JP5541695B2 - 搬送ローラを有するディスク装置 - Google Patents

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本発明は、搬送ローラの回転力によってディスクが装置の内部に搬入されるディスク装置に係り、特にローラ軸の一方の端部に搬送ローラを回転するための従動歯車が固定されているディスク装置に関する。
スロットイン方式のディスク装置は、筐体の挿入口から挿入されたディスクが搬送ローラと挟持部材とで挟持され、搬送ローラの回転力によって筐体の内方に向けて搬入される。そして、搬入されたディスクの中心穴が、筐体の内部に設けられたターンテーブルに設置される。
搬送ローラを回転させるための構造は、以下の特許文献1に記載されているように、ローラ軸の一方の端部に従動歯車が固定されているのが一般的である。搬送ローラがディスクを挟持できる位置に移動すると、前記従動歯車が駆動歯車と噛み合い、モータの動力が駆動歯車から従動歯車を経てローラ軸に伝達される。
この方式では、駆動歯車が一方向へ回転するときに、その回転力で従動歯車に対して搬送ローラをディスクから離す向きの力が作用し、ディスクDを搬送する力が低下する問題がある。
引用文献1に記載された発明は、ローラ軸の両端部に固定ローラ部を圧入し、中間部で遊動ローラ部をローラ軸に隙間ばめし、ローラ全体を中央に向かって径が徐々に小さくなるテーパ形状としている。駆動歯車の回転力で、搬送ローラに対してディスクから離れる向きの力が作用したときに、径の大きい固定ローラ部でローラを挟持できるようにして、ディスクに作用する搬送力の低下をなるべく防止しようとしている。
しかし、前記対策を講じたとしても、従動歯車は、ローラ軸の一方の端部のみに設けられているため、搬送ローラでディスクを搬送しているときに、駆動歯車の回転力で従動歯車に対して搬送ローラをディスクから離す向きの力が作用すると、ローラ軸の一方の側でのみ搬送ローラと挟持部材によるディスクの挟持圧力が低下する。その結果、搬送ローラの軸方向の両側においてディスクに作用する搬入力のバランスが崩れ、ディスクを安定した姿勢で搬入できないという課題を解決することはできない。
特開2005−158153号公報
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ローラ軸の一方の端部に従動歯車が固定されている構造であっても、ディスクに対してバランスの良い搬送力を与えることができるディスク装置を提供することを目的としている。
本発明は、搬送ローラと、前記搬送ローラとでディスクを挟持する挟持部材と、前記搬送ローラで搬送されたディスクが設置される回転駆動部とを有するディスク装置において、
前記搬送ローラのローラ軸がローラ支持部材に支持され、前記ローラ支持部材の動きに伴って前記搬送ローラがディスクを挟持する挟持位置とディスクから離れる退避位置へ移動可能であり、前記ローラ軸の一方の端部に従動歯車が固定され、前記搬送ローラが挟持位置に至ったときに前記従動歯車が噛み合う駆動歯車と、前記駆動歯車を回転させるモータが設けられており、
前記ローラ支持部材と固定部との間に第1のばね部材と第2のばね部材が設置されて、前記搬送ローラが挟持位置へ向かうように前記ローラ支持部材が付勢されており、第1のばね部材は、前記搬送ローラで搬送されるディスクの中心が移動する移動中心線よりも前記従動歯車に近い位置に設置され、第2のばね部材は前記移動中心線よりも前記従動歯車から離れる位置に配置されており、
第1のばね部材が前記ローラ支持部材に与える挟持位置への付勢力が、前記第2のばね部材が前記ローラ支持部材に与える挟持位置への付勢力よりも大きいことを特徴とするものである。
例えば、ディスク装置は、ディスクを前記回転駆動部に向けて搬入するときの前記駆動歯車の回転により、前記従動歯車と前記ローラ軸に対して、前記挟持部材から離れる向きの力が作用するものである。
本発明のディスク装置は、駆動歯車の回転力によって、従動歯車とローラ軸に対して、ディスクから離れる向きの力が作用しても、ディスクの移動中心線を挟んだ両側において、ディスクの挟持力に極端な差が生じるのを防止でき、ディスクをバランス良く搬送できるようになる。
例えば、本発明は、第1のばね部材と第2のばね部材は、自由状態の長さが同じでばね定数が同じ引張りばねであり、設置長さは、第1のばね部材が第2のばね部材よりも長いものとして構成できる。
上記発明では、第1のばね部材と第2のばね部材に、同じ引張りばねを使用することができる。
本発明は、第1のばね部材と第2のばね部材の少なくとも一方のばね力の作用線が、前記移動中心線と平行な線に対して、0度を越えて90度未満の角度を有しており、ばね力の分力で前記ローラ支持部材が、ローラ軸の軸方向に沿う一方向へ付勢されているものとして構成できる。
上記発明では、第1のばね部材と第2のばね部材の付勢力を利用して、ローラ支持部材を一方向へ付勢できるため、ローラ支持部材のがたつきを防止しやすくなる。
この場合に、第1のばね部材のばね力の作用線と第2のばね部材のばね力の作用線が、互いに逆の向きに傾いており、一方のばね部材の作用線の傾き角度の絶対値が他方よりも大きく設定されて、前記ローラ支持部材に対してローラ軸の軸方向に沿う付勢力が作用しているものが好ましい。
上記発明では、第1のばね部材の弾性力と第2のばね部材の弾性力の差の力によって、ローラ支持部材に対して一方向の力を与えているので、ローラ支持部材に作用する力が過大にならず、ローラ支持部材のがたつきを防止でき、しかもローラ支持部材の移動負荷が増大するのを防止できるようになる。
本発明は、ローラ軸の一方の端部に従動歯車が固定されているものであっても、ディスクの移動中心線を挟む両側において、ディスクに対してバランスの良い搬送力を与えることができる。
本発明の実施の形態のディスク装置を示す側面図、 本発明の実施の形態のディスク装置を下から見た底面図、
図1と図2に示すディスク装置1は、筐体2を有しており、筐体2の前部3にY方向に細長いスリット状の挿入口4が開口している。直径が12cmのディスクDは、挿入口4から筐体2の内部に向けて挿入される。
挿入口4の内側に、ローラ支持部材5が設けられている。ローラ支持部材5は金属材料を折り曲げて形成されている。ローラ支持部材5は、Y1方向の端部とY2方向の端部に支持片5a,5aを有しており、支持片5aどうしを連結する連結片5bと、支持片5aどうしを連結するばね掛け片5cとが一体に形成されている。
ローラ支持部材5の支持片5a,5aのX2側の端部にそれぞれ支持軸6が設けられている。筐体2のX2側の端部にはY1側とY2側にそれぞれ軸受部3aが設けられている。支持軸6はそれぞれ軸受部3aに支持され、ローラ支持部材5は支持軸6を支点としてα方向とβ方向へ回動自在である。
図2に示すように、それぞれの支持片5aのX1側の端部に軸受部7が設けられており、金属製のローラ軸8の両端部がY1側とY2側の軸受部7によって回転自在に支持されている。ローラ軸8のY2側の端部8aは、軸受部7からさらにY2側に突出しており、この端部8aに従動歯車9が固定されている。
ローラ軸8の外周に搬送ローラ11が装着されている。搬送ローラ11は合成ゴム材料などで形成されて、その表面の摩擦係数が高くなっている。図2に示すように、搬送ローラ11は、Y1側の端部11aおよびY2側の端部11aで直径が大きく、ディスクDの中心部が移動する移動中心線O上に位置する中心部11bにおいて直径が短くなっている。搬送ローラ11は、中心部11bを挟んで両側部分が対称なテーパ形状である。
図1に示すように、筐体2の天井板2aの下面に挟持部材12が配置されている。挟持部材12は合成樹脂材料で形成されてその表面の摩擦係数が低くなっている。なお、挟持部材12として自由に回転する対向ローラが設けられているものであってもよい。
図1に示すように、筐体2の内部には支持軸13が設けられ、支持軸13に駆動歯車14が回転自在に支持されている。筐体2の底板2b上に伝達歯車19が回転自在に支持されており、図示しない搬送モータの回転力が、伝達歯車19を介して駆動歯車14に伝達される。
ローラ支持部材5がα方向へ回動して、搬送ローラ11が挟持部材12とでディスクDを挟持できる挟持位置に移動すると、ローラ軸8に固定された従動歯車9が駆動歯車14と噛み合う。ローラ支持部材5がβ方向へ回動すると、搬送ローラ11が挟持部材12から離れる退避位置へ移動し、このときに、従動歯車9が駆動歯車14から離れる。
ローラ支持部材5と、筐体2の底板2bとの間に、第1のばね部材15と第2のばね部材16が設けられている。図2に示すように、第1のばね部材15と第2のばね部材16は、ディスクDの移動中心線Oを挟んで両側に配置され、第1のばね部材15が、従動歯車9が設けられているローラ端部に近い位置に配置され、第2のばね部材16が、従動歯車9が設けられていないローラ端部に近い位置に配置されている。
第1のばね部材15の先端15aは、ローラ支持部材5のばね掛け片5cに掛けられ、後端15bは筐体2の底板2bに掛けられている。同様に、第2のばね部材16は先端16aがばね掛け片5cに掛けられ、後端16bが底板2bに掛けられている。第1のばね部材15と第2のばね部材16により、ローラ支持部材5が、図1に示す挟持位置に向けて付勢されている。
第1のばね部材15と第2のばね部材16は、同じ構造の引張りコイルばねであり、ばね材の線形と巻き回数および巻き径が同じである。第1のばね部材15と第2のばね部材16は自由状態の長さ(自由長)は互いに同じであり、ばね定数も同じである。ただし、第1のばね部材15を、ばね掛け片5cと底板2bに掛けたときの長さ(設置長)L1は、第2のばね部材16をばね掛け片5cと底板2bに掛けたときの長さ(設置長)L2よりも少し長く設定されている。よって、ローラ支持部材5がどの回動姿勢にあっても、第1のばね部材15からローラ支持部材5に与えられる引張り弾性力が、第2のばね部材16で与えられる引張り弾性力よりも大きい。
図2には、第1のばね部材15の引張り弾性力の作用線がF1で示され、第2のばね部材16の引張り弾性力の作用線がF2で示されている。第1のばね部材15の作用線F1と、ディスクDの移動中心線Oと平行な線との成す角度はθ1であり、第2のばね部材16の作用線F2と動中心線Oと平行な線との成す角度はθ2である。前記角度θ1とθ2は、図2に示すX−Y平面内(搬送されるディスクのディスク面と平行な面内)での角度である。角度θ1と角度θ2は0度を越えて90度未満であり、角度θ1は時計回り、角度θ2は反時計回りの角度であって、角度θ1とθ2の正負が互いに逆向きである。そして、角度θ1の絶対値は角度θ2の絶対値よりも小さい。
図1に示すように、第1のばね部材15の作用線F1と第2のばね部材16の作用線F2は、筐体2の底板2bに対して上下方向に傾斜する角度成分を有しているが、この角度成分は、第1のばね部材15と第2のばね部材16において同じである。
筐体2のY1側の側板の内側とY2側の側板の内側に切換え部材が設けられており、両切換え部材は、X1−X2方向の同じ方向へ同期して移動する。図1に示すように、それぞれの切換え部材にローラ制御カム18が設けられている。ローラ制御カム18はカム穴であり、ローラ軸8の両端部がそれぞれローラ制御カム18の内部に入り込んでいる。ローラ制御カム18は、X2側においてローラ軸8の直径よりも十分に広い開口面積で形成された逃げ穴18aと、逃げ穴18aからX1方向へ向かうにしたがって下向きに傾斜する傾斜カム部18bとを有している。
筐体2の内部には回転駆動部20が設けられている。回転駆動部20は、スピンドルモータ21と、その出力軸に固定されたターンテーブル22を有している。ターンテーブル22の上方に、ディスクDの中心部をターンテーブル22に押し付けるクランプ部材が設けられているが、図1ではその図示を省略している。
次に、ディスク装置1の動作を説明する。
ディスクDの挿入を待機するときは、切換え部材がX1方向へ移動し、ローラ制御カム18がX1方向へ移動して、ローラ軸8の端部が、ローラ制御カム18の逃げ穴18aの内部に位置している。よって、ローラ軸8がローラ制御カム18で拘束されておらず、第1のばね部材15と第2のばね部材16からローラ支持部材5に作用するα方向へ回動付勢により、搬送ローラ11が挟持部材12に圧接する挟持位置に設定されている。また、ローラ支持部材5がα方向へ付勢されているため、ローラ軸8の端部8aに固定されている従動歯車9が、駆動歯車14と噛み合っている。
挿入口4からディスクDが挿入され、これが図示しない光学検知素子などで検知されると、制御部が搬送モータを始動する。搬送モータの回転力は、伝達歯車19から駆動歯車14に伝達され、駆動歯車14が時計方向(φ1方向)へ回転する。よって、従動歯車9が反時計方向(φ2方向)へ回転して、搬送ローラ11が搬入方向へ回転する。
ディスクDは搬送ローラ11と挟持部材12とで挟持されて、X1方向へ搬入される。ディスクDの中心穴Daがターンテーブル22上に至ったことが、図示しない装填完了検知部で検知されると、切換え部材がX2方向へ移動し、ローラ制御カム18の傾斜カム部18bによってローラ軸2が下降させられる。ローラ支持部材5がβ方向へ回動させられ、搬送ローラ11がディスクDから離れて退避位置に移動し、従動歯車9が駆動歯車14から離れる。
搬送ローラ11の下降に伴ってディスクDが下降し、中止穴Daがターンテーブル22に設置される。これと同時に、クランパが下降し、ディスクDの中心部がターンテーブル22とクランパとで挟持される。その後、スピンドルモータ21によってディスクDが回転駆動され、光ヘッドによってディスクDに対する情報の記録や読み出し動作が行われる。
図2に示すように、第1のばね部材15の設置長L1が第2のばね部材16の設置長L2よりも長いため、第1のばね部材15の引張り弾性力が、第2のばね部材16よりも大きくなっている。さらに、第1のばね部材15の作用線F1の角度θ1の絶対値が第2のばね部材16の作用線F2の角度θ2の絶対値よりも小さいため、第1のばね部材15の引張り弾性力のX1方向への分力が、第2のばね部材16の引張り弾性力のX1方向への分力よりも大きくなる。
第1のばね部材15と第2のばね部材16の設定長の違いとX1方向の分力の比率との違いにより、第1のばね部材15からローラ支持部材5に与えられるX1方向への付勢力f1が、第2のばね部材16からローラ支持部材5に与えられるX1方向への付勢力f2よりも大きくなる。したがって、搬送ローラ11を挟持部材12に押し付ける付勢モーメントは、搬送ローラ11のY2側の端部が、Y1側の端部よりも大きい。
図1に示すように、ディスクDを搬入しているときは、駆動歯車14が時計方向(φ1方向)へ回転するため、従動歯車9に対してディスクDから離れる向き(挟持部材12から離れる向き)の力が作用する。従動歯車9は、ローラ軸8のY2側の端部にのみ固定されているため、ローラ軸8のY2側の端部に対してのみ、ディスクDから離れる向きの力が作用する。
しかし、図2に示すように、第1のばね部材15による付勢力f1が第2のばね部材16による付勢力f2よりも大きく、付勢力f1が、ローラ軸8の端部8aに作用する下向きの力を相殺する向きに作用する。そのため、搬送ローラ11と挟持部材12とでディスクDを挟持する力に、移動中心線Oを挟んだY1側とY2側とで大きな差が生じるのを防止できる。
図2に示すように、搬送ローラ11は中心部11bを挟んで左右対称のテーパ形状であるため、ディスクDのY1側の縁部とY2側の縁部が、搬送ローラ11と挟持部材12とで挟まれ、搬送ローラ11の搬送力は、移動中心線Oを挟んだ両側において、主にディスクDの縁部に対して作用する。前記付勢力f1,f2の差によって、移動中心線Oを挟んだY1側とY2側で搬送力のばらつきが矯正されるために、ディスクDの縁部に対してY1側とY2側で搬送力がバランス良く作用し、ディスクDが安定した姿勢でX1方向へ搬入される。
その結果、ディスクDの一方の縁部に作用する搬送力が低下して、ディスクが回転してディスクDの搬入時間が遅延したり、あるいはディスクDが一方の縁部を支点としてばたつくなどの搬送不良を防止しやすくなる。
ディスクDが挿入口4に向けてX2方向へ搬出されるときは、駆動歯車14が反時計方向へ回転し、従動歯車9が時計方向へ回転し、搬送ローラ11が搬出方向へ回転する。このとき、駆動歯車14の反時計方向の回転力で、従動歯車9およびローラ軸8にディスクDに押圧される向きの力が作用する。よって、ディスク搬出時は、搬送ローラ11と挟持部材12とでディスクDが強い力で挟持されることになり、ディスクDが確実に搬出される。
図2に示すように、第1のばね部材15の作用線F1の角度θ1と、第2のばね部材16の作用線F2の角度θ2が互いに逆向きであり、角度θ2の絶対値が、角度θ1の絶対値よりもかなり大きくなっている。そのため、第2のばね部材16の引張り弾性力のY1方向への分力fbの絶対値が、第1のばね部材15の引張り弾性力のY2方向への分力faの絶対値よりも大きい。この分力faと分力fbとの差の力により、ローラ支持部材5がY1方向へ付勢される。この付勢力によって、ローラ支持部材5がY1側の軸受部3aに押し付けられ、動作時のローラ支持部材5のがたつきを防止でき、車載用ディスク装置の場合の走行中のがたつきノイズを低減できるようになる。
一般に搬送ローラ11は挿入口4に接近する位置に配置されるため、第1のばね部材15と第2のばね部材16は、その作用線F1,F2を傾けて配置しなくてはならない場合が多い。その際に、第1のばね部材15の作用線F1の角度θ1と第2のばね部材16の作用線F2の角度θ2を互いに逆向きにしてY方向へ互いに逆向きの分力fa,fbを発生させ、しかも、分力faと分力fbとに差を持たせて、ローラ支持部材5をY1方向へ付勢することで、ローラ支持部材5が軸受部3aに過大な力で押し付けられるのを防止でき、ローラ支持部材5の回動負荷が増大するのを防止できるようになる。
なお、分力faと分力fbの差によって、ローラ支持部材5がY2側の軸受部3aに押し付けられてもよい。また、移動中心線OよりもY1側とY2側のそれぞれに複数のばね部材が設けられてもよい。すなわち、第1のばね部材と第2のばね部材はそれぞれが複数のばね部材で構成されてもよい。
1 ディスク装置
2 筐体
3a 軸受部
4 挿入口
5 ローラ支持部材
6 支持軸
8 ローラ軸
9 従動歯車
11 搬送ローラ
12 挟持部材
14 駆動歯車
15 第1のばね部材
16 第2のばね部材
20 回転駆動部
F1 第1のばね部材の作用線
F2 第2のばね部材の作用線
O 移動中心線

Claims (5)

  1. 搬送ローラと、前記搬送ローラとでディスクを挟持する挟持部材と、前記搬送ローラで搬送されたディスクが設置される回転駆動部とを有するディスク装置において、
    前記搬送ローラのローラ軸がローラ支持部材に支持され、前記ローラ支持部材の動きに伴って前記搬送ローラがディスクを挟持する挟持位置とディスクから離れる退避位置へ移動可能であり、前記ローラ軸の一方の端部に従動歯車が固定され、前記搬送ローラが挟持位置に至ったときに前記従動歯車が噛み合う駆動歯車と、前記駆動歯車を回転させるモータが設けられており、
    前記ローラ支持部材と固定部との間に第1のばね部材と第2のばね部材が設置されて、前記搬送ローラが挟持位置へ向かうように前記ローラ支持部材が付勢されており、第1のばね部材は、前記搬送ローラで搬送されるディスクの中心が移動する移動中心線よりも前記従動歯車に近い位置に設置され、第2のばね部材は前記移動中心線よりも前記従動歯車から離れる位置に配置されており、
    第1のばね部材が前記ローラ支持部材に与える挟持位置への付勢力が、前記第2のばね部材が前記ローラ支持部材に与える挟持位置への付勢力よりも大きいことを特徴とするディスク装置。
  2. ディスクを前記回転駆動部に向けて搬入するときの前記駆動歯車の回転により、前記従動歯車と前記ローラ軸に対して、前記挟持部材から離れる向きの力が作用する請求項1記載のディスク装置。
  3. 第1のばね部材と第2のばね部材は、自由状態の長さが同じでばね定数が同じ引張りばねであり、設置長さは、第1のばね部材が第2のばね部材よりも長い請求項1または2記載のディスク装置。
  4. 第1のばね部材と第2のばね部材の少なくとも一方のばね力の作用線が、前記移動中心線と平行な線に対して、0度を越えて90度未満の角度を有しており、ばね力の分力で前記ローラ支持部材が、ローラ軸の軸方向に沿う一方向へ付勢されている請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
  5. 第1のばね部材のばね力の作用線と第2のばね部材のばね力の作用線が、互いに逆の向きに傾いており、一方のばね部材の作用線の傾き角度の絶対値が他方よりも大きく設定されて、前記ローラ支持部材に対してローラ軸の軸方向に沿う付勢力が作用している請求項4記載のディスク装置。
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