JP5525851B2 - 負荷制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷に対する電力の供給、遮断、保護、監視などの制御機能を備えた負荷制御装置に関する。
製鉄所、石油精製化学を始めとする各種プラントにはポンプや弁開閉装置等を操作するために多数の低圧モータが使用される。それら多数の低圧モータへの給電は、コントロールセンタと呼ばれる開閉制御装置において集中的に行なわれる。コントロールセンタ内には、個々のモータ毎にモータマルチリレーと呼ばれる負荷制御装置が取り付けられている。モータマルチリレーは、過負荷保護、欠相保護、地絡保護、不足電流保護に加え電力測定による電力過負荷保護、電力低負荷保護等を行なって負荷であるモータを保護する。それによってモータにより駆動される負荷機器も保護される。尚、モータマルチリレーの構成の一例は、特許文献1等に開示されている。
特開2007−198844号公報
モータマルチリレーにおいて2電力計法により三相電力を測定するには、例えばそれぞれ変圧器を介して与えられるR−S相間の電圧及びS−T相間の電圧と、R相,T相のモータ電流とを検出する。そして、変圧器の二次側とモータマルチリレーの端子との接続は、ノイズの影響を低減するため、一般にツイストペア線を用いて行われる場合が多い。
また、このようなモータマルチリレーについては、モータ等の運転効率を向上させる目的で、力率及びその遅れ/進みについても表示することが望まれている。ここで上記のように変圧器の二次側とモータマルチリレーの入力端子とツイストペア線を用いて接続する場合は、変圧器の二次側とモータマルチリレーの入力端子とが、二相が不一致の状態で接続されてしまうおそれがある。そして、力率を求めることを想定した場合に、上記のように両者が不一致の状態で接続されてしまうと、力率の遅れ/進みを正しく表示できなくなるという問題がある。
そのような事態を回避するには、誤接続を防止するためのコネクタを介して両者を接続することが容易に考えられる。しかしながら、コネクタを用いれば当然コストアップに繋がるため、コネクタを用いることなく誤接続の影響を排除できればより望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、変圧器の二次側と入力端子との接続を誤った場合でも、力率を適切に求めて表示できる負荷制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の負荷制御装置は、負荷に三相交流電力を供給する主回路と、
この主回路に主回路電流の大きさに応じて遮断動作するように設けられ、手動操作により開閉可能な回路遮断器と、
前記三相交流電力について、任意の二相間の瞬時電圧を、第1変圧器を介して検出する第1電圧検出手段と、
前記任意の二相間とは何れか一相が異なる二相間の瞬時電圧を、第2変圧器を介して検出する第2電圧検出手段と、
前記三相交流電力について、二相の瞬時電流を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段が検出した二相の瞬時電流の値と、前記第1及び第2電圧検出手段が検出した瞬時電圧の値とから、二電力法により瞬時電力を算出する電力演算手段と、
前記瞬時電力と無効電力とから、力率を算出する力率演算手段とを備え、
前記電力演算手段は、前記電流検出手段により検出される電流の位相と、前記第1及び第2電圧検出手段により検出される瞬時電圧の位相との関係から、前記第1変圧器の二次側と前記第1電圧検出手段との接続状態,及び前記第2変圧器の二次側と前記第2電圧検出手段との接続状態を判定し、何れかが逆相接続となっている場合は、その逆相接続で検出された瞬時電圧の極性を反転させて前記瞬時電力を算出する。
斯様に構成すれば、第1変圧器と第1電圧検出手段との配線,並びに第2変圧器と第2電圧検出手段との配線が、ツイストペア線を用いて、且つコネクタを介すことなく直接接続される場合でも、作業者は、二相の接続関係が正しくなっているか否かを気にする必要が無くなる。たとえ接続が逆相関係になっていても、電力演算手段がその状態を判定して二電力法により瞬時電力を正しく求めることができ、力率演算手段は、その瞬時電力と無効電力とから力率を正しく算出することができる。
そして、前記負荷制御装置がユニットとして構成され、
前記ユニットが、三相交流電源に接続された一組の電源母線が中間部分に配線されている筐体に対し、正面側と背面側とからそれぞれ挿入されて前記電源母線に接続される場合、
前記ユニットが、前記筐体に正面側から挿入されたか、背面側から挿入されたかをユーザが設定するための設定手段を備え、
前記電力演算手段及び前記力率演算手段は、前記設定手段が背面側から挿入されていることを示すと、前記電源母線の両端に位置する相の電圧及び電流を入れ換えて、前記瞬時電力及び前記力率をそれぞれ算出することを特徴とする。したがって、作業者は、背面側から挿入する負荷制御ユニットについて、二相の配線接続を逆にする必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
また、請求項記載の負荷制御装置は、負荷に三相交流電力を供給する主回路と、
この主回路に主回路電流の大きさに応じて遮断動作するように設けられ、手動操作により開閉可能な回路遮断器と、
前記三相交流電力について、三相変圧器を介して各二相間の瞬時電圧をそれぞれ検出する電圧検出手段と、
前記三相交流電力について、二相の瞬時電流を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段が検出した二相の瞬時電流の値と、前記電圧検出手段が検出した2つの相間瞬時電圧の値とから、二電力法により瞬時電力を算出する電力演算手段と、
前記瞬時電力と無効電力とから、力率を算出する力率演算手段とを備え、
前記電圧検出手段により検出される各二相間の瞬時電圧の内、前記瞬時電力の算出に使用されない二相間電圧については、前記三相変圧器の二次側から接続相が正しくなる構造のコネクタを介して接続されており、
前記電力演算手段は、
前記コネクタを介して与えられる二相間電圧を基準相間電圧として、
この基準相間電圧のゼロクロス点を基準に他の2つの二相間電圧それぞれの電圧値をサンプリングし、各サンプリング電圧の何れかの極性が、そのサンプリングタイミングについて、前記基準相間電圧との位相関係より想定される極性と逆であった場合は、対応する二相間電圧について検出された瞬時電圧の極性を反転させて前記瞬時電力を算出することを特徴とする。
斯様に構成すれば、基準相間電圧として設定するものだけは、三相変圧器の二次側と対応する電圧検出手段との間を、コネクタを介して接続する。すると、他の2つの相間電圧を前記基準相間電圧のゼロクロス点を基準としてサンプリングすれば、基準相間電圧との位相関係に基づいてそれらの接続が正しい場合の極性が決まる。したがって、実際に検出された電圧の極性が、想定される極性と一致しているか否かによりそれらの接続が正しいか否かを判定できるので、それらの配線がツイストペア線を用いて且つコネクタを介すことなく直接接続される場合でも、作業者は、二相の接続関係が正しくなっているか否かを気にする必要が無くなる。よって、他の2つの二相間電圧については、請求項1と同様の効果が得られる。
本発明の負荷制御装置によれば、ツイストペア線を、極力コネクタを用いることなく電圧検出手段に接続する場合でも、作業者にその注意負担を課すことなく接続作業を行わせることができる。したがって、負荷制御装置の低コスト化を図ると共に作業効率を向上させることができる。
第1実施例であり、有効電力W及び力率cosθを計算する場合の処理内容を示すフローチャート 二相間電圧と相電流との位相関係を示す図 二相間電圧のゼロクロス点を基準とした、相電流位相の進み/遅れの判定を説明する図 負荷制御ユニットを中心とする制御システムの構成を示す図 第2実施例であり、閉鎖配電盤の外観構成を概略的に示す斜視図 負荷制御ユニットの一部を透過して示す斜視図 閉鎖配電盤を(a)正面,(b)右側面,(c)背面から見た場合の、各負荷制御ユニットと電源配線との接続状態をモデル的に示す図 多機能型保護リレー装置が電源投入時に実行する処理内容を示すフローチャート 第3実施例であり、負荷制御ユニットの構成を、相間電圧の検出部分のみ示す図 図1相当図 R−S,S−T,T−Rの各二相間電圧波形を示す図
(第1実施例)
以下、第1実施例について図1ないし図4を参照して説明する。図4は、負荷制御ユニットを中心とする制御システムの構成を示すものである。負荷制御ユニット(負荷制御装置)1は、主回路2と、補助回路3と、多機能型保護リレー装置(モータマルチリレー)4とから構成されている。主回路2は、R相,S相,T相からなる三相交流の商用電源5と、負荷であるモータ(例えば、三相誘導モータ)6との間に設けられている。主回路2は、モータ6に商用電源5からの交流電力を供給するとともに、多機能型保護リレー装置5に常用電源を供給するものである。
主回路2には、回路遮断器7(MCCB:Molded Case Circuit Breaker)の主接点7a、電磁接触器8(コンタクタ)の主スイッチ8a、変流器9R,9Tが設けられている。変流器(CV,電流検出手段)9は、主回路2のR相,T相に流れる電流(主回路電流)を検出する。回路遮断器7は、主回路2に、主回路電流の大きさに応じて、主接点7aを開く遮断動作を行う。この回路遮断器7は、図4では図示しない操作ダイアル7b(第2実施例の図6参照)を備えており、使用者が当該操作ダイアル7bを手動操作することで、主接点7aを開閉させることも可能である。
主回路2において、回路遮断器7の主接点7aの負荷側(主回路2の下流側)のR相,S相間には、変圧器10の一次側巻線10aが接続されている。この変圧器10は、2系統の二次側巻線10b,10cを備えている。補助回路3において、二次側巻線10bと多機能型保護リレー装置4の入力端子との間には、電磁接触器8の制御コイル8bと、補助スイッチ8cとが接続されている。主スイッチ8aおよび補助スイッチ8cは、制御コイル8bへの通電に応じて閉成する常開型スイッチである。補助スイッチ8cは、多機能型保護リレー装置5に対し、電磁接触器8の主スイッチ8aの開閉状態を確認するためのアンサーバック信号を出力する。
また、二次側巻線10bは、多機能型保護リレー装置4の駆動電源を生成するための交流電源を供給する。変圧器10のもう1系統の二次側巻線10cは、電力測定に用いるため、ツイストペア線11を介して多機能型保護リレー装置4の入力端子に接続され、その二次側電圧は、内部のA/D変換回路(電圧検出手段)12に与えられている(必要に応じて、入力側でレベルシフトを行う)。電磁接触器8の主スイッチ8aの下流側におけるS相,T相間には、もう1つの変圧器13の一次巻線13aが接続されている。二次巻線13bは、やはり電力測定に用いるため、ツイストペア線14を介して多機能型保護リレー装置4の入力端子に接続され、その二次側電圧は内部のA/D変換回路(電圧検出手段)15に与えられている。
変流器9(R,S)により検出される二線電流に相当する電圧信号も、ツイストペア線16及びコネクタ17a,17bを介して多機能型保護リレー装置4の入力端子に接続され、内部のA/D変換回路(電流検出手段)18に与えられている。尚、A/D変換回路12,15,18については共通化して、R−S線間電圧(相間電圧),S−T線間電圧,R線電流(相電流),T線電流を、入力チャネルを切り換えて時分割でA/D変換を行うようにしても良い。
多機能型保護リレー装置4の内部には、当該装置4を制御するCPU(マイクロコンピュータ,電力演算手段,力率演算手段)19が配置されている。CPU19は、各A/D変換回路12,15,18より与えられる電圧,電流データに基づいて三相交流電力や力率を算出し、その算出結果を表示器20に表示させる。
次に、本実施例の作用について図1ないし図3を参照して説明する。有効電力Wは、二電力法により(1)式で求められる。
W=Er×Ir+Es×Is+Et×It
=Er×Ir−Es×(Ir+It)+Et×It
=(Er−Es)×Ir+(Et−Es)×It
=Ers×Ir−Ets×It …(1)
ここで、ErsはR−S線間電圧,EtsはT−S線間電圧,IrはR相の線電流,ItはT相の線電流である。
また、無効電力Qは、(2)式で求められる。
Q=S1{Ers×Ir(位相90°前のデータ)}
+S2{Ets×It(位相90°前のデータ)} …(2)
S1,S2は、後述するように決定される符号である。そして、力率cosθは、一般に(3)式で求められる。
cosθ=su・W/√(W2+Q2) …(3)
尚、√()は、括弧内の平方根を示すものとする。また、suは無効電力Qの値が正であれば「+1(進み力率)」,無効電力Qの値が負であれば「−1(遅れ力率)」となる。
図1は、CPU19が(1)〜(3)式を用いて有効電力W及び力率cosθを計算する場合の処理内容を示すフローチャートである。CPU19は、先ず線電流Ir,Itのデータと、線間電圧Ers,Etrのデータとを読み込む(ステップS1)。ここでの「読み込み(検出)」は、所定のサンプリング間隔で随時行っているものとする。そして、例えば線電流Irのデータ値が最大を示した時点において、線間電圧Ersの極性が正(+)となっているか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、図2を参照する。例えば、変圧器13の二次巻線13bが、ツイストペア線14を介して多機能型保護リレー装置4に正しく接続されていれば、線電流Irのデータ値が最大を示した時点に、線間電圧Ersは、電圧−電流位相差θが0<θ<90°の範囲、すなわち力率cosθ=0〜1の範囲で常に正の値をとる(◇の矢印範囲)。一方、二次巻線13bが、ツイストペア線14を介して多機能型保護リレー装置4に逆に接続された場合、線間電圧Ersは逆相となる。すると、線電流Irのデータ値が最大を示した時点に、線間電圧Ersは常に負の値をとる(☆の矢印範囲)。尚、線電流Itと、線間電圧Etrについても同様のことが言える。
したがって、ステップS2では、線電流Ir(It)のデータ値が最大を示した時点に線間電圧Ers,Etsの極性が正であれば(YES)、ツイストペア線11,14を介した接続は正しく行われているので、読み込んだ線間電圧Ers,Etsのデータを以降の計算にそのまま用いる(ステップS4へ移行する)。一方、同時点に線間電圧Ers,Etsの極性が、少なくとも一方について負であれば(NO)、ツイストペア線11,14を介した接続は逆になっているので、負の値を示した方の線間電圧Ers,Etsのデータに「−1」を乗じて以降の計算に用いる(ステップS3)。
次のステップS4で、線間電圧Ers,Ets何れかのデータ値が「0」を示す場合について、その1サンプリング前の電圧データを「0」より減じた値が正になるか否かを判断する(ステップS5)。ここで、図3を参照する。この場合、例えば線間電圧Ersの波形が立上りとなる期間では、値が「0」を示す1つ前のサンプリングデータは負の値となるので、それを0より減じた結果は正の値となる。逆に、線間電圧Ersの波形が立下がりとなる期間では、値が「0」を示す1つ前のサンプリングデータは正の値となるので、それを0より減じた結果は負の値となる。
線間電圧Ersの波形が立上りの場合は(ステップS5:YES)、Ers=0の時点の線電流Irが、正の値を示すか否かを判断する(ステップS6)。ここで、電流Irが正の値であれば(YES)進み電流となっているので、(2)式に用いるS1,S2を「+1」に設定する(ステップS7)。一方、電流Irが負の値であれば(NO)遅れ電流となっているので、S1,S2を「−1」に設定する(ステップS8)。それから、ステップS9に移行して、(1)〜(3)式により有効電力Wと力率cosθとを算出し、表示器20に表示させる。
また、ステップS5において、線間電圧Ers波形が立下がりの場合は(NO)、ステップS6と同様にErs=0の時点の線電流Irが正の値を示すか否かを判断する(ステップS10)。この時、電流Irが正の値であれば(YES)遅れ電流となっているのでステップS8に移行し、電流Irが負の値であれば(NO)進み電流となっているので、ステップS7に移行する。
尚、以降は、モータ6の運転が停止されるまでの間、図1に示す処理を一定周期で実行して、有効電力及び力率cosθを随時求めて表示器20に表示させるようにする。その場合、ステップS2,S3の実行は省略しても良い。
以上のように本実施例によれば、多機能型保護リレー装置4のCPU19は、変流器9R,9TによりA/D変換回路18を介して検出される電流Ir,Itの位相と、変圧器10,13及びA/D変換回路12,15を介して検出されるR−S線間電圧,T−S線間電圧の位相との関係から、変圧器10の二次側10bと対応する多機能型保護リレー装置4の入力端子,及び変圧器13の二次側13bと対応する多機能型保護リレー装置4の入力端子との接続状態を判定する。そして、何れかが逆相接続となっている場合は、その逆相接続で検出された線間電圧の極性を反転させて瞬時電力Wを算出するようにした。
したがって、変圧器10,13と多機能型保護リレー装置4の対応する入力端子との接続が、ツイストペア線11,14を介して、且つコネクタを用いることなく行われる場合でも、作業者は、それぞれの二相の接続関係が正しくなっているか否かを気にする必要が無くなるので、作業者にそのような注意負担を課すことなく接続作業を行わせることができ、低コスト化を図ると共に作業効率を向上させることができる。
(第2実施例)
図5ないし図8は第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図5は、負荷制御ユニットが格納される閉鎖配電盤(コントロールセンタ)の外観構成を概略的に示す斜視図である。閉鎖配電盤21は、垂直箱(筐体)22の内部に、第1実施例の負荷制御ユニット1と同様の負荷制御ユニット23を垂直方向に多段詰みして収納している。
図6は、負荷制御ユニット(負荷制御装置)23の一部を透過して示す斜視図である。負荷制御ユニット23は、負荷制御ユニット1の多機能型保護リレー装置4を、多機能型保護リレー装置24に置き換えて構成されている。負荷制御ユニット23の内部には、その他、回路遮断器7について前述した、主接点7aを手動操作で開閉させる操作ダイアル7bや、電磁接触器8,変流器9,変圧器10及び13等が配置されている。
また、閉鎖配電盤21は、図5に示す背面側からも、負荷制御ユニット23を垂直方向に多段詰みして収納する構成となっている。図7は、閉鎖配電盤21を(a)正面,(b)右側面,(c)背面から見た場合の、垂直箱(筐体)22内に配置されている商用電源5の配線(母線)25と、各負荷制御ユニット23と商用電源5との接続状態をモデル的に示すものである。尚、正面側から挿入される負荷制御ユニット23と、背面側から挿入される負荷制御ユニット23とに対して接続される三相商用電源5の配線25は、共通の1組だけとなっている。また、図中の●は、配線25と各負荷制御ユニット23との接続点を示している。
この場合、図7(a)に示すように、正面側から挿入される負荷制御ユニット23に対して、商用電源5のR,S,T各相の並びは適正であるが、背面側から挿入される負荷制御ユニット23に対しては、商用電源5のR,S,T各相の並びは、両端のR相,T相が逆になる。そこで、第2実施例では、多機能型保護リレー装置24に背面挿入スイッチ(設定手段)26を設けておき、負荷制御ユニット23を垂直箱22の背面側から挿入して収納する場合には、作業者が電源投入を開始する前に背面挿入スイッチ26をオン操作しておくようにする。
図8は、多機能型保護リレー装置24のCPU19が電源投入時に実行する処理内容を示すフローチャートである。CPU19は、先ず背面挿入スイッチ26がオン(ON)操作されているか否かを判断し(ステップS11)、オン操作されていなければ(NO)第1実施例と同様にステップS1〜S10を実行する(ステップS12)。一方、背面挿入スイッチ26がオン操作されていると(YES)、A/D変換回路12,15の入力端子に与えられるR相電圧をT相電圧に置き換え、T相電圧をR相電圧に置き換える(ステップS13)。続いて、A/D変換回路18の入力端子に与えられるR相電流をT相電流に置き換え、T相電流をR相電流に置き換える(ステップS14)。それから、ステップS12に移行して、第1実施例と同様にステップS1〜S10を実行する。
以上のように第2実施例によれば、多機能型保護リレー装置24に、回路遮断器7,電磁接触器8,変流器9,変圧器10及び13等を組み合わせて負荷制御ユニット23を構成し、その負荷制御ユニット23を、三相の商用電源5に接続された一組の配線25が中間部分に配線されている垂直箱22に対し、正面側と背面側とからそれぞれ挿入されて前記配線25に接続される場合、負荷制御ユニット23に背面挿入スイッチ26を備える。
そして、CPU19は、背面挿入スイッチ26がオン操作されて負荷制御ユニット23が背面側から挿入されていることを示すと、配線25の両端に位置する相(R相,T相)の電圧及び電流を入れ換えて、瞬時電力E及び力率cosθをそれぞれ算出する。したがって、作業者は、背面側から挿入する負荷制御ユニット23について、R相,T相の配線接続を逆にする必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
(第3実施例)
図9ないし図11は第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分について説明する。図9は、第3実施例の負荷制御ユニット(負荷制御装置)31の構成を、線間電圧の検出部分のみ示すものである。第3実施例では、2つの変圧器10,13に替えて、1つの三相変圧器(オープンデルタ変圧器)32を用いて、R−S,S−T,T−Rの各線間電圧を検出するようになっている。そして、これらの内、T−R線間電圧については、後述するように基準として使用するため、二次巻線32Scがコネクタ33(a,b)を介して多機能型保護リレー装置34の入力端子に接続されている。尚、R−S,S−T,T−Rの各線間電圧は、三相変圧器32の二次側でそれぞれ20V,20V,100Vとなるように調整されており、R−S線間電圧は多機能型保護リレー装置34の電源用及び電圧検出用であり、S−T線間電圧は制御用及び電圧検出用である。
次に、第3実施例の作用について図10を参照して説明する。多機能型保護リレー装置34のCPU19は、ステップS1を実行すると、T−R線間電圧Etrの立ち上がりゼロクロス点を検出したか否かを判断する(ステップS21)。ゼロクロス点を検出するまでは(NO)ステップS1を繰り返し実行する。そして、ゼロクロス点を検出すると(YES)、その時点のS−T線間電圧の値が正か(ステップS22),R−S線間電圧の値が負か(ステップS23)を判断する。
S−T線間電圧の値が正(ステップS22:YES)で、且つR−S線間電圧の値が負(ステップS23:YES)であれば、対応する三相変圧器32の二次側と多機能型保護リレー装置34の入力端子との接続は正常であるから、そのままステップS4を実行する。S−T線間電圧の値が負である場合は(ステップS22:NO)、三相変圧器32の二次巻線32Sbと上記入力端子との接続は逆相になっていると判断されるので、線間電圧Etsに(−1)を乗じてから(ステップS24)ステップS4に移行する。また、R−S線間電圧の値が正である場合は(ステップS23:NO)、やはり三相変圧器32の二次巻線32Saと上記入力端子との接続は逆相になっていると判断されるので、線間電圧Ersに(−1)を乗じてから(ステップS25)ステップS4に移行する。
ここで、図11を参照する。図11は、R−S,S−T,T−Rの各線間電圧波形を示している。このように、各線間電圧波形が正常に出力されている場合、基準とするT−R線間電圧に対して、R−S線間電圧は120°遅れ、S−T線間電圧は120°進みの位相関係となっている。そして、T−R線間電圧の立上りゼロクロスの時点では、S−T線間電圧は正の値、R−S線間電圧は負の値を示す。また、T−R線間電圧の立下がりゼロクロスの時点では、上記の極性はそれぞれ逆になる。したがって、各線間電圧の位相関係に応じて想定される極性が逆になっている場合は、対応する相間の二次巻線32Sと多機能型保護リレー装置34の入力端子との接続も逆になっていると判断できる。
尚、この判断は、T−R線間電圧のゼロクロス点で行うものに限らない。図11に示すように、3つの線間電圧の位相関係から、接続状態が正常である場合にR−S線間電圧,S−T線間電圧値が一方の極性のみを示す位相区間は特定できる。例えばT−R線間電圧の立上りゼロクロス点を基準(0°)とすれば、
極性 正 負
R−S線間電圧 120°〜 300°−60°〜120°
S−T線間電圧 −120°〜 60° 60°〜240°
となる。また、T−R線間電圧の立下がりゼロクロス点を基準とする場合も、上記と同様の位相区間を特定して判定すれば良い。したがって、上記の位相区間においてサンプリングされた各線間電圧の極性が、想定されるものと一致するか逆になっているかを判断すれば良い。
また、位相区間については、交流電源周波数と、線間電圧のサンプリング周期とに基づいて求めれば良い。例えば交流電源周波数fが60Hzの場合、位相0°から120°までの時間は、
(1000/60)×(120/360)≒5.56(ms)
である。したがって、サンプリング周期が1msの場合、ゼロクロス点から6個目のサンプリングデータが120°〜360°の位相区間内に位置することになる。すなわち、Tφを検出時間間隔(=サンプリング周期×サンプル数)とすると、
φ=2πf×Tφ=2×180°×60Hz×6×10-3=129.6°
となる。
以上のように第3実施例によれば、有効電力Wの算出に使用されないT−R線間電圧については、三相変圧器32の二次側32Scから接続相が正しくなる構造のコネクタ33を介して多機能型保護リレー装置34に接続し、T−R線間電圧を基準線間電圧として、その基準線間電圧のゼロクロス点を基準にR−S,S−T線間電圧それぞれの電圧値をサンプリングし、各サンプリング電圧の何れかの極性が、そのサンプリングタイミングについて、T−R線間電圧との位相関係より想定される極性と逆であった場合は、対応する線間電圧について検出された瞬時電圧の極性を反転させて有効電力W,並びに力率cosθを算出するようにした。
したがって、基準線間電圧のゼロクロス点を基準にサンプリングした線間電圧の極性が、想定される極性と一致しているか否かによりそれらの接続が正しいか否かを判定できるので、それらの配線が、ツイストペア線を用いて且つコネクタを介すことなく直接接続される場合でも、作業者は、二相の接続関係が正しくなっているか否かを気にする必要が無くなる。よって、他の2つの線間電圧については、第1実施例と同様の効果が得られる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
第2実施例と第3実施例とを組み合わせて実施しても良い。
サンプリング周期は、1msに限ることなく適宜変更して良い。
負荷はモータに限ることなく三相交流電力が供給されて駆動されるものであれば良い。
図面中、1は負荷制御ユニット(負荷制御装置)、2は主回路、4は多機能型保護リレー装置、6はモータ(負荷)、7は回路遮断器、9は変流器(電流検出手段)、10は変圧器、11はツイストペア線、12はA/D変換回路(電圧検出手段)、13は変圧器、14はツイストペア線、15はA/D変換回路(電圧検出手段)、18はA/D変換回路(電流検出手段)、19はCPU(電力演算手段,力率演算手段)、22は外箱(筐体)、23は負荷制御ユニット(負荷制御装置)、24は多機能型保護リレー装置、25は配線、26は背面挿入スイッチ(設定手段)、31は負荷制御ユニット(負荷制御装置)、32は三相変圧器、33はコネクタ、34は多機能型保護リレー装置を示す。

Claims (2)

  1. 負荷に三相交流電力を供給する主回路と、
    この主回路に主回路電流の大きさに応じて遮断動作するように設けられ、手動操作により開閉可能な回路遮断器と、
    前記三相交流電力について、任意の二相間の瞬時電圧を、第1変圧器を介して検出する第1電圧検出手段と、
    前記任意の二相間とは何れか一相が異なる二相間の瞬時電圧を、第2変圧器を介して検出する第2電圧検出手段と、
    前記三相交流電力について、二相の瞬時電流を検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段が検出した二相の瞬時電流の値と、前記第1及び第2電圧検出手段が検出した瞬時電圧の値とから、二電力法により瞬時電力を算出する電力演算手段と、
    前記瞬時電力と無効電力とから、力率を算出する力率演算手段とを備え、
    前記電力演算手段は、前記電流検出手段により検出される電流の位相と、前記第1及び第2電圧検出手段により検出される瞬時電圧の位相との関係から、前記第1変圧器の二次側と前記第1電圧検出手段との接続状態,及び前記第2変圧器の二次側と前記第2電圧検出手段との接続状態を判定し、何れかが逆相接続となっている場合は、その逆相接続で検出された瞬時電圧の極性を反転させて前記瞬時電力を算出し、
    前記負荷制御装置がユニットとして構成され、
    前記ユニットが、三相交流電源に接続された一組の電源母線が中間部分に配線されている筐体に対し、正面側と背面側とからそれぞれ挿入されて前記電源母線に接続される場合、
    前記ユニットが、前記筐体に正面側から挿入されたか、背面側から挿入されたかをユーザが設定するための設定手段を備え、
    前記電力演算手段及び前記力率演算手段は、前記設定手段が背面側から挿入されていることを示すと、前記電源母線の両端に位置する相の電圧及び電流を入れ換えて、前記瞬時電力及び前記力率をそれぞれ算出することを特徴とする負荷制御装置。
  2. 負荷に三相交流電力を供給する主回路と、
    この主回路に主回路電流の大きさに応じて遮断動作するように設けられ、手動操作により開閉可能な回路遮断器と、
    前記三相交流電力について、三相変圧器を介して各二相間の瞬時電圧をそれぞれ検出する電圧検出手段と、
    前記三相交流電力について、二相の瞬時電流を検出する電流検出手段と、
    この電流検出手段が検出した二相の瞬時電流の値と、前記電圧検出手段が検出した2つの相間瞬時電圧の値とから、二電力法により瞬時電力を算出する電力演算手段と、
    前記瞬時電力と無効電力とから、力率を算出する力率演算手段とを備え、
    前記電圧検出手段により検出される各二相間の瞬時電圧の内、前記瞬時電力の算出に使用されない二相間電圧については、接続相が正しくなる構造のコネクタを介して接続されており、
    前記電力演算手段は、
    前記コネクタを介して与えられる二相間電圧を基準相間電圧として、
    この基準相間電圧のゼロクロス点を基準に他の2つの二相間電圧それぞれの電圧値をサンプリングし、各サンプリング電圧の何れかの極性が、そのサンプリングタイミングについて、前記基準相間電圧との位相関係より想定される極性と逆であった場合は、対応する二相間電圧について検出された瞬時電圧の極性を反転させて前記瞬時電力を算出することを特徴とする負荷制御装置。
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