JP5531833B2 - 後処理装置、画像形成装置および穿孔形成方法 - Google Patents

後処理装置、画像形成装置および穿孔形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、後処理装置、画像形成装置および穿孔形成方法に関し、特に、用紙に穿孔を形成する後処理装置、画像形成装置および穿孔形成方法に関する。
従来より、用紙を束ねるため、画像形成装置や当該画像形成装置と組み合わされて利用される後処理装置において、用紙の束が、ステープラ針で止められていた。
なお、特許文献1(特開2000−289369号公報)では、ステープラ針が用いられることによって、書類の厚みよりステープラ針の方が厚く、ファイリングすると、ステープラ針が付された以外の部分に余計な隙間ができる等の種々の不都合を回避するために、用紙束に穿孔を形成し、用紙束の複数の用紙の穿孔によって構成される穴に糊剤を充填する。
特開2000−289369号公報
しかしながら、上記のように用紙束の穿孔に糊剤を充填したのでは、一度に束ねる用紙の枚数が多くなると、上記穴に糊剤が充填された際に当該穴に空気が入り込むことによって、糊剤による穴部分の接着強度が安定しないという問題が想定される。
本発明は、かかる問題に鑑み考え出されたものであり、その目的は、複数の用紙を束ねる際に、ファイリングの際に余分な隙間を作らせることなく、束ねる強度を用紙の束の厚み方向に渡って安定させることができる後処理装置、画像形成装置および穿孔形成方法を提供することである。
本発明のある局面に従った後処理装置は、用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔を含み、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、第2の面から第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、駆動手段が第2の移動制御を実行しているときに、流出孔から収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え、穿孔部材は円筒形状を有し、流出孔は、穿孔部材の円筒形状の側面に設けられている
本発明の他の局面に従った後処理装置は、用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔を含み、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、第2の面から第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、駆動手段が第2の移動制御を実行しているときに、流出孔から収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え、駆動手段は、第2の移動制御において、用紙の束に対して積層方向を軸として穿孔部材を回転させ、複数の用紙の厚みを取得する取得手段をさらに備え、駆動手段は、取得手段が取得した厚みが所定の厚み以上であることを条件として、第2の移動制御において、用紙の束に対して穿孔部材を回転させる
本発明の他の局面に従った後処理装置は、用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔を含み、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、第2の面から第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、駆動手段が第2の移動制御を実行しているときに、流出孔から収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え、複数の用紙の厚みを取得する取得手段をさらに備え、流出手段は、取得手段が取得した厚みに基づいて、流出孔から収容部の液体の流出を制御する
好ましくは、流出手段は、取得手段が取得した厚みと、第2の移動制御における穿孔部材の移動速度とに応じて、流出孔から収容部の液体を流出させる時間を制御する。
本発明の他の局面に従った後処理装置は、用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔を含み、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、第2の面から第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、駆動手段が第2の移動制御を実行しているときに、流出孔から収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え、収容部に収容される液体は、接着剤を含み、穿孔部材の流出孔近傍の表面を清浄する清浄部材をさらに備える
好ましくは、駆動手段は、第2の移動制御の後、流出孔の近傍表面を清浄部材と擦り合わせるように穿孔部材を清浄部材に対して移動させる。
好ましくは、流出孔は、穿孔部材が複数の用紙を貫通する状態で積層方向について同じ位置に位置するように、複数設けられる。
好ましくは、穿孔部材は、流出孔よりも先端側に突起を有する
好ましくは、複数の用紙を保持する保持手段をさらに備える
好ましくは、駆動手段は、第1の移動制御において、用紙の束に対して積層方向を軸として穿孔部材を回転させる
本発明に従った画像形成装置は、用紙上に画像を形成するための画像形成手段と、上記の後処理装置とを備え、穿孔部材は、画像形成手段によって画像を形成された用紙に穿孔を形成する
本発明のある局面に従った穿孔形成方法は、円筒形状を有する穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔とを含み、流出孔は、穿孔部材の円筒形状の側面に設けられており、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させるステップと、穿孔部材の先端を、第2の面から第1の面に向けて移動させながら、流出孔から収容部の液体を流出させるステップとを備える
本発明の他の局面に従った穿孔形成方法は、穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔を含み、複数の用紙の厚みを取得するステップと、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させるステップと、穿孔部材の先端を、第2の面から第1の面に向けて移動させながら、流出孔から収容部の液体を流出させるステップとを備え、液体を流出させるステップは、取得した厚みが所定の厚み以上であることを条件として、用紙の束に対して積層方向を軸として穿孔部材を回転させることを含む
本発明の他の局面に従った穿孔形成方法は、穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔を含み、複数の用紙の厚みを取得するステップと、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させるステップと、穿孔部材の先端を、第2の面から第1の面に向けて移動させながら、流出孔から収容部の液体を流出させるステップとを備え、液体を流出させるステップは、取得した厚みに基づいて液体の流出を制御することを含む。
本発明の他の局面に従った穿孔形成方法は、穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、穿孔部材は、液体を収容する収容部と、穿孔部材の表面から収容部まで貫通する流出孔を含み、収容部に収容される液体は、接着剤を含み、穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで複数の用紙を貫通させるステップと、穿孔部材の先端を、第2の面から第1の面に向けて移動させながら、流出孔から収容部の液体を流出させるステップと、穿孔部材の流出孔近傍の表面を清浄部材によって清浄するステップとを備える
上記構成によれば、穿孔部材の先端が穿孔を形成するために往復動作をする際の復路動作において、穿孔部材の表面から液体が流出する。
したがって、ステープル針が用いられた場合のように余計な隙間を生じることなく用紙を束ねることができ、かつ、用紙を束ねる強度を用紙の束の厚み方向に渡って安定させることができる。また、上記穿孔が積層されることによって形成される空間に糊剤などが充填される構成ではないため、穿孔を形成された用紙を、他のファイリング用の器具でファイリングすることができる。
本発明の後処理装置の一実施の形態である後処理ユニットおける穿孔形成の機構を説明するための図である。 本発明の後処理装置の一実施の形態である後処理ユニットおける穿孔形成の機構を説明するための図である。 図1の機構によって穿孔を形成された用紙を模式的に示す図である。 本発明の後処理装置の一実施の形態である後処理ユニットおける穿孔形成の機構を説明するための図である。 本発明の後処理装置の一実施の形態である後処理ユニットを含む画像形成システムの構成を模式的に示す図である。 図5の後処理ユニットの制御ブロック図である。 図6の穿孔部材における液体の放出の機構を説明するための図である。 図6の中央処理装置が実行する穿孔形成処理のフローチャートである。 図6の後処理ユニットにおいて穿孔部材が複数設けられた変形例(1)を説明するための図である。 穿孔部材から液体を放出する際に穿孔部材を回転させる変形例(2)を説明するための図である。 図10の変形例(2)における、図8の穿孔形成処理の変形例のフローチャートである。 図1の機構における傾き検出部の構造の一例を示す図である。 清浄部材をさらに備えた変形例(3)を説明するための図である。 図13の清浄部材の構成を説明するための図である。
以下、本発明に係る後処理装置の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各図において、同じ機能を奏する要素については、同一の参照符号を付し、その説明は繰返さない。
[1.穿孔形成の機構]
本実施の形態に係る後処理装置は、積層された複数の用紙によって構成される用紙束に対して穿孔を形成し、そして、形成された穿孔の壁面に液体が塗布する。
塗布された液体が糊などの接着剤を含有する場合、当該液体が乾燥すると、塗布された壁面が当該接着剤によって固められる。これにより、用紙の束は、穿孔に接着剤を充填されることなく空隙を残したままの状態で、束ねられる。
また、塗布された液体が水などの接着剤を含有しない場合であっても、上記液体が塗布されることにより、上記壁面を構成する複数の用紙の部分が同時に濡らされる。これにより、液体が乾燥した後、穿孔部分で複数の用紙は固められ、用紙の束は、束ねられる。
以下、本実施の形態に係る後処理装置において、積層された用紙の束に対して穿孔を形成し、そして、形成された穿孔の壁面に液体が塗布される機構を説明する。
図1(A)は、積層された用紙に対して穿孔を形成しかつ上記のように液体を塗布するための部材が示されている。後処理装置は、穿孔部材10と、押さえ部材12と、スタッカ14と、受け皿16とを含む。スタッカ14は、用紙を保持する。
穿孔部材10は、矢印A1方向に移動すると、図1(B)に示されるように、その先端をスタッカ14に形成された孔14Aに嵌め込まれる。穿孔部材10は、ほぼ円筒形状を有している。スタッカ14に形成された孔14Aの断面は、穿孔部材10が嵌め込まれるように、穿孔部材10の断面形状よりやや径の大きい円形を有している。
図1(B)に示された状態から、矢印A2方向に移動させられることにより、穿孔部材10は、引き上げられ、孔14Aに嵌め込まれる状態を解除される。
穿孔部材10の下端には、刃が形成されている。また、穿孔部材10の下部側面には、孔10Aを形成されている。穿孔部材10は、後述するように、その内部に液体を収容する(後述する収容部10B)。孔10Aは、穿孔部材10の表面から上記収容部まで貫通している。これにより、穿孔部材10の表面(孔10A)から、収容部に導入された液体が流出する。
図2(A)に、スタッカ14に複数の用紙Sが積層された状態を示す。
図2(A)をさらに参照して、押さえ部材12は、スタッカ14上に搬送されてきた用紙を押さえるために設けられている。押さえ部材12の一端側には、当接部12Aが設けられている。押さえ部材12の他端側は、連結部12Xで、矢印AR方向に回動可能に支持されている。矢印AFは、スタッカ14に対する用紙Sの送り方向を示している。押さえ部材12は、上記送り方向の上流側に当接部12Aが位置し、当該送り方向の下流側であって当接部12Aよりも上方側に他端側(連結部12X)が位置するように、傾斜配置されている。また、押さえ部材12の他端側には、押さえ部材12の傾き角度を検出するための傾き検出部122が設けられている。
押さえ部材12が、連結部12Xで軸支されて傾斜配置されることにより、用紙Sがスタッカ14に順次送られてきたときに、用紙Sの送りを阻害せずに、用紙Sの表面を押さえ部材12の自重により当接部12Aで押さえつけながら、スタッカ14に用紙Sを積層することができる。
また、傾き検出部122から得られた、押さえ部材12の傾き角度の情報に基づいて、スタッカ14に積層された用紙Sの厚みDを測定することができる。
なお、傾き検出部122としては、たとえば押さえ部材12の傾きの度合いを光学的に検出するものが挙げられる。このような傾き検出部122の構造の一例を図12に示す。
図12を参照して、傾き検出部122では、押さえ部材12は、連結部12Xによってアクチュエータ122Bと連結されている。アクチュエータ122Bは、扇形の板体であり、その中心部分を連結部12Xによって軸支され、弧には一定の中心角に対応して複数のスリットSL1〜SLnが設けられている。傾き検出部122では、光学的検出部122Aを含み、光学的検出部122Aは図示せぬ発光素子と受光素子を有する。アクチュエータ122Bのスリットを形成された弧の一部分は、上記発光素子と受光素子に挟まれている。押さえ部材12の傾きの度合いが変化することにより、上記発光素子からの光が、スリットSL1〜SLnの中の変化した角度に応じた数のスリットを通って、断続的に受光素子に導入される。光学的検出部122Aは、上記受光素子への断続的な光の導入に基づく導入回数をパルス数として検出し、当該パルス数に基づき、押さえ部材12の傾きの角度の情報を取得する。
なお、押さえ部材12は、連結部12Xで回動可能に支持される構造を採用しているが、この構造に限定されない。当接部12Aが、用紙Sの送りを阻害しないように自由に可動できる構成であれば、他の構成を採用されても良い。
図2(A)に示された状態から、穿孔部材10が下方に移動されることにより、図2(B)に示されるように、用紙Sに穿孔が形成される。当該穿孔の形成により用紙Sから繰り抜かれた部分Pは、受け皿16に集められる。
図3(A)は、穿孔を形成された用紙Sの斜視図である。各用紙Sには、穿孔Hが形成されている。図3(B)は、穿孔を形成された用紙Sが積層された状態を示す。本明細書では、積層された複数の用紙Sを一塊で扱う際には束STと言う。図3(B)中の束STは、用紙Sの積層方向に厚みDを有する。束STでは、各用紙Sの穿孔により、円筒形状の空間HTが形成されている。また、図3(B)の束STでは、最上面が面SF1(第1の面)で、最下面が面SF2(第2の面)で示されている。
図4(A)および図4(B)を参照して、用紙Sに穿孔が形成される際の、用紙束STと穿孔部材10との位置関係を説明する。
用紙束STに穿孔が形成される際、まず、用紙束STに対して、穿孔部材10は、面SF1から面SF2に向けて、矢印A11方向に進入する。穿孔部材10が束STを貫通した状態が、図4(A)に示されている。
穿孔部材10が用紙束STを貫通した後、穿孔部材10は、矢印A12方向に引き上げられる。引き上げられる工程において、孔10Aが面SF2から面SF1まで当接する期間、収容部10Bに液体が導入され、孔10Aを介して当該液体が穿孔部材10の表面から空間HTの内壁に流出する。これにより、当該液体は、空間HTの内壁において、束STの積層方向について、連続して、塗布される。
[2.画像形成装置の構成]
図5は、本発明の後処理装置を含む画像形成システムの概略構成を示す図である。
図5を参照して、画像形成システム1は、主に、用紙上に画像を形成する画像形成装置901と、画像を形成された用紙に、パンチング孔の形成などの後処理を行なう後処理装置50とによって構成される。
画像形成装置901は、コピー動作やスキャン動作における原稿の自動連続搬送を実行する原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)902と、原稿の画像データを生成するスキャナ903と、スキャナ903が生成した画像データまたは予め記憶された画像データに基づき用紙上に画像を形成する画像形成部904とを含む。画像形成部904は、外部の交流電源から供給される電力を画像形成装置901および後処理装置50の各部に供給する電源ユニット911と、画像形成装置901の動作を全体的に制御する画像形成装置側制御部912とを含む。
後処理装置50は、画像形成装置901から送られてきた用紙に対してパンチング孔の形成などの後処理を施す後処理ユニット500を含む。後処理ユニット500は、当該後処理ユニット500の動作を全体的に制御する後処理装置側制御部100を含む。
[3.後処理ユニットの構成]
図6は、図5の後処理ユニット500の制御ブロック図である。
後処理装置側制御部100は、画像形成装置901の画像形成装置側制御部912と通信可能に構成されている。
後処理装置側制御部100は、後処理ユニット500の動作を全体的に制御する中央処理装置110と、タイマ112と、記憶装置150とを含む。
中央処理装置110は、記憶装置150のプログラム記憶部151に記憶されたプログラムを実行するためのプロセッサを含む。
記憶装置150は、プログラム記憶部151の他、プログラムの実行に必要な種々のデータを記憶するデータ記憶部152と、放出動作時間記憶部153とを含む。
データ記憶部152には、穿孔部材10を、図示せぬスタンバイ位置から図2(B)に示したような、スタッカ14上の用紙を貫通し、かつ、孔10Aが用紙束STの面SF2よりも下方に位置させるような位置にまで移動させるために必要なデータが記憶されている。
穿孔部材駆動部130は、穿孔部材10を、図1(A)の矢印A1方向や、図1(B)の矢印A2方向に移動させるためのモータ132と、当該モータ132を駆動するドライバ131を含む。
中央処理装置110は、前記した、穿孔部材10を第1の位置から第2の位置まで移動させるためのデータに従って、ドライバ131を駆動する。これにより、穿孔部材10は、上記した第1の位置から第2の位置まで移動され、また、第2の位置から第1の位置まで移動される。
厚み検出部120は、押さえ部材12の傾きを検出する傾き検出部122と、傾き検出部122が検出する押さえ部材12の傾き角度に基づいて、スタッカ14上に積層された用紙Sの厚みDを算出する。
放出動作時間記憶部153は、スタッカ14上に積層された用紙の厚みと、穿孔部材10が図4(B)に示されたように引き上げられる際に収容部10B内の液体を孔10Aを介して流出させる時間が記憶されている。穿孔部材10は、一定の速度で引き上げられる。放出動作時間記憶部153に記憶される時間は、穿孔部材10が一定の速度で引き上げられるときに、孔10Aが面SF2から面SF1まで移動するのに要する時間に相当する。放出動作時間記憶部153の記憶内容を、表1に模式的に示す。
Figure 0005531833
表1を参照して、放出動作時間記憶部153では、用紙束STの厚み(D1,D2,D3…)のそれぞれに関連付けられて、放出動作時間(D1,D2,D3…)が記憶されている。
後処理ユニット500は、液体放出装置140をさらに含む。液体放出装置140は、収容部10Bに液体を送り込むポンプ142と、ポンプを駆動させるドライバ141とを含む。
図7に示されるように、穿孔部材10の、孔10Aを設けられた端部と異なる端部に、チューブ20が接続されている。ポンプ142が駆動されることにより、チューブ20を介して、収容部10Bに液体Lが導入される。収容部10Bに導入された液体Lは、孔10Aから、穿孔部材10の外部に放出される。これにより、ポンプ142を駆動させれば、孔10Aから液体が流出する。そして、ポンプ142の駆動が停止されると、孔10Aからの液体の流出が停止する。ポンプ142の駆動は、ドライバ141によって制御される。
[4.穿孔形成処理]
スタッカ14に送られてきた用紙の束に対して後処理ユニット500が穿孔を形成する旨の指令が送信されてきた際に中央処理装置110が実行する処理(穿孔形成処理)について、当該処理のフローチャートである図8を参照して説明する。
なお、以下の説明において、穿孔部材10は、第1の位置と第2の位置の間を往復運動するものとする。また、第1の位置から第2の位置に向かう移動経路を第1の経路と言い、第2の位置から第1の位置に向かう経路を第2の経路と言う。
第1の位置とは、たとえば図2(A)に示されるように、穿孔部材10の先端がスタッカ14上に積層された用紙に触れない状態を言う。ただし、図2(A)に示される状態は一例であって、これに限定されない。図2(A)では、穿孔部材10の先端はスタッカ14の上方に位置するが、穿孔部材10が第1の位置に位置するとき、穿孔部材10は必ずしもスタッカ14の上方に位置していなくても良い。
第2の位置とは、たとえば図2(B)に示されるように、穿孔部材10がスタッカ14上の用紙に貫通している状態を言う。第2の位置は、図2(B)に示された状態に限定されないが、第2の位置では、少なくとも孔10Aは面SF2に当接または第2の経路の上流側に位置する。
穿孔形成処理では、中央処理装置110は、まずステップS10で、スタッカ14上の用紙の束STの厚みDを検出して、ステップS20へ処理を進める。なお、当該厚みDは、上記したように厚み検出部120によって検出される。
ステップS20では、中央処理装置110は、ドライバ131に指令を送ることにより、穿孔部材10の第1の位置から第2の位置への移動を開始させて、ステップS30へ処理を進める。
ステップS30では、穿孔部材10が第2の位置に到達したか否かを判断し、到達したと判断するとステップS40へ処理を進める。なお、中央処理装置110は、第1の位置から第2の位置まで移動させたか否かを、たとえばモータ132の駆動時間によって判断する。なお、穿孔部材10の先端が図2(B)に示された位置に到達したか否かを光学センサ等によって検出できるように構成し、中央処理装置110は、当該光学センサの検出出力に基づいて、第2の位置まで移動したか否かを判断しても良い。
ステップS40では、中央処理装置110は、ドライバ131に指令を送ることにより、穿孔部材10の第2の位置から第1の位置に戻すための移動を開始させて、ステップS50へ処理を進める。
ステップS50では、中央処理装置110は、穿孔部材10の復路において、穿孔部材10の孔10Aがスタッカ14上の用紙の束の面SF2に到達したか否かを判断し、到達したと判断するとステップS60へ処理を進める。中央処理装置110は、モータ132の駆動時間が、第2の位置にある穿孔部材10の孔10Aがスタッカ14上の用紙の束STの面SF2まで移動するまでの駆動時間に達したか否かにより、孔10Aが面SF2に到達したか否かを判断する。
ステップS60では、中央処理装置110は、ドライバ141に指令を送ることにより、孔10Aからの液体の放出を開始させて、ステップS70へ処理を進める。
ステップS70では、中央処理装置110は、タイマ112の計時動作を開始させて、ステップS80へ処理を進める。
ステップS80では、ステップS70でタイマ112に計時動作を開始させてから、ステップS10で検出した用紙の厚みに関連付けられた放出動作時間が経過したか否かを判断し、経過したと判断するとステップS90へ処理を進める。
ステップS90では、中央処理装置110は、ドライバ141に指令を送ることにより、孔10Aからの液体の放出を停止させて、ステップS100へ処理を進める。
ステップS100では、中央処理装置110は、ステップS40で開始させた処理により、穿孔部材10が第1の位置に到達したか否かを判断し、到達したと判断すると、ステップS110で穿孔部材10の移動を停止させて、穿孔形成処理を終了させる。
以上説明した本実施の形態では、穿孔部材10が、用紙の束STを貫通することにより、用紙の束STの各用紙Sに穿孔が形成される。そして、穿孔部材10は、矢印A12(図4(B))方向に移動する際、孔10Aが面SF2に対向する位置から面SF1に対向する位置まで移動するまで、孔10Aを介して収容部10Bの液体を放出する。
なお、本実施の形態では、垂直方向に積層された用紙の束に対して穿孔が形成されかつ液体の放出がなされたが、本発明に係る後処理装置が処理対象とする用紙の積層方向はこれに限定されない。
また、本実施の形態では、穿孔が形成され液体が放出される際、穿孔部材10が移動したが、穿孔部材10が用紙の束に対して相対的に移動すればよく、穿孔部材10を停止させて用紙の束を移動させることにより穿孔が形成され液体が放出されても良い。
また、本実施の形態では、穿孔部材10には、その側面の同じ高さ位置(複数の用紙の積層方向について同じ位置)に、複数の孔10Aが設けられているが、孔10Aは単数であってもよい。
以下、この他にも考えられる変形例を列挙する。
[5.変形例(1)]
後処理ユニット500では、穿孔部材10は単数であったが、本発明の後処理装置における穿孔部材の数は、これに限定されない。たとえば図9に示される穿孔部材10X,10Y,10Zのように、複数設けられても良い。穿孔部材10X,10Y,10Zは、それぞれ、穿孔部材10と同様に、その内部に溶液を収容する収容部を備え、また、その側面に、収容部に導入された液体を放出する孔を形成されている。
図9に模式的に示されるように、穿孔部材10X,10Y,10Zは、チューブ20Aから液体を供給される。そして、穿孔部材10X,10Y,10Zが、図4(A)および図4(B)の穿孔部材10と同様に動作することにより、スタッカ14上に積層された複数の用紙に対して、一度に複数の穿孔が形成され、そして、当該複数の穿孔のそれぞれにおいて液体を塗布される。これにより、用紙の束は、穿孔を形成された複数の箇所で束ねられる。
[6.変形例(2)]
後処理ユニット500では、収容部10Bに導入された液体が孔10Aから放出される際に、穿孔部材10は用紙の積層方向を軸として回転してもよい。つまり、図10(A)に示されるように、穿孔部材10は、引き上げられる際に、矢印A21に示されるように回転しながら、その表面から液体を放出する。このように液体が放出されることにより、空間HTの壁面には、図10(B)で軌跡Tとして示されるように、空間HTの壁面には、らせん状に、液体の軌跡が形成される。
また、上記の穿孔部材10の回転が、用紙の束STの厚みが所定の値以上であることを条件として行なわれても良い。
このような場合、図8に示した穿孔形成処理のフローは、図11に示されるように変更される。
図11を参照して、本変形例の穿孔形成処理では、図8に示したステップS40の処理が、ステップS41〜ステップS43の処理に置き換えられている。具体的には、ステップS30で穿孔部材10が第2の位置に到達したと判断されると、中央処理装置110は、ステップS41で、ステップS10で検出した用紙の厚みが所定の厚み以上であるか否かを判断する。そして、所定の厚み以上であると判断するとステップS42へ処理を進め、所定の厚み未満であると判断するとステップS43へ処理を進める。
ステップS42では、中央処理装置110は、穿孔部材10を、図10(A)および図10(B)を参照して説明したように、回転させながら第1の位置に向けて移動させて、ステップS50へ処理を進める。
一方、ステップS43では、中央処理装置110は、穿孔部材10を、図10(A)の矢印Aに回転させることなく第1の位置に向けて移動させて、ステップS50へ処理を進める。
なお、穿孔部材10が用紙の束STに対して穿孔を形成する際、つまり、穿孔部材10が第1の位置から第2の位置に向けて移動する際にも、穿孔部材10は、用紙の束STの積層方向を軸として回転移動されてもよい。
[7.変形例(3)]
以上説明した本実施の形態では、孔10Aから空間HTの壁面に塗布される液体は、接着剤を含まない水などの液体であってもよいし、糊などの接着剤を含む液体であってもよい。
なお、孔10Aを介して放出される液体が接着剤を含む場合には、孔10Aの詰まりを防止するために、孔10A近傍に付着した液体を除去するための清浄部材が設けられることが望ましい。
図13(A)および図13(B)は、後処理ユニット500に清浄部材30が設けられた例を示す。清浄部材30は、リング状の部材である。本変形例では、図13(B)に示された穿孔部材10の位置が第1の位置であり、図13(A)に示された穿孔部材10の位置が第2の位置であるとする。
穿孔部材10が第1の位置から第2の位置まで移動される際に、穿孔部材10は清浄部材30の内部を経て、移動する。そして、穿孔部材10が第2の位置から第1の位置に移動される際には、穿孔部材10は、清浄部材30を下方から上方に向けて通過する。
図14(A)〜図14(C)に、清浄部材30の構成を示す。
図14(A)は、清浄部材30の斜視図である。清浄部材30は、たとえばシリコンなどの樹脂からなり、円筒形状を有する第1の部分31と、当該円筒部分の内面に形成された突起部であるブレード32とを含む。
図14(B)は、清浄部材30の断面図である。図14(C)は、穿孔部材10が清浄部材30の内部を通過する際の、清浄部材30の内部における穿孔部材10と清浄部材30の位置関係を示す図である。
穿孔部材10は、清浄部材30に対して、両矢印A31で示される方向に移動する。穿孔部材10が清浄部材30を通過する際、穿孔部材10の壁面が、ブレード32にこすり合わされる。これにより、ブレード32によって、孔10A近傍に付着した液体が、穿孔部材10表面から除去される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 穿孔部材、10A 孔、12 押さえ部材、12A 当接部、12X 連結部、14 スタッカ、14A 孔、16 受け皿、50 後処理装置、100 後処理ユニット、110 中央処理装置、112 タイマ、120 厚み検出部、121 演算部、122 傾き検出部、130 穿孔部材駆動部、131,141 ドライバ、132 モータ、140 液体放出装置、142 ポンプ、150 記憶装置、151 プログラム記憶部、152 データ記憶部、153 放出動作時間記憶部、30 清浄部材。

Claims (15)

  1. 用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、
    前記駆動手段が前記第2の移動制御を実行しているときに、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え
    前記穿孔部材は円筒形状を有し、
    前記流出孔は、前記穿孔部材の円筒形状の側面に設けられている、後処理装置。
  2. 用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、
    前記駆動手段が前記第2の移動制御を実行しているときに、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え、
    前記駆動手段は、前記第2の移動制御において、前記用紙の束に対して前記積層方向を軸として前記穿孔部材を回転させ、
    前記複数の用紙の厚みを取得する取得手段をさらに備え、
    前記駆動手段は、前記取得手段が取得した厚みが所定の厚み以上であることを条件として、前記第2の移動制御において、前記用紙の束に対して前記穿孔部材を回転させる、後処理装置。
  3. 用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、
    前記駆動手段が前記第2の移動制御を実行しているときに、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え、
    前記複数の用紙の厚みを取得する取得手段をさらに備え、
    前記流出手段は、前記取得手段が取得した厚みに基づいて、前記流出孔から前記収容部の液体の流出を制御する、後処理装置。
  4. 前記流出手段は、前記取得手段が取得した厚みと、前記第2の移動制御における前記穿孔部材の移動速度とに応じて、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させる時間を制御する、請求項に記載の後処理装置。
  5. 用紙に穿孔を形成する穿孔部材を備え、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、当該第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させる第1の移動制御と、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させる第2の移動制御とを実行する駆動手段と、
    前記駆動手段が前記第2の移動制御を実行しているときに、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させる流出手段とをさらに備え、
    前記収容部に収容される液体は、接着剤を含み、
    前記穿孔部材の前記流出孔近傍の表面を清浄する清浄部材をさらに備える、後処理装置。
  6. 前記駆動手段は、前記第2の移動制御の後、前記流出孔の近傍表面を前記清浄部材と擦り合わせるように前記穿孔部材を前記清浄部材に対して移動させる、請求項に記載の後処理装置。
  7. 前記流出孔は、前記穿孔部材が前記複数の用紙を貫通する状態で前記積層方向について同じ位置に位置するように、複数設けられる、請求項1〜請求項3、請求項5、または、請求項6のいずれかに記載の後処理装置。
  8. 前記穿孔部材は、前記流出孔よりも前記先端側に突起を有する、請求項1〜請求項のいずれかに記載の後処理装置。
  9. 前記複数の用紙を保持する保持手段をさらに備える、請求項1〜請求項のいずれかに記載の後処理装置。
  10. 前記駆動手段は、前記第1の移動制御において、前記用紙の束に対して前記積層方向を軸として前記穿孔部材を回転させる、請求項1〜請求項のいずれかに記載の後処理装置。
  11. 用紙上に画像を形成するための画像形成手段と、
    請求項1〜請求項10のいずれかに記載の後処理装置とを備え、
    前記穿孔部材は、前記画像形成手段によって画像を形成された用紙に穿孔を形成する、画像形成装置。
  12. 円筒形状を有する穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記流出孔は、前記穿孔部材の円筒形状の側面に設けられており、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、前記第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させるステップと、
    前記穿孔部材の先端を、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させながら、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させるステップとを備えた、穿孔形成方法。
  13. 穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記複数の用紙の厚みを取得するステップと、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、前記第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させるステップと、
    前記穿孔部材の先端を、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させながら、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させるステップとを備え、
    前記液体を流出させるステップは、取得した前記厚みが所定の厚み以上であることを条件として、前記用紙の束に対して前記積層方向を軸として前記穿孔部材を回転させることを含む、穿孔形成方法。
  14. 穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記複数の用紙の厚みを取得するステップと、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、前記第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させるステップと、
    前記穿孔部材の先端を、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させながら、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させるステップとを備え
    前記液体を流出させるステップは、取得した前記厚みに基づいて液体の流出を制御することを含む、穿孔形成方法。
  15. 穿孔部材を用紙の束に貫通させて用紙に穿孔を形成する穿孔形成方法であって、
    前記穿孔部材は、液体を収容する収容部と、前記穿孔部材の表面から前記収容部まで貫通する流出孔を含み、
    前記収容部に収容される液体は、接着剤を含み、
    前記穿孔部材の先端を、複数の用紙が積層された用紙の束に対して、第1の面から進入し、前記第1の面に対して用紙の積層方向に離間した第2の面まで前記複数の用紙を貫通させるステップと、
    前記穿孔部材の先端を、前記第2の面から前記第1の面に向けて移動させながら、前記流出孔から前記収容部の液体を流出させるステップと
    前記穿孔部材の前記流出孔近傍の表面を清浄部材によって清浄するステップとを備える、穿孔形成方法。
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