JP2000171494A - 電流検出方法及び装置 - Google Patents

電流検出方法及び装置

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JP2000171494A
JP2000171494A JP10344219A JP34421998A JP2000171494A JP 2000171494 A JP2000171494 A JP 2000171494A JP 10344219 A JP10344219 A JP 10344219A JP 34421998 A JP34421998 A JP 34421998A JP 2000171494 A JP2000171494 A JP 2000171494A
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JP10344219A
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Yuji Natsume
裕次 夏目
Sadaaki Baba
貞彰 馬場
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログスイッチ、アナログスイッチを駆動
する回路、及び校正信号を生成する回路等を設けずにオ
フセット電圧を検出することができ、検出したオフセッ
ト電圧を用いて増幅回路の出力電圧を補正するため、保
護対象の電流を精度良く検出することができる電流検出
方法及び装置を得る。 【解決手段】 保護対象からの電流入力手段、前記電流
入力手段により入力された電流を電圧に変換する変換手
段、前記変換手段により変換された電圧を増幅する増幅
回路、前記増幅回路の出力電圧から保護対象の電流を検
出する検出手段、前記増幅回路の出力電圧と予め設定し
たレベル判定値とを比較する比較手段とを備え、前記増
幅回路の出力電圧が前記レベル判定値よりも小さい場合
には、前記増幅回路の出力電圧をオフセット電圧とし、
前記増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値より大きい
場合には、前記増幅回路の出力電圧から前記オフセット
電圧を減算して保護対象の電流を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータ等の保護
対象を保護するために、保護対象の電流を検出する電流
検出方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】保護対象の電流を検出する電流検出装置
として、入力信号をオペアンプからなる増幅回路に入
力、増幅し、A/D変換器によりデジタル信号に変換し
た後、マイクロプロセッサにより信号を取り込む構成の
ものが多用されている。前記増幅回路には、入力電圧が
0Vであっても出力に若干の電圧が発生するオフセット
電圧があり、このオフセット電圧は経年変化や周囲温度
等により変化するものである。したがって、保護対象の
電流を精度良く検出するためには、オフセット電圧を無
くすように調整する必要がある。このようなオフセット
調整の実現方法としては、オペアンプに可変抵抗を含む
オフセット調整用抵抗からなるオフセット調整回路を設
け、可変抵抗を調整するものがある。すなわち、オペア
ンプの入力端子から基準となる校正信号を与え、オペア
ンプの出力信号を測定しながら、可変抵抗を変えるもの
であり、このような作業には多くの手間が掛かると共に
測定設備が必要であった。
【0003】前記のオフセット調整を自動で実行できる
電流検出装置としては、例えば特開平3−36918号
公報に開示された電流検出装置がある。図6はこの従来
の電流検出装置を示す回路図であり、図において、Si
は入力信号、101は入力端子、102、105、10
6は抵抗、103はオペアンプ、107はA/D変換
器、108はマイクロプロセッサ、109は記憶部、1
10は差検出部、111はアナログスイッチ、112は
制御信号である。アナログスイッチ111は入力端子1
01からの入力信号Siと校正信号Scを切り換えてオ
ペアンプ103に与えるもので、マイクロプロセッサ1
08からの制御信号112により切り換え動作を行うよ
うになっている。この場合の制御信号112は、保護対
象からの電気量を取り込むサンプリング周期に同期して
アナログスイッチ111を入力信号Si側に切り換える
と共に、サンプリング周期外の任意の時期にアナログス
イッチ111を校正信号Sc側に切り換えるようにして
いる。また、マイクロプロセッサ108は校正信号Sc
に対応する出力信号Soのデジタル値をオフセット電圧
として記憶する記憶部109、入力信号Siに対応する
出力信号Soのデジタル値と記憶部に記憶されたオフセ
ット電圧のデジタル値との差を真の電気量として出力す
る差検出部110を有している。
【0004】次に、オフセット調整方法について説明す
る。まず、マイクロプロセッサ108の制御信号112
により、サンプリング周期外の任意のタイミングでアナ
ログスイッチ111が校正信号Sc側に切り換えられる
と、校正信号Scがオペアンプ103に与えられ、オペ
アンプ103で増幅され、その出力信号SoがA/D変
換器107でデジタル信号に変換された後、マイクロプ
ロセッサ108に与えられる。すると、マイクロプロセ
ッサ108では、この状態で与えられたデジタル量をオ
フセット電圧として記憶部109に一時記憶する。その
後、マイクロプロセッサ108の制御信号112によ
り、サンプリング周期に同期してアナログスイッチ11
1が入力信号Si側に切り換えられると、今度は入力端
子101に入力される入力信号Siがオペアンプ103
に与えられ、オペアンプ103で増幅され、その出力信
号SoがA/D変換器107でデジタル信号に変換され
た後、マイクロプロセッサ108に与えられる。この時
の出力信号Soはオフセット電圧を含んだものになる。
マイクロプロセッサ108では、この状態で与えられた
デジタル信号を差検出部110に与え、記憶部109に
記憶されたオフセット電圧との差を検出する。これによ
り、入力端子101に入力される入力信号Siに対して
差検出部110を介してマイクロプロセッサ108に最
終的に取り込まれる電気量は、出力信号Soよりオフセ
ット電圧を差し引いたものになり、オフセット電圧分の
補正が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような、
オフセット調整を自動で実行できる、従来の保護対象の
電流を検出する電流検出装置は、オフセット電圧を検出
するためにアナログスイッチで入力信号の切り換えを行
いアナログ回路に校正信号を入力するため、信号検出回
路とは別にアナログスイッチ、アナログスイッチを駆動
する回路、及び校正信号を生成する回路が必要となり、
回路構成が複雑になっていた。したがって、信頼性の低
下やコスト上昇を招くという問題点があった。
【0006】この発明は前記の課題を解決するためにな
されたものであり、アナログスイッチ、アナログスイッ
チを駆動する回路、及び校正信号を生成する回路等を設
けずにオフセット電圧を検出することができ、検出した
オフセット電圧を用いて増幅回路の出力電圧を補正する
ため、保護対象の電流を精度良く検出することができる
電流検出方法及び装置を得ることを目的とする。
【0007】また、オフセット電圧が周囲温度又は経年
変化により変化しても、保護対象の電流を精度良く検出
することができる電流検出方法及び装置を得ることを目
的とする。
【0008】さらに、オフセット電圧をより精度良く検
出し、保護対象の電流をさらに精度良く検出する必要が
ある場合にも対応できる電流検出方法及び装置を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る電流検
出方法は、増幅回路の出力電圧が予め設定したレベル判
定値より小さい場合には、前記増幅回路の出力電圧をオ
フセット電圧とし、前記増幅回路の出力電圧が前記レベ
ル判定値より大きい場合には、前記増幅回路の出力電圧
から前記オフセット電圧を減算して保護対象の電流を検
出するものである。
【0010】第2の発明に係る電流検出方法は、第1の
発明に係る電流検出方法において、前記レベル判定値を
保護対象の無負荷運転条件での通電電流以下とするもの
である。
【0011】第3の発明に係る電流検出方法は、第1の
発明又は第2の発明に係る電流検出方法において、前記
増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値よりも小さい場
合に、前記増幅回路のゲインを大きくして(倍率A)前
記増幅回路の出力電圧を検出し、この検出値を前記大き
くしたゲインの倍率Aで除して前記オフセット電圧を求
めるものである。
【0012】第4の発明に係る電流検出装置は、保護対
象からの電流入力手段、前記電流入力手段により入力さ
れた電流を電圧に変換する変換手段、前記変換手段によ
り変換された電圧を増幅する増幅回路、及び前記増幅回
路の出力電圧から保護対象の電流を検出する検出手段、
前記増幅回路の出力電圧と予め設定したレベル判定値と
を比較する比較手段を備え、前記増幅回路の出力電圧が
前記レベル判定値よりも小さい場合には、前記増幅回路
の出力電圧をオフセット電圧とし、前記増幅回路の出力
電圧が前記レベル判定値より大きい場合には、前記増幅
回路の出力電圧から前記オフセット電圧を減算して保護
対象の電流を検出するものである。
【0013】第5の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明に係る電流検出装置において、前記レベル判定値を
前記保護対象の無負荷運転条件での通電電流以下とする
ものである。
【0014】第6の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明又は第5の発明に係る電流検出装置において、前記
増幅回路のゲインを変更する切り換え手段を備え、前記
増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値よりも小さい場
合に、前記切り換え手段により前記増幅回路のゲインを
大きくして(倍率A)前記増幅回路の出力電圧を検出
し、この検出値を前記大きくしたゲインの倍率Aで除し
て前記オフセット電圧を求めるものである。
【0015】第7の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明〜第6の発明に係る電流検出装置のいずれかにおい
て、前記保護対象が三相の回路を持つ場合に、前記三相
回路の各々に、前記電流入力手段、前記変換手段、前記
増幅回路を備えると共に、少なくとも一つの前記比較手
段を備えるものである。
【0016】第8の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明〜第7の発明に係る電流検出装置のいずれかにおい
て、前記増幅回路の出力電圧をデジタル信号に変換する
A/D変換器を備え、前記A/D変換器により変換され
たデジタル信号を前記検出手段に入力するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1について、図1〜図3により説明する。図1はこ
の発明の実施の形態1の電流検出装置を示す回路図であ
り、図において、1は保護対象の1次導体、2は1次導
体1を流れる電流を検出する変流器、3は変流器2で検
出された電流を電圧に変換する電流検出抵抗、4は前記
電流検出抵抗3で変換された電圧を単相半波とするダイ
オード、5は電圧を増幅する増幅回路を構成するオペア
ンプ、6a及び6bは増幅回路のゲインを決定する抵
抗、7は電流制限抵抗、8は前記増幅回路で増幅された
電圧をデジタルデータに変換するA/D変換器を内蔵し
たマイクロコンピュータである。
【0018】図2はこの発明の実施の形態1の電流検出
装置の電流検出処理を示すフロー図であり、ステップ2
1で増幅回路の出力電圧VoutのA/D変換を行な
い、ステップ22〜24において、Voutがレベル判
定値Vzより小さい時は、Voutをオフセット電圧V
offとし、VoutがVzより大きい時は、Vout
から記憶しているVoffを減算したデータを保護対象
の電流データVcとする。
【0019】図3はこの発明の実施の形態1の電流検出
装置の保護対象の1次電流波形と増幅回路の出力電圧の
一例を示す波形図である。図において、31は保護対象
の1次電流波形、32は増幅回路の出力電圧Vout、
33はオフセット電圧Voff、34はレベル判定値V
zである。VoutがVzより小さい時は、保護対象の
1次電流波形31がオフしている時のVoutをVof
fとして記憶し、保護対象の1次電流波形31がオンし
た時は、VoutがVzよりも大となり、Voutから
前回記憶したVoffを減算したデータをVcとする。
【0020】このような構成により、アナログスイッ
チ、アナログスイッチを駆動する回路、及び校正信号を
生成する回路等を設けずにオフセット電圧を検出するこ
とができ、検出したオフセット電圧を用いて増幅回路の
出力電圧を補正するため、保護対象の電流を精度良く検
出することができる。また、増幅回路の出力電圧をA/
D変換器によりデジタルデータに変換し、デジタルデー
タを演算しているため、より精度良く保護対象の電流を
検出することができる。
【0021】ここで、前記のVzは、モータ等の負荷機
器の無負荷運転条件での通電電流以下に設定すれば良
い。例えば、モータの無負荷電流は通常の運転条件では
定格電流のおよそ30%以上であり、例えばモータの定
格電流の15〜20%をVzとすれば良い。このような
Vzの設定により、増幅回路の出力電圧がオフセット電
圧と保護対象の電流のどちらであるかの判断を精度良く
行うことができる。
【0022】また、図2に示した電流検出処理は繰り返
し実施されるため、VoutがVzよりも大きい場合
に、Voutから減算するVoffは、1回前の1次電
流オフ時のデータを採用すればよい。このように、Vo
ffのデータは随時書き換えられ、最新のVoffの値
を用いてVoutを補正するため、Voffが周囲温度
又は経年変化により変化しても、保護対象の電流を精度
良く検出することができる。
【0023】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2の電流検出装置を示す回路図であり、三相回路への
適用例を示している。図において、41は三相モータ、
42a〜42cは変流器であり、それぞれ、三相回路の
各相の1次電流であるR相電流、S相電流、T相電流を
検出するものである。また、43a〜43cは電流検出
抵抗、44a〜44cはダイオード、45a〜45cは
オペアンプ、46a〜46fは抵抗、47a〜47cは
電流制限抵抗、48はマイクロコンピュータであり、実
施の形態1に示した図1の電流検出回路の3回路分で構
成されている。また、各相の電流検出方法は実施の形態
1と同様である。ここで、図2に示したような電流検出
処理手段を各相毎に設けても良いし、1つの電流検出処
理手段を設け、サンプリング時間間隔毎に切り換えて使
用しても良い。このような構成により、三相回路の各相
の増幅回路のオフセット電圧を検出し、各相の1次電流
値を補正するため、各相の電流値をより精度良く検出す
ることができると共に、三相電流の不平衡率を精度良く
検出することができる。
【0024】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3の電流検出装置を示す回路図であり、実施の形態1
に示した図1の構成に増幅回路のゲインを決定する抵抗
6c、及びゲイン切替えスイッチ9を付加したものであ
る。電流検出方法は実施の形態1と同様である。保護対
象の電流をさらに精度良く検出する必要がある場合に
は、増幅回路の出力電圧がオフセット電圧である場合、
ゲイン切替えスイッチを切り換え、増幅回路のゲインを
大きくして(倍率A)増幅回路の出力電圧を検出し、こ
の検出値を前記大きくしたゲインの倍率Aで除してオフ
セット電圧として記憶し、増幅回路の出力電圧が保護対
象の電流データを含む場合の補正に用いる。このような
構成により、必要に応じて、保護対象の電流をさらに精
度良く検出することができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。第1の
発明に係る電流検出方法は、増幅回路の出力電圧が予め
設定したレベル判定値より小さい場合には、前記増幅回
路の出力電圧をオフセット電圧とし、前記増幅回路の出
力電圧が前記レベル判定値より大きい場合には、前記増
幅回路の出力電圧から前記オフセット電圧を減算して保
護対象の電流を検出するため、アナログスイッチ、アナ
ログスイッチを駆動する回路、及び校正信号を生成する
回路等を設けずにオフセット電圧を検出することができ
ると共に、保護対象の電流を精度良く検出することがで
きる。また、オフセット電圧が周囲温度又は経年変化に
より変化しても、保護対象の電流を精度良く検出するこ
とができる。
【0026】第2の発明に係る電流検出方法は、第1の
発明に係る電流検出方法において、前記レベル判定値を
保護対象の無負荷運転条件での通電電流以下とするた
め、増幅回路の出力電圧がオフセット電圧と1次電流の
どちらであるかの判断を確実に行うことができ、第1の
発明又は第2の発明と同様の効果を奏すると共に、保護
対象の電流をより精度良く検出することができる。
【0027】第3の発明に係る電流検出方法は、第1の
発明又は第2の発明に係る電流検出方法において、前記
増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値よりも小さい場
合に、前記増幅回路のゲインを大きくして(倍率A)前
記増幅回路の出力電圧を検出し、この検出値を前記大き
くしたゲインの倍率Aで除して前記オフセット電圧を求
めるため、オフセット電圧をより精度良く検出すること
ができ、保護対象の電流をさらに精度良く検出すること
ができる。
【0028】第4の発明に係る電流検出装置は、保護対
象からの電流入力手段、前記電流入力手段により入力さ
れた電流を電圧に変換する変換手段、前記変換手段によ
り変換された電圧を増幅する増幅回路、及び前記増幅回
路の出力電圧から保護対象の電流を検出する検出手段、
前記増幅回路の出力電圧と予め設定したレベル判定値と
を比較する比較手段を備え、前記増幅回路の出力電圧が
前記レベル判定値よりも小さい場合には、前記増幅回路
の出力電圧をオフセット電圧とし、前記増幅回路の出力
電圧が前記レベル判定値より大きい場合には、前記増幅
回路の出力電圧から前記オフセット電圧を減算して保護
対象の電流を検出するため、第1の発明と同様の効果を
奏する。
【0029】第5の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明に係る電流検出装置において、前記レベル判定値を
前記保護対象の無負荷運転条件での通電電流以下とする
ため、第2の発明と同様の効果を奏する。
【0030】第6の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明又は第5の発明に係る電流検出装置において、前記
増幅回路のゲインを変更する切り換え手段を備え、前記
増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値よりも小さい場
合に、前記切り換え手段により前記増幅回路のゲインを
大きくして(倍率A)前記増幅回路の出力電圧を検出
し、この検出値を前記大きくしたゲインの倍率Aで除し
て前記オフセット電圧を求めるため、第3の発明と同様
の効果を奏する。
【0031】第7の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明〜第6の発明に係る電流検出装置のいずれかにおい
て、前記保護対象が三相回路を持つ場合に、前記三相回
路の各々に、前記電流入力手段、前記変換手段、前記増
幅回路を備えると共に、少なくとも一つの前記比較手段
を備え、前記検出手段により三相回路の各相の増幅回路
のオフセット電圧を検出し各相の電流を補正するため、
各相の電流を精度良く検出することができると共に、三
相電流の不平衡率を精度良く検出することができる。
【0032】第8の発明に係る電流検出装置は、第4の
発明〜第7の発明に係る電流検出装置のいずれかにおい
て、前記増幅回路の出力電圧をデジタル信号に変換する
A/D変換器を備え、前記A/D変換器により変換され
たデジタル信号を前記検出手段に入力するため、保護対
象の電流をさらに精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電流検出装置を示
す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の電流検出処理を示
すフロー図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の電流検出装置の保
護対象の1次電流波形と増幅回路の出力電圧の一例を示
す波形図である。
【図4】 この発明の実施の形態2の電流検出装置を示
す回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態3の電流検出装置を示
す回路図である。
【図6】 従来の電流検出装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 保護対象の1次導体、2 変流器、3 電流検出抵
抗、4 ダイオード、5 オペアンプ、6a、6b、6
c 抵抗、7 電流制限抵抗、8 マイクロコンピュー
タ、9 切替えスイッチ、31 保護対象の1次電流波
形、32 増幅回路の出力電圧、33 オフセット電
圧、34 レベル判定値、41 三相モータ、42a〜
42c 変流器、43a〜43c 電流検出抵抗、44
a〜44cダイオード、45a〜45c オペアンプ、
46a〜46f 抵抗、47a〜47c 電流制限抵
抗、48 マイクロコンピュータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護対象の電流を電圧に変換し、増幅回
    路により増幅し、前記増幅回路の出力電圧から保護対象
    の電流を検出する電流検出方法において、 前記増幅回路の出力電圧が予め設定したレベル判定値よ
    り小さい場合には、前記増幅回路の出力電圧をオフセッ
    ト電圧とし、 前記増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値より大きい
    場合には、前記増幅回路の出力電圧から前記オフセット
    電圧を減算して保護対象の電流を検出することを特徴と
    する電流検出方法。
  2. 【請求項2】 前記レベル判定値を前記保護対象の無負
    荷運転条件での通電電流以下とすることを特徴とする請
    求項1記載の電流検出方法。
  3. 【請求項3】 前記増幅回路の出力電圧が前記レベル判
    定値よりも小さい場合に、前記増幅回路のゲインを大き
    くして(倍率A)前記増幅回路の出力電圧を検出し、こ
    の検出値を前記大きくしたゲインの倍率Aで除して前記
    オフセット電圧を求めることを特徴とする請求項1又は
    2記載の電流検出方法。
  4. 【請求項4】 保護対象からの電流入力手段、前記電流
    入力手段により入力された電流を電圧に変換する変換手
    段、前記変換手段により変換された電圧を増幅する増幅
    回路、及び前記増幅回路の出力電圧から保護対象の電流
    を検出する検出手段を備えた電流検出装置において、 前記増幅回路の出力電圧と予め設定したレベル判定値と
    を比較する比較手段を備え、 前記増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値よりも小さ
    い場合には、前記増幅回路の出力電圧をオフセット電圧
    とし、 前記増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値より大きい
    場合には、前記増幅回路の出力電圧から前記オフセット
    電圧を減算して保護対象の電流を検出することを特徴と
    する電流検出装置。
  5. 【請求項5】 前記レベル判定値を前記保護対象の無負
    荷運転条件での通電電流以下とすることを特徴とする請
    求項4記載の電流検出装置。
  6. 【請求項6】 前記増幅回路のゲインを変更する切り換
    え手段を備え、 前記増幅回路の出力電圧が前記レベル判定値よりも小さ
    い場合に、前記切り換え手段により前記増幅回路のゲイ
    ンを大きくして(倍率A)前記増幅回路の出力電圧を検
    出し、この検出値を前記大きくしたゲインの倍率Aで除
    して前記オフセット電圧を求めることを特徴とする請求
    項4又は5記載の電流検出装置。
  7. 【請求項7】 前記保護対象が三相の回路を持つ場合
    に、前記三相回路の各々に、前記電流入力手段、前記変
    換手段、前記増幅回路を備えると共に、少なくとも一つ
    の前記比較手段を備えることを特徴とする請求項4〜6
    のいずれかに記載の電流検出装置。
  8. 【請求項8】 前記増幅回路の出力電圧をデジタル信号
    に変換するA/D変換器を備え、前記A/D変換器によ
    り変換されたデジタル信号を前記検出手段に入力するこ
    とを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の電流検
    出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102680766A (zh) * 2012-05-07 2012-09-19 无锡智卓电气有限公司 用于控制保护开关的三相电压采样电路

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