JP5531206B2 - ズームレンズ - Google Patents

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Description

本発明は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子上に被写体像を形成するズームレンズに関するものである。
近年、デジタルスティルカメラに限らず、携帯電話機、携帯情報端末、インターネットカメラ等の小型の装置にあっても新たな付加価値としてズームレンズの搭載が検討され始め、実際に搭載された機器も登場し始めている。ズームレンズは、レンズ系を構成する一部のレンズやレンズ群が光軸にそって移動する光学系であり、撮影倍率を連続的に変化させることができる。ズームレンズの搭載により、ユーザは撮影時に被写体像を任意の大きさに拡大・縮小することができる。
小型の装置への搭載を前提とした場合、ズームレンズの全長は可能な限り短いことが望ましい。しかしながら、ズームレンズでは、変倍および合焦の際に当該ズームレンズを構成するレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群を移動させる必要があるため、これらレンズ群を移動させるための空間をズームレンズ内に確保せねばならない。このことがズームレンズの小型化を図る上での障害となっている。
一方、被写体像を電気信号として取込む撮像素子の画素数も年々増加しており、ズームレンズには、良好な収差補正能力や高解像度への対応等の高性能化も求められている。特許文献1には、負の屈折力を有する1枚のレンズから構成される第1レンズ群と、正負2枚のレンズから構成され、全体として負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成されたズームレンズが記載されている。このズームレンズは、第1レンズ群および第2レンズ群の広角端における合成焦点距離を一定の範囲内に抑えることにより、3倍程度と高変倍率でありながらも、比較的良好に小型化が図られている。
特開2001−343588号公報
しかし、上記特許文献1に記載のズームレンズは、少ないレンズ枚数で比較的良好に収差が補正されるものの、高性能化および小型化への要求を十分に満足するものではなかった。
なお、こうした高性能化および小型化への要求は、携帯電話機等の小型の装置に限られたものではない。デジタルスティルカメラ等の装置においても画像の変倍、特に画像劣化の少ない光学変倍は望まれており、その一方で携帯性を良くするための薄型化も強く望まれている。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は高画質を満足する高性能で小型のズームレンズを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明では、物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズにおいて、第1レンズ群を、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成し、第2レンズ群を、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成し、第3レンズ群を、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成した。そして、本発明に係るズームレンズでは、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群が固定されるとともに、第2レンズ群が、像面側へ移動した後に物体側へ移動され、第3レンズ群が直線的に物体側へ移動されるように構成した。また、上記構成のズームレンズは、第1レンズ群、第2レンズ群、および第3レンズ群の広角端における合成焦点距離をfw、第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、以下の条件式(1)を満足する。
−0.3<fw/f1<−0.05 (1)
また、本発明は、物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズにおいて、第1レンズ群を、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成し、第2レンズ群を、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成し、第3レンズ群を、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成し、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群が固定されるとともに、第2レンズ群が、像面側へ移動した後に物体側へ移動され、第3レンズ群が直線的に物体側へ移動されるように構成するとともに、第1レンズ群の焦点距離をf1、第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式(2)を満足する。
−0.5<f3/f1<−0.1 (2)
また、本発明は、物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズにおいて、第1レンズ群を、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成し、第2レンズ群を、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成し、第3レンズ群を、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成し、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群が固定されるとともに、第2レンズ群が、像面側へ移動した後に物体側へ移動され、第3レンズ群が直線的に物体側へ移動されるように構成するとともに、第2レンズ群の焦点距離をf2、第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式(3)を満足する。
−0.6<f3/f2<−0.3 (3)
また、本発明は、物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズにおいて、第1レンズ群を、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成し、第2レンズ群を、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成し、第3レンズ群を、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成し、広角端から望遠端への変倍において、第1レンズ群が固定されるとともに、第2レンズ群が、像面側へ移動した後に物体側へ移動され、第3レンズ群が直線的に物体側へ移動されるように構成するとともに、第2レンズ群における正の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd2p、第2レンズ群における負の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd2n、第3レンズ群における正の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd3p、第3レンズ群における負の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd3nとしたとき、以下の条件式(4)を満足する。
0.5<|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|<0.8 (4)
上記構成によれば、変倍および合焦に際して移動されるレンズ群は、第2レンズ群と第3レンズ群との2つのレンズ群のみである。また、このうち第2レンズ群は正負2枚のレンズから構成されている。このため、第1レンズ群にて発生した倍率の色収差や歪曲収差が第2レンズ群の正負2枚のレンズによって良好に補正されることになる。しかも、この第2レンズ群は、広角端から望遠端への変倍においては、像面側へ一旦移動した後に物体側へ移動することから、その移動軌跡は物体側に凹状となる。本発明に係るズームレンズによれば、第2レンズ群が直線的あるいは放物線状に移動させるタイプのズームレンズに比較して、レンズ群を移動させるために確保すべき空間を最小限にすることが可能となる。したがって、ズームレンズとしてこのような構成を採用することにより、高性能化と小型化の両立を図ることができる。
上記構成のズームレンズにおいては、上記光路変更部材として、入射光を反射して光路を折り曲げるプリズムを適用することができる。プリズムの適用により、屈曲型(Lタイプ)のズームレンズを構成することが可能となる。特に、携帯電話機等の小型の携帯機器にあっては、ズームレンズを搭載できる空間が非常に限られている。本発明によれば、ズームレンズの搭載される機器の厚さを大幅に短縮することができる。
条件式(1)は、ズームレンズの光軸方向の長さを短縮しつつ、軸上の色収差および軸外の倍率色収差を良好な範囲内に抑制するための条件である。上限値「−0.05」を超えると、第1レンズ群の屈折力が相対的に弱くなるため、第2レンズ群の屈折力を相対的に強くする必要が生じる。この場合、軸上の色収差や軸外の倍率色収差を良好な範囲内に抑制することはできるものの、第1レンズ群を構成するレンズの径が大きくなるため、ズームレンズの小型化が困難となる。一方、下限値「−0.3」を下回ると、第1レンズ群の屈折力が相対的に強くなるため、ズームレンズの小型化には有利となるものの、軸上の色収差および軸外の倍率色収差を良好な範囲内に抑制することが困難となる。
条件式(2)は、第2レンズ群の移動態様を規定するとともに、変倍全域において軸外の結像性能を一定のレベルに保つための条件である。当該条件式(2)を満たすことにより、変倍において、広角端での第2レンズ群の光軸上の位置と望遠端での第2レンズ群の光軸上の位置とがほぼ一致する。すなわち、この条件式(2)を満たすことにより、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が広角端および望遠端においてほぼ一定の値となり、ズームレンズの小型化が好適に図られる。
ここで、条件式(2)において上限値「−0.1」を超えると、第1レンズ群の屈折力が相対的に弱くなり、第1レンズ群を構成するレンズの径が大きくなるとともに、望遠端において第2レンズ群が像面側に大きく移動するため、ズームレンズの小型化が困難になる。一方、下限値「−0.5」を下回ると、第1レンズ群の屈折力が相対的に強くなるため、望遠端において第2レンズ群が物体側に大きく移動することになり、軸上の色収差および軸外の倍率色収差や軸外のコマ収差を良好な範囲内に抑制することが困難となる。また、この場合もズームレンズの小型化は困難になる。
条件式(3)は、変倍全域にわたって各種収差を良好な範囲内に抑制するための条件である。上限値「−0.3」を超えると、第2レンズ群の屈折力が相対的に弱くなり、色収差を良好な範囲内に抑制するには有効となるものの、望遠端において第2レンズ群が像面側に大きく移動するため、ズームレンズの小型化が困難になる。また、軸外のコマ収差の補正や像面の平坦性を保つことも困難となる。一方、下限値「−0.6」を下回ると、第2レンズ群の屈折力が相対的に強くなり、ズームレンズの小型化には有利となるものの、軸上の色収差を良好な範囲内に抑制しようとすると、軸外の倍率色収差が補正過剰となってしまい、両者をバランスよく抑制することが困難となる。また、広角端側では軸外光による内方コマ収差が、望遠端側では外方コマ収差がそれぞれ増大することとなり、変倍全域にわたって良好な結像性能を得ることが困難となる。
条件式(4)は、変倍全域にわたって軸上の色収差および軸外の倍率色収差を良好な範囲内にバランスよく抑制するための条件である。上限値「0.8」を超えると、特に望遠端側において各波長毎の結像位置が大きく異なり、基準波長に対して短波長がプラス方向(像面側)となる。これにより軸上の色収差が補正過剰となるため、変倍全域にわたって良好な結像性能を得ることは困難となる。一方、下限値「0.5」を下回った場合には、基準波長に対して短波長がマイナス方向(物体側)となり、軸上の色収差および軸外の倍率色収差が共に補正不足となる。この場合にも、変倍全域にわたって良好な結像性能を得ることは困難となる。
本発明のズームレンズによれば、高画質を満足する高性能で小型のズームレンズを提供することができる。
本発明を具体化した一実施の形態について、数値実施例1に係るズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における各レンズ断面図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの広角端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの中間位置における横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの中間位置における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの望遠端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例1に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 数値実施例2に係るズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における各レンズ断面図である。 同数値実施例2に係るズームレンズの広角端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例2に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例2に係るズームレンズの中間位置における横収差を示す収差図である。 同数値実施例2に係るズームレンズの中間位置における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例2に係るズームレンズの望遠端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例2に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 数値実施例3に係るズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における各レンズ断面図である。 同数値実施例3に係るズームレンズの広角端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例3に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例3に係るズームレンズの中間位置における横収差を示す収差図である。 同数値実施例3に係るズームレンズの中間位置における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例3に係るズームレンズの望遠端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例3に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 数値実施例4に係るズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における各レンズ断面図である。 同数値実施例4に係るズームレンズの広角端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例4に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例4に係るズームレンズの中間位置における横収差を示す収差図である。 同数値実施例4に係るズームレンズの中間位置における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例4に係るズームレンズの望遠端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例4に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 数値実施例5に係るズームレンズの広角端、中間位置、望遠端における各レンズ断面図である。 同数値実施例5に係るズームレンズの広角端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例5に係るズームレンズの広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例5に係るズームレンズの中間位置における横収差を示す収差図である。 同数値実施例5に係るズームレンズの中間位置における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 同数値実施例5に係るズームレンズの望遠端における横収差を示す収差図である。 同数値実施例5に係るズームレンズの望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図8、図15、図22、および図29は、本実施の形態の数値実施例1〜5に対応するズームレンズのレンズ断面図を示したものである。各図には、広角端におけるレンズ断面図、広角端と望遠端との中間位置におけるレンズ断面図、および望遠端におけるレンズ断面図のそれぞれを併せて示している。いずれの数値実施例も基本的なレンズ構成は同一であるため、ここでは数値実施例1のレンズ断面図を参照しながら、本実施の形態のレンズ構成について説明する。
本実施の形態に係るズームレンズは3群構成であり、図1に示すように、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成される。第3レンズ群G3と撮像素子の像面IMとの間には、フィルタ10が配置される。このフィルタ10は割愛することも可能である。
また、本実施の形態に係るズームレンズは、第1レンズ群G1が固定され、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3が光軸Xに沿って移動可能に構成される。当該構成において広角端から望遠端への変倍を行う際には、第2レンズ群G2は像面側へ移動した後に物体側へ移動し、第3レンズ群G3は光軸Xに沿って物体側に移動することになる。すなわち、第2レンズ群G2は、その移動軌跡が物体側に凹状となるように光軸Xに沿って移動し、第3レンズ群G3は、第2レンズ群G2に近づく方向にその移動軌跡が直線状となるように光軸Xに沿って移動することになる。
このように、本実施の形態に係るズームレンズは、第3レンズ群G3の移動によって変倍が行われるとともに、第2レンズ群G2の移動によって合焦およびバックフォーカスの調整が行われ、変倍全域にわたって像点が一定に保たれる構成となっている。
上記構成のズームレンズにおいて第1レンズ群G1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズL1と、入射光を反射して光路を直角に折り曲げるプリズムP(光路変更部材)とから構成される。このうち第1レンズL1は、物体側の面の曲率半径および像面側の面の曲率半径が共に正となる形状、すなわち光軸Xの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。
本実施の形態においては、光路変更部材としてプリズムPを適用した。このように光路変更部材としてプリズムPを採用することにより、屈曲型(Lタイプ)のズームレンズを構成することが可能となる。特に、携帯電話機等の小型の携帯機器にあっては、ズームレンズを搭載できる空間が非常に限られており、機器の厚さ方向に設計上の余裕がないことも多い。本発明を屈曲型のズームレンズとして具体化すれば、機器の厚さを大幅に短縮することができ、携帯機器の小型化およ薄型化に資することができる。
なお、光路変更部材は本実施の形態のプリズムPに限定されるものではない。例えば、第1レンズL1よりも後方に平板状のミラーを配置し、このミラー(光路変更部材)により、第1レンズL1からの入射光を反射して光路を直角に折り曲げるようにしてもよい。また、ズームレンズを搭載する空間の確保が比較的容易な場合には、光路変更部材としてレンズを適用するようにしてもよい。光路変更部材としてレンズを適用することにより、各種収差を一層良好に補正することができるようになる。要するに、光路変更部材は、第1レンズ群G1を構成する第1レンズL1との合成の屈折力が負となる光学部材であれば様々なものを適用でき、プリズム、ミラー、およびレンズのいずれかや、あるいはそれらの組合せを適宜適用することが可能である。なお、便宜上、図1、図8、図15、図22、図29の各レンズ断面図においては、プリズムPをその光路長と等価な平行平面板として表す。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、正の屈折力を有する第2レンズL2と、負の屈折力を有する第3レンズL3とから構成される。第2レンズL2は、物体側の面の曲率半径および像面側の面の曲率半径が共に正となる形状、すなわち光軸Xの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。なお、第2レンズL2の形状は、光軸Xの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に限定されるものではなく、物体側の面の曲率半径が正となる形状であればよい。数値実施例2〜5は、第2レンズL2の形状が、物体側の面の曲率半径が正であって像面側の面の曲率半径が負となる形状、すなわち光軸Xの近傍において両凸レンズとなる形状の例である。
第3レンズL3は、物体側の面の曲率半径が負となり、像面側の面の曲率半径が正となる形状、すなわち光軸Xの近傍において両凹レンズとなる形状に形成される。なお、第3レンズL3の形状は、光軸Xの近傍において両凹レンズとなる形状に限定されるものではなく、物体側の面の曲率半径が負となる形状であればよい。第3レンズL3の形状としては、物体側の面の曲率半径および像面側の面の曲率半径が共に負となる形状、すなわち光軸Xの近傍において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状を適用することもできる。
このように本実施の形態では、第2レンズ群G2の構成として、正の屈折力を有する第2レンズL2と負の屈折力を有する第3レンズL3とを物体側から順に配置する構成を採用した。この第2レンズ群G2の構成は、第2レンズおよび第3レンズの合成の屈折力が負となる構成であればよく、負の屈折力を有する第2レンズと正の屈折力を有する第3レンズとを物体側から順に配置する構成でもよい。
第3レンズ群G3は、物体側から順に、絞りSTと、正の屈折力を有する第4レンズL4と、負の屈折力を有する第5レンズL5とから構成される。このうち第4レンズL4は、光軸Xの近傍において両凸レンズとなる形状に形成される。第5レンズL5は、光軸Xの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。
本実施の形態では、必要に応じて各レンズのレンズ面を非球面で形成している。これらレンズ面に採用する非球面形状は、光軸方向の軸をZ、光軸Xに直交する方向の高さをH、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12、A14、A16としたとき次式により表される。
Figure 0005531206
また、本実施の形態に係るズームレンズは、第1レンズ群G1の焦点距離をf1、第2レンズ群G2の焦点距離をf2、第3レンズ群G3の焦点距離をf3、第1レンズ群G1〜第3レンズ群G3の広角端における合成焦点距離をfw、第2レンズL2のアッベ数をνd2p、第3レンズL3のアッベ数をνd2n、第4レンズL4のアッベ数をνd3p、第5レンズL5のアッベ数をνd3nとしたとき、次の各条件式(1)〜(4)を満足する。
−0.3<fw/f1<−0.05 (1)
−0.5<f3/f1<−0.1 (2)
−0.6<f3/f2<−0.3 (3)
0.5<|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|<0.8 (4)
なお、上記条件式(1)〜(4)の全てを満たす必要はなく、上記条件式(1)〜(4)のそれぞれを単独に満たすことにより、各条件式に対応する作用効果を得ることができ、従来のズームレンズに比較して高画質、高性能で小型のズームレンズを構成することができる。
次に、本実施の形態に係るズームレンズの各数値実施例を示す。各数値実施例において、バックフォーカスBFは、第5レンズL5の像面側の面から近軸像面までの距離を空気換算長により示したものであり、レンズ全長Lは、第1レンズL1の物体側の面から第5レンズL5の像面側の面までの距離に上記バックフォーカスBFの値を加えたものである。
また、iは物体側より数えた面番号を示し、Rは曲率半径を示し、dは光軸Xに沿ったレンズ面間の距離(面間隔)を示し、Ndはd線に対する屈折率を、νdはd線に対するアッベ数をそれぞれ示す。なお、非球面の面には面番号iの後に*(アスタリスク)の符号を付加して示す。
数値実施例1
基本的なレンズデータを以下に示す。
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1* 22.894 0.9000 1.52470 56.2
2* 9.756 5.0000
3 0.000 11.0000 1.71300 53.9
4 0.000 可変
5* 11.390 1.2600 1.61420 26.0(=νd2p)
6* 150.296 0.5850
7 -7.726 0.6120 1.61800 63.4(=νd2n)
8 16.195 可変
9(絞り) ∞ 0.1400
10* 3.534 2.2100 1.49700 81.6(=νd3p)
11* -13.825 0.0700
12* 7.890 0.7200 1.61420 26.0(=νd3n)
13* 3.867 可変
14 ∞ 0.3000 1.51633 64.1
15 ∞ 6.5844
(像面IM) ∞
各種データ
ズーム比 3.877
広角端 中間 望遠端
全系焦点距離f 4.326 8.521 16.770
Fナンバー 2.605 3.627 5.433
半画角ω(°) 31.97 17.58 9.15
像高 2.700 2.700 2.700
レンズ全長L 47.099 47.099 47.099
バックフォーカスBF 9.702 14.247 21.668

d4 1.000 5.143 1.000
d8 13.900 5.212 1.934
d13 2.920 7.465 14.886

f1=−33.183
f2=−16.650
f3=8.184
fw=4.326
|νd2p−νd2n|=37.4
|νd3p−νd3n|=55.6
非球面データ
第1面
k=-3.232422E-01,A4=2.378219E-04,A6=-9.479640E-07,A8=1.503126E-08
10=-1.653783E-10
第2面
k=-5.487345E-02,A4=5.057938E-05,A6=1.609065E-06,A8=-1.757842E-08
10=-1.203175E-10,A12=-2.064675E-12,A14=-1.617405E-14
第5面
k=-1.850000,A4=-1.260197E-03,A6=-5.691917E-05,A8=-4.679930E-06
10=1.610750E-07,A12=2.284490E-08,A14=-2.748551E-10
第6面
k=5.000000E-01,A4=-1.864404E-03,A6=-1.171388E-04,A8=9.509283E-07
10=4.363748E-07
第10面
k=-7.513911E-01,A4=1.037444E-03,A6=-1.231682E-05
第11面
k=-2.611095E-01,A4=0.000000,A6=-4.218384E-06,A8=-6.239724E-07
10=-4.182303E-08
第12面
k=-1.400000,A4=5.532891E-05,A6=-1.923531E-05,A8=-4.376703E-06,
10=-1.011446E-06
第13面
k=9.478743E-01,A4=1.695413E-03,A6=2.328653E-04,A8=-9.189209E-06,
10=-2.252695E-06,A12=-5.441142E-08,A14=-2.072506E-08,A16=4.988290E-09
各条件式の値を以下に示す。
fw/f1=−0.130
f3/f1=−0.247
f3/f2=−0.492
|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|=0.673
このように、本数値実施例1のズームレンズは、条件式(1)〜(4)を満たしている。
図2、図4、図6は、数値実施例1のズームレンズについて、半画角ωに対応する横収差をタンジェンシャル方向とサジタル方向に分けて示したものである(図9、図11、図13、図16、図18、図20、図23、図25、図27、図30、図32、図34において同じ)。このうち図2は広角端(W)における横収差を(図9、図16、図23、図30において同じ)、図4は中間位置(N)における横収差を(図11、図18、図25、図32において同じ)、図6は望遠端(T)における横収差をそれぞれ示したものである(図13、図20、図27、図34において同じ)。
また、図3、図5、図7は、数値実施例1のズームレンズについて、球面収差SA(mm)、非点収差AS(mm)、および歪曲収差DIST(%)をそれぞれ示したものである(図10、図12、図14、図17、図19、図21、図24、図26、図28、図31、図33、図35において同じ)。このうち図3は広角端(W)における各収差を(図10、図17、図24、図31において同じ)、図5は中間位置(N)における各収差を(図12、図19、図26、図33において同じ)、図7は望遠端(T)における各収差をそれぞれ示したものである(図14、図21、図28、図35において同じ)。これら収差図において、球面収差図には、587.56nm、435.84nm、656.27nm、486.13nm、546.07nmの各波長に対する収差量とともに、正弦条件違反量OSCを併せて示し、非点収差図には、サジタル像面Sにおける収差量とタンジェンシャル像面Tにおける収差量とをそれぞれ示す。このように、本数値実施例1に係るズームレンズによれば、各種収差が良好に補正される。なお、図2〜図7、図9〜図14、図16〜図21、図23〜図28、図30〜図35の各収差図は、物体距離=無限大(∞)における収差をそれぞれ示したものである。
数値実施例2
基本的なレンズデータを以下に示す。
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1* 20.000 0.9000 1.52470 56.2
2* 8.754 4.7000
3 0.000 10.0000 1.71300 53.9
4 0.000 可変
5* 13.994 1.4000 1.61420 26.0(=νd2p)
6* -622.451 0.6500
7 -8.440 0.6800 1.61800 63.4(=νd2n)
8 18.662 可変
9(絞り) ∞ 0.1400
10* 3.550 2.2100 1.49700 81.6(=νd3p)
11* -14.011 0.0700
12* 8.061 0.7200 1.61420 26.0(=νd3n)
13* 3.908 可変
14 ∞ 0.3000 1.51633 64.1
15 ∞ 6.3772
(像面IM) ∞
各種データ
ズーム比 3.809
広角端 中間 望遠端
全系焦点距離f 4.132 8.060 15.738
Fナンバー 2.600 3.598 5.241
半画角ω(°) 31.88 17.69 9.27
像高 2.570 2.570 2.570
レンズ全長L 46.965 46.965 46.965
バックフォーカスBF 9.495 13.815 20.799

d4 1.000 6.459 3.080
d8 15.000 5.220 1.616
d13 2.920 7.240 14.224

f1=−30.511
f2=−18.289
f3=8.277
fw=4.132
|νd2p−νd2n|=37.4
|νd3p−νd3n|=55.6
非球面データ
第1面
k=-3.232422E-01,A4=1.784839E-04,A6=-7.354696E-07,A8=6.917614E-09
10=2.027098E-11
第2面
k=-5.487345E-02,A4=2.127292E-05,A6=-3.388475E-07
第5面
k=-2.000000,A4=-8.338734E-04,A6=-3.578158E-05,A8=-1.962185E-06
10=7.575606E-08,A12=7.502725E-09,A14=-7.374939E-11
第6面
k=5.000000E-01,A4=-1.252272E-03,A6=-6.520776E-05,A8=6.636696E-07
10=1.893346E-07
第10面
k=-7.513911E-01,A4=1.003321E-03,A6=-9.013698E-06
第11面
k=-2.246486E-01,A4=0.000000,A6=-1.765226E-06,A8=-2.116077E-07
10=2.622456E-08
第12面
k=-1.500000,A4=6.418626E-05,A6=1.302554E-06,A8=-1.543861E-06,
10=-6.061007E-07
第13面
k=9.478743E-01,A4=1.695413E-03,A6=2.344735E-04,A8=-6.029137E-06,
10=-5.833969E-07,A12=3.493718E-07,A14=2.904576E-08,A16=-2.175734E-09
各条件式の値を以下に示す。
fw/f1=−0.135
f3/f1=−0.271
f3/f2=−0.453
|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|=0.673
このように、本数値実施例2のズームレンズは、条件式(1)〜(4)を満たしている。
図9、図11、図13は、数値実施例2のズームレンズについて、半画角ωに対応する横収差を示したものであり、図10、図12、図14は、球面収差SA(mm)、非点収差AS(mm)、および歪曲収差DIST(%)をそれぞれ示したものである。これら各図に見られるように、本数値実施例2に係るズームレンズによっても像面が良好に補正され、各種収差が良好に補正される。
数値実施例3
基本的なレンズデータを以下に示す。
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1* 18.252 0.8000 1.52470 56.2
2* 8.793 5.1300
3 0.000 10.1000 1.71300 53.9
4 0.000 可変
5* 15.773 1.5000 1.58500 29.0(=νd2p)
6* -143.706 0.7000
7 -9.022 0.7000 1.61800 63.4(=νd2n)
8 21.266 可変
9(絞り) ∞ 0.1500
10* 3.837 2.4000 1.49700 81.6(=νd3p)
11* -14.744 0.0700
12* 8.788 0.7000 1.58500 29.0(=νd3n)
13* 4.171 可変
14 ∞ 0.3000 1.51633 64.1
15 ∞ 6.9336
(像面IM) ∞
各種データ
ズーム比 3.895
広角端 中間 望遠端
全系焦点距離f 4.485 11.110 17.467
Fナンバー 2.605 4.034 5.241
半画角ω(°) 31.98 14.15 9.11
像高 2.800 2.800 2.800
レンズ全長L 49.881 49.881 49.881
バックフォーカスBF 10.331 17.308 22.878

d4 1.000 6.595 3.170
d8 16.300 3.727 1.583
d13 3.200 10.177 15.747

f1=−33.306
f2=−19.760
f3=8.964
fw=4.485
|νd2p−νd2n|=34.4
|νd3p−νd3n|=52.6
非球面データ
第1面
k=-3.232422E-01,A4=1.579793E-04,A6=-3.113780E-07,A8=3.276658E-09
10=3.595640E-11
第2面
k=-5.487345E-02,A4=1.561082E-05,A6=3.196792E-07
第5面
k=-2.000000,A4=-6.620709E-04,A6=-2.401432E-05,A8=-1.126251E-06
10=3.272483E-08,A12=2.891937E-09,A14=-1.845412E-11
第6面
k=5.000000E-01,A4=-9.941032E-04,A6=-4.425167E-05,A8=3.365067E-07
10=8.685140E-08
第10面
k=-7.513911E-01,A4=8.051168E-04,A6=-5.649812E-06
第11面
k=-1.729905E-01,A4=0.000000,A6=2.246011E-07,A8=6.870985E-08
10=2.600986E-08
第12面
k=-1.886715,A4=5.796865E-05,A6=-3.768984E-07,A8=-1.083125E-06,
10=-2.964459E-07
第13面
k=9.478743E-01,A4=1.309170E-03,A6=1.530600E-04,A8=-3.046220E-06,
10=-2.988755E-07,A12=1.046141E-07,A14=-1.838972E-09,A16=-3.830619E-09
各条件式の値を以下に示す。
fw/f1=−0.135
f3/f1=−0.269
f3/f2=−0.454
|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|=0.654
このように、本数値実施例3のズームレンズも、条件式(1)〜(4)を満たしている。
図16、図18、図20は、数値実施例3のズームレンズについて、半画角ωに対応する横収差を示したものであり、図17、図19、図21は、球面収差SA(mm)、非点収差AS(mm)、および歪曲収差DIST(%)をそれぞれ示したものである。このように、本数値実施例3に係るズームレンズによっても像面が良好に補正され、各種収差が良好に補正される。
数値実施例4
基本的なレンズデータを以下に示す。
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1* 19.223 0.9800 1.52470 56.2
2* 9.012 5.1230
3 0.000 10.9000 1.71300 53.9
4 0.000 可変
5* 15.210 1.5300 1.58500 29.0(=νd2p)
6* -216.823 0.7100
7 -8.983 0.7400 1.61800 63.4(=νd2n)
8 21.487 可変
9(絞り) ∞ 0.1530
10* 3.879 2.4100 1.49700 81.6(=νd3p)
11* -15.129 0.0760
12* 8.860 0.7800 1.58500 29.0(=νd3n)
13* 4.187 可変
14 ∞ 0.3000 1.51633 64.1
15 ∞ 6.9853
(像面IM) ∞
各種データ
ズーム比 3.901
広角端 中間 望遠端
全系焦点距離f 4.509 11.173 17.589
Fナンバー 2.605 4.096 5.304
半画角ω(°) 29.68 12.95 8.31
像高 2.570 2.570 2.570
レンズ全長L 51.215 51.215 51.215
バックフォーカスBF 10.363 17.424 23.063

d4 1.090 6.564 3.073
d8 16.360 3.825 1.676
d13 3.180 10.241 15.880

f1=−33.439
f2=−19.866
f3=9.031
fw=4.509
|νd2p−νd2n|=34.4
|νd3p−νd3n|=52.6
非球面データ
第1面
k=-3.232422E-01,A4=1.559157E-04,A6=-3.937052E-07,A8=2.991504E-09
10=2.618615E-11
第2面
k=-5.487345E-02,A4=2.111460E-05,A6=4.231874E-08
第5面
k=-2.000000,A4=-6.464539E-04,A6=-2.429161E-05,A8=-1.119076E-06
10=3.356262E-08,A12=2.912184E-09,A14=-1.968106E-11
第6面
k=5.000000E-01,A4=-1.009507E-03,A6=-4.372005E-05,A8=3.420970E-07
10=8.661957E-08
第10面
k=-7.513911E-01,A4=7.642670E-04,A6=-5.600395E-06
第11面
k=-3.722910E-01,A4=0.000000,A6=-6.909496E-07,A8=2.798667E-08
10=3.631056E-08
第12面
k=-1.886715,A4=3.002887E-05,A6=1.909695E-06,A8=-8.241926E-07,
10=-2.931363E-07
第13面
k=9.478743E-01,A4=1.309170E-03,A6=1.454141E-04,A8=-4.628919E-06,
10=-4.527095E-07,A12=1.017764E-07,A14=1.243878E-09,A16=-2.797638E-09
各条件式の値を以下に示す。
fw/f1=−0.135
f3/f1=−0.270
f3/f2=−0.455
|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|=0.654
このように、本数値実施例4のズームレンズも、条件式(1)〜(4)を満たしている。
図23、図25、図27は、数値実施例4のズームレンズについて、半画角ωに対応する横収差を示したものであり、図24、図26、図28は、球面収差SA(mm)、非点収差AS(mm)、および歪曲収差DIST(%)をそれぞれ示したものである。このように、本数値実施例4に係るズームレンズによっても、像面が良好に補正され、各種収差が好適に補正される。
数値実施例5
基本的なレンズデータを以下に示す。
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1* 19.519 0.9000 1.52470 56.2
2* 9.086 5.0000
3 0.000 11.0000 1.71300 53.9
4 0.000 可変
5* 14.595 1.4000 1.61420 26.0(=νd2p)
6* -221.684 0.6500
7 -8.490 0.6800 1.61800 63.4(=νd2n)
8 18.422 可変
9(絞り) ∞ 0.1400
10* 3.614 2.2100 1.49700 81.6(=νd3p)
11* -14.898 0.0700
12* 8.288 0.7200 1.61420 26.0(=νd3n)
13* 3.960 可変
14 ∞ 0.3000 1.51633 64.1
15 ∞ 7.1708
(像面IM) ∞
各種データ
ズーム比 3.926
広角端 中間 望遠端
全系焦点距離f 4.610 7.266 18.101
Fナンバー 2.717 3.396 5.788
半画角ω(°) 31.27 21.07 8.79
像高 2.800 2.800 2.800
レンズ全長L 51.215 51.215 51.215
バックフォーカスBF 10.363 17.424 23.063

d4 1.000 5.226 0.997
d8 14.500 7.318 1.777
d13 2.920 5.876 15.646

f1=−33.389
f2=−18.202
f3=8.630
fw=4.610
|νd2p−νd2n|=37.4
|νd3p−νd3n|=55.6
非球面データ
第1面
k=-3.232422E-01,A4=2.461558E-04,A6=-7.424809E-07,A8=1.668413E-08
10=-1.243675E-10
第2面
k=-5.487345E-02,A4=8.144623E-05,A6=1.871189E-06,A8=-1.178571E-08
10=-1.799687E-11,A12=-2.409216E-12,A14=2.097088E-15
第5面
k=-2.000000,A4=-9.365247E-04,A6=-4.235107E-05,A8=-2.385914E-06
10=5.927485E-08,A12=7.223636E-09,A14=-5.353479E-11
第6面
k=5.000000E-01,A4=-1.361759E-03,A6=-7.293523E-05,A8=3.336044E-07
10=1.657809E-07
第10面
k=-7.513911E-01,A4=1.000158E-03,A6=-8.289912E-06
第11面
k=7.798179E-01,A4=0.000000,A6=-1.600505E-06,A8=-1.305265E-07
10=4.887785E-08
第12面
k=-1.500000,A4=1.072264E-04,A6=4.757766E-06,A8=-1.264428E-06,
10=-6.033042E-07
第13面
k=9.478743E-01,A4=1.695413E-03,A6=2.156536E-04,A8=-8.104906E-06,
10=-9.909974E-07,A12=2.607879E-07,A14=1.583277E-08,A16=-2.014458E-09
各条件式の値を以下に示す。
fw/f1=−0.138
f3/f1=−0.258
f3/f2=−0.474
|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|=0.673
このように、本数値実施例5のズームレンズも、条件式(1)〜(4)を満たしている。
図30、図32、図34は、数値実施例5のズームレンズについて、半画角ωに対応する横収差を示したものであり、図31、図33、図35は、球面収差SA(mm)、非点収差AS(mm)、および歪曲収差DIST(%)をそれぞれ示したものである。このように、本数値実施例5に係るズームレンズによっても、像面が良好に補正され、各種収差が好適に補正される。
したがって、本実施の形態に係るズームレンズを、携帯電話機、デジタルスティルカメラ、携帯情報端末、セキュリティカメラ等の撮像光学系に適用した場合、当該カメラ等の高性能化と小型化の両立を図ることができる。
本発明は、小型化とともに良好な収差補正能力が要求される機器、例えば携帯電話機やデジタルスティルカメラ等の機器に搭載されるズームレンズに適用することができる。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
P プリズム
ST 絞り
10 フィルタ

Claims (5)

  1. 物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成されており、
    前記第2レンズ群は、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    前記第3レンズ群は、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    広角端から望遠端への変倍において、前記第1レンズ群は固定され、前記第2レンズ群は像面側へ移動された後に物体側へ移動され、前記第3レンズ群は直線的に物体側へ移動され、
    前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、および前記第3レンズ群の広角端における合成焦点距離をfw、前記第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    −0.3<fw/f1<−0.05
  2. 物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成されており、
    前記第2レンズ群は、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    前記第3レンズ群は、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    広角端から望遠端への変倍において、前記第1レンズ群は固定され、前記第2レンズ群は像面側へ移動された後に物体側へ移動され、前記第3レンズ群は直線的に物体側へ移動され、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    −0.5<f3/f1<−0.1
  3. 物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成されており、
    前記第2レンズ群は、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    前記第3レンズ群は、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    広角端から望遠端への変倍において、前記第1レンズ群は固定され、前記第2レンズ群は像面側へ移動された後に物体側へ移動され、前記第3レンズ群は直線的に物体側へ移動され、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    −0.6<f3/f2<−0.3
  4. 物体側から像面側に向かって順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とが配置されて構成されるズームレンズであって、
    前記第1レンズ群は、像面側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズと、入射した光の進行方向を変更する光路変更部材とから構成されており、
    前記第2レンズ群は、物体側の面の曲率半径が正となる正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が負となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    前記第3レンズ群は、正の屈折力を有するレンズと、物体側の面の曲率半径が正となる負の屈折力を有するレンズとから構成されており、
    広角端から望遠端への変倍において、前記第1レンズ群は固定され、前記第2レンズ群は像面側へ移動された後に物体側へ移動され、前記第3レンズ群は直線的に物体側へ移動され、
    前記第2レンズ群における正の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd2p、前記第2レンズ群における負の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd2n、前記第3レンズ群における正の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd3p、前記第3レンズ群における負の屈折力を有するレンズのアッベ数をνd3nとしたとき、以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    0.5<|νd2p−νd2n|/|νd3p−νd3n|<0.8
  5. 前記光路変更部材は、入射光を反射して光路を折り曲げるプリズムである、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
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