JP5530772B2 - 食券自動販売機 - Google Patents

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Description

この発明は、食券を自動で販売する食券自動販売機に関する。
食券自動販売機として、下記特許文献1では、飲食店内に設置される券売機が提案されている。この券売機の表示操作部には、メニューを選択するための選択ボタンが、取り扱われるメニューの種類に応じて複数設けられている。各選択ボタンには、メニュー名と、そのメニューのイメージ(写真等)と、メニューの価格とが表示されている。この券売機では、貨幣を投入してから所望のメニューについての選択ボタンを押すことで、そのメニューの食券を購入することができる。
また、下記特許文献2で提案されている食券売機では、販売される食券に、メニュー名および価格が表示されるのに加えて、そのメニューについてのカロリーも表示される。
特開2004−206251号公報 実開昭62−134168号公報
飲食店で料理の提供を受けるユーザには、いわゆる食物アレルギーを有する者も存在する。食物アレルギーを有するユーザにとっては、自分に該当するアレルギー食品(アレルゲンとなる食品)が所望のメニューに含まれていないかどうかが気掛かりである。
ここで、食券自動販売機は、無人決済を行うためのものなので、一般的に、食券自動販売機の周りには、飲食店の従業員はいない。そして、特許文献1の券売機および特許文献2の食券売機のいずれにおいても、食券を購入する際に、その食券のメニューに、どのようなアレルギー食品が含まれているのかを把握することができない。
そのため、食物アレルギーを有するユーザは、飲食店内の奥に進んで、自分に該当するアレルギー食品が所望のメニューに含まれていないかどうかを従業員に一旦確認してからでなければ、食券自動販売機で食券を安心して購入することができない。そのため、食物アレルギーを有するユーザにとっては、特許文献1の券売機および特許文献2の食券売機は使い勝手が悪いものといえる。
また、食券自動販売機を管理する側(飲食店の従業員等)にとっても、調理中においてアレルギー食品に関するユーザからの問い合わせに毎回答えていると、その分、調理に時間がかかってしまうという不具合が生じ得る。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、食物アレルギーを有するユーザにとって使い勝手がよい食券自動販売機を提供することを主たる目的とする。
また、この発明は、食券自動販売機を管理する側にとって使い勝手がよい食券自動販売機を提供することを別の目的とする。
請求項1記載の発明は、表示画面の上に積層された透明なタッチパネルを有するタッチパネル式のメニュー表示器と、複数のメニューが各メニューの関連情報とともに所定のルールで定められたグループ毎にまとまった状態で記憶されたメニューメモリと、アレルギー食品の一覧が記憶されたアレルギー食品メモリと、前記メニューメモリに記憶された各メニューとアレルギー食品とを関連付けるメニュー・アレルギー食品リンク手段と、前記表示画面に設けられ、前記メニューメモリに記憶された各メニューをグループ毎に表示するメニュー表示領域と、前記メニュー表示領域にメニュー毎に設けられ、前記メニューメモリに記憶されている関連情報を表示し、前記リンク手段によりメニューと関連付けられるアレルギー食品を前記アレルギー食品メモリから読み出して表示するとともに、表示されているメニューが選択可能な個別表示領域と、前記表示画面に設けられ、アレルギー食品を表示し、表示されているアレルギー食品から特定のアレルギー食品を選択可能なアレルギー選択領域と、前記アレルギー選択領域から特定のアレルギー食品が選択されると、選択されたアレルギー食品と対応付けられているメニューの前記個別表示領域を販売対象から除外する販売メニュー表示制限手段と、を含むことを特徴とする、食券自動販売機である。
請求項2記載の発明は、各メニューの料理の画像が記憶される料理画像メモリと、アレルギー食品を示す画像が、アレルギー食品に関連付けて記憶されるアレルギー食品画像メモリと、を含み、前記個別表示領域には、対応するメニューの料理画像と、関連付けられているアレルギー食品を示す画像が表示されるとともに、前記アレルギー選択領域にも、アレルギー食品を示す画像が表示されることを特徴とする、請求項1記載の食券自動販売機である。
請求項3記載の発明は、前記表示画面に設けられ、購入が選択されたメニューを表示する注文内容表示領域をさらに有し、前記注文内容表示領域は、購入メニューと共に、そのメニューに含まれるアレルギー食品を表示することを特徴とする、請求項1または2記載の食券自動販売機である。
請求項4記載の発明は、購入されたメニューの食券を出力する発券機構を有し、前記発券機構は、食券に、メニューと、そのメニューに含まれるアレルギー食品とを併せて印字する印字部を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の食券自動販売機である
の発明によれば、食券自動販売機では、メニューメモリに複数のメニューが記憶されており、メニューメモリに記憶された各メニューは、メニュー表示器に表示される。また、アレルギー食品メモリにアレルギー食品の一覧が記憶されている。
ここで、メニュー・アレルギー食品リンク手段が、メニューメモリに記憶された各メニューとアレルギー食品とを関連付けることができ、表示制御手段が、このリンク手段によりメニューと関連付けられるアレルギー食品をアレルギー食品メモリから読み出して、メニュー表示器に表示される各メニューに対応付けて表示する。
これにより、メニュー表示器の表示を見れば、メニューと、そのメニューに含まれるアレルギー食品とを、メニュー毎に把握できるので、食物アレルギーを有するユーザにとって使い勝手がよい。
そして、食物アレルギーを有するユーザが食券自動販売機のメニュー表示器の表示を見れば、自分に該当するアレルギー食品がどのメニューに含まれているかがすぐに分かることから、食券自動販売機を管理する側に対して、食物アレルギーに関するユーザからの問い合わせが少なくなるので、食券自動販売機を管理する側にとっても使い勝手がよい。
また、メニューのレシピを変更すると、そのメニューに含まれるアレルギー食品の種類が変わることがある。この場合でも、リンク手段が、レシピが変更されたメニューと、レシピの変更に応じて種類が変わったアレルギー食品と適切に関連付けるので、メニュー表示器において、レシピが変更されたメニューに含まれるアレルギー食品の表示が臨機応変に更新されることとなり、食券自動販売機を管理する側にとって使い勝手がよい。
また、食券自動販売機には、アレルギー食品を特定するためのアレルギー選択ボタンがあり、販売メニュー表示制限手段が、メニュー表示器においてアレルギー選択ボタンで特定されたアレルギー食品が対応付けて表示されたメニュー表示を販売対象から除外する。
これにより、食物アレルギーを有するユーザは、自分に該当するアレルギー食品をアレルギー選択ボタンで特定すれば、そのアレルギー食品が含まれないメニューの中から安心してメニューを選ぶことができるので、ユーザにとって使い勝手がよい。
また、食券自動販売機には、メニュー表示器において購入が選択されたメニューを表示する購入メニュー表示器があるので、ユーザは、購入メニュー表示器の表示を見れば、購入を選択したメニューを確認することができる。
ここで、購入メニュー表示器は、購入メニューと共に、そのメニューに含まれるアレルギー食品を表示するので、ユーザは、購入メニュー表示器の表示を見れば、購入を選択したメニューを確認するとともに、そのメニューに含まれるアレルギー食品も確認できる。そのため、食物アレルギーを有するユーザにとって使い勝手がよい。
また、食券自動販売機には、購入されたメニューの食券を出力する発券機構があり、発券機構は、食券に、メニューと、そのメニューに含まれるアレルギー食品とを併せて印字する印字部を含んでいる。
そのため、食券自動販売機から出力された食券には、メニューと、そのメニューに含まれるアレルギー食品とが記載されているので、この食券を受け取ったユーザは、食券の記載を見ることで、自分が選択したメニューを確認できるとともに、そのメニューに含まれるアレルギー食品も確認できる。そのため、食物アレルギーを有するユーザにとって使い勝手がよい。
また、メニュー表示器は、表示画面と、表示画面の上に積層された透明なタッチパネルとを有するタッチパネル式表示器である。この構成であれば、表示画面において、メニューやアレルギー食品等を好みのレイアウトで表示することができる。
そして、メニュー表示器がタッチパネル式なので、食券自動販売機では、表示画面に表示された複数のメニューが選択的に押されることにより、押された位置に表示されたメニューが購入メニュー表示器に表示され、かつ、決定ボタンが押されることにより、購入メニュー表示器に表示されたメニューの食券が出力されるといった動作が可能となる。
この発明に係る券売機1の正面図である。 券売機1の電気的構成を示すブロック図である。 メニューメモリ13に記憶された内容の一例を示す図である。 (a)は、アレルギー食品メモリ14に記憶された内容の一例を示す図であり、(b)は、アレルギー食品画像メモリ23に記憶された内容の一例を示す図である。 タッチパネルLCD2の表示画面24における表示内容の一例を示す図である。 図5の要部拡大図である。 図5の要部拡大図である。 食券43を示す図である。 券売機1において実施される処理の手順を示すフローチャートである。 タッチパネルLCD2の表示画面24における表示内容の一例を示す図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明に係る券売機1の正面図である。
図1を参照して、この発明に係る食券自動販売機としての券売機1は、一例として、飲食店の入口付近に設置されている。
図1での姿勢を基準として、券売機1は、縦長のボックス形状であり、その正面(図1における手前側の面)の上側には、左右方向に長手(幅広)の矩形状をなすタッチパネルLCD2(メニュー表示器)が設けられている。
そして、券売機1の正面において、タッチパネルLCD2に下から隣接する位置には、幅方向に細長く正面側へ膨出する膨出部3が設けられている。
膨出部3の上側正面の左端部には、飲食店の従業員を呼び出すための従業員呼出ボタン4が設けられている。膨出部3の上側正面の左右方向略中央位置には、硬貨を投入するための硬貨投入口5が設けられている。膨出部3の上側正面において硬貨投入口5の右隣には、券売機1での処理を取り消すための取消ボタン6が設けられている。膨出部3の上側正面において取消ボタン6の右隣には、紙幣を投入するための紙幣入金口7が設けられ、膨出部3の下側正面において紙幣入金口7に下隣には、紙幣を排出するための紙幣出金口8が設けられている。
券売機1の正面において膨出部3の下隣の左側には、食券を取り出すための食券取出口9が設けられ、食券取出口9の右隣には、返却された硬貨を取り出すための硬貨取出口10が設けられている。券売機1の正面において硬貨取出口10の上隣(膨出部3と硬貨取出口10との間の位置)には、人体検知センサ11が取り付けられている。
この券売機1で食券を購入する場合、まず、券売機1の正面に立つ。すると、券売機1の正面における人の気配を人体検知センサ11が検知し、これに応じて、たとえば今まで休止状態にあった券売機1が起動して待機状態となる。また、このときにはタッチパネルLCD2にメニューが表示されるので、タッチパネルLCD2において所望のメニューが表示された部分を押すとともに、そのメニューの代金を硬貨投入口5および紙幣入金口7の少なくともいずれかに投入する。ここで、取消ボタン6を押せば、今までの操作を取り消して、最初からやり直すことができる。また、投入した現金が券売機1内部で詰まった等の不具合があれば、従業員呼出ボタン4を押すことによって従業員を呼び出すことができる。
そして、決済の後に、選択したメニューが印字された食券が食券取出口9に発行される。また、お釣が紙幣出金口8や硬貨取出口10から返却される。ユーザは、食券取出口9から取り出した食券を持って飲食店内の調理カウンタ等に向かい、調理カウンタにおいて、食券と引き換えに、所望のメニューの料理を受け取る。
図2は、券売機1の電気的構成を示すブロック図である。
図2を参照して、券売機1には、マイクロコンピュータ等で構成されたメイン制御部12(表示制御手段、販売メニュー表示制限手段)が備えられている、メイン制御部12は、CPUやメモリ(ROM、RAM)や所定のソフトウェア等を含んでいる。メイン制御部12は、この発明に関連する具体的なものとして、メニューメモリ13と、アレルギー食品メモリ14と、リンク手段15(メニュー・アレルギー食品リンク手段)とを含んでいる。これらについては、以降で詳説する。
メイン制御部12は、ネットワークに接続されており、これにより、券売機1は、外部装置(飲食店に設けられた管理装置等)と通信することができる。
メイン制御部12には、前述したタッチパネルLCD2が電気的に接続されているとともに、CPU等を含んだメカ制御部16が電気的に接続されている。メカ制御部16は、メイン制御部12の指示を受けて、券売機1においてタッチパネルLCD2以外の電気制御部品を制御する。その電気制御部品として、紙幣部17、硬貨部18、発券部19(発券機構、印字部)、バックアップ電源20、および、入出力(I/O)装置21があり、これらのそれぞれがメカ制御部16に対して電気的に接続されている。
紙幣部17は、紙幣入金口7(図1参照)に投入された紙幣を券売機1の内部に取り込む構成や、取り込んだ紙幣の真贋を判定する構成や、紙幣出金口8(図1参照)から紙幣を排出させる構成等を含んでいる。
硬貨部18は、硬貨投入口5(図1参照)に投入された硬貨を、食券の決済が完了するまで一時保留する構成や、釣銭を硬貨取出口10(図1参照)に払い出す構成等を含んでいる。
発券部19は、メニューの決済の完了に応じて、食券に、購入されたメニューに関する必要な情報を印字して、この食券を食券取出口9(図1参照)に発行(出力)する構成等を含んでいる。
バックアップ電源20は、券売機1に電力不足が発生したときに、不足分の電力を補う。
入出力装置21は、紙幣部17、硬貨部18、発券部19およびバックアップ電源20以外の電気制御部品であり、たとえば、食券取出口9(図1参照)において食券が取り出しやすいように食券取出口9を照らすランプや、前述した従業員呼出ボタン4(図1参照)等を含んでいる。
また、メカ制御部16には、オプションで、非接触ICカードユニット22が接続されてもよい。非接触ICカードユニット22は、電子マネー機能付きのICカードと通信して、この電子マネーで食券の決済を行うものである。この場合、券売機1では、現金だけでなく、電子マネーでも食券の決済も可能となる。
次に、メニューメモリ13およびアレルギー食品メモリ14について詳説する。
図3は、メニューメモリ13に記憶された内容の一例を示す図である。図4において、(a)は、アレルギー食品メモリ14に記憶された内容の一例を示す図であり、(b)は、アレルギー食品画像メモリ23に記憶された内容の一例を示す図である。
メニューメモリ13には、この券売機1で取り扱う複数のメニューと、各メニューについての関連情報とが記憶されている。各メニューは、所定のルールで定められた複数のグループのうちのいずれかのグループに属している。これらのグループには、うどんのメニューで構成されるうどんグループや、そばのメニューで構成されるそばグループ等がある。この券売機1では、数あるグループの中で、うどんグループを基本グループとし、うどんグループのメニューを基本グループメニューとしている。
そして、メニューメモリ13では、グループ毎にまとまった状態でメニューが記憶されている。図3を参照して、メニューメモリ13において、うどんグループでは、うどんグループを構成するかけうどん、月見うどん、わかめうどん、肉うどん、きつねうどん、たぬきうどん、カレーうどんおよび天ぷらうどんのそれぞれのメニューが記憶され、そばグループでは、かけそば、きつねそば、たぬきそばおよび天ぷらそばのそれぞれのメニューが記憶されている。
ここで、メニューメモリ13でメニューとともに記憶される各メニューについての関連情報には、メニューの値段(同じメニューで並盛と大盛とがある場合には、並盛および大盛のそれぞれの値段)や、カロリー(並盛と大盛とがある場合には、それぞれのカロリー)や、図3に示されているアレルギーリンクがある。アレルギーリンクとは、メニューに含まれるアレルギー食品の種類を示すナンバーのことである。また、メイン制御部12(図2参照)には、各メニューの料理の画像が記憶されている料理画像メモリ(図示せず)がある。
そして、メニューメモリ13に記憶された内容(メニューやメニューについての関連情報)は、券売機1に設けられた図示しない操作部を操作することによって、変更することができ、また、操作部を操作することによって新しい内容をメニューメモリ13に追加することもできる。また、前述したネットワーク(図2参照)を介して、前述した外部装置でメニューメモリ13の内容を追加変更しても構わない。
図4(a)を参照して、アレルギー食品メモリ14には、アレルギー食品の一覧が記憶されている。アレルギー食品メモリ14で記憶されているアレルギー食品は、厚生労働省で定められた7品目であり、具体的には、卵、小麦、乳、そば、えび、かに、落花生である(食品衛生法施行規則の別表第6参照)。ここで、各アレルギー食品には、所定のナンバーが割り当てられており、このナンバーが、前述したアレルギーリンク(図3参照)のナンバーである。つまり、ナンバー1は、卵を指し、ナンバー2は、小麦を指し、ナンバー3は、乳を指し、ナンバー4は、そばを指し、ナンバー5は、えびを指し、ナンバー6は、かにを指し、ナンバー7は、落花生を指している。
また、前述したメイン制御部12(図2参照)には、図4(b)に示すアレルギー食品画像メモリ23が含まれている。アレルギー食品画像メモリ23では、7品目のアレルギー食品について、各アレルギー食品を示す画像が、そのアレルギー食品を指すナンバーに関連付けて記憶されている。つまり、図4(b)では、上から順に、ナンバー1の卵の画像、ナンバー2の小麦の画像、ナンバー3の乳の画像、ナンバー4のそばの画像、ナンバー5のえびの画像、ナンバー6のかにの画像、ナンバー7の落花生の画像がアレルギー食品画像メモリ23に記憶されている。ここで、アレルギー食品画像メモリ23は、アレルギー食品メモリ14とは別に設けられたメモリであってもよいし、アレルギー食品メモリ14の一部であってもよい。
以上のように、前述したメニューメモリ13では、各メニューに含まれるアレルギー食品を指すナンバーが、アレルギーリンクとして、各メニューに関連付けて記憶されている(図3参照)。
次に、タッチパネルLCD2について詳説する。
図5は、タッチパネルLCD2の表示画面24における表示内容の一例を示す図である。図6および図7のそれぞれは、図5の要部拡大図である。
図5を参照して、タッチパネルLCD2は、これと同じ大きさの幅広の矩形状をなす液晶の表示画面24と、表示画面24の表面を覆うように表示画面24の上(表面)に積層された透明なタッチパネル25とを有するタッチパネル式液晶表示器である。以下には、表示画面24における表示内容を説明するが、表示に関して券売機1で実施される制御動作については、以降でフローチャートを参照しながら別途説明する。
図5の状態を基準として、表示画面24の上端部の左側には、左右方向に細長いガイダンス表示領域26が設けられている。ガイダンス表示領域26には、たとえば、「メニューを選んでください お好みのメニューを選んで[決定]を押して下さい」という案内文が表示されている。
表示画面24においてガイダンス表示領域26より下側の位置には、メニュー表示領域27が設けられている。メニュー表示領域27は、表示画面24においてガイダンス表示領域26より下側の領域のほぼ全域に亘る大きさを有しており、やや幅広の略矩形状をなす領域である。
メニュー表示領域27の上端部には、複数のタブ28が左右に並んで表示されている。タブ28は、前述したメニューのグループの種類に応じた数だけ存在する。ここでは、メニューのグループには、前述したうどんグループおよびそばグループ以外に、新メニューで構成される新メニューグループ、そうざいメニューで構成されるそうざいグループ、ドリンクメニューで構成されるドリンクグループがあり、合計で5つの種類がある。そのため、タブ28は、5つある。各タブ28には、対応するグループの名前(新メニュー、そば、うどん、そうざいおよびドリンクのいずれか)が表示されている。
ユーザは、所望するメニューが属するグループについてのタブ28(厳密には、タッチパネル25においてこのタブ28に一致する部分)を押す。すると、メニュー表示領域27には、該当するグループに含まれるメニューの一覧が表示される。図5では、うどんグループのタブ28を押しているので、メニュー表示領域27には、うどんグループのうどんのメニューの一覧が表示される。
メニュー表示領域27には、メニュー毎に、略矩形の個別表示領域29が設けられており、各個別表示領域29に、メニューメモリ13(図3参照)に記憶された対応するメニュー(厳密には、メニューに関する情報)が表示される。図5のうどんのメニューの場合、メニュー表示領域27には、うどんのメニューの種類(ここでは、8種類)に応じた数(8つ)の個別表示領域29が上下2列で並んだ状態で表示されている。
8つの個別表示領域29において右端の下端に位置する個別表示領域29を例にとって、個別表示領域29における表示について説明する(1つの個別表示領域29を拡大表示した図6も参照)。
個別表示領域29において、上端部には、対応するメニュー名(ここでは、天ぷらうどん)が表示され、メニュー名の下側には、そのメニューの料理の画像が表示される。画像の右隣には、そのメニューについての並盛および大盛のそれぞれの場合における値段が表示され、画像の下側には、そのメニューのカロリー(並盛および大盛がある場合には並盛でのカロリー)が表示される。ここで、個別表示領域29において、矩形の枠で区画されて並盛の値段が表示された部分を並盛ボタン30といい、矩形の枠で区画されて大盛の値段が表示された部分を大盛ボタン31という。
そして、個別表示領域29において、カロリー表示の下側には、そのメニューに含まれるアレルギー食品の名前と、そのアレルギー食品を示す前述した画像(図4(b)参照)とが上下に並んでまとまったもの(アレルギー表示アイコン32という。)が表示される。メニューに複数種類のアレルギー食品が含まれる場合には、対応するアレルギー表示アイコン32が、アレルギー食品の種類に応じた数だけ左右方向に並んで表示される。
ユーザは、メニュー表示領域27に表示されたメニューの中から所望のメニューの購入を選択したい場合には、所望のメニューについての個別表示領域29における並盛ボタン30および大盛ボタン31のいずれか(厳密には、タッチパネル25において並盛ボタン30および大盛ボタン31のいずれかに一致する部分)を押す。
そして、メニュー表示領域27において、8つの個別表示領域29より下側の下端部には、左右方向に細長いアレルギー選択領域33が設けられている。アレルギー選択領域33は、いずれのタブ28を押しても、必ず表示されるようになっている。
アレルギー選択領域33の上端部には、たとえば、「食物アレルギーをお持ちのお客様は、以下の該当するアイコンを押して下さい」という案内文が表示されている。
アレルギー選択領域33において、この案内文の下側には、アレルギー食品の名前と、そのアレルギー食品を示す前述した画像(図4(b)参照)とが上下に並んでまとまることで構成されたアレルギー選択アイコン34(アレルギー選択ボタン)が表示されている。アレルギー選択アイコン34は、前述したアレルギー食品の7品目に応じて、7種類(7つ)あり、これらのアレルギー選択アイコン34は、左右方向に並んで表示されている。
ユーザは、食物アレルギーを持っている場合には、メニューの選択に先立って、自分に該当するアレルギー食品についてのアレルギー選択アイコン34(厳密には、タッチパネル25においてこのアレルギー選択アイコン34に一致する部分)を押して、自分に該当するアレルギー食品を特定する。すると、メニュー表示領域27に表示されたメニューにおいて、押されたアレルギー選択アイコン34についてのアレルギー食品を含むメニューの選択ができなくなる。つまり、ユーザは、自分に該当するアレルギー食品を含まないメニューの中から所望のメニューを選べるようになる。ここでの操作については、以降で詳説する。
表示画面24においてメニュー表示領域27の右隣には、縦に細長い注文内容表示領域35が設けられている。注文内容表示領域35には、その上端部に、「ご注文内容」という見出しが表示され、この見出しの下側に、メニュー表示領域27で購入が選択されたメニューを示す確認アイコン36が表示される。
確認アイコン36は、選択された1つのメニューに対応しており、メニューが複数選択されたのであれば、メニューの数に応じた数の確認アイコン36が、選択された順に上から並んだ状態で注文内容表示領域35に表示される。各確認アイコン36は、横長の矩形の枠で区画されたものであって、各確認アイコン36において、左半分にはメニューの料理の画像が表示され、略右半分にはメニュー名および値段が表示される。
また、各確認アイコン36の左上の隅には、クリアボタン37が表示されている。選択を取り消したいメニューがある場合、そのメニューについての確認アイコン36のクリアボタン37(厳密には、タッチパネル25においてクリアボタン37に一致する部分)を押す。すると、この確認アイコン36が注文内容表示領域35からなくなり、このメニューの選択がキャンセルされる。
表示画面24において、注文内容表示領域35の上隣には、やや横長の矩形状をなす購入金額表示領域38が設けられている(購入金額表示領域38を拡大表示した図7も参照)。上下に隣り合う注文内容表示領域35および購入金額表示領域38のまとまりは、購入メニュー表示領域44(購入メニュー表示器)とされる。
購入金額表示領域38の左側には、「入金額」という見出し、「合計金額」という見出し、「おつり」という見出し、「カロリー」という見出し、および、「アレルギー食品」という見出しが上からこの順番で表示される。
「入金額」の見出しの右隣には、前述した硬貨投入口5や紙幣入金口7(図1参照)に投入された現金の総額(図5では、5000円)が表示される。「合計金額」の見出しの右隣に、注文内容表示領域35に表示されたメニューの値段の総額(図5では、950円)が表示される。「おつり」の見出しの右隣には、入金額から合計金額を差し引いた金額(図5では、4050円)が表示される。
「カロリー」の見出しの右隣には、注文内容表示領域35に表示されたメニューのカロリーの合計値(図5では、△○○×kcal)が表示される。「アレルギー食品」の見出しの右隣には、注文内容表示領域35に表示された各メニューに含まれるアレルギー食品の一覧(図5では、卵、小麦、えび)がまとめて表示される。ここで、アレルギー食品をメニュー毎に表示してもよく、そうすれば、購入金額表示領域38を見たときに、購入を選択したメニューにおいて、どのメニューにどのアレルギー食品が含まれているかを把握できる。
表示画面24において注文内容表示領域35の下隣には、決定ボタン39が設けられている。図5のように、メニューが選択されて注文内容表示領域35に表示され、さらに、入金額が合計金額以上になっている状態で決定ボタン39(厳密には、タッチパネル25において決定ボタン39に一致する部分)を押すと、選択したメニューについて決済することができる。これにより、選択されたメニューについての食券が食券取出口9(図1参照)に発行されるとともに、おつりが紙幣出金口8や硬貨取出口10(図1参照)に排出される。
そして、表示画面24の下端部において、決定ボタン39に左側には、取消ボタン40、お品書き一覧ボタン41およびお持ち帰りボタン42が、左側からこの順番で設けられている。
取消ボタン40(厳密には、タッチパネル25において取消ボタン40に一致する部分であり、他のボタンについても同じ)を押すと、今まで選択した全てのメニューについての選択がキャンセルされ、これに応じて、注文内容表示領域35において全ての確認アイコン36が消えてしまう。
お品書き一覧ボタン41を押すと、表示画面24の表示が、いままでのグループ毎のメニューの表示から、券売機1で取り扱う全てのメニューの一覧の表示に切り替わる。
お持ち帰りボタン42を押すと、選択した全てのメニューの食券に、食券のメニューの料理を飲食店内で食べずに持ち帰る旨の注記が印字される。
ここで、前述したように、タッチパネルLCD2は、タッチパネル式表示器であるから、表示画面24の表示内容を自由に編集でき、表示画面24において、メニューやアレルギー食品等を、前述したのとは別のレイアウトで表示することができる。
図8は、食券43を示す図である。
券売機1から発行される食券43は、図8に示すように矩形状のチケットである。食券43の表面において、たとえば中央付近には、メニュー名と値段とが印字されていて、上端部には、食券43の発行日時および通し番号(図8における「0001」という数字)が印字されていて、下端部には、メニューに含まれるアレルギー食品が印字されている。
図9は、券売機1において実施される処理の手順を示すフローチャートである。
次に、タッチパネルLCD2の表示画面24における表示に関して券売機1で実施される制御動作について、図9を参照しながら説明する。
券売機1において、その起動時(電源ON時)には、メイン制御部12(図2参照)が、前述した基本グループメニュー(うどんグループのメニュー)をメニューメモリ13(図2および図3参照)から読み出す(ステップS1)。
そして、メイン制御部12では、リンク手段15(図2参照)が、メニューメモリ13に記憶された基本グループの各メニュー(うどんのメニュー)と、アレルギー食品メモリ14(図2および図4参照)のアレルギー食品とを関連付け(リンク付け)する(ステップS2)。
具体的に、リンク手段15は、基本グループの各メニューについて、メニューメモリ13でメニューと関連付けて記憶されているアレルギーリンク(メニューに含まれるアレルギー食品の種類を示すナンバーであり、図3参照)と同じナンバーのアレルギー食品をアレルギー食品メモリ14(図4(a)参照)から呼び出すとともに、このナンバーのアレルギー食品を示す画像をアレルギー食品画像メモリ23(図4(b)参照)から呼び出す。また、リンク手段15は、前述した料理画像メモリ(図示せず)から、基本グループの各メニューの料理の画像を呼び出す。
そして、リンク手段15は、基本グループの各メニューについて、メニューメモリ13から読み出したメニューおよびその関連情報(値段やカロリー)と、アレルギー食品メモリ14から呼び出したアレルギー食品と、アレルギー食品画像メモリ23から呼び出したアレルギー食品の対応する画像と、料理画像メモリから呼び出した対応する料理の画像とを組み合わせる。
このようなリンク付けの後、メイン制御部12は、基本グループの各メニュー(ここでは、うどんの各メニュー)について、メニュー(厳密には、メニュー名、値段、カロリー、料理の画像、アレルギー食品の名前およびアレルギー食品の画像)が表示された個別表示領域29を表示画面24のメニュー表示領域27(図5参照)に表示させる(ステップS3)。換言すれば、メイン制御部12は、リンク手段15によりメニューと関連付けられるアレルギー食品をアレルギー食品メモリ14(アレルギー食品画像メモリ23も含む。)から読み出して、メニュー表示領域27の対応する個別表示領域29に表示される各メニューに対応付けて表示する。
このように、メイン制御部12は、表示画面24において、基本グループメニュー等の表示(基本表示)をおこなう。このときの表示画面24での表示内容が、図5に示されている。各メニューについての個別表示領域29では、値段が、前述した並盛ボタン30および大盛ボタン31として表示されており、アレルギー食品の名前およびアレルギー食品の画像が、アレルギー表示アイコン32として表示されている。
これにより、表示画面24の各個別表示領域29の表示を見れば、メニューと、そのメニューに含まれるアレルギー食品とを、メニュー毎に把握できるので、食物アレルギーを有するユーザにとって使い勝手がよい。
そして、食物アレルギーを有するユーザが券売機1の表示画面24の表示を見れば、自分に該当するアレルギー食品がどのメニューに含まれているかがすぐに分かることから、券売機1を管理する側(従業員等)に対して、食物アレルギーに関するユーザからの問い合わせが少なくなるので、券売機1を管理する側にとっても使い勝手がよい。
また、メニューのレシピを変更すると、そのメニューに含まれるアレルギー食品の種類が変わることがある。この場合でも、該当するメニューのアレルギーリンク(図3参照)のナンバーを変更しておけば、リンク手段15(図2参照)が、レシピが変更されたメニューと、レシピの変更に応じて種類が変わったアレルギー食品と適切に関連付けるので、表示画面24において、レシピが変更されたメニューに含まれるアレルギー食品の表示が臨機応変に更新されることとなり、券売機1を管理する側にとって使い勝手がよい。
図9を参照して、前述した基本表示の後、基本グループ以外のグループ(選択グループという。)のタブ28(図5参照)が押されて他のグループ(たとえば、そばグループ)の選択があれば(ステップS4でYES)、メイン制御部12は、前述した基本グループの場合と同じ手順で、今度は、選択グループのメニューをメニューメモリ13(図2および図3参照)から読み出す(ステップS5)。そして、リンク手段15が、基本グループの場合と同じ手順で、選択グループの各メニューと、アレルギー食品メモリ14(図2および図4参照)のアレルギー食品(アレルギー食品画像メモリ23の画像も含む)とをリンク付けする(ステップS6)。その後、メイン制御部12は、選択グループの各メニューについて、メニュー等(メニュー名、値段、カロリー、料理の画像、アレルギー食品の名前およびアレルギー食品の画像)が表示された個別表示領域29を表示画面24のメニュー表示領域27に表示させる(ステップS7)。
表示画面24にいずれかのグループのメニューが表示された状態で他のグループの選択がなければ(ステップS4でNO)、メイン制御部12は、メニュー表示領域27におけるいずれかの個別表示領域29の並盛ボタン30または大盛ボタン31(図5参照)が押されることでメニューが選択されたか否かを確認する(ステップS8)。
メニュー選択が無ければ(ステップS8でNO)、メイン制御部12は、アレルギー選択領域33におけるいずれかのアレルギー選択アイコン34(図5参照)が押されることで、除外したいアレルギー食品の選択があるか否かを確認する(ステップS9)。
アレルギー食品の選択があれば(ステップS9でYES)、メイン制御部12は、表示画面24のメニュー表示領域27に表示されたメニュー(メニュー毎の個別表示領域29であり、図5参照)から、選択されたアレルギー食品を含むメニューを購入対象から除外する処理を行う(ステップS10)。
この処理の具体的な内容として、メイン制御部12は、アレルギー食品を選択するために押されたアレルギー選択アイコン34(図5参照)のアレルギー食品の名前またはアレルギー食品の画像のナンバー(図4(a)または図4(b)参照)をアレルギーリンクとして含むメニューを、メニューメモリ13(図3参照)の中から検索し、該当するメニューを特定する。一例として、図10を参照して、卵アレルギーのユーザが、卵についてのアレルギー選択アイコン34を押した場合、メイン制御部12は、卵のナンバー1(図4参照)をアレルギーリンクとして含むうどんメニューを、メニューメモリ13(図3参照)の中から検索する。すると、卵を含むうどんメニューとして、月見うどん、たぬきうどん(天かすに卵が含まれる。)、天ぷらうどん(天ぷらの衣に卵が含まれる。)が特定される(図3参照)。メイン制御部12は、このように特定したメニューを、表示画面24に現在表示しているメニューから除外する決定をする。ここで、該当するアレルギー食品が複数あれば、該当する全てのアレルギー選択アイコン34を押すことで、該当するアレルギー食品を含む全てのメニューを除外することができる。
このように、ステップS10において、メイン制御部12は、表示画面24においてアレルギー選択アイコン34で特定されたアレルギー食品が対応付けて表示されたメニュー表示を販売対象から除外する。これにより、食物アレルギーを有するユーザは、自分に該当するアレルギー食品をアレルギー選択アイコン34で特定すれば、そのアレルギー食品が含まれないメニューの中から安心してメニューを選ぶことができるので、ユーザにとって使い勝手がよい。
図9を参照して、ステップS10の処理の後、メイン制御部12は、選択されたアレルギー食品を含むメニューを除外した後のグループメニュー(ここでは、うどんメニュー)を、表示画面24のメニュー表示領域27に表示させる(ステップS11)。このときの、表示画面24の表示内容は、図10に示されている。
図10では、メイン制御部12は、除外対象のメニュー(月見うどん、たぬきうどん、天ぷらうどん)の個別表示領域29に大きなバツ「×」を追加表示している。この状態では、除外対象のメニューの個別表示領域29に触れても、券売機1は何も反応しない。なお、このようにバツ「×」を追加表示する以外に、除外対象のメニューの個別表示領域29にグレーの網掛けを施して、この個別表示領域29を見づらくしてもよいし、除外対象のメニューの個別表示領域29自体を表示画面24から消し去って、残った個別表示領域29を並べ直して表示してもよい。いずれにしても、除外対象のメニューの購入が選択できなければよい。
図9を参照して、メニュー選択がなく(ステップS8でNO)、アレルギー食品の選択もない場合には(ステップS9でNO)、メイン制御部12は、現金が硬貨投入口5や紙幣入金口7(図1参照)に投入されて入金があったか否かを確認する(ステップS12)。入金があれば(ステップS12でYES)、メイン制御部12は、表示画面24の購入金額表示領域38(図5参照)に入金額を表示させる(ステップS13)。これにより、購入金額表示領域38において、「入金額」の見出しの右隣には、実際の入金額が表示される(図5参照)。
そして、表示画面24にいずれかのグループのメニューが表示された状態(所定のアレルギー食品を含むメニューが除外された状態も含む)においてメニュー選択があれば(ステップS8でYES)、メイン制御部12は、注文内容表示領域35(図5参照)に、選択されたメニュー(具体的には、選択されたメニューについての前述した確認アイコン36)を表示させる(ステップS14)。
図5を参照して、一例として、今まで何もメニューを選択していない状態で、天ぷらうどんの並盛ボタン30を押すと、注文内容表示領域35の見出し(「ご注文内容」)のすぐ下には、天ぷらうどん(並盛)についての確認アイコン36が表示される。
そして、新メニューのおにぎりを選択したいのであれば、新メニューグループのタブ28を押して新メニューの一覧をメニュー表示領域27に表示させ、この表示の中からおにぎりの個別表示領域29を探す(図示せず)。ここで、おにぎりの個別表示領域29には、並盛ボタン30や大盛ボタン31が無いので、おにぎりを選択したいのであれば、おにぎりの個別表示領域29(厳密には、タッチパネル25においてこの個別表示領域29に一致する部分)のいずれかを押す。すると、注文内容表示領域35において、天ぷらうどん(並盛)についての確認アイコン36のすぐ下には、おにぎりについての確認アイコン36が表示される。
さらに、そうざいメニューのゆでたまごを選択したいのであれば、そうざいグループのタブ28を押してそうざいメニューの一覧をメニュー表示領域27に表示させ、ゆでたまごの個別表示領域29を押す(図示せず)。なお、おにぎりの場合と同様に、ゆでたまごの個別表示領域29(図示せず)には、並盛ボタン30や大盛ボタン31が無い。
ゆでたまごの個別表示領域29を押すと、注文内容表示領域35において、おにぎりについての確認アイコン36のすぐ下には、ゆでたまごについての確認アイコン36が表示される。最後に、図5に示すようにうどんグループのタブ28を押して表示画面24に基本グループメニューを再び表示させ、カレーうどんの並盛ボタン30を押すと、注文内容表示領域35において、ゆでたまごについての確認アイコン36のすぐ下には、カレーうどん(並盛)についての確認アイコン36が表示される。
このように、メニュー表示領域27おいて購入が選択されたメニューが注文内容表示領域35(購入メニュー表示領域44)に表示されるので、ユーザは、注文内容表示領域35の表示を見れば、購入を選択したメニューを確認することができる。
図9を参照して、メイン制御部12は、このように注文内容表示領域35に確認アイコン36を表示させた後に、購入金額表示領域38(図5参照)に、メニュー代金(前述した合計金額の実際の値)を表示させ、さらにアレルギー食品も表示させる(ステップS15)。この際、メイン制御部12は、購入金額表示領域38に、注文内容表示領域35に表示されたメニューのカロリーの合計値を表示させる。このときの表示画面24の表示は、図5に示されている。
注文内容表示領域35および購入金額表示領域38のまとまりは、前述したように、購入メニュー表示領域44とされることから、購入メニュー表示領域44は、購入メニューと共に、そのメニューに含まれるアレルギー食品を表示することとなる。そのため、ユーザは、購入メニュー表示領域44の表示を見れば、購入を選択したメニューを注文内容表示領域35において確認するとともに、そのメニューに含まれるアレルギー食品を購入金額表示領域38において確認することもできる。そのため、食物アレルギーを有するユーザにとって使い勝手がよい。
ここで、購入金額表示領域38には、注文内容表示領域35に表示された各メニューに含まれるアレルギー食品の一覧がまとめて表示されているが、アレルギー食品をメニュー毎に表示してもよい。そうすれば、購入金額表示領域38を見たときに、購入を選択したメニューにおいて、どのメニューにどのアレルギー食品が含まれているかを把握できる。同様の趣旨により、注文内容表示領域35の各確認アイコン36に、その確認アイコン36のメニューに含まれるアレルギー食品を表示してもよい。
図9を参照して、その後、決定ボタン39(図5参照)が押されると(ステップS16でYES)、メイン制御部12は、入金額が購入金額(前述した合計金額であり、図5参照)以上であるか否かを確認する(ステップS17)。
入金額が購入金額以上であれば(ステップS17でYES)、メイン制御部12は、メカ制御部16(図2参照)に指令を出して、発券部19に対して、食券に、メニューおよびそのメニューに含まれるアレルギー食品を併せて印字させる(ステップS18)。食券は、選択されたメニュー毎に用意される。そのため、図5に示すように、4つのメニューが選択されているのであれば、4枚の食券が用意され、それぞれの食券に、対応するメニューおよびアレルギー食品が印字される。印字後の食券は、図8に示される。
図9を参照して、食券の印字が完了すると、メイン制御部12は、メカ制御部16に指令を出して、発券部19に対して、購入されたメニューについての印字後の食券を出力させる(ステップS19)。これにより、印字後の食券が、食券取出口9(図1参照)に発行される。券売機1から出力(発行)された食券43には、図8に示すように、メニューと、そのメニューに含まれるアレルギー食品とが記載されている。そのため、この食券43を受け取ったユーザは、食券43の記載を見ることで、自分が選択したメニューを確認できるとともに、そのメニューに含まれるアレルギー食品も確認できる。そのため、食物アレルギーを有するユーザにとって使い勝手がよい。
図9を参照して、入金額が購入金額未満であれば(ステップS17でNO)、メイン制御部12は、エラー報知をして、不足分の現金を追加投入するようユーザに促す(ステップS20)。
以上のように、この券売機1では、図5に示す表示画面24に表示された複数のメニューが選択的に押されることにより、押された位置に表示されたメニューが注文内容表示領域35に表示され、かつ、決定ボタン39が押されることにより、注文内容表示領域35に表示されたメニューの食券43(図8参照)が出力される。ここで、券売機1が、タッチパネルLCD2を備えているので、このようなメニュー選択から食券出力までの一連の動作が可能となる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、一度の決済で複数のユーザの注文を受けることができてもよい。つまり、ユーザが、家族連れなどの複数人のグループである場合には、グループの誰かが全員分の食券をまとめて決済することが想定される。そこで、表示画面24において、注文内容表示領域35が、複数人に対応できるように、複数設けられる。この場合、1人目が選んだメニューは、1つめの注文内容表示領域35に表示され、2人目が選んだメニューは、2つめの注文内容表示領域35に表示され…という具合に、各人が選んだメニューは、それぞれの注文内容表示領域35に表示される。一方で、購入金額表示領域38において、合計金額のところには、全員分のメニューの値段の合計額が表示される。
ここで、購入金額表示領域38に全員分のアレルギー食品とカロリーとがまとめて表示されても、誰が選択したメニューにどのアレルギー食品が含まれているか、および、誰が選択したメニューの合計カロリーがいくつなのかが分からない。そこで、この場合には、それぞれの注文内容表示領域35に、対応するアレルギー食品およびカロリーを表示するとよい。
また、前述した実施形態では、決定ボタン39を押すのに応じて決済がされたが、メニューを選択される(たとえば、並盛ボタン30や大盛ボタン31が押される)と、選択したメニューについてすぐに決済されてもよい。また、決済に関し、メニューを選択する前に入金してもよいし、メニューを選択した後に入金してもよい。
また、前述したアレルギー食品の画像や料理の画像は、完成した状態で記憶されていなくてもよい。この場合、各画像を生成するための素材がメイン制御部12(図2参照)に記憶されていて、必要なときに、メイン制御部12が、記憶している素材を組み合わせて画像を生成してもよい。
1 券売機
2 タッチパネルLCD
12 メイン制御部
13 メニューメモリ
14 アレルギー食品メモリ
15 リンク手段
19 発券部
24 表示画面
25 タッチパネル
34 アレルギー選択アイコン
39 決定ボタン
43 食券
44 購入メニュー表示領域

Claims (4)

  1. 表示画面の上に積層された透明なタッチパネルを有するタッチパネル式のメニュー表示器と、
    複数のメニューが各メニューの関連情報とともに所定のルールで定められたグループ毎にまとまった状態で記憶されたメニューメモリと
    レルギー食品の一覧が記憶されたアレルギー食品メモリと、
    前記メニューメモリに記憶された各メニューとアレルギー食品とを関連付けるメニュー・アレルギー食品リンク手段と
    前記表示画面に設けられ、前記メニューメモリに記憶された各メニューをグループ毎に表示するメニュー表示領域と、
    前記メニュー表示領域にメニュー毎に設けられ、前記メニューメモリに記憶されている関連情報を表示し、前記リンク手段によりメニューと関連付けられるアレルギー食品を前記アレルギー食品メモリから読み出して表示するとともに、表示されているメニューが選択可能な個別表示領域と、
    前記表示画面に設けられ、アレルギー食品を表示し、表示されているアレルギー食品から特定のアレルギー食品を選択可能なアレルギー選択領域と、
    前記アレルギー選択領域から特定のアレルギー食品が選択されると、選択されたアレルギー食品と対応付けられているメニューの前記個別表示領域を販売対象から除外する販売メニュー表示制限手段と、
    を含むことを特徴とする、食券自動販売機。
  2. 各メニューの料理の画像が記憶される料理画像メモリと、
    アレルギー食品を示す画像が、アレルギー食品に関連付けて記憶されるアレルギー食品画像メモリと、
    を含み、
    前記個別表示領域には、対応するメニューの料理画像と、関連付けられているアレルギー食品を示す画像が表示されるとともに、
    前記アレルギー選択領域にも、アレルギー食品を示す画像が表示されることを特徴とする、請求項1記載の食券自動販売機。
  3. 前記表示画面に設けられ、購入が選択されたメニューを表示する注文内容表示領域をさらに有し、
    前記注文内容表示領域は、購入メニューと共に、そのメニューに含まれるアレルギー食品を表示することを特徴とする、請求項1または2記載の食券自動販売機。
  4. 購入されたメニューの食券を出力する発券機構を有し、
    前記発券機構は、食券に、メニューと、そのメニューに含まれるアレルギー食品とを併せて印字する印字部を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の食券自動販売機。
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