JP5540664B2 - 光軸調整システム、光軸調整装置、光軸調整方法、及びプログラム - Google Patents

光軸調整システム、光軸調整装置、光軸調整方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、プロジェクタなどの投影装置から投射される光ビームの光軸を調整する技術に関する。
一般的なビーム走査型プロジェクタは、色の異なる複数の光ビームを合成した光ビームを可動鏡によって光学的に走査することにより、画像等をスクリーンに投影する。
このビーム走査型プロジェクタは、構造が単純である点、小型化や低価格化が可能である点、スクリーン全域に亘る色調の一様性の確保が容易である等の様々な利点を有する。このため、ビーム走査型プロジェクタは、投影装置への適用が期待されている。
図21は、一般的なビーム走査型プロジェクタの構成を示す全体図である。同図に示すように、ビーム走査型プロジェクタは、3色のレーザ光源SG、SR、およびSBと、ミラーM1と、ダイクロイックミラーM2およびM3と、走査ミラーM4とを有する。ダイクロイックミラーM2およびM3は、それぞれ特定の波長の光ビームのみを反射し、それ以外の波長の光ビームを透過するミラーである。
ビーム走査型プロジェクタは、レーザ光源SG、SR、およびSBから3色のビームを出力し、それらをミラーM1と、ダイクロイックミラーM2およびM3とで合成し、合成したビームを走査ミラーM4へ出力する。ビーム走査型プロジェクタは、走査ミラーM4を左右に動かすことにより、投影スクリーン上に水平方向の走査線を投影する。そして、ビーム走査型プロジェクタは、更に走査ミラーM4を上下に動かすことにより、水平方向の走査線を上から下へ動かすことによりラスタを形成し、映像を投影する。
ビーム走査型プロジェクタは、投影スクリーン上のビームの照射位置に応じて各レーザ光源の輝度を変調することによりカラー映像を投影することができる。所望の解像度の映像を投影するためには、ビーム走査型プロジェクタは、各レーザ光源からの光ビームの光軸を調整し、その解像度の画素サイズより小さい精度で、スクリーンにおける、それらの光ビームの照射位置を一致させる必要がある。
ビーム走査型プロジェクタにおける光ビームの光軸の調整は、例えば製品として出荷される前に行われる。光軸の調整においては、ビーム走査型プロジェクタに光軸調整装置を接続し、その光軸調整装置で、ビーム走査型プロジェクタを制御することにより、光ビームの光軸を調整している。
特許文献1や特許文献2には、光軸を調整する技術が記載されている。図22は、この特許文献1に記載された調整制御手段を説明するための図である。同図を参照すると、プロジェクタPRは、3つの画像を投射する光源SR、SG、およびSBを有し、このプロジェクタにテレビカメラC1が接続されている。
プロジェクタPRは、テレビカメラC1で撮像されたスクリーンSSの画像を取込み、撮像画像から基準位置を決定する。調整制御手段は、スクリーンSS上で3つの画像のそれぞれの位置が基準位置と一致するように、各画像の投影方向としての光軸を調整している。
図23は、特許文献2に記載されたレーザ光源装置の構成を示す斜視図である。同図を参照すると、このレーザ光源装置は、レーザ光源Rと、光軸(X軸)に直交する方向(Y軸方向)に沿ったガイド溝Sとを有する。レーザ光源装置では、ベースB上のガイドピンPにレーザ光源Rに設けたガイド溝Sを勘合させ、レーザ光源Rをこのガイド溝Sに沿って移動させることにより、光ビームの光軸を光軸に直交する方向に平行移動させることができる。移動は、レーザ光源Rに設けた調整穴Hに偏心したカムを挿入し、ドライバで偏心カムをまわすことにより駆動する。ベースB上に取り付ける複数のレーザ光源は同じ構造を持ち、それぞれ光軸に対して直交する方向に移動するよう偏心カムをまわすことにより複数のレーザ光ビームが一致するよう光軸を調整する。
特開平5−30520号公報 特開2007−298849号公報
ビーム走査型プロジェクタでは、光ビームが走査ミラーから外れてしまえば光ビームの走査ができなくなる。また、スクリーン上のある点で複数の光ビームが一致していても走査ミラー上で一致していなければ、複数の光ビームで生成される各ラスタにずれが生じる。そのため、ビーム走査型プロジェクタでは、複数の光ビームがスクリーン上および可動鏡上の両方で高い精度で一致していることが要求され、そのために複数の光ビームの光源位置および光軸方向を高い精度で調整させることが要求される。
ラスタが一致しない場合、その原因は、3色のレーザー光源SG、SR、SBから出射したレーザービームの位置と方向が一致していない点にある。一色毎のビーム位置と方向には、図21に示すように、上下方向の角度Dv、左右方向の角度Dh、上下方向の位置Pv、左右方向の位置Ph、の合計4自由度の不確定性がある。このため多数の調整要素が相互に関連し、4自由度3色分の不確定要素を一定の値に定めるのは困難である。
また、3色のビームを一本に合成した合成ビームは、微小な走査ミラーM4に当たった後、投影スクリーン上でラスタが一致しなくてはならない。一例として合成ビームの径が0.7mm、走査ミラーM4は1mm角である場合がある。このとき、投影スクリーン上で3色のラスタを合わせるためレーザー光源を不用意に動かすとビームは容易に走査ミラーM4からはずれてしまう。
さらに、3色のレーザー光源SG、SR、SBから出射したレーザービームは、上下・左右方向に相互に離れた点から出射し、ある点で一点に収束した後また散開するような位置関係にある場合がある。この場合、ある距離に置いた投影スクリーン5上ではラスタが合うが、他の距離に投影スクリーン5を置いた場合にはラスタが合わなくなる、という課題もある。
しかし、特許文献1に記載された技術は、複数の光ビームのスクリーン上での照射位置を調整するものであり、本発明の構成における可動鏡上での照射位置の一致に適用することが困難である。
また、特許文献2に記載された技術は、光軸を平行移動させることで光ビームの照射位置を調整するものであるため、調整の自由度が低く、光ビームの光源位置、光軸方向の両方を調整する用途には適しない。
本発明の目的は、ビーム走査型プロジェクタなどの投射装置から投射される光ビームの光源位置および光軸方向を高い精度で調整するための技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の光軸調整システムは、投射装置により投射される複数の光ビームの、それぞれの光源位置及び光軸方向を調整する光軸調整システムであって、前記投射装置により投射された前記複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、該第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像に基づいて、前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、前記光源位置及び前記光軸方向を調整する光軸調整装置と、を有する。
本発明の光軸調整装置は、投射装置により投射された複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、該第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、光軸調整装置と、を有する光軸調整システムにおける光軸調整装置であって、前記撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された前記画像に基づいて前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、該光ビームの光源位置及び光軸方向を調整する光軸調整手段と、を有する。
本発明の光軸調整方法は、投射装置により投射された複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、該第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、光軸調整装置と、を有する光軸調整システムにおける光軸調整方法であって、光軸調整装置が、前記撮像手段により撮像された画像を取得し、前記画像に基づいて前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、該光ビームの光源位置及び光軸方向を調整するものである。
本発明のプログラムは、投射装置により投射された複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、該第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、光軸調整装置と、を有する光軸調整システムにおける光軸調整装置を制御するためのプログラムであって、前記撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手順、及び前記画像取得手順で取得された前記画像に基づいて前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、該光ビームの光源位置及び光軸方向を調整する光軸調整手順、を実行させるものである。
本発明によれば、光軸調整装置は、第一として複数のビームの交差状態を把握して交差状態を解消し、第二として複数のビーム位置を一致させる。このため、第1のスクリーンにおける、複数の光ビームの照射位置が一致し、かつ、その第1のスクリーンを透過した第2のスクリーンにおける、それらの光ビームの照射位置が一致するような、投射装置における光源位置および光軸方向の調整を系統的に容易に実施することができる。
前述したように、従来の装置では、4自由度3色分などの多数の不確定要素を一定の値に定めるのは困難であったところ、本発明によれば、これらの要素を系統的に調整することで、光軸を高い精度で調整できる。
本発明の第1の実施形態の光軸調整システムの一構成例を示す全体図である。 本発明の第1の実施形態のプロジェクタの一構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のビーム合成部の一構成例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の光軸調整装置の一構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光軸調整装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の交差解消処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の一致処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態のビーム座標検出処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態のスクリーン座標検出処理を示すフローチャートである。 (a)本発明の第1の実施形態の各スクリーン上の照射位置を示す図である。(b)本発明の第1の実施形態の各スクリーン上の照射位置を示す図である。(c)本発明の第1の実施形態の各スクリーン上の照射位置を示す図である。 本発明の変形例の一致処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の光軸調整システムの一構成例を示す全体図である。 本発明の第3の実施形態の光軸調整システムの一構成例を示す全体図である。 本発明の第3の実施形態のカメラが撮像した画像の一例である。 本発明の第4の実施形態の光軸調整システムの一構成例を示す全体図である。 本発明の第4の実施形態のカメラが撮像した画像の一例である。 本発明の第5の実施形態の光軸調整システムの一構成例を示す全体図である。 本発明の第5の実施形態の光軸調整装置の一構成例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態の光軸調整システムの一構成例を示す全体図である。 本発明の第6の実施形態の光軸調整装置の一構成例を示す全体図である。 一般的なビーム走査型プロジェクタの構成を示す全体図である。 特許文献1に記載されたプロジェクタの構成を示す全体図である。 特許文献2に記載されたレーザ光源装置の構成を示す全体図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の光軸調整システム1の一構成例を示す全体図である。光軸調整システム1は、プロジェクタから投射される複数の光ビームが1本の光ビームになるように、各光ビームの光軸を調整するためのシステムである。
光軸調整システム1は、スクリーンSc1およびSc2と、カメラ20および30と、光軸調整装置40とを有する。光軸調整装置40は、プロジェクタ10、カメラ20、およびカメラ30と有線または無線で接続される。
図2は、プロジェクタ10の一構成例を示すブロック図である。同図では、本発明の光軸調整に関連する部分のみを図示し、それ以外の構成については省略している。同図を参照すると、プロジェクタ10は、ビーム合成部101、受信部102、および制御部103を有する。
ビーム合成部101は、波長の異なる複数の光ビームを生成する。本実施形態では、ビーム合成部101は、R(Red),G(Green),B(Black)の3色の光ビームを生成する。以下、これらの3色の光ビームを、それぞれ「Rビーム」、「Gビーム」、「Bビーム」と称する。ビーム合成部101は、それらの光ビームを合成してスクリーンSc1へ投射する。ビーム合成部101の構成の詳細については、図3で後述する。
受信部102は、光軸調整装置40から、複数の光ビームが1本の光ビームになるように、プロジェクタ10を制御するための制御信号を受信する。
制御部103は、光軸調整装置40からの制御信号に従って光軸を調整する。
図1に戻り、スクリーンSc1は、半透過型スクリーンである。本実施形態では、スクリーンSc1は、プロジェクタ10から投射された光ビームを透過する。スクリーンSc2には、スクリーンSc1を透過した光ビームが照射される。
スクリーンSc1およびSc2は、各スクリーン上の光ビームの照射位置をカメラ20および30が、レンズに捉えることができるように、光ビームの光軸に対して傾けて設置されている。
カメラ20は、スクリーンSc1のうち、光ビームが照射されているスポット(以下、「照射位置」という)を含む部分を撮像する。カメラ30は、スクリーンSc2のうち、光ビームが照射されている照射位置を含む部分を撮像する。カメラ20および30は撮像した画像を光軸調整装置40へ送信する。
光軸調整装置40は、カメラ20および30から、画像を受信する。そして、光軸調整装置40は、それらの画像から、スクリーンSc1、Sc2上の各光ビームの照射位置を検出する。光軸調整装置40は、スクリーンSc1およびSc2上の各照射位置が一致するように、各光ビームの光軸を調整するための制御信号を生成し、プロジェクタ10へ送信する。
図3は、本実施形態のビーム合成部101の一構成例を示す斜視図である。同図を参照すると、ビーム合成部101は、光源101LG、101LR、および101LBと、ミラー102MGと、ダイクロイックミラー102MRおよび102MBとを有する。
本実施形態では、光軸の調整のときに、図21で示した走査ミラーM4に相当するミラーをプロジェクタ10に設けないこととしている。走査ミラーは、光軸の調整の最終段階で取り付けてもよい。
光源101LG、101LR、および101LBは、それぞれ波長の異なる光ビームを生成する。制御部103は光源を駆動し、光軸調整装置40からの制御信号に従って、これらの光源101LG、101LR、および101LBから出力される各光ビームの光源位置と、各光ビームの光軸方向とを調整する。
制御部103は、光軸に垂直な方向に沿って、光ビームの光源位置を、駆動装置(不図示)などで移動させることにより光源位置を調整する。図3におけるPv、Ph方向は、光源位置が移動する方向の一例である。
また、制御部103は、各光源(101LG、101LR、または101LB)を、駆動装置(不図示)などで傾けることにより光軸方向を調整する。図3におけるDv、Dh方向は、光源が傾く方向の一例である。
ミラー102MGは、光源101LGから出力された光ビームを、ダイクロイックミラー102MRの方へ反射する。
ダイクロイックミラー102MRは、ミラー102MGからの光ビームを透過し、光源101LRから出力された光ビームを、ダイクロイックミラー102MBの方へ反射する。
ダイクロイックミラー102MBは、ミラー101LRからの光ビームを透過し、光源101LBから出力された光ビームを、スクリーンSc1の方向へ反射する。
図4は、光軸調整装置40の一構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、光軸調整装置40は、画像取得部401、光軸調整部402、および送信部403を有する。
画像取得部401は、カメラ20および30がそれぞれ撮像した、スクリーンSc1およびSc2のそれぞれの画像を取得する。
光軸調整部402は、スクリーンSc1、Sc2の画像に基づいて、各スクリーン上で、各光ビームの照射位置が一致するように、各光ビームの光軸を調整するための制御信号を生成する。この光軸調整部402は、交差解消部4021、および一致処理部4022を有する。
交差解消部4021は、スクリーンSc1,Sc2の間において、複数の光ビームの光軸が互いに交差している場合、その交差を解消するための処理を行う。以下に、具体的に説明する。
交差解消部4021は、スクリーンSc1、Sc2の画像から、各スクリーンにおける、3色の光ビームの各照射位置を検出する。交差解消部4021は、検出した照射位置から、スクリーン間で各光ビームが交差しているか否かを判断する。
例えば、交差解消部4021が、スクリーンSc1、Sc2のそれぞれにおいて、Rビーム、Gビームの照射位置のx座標を取得したとする。
そして、スクリーンSc1において、Rビームのx座標が、Gビームのx座標より大きく、且つ、スクリーンSc2において、Rビームのx座標が、Gビームのx座標以下であった場合を仮定する。この場合、交差解消部4021は、X軸方向に対してこれらの光ビームが、スクリーン間で互いに交差していると判断する。
一方、スクリーンSc1において、Rビームのx座標が、Gビームのx座標より大きく、且つ、スクリーンSc2において、Rビームのx座標が、Gビームのx座標より大きい場合を仮定する。この場合、交差解消部4021は、X軸方向に対してこれらの光ビームはスクリーン間で互いに交差していないと判断する。
X軸方向に対して光ビームが交差しているとき、交差解消部4021は、プロジェクタ10を制御信号で制御することにより、いずれかのスクリーンにおいて、交差する光ビームの各照射位置の座標が入れ替わるように、それらの光ビームの光軸方向を調整する。
このとき、スクリーンSc1上の並びを変えずにスクリーンSc2上のX軸方向の並びが入れ替わるように、Rビーム、Gビームのうち、いずれかを対象として、そのX軸方向のみを調整することとすると、この後、対象とする色を繰り返して処理を進める上で混乱せず、都合がよい。
交差解消部4021は、Y軸方向に対して、光ビームが交差している場合も、同様の方法で、交差を解消するために光軸方向を調整する。
最後に、交差解消部4021は、ここまでの処理を3色の全てに対して実行したかを確認する。全てに対して実行を終えていない場合には、調整対象とする色を、最後の色までずらしながら、上述の工程を繰り返す。
交差解消部4021の処理により、各光ビームの光軸の交差が解消されたならば、一致処理部4022は、スクリーンSc1、Sc2のそれぞれにおいて、各光ビームの照射位置を一致させるための処理を行う。以下、具体的に説明する。
具体的には、交差解消部4021による処理が終了したとき、一致処理部4022は、スクリーンSc1、Sc2のそれぞれにおいて、各光ビームの照射位置を再度取得する。そして、一致処理部4022は、プロジェクタ10を制御信号で制御することにより、各スクリーンにおいて、各照射位置の間の距離が所定値以内になるように、各光ビームの光源位置を調整する。
送信部403は、光軸調整部402により生成された制御信号をプロジェクタ10へ送信する。
続いて、図5〜図9を参照して、光軸調整装置40の動作について説明する。図5は、光軸調整装置40の動作を示すフローチャートである。この動作は、プロジェクタ10から光ビームが投射されたときに開始する。
交差解消部4021は、光ビームの交差を解消するための交差解消処理を実行し(ステップS1)、一致処理部4022は、光ビームの照射位置を一致させるための一致処理を実行する(ステップS3)。ステップS3の後、光軸調整装置40は、動作を終了する。
図6は、交差解消処理を示すフローチャートである。同図を参照すると、交差解消部4021は、文字変数「i」、「j」を定義し、それぞれに「R」、「B」を設定する(ステップS11)。
ここで、「i」、および「j」は、光ビームを識別するための文字変数である。例えば、Rビームの座標である場合、「i」または「j」に「R」が設定され、Gビームの座標である場合、「i」または「j」に「G」が設定され、Bビームの座標である場合、「i」または「j」に「B」が設定される。
そして、交差解消部4021は、各スクリーン上の光ビームの照射位置のx座標, y座標を検出するためのビーム座標検出を実行する(ステップS12)。
ステップS12において、交差解消部4021は、光軸調整装置40内のメモリ(不図示)に変数を格納するためのデータ領域を確保する。交差解消部4021は、そのデータ領域において、配列変数「x(s, i)」および「y(s, j)」を定義し、照射位置のx座標を、「x(s, i)」に格納し、y座標を、「y(s, j)」に格納する。
ここで、「s」は、スクリーンを識別するための変数である。例えば、スクリーンSc1における座標である場合、「s」に「1」が設定され、スクリーンSc2における座標である場合、「s」に「2」が設定される。そして、「i」,「j」は、前述したように、各光ビームに対応する文字変数である。
このため、例えば、スクリーンSc1における赤色の光ビームのx座標は、「x(1,R)」に格納される。
ステップS12の後、交差解消部4021は、下記(式1)、(式2)がいずれも成立するか否かを判断する(ステップS13)。
x(1, i)≦x(1, j)・・・(式1)
x(2, i)≦x(2, j)・・・(式2)
上記(式1)、(式2)のうち、いずれかが成立しないのであれば(ステップS13:NO)、交差解消部4021は、下記(式3)、(式4)がいずれも成立するか否かを判断する(ステップS14)。
x(1, i)>x(1, j)・・・(式3)
x(2, i)>x(2, j)・・・(式4)
上記(式3)、(式4)のうち、いずれかが成立しないのであれば(ステップS14:NO)、交差解消部4021は、「i」、「j」の光ビームが、Y軸方向から見てスクリーン間で互いに交差していると判断する。そして、交差解消部4021は、「i」、「j」の光ビームの光軸方向を調整して、スクリーンSc1、Sc2のいずれかにおける各光ビームのx座標を入れ替える(ステップS15)。
上記(式1)、(式2)がいずれも成立する場合(ステップS13:YES)、または、上記(式3)、(式4)がいずれも成立する場合(ステップS14:YES)、若しくは、ステップS15の後、交差解消部4021は、下記(式5)、(式6)がいずれも成立するか否かを判断する(ステップS16)。
y(1, i)≦y(1, j)・・・(式5)
y(2, i)≦y(2, j)・・・(式6)
上記(式5)、(式6)のうち、いずれかが成立しないのであれば(ステップS16:NO)、交差解消部4021は、下記(式7)、(式8)がいずれも成立するか否かを判断する(ステップS17)。
y(1, i)>y(1, j)・・・(式7)
y(2, i)>y(2, j)・・・(式8)
上記(式7)、(式8)のうち、いずれかが成立しないのであれば(ステップS17:NO)、交差解消部4021は、「i」、「j」の光ビームが、X軸方向から見てスクリーン間で互いに交差していると判断する。そして、交差解消部4021は、プロジェクタ10を制御信号で制御することにより、「i」、「j」の光ビームの光軸方向を調整して、スクリーンSc1、Sc2のそれぞれにおける各光ビームのy座標を入れ替える(ステップS18)。
上記(式5)、(式6)がいずれも成立する場合(ステップS16:YES)、または、上記(式7)、(式8)がいずれも成立する場合(ステップS17:YES)、若しくは、ステップS18の後、交差解消部4021は、「i」に「R」が設定されているか否かを判断する(ステップS19)。
「i」に「R」が設定されていれば(ステップS19:YES)、交差解消部4021は、「i」、「j」に、それぞれ「B」、「G」を設定し(ステップS20)、ステップS12に戻る。
「i」に「R」が設定されていなければ(ステップS19:NO)、交差解消部4021は、「i」に「B」が設定されているか否かを判断する(ステップS21)。
「i」に「B」が設定されていれば(ステップS21:YES)、交差解消部4021は、「i」、「j」に「G」、「R」を設定し(ステップS22)、ステップS12に戻る。
「i」に「B」が設定されていなければ(ステップS21:NO)、交差解消部4021は、交差解消処理を終了する。
図7は、一致処理を示すフローチャートである。同図を参照すると、一致処理部4022は、文字変数「i」、「j」を定義し、それぞれに「R」、「B」を設定する(ステップS31)。一致処理部4022は、各スクリーン上の光ビームの照射位置のx座標, y座標を検出するためのビーム座標検出を実行する(ステップS32)。
そして、一致処理部4022は、下記(式9)、(式10)がいずれも成立するか否かを判断する(ステップS33)。
x(1, i)−x(1, j)<ε・・・(式9)
x(2, i)−x(2, j)<ε・・・(式10)
上記(式9)、(式10)において、「ε」は、各スクリーンにおける光ビームの座標間の距離に関する閾値である。
上記(式9)、(式10)のうち、いずれかが成立しないのであれば(ステップS33:NO)、一致処理部4022は、「i」、「j」の光ビームの光源位置を調整して、スクリーンSc1、Sc2のそれぞれにおける各光ビームのx座標を一致させる(ステップS34)。そして、一致処理部4022は、ステップS33に戻る。
上記(式9)、(式10)が、いずれも成立するのであれば(ステップS33:YES)、一致処理部4022は、下記(式11)、(式12)がいずれも成立するか否かを判断する(ステップS35)。
y(1, i)−y(1, j)<ε・・・(式11)
y(2, i)−y(2, j)<ε・・・(式12)
上記(式11)、(式12)のうち、いずれかが成立しないのであれば(ステップS35:NO)、一致処理部4022は、プロジェクタ10を制御信号で制御することにより、「i」、「j」の光ビームの光源位置を調整して、スクリーンSc1、Sc2のそれぞれにおける各光ビームのy座標を一致させる(ステップS36)。そして、一致処理部4022は、ステップS35に戻る。
上記(式11)、(式12)がいずれも成立するのであれば(ステップS35:YES)、一致処理部4022は、「i」に「R」が設定されているか否かを判断する(ステップS37)。
「i」に「R」が設定されていれば(ステップS37:YES)、一致処理部4022は、「i」、「j」に「B」、「G」を設定し(ステップS38)、ステップS32に戻る。
「i」に「R」が設定されていなければ(ステップS37:NO)、一致処理部4022は、「i」に「B」が設定されているか否かを判断する(ステップS39)。
「i」に「B」が設定されていれば(ステップS39:YES)、一致処理部4022は、「i」、「j」に「G」、「R」を設定し(ステップS40)、ステップS32に戻る。
「i」に「B」が設定されていなければ(ステップS39:NO)、一致処理部4022は、一致処理を終了する。
図8は、図6のステップS12で実行されるビーム座標検出処理を示すフローチャートである。図7のステップS32で実行されるビーム検出処理も、図8に示す処理と同様の処理である。同図を参照すると、光軸調整装置40は、自然数の変数「s」を定義し、1枚目のスクリーン(Sc1)を識別するための番号「1」を「s」に設定する(ステップS121)。
そして、光軸調整装置40は、「s」に対応するスクリーン上の各光ビームのx、y座標を測定するためのスクリーン座標測定処理を実行する(ステップS122)。
光軸調整装置40は、「s」をインクリメントすることにより、2枚目のスクリーン(Sc2)を識別するための番号を設定する(ステップS123)。光軸調整装置40は、スクリーン座標測定処理を実行する(ステップS124)。ステップS124の後、光軸調整装置40は、ビーム座標検出処理を終了する。
図9は、図8のステップS122、S124で実行されるスクリーン座標検出処理を示すフローチャートである。図8のステップS124で実行されるスクリーン座標検出処理も図9に示す処理と同様の処理である。同図を参照すると、光軸調整装置40は、「s」に対応するスクリーンの画像から、そのスクリーンにおける各光ビームの照射位置のx、y座標を測定する(ステップS1221)。
光軸調整装置40は、「x(s, i)」、「y(s, j)」に、測定したx、y座標を格納する。具体的には、「x(s, R)」には、Rビームのx座標が格納され、「y(s, R)」には、Rビームのy座標が格納され、「x(s, B)」には、Bビームのx座標が格納され、「y(s, B)」には、Bビームのy座標が格納され、「x(s, G)」には、Gビームのx座標が格納され、「y(s, G)」には、Gビームのy座標が格納される。(ステップS1222)。ステップS1222の後、光軸調整装置40は、ビーム座標検出処理を終了する。
続いて、図10を参照して、光軸調整装置40による光軸が調整された結果の一例について説明する。図10(a)は、光軸調整装置40による光軸の調整前における、スクリーンSc1、Sc2上の各光ビームの照射位置を示す斜視図である。
スポット「PR1」、「PG1」、「PB1」は、それぞれ、スクリーンSc1におけるR、G、Bビームの照射位置である。スポット「PR2」、「PG2」、「PB2」は、それぞれ、スクリーンSc2におけるR、G、Bビームの照射位置である。
図10(a)に示すように、光軸の調整前において、Rビームと、Bビームとが、スクリーンSc1、Sc2間で交差している。
光軸調整装置40は、各照射位置の座標から、スクリーン間でRビーム、Bビームが交差していると判断し、この交差が解消されるように、Rビーム、Bビームの光軸方向を調整する。
図10(b)は、光軸方向の調整後、光源位置の調整前における、スクリーンSc1、Sc2上の各光ビームの照射位置を示す斜視図である。同図(c)に示すように、光軸方向の調整により、Rビーム、Bビームの交差が解消されている。しかし、各光ビームの照射位置は一致していない。
光軸調整装置40は、各照射位置の座標を取得し、各ビームの照射位置が、スクリーンSc1、Sc2上で一致するように、各光ビームの光源位置を調整する。
図10(c)は、光源位置が調整されたときの、スクリーンSc1、Sc2上の各光ビームの照射位置を示す斜視図である。同図(c)に示すように、光源位置の調整により、各光ビームの照射位置の不一致がスクリーンSc1、Sc2の両スクリーン上で解消されている。
なお、本実施形態では、光軸調整装置40は、プロジェクタ10が3本の光ビームを合成する場合に光軸を調整しているが、プロジェクタ10が2本や、4本以上の光ビームを合成する場合に光軸を調整してもよいのは勿論である。
また、本実施形態では、スクリーンを2枚としているが、3枚以上のスクリーンを設け、各スクリーンにおける照射位置が一致するように光軸調整装置40が光軸を調整する構成としてもよい。
更に、本実施形態では、光軸調整装置40は、プロジェクタ10が互いに波長の異なる光ビームを合成する場合に光軸を調整しているが、波長が同一の複数の光ビームをプロジェクタ10が一本に合成する場合に光軸を調整してもよいのは勿論である。
この場合、プロジェクタ10は、それぞれの光ビームの照射位置を光軸調整装置40が識別できるように、少なくとも1本の光ビームを一定のパターンで断続的に出力する。2本以上の光ビームを断続的に出力する場合、プロジェクタ10は、各光ビームのパターンを変えて投射する。また、カメラ20、30は、そのパターンに応じたタイミングで、各スクリーンを複数回、撮像する。
本実施形態では、図7の一致処理において、全てのスクリーンの座標の照射位置を一致させているが、図6に示した交差解消処理により、各光ビームが平行に近くなっている場合は、いずれか1つのスクリーンの照射位置のみを一致させる構成としてもよい。
具体的には、図11に示すように、ステップS33、S35をステップS33’、S35’に置き換える。ステップS33’では、光軸調整装置40は、上記(式10)の成立の有無のみを判断し、ステップS35’では、上記(式12)の成立の有無のみを判断する。
図5〜図9、および図11に示したフローチャートは、光軸調整装置40内部に設けられた制御回路により実現される。しかし、これらのフローチャートの全部または一部は、光軸調整部40がコンピュータプログラムを実行することにより実現することもできる。
本実施形態におけるスクリーンSc1、Sc2は、それぞれ本発明の第1のスクリーン、第2のスクリーンに相当する。本実施形態のカメラ20、30は、本発明の撮像手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態によれば、光軸調整装置40は、第1のスクリーンSc1における、複数の光ビームの照射位置が一致し、その第1のスクリーンSc1を透過した第2のスクリーンSc2における、複数の光ビームの照射位置が一致するように、プロジェクタ10における光源位置と光軸方向を調整しているので、第一として複数のビームの交差状態を把握して交差状態を解消し、第二として複数のビーム位置と方向を一致させることができる。
また、カメラでスクリーンを広く検出することにより、複数のビーム方向と位置が大きくずれた状態からでも、ビームの調整方向と調整結果を把握しながら系統的に光軸調整を実施することができる。
前述したように、従来の装置では、4自由度3色分などの多数の不確定要素を一定の値に定めるのは困難であったところ、本発明によれば、これらの要素を系統的に調整することで、光軸を高い精度で調整できる。
光軸調整装置40は、交差解消処理で光軸方向を調整し、一致処理で光源位置を調整するという2段階の処理で、光軸を調整している。このため、光軸方向、光源位置の調整を別々の処理とすることで、光軸の調整のための調整手順が整理され、制御回路や制御ソフトウェアの設計が容易となる。
以上、複数の光ビームが1本の光ビームになるように光軸を調整する制御部103はプロジェクタ10の内部に搭載され光軸調整装置40からの制御信号を受信して動作する構成を例として説明したが、プロジェクタ10の内部には光軸を調整する受動的な構造のみ設け、プロジェクタ10外部に設けた制御部103が光軸調整装置40からの制御信号を受信してプロジェクタ10内部の光軸調整構造を駆動する構成としても良い。この場合、能動的な駆動機構がプロジェクタ10の外部に設置されるため、プロジェクタ10の小型化・低価格化が図れるという利点がある。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態の光軸調整システム1aの一構成例を示す全体図である。同図に示すように、光軸調整システム1aは、カメラ30を設けず、カメラを1台のみとしている点以外は、第1の実施形態の光軸調整システムと同様の構成である。なお、本実施形態の光軸調整システム1aについて、図1〜図10で説明した構成と同様の処理の詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点について詳しく説明する。
本実施形態のカメラ20は、第1の実施形態の場合よりもスクリーンから遠ざけ、もしくは広角レンズを適用して、スクリーンSc1、Sc2の双方を撮像可能な位置に設置される。カメラ20は、スクリーンSc1、Sc2における各照射位置を含む画像を撮像し、光軸調整装置40へ送信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、1台のカメラで複数のスクリーンの画像を撮像できるため、カメラ台数、および画像測定回路を簡略化でき、実用的に本発明を実施できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図13および図14を参照して説明する。図13は、本実施形態の光軸調整システム1bの一構成例を示す全体図である。同図に示すように、光軸調整システム1bは、カメラ30を設けず、カメラおよびスクリーンの設置位置が異なる点以外は、第1の実施形態の光軸調整システムと同様の構成である。なお、本実施形態の光軸調整システム1bについて、図1〜図10で説明した構成と同様の処理の詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点について詳しく説明する。
本実施形態のスクリーンSc1およびSc2は、プロジェクタ10から投射される光ビームの光軸とおおむね直交するように配置される。
ここで、スクリーンSc1、Sc2の間で、スクリーンSc2を背にして立った観察者を仮定する。本実施形態のカメラ20は、その観察者から見て、左斜め前、または右斜め前の方向の位置であって、カメラが、スクリーンSc1、Sc2の双方の照射位置を同時にレンズに収めることができる位置に設置される。カメラ20は、スクリーンSc1、Sc2における各照射位置を含む画像を撮像し、光軸調整装置40へ送信する。
図14は、本実施形態のカメラ20が撮像した画像である。同図に示すように、Sc1,Sc2は一部が重なるものの、各スクリーンの照射位置が1枚の画像に収まっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、1台のカメラで複数のスクリーンを撮像できるため、カメラ台数、および画像測定回路を簡略化でき、実用的に本発明を実施できる。また、第2の実施形態に比べて、カメラをスクリーンから、あまり離さなくて済み、もしくは広角レンズを用いる必要がないため検出画像範囲に対して検出対象を大きく撮像することが可能となり、光軸調整装置40は、より正確に照射位置を検出できる。
更に、光ビームの投射方向に沿ってカメラを設置できるため、接地面積が小さい光軸調整装置を実用的に実現できるという効果が得られる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について、図15および図16を参照して説明する。図15は、本実施形態の光軸調整システム1cの一構成例を示す全体図である。同図に示すように、光軸調整システム1cは、カメラ30を有さず、撮像用ミラー51および52を更に有する点以外は、第1の実施形態の光軸調整システムと同様の構成である。なお、本実施形態の光軸調整システム1cについて、図1〜図10で説明した構成と同様の処理の詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点について詳しく説明する。
撮像用ミラー51、52は、それぞれスクリーンSc1、Sc2を写し、カメラ20が各ミラーに写った反射像を撮影可能な位置に設置される。
本実施形態のカメラ20は、撮像用ミラー51、54の双方の反射像を同時にレンズに収めることができる位置に設置される。カメラ20は、スクリーンSc1、Sc2における各照射位置を含む画像を撮像し、光軸調整装置40へ送信する。
図16は、本実施形態のカメラ20が撮像した画像である。同図に示すように、Sc1,Sc2は重なることがなく、各スクリーンの照射位置が1枚の画像に写っている。
以上説明したように、本実施形態によれば、1台のカメラで複数のスクリーンを撮像できるため、光軸調整システムの構成を簡易化できる。また、撮像用ミラーの設置位置を変えることで、カメラの設置位置を変更することができるので、カメラの設置における自由度が向上する。
更に、図16に示したように、カメラはスクリーン全体を観測できるので、カメラ台数、および画像測定回路を簡略化しつつも、観測範囲が広い光軸調整装置を容易に実現できるという効果が得られる。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について、図17および図18を参照して説明する。図17は、本実施形態の光軸調整システム1dの一構成例を示す全体図である。同図に示すように、光軸調整システム1dは、光軸調整装置40の代わりに光軸調整装置40dを有し、カメラ60を更に有する点以外は、第1の実施形態の光軸調整システムと同様の構成である。なお、本実施形態の光軸調整システム1dについて、図1〜図10で説明した構成と同様の処理の詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点について詳しく説明する。
カメラ60は、プロジェクタ10から光が投射される面をスクリーンSc2の表側として、スクリーンSc2を裏側から撮像可能な位置に設置される。
カメラ60は、通常のカメラよりも高感度、高分解能のカメラであり、焦点調整などを行うために使用される。カメラ60は、スクリーンSc2の画像を撮像し、光軸調整装置40へ送信する。
図18は、光軸調整装置40dの一構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、光軸調整装置40dは、ビームプロファイル計測部404を更に有する点以外は、図4で説明した第1の実施形態の光軸調整装置40と同様の構成である。
ビームプロファイル計測部404は、カメラ60で撮像された画像から、ビーム形状や強度分布などのビームプロファイルを計測し、各光ビームの焦点調整や、光学系の中心位置・方向の調整などを行う。
なお、本実施形態では、光軸調整システム1dは、照射位置の座標を検出するためのカメラ(20、30)と、ビームプロファイル計測のためのカメラ(60)とを別々に設ける構成としている。しかし、1台の高性能のカメラで、照射位置の座標の検出と、ビームプロファイルの計測との両方を行う構成とすることもできる。
また、本実施形態では、光軸調整装置40dがビームプロファイル計測機能を備える構成としているが、カメラ60や、光軸調整装置と別に設けられた計測装置がビームプロファイルの計測を行う構成とすることもできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光軸調整装置40dは、各光ビームの光軸を高い精度で一致させるとともに、各光ビーム単体の品質を向上させることができ、光軸調整装置としての機能および利便性を向上させることができる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態について、図19および図20を参照して説明する。図19は、本実施形態の光軸調整システム1eの一構成例を示す全体図である。同図に示すように、光軸調整システム1eは、光軸調整装置40、およびスクリーンSc2の代わりに光軸調整装置40e、およびスクリーンSc2eを有し、スクリーンSc3、走査用ミラー70、およびカメラ80を更に有する点以外は、第1の実施形態の光軸調整システムと同様の構成である。なお、本実施形態の光軸調整システム1eについて、図1〜図10で説明した構成と同様の処理の詳細な説明を省略し、第1の実施形態と異なる点について詳しく説明する。
スクリーンSc2eは、スクリーンSc1を透過した各光ビームを透過する半透過型スクリーンである。走査用ミラー70は、光軸調整装置40eの制御に従って、スクリーンSc2eを透過した光ビームを用いて、スクリーンSc3にラスタを生成する。
スクリーンSc3には、走査用ミラー70により生成されたラスタが投影される。カメラ80は、スクリーンSc3の画面を撮像し、光軸調整装置40eへ送信する。
図20は、光軸調整装置40eの一構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、光軸調整装置40eは、光軸調整部402が、ラスタ調整部4023を更に有する点以外は、図4で説明した光軸調整部40の構成と同様である。
ラスタ調整部4023は、走査用ミラー70を制御してラスタを生成させ、スクリーンSc3の画像から、各光ビームのラスタが一致しているか否かを判断する。ラスタが一致していなければ、ラスタ調整部4023は、ラスタが一致するように、光源位置、または光軸方向を調整する。
3色の光ビームの光軸調整を完了した段階で3色のビームの位置と方向は一致しているので小さな走査用ミラー70に合成ビームを入射させる操作は容易である。3色のラスタが若干一致していない場合はさらにレーザー光源の位置と方向を調整すれば良いが、調整量はごく微小なため、走査ミラーから外れること無く最終的な光軸調整を完了できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、光軸調整装置40eが、ラスタを一致させるため、更に精密に、各光ビームの光軸を調整することができる。
1、1a、1b、1c、1d、1e 光軸調整装置
10 プロジェクタ
20、30、60、80 カメラ
40、40d、40e 光軸調整装置
51、52 撮像用ミラー
70 走査ミラー
101 ビーム合成部
102 受信部
103 制御部
101LR、101LB、101LG 光源
102MG ミラー
102MR、102MB ダイクロイックミラー
401 画像取得部
4021 交差解消部
4022 一致処理部
4023 ラスタ調整部
403 送信部
404 ビームプロファイル計測部
SS、Sc1、Sc2、Sc2e、Sc3 スクリーン
PR プロジェクタ
R レーザ光源
S ガイド溝
H 調整穴
B ベース
P ガイドピン
PR1、PG1、PB1、PR2、PG2、PB2 スポット
M1 ミラー
M2、M3 ダイクロイックミラー
M4 走査ミラー
SR、SB、SG 光源
C1 カメラ

Claims (15)

  1. 投射装置により投射される複数の光ビームの、それぞれの光源位置及び光軸方向を調整する光軸調整システムであって、
    前記投射装置により投射された前記複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、
    前記第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、
    前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像に基づいて、前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、前記光源位置及び前記光軸方向を調整する光軸調整装置と、
    を有する光軸調整システム。
  2. 前記光軸調整装置は、
    前記撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された前記画像に基づいて、前記投射装置により投射された前記複数の光ビームの、それぞれの光軸が、前記第1のスクリーンと前記第2のスクリーンとの間で交差しないように、前記光軸方向を調整する交差解消手段と、
    前記画像取得手段により取得された前記画像に基づいて、前記第1のスクリーン又は前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、前記光源位置を調整する一致手段と、
    を有する、請求項1に記載の光軸調整システム。
  3. 前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンは、前記撮像手段が該第1のスクリーン及び第2のスクリーンを撮像できるように、前記投射装置により投射された前記複数の光ビームの光軸に対し、傾けて設置される、請求項1又は2に記載の光軸調整システム。
  4. 前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンは、前記投射装置により投射された前記複数の光ビームの光軸に対し、直交するように設置される、請求項1又は2に記載の光軸調整システム。
  5. 前記撮像手段は、
    前記第1のスクリーンを撮像する第1の撮像装置と、
    前記第2のスクリーンを撮像する第2の撮像装置と、
    を有する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光軸調整システム。
  6. 前記光軸調整システムは、
    前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンを写す撮像用ミラーを更に有し、
    前記撮像手段は、前記撮像用ミラーに写された前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンを撮像する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光軸調整システム。
  7. 前記第2のスクリーンは、前記第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームを透過するスクリーンである、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光軸調整システム。
  8. 前記光軸調整システムは、
    前記第2のスクリーンを透過した前記複数の光ビームを使用して複数の走査線を生成する走査用ミラーと、
    前記走査用ミラーにより生成された前記複数の走査線が投影されるように設置された第3のスクリーンと、
    を更に有し、
    前記投射装置は、
    更に、前記第3のスクリーンに投影された前記複数の走査線が一致するように、前記光源位置及び前記光軸方向を調整する、請求項に記載の光軸調整システム。
  9. 前記第2のスクリーンは、少なくとも1枚が透過型の複数のスクリーンを含む、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光軸調整システム。
  10. 前記複数の光ビームの波長は互いに異なる、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光軸調整システム。
  11. 前記複数の光ビームは、波長が同一の複数の光ビームを含み、
    前記投射装置は、前記波長が同一の複数の光ビームのうち、一方を所定のパターンで断続的に出力し、
    前記撮像手段は、前記パターンに応じたタイミングで、前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンを複数回撮像する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光軸調整システム。
  12. 前記投射装置は、前記波長が同一の複数の光ビームを、それぞれ異なるパターンで断続的に出力する、請求項11に記載の光軸調整システム。
  13. 投射装置により投射された複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、
    前記第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、
    前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、
    光軸調整装置と、
    を有する光軸調整システムにおける光軸調整装置であって、
    前記撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段により取得された前記画像に基づいて前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、該光ビームの光源位置及び光軸方向を調整する光軸調整手段と、
    を有する光軸調整装置。
  14. 投射装置により投射された複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、
    前記第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、
    前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、
    光軸調整装置と、
    を有する光軸調整システムにおける光軸調整方法であって、
    光軸調整装置が、前記撮像手段により撮像された画像を取得し、
    前記画像に基づいて前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、該光ビームの光源位置及び光軸方向を調整する、光軸調整方法。
  15. 投射装置により投射された複数の光ビームを透過する第1のスクリーンと、
    前記第1のスクリーンを透過した前記複数の光ビームが照射されるように設置された第2のスクリーンと、
    前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンのうち、前記光ビームが照射されているスポットを含む部分を撮像する撮像手段と、
    光軸調整装置と、
    を有する光軸調整システムにおける光軸調整装置を制御するためのプログラムであって、
    前記撮像手段により撮像された画像を取得する画像取得手順、及び
    前記画像取得手順で取得された前記画像に基づいて前記第1のスクリーン及び前記第2のスクリーンにおける、それぞれの前記光ビームの照射位置の間の距離が所定値以内になるように、該光ビームの光源位置及び光軸方向を調整する光軸調整手順、
    を実行させるためのプログラム。
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