JP2002323517A - 三相交流電圧計測装置、三相交流電気量計測装置および三相交流電圧処理回路 - Google Patents

三相交流電圧計測装置、三相交流電気量計測装置および三相交流電圧処理回路

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JP2002323517A
JP2002323517A JP2001128803A JP2001128803A JP2002323517A JP 2002323517 A JP2002323517 A JP 2002323517A JP 2001128803 A JP2001128803 A JP 2001128803A JP 2001128803 A JP2001128803 A JP 2001128803A JP 2002323517 A JP2002323517 A JP 2002323517A
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voltages
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Yoshikazu Tanaka
義和 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差補正が容易で高精度な三相交流電圧計測
装置を得る。 【解決手段】 半導体リレー16によりスイッチS1,
S2が三相交流の周期に基づいて交互に切り換えること
により、入力した計測対象の三相交流電圧VRS,VST
T R のうち、VRS,VSTに応じた二相分の電圧が絶縁
トランスCT1の一次側に交互に入力され、その二次側
からVRS,VSTに応じた電圧eが出力される。A/D変
換回路12は電圧eをでディジタル値に変換し、VRS
STの瞬時値eRS,eSTを出力し、この瞬時値からCP
U13はVRS,VST,VTR電圧の実効値を演算して、ス
イッチ15の操作により表示部14で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、三相交流電圧か
らその二相分の相間電圧を抽出する三相交流電力処理回
路、およびその三相交流電力処理回路を使用した三相交
流電圧計測装置、並びにその三相交流電力処理回路を使
用し電力・電力量・無効電力等を計測する三相交流電気
量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平10−23225
4号公報に示された従来の三相交流電圧計測装置の構成
を示すブロック図、図6は、例えば特開2000−33
8149号公報に示された従来の三相交流電力計測装置
の構成を示すブロック図、図7は絶縁トランスの誤差特
性図である。
【0003】図5において、1は入力端子R、S、Tか
ら入力された三相交流電圧VRS,V ST,VTRを処理する
三相交流電圧処理回路である。CT11、CT12は2
個の一次側巻線と2個の二次側巻線を有する絶縁トラン
スで、一次側巻線は直列抵抗器r11、r12、r1
3、r14を介して入力端子R、S、Tに接続され、二
次側巻線はグランドに接続された抵抗r15、r16、
r17に接続されており、抵抗r15、r16、r17
の両端から三相交流電圧VRS,VST,VTRに比例した電
圧信号e11、e12、e13を出力される。
【0004】Sは、抵抗r15、r16、r17の両端
に発生した三相交流電圧に比例した電圧信号e11、e
12、e13を導出するため、後述するCPU13から
の信号により開閉する開閉接点であり、開閉接点S1
1、S12、S13、が順次、閉路されることにより、
電圧信号e11、e12、e13が後述の実効値変換回
路11に順次入力される。
【0005】11は、電圧信号e11、e12、e13
を実効値変換する実効値変換回路、12は実効値変換回
路11の出力信号をデジタル信号に変換するA/D変換
回路、13はA/D変換回路12からの出力信号を取り
込み、この出力信号に基づいて各相の三相交流電圧を演
算するCPU、14はCPU13が演算した三相交流電
圧VRS,VST,VTRを表示する表示部、15はCPU1
3を制御して表示部14に演算結果を表示させるスイッ
チである。
【0006】また、図6において、1は電圧入力端子
R、S、Tから入力された三相交流電圧VRS,VST,V
TRを処理する計測用変圧器111、112、113及
び、電圧レベル変換器121、122、123を収納し
た三相交流電圧処理回路である。2は電流入力端子R、
S、Tから入力された三相交流電流IR 、IS 、IT
処理する計測用変流器211、212、213及び、電
流/電圧変換器221、222、223を収納した三相
交流電流処理回路である。
【0007】8は三相交流電圧処理回路1から入力され
た信号、または三相交流電流処理回路2から入力された
信号のうち、特定の信号を選択して導くマルチプレク
サ、12はマルチプレクサ8から出力されたアナログ信
号をサンプリングしてデジタル信号に変換するA/D変
換回路、9は後述のCPU13がサンプリングするため
の基準信号を生成する波形整形回路、13はA/D変換
回路12から出力された信号に基づいて電力を演算する
CPUである。
【0008】次に、以上のように構成された従来の三相
交流電圧計測装置及び三相交流電力計測装置の動作につ
いて説明する。図5の三相交流電圧計測装置において、
入力端子R、S、Tに三相交流電圧VRS,VS T ,VTR
が印加されると、絶縁トランスCT11、CT12の二
次側巻線に三相交流の三相交流電圧VRS,VST,VTR
比例した電圧信号e11、e12、e13が出力され
る。
【0009】CPU13からの切り換えタイミング信号
により開閉接点S11、S12、S13が順次ONし、
電圧信号e11、e12、e13が実効値変換回路11
で実効値に変換された後、A/D変換回路12でデジタ
ル変換され、CPU13に入力される。
【0010】CPU13内には三相交流電圧VRS
ST,VTRのデータが1定周期毎に更新しされて保存さ
れるようになっており、スイッチ15操作により所定の
データを選択して、表示部14に表示させる。
【0011】図6の三相交流電力計測装置において、三
相交流電圧処理回路1の電圧入力端子R、S、Tに三相
交流電圧VRS,VST,VTRが印加されると、三相交流電
圧処理回路1の計測用変圧器111、112、113お
よび電圧レベル変換器121、122、123により所
定の処理が実施されて三相交流電圧VRS,VST,VTR
比例した信号が出力される。
【0012】同様にして、三相交流電流処理回路2の電
流入力端子R、S、Tに入力された三相交流電流IR
S 、IT は、計測用変流器211、212、213、
および電流/電圧変換器221、222、223により
所定の処理が実施されて三相交流電流IR 、IS 、IT
に比例した信号が出力される。
【0013】三相交流電圧処理回路1、及び三相交流電
流処理回路2から出力された出力信号はマルチプレクサ
8に入力され、マルチプレクサ8は三相交流電圧VRS
ST,VTRに比例した信号、または三相交流電流IR
S 、IT に比例した信号のうち特定の1つを選択して
取り込み、マルチプレクサ8に入力された複数の入力信
号は、CPU13から出力された所定の入力と時間基準
を有するサンプリング信号によって、順次、計測要素が
選ばれA/D変換回路12に出力され、A/D変換回路
12はこのマルチプレクサ8の出力信号をサンプリング
してデジタル信号に変換する。
【0014】波形整形回路9が三相交流電圧処理回路1
から出力された電圧信号を用いて、サンプリングの基準
信号を生成してCPU13に入力すると、CPU13は
波形整形回路9の信号、及びA/D変換回路12からの
出力信号に基づいて電力を演算する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の三相交流電圧計
測装置、および三相交流電力計測装置は以上のように形
成されており、三相交流電圧計測装置では絶縁トランス
が2個(CT11及びCT12)設けられ、三相交流電
力計測装置においては計測用変圧器が3個(111、1
12、113)設けられており、これらの絶縁トランス
や計測用変圧器はそれぞれ異なる誤差特性(図7に示
す)を有していることから、絶縁トランスや計測用変圧
器を複数個設けるとコストアップするだけでなく、当該
装置により測定したデータの誤差を補正する場合に補正
が複雑になるという問題点があった。
【0016】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、複数の絶縁トランスを用いるこ
となく装置を形成させると共に、測定データの誤差補正
を容易にできる三相交流電圧計測装置、及び電力・電力
量・無効電力等を計測する三相交流電気量計測装置、並
びに三相交流電圧計測装置や三相交流電気量計測装置に
使用される三相交流電圧処理回路を提供することを目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】(1)この発明の請求項
1に係わる三相交流電圧計測装置は、入力された計測対
象の三相交流電圧のうち二相分の相間電圧を抽出する三
相交流電圧処理回路と、抽出された二相分の相間電圧を
サンプリングしてディジタル変換するA/D変換器と、
上記ディジタル変換した二相分の相間電圧の値に基づい
て三相交流電圧の実効値を演算する演算手段と、演算し
た実効値を表示する表示部とを備えたものである。
【0018】(2)この発明の請求項2に係わる三相交
流電圧計測装置は、請求項1記載の三相交流電圧計測装
置において、三相交流電圧処理手段は、3個の入力端子
と2個の直列抵抗器と1個の絶縁トランスと1個の相切
換手段とを備え、上記3個の入力端子に計測対象の三相
交流電圧の各相電圧を各々入力し、上記入力端子のうち
いずれか2個の入力端子にそれぞれ直列抵抗器を介し
て、その一方の直列抵抗器は上記絶縁トランス一次側の
いずれか一方の端部と、他の一方の直列抵抗器は上記絶
縁トランス一次側の他方の端部に接続し、相切換手段は
上記三相交流電圧入力のうち上記直列抵抗器を接続しな
い残りの入力端子と上記一方の直列抵抗器を介した間の
相間電圧と、上記残りの入力端子と上記他方の直流抵抗
器を介した間の相間電圧とを、上記三相交流電圧の周期
に基づき交互に切り換えて上記絶縁トランス一次側の両
端部に与え、上記絶縁トランス二次側から上記2つの相
間電圧を交互に取り出すようにしたものである。
【0019】(3)この発明の請求項3に係わる三相交
流電圧計測装置は、請求項2記載の三相交流電圧計測装
置において、三相交流電圧処理手段には、相切換手段に
よる相切換時に絶縁トランスの一次側に発生する異常電
圧を制限する電圧制限手段を設けたものである。
【0020】(4)この発明の請求項4に係わる三相交
流電気量計測装置は、入力された計測対象の三相交流電
圧と電流とをサンプリングしてディジタル変換し、所定
の演算をして三相交流電力・電力量・無効電力などの三
相交流電気量を求める三相交流電気量計測装置におい
て、請求項1〜3のいずれか1項に記載の三相交流電圧
処理手段と演算手段とを設けて三相交流電圧の実効値を
求め、求めた三相交流電圧の実効値を用いて上記三相交
流電気量を演算するようにしたものである。
【0021】(5)この発明の請求項1に係わる三相交
流電圧処理回路は、請求項2記載の三相交流電圧処理手
段を備え、入力された三相交流電圧から任意の2つの相
間電圧を抽出するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は、本発明の実
施形態1における三相交流電圧測定装置の構成を示すブ
ロック図である。
【0023】図において、10は入力端子R、S、Tか
ら入力された三相交流電圧VRS,V ST,VTRを処理する
三相交流電圧処理回路である。CT1は1個の一次側巻
線と二次側巻線を有する絶縁トランスで、一次側巻線は
直列抵抗器r1、r2を介して端子R、Tに接続され、
二次側巻線は両端部に並列抵抗器r3が接続されると共
に、1方の端子がグランドに接続され、他方の端子は出
力端子Eに接続されており、出力端子Eから三相交流電
圧VRS,VST,VTRに比例した電圧信号のうち、後述す
るようにいずれか2つの電圧信号eが出力される。
【0024】12は電圧信号eをサンプリングしてデジ
タル信号に変換するA/D変換回路、13はA/D変換
回路12からの出力信号を取り込み、各相の三相交流電
圧を演算するCPU14はスイッチ15の操作により三
相交流電圧VRS,VST,VTRを表示する表示部である。
【0025】16はCPU13から出力された相切換信
号により、絶縁トランスCT1の一次側巻線に印加する
三相交流の相を切換えて二次側巻線からの三相交流電圧
RS,VSTに比例した電圧信号eを取出すための相切換
手段である半導体リレーで、三相交流電圧VRS,VST
比例した電圧信号を絶縁トランスCT1に取り込ませる
ために、絶縁トランスCT1と入力端子R、S、Tとの
間に挿入した開閉接点S1、S2を交互に入り切りさせ
る。
【0026】ZD1、ZD2、ZD3、ZD4は、半導
体リレー16の開閉接点S1または、S2を開放したと
きに絶縁トランスCT1の一次側巻線に発生する電圧を
所定の電圧以下に低減せる定電圧ダイオードで、端子
R,S間及び端子S,T間のそれぞれに極性を逆にして
直列接続されている。
【0027】次に、以上のように構成された本発明の実
施形態1における三相交流電圧測定装置の動作について
図2のフロ―チャートのステップに従って説明する。 S1 入力端子R、S、Tに三相交流電圧VRS,VST
TRが印加される。 S2 CPU13により相切換信号が出力される。 S3 半導体リレー16が動作する。
【0028】S4 スイッチS1が閉路すると共にスイ
ッチS2が開路する。 S5 入力端子S,T間の三相交流電圧VSTが絶縁トラ
ンスCT1の一次側巻線に印加される。 S6 絶縁トランスCT1の二次側巻線の両端に接続さ
れた並列抵抗器r3の両端に三相交流電圧VSTに比例し
た電圧eが出力され、電圧eはA/D変換回路12に入
力される。
【0029】S7 電圧eはA/D変換回路12でCP
U13のサンプリング信号に基いてサンプリングされ、
アナログ電圧からデジタル電圧に変換される。 S8 変換されたデジタル電圧をサンプリング時間毎に
CPU13に取り込む。_なお、CPU13に取り込ま
れたデジタル電圧は三相交流電圧VSTに比例した電圧信
号の瞬時値eSTである。
【0030】S9 CPU13により次の相切換信号が
出力される。 S10 半導体リレー16が動作する。 S11 開閉接点S2が閉路し、開閉接点1が開路す
る。 S12 入力端子R,S間の三相交流電圧VRSが絶縁ト
ランスCT1の一次側巻線に印加される。
【0031】S13 絶縁トランスCT1の二次側巻線
に接続された抵抗r3の両端に三相交流電圧VRSに比例
した電圧eが出力され、電圧eはA/D変換回路12に
入力される。 S14 電圧eはA/D変換回路12でサンプリングさ
れアナログ電圧からデジタル電圧に変換される。
【0032】S15 変換されたデジタル電圧がサンプ
リング時間毎にCPU13に取り込まれる。なお、CP
U13に取り込まれたデジタル電圧は三相交流電圧VRS
比例した電圧信号の瞬時値eRSである。 S16 三相交流電圧VTRに比例した瞬時値eTRが次式
より算出される。 eTR=−(eRS+eST
【0033】S17 以上によって、導出された瞬時値
TS、eRS、eTRを実効値演算して三相交流電圧VRS
ST,VTRを算出する。 S18 CPU13内には算出された三相交流電圧
RS,VST,VTRのデータが1定周期毎に更新され保存
されておりスイッチ15の操作により、所望のデータを
取り出して、表示部14に表示させる。
【0034】図3は半導体リレー16の開閉タイミング
を示す表であり、上述した相切換信号は2周期にごとに
出力するもので、その間の周期においては出力電圧が不
安定であるため、出力電圧を安定化させるため、待ち時
間としている。
【0035】以上のように形成された実施形態1による
三相交流電圧測定装置は、1個の絶縁トランスを用いて
三相交流電圧のうち二相分の電圧を検出させ、検出した
電圧に基づいて、三相分の電圧を実効値演算するように
したので簡単な構成で形成できると共に測定データの誤
差補正が容易である。
【0036】実施形態2.図4は本発明の実施形態2に
おける三相交流電力測定装置の構成を示すブロック図
で、10、12、及び13は実施の形態1に示したもの
と同様、また、2、8、及び9は従来の技術に示したも
のと同様であり、同一記号を付し説明を省略する。
【0037】次に、以上のように構成された本発明の実
施形態2における三相交流電力測定装置の動作について
説明する。 (1)入力端子R、S、Tに三相交流電圧VRS,VST
TRが印加される。 (2)絶縁トランスCT1の二次側巻線から三相交流電
圧VRS,VST,VTRに比例した電圧信号eが出力され
る。
【0038】(3)CPU13から相切換信号が出力さ
れる。 (4)半導体リレー16が動作する。 (5)開閉接点S1が閉路し、開閉接点S2が開路す
る。 (6)入力端子S,T間の三相交流電圧VSTが絶縁トラ
ンスCT1の一次側巻線に印加される。
【0039】(7)絶縁トランスCT1の二次側巻線に
接続された抵抗r3の両端に三相交流電圧VS T に比例
した電圧eが出力され、マルチプレクサ8に入力され
る。 (8)マルチプレクサ8から順次、計測要素が選ばれ出
力される。電圧eが選ばれるとA/D変換回路12に入
力される。 (9)出力電圧eはA/D変換回路12でサンプリング
されアナログ電圧からデジタル電圧に変換される。
【0040】(10)変換されたデジタル電圧をCPU
13に取り込む。_なお、CPUに取り込んだデジタル
電圧は三相交流電圧VST比例した電圧信号の瞬時値eST
である。 (11)CPU13から次の相切換信号が出力される。 (12)半導体リレー16が動作する。
【0041】(13)開閉接点S2が閉路し、開閉接点
S1が開路する。 (14)入力端子R,S間の三相交流電圧VRSが絶縁ト
ランスCT1の一次側巻線に印加される。 (15)絶縁トランスCT1の二次側巻線に接続された
抵抗r3間に三相交流電圧VRSに比例した電圧eが出力
され、マルチプレクサ8に入力される。
【0042】(16)マルチプレクサ8から順次、計測
要素が選ばれ出力される。電圧eが選ばれると電圧eは
A/D変換回路12に入力される。 (17)電圧eはA/D変換回路12でサンプリングさ
れアナログ電圧からデジタル電圧に変換される。 (18)A/D変換回路12で変換されたデジタル電圧
をCPU13に出力される。なお、CPU13に入力さ
れたデジタル電圧は三相交流電圧VRS比例した電圧信号
の瞬時値eRSである。 (19)三相交流電圧VTRに比例した瞬時値eTRは、次
式より算出される。 eTR=−(eRS+eST
【0043】(20)以上によって、導出された瞬時値
ST、eRS、eTRを実効値演算して三相交流電圧VRS
ST,VTRを算出する。 (21)また、三相交流電流処理回路2の電流入力端子
R、S、Tに入力された三相交流電流IR 、IS 、IT
は、計測用変流器211、212、213、および電流
/電圧変換器221、222、223により所定の処理
が実施されて三相交流電流IR 、IS 、IT に比例した
信号がマルチプレクサ8に出力される。
【0044】(22)CPU13内には三相交流電圧V
RS,VST,VTRのデータが1定周期毎に更新され保存さ
れており、この電圧のデータと、電流の入力信号からの
データとを用いて、三相交流電力の演算を行う。 (23)CPU13内には三相交流電力のデータが1定
周期毎に更新され保存されており、スイッチ15の操作
により、所望のデータを取り出して表示部14に表示さ
せる。
【0045】以上のように形成された実施形態2による
三相交流電力測定装置は、1個の絶縁トランスを用いて
三相交流電圧のうち二相分の電圧を検出させ、検出した
電圧に基づいて、三相分の電圧を実効値演算するように
したので簡単な構成で形成できると共に測定データの誤
差補正が容易である。
【0046】実施の形態3.上記実施の形態1,2では
三相交流電圧処理回路10を三相交流電圧計測装置およ
び三相交流電力計測装置に用いたが、電力量・無効電力
などの三相交流電気量計測装置にも適用できる。また、
三相交流電圧から二相の相間電圧を抽出する三相交流電
圧処理回路10は上記以外の種々の回路・装置などに適
用できる。
【0047】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0048】(1)請求項1の発明によれば、計測対象
の三相交流電圧のうち二相分の電圧に基づいて、三相分
の電圧を実効値演算するようにしたので簡素な構成で三
相交流電圧計測装置を提供することができる。
【0049】(2)請求項2の発明によれば、一次側巻
線と二次側巻線とを絶縁する絶縁トランスを1個で形成
させたので測定データの誤差補正が容易である。
【0050】(3)請求項3の発明によれば、相切換時
に絶縁トランスの一次側巻線に発生する異常電圧を制限
することができるので信頼性が向上できる。
【0051】(4)請求項4の発明によれば、三相交流
電圧計測装置以外の三相交流電気量計測装置にも適用で
きる。
【0052】(5)請求項5の発明によれば、三相交流
電圧処理回路は入力された三相交流電圧から任意の2つ
の相間電圧を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1における三相交流電圧測
定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施形態1における三相交流電圧測
定装置の動作を示すフロ―チャートである。
【図3】 本発明の実施形態1における三相交流電圧測
定装置の半導体リレーの開閉タイミングを示す表であ
る。
【図4】 本発明の実施形態2における三相交流電力圧
測定装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の三相交流電圧計測装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 従来の三相交流電力計測装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】 絶縁トランスの誤差特性図である。
【符号の説明】
10 三相交流電圧処理回路、12 A/D変換回路、
13 CPU、14 表示部、15 スイッチ 16
半導体リレー(相切換手段)、CT1 絶縁トランス、
e 出力電圧、E 出力端子、R,S,T 入力端子、
r1,r2 直列抵抗器、r3 並列抵抗器、S1,S
2 開閉接点、VRS,VST,VTR 三相交流電圧、ZD
1,ZD2,ZD3,ZD4 定電圧ダイオード(電圧
制限手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された計測対象の三相交流電圧のう
    ち二相分の相間電圧を抽出する三相交流電圧処理回路
    と、抽出された二相分の相間電圧をサンプリングしてデ
    ィジタル変換するA/D変換器と、上記ディジタル変換
    した二相分の相間電圧の値に基づいて三相交流電圧の実
    効値を演算する演算手段と、演算した実効値を表示する
    表示部とを備えたことを特徴とする三相交流電圧計測装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の三相交流電圧計測装置に
    おいて、三相交流電圧処理手段は、3個の入力端子と2
    個の直列抵抗器と1個の絶縁トランスと1個の相切換手
    段とを備え、上記3個の入力端子に計測対象の三相交流
    電圧の各相電圧を各々入力し、上記入力端子のうちいず
    れか2個の入力端子にそれぞれ直列抵抗器を介して、そ
    の一方の直列抵抗器は上記絶縁トランス一次側のいずれ
    か一方の端部と、他の一方の直列抵抗器は上記絶縁トラ
    ンス一次側の他方の端部に接続し、相切換手段は上記三
    相交流電圧入力のうち上記直列抵抗器を接続しない残り
    の入力端子と上記一方の直列抵抗器を介した間の相間電
    圧と、上記残りの入力端子と上記他方の直流抵抗器を介
    した間の相間電圧とを、上記三相交流電圧の周期に基づ
    き交互に切り換えて上記絶縁トランス一次側の両端部に
    与え、上記絶縁トランス二次側から上記2つの相間電圧
    を交互に取り出すようにしたことを特徴とする三相交流
    電圧計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の三相交流電圧計測装置に
    おいて、三相交流電圧処理手段には、相切換手段による
    相切換時に絶縁トランスの一次側に発生する異常電圧を
    制限する電圧制限手段を設けたことを特徴とする三相交
    流電圧計測装置。
  4. 【請求項4】 入力された計測対象の三相交流電圧と電
    流とをサンプリングしてディジタル変換し、所定の演算
    をして三相交流電力・電力量・無効電力などの三相交流
    電気量を求める三相交流電気量計測装置において、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の三相交流電圧処理手段
    と演算手段とを設けて三相交流電圧の実効値を求め、求
    めた三相交流電圧の実効値を用いて上記三相交流電気量
    を演算するようにしたことを特徴とする三相交流電気量
    計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の三相交流電圧処理手段を
    備え、入力された三相交流電圧から任意の2つの相間電
    圧を抽出する三相交流電圧処理回路。
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