JP5541804B2 - 太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け方法、ハンダ付け装置およびヒーターツール - Google Patents

太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け方法、ハンダ付け装置およびヒーターツール Download PDF

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この発明は、太陽電池セルの集電電極に集電用配線材をハンダ付けするためのハンダ付け方法と、この方法の実施に用いるハンダ付け装置と、ヒーターツールとに関するものである。
太陽電池セル(以下、単にセルともいう。)は、例えば次のように形成する。通常80mm〜160mm角程度の単結晶シリコンや多結晶シリコンやアモルファスシリコンなどからなるp型半導体の基板にn型の拡散層を設け、pn接合を形成する。このような拡散層は、拡散炉内でオキシ塩化リン中で加熱することにより、基板表面全体にn型不純物であるリン原子を拡散させて、形成することができる。その後、側面部と底面部の拡散層の部分を除去する。そして受光面側には、例えば窒化シリコン膜からなる反射防止膜を形成し、基板表面に銀ペーストを裏面にはアルミニウムペーストおよび銀ペーストを塗布して焼成することによって、表面電極、裏面電極を形成する(特許文献1)。
この太陽電池セルの表面電極は表面から出力を取り出すための表面バスバー電極(表面集電電極)と、これに直交する集電用の多数の表面フィンガー電極とから構成される。裏面電極は裏面から出力を取り出すための裏面バスバー電極と裏面集電電極からなる。
ここに1枚の太陽電池セルの電気出力は小さいため、複数の太陽電池セルを直列接続や並列接続して、実用的な出力が取り出せるようにする必要がある。そのため表面のバスバー電極と隣の太陽電池セルの裏面バスバー電極とをインターコネクタ(集電用配線材)で接続することが行われている。
ここにインターコネクタは、通常断面を平角形の軟質銅線にハンダめっきした平角線であり、これを表面バスバー電極に重ねてハンダ付けし、これの延出端を隣のセルの裏面バスバー電極に重ねてハンダ付けすることにより、多数のセルを接続するものである。表面バスバー電極とインターコネクタとのハンダ付けでは、セルとインターコネクタの熱膨張率の差によって、バスバー電極付近に応力が集中し、セルに反りや歪みが発生する。このためセルに割れ、欠け、クラックなどが生じ、セルの歩留まりが低下する問題があった。
この問題を解消するために特許文献1では、熱風をハンダに数秒吹き付けてハンダを溶融した後の冷却温度を管理して急激な温度変化が生じないようにすることが提案している。特許文献2は、所定ピッチで配設された複数のノズルからインターコネクタに向かって加熱気体を噴射してハンダを溶融し、続いて同じノズルから冷却気体を噴射してハンダを冷却するものであり、局部的に加熱、冷却することにより熱ストレスの発生を抑制するものである。
特許文献3には、インターコネクタを不連続な複数の点状のハンダ付けによって表面バスバー電極にハンダ付けすることが示されている。例えば熱風をノズルから噴射したり赤外線をスポット状に集中して放射して加熱することによって、インターコネクタおよび太陽電池セルの膨張および収縮を最小限に抑え、セルの歪みを最小限に抑えるものである。
特許文献4には、インターコネクタをバスバー電極に接続する複数の平坦な接続部と、これら接続部の間にあってバスバー電極から盛り上がって離間した連結部とを有するように予め加工しておき、接続部をインターコネクタにハンダ付けする一方連結部をハンダ付けせずにバスバー電極から浮かせておき、この連結部の変形によってセルに加わる熱ストレスを低減しセルの破損を抑制することが開示されている。ここにはセルとインターコネクタは熱風やランプ加熱により加熱してハンダを溶融させることが記載されている。
特許文献5には、インターコネクタに長さ方向に間隔を空けてハンダ付けすることが開示されている。ここにハンダ付けは、予め加熱した複数の金属を押し当てることによりハンダを溶融することにより行うものである。
特開2006−332264 特開2006−66570 特開2004−253475 特許第3754208号 特開2003−298095
特許文献1、2においては、熱風をハンダ付け部に噴射してハンダを溶融することが開示され、特許文献3、4においては熱風だけでなくランプにより加熱することも開示されている。しかしこれらの場合にはインターコネクタのハンダ付け部だけでなくその周囲にも熱風や加熱ランプの光が当たることになり、ハンダ付けする位置の周囲も加熱されることになる。このため太陽電池セルの広い範囲が加熱されて熱ストレスを受け、損傷を生じやすいという問題がある。
特許文献5によれば、予めヒータで加熱した複数の金属をハンダ付け部に押し付けるものであるから、セルやインターコネクタに加わる熱ストレスは少なくなると考えられるが、それぞれの金属の温度を均一に管理することが面倒あるいは困難であり、全ての多数のハンダ付け部のハンダ付け状態にバラツキが生じやすく、ハンダ付け品質の低下を招くという問題がある。
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、インターコネクタ(集電用配線材)をその長さ方向に離間した複数の位置で太陽電池セルのバスバー電極(集電電極)にハンダ付けする場合に、太陽電池セルやインターコネクタに加える熱ストレスを小さくして、太陽電池セルをストレスから保護するのに適すると共に、ハンダ付け状態にバラツキが生じにくくすることができるハンダ付け方法を提供することを第1の目的とする。またこの方法の実施に直接使用する装置を提供することを第2の目的とする。さらにこの方法の実施に用いるヒーターツールを提供することを第3の目的とする。
この発明によれば第1の目的は、太陽電池セルに形成した長い集電電極に集電用配線材を重ねてハンダ付けするハンダ付け方法において、前記集電用配線材の長手方向に離隔した複数の接続点に対応する位置にある連結部の間に開口が形成されたヒーターツールで前記複数の接続点を同時に加圧保持し、この状態で前記ヒーターツールに電流を流して抵抗発熱による瞬間加熱によって前記ヒーターツールを加熱することにより全ての接続点を同時に接触加熱し、ハンダ付け部以外の領域に加熱が及ばないようにして全ての前記接続点を同時にハンダ付けすることを特徴とする太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け方法
、により達成される。
また第2の目的は、請求項1のハンダ付け方法の実施に用いるハンダ付け装置であって、太陽電池セルを保持し間欠的に搬送する搬送台と、この搬送台に保持した太陽電池セルの集電電極に重ねた集電用配線材に長手方向に離隔した複数の接続点に対応する位置にある連結部の間に開口が形成されたヒーターツールと、ヒーターツールが下端に固定されヒーターツールの下面を集電用配線材に対して押圧および離隔させる昇降部と、ヒーターツールにパルス電流を供給する電源部と、を備えることを特徴とする太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け装置、により達成される。
第3の目的は、請求項1の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け方法に用いるヒーターツールであって、集電用配線材に対向する下面にその長手方向に離隔して下向きに突出する複数の凸部とこれら凸部の間に開口とが形成され、前記凸部が集電用配線材の複数の接続点を加圧保持すると共に、パルス電流により瞬間発熱されて前記凸部に接触する接続点を瞬間加熱する太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け用ヒーターツール、により達成される。
請求項1の発明によれば、集電用配線材の長手方向に離隔した複数の接続点をヒーターツールで同時に加圧保持し、この状態で前記ヒーターツールに溶接電流を流して抵抗発熱による瞬間加熱により前記ヒーターツールを加熱し全ての接続点を同時に接触加熱し、全ての前記接続点を同時にハンダ付けするので、極めて短時間の加熱によって複数の接続点をハンダ付けすることができる。ここに接続点の加熱時間は極めて短時間になり、その周囲への熱伝導、特に太陽電池セルの接続点周囲への熱伝導が極めて少なくなるので、太陽電池セルに加わる熱ストレスが極めて小さくなる。このため太陽電池セルの熱による損傷を防ぐことができ、製品の耐久性と信頼性を向上させることができる。また複数の接続点をバラツキ無く均一な条件でハンダ付けできるので製品の品質が安定する。
ヒーターツールは、集電用配線材の長手方向に離隔した複数の接続点に対応する位置にある連結部の間に開口を形成したものであるから、接続点を同時に接触加熱する際に、ハンダ付け部以外の領域にヒーターツールの輻射熱などの影響が及ばないようにすることができる。またこの開口を冷却空気が通って、側縁部の間に流すことによりヒータツールの冷却性を向上させることができる。請求項のハンダ付け装置によれば、このハンダ付け方法の実施に用いるハンダ付け装置が得られる。請求項のヒーターツールによればこのハンダ付け方法の実施に用いるヒーターツールが得られる。
本発明の一実施例であるハンダ付け装置を示す斜視図 同じく側断面図 同じくヒーターツールの一実施例を示す正面図 同じく底面図 同じく右側面図 同じく図5におけるA矢視部の拡大断面図 同じく図4におけるB矢視部の拡大図 本発明の一実施例の回路構成を示す図 本発明のハンダ付け方法の動作流れ図
ヒーターツールは、接続部を加圧した状態でパルス電流を流すことにより抵抗発熱させるものが適する(請求項2)。例えば同一出願人による出願である特願2010−189363号の方法によりパルス電流を流すことができる。すなわち、溶接電流を正負に交互に変化させることによって、溶接部に流れる直流成分を減らし、ペルチェ効果による発熱/吸熱効果による極性効果の発生を防ぎ、交流式のように通電時間が長くなって「焼け」が発生するのを防ぐことができる。このため極めて薄く細い集電用配線材を太陽電池セルの集電電極にハンダ付けするのに最適である。なお本発明でヒーターツールに流す電流は、交流式、コンデンサ式、トランジスタ式、インバータ式、等公知の方式で供給するものであっても良い。
請求項のハンダ付け装置においては、電源部はパルス発生回路と、トランスとを備えることができ、パルス発生回路は所定のタイミングで発生されるゲート信号によってオン・オフするパルス信号を発生し、トランスはこのパルス信号を降圧して加熱電流をヒーターツールに供給するのがよい(請求項)。この場合に、ヒーターツールに固定された温度センサを設け、温度センサの検出温度をパルス発生回路に負帰還させて加熱温度を管理するのがよい(請求項)。
ヒーターツールは、集電用配線材の長手方向に平行に伸び所定の間隔を空けて対向する一対の側縁部と、両側縁部の下縁を複数の接続点に対応する位置で繋ぐ連結部と、これらの連結部の下面に形成された凸部とを備えるものとするのがよい(請求項)。この場合に一対の側縁部は、下縁が集電用配線材の幅よりも広い間隔で対向するようにすれば、側縁部が集電用配線材の幅よりも(幅方向に)外側に位置することになり、側縁部の温度上昇が集電用配線材の温度に大きな影響を及ぼすことを防ぐことができる(請求項)。
一対の側縁部は、長手方向から見て上縁から下縁に向かって厚さを次第に薄くすれば、側縁部の間に冷却空気が流れやすくなり、ヒーターツールの冷却性を向上させることができる(請求項
図1、2、8等を用いて本発明のハンダ付け装置を説明する。図1、2において、符号10は搬送台であり、太陽電池セル12を水平に保持して搬送するベルトコンベアである。14は基台部であって(図2)不図示の支持部に固定されている。この基台部14には、搬送台10の後部から上方へ起立する支柱部16が一体に固定されている。この支柱部16の前面には、上下方向に伸びかつ平面視で略コ字状に形成された枠部材18が固定されている。この枠部材18の上下方向の溝20(図1)は、前面すなわち搬送台10に対向する面に開口している。
この枠部材18の溝20には、スライダ22が上下にスライド可能に保持されている。溝20には、このスライダ22を送りネジ機構によって上下させるネジ部材24が装填され、その上端は枠部材18の上面に取り付けたモータ26に接続されている。従ってこのモータ26によってネジ部材24が回転するとスライダ22が上下に移動する。
スライダ22の前面にはさらにシリンダ保持ブロック28が固定され、ここには上方に突出するシリンダ30と、上下方向に摺動可能に貫通するピストンロッド32が保持されている。すなわちピストンロッド32の上端に固定したピストン34がシリンダ30内を摺動し、下部がシリンダ保持ブロック28を貫通して下方に突出している。シリンダ30内には圧縮バネ36が縮装され、このバネ36の上端はシリンダ30の上端に設けたバネ力調整器38により押し下げられ、このバネ36の下端はピストン34を下方に押下している。ピストン43は、ピストンロッド32がシリンダ保持ブロック28に設けたストッパ(図示せず)に当たって下方への移動が制限される。
バネ力調整器38は、シリンダ30の上端に回動可能かつ上下移動が規制されたストローク設定ダイヤル40と、このストローク設定ダイヤル40に固定されてシリンダ30内に降下する送りネジ42と、シリンダ30内で上下にスライド可能かつ回動不可能に保持されたナット部材44とを備える。このナット部材44の下面に前記バネ36の上端が係止されている。従ってストローク設定ダイヤル40を回転することによって、ナット部材44を上下動させることができ、バネ36に対するバネ力を設定することができる。
ピストンロッド32の下端には横長の絶縁ブロック46が固定され、この絶縁ブロック46の下面にはさらに一対のシャンク48、48が固定されている。シャンク48、48は導電性の金属で絶縁ブロック46と同じ長さに形成されている。シャンク48、48にはそれぞれ給電板50、50が固定されている。給電板50、50には後記トランスからケーブル92を介して加熱電流が供給される。シャンク48、48には後記するヒーターツール52が固定されている。
ヒーターツール52は電気抵抗が大きいタングステンやモリブデン等で作られ、図3、4に示すように、前記絶縁ブロック46と同じ長さで横長である一対の側縁部54、54と、これらの側縁部54、54の下縁を長手方向に所定間隔空けて繋ぐ複数の連結部56と、これら連結部56の下面から下向きに突出する凸部58とを有する。このため、ヒーターツール52の下面には、連結部56の間に開口60が形成されることになる。
ここに一対の側縁部54、54はその厚さが下方に向かって次第に薄くなる(テーパー状になる)ように形成しておき、その下縁の間隔が、後記するインターコネクタ70の幅よりも広くなるようにしている。この結果、開口60から両側縁部54、54間に冷却空気が円滑に流れ、冷却効果が増大すると共に、ヒーターツール52の熱がブスバー電極やインターコネクタ70に悪影響を及ぼすのを阻止することができる。
モータ26によって送りネジ24を回転し、スライダ22を下降させると、ヒーターツール52の下面がインターコネクタ70に当たり、ピストンロッド32はバネ36を圧縮しつつシリンダ保持ブロック28に対して上方に相対移動する。この時の所定相対移動は、ピストンロッド32内に設けた位置検出器62で検出さる。すなわち、ピストン保持ブロック28に固定された遮光板64がピストンロッド32に固定した光センサ64に入射する光を遮断することからピストンロッド32の相対移動が所定量になることを検出する。
ヒーターツール52をインターコネクタ70に押圧した状態では、図2に示すピストンロッド32がバネ36を圧縮しつつシリンダ保持ブロック28に対して上方に相対移動するから、その相対移動量が位置検出器62で一定量と検出されると、その時のバネ36の圧縮量が一定になり、ヒーターツール52のインターコネクタ64に対する押圧力が一定になる。この押圧力は、バネ力調整器38のストローク設定ダイヤル40によって調整可能である。
前記搬送台10に載せた太陽電池セル12の表側には、予め表面集電電極である表面バスバー電極68、68(図2)が適宜本数(図2では2本)形成され、ここにはフラックスを塗布してから集電用配線材であるインターコネクタ70が載せられて位置決めされる。このインターコネクター70は断面が平角形である軟質銅線をハンダめっきしたものである。前記ヒーターツール52の下面をこのインターコネクタ70に上方に位置合わせしてから下降させることにより押圧する。前記位置検出器62がバネ36の圧縮量が設定量になったことを検出すると、この状態でヒーターツール52に加熱電流を流して瞬間加熱する。このためヒーターツール52下面の複数の凸部58がインターコネクタ70の長さ方向に間隔を置いて加熱し、飛び飛びにハンダ付けを行うものである。
インターコネクタ70はセル12の一方に長く突出するようにハンダ付けされ、セル12の2本のインターコネクタ70のハンダ付けが終わると、このセル12を反転させてインターコネクタ70の突出部分を他のセル(図示せず)の裏面に形成した裏面集電電極である裏面バスバー電極(図示せず)に重ね、同様にハンダ付けされる。このようにして複数のセル12がインターコネクタ70で連結される。
次にヒーターツール52に加熱電流を供給する電源部72を図1、8を用いて説明する。電源部72は、パルス発生回路74と、トランス76とを備える。
パルス発生回路74は、図8に示すように、所定交流電圧(例えば400あるいは200ボルト)の三相交流を整流する整流回路77と、この整流回路77の整流出力を充放電することで整流出力を平滑化する平滑コンデンサ78と、IGBTをブリッジ接続したスイッチング回路(インバータ回路)80と、で構成される。パルス発生回路74のスイッチング素子であるIGBTは、タイミング信号生成部82が所定のタイミングで生成するゲート信号によってオン・オフ制御される。タイミング信号生成部82は条件設定部84から送られる信号によって制御される。
条件設定部84はバスで接続されたコンピュータ(CPU)からなる制御部86、操作部88、表示部90を備え、表示部90の表示を確認しながら操作部88からIGBTのオン・オフタイミング等を設定し、このタイミングを制御部86が本来備える記憶部(図示せず)にメモリする。すなわち、WELD TIME(通電期)とCOOL TIME(通電休止期)とからなる通電相ごとに通電期の正負と通電時間、そして通電休止期の通電休止時間などを設定する。操作部88と表示部90は、電源部72の前面に設けた操作キー群と表示パネルで構成される。
トランス14はスイッチング回路80の出力を降圧し、その二次側出力端から通電ケーブル92によって、前記給電板50、50に導かれる。この二次側に流れる電流は加熱電流である。
二次側の電流はCT(カレントトランス)やホール素子などのセンサ94で検出され、電圧と共に情報モニタ部96に入力される。またヒーターツール52の連結部56(図6、7)の裏側(上面)には熱電対などの温度センサ98が固定され、この温度センサ98の出力はこの情報モニタ部96に入力される。これらの情報はこの情報モニタ部52からバスを介して条件設定部84に送られ、加熱電流の制御を行う。
次にこの実施例の動作を説明する。まず搬送台10に載せたセル12の表面バスバー電極68にインターコネクタ70を位置決めし(図9のステップS100)、ヒーターツール52の下方に位置決めする。またハンダ付け部の数や特性に対応した加圧力を設定するため、ストローク設定ダイヤル40を調整する(ステップS102)。すなわちバネ36の圧縮圧力(予圧力)を設定する。
作動開始スイッチのオン作動により、モータ26が起動し、ピストンロッド24が回転し、スライダ22が下降する。ヒーターツール52がインターコネクタ64を押圧し、位置検出器62がこの下降量が一定の設定量になることを検出する。この状態で(ステップS104)、制御部86はヒーターツール52に電流を所定条件で供給するようにパルス発生回路74を作動させる。この結果ヒーターツール52は瞬間的に発熱し、極めて短時間でインターコネクタ64のハンダ付けが行われる(ステップS106)。制御回路はヒーターツール52に流す電流の変化を監視し、所定条件を満たす状態で電流を遮断する。
この時のパルスは例えば60ms程度のパルスで精度良く温度制御を行い、通電時間も極めて短時間であるからインターコネクタ64やセル12の基板に及ぼす熱的ストレスが極めて小さくなり、これらに歪みや損傷を与えることが無く、加工の歩留まりを向上し、耐久性を向上させることができる。
ハンダ付けが終わると冷却空気をヒーターツール52に送り冷却する(ステップS108)。そしてモータ26を逆転させてヒーターツール52を上昇させ(ステップS110)、このハンダ付けの動作を終了し、次のセル12に対するハンダ付け動作に備える。
10 搬送台
12 太陽電池セル
22 スライダ
28 シリンダ保持ブロック
30 シリンダ
32 ピストンロッド
36 バネ
38 バネ力調整器
52 ヒーターツール
54 側縁部
56 連結部
58 凸部
60 開口
68 バスバー電極(集電電極)
70 インターコネクタ(集電用配線材)
72 電源部
74 パルス発生回路
76 トランス

Claims (9)

  1. 太陽電池セルに形成した長い集電電極に集電用配線材を重ねてハンダ付けするハンダ付け方法において、
    前記集電用配線材の長手方向に離隔した複数の接続点に対応する位置にある連結部の間に開口が形成されたヒーターツールで前記複数の接続点を同時に加圧保持し、この状態で前記ヒーターツールに電流を流して抵抗発熱による瞬間加熱によって前記ヒーターツールを加熱することにより全ての接続点を同時に接触加熱し、全ての前記接続点を同時にハンダ付けすることを特徴とする太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け方法。
  2. ヒーターツールは、集電用配線材の接続点を加圧保持した状態でパルス電流によって瞬間加熱され、冷却後に接続点から離隔される請求項1の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け方法。
  3. 請求項1のハンダ付け方法の実施に用いるハンダ付け装置であって、
    太陽電池セルを保持し間欠的に搬送する搬送台と、
    この搬送台に保持した太陽電池セルの集電電極に重ねた集電用配線材に長手方向に離隔した複数の接続点に対応する位置にある連結部の間に開口が形成されたヒーターツールと、
    ヒーターツールが下端に固定されヒーターツールの下面を集電用配線材に対して押圧および離隔させる昇降部と、
    ヒーターツールにパルス電流を供給する電源部と、
    を備えることを特徴とする太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け装置。
  4. 電源部は、所定のタイミングで生成されるゲート信号によってオン・オフするパルスを出力するパルス発生回路と、前記パルスを降圧して溶接電流を出力する溶接トランスとを備える請求項の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け装置。
  5. ヒーターツールに固定された温度センサを備え、温度センサの検出温度が電源部に入力されて溶接温度を管理している請求項の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け装置。
  6. 請求項1の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け方法に用いるヒーターツールであって、
    集電用配線材に対向する下面にその長手方向に離隔して下向きに突出する複数の凸部とこれら凸部の間に開口とが形成され、前記凸部が集電用配線材の複数の接続点を加圧保持すると共に、パルス電流により瞬間発熱されて前記凸部に接触する接続点を瞬間加熱する太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け用ヒーターツール。
  7. ヒーターツールは、集電用配線材の長手方向に伸び所定の間隔を空けて対向する一対の側縁部と、両側縁部の下縁を複数の接続点に対応する位置で繋ぐ連結部と、これらの連結部の下面に形成された凸部とを備える請求項の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け用ヒーターツール。
  8. 一対の側縁部は、下縁が集電用配線材の幅よりも広い間隔で対向している請求項7の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け用ヒーターツール。
  9. 一対の側縁部は、長手方向から見て上縁から下縁に向かって厚さが次第に薄くなっている請求項7の太陽電池セルの集電用配線材のハンダ付け用ヒーターツール。
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