JP5540711B2 - 電子装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子装置及びその製造方法に関する。
LSI(Large Scale Integration)等の半導体素子と、マザーボード等の配線基板とを、間にインターポーザ等の配線基板を設けて、電気的に接続する技術が知られている。半導体素子とインターポーザ等の配線基板、及びインターポーザ等の配線基板とマザーボード等の配線基板とは、例えば、はんだボール等のバンプを用いて、接続される。
また、インターポーザ等の配線基板に、その変形を抑えるために補強部材を設ける技術も知られている。
特開2004−356142号公報 特開2008−306032号公報
インターポーザ等の配線基板には、補強部材を設けてもその形態によっては、変形が生じてしまう場合があり、そのような配線基板の変形により、配線基板を含む電子装置の信頼性が損なわれてしまうことがある。また、用いる補強部材の形態によっては、配線基板を含む電子装置の構成が複雑になったり、大型化したりしてしまう場合もある。
本発明の一観点によれば、配線基板と、前記配線基板の上方に配置され、開口部を有し、前記開口部を囲むように、前記配線基板側と反対側に突出する突部が設けられた枠部材と、前記配線基板の上方の、前記開口部に配置された半導体素子と、前記枠部材及び前記半導体素子の上方に配置され、前記枠部材に第1接合部材を用いて接合され、前記半導体素子に第2接合部材を用いて接合された蓋部材と、を含み、前記枠部材は、前記枠部材の外縁部に前記突部を有し、前記蓋部材は、前記蓋部材の外縁部に、前記突部に対応する窪み部を有し、前記窪み部の側面が、前記第1接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向している電子装置が提供される。
開示の電子装置によれば、配線基板の変形を効果的に抑制することが可能になる。それにより、信頼性の高い電子装置が実現可能になる。また、小型の電子装置が実現可能になる。
第1の実施の形態に係る実装構造の一例の断面模式図である。 第1の実施の形態に係る実装構造の一例の平面模式図である。 第1の実施の形態に係るスティフナの一例の斜視模式図である。 第1の実施の形態に係るリッドの一例の斜視模式図である。 第1の実施の形態に係る電子装置の一例を示す図である。 電子装置の別例を示す図である。 放熱部材を備える電子装置の一例を示す図である。 放熱部材を備える電子装置の別例を示す図である。 スティフナ接合工程の一例を示す図である。 半導体チップ搭載工程の一例を示す図である。 リッド接合工程の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係る実装構造の一例の断面模式図である。 第2の実施の形態に係る実装構造の一例の平面模式図である。 第3の実施の形態に係る実装構造の一例の断面模式図である。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態に係る実装構造の一例の断面模式図、図2は第1の実施の形態に係る実装構造の一例の平面模式図である。尚、図1は図2のX−X断面を模式的に示す図である。
図1及び図2には、配線基板(パッケージ基板)11、枠部材(スティフナ)12、半導体素子(半導体チップ)13、及び蓋部材(リッド)14を含む実装構造(電子装置。便宜上、半導体装置と言う。)10を例示している。
パッケージ基板11には、半導体チップ13の搭載面側に、半導体チップ13とパッケージ基板11とを電気的に接続するための、図示しない接続パターンが設けられ、半導体チップ13の搭載面側と反対の面側には、半田ボール等のバンプ11bが設けられている。パッケージ基板11の、半導体チップ13の搭載面側に設けられた接続パターンと、その反対面側に設けられたバンプ11bとは、パッケージ基板11の内部に設けられている、図示しない導電パターン(ビア、又はビアと配線)を介して、電気的に接続されている。
尚、パッケージ基板11に設けられた、異なるパターン間は、絶縁層によって絶縁されている。絶縁層部分には、ポリイミド樹脂やエポキシ樹脂等の有機系材料を用いたもの、ガラス、セラミック、ガラスセラミック等の無機系材料を用いたもの、そのような有機系材料と無機系材料の双方を用いたもの等を適用することができる。例えば、パッケージ基板11として、ガラス繊維入りのエポキシ樹脂を用いて形成されたものを用いることができる。また、パッケージ基板11としては、比較的柔軟性を有する、所謂フレキシブル基板等を用いることもできる。
このようなパッケージ基板11の上には、その端部に、ボンディングシート等の接合部材15aを介してスティフナ12が接合されている。
図3は第1の実施の形態に係るスティフナの一例の斜視模式図である。
スティフナ12には、図1〜図3に示したように、開口部12aを有する枠状のものを用いることができる。スティフナ12には、パッケージ基板11側と反対側に向かって平坦面12cから突出する突部12bが、開口部12aを囲むように、外側の周縁部に設けられている。突部12bは、スティフナ12の周縁部に設けられている。このように周縁部に突部12bが設けられることで、スティフナ12は、その断面が階段状になっている。
このような突部12bを有するスティフナ12は、例えば、枠状の平板の周縁部を、一方の面側に折り曲げて加工することで形成することができる。スティフナ12には、一定の剛性を有する材料が用いられる。例えば、スティフナ12には、銅等の金属材料が用いられる。スティフナ12は、その周縁部に突部12bが設けられていることで、このような突部を設けていないものに比べ、より剛性が高められている。また、突部12bを設けることで、スティフナ12の板厚が比較的薄くても、一定の剛性を確保することが可能になっている。
尚、スティフナ12は、ここではパッケージ基板11と同じ平面サイズ、即ち、パッケージ基板11に接合したときに、スティフナ12の、平面方向の最外縁の位置が、パッケージ基板11の、平面方向の最外縁の位置に一致する場合を例示している。
このようなスティフナ12を、図1及び図2に示したように、パッケージ基板11の端部に接合することにより、パッケージ基板11の機械的安定性を高めることが可能になる。例えば、半導体チップ13を実装する際のパッケージ基板11の取り扱いを容易にしたり、半導体チップ13の実装時或いは実装後に加わる熱によるパッケージ基板11の変形を抑制したりすることが可能になる。
尚、スティフナ12は、パッケージ基板11よりも小さな平面サイズ、即ち、パッケージ基板11に接合したときに、スティフナ12の、平面方向の最外縁の位置が、パッケージ基板11の、平面方向の最外縁の位置より内側になるようにすることもできる。そのような場合にも、パッケージ基板11に、このような突部12bを設けたスティフナ12を接合することにより、パッケージ基板11の変形を抑制する等の効果を得ることが可能である。
パッケージ基板11上の、スティフナ12の開口部12a内の領域には、図1及び図2に示したように、半導体チップ13が搭載されている。半導体チップ13には、図1に示したように、パッケージ基板11と対向する面側に、半田等のバンプ13aが設けられている。半導体チップ13は、パッケージ基板11に設けられている、図示しない接続パターンに、バンプ13aを介してフリップチップ接続されることにより、パッケージ基板11に搭載される。尚、ここでは図示を省略するが、フリップチップ接続されたパッケージ基板11と半導体チップ13との間には、充填樹脂(アンダーフィル材)を設け、それらの接続を補強するようにしてもよい。
スティフナ12、及びパッケージ基板11に搭載された半導体チップ13の上には、図1に示したように、それぞれ接合部材15b,16を介して、リッド14が接合されている。
リッド14には、例えば、一定の剛性を有し、パッケージ基板11全体を覆うような平面サイズのものを用いることができる。ここでは、リッド14が、スティフナ12と同じ平面サイズ、即ち、スティフナ12に接合したときに、リッド14の、平面方向の最外縁の位置が、スティフナ12の、平面方向の最外縁の位置に一致するような平面サイズとされている。
リッド14を放熱部材(又はその一部)として利用する場合、リッド14には、熱伝導性の良い材料を用いることが好ましい。例えば、リッド14には、金属材料を用いることができる。リッド14に用いる金属材料としては、例えば、銅、銅を含む金属、アルミニウム、アルミニウムを含む金属を挙げることができる。
また、上記のようにリッド14を、パッケージ基板11全体を覆うような平面サイズとした場合には、リッド14の上に更にヒートシンク等の放熱部材を取り付けたときに、それとの接触面積を大きく取ることが可能になる。或いはリッド14を、パッケージ基板11全体を覆うような平面サイズとすることで、品名表示のための領域を確保することも可能になる。
図4は第1の実施の形態に係るリッドの一例の斜視模式図である。
リッド14には、図1及び図4に示すように、スティフナ12の突部12bに対応する周縁部に、突部12bに対応する形状の窪み部14aが設けられている。リッド14は、その窪み部14aとスティフナ12の突部12bとの位置を合わせて、接合部材15bを介して、スティフナ12に接合される。即ち、リッド14の下面14bの端部が、断面階段状のスティフナ12の平坦面12cに接合され、窪み部14aの表面が、そのスティフナ12の突部12bの表面に接合される。
尚、リッド14とスティフナ12とを接合する接合部材15bには、ボンディングシート等を用いることができる。また、リッド14と半導体チップ13とを接合する接合部材16には、接着力を有すると共に、熱伝導性の良いものを用いることが好ましい。例えば、接合部材16には、熱伝導性の良いフィラーを含む樹脂を用いることができる。フィラーとしては、銀粒子等の金属フィラー、シリコン粒子等の非金属フィラー、銀等の金属をコーティングした粒子等を挙げることができる。接合部材16は、ペースト状のものを塗布してその後固化することで形成したり、或いは予めシート状になっているものを貼付することで形成したりすることが可能である。また、接合部材16には、フィラーを含む樹脂のほか、ろう材(半田を含む)を用いることもできる。
以上説明したような半導体装置10は、更に別の配線基板(マザーボード)に実装される。実装後に得られる、半導体装置10及びマザーボードを含む電子装置の一例を、次の図5に示す。
図5は第1の実施の形態に係る電子装置の一例を示す図である。
上記のように、半導体装置10に含まれるパッケージ基板11の、半導体チップ13側と反対の面側には、バンプ11bが設けられている。この半導体装置10を実装するマザーボード20には、半導体装置10のバンプ11bと対応する位置に、図示しない接続パターンが設けられている。更に、このマザーボード20には、パッケージ基板11との間に設けるスタンドオフ30の下部31を埋め込むための凹部21が設けられている。
半導体装置10をマザーボード20に実装する場合には、半導体装置10とマザーボード20との間に、スタンドオフ30をその下部31をマザーボード20の凹部21に埋め込んで配置する。それと共に、半導体装置10のバンプ11bを、マザーボード20の接続パターンに位置合わせを行って対向させ、当接後、加熱によりバンプ11bを溶融する。その後、冷却してバンプ11bを固化する。これにより、半導体装置10とマザーボード20とが、バンプ11bを介して機械的、電気的に接続された、電子装置1を得ることができる。
ところで、上記のような半導体装置10を得る際には、パッケージ基板11への半導体チップ13の実装時に、そのバンプ13aを溶融するため、パッケージ基板11に熱が加わる。また、半導体装置10をマザーボード20に実装して電子装置1を得る際や、得られた電子装置1(後述のように放熱部材を設けた電子装置1a,1bも同様。)において内部の半導体チップ13が動作する際にも、パッケージ基板11には熱が加わる。即ち、パッケージ基板11のバンプ11bを溶融するための熱や、半導体チップ13の動作に伴う発熱により、電子装置1内のパッケージ基板11の温度が上昇する。
このようにパッケージ基板11に熱が加わったときには、パッケージ基板11自体の熱膨張係数に応じて、或いはパッケージ基板11に接続されている他の部材との熱膨張係数差に起因して、パッケージ基板11に応力が発生する。半導体装置10及び電子装置1では、このような応力が発生する状況においても、突部12bを設けたスティフナ12を用いていることで、そのような応力によるパッケージ基板11の変形が効果的に抑えられるようになっている。
ここで比較のため、電子装置の別例について説明する。
図6は電子装置の別例を示す図である。
図6に示す電子装置1000では、パッケージ基板11に、枠状で平板のスティフナ120が接合部材15aを介して接合され、そのスティフナ120の開口部120a内に半導体チップ13がバンプ13aを介してフリップチップ接続されている。そして、スティフナ120及び半導体チップ13に、それぞれ接合部材15b,16を介して、平板のリッド140が接合されて、半導体装置100が形成されている。このような半導体装置100が、パッケージ基板11に設けられたバンプ11bを介してマザーボード20に実装され、電子装置1000が形成されている。パッケージ基板11とマザーボード20の間には、スタンドオフ30が設けられている。
半導体装置100の形成過程、及びそれを用いて形成される電子装置1000の動作時には、パッケージ基板11に熱が加わる。パッケージ基板11には、そのような熱に起因して応力が発生する。上記のように枠状で平板のスティフナ120を用いている場合には、このようなパッケージ基板11に発生する応力に対し、スティフナ120の剛性が足りず、パッケージ基板11に反り等の変形が生じてしまうことがある。このようなパッケージ基板11の変形は、バンプ13a,11bを介した接続部を破断させ、パッケージ基板11と半導体チップ13との接続信頼性、半導体装置100とマザーボード20との接続信頼性を低下させる一因となり得る。また、パッケージ基板11の変形により、例えばリッド140とスティフナ120との接合部に剥離が生じる等、部材間の接合部における剥離現象が起こることもある。
近年では、パッケージ基板11の薄型化、パッケージ基板11と半導体チップ13との接続部の狭ピッチ化、半導体チップ13の大サイズ化等に伴い、上記のようなパッケージ基板11の変形が一層起こり易い状況になっている。また、半導体チップ13とパッケージ基板11との接続部や、パッケージ基板11とマザーボード20との接続部に、鉛フリー半田を用いた場合には、実装温度が高くなることで、上記のようなパッケージ基板11の変形が、より起こり易くなる。
尚、パッケージ基板11の変形は、厚くて剛性の高いスティフナ120を用いれば、抑制することも可能である。しかし、スティフナ120を厚くすることは、半導体装置100及び電子装置1000の厚みの増加(大型化)につながり、例えば、半導体装置100や電子装置1000を用いる電子機器の大型化を招く恐れもある。
上記のような半導体装置100及び電子装置1000に対し、図1及び図2に示したような半導体装置10、及び図5に示したような電子装置1では、上記のようなパッケージ基板11の変形を効果的に抑制することが可能になる。また、半導体装置10及び電子装置1では、小型化、低コスト化を図ることも可能になる。
図1及び図2に示した半導体装置10において、スティフナ12には、その周縁部に突部12bを設けることで、板厚が比較的薄くても、高い剛性を持たせることができる。そのため、同等の板厚の平板のスティフナ120を用いた場合に比べて、スティフナ12を接合したパッケージ基板11への半導体チップ13の実装時或いは実装後にパッケージ基板11に熱が加わったときにも、その変形を効果的に抑制することができる。
また、この半導体装置10では、スティフナ12とリッド14との接合信頼性を高めることが可能になっている。即ち、このように突部12bを設けたスティフナ12と、それに対応する窪み部14aを有するリッド14とを接合するため、平板のスティフナ120とリッド140とを接合する場合に比べて、接合面積が増加する。
更に言えば、半導体装置10では、スティフナ12の突部12bの内壁12baと、それに対向するリッド14の窪み部14aの側面14c(リッド14全体の側面の一部)とが接合される。即ち、スティフナ12とリッド14は、平坦面12cと下面14bの間における平面方向の接合に加え、その平面方向と交差する方向の内壁12baと側面14cの間においても接合される。スティフナ12とリッド14をこのように接合することで、パッケージ基板11をその平面方向に変形させようとする応力、及び平面方向と交差する方向に変形させようとする応力に対し、スティフナ12とリッド14との接合を、効果的に維持することができる。その結果、スティフナ12とリッド14とが、高い信頼性で接合されることになる。
上記のように、スティフナ12には、突部12bが設けられており、それ自体の剛性が高められている。そして、このようなスティフナ12が、上記のようにリッド14と高い信頼性で接合される。そのため、剛性の高いリッド14を用いることにより、その剛性を活かして、パッケージ基板11に半導体チップ13を実装した後の半導体装置10内或いは電子装置1内におけるパッケージ基板11の変形を、一層効果的に抑制することが可能になる。
また、スティフナ12とリッド14とは、対応する突部12bと窪み部14aとを嵌め合わせるようにして接合され、平板のスティフナ120とリッド140とを接合する場合と比べて、スティフナ12とリッド14の合計の厚みを増加させることを要しない。即ち、スティフナ12に、その平坦部の板厚は変えずに、周縁部に突部12bを設け、リッド14には、その板厚は変えずに、周縁部に、スティフナ12の突部12bの高さに応じた深さの窪み部14aを設けるようにすればよい。それにより、半導体装置10及び電子装置1の厚みの増加を抑え、且つ、パッケージ基板11の変形の抑制、及びスティフナ12とリッド14との接合信頼性の向上を図ることが可能になる。
また、半導体装置10では、スティフナ12の平面サイズを、パッケージ基板11の平面サイズと同じか、或いはパッケージ基板11の平面サイズよりも小さくする。そして、そのようなスティフナ12の上に、それと同等の平面サイズのリッド14が接合される。そのため、マザーボード20上で占める半導体装置10の実装面積の増加を抑えることが可能になる。
また、上記のような突部12bを設けたスティフナ12を形成する場合、突部12bは、平板の折り曲げ加工により形成することができる。リッド14には、その突部12bに応じた形状で、平板に窪み部14aを形成すればよい。従って、半導体装置10及び電子装置1の形成に伴う部材の加工コストを抑えることができる。また、半導体装置10及び電子装置1を構成する部品の増加も抑えることができる。
このように、上記の半導体装置10及び電子装置1では、突部12bによって剛性が高められ、更にリッド14との接合信頼性を向上させることのできるスティフナ12を用いる。そのため、パッケージ基板11に熱が加わって応力が発生する場合にも、その応力によるパッケージ基板11の変形を効果的に抑制することが可能になる。それにより、信頼性の高い半導体装置10及び電子装置1が実現可能になる。また、信頼性の高い、小型の半導体装置10及び電子装置1が実現可能になる。更にまた、そのような半導体装置10及び電子装置1を低コストで実現することが可能になる。
尚、電子装置1には、半導体チップ13で発生する熱を放熱するため、更に放熱部材を設けることができる。
図7は放熱部材を備える電子装置の一例を示す図である。
図7に示す電子装置1aは、半導体装置10のリッド14の上面14dに、接合部材40を介して設けられたヒートシンク50を備えている。ヒートシンク50には、複数のフィン51が設けられている。
半導体チップ13で発生した熱は、リッド14に伝熱された後、接合部材40及びヒートシンク50へと伝熱されて、ヒートシンク50から電子装置1aの外部へと放熱される(空冷)。尚、電子装置1aにおける、半導体チップ13で発生した熱の放熱経路は、これに限定されるものではない。
図8は放熱部材を備える電子装置の別例を示す図である。
図8に示す電子装置1bは、半導体装置10のリッド14の上面14dに、接合部材41を介して設けられたクーリングプレート60を備えている。クーリングプレート60には、その内部に管61が設けられている。管61には、冷却水が流通される。
半導体チップ13で発生し、リッド14に伝熱された熱は、接合部材41を介してクーリングプレート60と熱交換される(液冷)。尚、電子装置1bにおける、半導体チップ13で発生した熱の放熱経路は、これに限定されるものではない。
続いて、上記のような半導体装置10、及びそれを含む電子装置1の形成方法について説明する。
図9はスティフナ接合工程の一例を示す図である。
まず、パッケージ基板11及びスティフナ12を用意する。スティフナ12には、用いるパッケージ基板11の平面サイズと同じか、或いは小さい平面サイズのものを用いる。ここでは、パッケージ基板11の平面サイズと同じ平面サイズのスティフナ12を用いる場合を例示する。
スティフナ12には、その周縁部に突部12bを設けたものを用いる。このようなスティフナ12は、例えば、平板を用意し、それに開口部と、その開口部を囲むように周縁部を一方の面側に折り曲げて加工することで形成することができる。即ち、折り曲げられた周縁部が突部12bとなる。ここでは、このような折り曲げ加工によって突部12bを形成したスティフナ12の平面サイズが、用いるパッケージ基板11の平面サイズと同じになるようにする。
スティフナ12を用意した後は、パッケージ基板11の周端部に接合部材15aを設け、その接合部材15a上に、突部12bを上方(パッケージ基板11側と反対側)に向けて、スティフナ12を配置し、パッケージ基板11とスティフナ12とを接合する。
尚、図示を省略するが、パッケージ基板11には、その一方の面(スティフナ12側の面)におけるスティフナ12の開口部12a内の領域に、半導体チップ13を接続するための接続パターンが形成されている。また、パッケージ基板11のもう一方の面には、マザーボード20との接続に用いるバンプ11bを設けるための接続パターンが形成されている。
図10は半導体チップ搭載工程の一例を示す図である。
上記のようにしてスティフナ12を接合したパッケージ基板11における、スティフナ12の開口部12a内の領域に、半導体チップ13を搭載する。半導体チップ13には、バンプ13aが設けられている。半導体チップ13は、バンプ13aを介してパッケージ基板11にフリップチップ接続される。例えば、バンプ13aを半田で形成している場合には、バンプ13aをパッケージ基板11の接続パターンに対向させ、溶融し、その後固化することで、半導体チップ13とパッケージ基板11とを接続する。
ここで、パッケージ基板11の周端部には、上記のように突部12bを設けたスティフナ12を接合している。スティフナ12は、突部12bが設けられていることで、それ自体の剛性の向上が図られている。パッケージ基板11には、このようなスティフナ12が接合されているため、パッケージ基板11の機械的安定性が高くなっている。そのため、スティフナ12が接合されているパッケージ基板11に対し、バンプ13aを介して半導体チップ13をフリップチップ接続する際、そのパッケージ基板11に熱が加わっても、その変形が効果的に抑制されるようになる。その結果、半導体チップ13を精度良くパッケージ基板11に接続することができる。
図11はリッド接合工程の一例を示す図である。
半導体チップ13の搭載後、スティフナ12上に接合部材15bを設け、半導体チップ13上に接合部材16を設けて、リッド14を接合する。リッド14には、予め、スティフナ12に設けた突部12bに対応する窪み部14aを設けておく。このようなリッド14を、接合部材15b,16上に、窪み部14aと突部12bの位置を合わせて配置し、スティフナ12及び半導体チップ13と接合する。
このように、スティフナ12とリッド14は、突部12bと窪み部14aを嵌め合わせるようにして配置され、間の接合部材15bにより接合される。そのため、スティフナ12とリッド14では、平板のスティフナとリッドとを接合部材15bで接合した場合に比べ、より大きな接合面積を確保することができ、より強固に接合されるようになる。
以上の方法により、半導体装置10の基本構造が得られる。このような半導体装置10の基本構造を得た後は、パッケージ基板11の裏面に、マザーボード20との接続用のバンプ11bを設け(図1の半導体装置10)、それをマザーボード20に実装することで、図5に示したような電子装置1が得られる。また、その後、リッド14上に、図7に示したようなヒートシンク50を設けることで電子装置1aを得ることができ、或いは図8に示したようなクーリングプレート60を設けることで電子装置1bを得ることができる。
半導体装置10のマザーボード20への実装時や、得られた電子装置1の動作時に、パッケージ基板11に熱が加わった場合にも、上記のスティフナ12及びリッド14により、パッケージ基板11の変形が効果的に抑制されるようになる。また、このようにパッケージ基板11の変形が抑制されることで、スティフナ12とパッケージ基板11及びリッド14との接合部や、半導体チップ13とリッド14との接合部における剥離現象も効果的に抑制されるようになる。
続いて、半導体装置及びそれを含む電子装置の形成方法の一実施例について説明する。
ここでは一例として、平面サイズが47.5mm×47.5mmサイズのパッケージ基板で、半導体チップの実装エリアが20mm×20mmサイズであるパッケージ基板を用いる。このパッケージ基板には、1mm間隔で400μmサイズのI/Oパッドが設けられている。
また、スティフナとして、平坦部分の厚みが300μm、開口部の内径が35mm、全体の平面サイズがパッケージ基板と同じく47.5mm×47.5mmサイズであり、その周縁部に所定の幅と高さの突部が設けられているものを用いる。スティフナの突部の幅は、例えば、3mm程度とすることができる。また、スティフナの突部の高さは、例えば、用いるリッドの厚みを超えない範囲で、且つ、リッドとの間に接合部材を設けることを考慮して、設定することができる。
また、スティフナに接合するリッドとして、スティフナの突部に対応する窪み部を設けたものを用いる。リッドには、厚みが10mm、平面サイズがスティフナ及びパッケージ基板と同じく47.5mm×47.5mmサイズであり、スティフナの突部に対応する位置に所定の幅と高さの窪み部が設けられている。尚、スティフナ及びリッドの加工精度、スティフナの突部とリッドの窪み部との間に接合部材を設けること等を考慮し、リッドの窪み部の幅と高さは、スティフナの突部の幅と高さよりも大きめに設定しておくことが好ましい。
まず、パッケージ基板の端部に、接合部材として厚さ25μmのボンディングシートを設ける。そして、その上に、突部を設けた銅製の枠状スティフナを、その突部を上にして配置し、パッケージ基板とスティフナとを接合する。
次いで、半導体チップを、パッケージ基板の実装エリアに対し、フリップチップ接続して搭載する。
次いで、スティフナ上に、接合部材として厚さ25μmのボンディングシートを設け、半導体チップ上に、接合部材としてインジウム銀(InAg)製の接合用シートを設ける。そして、それらの上に、窪み部を設けた銅製のリッドを、その窪み部とスティフナの突部との位置を合わせて配置する。その後、200℃で加熱し、リッドをスティフナ及び半導体チップの上に固定する。
そして、パッケージ基板にバンプを設けて得られる半導体装置(図1の半導体装置10に相当)を、バンプを介してマザーボードに実装し、電子装置(図5の電子装置1に相当)を得る。
このようにして得られる電子装置について、−10℃〜100℃の範囲の昇降温を300サイクル繰り返す熱サイクル試験を実施したところ、半導体チップとリッドとの接合部、スティフナとリッド及びパッケージ基板との接合部に、剥離は認められなかった。更に、この電子装置において、パッケージ基板の半導体チップ実装エリアの反り量を測定したところ、24μmであった。
また、平板のスティフナ及びリッドを用いた電子装置(図6の電子装置1000に相当)を、この実施例と同様の条件で形成し、同じく−10℃〜100℃の範囲の昇降温を300サイクル繰り返す熱サイクル試験を実施した。その結果、半導体チップとリッドとの接合部、スティフナとリッド及びパッケージ基板との接合部には、剥離が認められた。更に、この電子装置において、パッケージ基板の半導体チップ実装エリアの反り量を測定したところ、30μmであった。
突部を設けたスティフナと、それに対応する窪み部を設けたリッドとを用いた電子装置では、平板のスティフナ及びリッドを用いた電子装置に比べ、熱応力によるパッケージ基板の変形を効果的に抑制することができていると言える。
尚、以上の説明では、スティフナ12の周縁部に突部12bを設ける場合を例示したが、周縁部に限らず、パッケージ基板11側と反対側に突出するように突部が設けられているスティフナであれば、上記同様、パッケージ基板11の変形を抑制することが可能である。但し、そのスティフナ上にリッドを接合する場合、そのリッドにはスティフナに設けた突部に対応する窪み部を設ける。そのため、窪み部を設けるためのリッドの加工容易性、及びリッドとスティフナとの接合容易性の観点からは、スティフナの突部及びそれに対応するリッドの窪み部は、いずれもそれぞれの周縁部に設けることが好ましい。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図12は第2の実施の形態に係る実装構造の一例の断面模式図、図13は第2の実施の形態に係る実装構造の一例の平面模式図である。尚、図12は図13のY−Y断面を模式的に示す図である。
図12及び図13に示す実装構造(電子装置。便宜上、半導体装置と言う。)10Aは、スティフナ12の突部12bより内側に平板のリッド14Aが設けられている点で、上記第1の実施の形態に係る実装構造(半導体装置)10と相違する。
この第2の実施の形態に係る半導体装置10Aでは、リッド14Aの平面サイズが、スティフナ12の突部12bの幅に応じた分だけ、上記半導体装置10のリッド14よりも小さくなる。そして、スティフナ12の突部12bの内壁12baと、リッド14Aの平面方向の最外縁である側面14eの下部とが、接合部材15bで接合され、スティフナ12の平坦面12cと、リッド14Aの下面14bの端部とが、接合部材15bで接合されている。
このように平板のリッド14Aを用い、その側面14eの一部と下面14bの一部とを、突部12bを設けた断面階段状のスティフナ12と接合することによっても、平板のスティフナとリッドとを接合した場合に比べ、接合信頼性を向上させることができる。即ち、パッケージ基板11をその平面方向に変形させようとする応力、及び平面方向と交差する方向に変形させようとする応力に対し、スティフナ12とリッド14Aとの接合を、効果的に維持することができる。
また、この半導体装置10Aでは、平板のリッド14Aを用いることができるため、上記のリッド14のように、スティフナ12の突部12bに対応する窪み部14aを設けることが不要になる。更に、リッド14Aには、上記のリッド14よりも、スティフナ12の突部12bの幅に応じた分だけ小さな平面サイズのものを用いることができる。そのため、半導体装置10A、及びそれをマザーボード20に実装して得られる電子装置の、低コスト化を図ることが可能になる。
尚、この半導体装置10Aのマザーボード20への実装は、上記の半導体装置10の場合と同様にして行うことができる。また、そのようにして得られた電子装置に対しては、リッド14Aの上面14dに、図7に示したように接合部材40を介してヒートシンク50を設けたり、図8に示したように接合部材41を介してクーリングプレート60を設けたりすることができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図14は第3の実施の形態に係る実装構造の一例の断面模式図である。
図14に示す実装構造(電子装置。便宜上、半導体装置と言う。)10Bは、リッド14Aの側面14eが全体的に、スティフナ12Aの突部12bで覆われている点で、上記第2の実施の形態に係る実装構造(半導体装置)10Aと相違する。
この第3の実施の形態に係る半導体装置10Bでは、スティフナ12Aの突部12bの高さを、リッド14Aの厚みに一致或いはほぼ一致させる。それにより、スティフナ12Aの突部12bの内壁12baと、リッド14Aの側面14eの全体或いはほぼ全体とが、接合部材15bで接合され、スティフナ12Aの平坦面12cと、リッド14Aの下面14bの端部とが、同じく接合部材15bで接合される。
尚、スティフナ12Aは、例えば、上記のスティフナ12と同様に、平板の開口部形成及び折り曲げ加工によって形成することが可能である。
このようにリッド14Aの側面14eを全体的に、スティフナ12Aの突部12bの内壁12baと接合することにより、リッド14Aとスティフナ12Aとの接合信頼性を向上させることができる。
また、この半導体装置10Bでは、スティフナ12の突部12bの幅に応じた分だけ小さな平面サイズの、平板のリッド14Aを用いることができる。そのため、半導体装置10B、及びそれをマザーボード20に実装して得られる電子装置の、低コスト化を図ることが可能になる。
尚、半導体装置10Bのマザーボード20への実装は、上記の半導体装置10,10Aの場合と同様にして行うことができる。また、そのようにして得られた電子装置に対しては、リッド14Aの上面14dに、図7に示したように接合部材40を介してヒートシンク50を設けたり、図8に示したように接合部材41を介してクーリングプレート60を設けたりすることができる。
尚、以上の説明では、半導体装置10,10A,10Bとマザーボード20とを、バンプ11bを用いて接続する場合を例示したが、導電性弾性体等のコラムを含むソケットを用いて接続することも可能である。その場合は、半導体装置10,10A,10Bを、ソケットを挟んでマザーボード20に押圧するための機構を設けるようにすればよい。例えば、リッド14,14Aに、それより大きな平面サイズの放熱部材を熱的に接続し、その放熱部材とマザーボード20とを貫通するネジを、マザーボード20背面に設けたボルスタプレートに螺合する等の機構を設けることができる。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 配線基板と、
前記配線基板の上方に配置され、開口部を有し、前記開口部を囲むように、前記配線基板側と反対側に突出する突部が設けられた枠部材と、
前記配線基板の上方の、前記開口部に配置された半導体素子と、
を含むことを特徴とする電子装置。
(付記2) 前記枠部材の上方に接合部材を介して配置された蓋部材を更に含み、
前記蓋部材の側面の少なくとも一部が、前記接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向していることを特徴とする付記1に記載の電子装置。
(付記3) 前記蓋部材は、前記突部に対応する窪み部を有し、前記窪み部の側面が、前記接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向していることを特徴とする付記2に記載の電子装置。
(付記4) 前記蓋部材の平面方向の最外縁は、前記突部の内壁より内側に位置し、前記蓋部材の平面方向の最外縁における側面の少なくとも一部が、前記接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向していることを特徴とする付記2に記載の電子装置。
(付記5) 前記蓋部材の平面方向の最外縁における側面の下部が、前記接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向していることを特徴とする付記4に記載の電子装置。
(付記6) 前記蓋部材の平面方向の最外縁における側面全体が、前記接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向していることを特徴とする付記4に記載の電子装置。
(付記7) 前記枠部材の平面方向の最外縁は、前記配線基板の平面方向の最外縁に一致するか、又は前記配線基板の最外縁より内側に位置することを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の電子装置。
(付記8) 前記突部は、前記枠部材の外側縁部に設けられていることを特徴とする付記1乃至7のいずれかに記載の電子装置。
(付記9) 配線基板の上方に、開口部を有し、前記開口部を囲むように、前記配線基板側と反対側に突出する突部が設けられた枠部材を配置する工程と、
前記配線基板の上方の、前記開口部に半導体素子を配置する工程と、
を含むことを特徴とする電子装置の製造方法。
(付記10) 前記半導体素子の配置後に、前記枠部材の上方に接合部材を介して蓋部材を配置する工程を更に含み、
前記蓋部材を配置する際には、前記蓋部材の側面の少なくとも一部を、前記接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向させることを特徴とする付記9に記載の電子装置の製造方法。
(付記11) 前記枠部材の平面方向の最外縁は、前記配線基板の平面方向の最外縁に一致するか、又は前記配線基板の平面方向の最外縁より内側に位置することを特徴とする付記9又は10に記載の電子装置の製造方法。
1,1a,1b,1000 電子装置
10,10A,10B,100 半導体装置
11 パッケージ基板
11b,13a バンプ
12,12A,120 スティフナ
12a,120a 開口部
12b 突部
12ba 内壁
12c 平坦面
13 半導体チップ
14,14A,140 リッド
14a 窪み部
14b 下面
14c,14e 側面
14d 上面
15a,15b,16,40,41 接合部材
20 マザーボード
21 凹部
30 スタンドオフ
31 下部
50 ヒートシンク
51 フィン
60 クーリングプレート
61 管

Claims (3)

  1. 配線基板と、
    前記配線基板の上方に配置され、開口部を有し、前記開口部を囲むように、前記配線基板側と反対側に突出する突部が設けられた枠部材と、
    前記配線基板の上方の、前記開口部に配置された半導体素子と、
    前記枠部材及び前記半導体素子の上方に配置され、前記枠部材に第1接合部材を用いて接合され、前記半導体素子に第2接合部材を用いて接合された蓋部材と、
    を含み、
    前記枠部材は、前記枠部材の外縁部に前記突部を有し、
    前記蓋部材は、前記蓋部材の外縁部に、前記突部に対応する窪み部を有し、
    前記窪み部の側面が、前記第1接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向していることを特徴とする電子装置。
  2. 前記枠部材の平面方向の最外縁は、前記配線基板の平面方向の最外縁に一致するか、又は前記配線基板の最外縁より内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 配線基板の上方に、開口部を有し、前記開口部を囲むように、前記配線基板側と反対側に突出する突部が設けられた枠部材を配置する工程と、
    前記配線基板の上方の前記開口部に半導体素子を配置する工程と、
    前記枠部材及び前記半導体素子の上方に蓋部材を配置する工程と、
    を含み、
    前記蓋部材を配置する工程では、前記蓋部材を、前記枠部材及び前記半導体素子にそれぞれ第1接合部材及び第2接合部材を用いて接合し、
    前記枠部材は、前記枠部材の外縁部に前記突部を有し、
    前記蓋部材は、前記蓋部材の外縁部に、前記突部に対応する窪み部を有し、
    前記窪み部の側面が、前記第1接合部材を挟んで前記突部の内壁と対向するように、前記蓋部材を前記枠部材に接合することを特徴とする電子装置の製造方法。
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