JP5533689B2 - 過電流保護装置 - Google Patents
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Description
したがって、IGBT素子の短絡耐量を向上させることができる。
インバータ回路10は、6つのIGBT11a〜11fを備えており、IGBT11aおよびIGBT11b(U相アーム)が直列接続され、IGBT11cおよびIGBT11d(V相アーム)が直列接続され、IGBT11eおよびIGBT11f(W相アーム)が直列接続されて構成されている。
過電流保護装置20は、インバータ回路10を構成する各IGBT11a〜11f等に対して短絡保護するための装置であって、電流検出部21と、保護回路22と、電源電圧制限回路23と、放電回路24とを備えている。なお、図1では、便宜上、IGBT11bのみに対して過電流保護装置20を図示している。このような過電流保護装置20は、各IGBT11a〜11fに対してそれぞれ設けられるものとする。
短絡時の発熱によりIGBT内にて増加したリーク電流が、素子裏面(IGBTにおけるコレクタ)をエミッタとするPNPトランジスタのベース電流となることで、裏面P型からのホール注入が増大する現象で、放熱による素子温度の低下(リーク電流の低下)よりも、リーク電流の増加による発熱が多い場合、更にリーク電流が増加して最終的に素子破壊に至る場合がある。
図2に示すように、ゲート電圧Vgがオフ(0V)になり(図2に示す時刻t1)、図2に示す時刻t2にて直流電源Eからの電力供給が遮断され、放電回路24による放電が開始されると、CE間電圧Vceが減少していく。CE間電圧Vceが半減するのにおよそ10μsecかかり、およそ100μsec後には、13%に低減する。なお、CE間電圧Vceは、0Vまで低減させる必要はなく、リーク電流の増加を抑制するために必要な電圧値まで低減させればよい。
このようなCE間電圧Vceの低減により、上述のようなリーク電流の増加が抑制されて、熱暴走の発生が防止されることとなる。
したがって、熱容量が小さな各IGBT11a〜11fの短絡耐量を有効に使い切ることができ、我々のインバータ装置では、従来の素子のCE間電圧を遮断しない保護回路に比べてインバータとしての短絡耐量を10%向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る過電流保護装置について図3および図4を参照して説明する。図3は、第2実施形態に係る過電流保護装置20aを採用したインバータ10の構成を示すブロック図である。図4は、図3の過電流保護装置20aが作動した状態でのCE間電圧の変化を説明するためのグラフである。
特に、昇圧回路E2による昇圧を停止することで電源電圧が低減されるため、容易に電源電圧を低減することができる。また、容易に昇圧を再開することもできる。
次に、本発明の第3実施形態に係る過電流保護装置について図5および図6を参照して説明する。図5は、第3実施形態に係る過電流保護装置20bを採用したインバータ10の構成を示すブロック図である。図6は、図5の過電流保護装置20bが作動した状態でのCE間電圧の変化を説明するためのグラフである。
次に、本発明の第4実施形態に係る過電流保護装置について図7および図8を参照して説明する。図7は、第4実施形態に係る過電流保護装置20cを採用したインバータ10の構成を示すブロック図である。図8は、図7の過電流保護装置20cが作動した状態でのCE間電圧の変化を説明するためのグラフである。
特に、昇圧・電源遮断回路E3による昇圧を停止することで電源電圧が低減されるため、容易に電源電圧を低減することができ、たとえば電源遮断にヒューズを使用する場合など、電源遮断によるインバーター機能の回復困難な停止を不要にできる。
(1)上記第1実施形態および第2実施形態において、保護回路22から出力される制限信号および放電信号は、ゲート駆動回路15に対するオフ信号の出力と同時であってもよいし、所定時間、例えば、1μsec〜60μsec程度遅れて出力されてもよい。また、上記第4実施形態において、保護回路22から出力される制限信号は、ゲート駆動回路15に対するオフ信号の出力と同時であってもよいし、所定時間、例えば、1μsec〜60μsec程度遅れて出力されてもよい。
11a〜11f…IGBT
15…ゲート駆動回路
20,20a,20b,20c…過電流保護装置
21…電流検出部(検出手段)
22…保護回路
23,23a…電源電圧制限回路
24…放電回路
27…リーク電流増加判定回路
C…平滑コンデンサ
E…直流電源(電源)
E1…1次電池
E2…昇圧回路
E3…昇圧・電源遮断回路
M…モータ
Vce…CE間電圧
Vg…ゲート電圧
Claims (4)
- IGBT素子に対する過電流を検出する検出手段を備え、この検出手段により前記過電流が検出されると前記IGBT素子を保護する過電流保護装置であって、
前記IGBT素子にゲート電圧を印可する駆動回路に対してオフ信号を出力することで当該ゲート電圧の印可を停止可能な保護回路と、
前記IGBT素子により電源電圧がスイッチングされる電源の当該電源電圧を制御可能な電源電圧制御回路と、
前記電源に並列接続されて前記電源電圧を平滑化する平滑コンデンサに蓄積された電荷を放電可能な放電回路と、を備え、
前記検出手段により前記過電流が検出されると、前記保護回路により前記ゲート電圧の印可が停止され、前記電源電圧制御回路により前記電源電圧が低減され、前記放電回路により前記平滑コンデンサに蓄積された電荷が放電されることを特徴とする過電流保護装置。 - 前記検出手段により前記過電流が検出されることで前記保護回路により前記ゲート電圧の印可が停止され、前記IGBT素子がターンオフした後に、前記検出手段により当該IGBT素子のリーク電流の増加が検出されると、前記電源電圧制御回路により前記電源電圧が低減され、前記放電回路により前記平滑コンデンサに蓄積された電荷が放電されることを特徴とする請求項1に記載の過電流保護装置。
- 前記電源は、電池とこの電池の電圧を昇圧する昇圧回路とからなり、
前記電源電圧制御回路は、前記昇圧回路による昇圧を停止することで、前記電源電圧を低減することを特徴とする請求項1または2に記載の過電流保護装置。 - 前記IGBT素子は、空乏層の拡がりを止めるためのフィールドストップ層を有するように構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の過電流保護装置。
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