ましい。一酸化炭素に耐性のある装置131を使用する場合は、一酸化炭素洗浄装置133は省略することが好ましい。
システム100は、燃料排気分配装置201、例えばコンピューターまたはオペレーター制御の三方弁等の多方弁や他の液体分離装置を有する。装置201は、燃料電池スタックの燃料排気口103に作動的に連結された吸入口203、凝縮器113と水セパレーター115に作動的に連結された第一の排出口205、燃料電池スタックの燃料吸入口105に作動的に連結された第二の排出口207を有する。例えば、第二の排出口207は、吸入口105に作動的に連結された燃料吸入導管111に作動的に連結されていてもよい。ただし、第二の排出口207は、燃料排気流の一部をもっと下流の燃料吸入流へと供給してもよい。
好ましくは、システム200は、燃料排気流を燃料吸入流へと供給する第二のブロワーまたはコンプレッサー209を有する。具体的には、バルブ201の排出口207はブロワーまたはコンプレッサー209の吸入口に作動的に連結され、ブロワーまたはコンプレッサー209の排出口は炭化水素燃料吸入流源である炭化水素燃料吸入導管111に連結されている。運転中は、ブロワーまたはコンプレッサー209は、所望量の燃料電池スタックの燃料排気流を燃料電池スタックの燃料吸入流に制御可能に供給する。この実施形態の一態様では、装置209は摂氏200度以下の温度で作動する低温ブロワーである。この場合、熱交換器121、125は、低温ブロワー209が使用できるように燃料排気流の温度を摂氏200度以下に下げる。
第五の実施形態のシステム100は、以下のように動作する。燃料吸入流が燃料吸入導管111を通って燃料電池スタック101に供給される。燃料は、任意の好適な燃料でよく、例えば、メタン、水素および他のガスと共にメタンを含有する天然ガス、プロパンまたは他のバイオガス(ただしこれに限定されない)等の炭化水素燃料、あるいは、一酸化炭素等のカーボン燃料、メタノール等の酸素化炭素含有ガス、または他のカーボン含有ガスと水蒸気、Hガスまたはその混合物等の水素含有ガスとの混合物などが挙げられる。上記混合物は、例えば石炭または天然ガスを改質して得られる合成ガスでもよい。
燃料吸入流は、燃料排気流からの水素と湿気(すなわち、水蒸気)が燃料吸入流に加わるように燃料排気流の一部と混合される。加湿された燃料吸入流は続いて燃料熱交換器121を通過し、燃料電池スタックの燃料排気流によって加熱される。加湿され加熱された燃料吸入流は続いて改質装置123に供給される。改質装置123は外部改質装置であることが好ましい。例えば、改質装置123は、2004年12月2日出願の米国出願第11/002,681号に記載の改質装置を備えていてもよい。なお、上記出願はその全体が参照することにより本明細書に組み込まれる。燃料改質装置123は、炭化水素燃料の一部または全部を改質して炭素および自由水素を含有する燃料を生成することができる任意の好適な装置であればよい。例えば、燃料改質装置123は、炭化水素ガスを自由水素と炭素含有ガスとのガス混合物へと改質できる任意の好適な装置であればよい。一例としては、燃料改質装置123は、加湿したバイオガス、例えば天然ガスを蒸気−メタン改質反応によって改質して自由水素、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気を生成(更に多少の非改質バイオガスを含んでいてもよい)する、触媒をコーティングした通路を備えていてもよい。自由水素と一酸化炭素は、燃料電池スタック101の燃料吸入口105(すなわち、アノード)に供給される。従って、燃料吸入流に関してみれば、熱交換器121は改質装置123の上流に位置し、改質装置123はスタック101の上流に位置している。
空気または他の酸素含有ガス(すなわち、酸化剤)吸入流は、熱交換器127を経由して燃料電池スタックからの空気(すなわち、カソード)排気流によって加熱されてからスタック101に供給されることが好ましい。所望であれば、空気吸入流は、凝縮器113および/または空気予熱熱交換器125を経由させ、スタック101に供給する前に空気の温度を更に上昇させてもよい。
一旦燃料と空気が燃料電池スタック101に供給されると、スタック101が作動して電気と水素を含有する燃料排気流とを生成する。燃料排気流(すなわち、スタックアノード排気流)はスタック燃料排気口103から分圧スイング吸着ユニット1に供給される。燃料排気流に含まれる水素の少なくとも一部が分圧スイング吸着法を用いてユニット1で分離される。ユニット1にて燃料排気流から分離された水素は、燃料吸入流および/または水素貯蔵容器129もしくは水素使用装置131へと供給される。
燃料排気流は、以下のようにしてユニット1へ供給される。燃料排気流は水素、水蒸気、一酸化炭素、二酸化炭素、メタンや他の反応副生成物等の多少の未反応炭化水素ガス、および不純物を含んでいる可能性がある。例えば、燃料排気は流量が160と225slpmの間、例えば約186から約196slpmで、約45から約55%、例えば約48〜50%の水素、約40から約50%、例えば約45〜47%の二酸化炭素、約2%から約4%、例えば約3%の水、約1%から約2%の一酸化炭素からなる。
この排気流はまず熱交換器121に供給され、そこで好ましくは摂氏200度以下に温度が下げられ、同時に燃料吸入流の温度を上昇させる。空気予熱熱交換器125が備えられている場合は、燃料排気流はこの熱交換器125に通されて更に温度を下げつつ空気吸入流の温度を上昇させる。燃料排気流の温度は、例えば摂氏90から110度にまで下げられればよい。
次に、燃料排気流は、装置201にて少なくとも2つのガス流に分割される。第一の燃料排気流はこの第一のガス流を燃料吸入流へとリサイクルする装置209に向けて供給され、一方、第二の燃料排気流はPPSAユニット1へと導かれ、そこで第二の燃料排気流に含まれる水素の少なくとも一部が分圧スイング吸着法を用いて分離される。第二の燃料排気流から分離された水素の少なくとも一部は、水素貯蔵容器129または水素使用装置131へと供給され、および/またはこの水素の一部と第二の燃料排気流から分離された一酸化炭素とが燃料吸入導管111内の燃料吸入流へと供給される。例えば、50と70%の間、例えば約60%の燃料排気流が第二のブロワーまたはコンプレッサー209へと供給され、残りがPPSAユニット1へと供給されればよい。
好ましくは、燃料排気流はバルブ201に送られる前にまず、熱交換器121、反応器128、熱交換器125を通される。燃料排気流は熱交換器125で摂氏200度以下、例えば90から180度に冷却されてからバルブ201に送られ、そこで2つの流れに分けられる。これにより、所望量の第一の燃料排気流を燃料吸入流へと制御可能にリサイクルするのに、低温度ブロワー209を使用することが可能となる。というのも、こうしたブロワーは、摂氏200度以下の温度のガス流を移動させるのに適しているからである。
第一の燃料排気流は、このガス流を燃料吸入流へとリサイクルする第二のブロワーまたはコンプレッサー209へと供給される。装置209は、コンピューターまたはオペレーターによって制御され、燃料吸入流へと供給される燃料排気流の量を、以下に述べる任意の好適なパラメーターに応じて変化させればよい。i)検出または観察されたシステム100の状態(すなわち、燃料吸入流中の水素またはCO量の変化が必要となるようなシステムの運転状態の変化);ii)以前に行われてコンピューターに供給された計算結果、またはオペレーターが分かっている条件であって燃料吸入流中の水素またはCOの一時的な調整を必要とするもの;iii)スタック101の運転パラメーターの将来における所望の変化、現在起こりつつある変化、またはごく最近の変化、例えばスタックで発電した電気のユーザーの電気需要の変化、水素の価格と比べた場合の電気または炭化水素燃料の価格の変化等、および/またはiv)水素使用装置等の水素ユーザーによる水素の需要の変化、電気の価格と比べた場合の水素または炭化水素燃料の価格の変化。
更に、第二のブロワーまたはコンプレッサーは、第一のブロワーまたはコンプレッサー109と協働で運転させてもよい。従って、オペレーターまたはコンピューターは、容器129または装置131へと供給されている水素の量、第一のブロワーまたはコンプレッサー109によって燃料吸入流へと供給されている水素と一酸化炭素の量、第二のブロワーまたはコンプレッサー209によって燃料吸入流へと供給されている燃料排気流の量を任意の好適な基準、例えば上記の基準に従って別々に変化させてもよい。更に、コンピューターまたはオペレーターは、第一のブロワーまたはコンプレッサー109によって燃料吸入流へと供給されている水素および一酸化炭素の量と第二のブロワーまたはコンプレッサー209によって燃料吸入流へと供給されている燃料排気流の量とを勘案し、上記の基準に従って両者を最適化してもよい。
第二の燃料排気流はバルブ201から凝縮器113へと供給され、そこでこの燃料排気流から更に水蒸気を凝縮するために更に冷却される。燃料排気流は、凝縮器にて燃料電池スタックの空気吸入流または別の空気吸入流、あるいは別の冷却流体流によって冷却してもよい。燃料排気流から凝縮した水分は、水セパレーター115に液体状態で捕集される。水はセパレーター115から導管117を介して排出され、排水しても再利用してもよい。
残りの燃料排気流ガスは、セパレーター115からフィードガス吸入流として、導管3を通して分圧スイング吸着ユニット1の吸入口2へと供給される。更に、パージガス吸入流、例えば乾燥空気流がブロワーまたはコンプレッサー6から導管5を通ってユニット1の吸入口4へと供給される。所望であれば、この空気流は、ユニット1の吸着剤ベッド11、13に供給される前に温度スイング吸着サイクルで別の吸着剤ベッドを用いて乾燥させてもよい。この場合、温度スイング吸着サイクルで吸着剤ベッドのシリカゲルまたはアルミナを乾燥するのに用いた加熱した空気は、通気導管139を通してユニット1から除去される。
従って、第二の燃料排気流は、水素、一酸化炭素、水蒸気、二酸化炭素の他に不純物と未反応炭化水素燃料を含んでいると考えられる。ユニット1での分離工程中、燃料排気流中の水蒸気と二酸化炭素の少なくとも大部分は吸着剤ベッド11、13の少なくとも一方に吸着され、燃料排気流中の水素と一酸化炭素の少なくとも大部分がその少なくとも一方の吸着剤ベッドを通過する。具体的には、燃料排気流を加圧せずに第一の吸着剤ベッド11に供給し、燃料排気流に残っている水蒸気と二酸化炭素の少なくとも大部分を第一の吸着剤ベッドが飽和するまで第一の吸着剤ベッドに吸着させ、同時に相対湿度が50%以下の空気を摂氏約30度で第二の吸着剤ベッドに通し、吸着されていた二酸化炭素と水蒸気を脱着させて第二の吸着剤ベッド13を再生する。第一のベッド11が二酸化炭素で飽和した後、加圧していない燃料排気流は第二の吸着剤ベッド13に供給されて燃料排気流に残っている水蒸気と二酸化炭素の少なくとも大部分を第二の吸着剤ベッドが飽和するまで第二の吸着剤ベッドに吸着させ、同時に相対湿度が50%以下の空気を摂氏約30度で第一の吸着剤ベッド11に通し、吸着されていた二酸化炭素と水蒸気を脱着させて第一の吸着剤ベッド11を再生する。
燃料排気流(すなわち、フィードガス放出流)から分離された水素と一酸化炭素は、排出口8と導管7を通してユニット1から除去され、オプションの切替えバルブ108へと供給される。バルブ108はこのPPSAユニット1から供給された水素を含むガス流を吸入導管111内の炭化水素燃料吸入流へと供給される第一のガス流と、水素貯蔵容器129または水素使用装置131に供給される第二のガス流とに分割する。
バルブ108は、第一、第二のガス流が同時にバルブ108から供給されるように水素を含むガス流を同時に第一、第二のガス流に分割してもよい。バルブ108は、PPSAユニット1から供給された水素を含むガス流を第一のガス流と第二のガス流に分割する比率を時間と共に変化させてもよい。あるいは、バルブ108は例えば、水素を含むガス流の少なくとも90〜100%を炭化水素燃料吸入流へと供給する場合と水素貯蔵容器129に供給する場合とを交互に切り替えてもよい。所望であれば、一方のガス流を省略してバルブ108が水素を含むガス流を単に容器129/装置131または燃料吸入導管111へ常に供給するようにしてもよい。
バルブ108は、所望量の水素が燃料吸入流および/または水素貯蔵容器と水素使用装置の一方に制御可能に供給されるようにコンピューターおよび/またはオペレーターによって操作されてもよい。コンピューターまたはオペレーターは、この量を任意の好適なパラメーターに基づいて変化させてもよい。パラメーターとしては、以下のものがある。i)検出または観察されたシステム100の状態(すなわち、燃料吸入流中の水素またはCO量の変化が必要となるようなシステムの運転状態の変化);ii)以前に行われてコンピューターに供給された計算結果、またはオペレーターが分かっている条件であって燃料吸入流中の水素またはCOの一時的な調整を必要とするもの;iii)スタック101の運転パラメーターの将来における所望の変化、現在起こりつつある変化、またはごく最近の変化、例えばスタックで発電した電気のユーザーの電気需要の変化、水素の価格と比べた場合の電気または炭化水素燃料の価格の変化等、および/またはiv)水素使用装置等の水素ユーザーによる水素の需要の変化、電気の価格と比べた場合の水素または炭化水素燃料の価格の変化、等。
第二の水素リッチガス流は、直接容器129または装置131に供給してもよく、一酸化炭素に耐性のない装置に供給する前にまず一酸化炭素洗浄装置133を通して第二のガス流から一酸化炭素を取り除いてもよい。例えば、第二の水素流は、一旦水素貯蔵容器129に供給し、水素貯蔵容器129から需要に応じてあるいは予め決められたスケジュールに従って水素使用装置、例えば車両のPEM燃料電池システム131に供給してもよい。あるいは、第二の水素流は、水素貯蔵容器129に供給することなく水素使用装置、例えばPEM燃料電池システム131に供給してもよい。
切替えバルブから供給された第一の水素リッチガス流は、燃料吸入導管111内の燃料吸入流へとリサイクルされる。好ましくは、この水素と一酸化炭素を含む第一の水素リッチガス流はまず、ブロワーまたはコンプレッサー109に供給される。ブロワーまたはコンプレッサー109は、燃料排気流から分離された所望量の水素と一酸化炭素を燃料吸入流へと制御可能に供給するのに用いられる。ブロワーまたはコンプレッサー109はコンピューターまたはオペレーターによって操作され、所望量の水素と一酸化炭素を燃料吸入流へと制御可能に供給してもよく、また、この量を任意の好適なパラメーターに基づいて変化させてもよい。パラメーターとしては、以下のものがある。i)検出または観察されたシステム100の状態(すなわち、燃料吸入流中の水素またはCO量の変化が必要となるようなシステムの運転状態の変化);ii)以前に行われてコンピューターに供給された計算結果、またはオペレーターが分かっている条件であって燃料吸入流中の水素またはCOの一時的な調整を必要とするもの;および/またはiii)スタック101の運転パラメーターの将来における所望の変化、現在起こりつつある変化、またはごく最近の変化、例えばスタックで発電した電気のユーザーの電気需要の変化、等。従って、ブロワーまたはコンプレッサーは、燃料吸入流に供給される水素と一酸化炭素の量を上記および/または他の基準に基づいて制御可能に変化させてもよい。水素と一酸化炭素は摂氏200度以下に冷却されるため、低温ブロワーを用いて水素と一酸化炭素を導管111に制御可能に供給してもよい。所望であれば、切替えバルブ108とブロワーまたはコンプレッサー109を省略して水素リッチガス流全てをPPSAユニット1から水素貯蔵容器129または水素使用装置131に供給してもよい。
PPSAユニットからのパージガス放出流には吸着剤ベッドの空隙に捕捉されていた水素および/または炭化水素ガスが微かに含まれている可能性がある。言い換えれば、捕捉された水素または炭化水素ガスの一部はフラッシュ工程では導管7へと排出されないかもしれない。故に、導管9は、PPSAユニット1からのパージガス放出流をバーナー107に供給するのが好ましい。スタック101の空気排気流も熱交換器127を経由してバーナー107に供給される。パージガス放出流に残留している水素または炭化水素ガスは全て環境汚染を防ぐためにバーナーで燃焼される。バーナー107からの熱は、改質装置123の加熱に利用してもよいし、システム100の他の部分に供給してもよいし、あるいはシステム100外部の熱消費装置、例えばビル暖房システムに供給してもよい。
従って、燃料排気流に関してみれば、熱交換器121は熱交換器125の上流に位置し、熱交換器125は凝縮器113と水セパレーター115の上流に位置し、水セパレーター115はPPSAユニット1の上流に位置し、PPSAユニット1はブロワーまたはコンプレッサー109の上流に位置し、ブロワーまたはコンプレッサー109は燃料吸入導管111の上流に位置している。
所望であれば、システム100は加湿器と共に使用してもよい。そうすれば、このようなシステムは様々なモードで運転して、発電や水素貯蔵容器129または水素使用装置131用の水素の生成を最適化することができる。システムは、電気と水素の需要および/または価格や他の要因に応じて異なるモードに切り替えてもよい。
加湿器は、炭化水素燃料源、例えば炭化水素燃料吸入導管111に作動的に連結された第一の吸入口と、バルブ201に作動的に連結された第二の吸入口と、燃料電池スタックの燃料吸入口105に作動的に連結された第一の排出口と、凝縮器113および水セパレーター115に作動的に連結された第二の排出口を有していればよい。稼働中、燃料加湿器は、燃料電池スタックの燃料排気流に含まれる水蒸気を利用して、リサイクルされた水素と一酸化炭素を含む導管111からの炭化水素燃料吸入流を加湿する。燃料加湿器は、例えば米国特許第6,106,964号および米国特許出願第10/368,425号に記載されているような、ナフィオン(登録商標)膜加湿器等の高分子膜加湿器、エンタルピーホイールまたは複数の吸水床を備えていてもよい。なお、上記特許および出願は両者の全体が参照することにより本明細書に組み込まれる。例えば、好適なタイプの加湿器としては、Perma Pure LLC社製の水蒸気およびエンタルピー移動ナフィオン(登録商標)ベースの水透過膜を備える加湿器がある。加湿器は水蒸気およびエンタルピーを受動的に燃料排気流から燃料吸入流へと移動させ、燃料吸入流の蒸気対炭素の比率を2から2.5とする。燃料吸入流の温度は加湿器内で摂氏約80から約90度に上昇させてもよい。
システムを運転して発電を最適化(すなわち、システムのAC電気効率を最適化)するときは、切替えバルブ108はPPSAユニット1からの水素リッチガス流を全て燃料吸入導管へと戻す。バルブ201は、燃料吸入流を加湿するために燃料排気流の一部を燃料吸入導管111に供給する。この場合、バルブ201は加湿器を迂回させて燃料排気流を燃料吸入導管に供給してもよい。一回の通過あたりの燃料利用率は、発電を最適化するためには理屈上最も高い動作値、例えば約75%から約80%となる。この場合、水素は水素貯蔵容器129または水素使用装置131には供給されない。
システムを運転して水素貯蔵容器129または水素使用装置131用の水素の生成を最適化するときは、切替えバルブ108はPPSAユニット1からの水素リッチガス流を全て水素貯蔵容器129または水素使用装置131に供給する。水素リッチガス流は燃料吸入導管には供給されない。この場合、バルブ201は、燃料排気流の一部を燃料吸入導管111へと供給するのではなく、スタックからの燃料排気流を全て加湿器に供給し、そこで燃料吸入流は加湿される。一回の通過あたりの燃料利用率は、水素生成を最適化するためには理屈上最も低い動作値、例えば約55%から約60%となる。この場合、最大量の水素が水素貯蔵容器129または水素使用装置131に供給される。更に、水素生成を最適化するようにシステムを運転する場合は、電気効率を最適化するようにシステムを運転する場合よりも多くの炭化水素燃料を燃料電池スタックに供給してもよい。例えば、電気効率を最適化するようにシステムを運転する場合より水素生成を最適化するようにシステムを運転する場合の方が、50〜100%多くの炭化水素燃料がスタック101に供給される。
電気効率と水素生成のバランスを取るようにシステムを運転してもよい。この場合、切替えバルブ108はPPSAユニット1からの水素リッチガス流を燃料吸入導管111と水素貯蔵容器129/水素使用装置131とに分割する。両方のガス流は同時に供給されてもいいし、バルブが第一、第二のガス流を交互に供給してもよい。2つのガス流に供給される水素の量は、上記の条件に応じて変えることができる。この場合、バルブ201は所望のパラメーターに応じて燃料排気流を燃料吸入流および/または加湿器119に供給してもよい。
下の表Iは、同じ電気出力26.8kWを発生させるためのシステムの運転モード例をいくつか示している。第一のモードは上記の電気効率最適化モードで、切替えバルブ108は水素リッチガス流を全て燃料吸入導管111に供給(「水素リサイクルON」)し、バルブ201は燃料排気流の一部を燃料吸入導管111に供給(「燃料排気リサイクルON」)する。比較的低い天然ガス燃料流量でも電気効率は約58%に最適化される。第二のモードは第一のモードと類似しているが、バルブ201が燃料排気流を燃料吸入流を加湿する加湿器119に供給する(水素リサイクルはONだが燃料排気リサイクルはOFF)点が異なる。
第三のモードは第二のモードの反対で、切替えバルブ108は水素リッチガス流を容器129/装置131に供給(「水素リサイクルOFF」)し、バルブ201は燃料排気流の一部を燃料吸入導管111に供給(「燃料排気リサイクルON」)する。
第四、第五のモードは水素生成最適化モードで、切替えバルブ108は水素リッチガス流を容器129または装置131に供給(「水素リサイクルOFF」)し、加湿器119を用いて燃料吸入流を加湿(「燃料排気リサイクルOFF」)する。第五のモードでは、第四のモードに比べて一回の通過当たりの燃料利用率を20%減少させるとともに天然ガス流量を増加して水素生成量を3倍超にしている。従って、第五のモードでは、低い電気効率(40%未満)、低い一回の通過あたりの燃料利用率(55%)、比較的高い天然ガス燃料流量と引き換えに水素生成が最適化されている。
Figure 0005542332
図6は、本発明の第六の実施形態によるシステム300を示す。システム300はシステム100と類似しているが、PPSAユニット1、凝縮器113、水セパレーター115が電気化学水素ポンプ301に代わっている点が異なる。ポンプ301は電気化学的に燃料排気流から水素を分離する。
電気化学ポンプ301は、高分子電解質を含む任意の好適なプロトン交換膜装置を備えていてもよい。水素は、電解質の両側に配置されたアノード電極とカソード電極との間に電位差を掛けた状態では、高分子電解質中に拡散する。好ましくは、電気化学ポンプは一酸化炭素耐性を有する電気化学セルのスタック、例えば高温・低水和イオン交換膜セルのスタックを備える。この種のセルは、アノード電極とカソード電極の間に配置された非フッ素化イオン交換イオノマー膜、例えばポリベンゾイミダゾール(PBI)膜を有している。この膜は、酸、例えば硫酸やリン酸にドープしたものである。このようなセルの一例が米国公開出願第2003/0196893A1号に公開されており、該出願の全体が参照することにより本明細書に組み込まれる。このセルは、摂氏100度を超えて約200度までの温度範囲で稼動する。従って、熱交換器121、125は燃料排気流を摂氏約120から約200度、例えば摂氏約160から約190度の温度に保つことが好ましい。明確化のため図6にはバルブ108と水素貯蔵容器129または水素使用装置131は示されていない。しかし、所望であればシステム300においてこれらの装置を使用してもよい。ポンプ301はほとんど一酸化炭素を含まない水素流を供給するので、ポンプ301と共にCOスクラバー135を使用する必要ななく、一酸化炭素を含まない水素が燃料吸入流へと供給される。
システム300を運転する方法はシステム100を運転する方法に類似しているが、燃料排気流が直接バルブ201から電気化学ポンプ301に供給され、電気化学ポンプ301が燃料排気流から電気化学的に水素を分離する点が異なる。更に、もしポンプ301が所望量の水素を燃料吸入流へと制御可能に供給できる場合はブロワーまたはコンプレッサー109は省略してもよい。第六の実施形態の方法では、一回の通過当たりの燃料利用率が75%であり、60%の燃料排気流がバルブ201によって燃料吸入流へとリサイクルされ、約85%の水素がポンプ301によって残りの燃料排気流から回収されて燃料吸入流へとリサイクルされる場合、実効燃料利用率が約94%で電気効率が約58%である。
本発明の第七の実施形態では、PPSAユニット1の代わりに温度スイング吸着(TSA)ユニットを用いて燃料排気流から水素を分離する。TSAユニットもまた、フィードガスを加圧する必要がない。
TSAユニットも水素と一酸化炭素よりも二酸化炭素と水蒸気をよく吸着する物質から構成される複数の吸着剤ベッドを有する。燃料排気流は室温または他の低温に保たれている少なくとも1つの第一の吸着剤ベッドへと供給され、燃料排気流から大部分の二酸化炭素と水蒸気を吸着する。第一のベッドが二酸化炭素と水蒸気で飽和したときは、燃料排気流は少なくとも1つの第二の吸着剤ベッドへと送られる。そして第一のベッドは温度を上昇させてパージし、吸着した二酸化炭素と水蒸気を放出させる。例えば、第一のベッドは、高温のスタックカソードの空気排気を第一のベッドとの熱交換に供する等、燃料電池スタックからの熱で加熱してもよい。パージ後、第一のベッドは周囲の空気との熱交換により冷却される。このサイクルが多数のベッドで順に続けられて、燃料の定常的な回収と循環が行われる。この実施形態もまた、二酸化炭素の隔離に適している。
空気をベッドとの熱交換に供する(すなわち、ベッドの近くに供給する)代わりに高温のカソード排気を直接吸着剤ベッドに通して(独立した熱交換器を使用せず)二酸化炭素と水蒸気を排出させてもよい。そして、低温の周囲空気を直接ベッドに通して次のサイクルのためにベッドを適当な状態にする。所望であれば、更に二酸化炭素と水を吸着させるため、ベッドを再調整する前後に少量の窒素をベッドに通してパージしてもよい。窒素は空気を作動流体として用いる小型の温度スイング吸着装置から得る。
所望であれば、パージガスを停止した後、このTSA排出ガス、例えば二酸化炭素と水蒸気を含む排出ガスは、真空ポンプを介して雰囲気中に排出または除去してもよい。真空によってより多くの残留二酸化炭素と水分が除去され(圧力スイング吸着法に似たプロセスで、一般に真空スイング吸着法と呼ばれる)、それを利用すれば低温の空気や熱交換を利用した場合よりも安価に速くベッドを冷却することもできる。真空の使用も二酸化炭素の隔離には適している。
図7は、本発明の第八の実施形態によるシステム400を示す。システム400はシステム100と類似しているが、PPSAユニット1、ブロワーまたはコンプレッサー109、水セパレーター115が省略されている点が異なる。必要に応じて凝縮器113も省略してもよい。システム400を運転する方法はシステム100を運転する方法と同様だが、バルブ201から供給された第二の燃料排気分流が水素分離にかけられない点が異なる。その代わりにバルブ201から供給された第二の燃料排気分流は、放出されるかまたはバーナー107に供給される。従って、このシステム400は、水素分離工程とその設備を含まないのでこれまでの実施形態のシステムよりも単純である。システム400の運転方法は燃料排気流を熱交換器121、125に直列に通して摂氏200度未満、例えば摂氏約90から110度に冷却することで、低温ブロワー209の使用を可能にしている。第八の実施形態の方法では、一回の通過当たりの燃料利用率が75%で、60%の燃料排気流がバルブ201によって燃料吸入流へとリサイクルされた場合、電気効率は約54%である。
第八の実施形態の方法は、燃料排気流が装置201に供給されるところまでは第五の実施形態の方法と類似している。上記のように、燃料排気分配装置201は好ましくはコンピューターまたはオペレーター制御の多方弁、例えば三方弁である。バルブ201は、燃料排気流を第一の燃料排気分流と第二の燃料排気分流とに分割する。第一の燃料排気分流は、バルブ201の排出口207からブロワー209に供給される。ブロワー209は燃料吸入導管111内のミキサーのところで第一の燃料排気分流を燃料吸入流へとリサイクルする。好ましくは、上記のように、ブロワー209は温度が200℃以下の第一の燃料排気分流を燃料吸入流へとリサイクルする低温ブロワーである。
本実施形態の一態様では、燃料吸入流へ供給される燃料排気の量は、燃料吸入流中の蒸気対炭素の比率が2:1と2.3:1の間になるようにオペレーターによって、またはコンピューターによって自動で制御される。第一の燃料排気分流は蒸気を含み、燃料吸入流は炭化水素燃料吸入流、例えばメタンまたは天然ガス流からなる。従って、燃料吸入流へ供給される燃料排気の量(従って蒸気の量)は、燃料吸入流中の蒸気対炭素の比率が2:1と2.3:1の間、例えば2.2:1になるように制御される。メタン燃料の場合、改質装置に供給されたメタン分子それぞれが1個の炭素原子を有する。従って、HO:Cのモル比は、HO分子対メタン分子の比率に基づく。しかし、1分子当たり1個超の炭素原子を有する炭化水素分子を含む他の炭化水素燃料の場合、所望の蒸気対炭素の比率を維持するためにはHO分子対その炭化水素分子の比率は2.3:1よりも大きくなってしまう。燃料吸入流へとリサイクルされている燃料排気の量は、燃料電池スタックの運転中、燃料吸入流中の蒸気対炭素の比率を常に2:1と2.3:1の間に保つように連続的にまたは断続的に変化させることができる。この蒸気対炭素の比率は、改質装置123での最適な蒸気−メタン改質にとって都合がいい。
本明細書で使用している「制御可能に」という用語は、燃料排気が制御することなく消極的に燃料吸入流へと供給されるのではなく燃料吸入流へと供給される燃料排気の量が積極的に制御されることを意味する。従って、排気流の一部を「T」字型の分枝管を通して単純に燃料吸入流へと導くのは排気流を制御可能に吸入流へと供給することではない。リサイクルされている燃料排気の量は、バルブ201および/またはブロワー209の一方または両方を制御することによってオペレーターまたはコンピューターによって制御可能である。例えば、バルブ201を制御して第二の燃料排気分流に対する第一の燃料排気分流の比率を変化させてもよい。言い換えれば、もし燃料吸入流にもっと多くの蒸気が必要であれば、バルブが第一の燃料排気分流に供給される分の燃料排気流を増加させる。もし燃料吸入流に供給する蒸気がもっと少なくてよければ、バルブが第一の燃料排気分流に供給される分の燃料排気流を減少させる。燃料吸入流で必要な蒸気量がもっと多いのか少ないのかに応じてブロワー209によって燃料吸入流へと供給されている燃料排気の量を増加または減少させるには、ブロワー209は吹き出し速度または量を増加または減少させることによって制御すればよい。
好ましくは、燃料吸入流へとリサイクルする必要がある燃料排気の量を決定するために1以上の燃料電池システムの運転パラメーターを検出(すなわち、監視)する。例えば、スタック温度や工場施設のバランスを温度センサで監視する、燃料の吸入および排気流をガス流量計で監視する、スタックで発生した電力量、電流あるいは電圧を適当な電子検出器(すなわち、電力計、電圧計、電流計等)で監視する等。検出した(1以上の)運転パラメーターに基づいて、コンピューターまたはオペレーターが第二の燃料排気分流に対する第一の燃料排気分流の比率と、ブロワーによって燃料吸入流へとリサイクルされている第一の燃料排気分流の量の少なくとも一方を変化させる。例えば、コンピューターを用いて(複数の)システム検出器(すなわち、センサー)の1つからコンピューターへと送られる(複数の)検出パラメーターに基づいて多方弁201および/またはブロワー209を自動制御してもよい。あるいは、オペレーターが(1以上の)表示されたパラメーターに基づいてシステム制御パネルを用いてバルブ201および/またはブロワー209を制御してもよい。
第二の燃料排気分流はバルブ201の導出部205からバーナー107へと供給される。第二のガス流はバルブ201からバーナー107へ直接供給しても間接的に供給してもよい。例えば、バルブ201の導出部205は導管で直接バーナー107に連結されていてもよい。所望であれば、システムの外部から更に空気および/または燃料をバーナー107に供給してもよい。あるいは、間接的に接続した場合は、オプションの凝縮器113(図5に示す)をバルブ201の導出部205とバーナー107との間に設けてもよい。この場合、バーナー107に入る前に第二の燃料排気分流から水分が除去される。オプションの凝縮器からの水分は、2005年5月9日出願の米国特許出願第11/124,120号に記載されているように、燃料電池スタックの排気流で加熱されるオプションの蒸気発生器に供給してもよい。蒸気発生器はホットボックスの内部に設置してもホットボックスの一表面に接触させて設置してもよい。蒸気発生器は燃料吸入流へと水蒸気(蒸気)を供給する。単独のミキサーを用いて燃料吸入流と第一の燃料排気分流、蒸気発生器からの蒸気を混合してもよい。改質装置123の温度を上げるためにバーナー107からの熱を改質装置123に供給してもよい。所望であれば、2004年12月2日出願の米国特許出願第11/002,681号に記載されているように、改質装置の温度を上げるためにスタックの空気排気流を熱交換器127に供給する前に改質装置123の近くに送ってもよい。
本明細書で説明した燃料電池システムは、所望であれば他の実施形態や構成も可能である。所望であれば、例えば2002年11月20日出願の米国特許出願第10/300,021号、2003年4月9日出願の米国仮特許出願第60/461,190号、2003年5月29日出願の米国特許出願第10/446,704号に記載されているように、他の要素を加えてもよい。なお、これら出願はその全体が参照することにより本明細書に組み込まれる。更に、本明細書のいずれかの実施形態で説明し、および/またはいずれかの図に示したいずれのシステム要素あるいは方法工程は、明記されていなくとも上記の他の好適な実施形態のシステムおよび/または方法でも用いられ得ることは、言うまでもない。
上記の発明の記載は例示および説明を目的としたものであり、全てを網羅するものあるいは発明を開示した詳細な形態に制限するものではない。以上の教示に照らして修正、変更が可能であり、また発明を実施する際にも修正、変更が可能である。記載は発明の原理とその実際の用途を説明するために選ばれたものである。発明の範囲は添付の請求の範囲とその均等物によって決められるものである。
本発明の実施形態の分圧スイング吸着システムの概略図である。 本発明の実施形態の分圧スイング吸着システムの概略図である。 本発明の実施形態の分圧スイング吸着システムの概略図である。 本発明の実施形態の分圧スイング吸着システムの概略図である。 本発明の実施形態の分圧スイング吸着システムの概略図である。 本発明の実施形態の分圧スイング吸着システムの概略図である。 本発明の実施形態の分圧スイング吸着システムの概略図である。
本発明の各実施形態の燃料電池システムの概略図である。 本発明の各実施形態の燃料電池システムの概略図である。 本発明の各実施形態の燃料電池システムの概略図である。

Claims (6)

  1. 燃料電池システムの運転方法であって:
    燃料吸入流を改質装置に供給するステップと;
    導管を通じて前記改質装置から改質物を直接的に燃料電池スタックに供給するステップと;
    前記燃料電池スタックを運転して電気と200℃を超える温度の燃料排気流とを生成するステップと;
    前記燃料排気流からの熱を利用して前記改質装置に供給される前の前記燃料吸入流を加熱するとともに前記燃料電池スタックに供給される空気吸入流を予熱することにより、前記燃料排気流の温度を200℃以下に下げるステップと;
    前記燃料電池スタックから排出される空気排出流の熱を利用して、予熱された前記空気吸入流を更に加熱するステップと;
    前記燃料排気流を第一の燃料排気分流と第二の燃料排気分流とに分割するステップと;
    前記第一の燃料排気分流を前記燃料吸入流へとリサイクルするステップと;を含む方法。
  2. 低温ブロワーを用いて200℃以下の温度の前記第一の燃料排気分流を前記燃料吸入流へと制御可能にリサイクルするステップ;を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 第二の燃料排気分流に含まれる水素の少なくとも一部を分離するステップと;
    前記分離した水素の少なくとも一部を水素使用装置、水素貯蔵容器、燃料吸入流の少なくとも1つに供給するステップと;を更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記燃料排気流を制御可能に分割するのに用いる多方弁と、前記第一の燃料排気分流を制御可能にリサイクルするのに用いるブロワーとのうち少なくとも一方をコンピューターを用いて制御するステップ;を更に含む、請求項1に記載の方法。
  5. 燃料電池システムであって:
    高温燃料電池スタックと;
    改質装置と;
    前記改質装置からの改質物が直接的に前記燃料電池スタックに供給されるように、前記改質装置の出力口を前記燃料電池スタックの燃料供給口に接続する導管と;
    スタック燃料排気流からの熱を利用して、前記改質装置に供給される前の燃料吸入流を加熱するよう構成された燃料熱交換器および前記燃料電池スタックに供給される空気吸入流を予熱するよう構成された空気予熱熱交換器であって、スタック燃料排気流の温度を200℃超の温度から200℃未満の温度へと低下させるように構成された前記燃料熱交換器および前記空気予熱熱交換器と;
    前記空気予熱熱交換器の下流側に位置され、前記燃料電池スタックから排出される空気排出流により前記空気吸入流を更に加熱するように構成された空気熱交換器と;
    前記燃料排気流を第一の燃料排気分流と第二の燃料排気分流とに分割するように構成された燃料排気分配装置と;
    温度が200℃未満の前記第一の燃料排気分流を前記燃料吸入流へと制御可能にリサイクルするように構成された低温ブロワーと; を備える、燃料電池システム。
  6. 前記燃料排気分配装置は、前記スタックからの燃料排気流を第一の燃料排気分流と第二の燃料排気分流とに制御可能に分割するように構成されたコンピューター制御の多方弁であり;
    前記低温ブロワーは、前記第一の燃料排気分流を燃料電池スタックの燃料吸入流へと制御可能にリサイクルするように構成されたコンピュータ制御のブロワーである、請求項5に記載の燃料電池システム。
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