JP5525722B2 - 超電導コイルおよび超電導コイル装置 - Google Patents

超電導コイルおよび超電導コイル装置 Download PDF

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Description

本発明は、超電導テープ線を複数本束ねた導体を巻回して構成される超電導コイルおよび該超電導コイルを複数個備えた超電導コイル装置に関する。
超電導技術の向上に伴い、例えば磁気共鳴画像診断装置(MRI)や、超電導磁気エネルギー貯蔵装置(SMES)、単結晶引き上げ装置などが実用化されている。例えばSMES用途で超電導コイルを使用する場合、電流容量を大きくした高電流密度構成とするために、超電導テープ線を複数本束ねて1つの導体として超電導コイルを構成する場合がある。しかしながら、単純に超電導テープ線を複数本束ねた導体で超電導コイルを製作した場合には、各超電導テープ線のインダクタンスが異なるため、均一な電流を流すことができずに、偏流が生じ、結果として、電流容量が低下し、交流損失が増加してしまう可能性がある。したがって、偏流を防止することにより、電流容量を増加し、かつ交流損失を減らす技術が求められている。これまでに偏流を防止する方法として、ダブルパンケーキ形状の超電導コイル1つを1ユニットとして、複数ユニットと接続する際に超電導テープ線同士の接続位置を変えて転移を行う方法(例えば、特許文献1)や、パンケーキ形状の超電導コイルを複数個積層する際に、超電導テープ線の接続位置を変えて電気的に接続する方法(例えば、特許文献2)などが考案されている。
特開平10−308306号公報 特開2002−184618号公報
しかしながら、超電導テープ線の接続位置を変えて転移を行うことによって各超電導テープ線の長さを均一化するだけでは、各超電導テープ線のインダクタンスは完全には一致せず、超電導テープ線の本数が多くなるほど、偏流が大きくなる欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、超電導テープ線間の偏流を防止し、電流容量を増加させるとともに、交流損失を低減させることを可能にする超電導コイルおよび超電導コイル装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による超電導コイル装置は、超電導テープ線をn本束ねた導体(但し、nは3以上の自然数)を巻回して構成される超電導コイルをn個もしくはその倍数個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つようにnもしくはその倍数配置された超電導コイル装置において、前記n本の超電導テープ線のそれぞれが、個々の超電導コイルの導体内において内周側から数えて1番目からn番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル毎に異なる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、超電導テープ線間の偏流を防止し、電流容量を増加させるとともに、交流損失を低減させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る超電導コイル装置に備えられる複数個の超電導コイルの構成を示す平面図である。図2は、図1に示される複数個の超電導コイルの導体構成を説明するための概念図である。
図1および図2に示されるように、本実施形態に係る超電導コイル装置10は、4本の超電導テープ線1〜4を束ねた導体を巻回して構成される4個の超電導コイル1a,1b,1c,1dを備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置されたものであり、特に、4本の超電導テープ線1〜4のそれぞれが、個々の超電導コイルの導体内において内周側から数えて1番目から4番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル毎に異なる位置に配置されたものとなっている。また、図には示されていないが、超電導テープ線1〜4の間もしくは超電導テープ線1〜4の周囲には、絶縁物が設けられる。
例えば、超電導コイル1aの導体11aにおいては、コイル中心軸12a側(内周側)から、超電導テープ線1,2,3,4がこの順番で配置されている。このとき、最も外周側に配置されているのは、超電導テープ線4である。
一方、超電導コイル1bの導体11bにおいては、上記超電導テープ線4が最もコイル中心軸12b側(内周側)に配置され、続いて、超電導テープ線1,2,3がこの順番で配置されている。このとき、最も外周側に配置されているのは、超電導テープ線3である。
また、超電導コイル1cの導体11cにおいては、上記超電導テープ線3が最もコイル中心軸12c側(内周側)に配置され、続いて、超電導テープ線4,1,2がこの順番で配置されている。このとき、最も外周側に配置されているのは、超電導テープ線2である。
また、超電導コイル1dの導体11dにおいては、上記超電導テープ線2が最もコイル中心軸12d側(内周側)に配置され、続いて、超電導テープ線3,4,1がこの順番で配置されている。
即ち、超電導コイル1aにおいて内周側から数えて1番目から4番目まで連続して配置される4本の超電導テープ線1〜4が他の超電導コイル1b,1c,1dのいずれにおいてもループ状に連続するように配置されている。
このように、第1の実施形態によれば、4個の超電導コイル1a,1b,1c,1dに含まれる4本の超電導テープ線1〜4のそれぞれが、導体内の全ての位置を経験することにより、4本の超電導テープ線1〜4に鎖交する磁束が等しくなり、インダクタンスが等しくなる。この結果、4本の超電導テープ線1〜4に均一な電流が流れることにより、偏流を防止することができ、超電導コイル全体の電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
なお、本実施形態では、超電導テープ線の本数が4本で、超電導コイルの個数が4個である場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、別の本数や個数にて実施することが可能である。
例えば、超電導テープ線をn本束ねた導体(但し、nは2以上の自然数)を巻回して構成される超電導コイルをn個もしくはその倍数個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置された超電導コイル装置において、前記n本の超電導テープ線のそれぞれが、個々の超電導コイルの導体内において内周側から数えて1番目からn番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル毎に異なる位置に配置されたものとしてもよい。
この場合、ある超電導コイルにおいて内周側から数えて1番目からn番目まで連続して配置されるn本の超電導テープ線が他のいずれの超電導コイルにおいてもループ状に連続するように配置することが望ましい。
また、超電導コイル装置を構成するに際し、個々の超電導コイルをトロイダル形状もしくはマルチポール形状に配置することが望ましい。これにより、装置全体として、一層効果的に、偏流を防止するとともに電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、図3および図4を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前述の実施形態と共通する要素には、同一の符号を付している。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る超電導コイル装置に備えられる複数個の超電導コイルの構成を示す平面図である。図4は、図3に示される複数個の超電導コイルの導体構成を説明するための概念図である。
図3および図4に示されるように、本実施形態に係る超電導コイル装置20は、4本の超電導テープ線1〜4を束ねた導体を巻回して構成される2個の超電導コイル2a,2bを備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置されたものであり、特に、4本の超電導テープ線1〜4のそれぞれが、個々の超電導コイルの中心にて軸方向に二分される各超電導コイル部分の導体内において内周側から数えて1番目から4番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル部分毎に異なる位置に配置されたものとなっている。また、図には示されていないが、超電導テープ線1〜4の間もしくは超電導テープ線1〜4の周囲には、絶縁物が設けられる。
例えば、超電導コイル2aの上半分に相当する超電導コイル部分21aの導体11aにおいては、コイル中心軸12e側(内周側)から、超電導テープ線1,2,3,4がこの順番で配置されている。一方、超電導コイル2aの下半分に相当する超電導コイル部分21cの導体11cにおいては、コイル中心軸12e側(内周側)から、超電導テープ線3,4,1,2がこの順番で配置されている。即ち、超電導コイル部分21aにおいて内周側から数えて1,2番目の位置にある超電導テープ線1,2と、3,4番目の位置にある超電導テープ線3,4とが、超電導コイル部分21cにおいては入れ替わって配置されたものとなっている。
また、超電導コイル2bの上半分に相当する超電導コイル部分21bの導体11bにおいては、コイル中心軸12f側(内周側)から、超電導テープ線4,1,2,3がこの順番で配置されている。一方、超電導コイル2bの下半分に相当する超電導コイル部分21dの導体11dにおいては、コイル中心軸12f側(内周側)から、超電導テープ線2,3,4,1がこの順番で配置されている。即ち、超電導コイル部分21bにおいて内周側から数えて1,2番目の位置にある超電導テープ線4,1と、3,4番目の位置にある超電導テープ線2,3とが、超電導コイル部分21dにおいては入れ替わって配置されたものとなっている。
即ち、超電導コイル部分21aにおいて内周側から数えて1番目から4番目まで連続して配置される4本の超電導テープ線1〜4が他の超電導コイル部分21b,21c,21dのいずれにおいてもループ状に連続するように配置されている。
このように、第2の実施形態によれば、4個の超電導コイル部分21a,21b,21c,21dに含まれる4本の超電導テープ線のそれぞれが、導体内の全ての位置を経験することにより、4本の超電導テープ線1〜4に鎖交する磁束が等しくなり、インダクタンスが等しくなる。この結果、4本の超電導テープ線1〜4に均一な電流が流れることにより、偏流を防止することができ、超電導コイル全体の電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
なお、本実施形態では、超電導テープ線の本数が4本で、超電導コイルの個数が2個である場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、別の本数や個数にて実施することが可能である。
例えば、超電導テープ線を2n本束ねた導体(但し、nは2以上の自然数)を巻回して構成される超電導コイルをn個もしくはその倍数個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置された超電導コイル装置において、前記2n本の超電導テープ線のそれぞれが、個々の超電導コイルの中心にて軸方向に二分される各超電導コイル部分の導体内において内周側から数えて1番目から2n番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル部分毎に異なる位置に配置されたものとしてもよい。
この場合、前記二分される各超電導コイル部分のうち、片方の超電導コイル部分の内周側から数えて1番目からn番目までの位置にある超電導テープ線と、n+1番目から2n番目までの位置にある超電導テープ線とが、もう片方の超電導コイル部分においては入れ替わって配置されるようにすることが望ましい。
また、ある超電導コイル部分の導体内において内周側から数えて1番目から2n番目まで連続して配置される2n本の超電導テープ線が他のいずれの超電導コイル部分においてもループ状に連続するように配置することが望ましい。
また、超電導コイル装置を構成するに際し、個々の超電導コイルをトロイダル形状もしくはマルチポール形状に配置することが望ましい。これにより、装置全体として、一層効果的に、偏流を防止するとともに電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
(第3の実施形態)
次に、図5および図6を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、前述の実施形態と共通する要素には、同一の符号を付している。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る超電導コイル装置に備えられる複数個の超電導コイルの構成を示す側面図である。図6は、図5に示される複数個の超電導コイルの導体構成を説明するための概念図である。
図5および図6に示されるように、本実施形態に係る超電導コイル装置30は、4本の超電導テープ線1〜4を束ねた導体を巻回して構成される2個の超電導コイル3a,3bを備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置されたものであり、特に、4本の超電導テープ線1〜4のそれぞれが、個々の超電導コイルの中心にて軸方向に二分される各超電導コイル部分の導体内において内周側から数えて1番目から4番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル部分毎に異なる位置に配置されたものとなっている。また、図には示されていないが、超電導テープ線1〜4の間もしくは超電導テープ線1〜4の周囲には、絶縁物が設けられる。ここまでの構成は、前述の第2の実施形態に係る超電導コイル装置と同様である。
特に、本実施形態では、2個の超電導コイル3a,3bのそれぞれは、1段のパンケーキ形状を有するシングルパンケーキ形超電導コイルを偶数個積層したものとなっている。
例えば、超電導コイル3aの超電導コイル部分31にある個々のシングルパンケーキ形超電導コイルは、コイル中心軸12g側(内周側)から、超電導テープ線1,2,3,4がこの順番で配置された導体11aを有する。一方、超電導コイル3aの超電導コイル部分32を構成する個々のシングルパンケーキ形超電導コイルは、コイル中心軸12g側(内周側)から、超電導テープ線3,4,1,2がこの順番で配置された導体11cを有する。そして、超電導コイル3aの超電導コイル部分33(軸方向中央部)においては、導体11aを有するシングルパンケーキ形超電導コイルと、導体11cを有するシングルパンケーキ形超電導コイルとが隣接しており、この間を境に、超電導テープ線1,2の位置と超電導テープ線3,4の位置とが入れ替わっている。
また、超電導コイル3bの超電導コイル部分34にある個々のシングルパンケーキ形超電導コイルは、コイル中心軸12h側(内周側)から、超電導テープ線4,1,2,3がこの順番で配置された導体11bを有する。一方、超電導コイル3bの超電導コイル部分35を構成する個々のシングルパンケーキ形超電導コイルは、コイル中心軸12h側(内周側)から、超電導テープ線2,3,4,1がこの順番で配置された導体11dを有する。そして、超電導コイル3bの超電導コイル部分36(軸方向中央部)においては、導体11bを有するシングルパンケーキ形超電導コイルと、導体11dを有するシングルパンケーキ形超電導コイルとが隣接しており、この間を境に、超電導テープ線4,1の位置と超電導テープ線2,3の位置とが入れ替わっている。
このように、第3の実施形態によれば、前述の第2の実施形態の効果に加え、同一構造を有するシングルパンケーキ形超電導コイルを偶数個積層することにより、比較的容易に超電導コイル装置を構成することができるという効果が得られる。
なお、本実施形態では、シングルパンケーキ形超電導コイルのみで各超電導コイルを構成する場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異なる種類の超電導コイルを併せて各超電導コイルを構成することも可能である。
例えば、個々の超電導コイルは、軸方向中央部に、2段のパンケーキ形状を有するダブルパンケーキ形超電導コイルを1個含み、前記軸方向中央部以外の部分に、1段のパンケーキ形状を有するシングルパンケーキ形超電導コイルを複数個積層したものを含むように構成してもよい。例えば前述の超電導コイル部分33,36(軸方向中央部)の構造を有するダブルパンケーキ形超電導コイルを事前に用意しておくことにより、一層効果的に超電導コイル装置を構成することができる。
(第4の実施形態)
次に、図7乃至図10を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る超電導コイルの構成を示す側面図である。図8は、図7に示される超電導コイルを矢視Aの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図である。図9は、図7に示される超電導コイルを矢視Bの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図である。図10は、図7乃至図9に示される超電導コイルの最内周上にある渡部から超電導テープ線を1本ずつ外周方向に渡らせる様子を示す斜視図である。
図7乃至図10に示されるように、本実施形態に係る超電導コイル4aは、4本の超電導テープ線1〜4を束ねた導体11eを巻回して構成される超電導コイルであり、巻回方向が互いに異なる2段のパンケーキ形状を有するダブルパンケーキ形超電導コイルとして実現される。
図7中の矢視Aの方向から見える1段分の超電導コイルの最内周上には、図8に示されるように、4本の超電導テープ線1〜4を1本ずつ分離させて外周方向に渡らせるための4個の渡部41a,41b,41c,41d(2段の超電導コイルで共用)を周方向に等間隔に配置し、当該超電導コイルの最外周上に、4個の渡部41a,41b,41c,41dから外周方向に渡らされる4本の超電導テープ線1〜4の巻き終わり部分をそれぞれ固定する4個の固定部42a,42b,42c,42dを周方向に等間隔に配置したものとなっている。例えば、渡部41aで超電導テープ線1を外周方向に渡らせ、渡部41bで超電導テープ線2を外周方向に渡らせ、渡部41cで超電導テープ線3を外周方向に渡らせ、渡部41dで超電導テープ線4を外周方向に渡らせる。そして、超電導テープ線1の巻き終わり部分を固定部42aに固定し、超電導テープ線2の巻き終わり部分を固定部42bに固定し、超電導テープ線3の巻き終わり部分を固定部42cに固定し、超電導テープ線4の巻き終わり部分を固定部42dに固定する。
同様に、図7中の矢視Bの方向から見える1段分の超電導コイルの最内周上に、図9に示されるように、4本の超電導テープ線1〜4を1本ずつ分離させて外周方向に渡らせるための4個の渡部41a,41b,41c,41d(2段の超電導コイルで共用)を周方向に等間隔に配置し、当該超電導コイルの最外周上に、4個の渡部41a,41b,41c,41dから外周方向に渡らされる4本の超電導テープ線1〜4の巻き終わり部分をそれぞれ固定する4個の固定部42a’,42b’,42c’,42d’を周方向に等間隔に配置したものとなっている。例えば、渡部41aで超電導テープ線1を外周方向に渡らせ、渡部41bで超電導テープ線2を外周方向に渡らせ、渡部41cで超電導テープ線3を外周方向に渡らせ、渡部41dで超電導テープ線4を外周方向に渡らせる。そして、超電導テープ線1の巻き終わり部分を固定部42a’に固定し、超電導テープ線2の巻き終わり部分を固定部42b’に固定し、超電導テープ線3の巻き終わり部分を固定部42c’に固定し、超電導テープ線4の巻き終わり部分を固定部42d’に固定する。
なお、図には示されていないが、超電導テープ線1〜4の間もしくは超電導テープ線1〜4の周囲には、絶縁物が設けられる。
また、本実施形態では、4個の渡部41a,41b,41c,41dを2段の超電導コイルで共用する場合を例示しているが、代わりに、共用せず、2段の超電導コイルのそれぞれに4個の渡部を設けるようにしてもよい。
また、このような超電導コイル4aを例えば4個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置された超電導コイル装置を構成するようにしてもよい。
このように、第4の実施形態によれば、超電導コイル4aに含まれる4本の超電導テープ線1〜4のそれぞれを、最内周から最外周へ向けて均等に分散させながら渡らせることにより、4本の超電導テープ線1〜4に鎖交する磁束が等しくなり、インダクタンスが等しくなる。この結果、4本の超電導テープ線1〜4に均一な電流が流れることにより、偏流を防止することができ、超電導コイル全体の電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
なお、本実施形態では、超電導テープ線の本数が4本で、渡部・固定部の個数がそれぞれ4個である場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、別の本数や個数にて実施することが可能である。
例えば、超電導テープ線をn本束ねた導体(但し、nは2以上の自然数)を巻回して構成される偶数段の超電導コイルにおいて、各段の超電導コイルの最内周上に、前記n本の超電導テープ線を1本ずつ分離させて外周方向に渡らせるためのn個の渡部を周方向に等間隔に配置し、当該超電導コイルの最外周上に、前記n個の渡部から外周方向に渡らされるn本の超電導テープ線の巻き終わり部分をそれぞれ固定するn個の固定部を周方向に等間隔に配置したものとしてもよい。
また、このような超電導コイルをn個もしくはその倍数個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置された超電導コイル装置を構成するようにしてもよい。
また、超電導コイル装置を構成するに際し、個々の超電導コイルをトロイダル形状もしくはマルチポール形状に配置することが望ましい。これにより、超電導コイル単体のみならず、装置全体としても、偏流を防止するとともに電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
(第5の実施形態)
次に、図11乃至図14を参照して、本発明の第5の実施形態について説明する。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る超電導コイルの構成を示す側面図である。図12は、図11に示される超電導コイルを矢視Aの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図である。図13は、図11に示される超電導コイルを矢視Bの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図である。図14は、図11乃至図13に示される超電導コイルの最内周上にある渡部から超電導テープ線を2本ずつ互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせる様子を示す斜視図である。
図11乃至図14に示されるように、本実施形態に係る超電導コイル5aは、4本の超電導テープ線1〜4を束ねた導体11fを巻回して構成される超電導コイルであり、巻回方向が互いに異なる2段のパンケーキ形状を有するダブルパンケーキ形超電導コイルとして実現される。
図11中の矢視Aの方向から見える1段分の超電導コイルの最内周上には、図12に示されるように、4本の超電導テープ線1〜4を2本ずつ分離させるとともに当該2本の超電導テープ線を互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせるための2個の渡部51a,51b(2段の超電導コイルで共用)を周方向に等間隔に配置し、当該超電導コイルの最外周上に、2個の渡部51a,51bから外周方向に渡らされる4本の超電導テープ線1〜4の巻き終わり部分を2本ずつ固定する2個の固定部52a,52bを周方向に等間隔に配置したものとなっている。例えば、渡部51aで超電導テープ線1,2を互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせ、渡部51bで超電導テープ線3,4を互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせる。そして、超電導テープ線1,2の巻き終わり部分を固定部52aに固定し、超電導テープ線3,4の巻き終わり部分を固定部52bに固定する。
同様に、図11中の矢視Bの方向から見える1段分の超電導コイルの最内周上に、図13に示されるように、4本の超電導テープ線1〜4を2本ずつ分離させるとともに当該2本の超電導テープ線の位置を入れ替えながら外周方向に渡らせるための2個の渡部51a,51b(2段の超電導コイルで共用)を周方向に等間隔に配置し、当該超電導コイルの最外周上に、2個の渡部51a,51bから外周方向に渡らされる4本の超電導テープ線1〜4の巻き終わり部分を2本ずつ固定する2個の固定部52a’,52b’を周方向に等間隔に配置したものとなっている。例えば、渡部51aで超電導テープ線1,2を互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせ、渡部51bで超電導テープ線3,4を互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせる。そして、超電導テープ線1,2の巻き終わり部分を固定部52a’に固定し、超電導テープ線3,4の巻き終わり部分を固定部52b’に固定する。
なお、図には示されていないが、超電導テープ線1〜4の間もしくは超電導テープ線1〜4の周囲には、絶縁物が設けられる。
また、本実施形態では、2個の渡部51a,51bを2段の超電導コイルで共用する場合を例示しているが、代わりに、共用せず、2段の超電導コイルのそれぞれに2個の渡部を設けるようにしてもよい。
また、このような超電導コイル5aを例えば4個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置された超電導コイル装置を構成するようにしてもよい。
このように、第5の実施形態によれば、超電導コイル5aに含まれる4本の超電導テープ線1〜4を2本ずつ位置を変えながら最内周から最外周へ向けて均等に分散させながら渡らせることにより、4本の超電導テープ線1〜4に鎖交する磁束が等しくなり、インダクタンスが等しくなる。この結果、4本の超電導テープ線1〜4に均一な電流が流れることにより、偏流を防止することができ、超電導コイル全体の電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
なお、本実施形態では、超電導テープ線の本数が4本で、渡部・固定部の個数がそれぞれ2個である場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、別の本数や個数にて実施することが可能である。
例えば、超電導テープ線を2n本束ねた導体(但し、nは2以上の自然数)を巻回して構成される偶数段の超電導コイルにおいて、各段の超電導コイルの最内周上に、前記2n本の超電導テープ線を2本ずつ分離させるとともに当該2本の超電導テープ線を互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせるためのn個の渡部を周方向に等間隔に配置し、当該超電導コイルの最外周上に、前記n個の渡部から外周方向に渡らされる2n本の超電導テープ線の巻き終わり部分を2本ずつ固定するn個の固定部を周方向に等間隔に配置したものとしてもよい。
また、このような超電導コイルをn個もしくはその倍数個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つように配置された超電導コイル装置を構成するようにしてもよい。
また、超電導コイル装置を構成するに際し、個々の超電導コイルをトロイダル形状もしくはマルチポール形状に配置することが望ましい。これにより、超電導コイル単体のみならず、装置全体としても、偏流を防止するとともに電流容量を増加させることが可能となり、さらには交流損失を抑制することができる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る超電導コイル装置に備えられる複数個の超電導コイルの構成を示す平面図。 図1に示される複数個の超電導コイルの導体構成を説明するための概念図。 本発明の第2の実施形態に係る超電導コイル装置に備えられる複数個の超電導コイルの構成を示す平面図。 図3に示される複数個の超電導コイルの導体構成を説明するための概念図。 本発明の第3の実施形態に係る超電導コイル装置に備えられる複数個の超電導コイルの構成を示す側面図。 図5に示される複数個の超電導コイルの導体構成を説明するための概念図。 本発明の第4の実施形態に係る超電導コイルの構成を示す側面図。 図7に示される超電導コイルを矢視Aの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図。 図7に示される超電導コイルを矢視Bの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図。 図7乃至図9に示される超電導コイルの最内周上にある渡部から超電導テープ線を1本ずつ外周方向に渡らせる様子を示す斜視図。 本発明の第5の実施形態に係る超電導コイルの構成を示す側面図。 図11に示される超電導コイルを矢視Aの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図。 図11に示される超電導コイルを矢視Bの方向から見た場合の超電導テープ線の巻回構成を説明するための概念図。 図11乃至図13に示される超電導コイルの最内周上にある渡部から超電導テープ線を2本ずつ互いの位置を入れ替えながら外周方向に渡らせる様子を示す斜視図。
符号の説明
1,2,3,4…超電導テープ線、1a,1b,1c,1d,2a,2b,3a,3b,4a,5a…超電導コイル、10,20,30…超電導コイル装置、11a,11b,11c,11d,11e,11f…導体、12a,12b、12c、12d,12e,12f,12g,12h…コイル中心軸、31,32,33,34,35,36…超電導コイル部分、41a,41b,41c,41d,51a,51b…渡部、42a,42b,42c,42d,42a’,42b’,42c’,42d’,52a,52b,52a’,52b’…固定部。

Claims (9)

  1. 超電導テープ線をn本束ねた導体(但し、nは3以上の自然数)を巻回して構成される超電導コイルをn個もしくはその倍数個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つようにnもしくはその倍数配置された超電導コイル装置において、
    前記n本の超電導テープ線のそれぞれが、個々の超電導コイルの導体内において内周側から数えて1番目からn番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル毎に異なる位置に配置されていることを特徴とする超電導コイル装置。
  2. ある超電導コイルの導体内において内周側から数えて1番目からn番目まで連続して配置されるn本の超電導テープ線が他のいずれの超電導コイルにおいてもループ状に連続して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の超電導コイル装置。
  3. 超電導テープ線を2n本束ねた導体(但し、nは2以上の自然数)を巻回して構成される超電導コイルをn個もしくはその倍数個備え、個々の超電導コイルの中心が同一平面上において等間隔を保つようにnもしくはその倍数配置された超電導コイル装置において、
    前記2n本の超電導テープ線のそれぞれが、個々の超電導コイルの中心にて軸方向に二分される各超電導コイル部分の導体内において内周側から数えて1番目から2n番目までの全ての位置を経験するように超電導コイル部分毎に異なる位置に配置されていることを特徴とする超電導コイル装置。
  4. 個々の超電導コイルは、1段のパンケーキ形状を有するシングルパンケーキ形超電導コイルを偶数個積層したものであることを特徴とする請求項3に記載の超電導コイル装置。
  5. 個々の超電導コイルは、軸方向中央部に、2段のパンケーキ形状を有するダブルパンケーキ形超電導コイルを1個含み、前記軸方向中央部以外の部分に、1段のパンケーキ形状を有するシングルパンケーキ形超電導コイルを複数個積層したものを含んでいることを特徴とする請求項4に記載の超電導コイル装置。
  6. 前記二分される各超電導コイル部分のうち、片方の超電導コイル部分の内周側から数えて1番目からn番目までの位置にある超電導テープ線と、n+1番目から2n番目までの位置にある超電導テープ線とが、もう片方の超電導コイル部分においては入れ替わって配置されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の超電導コイル装置。
  7. ある超電導コイル部分の導体内において内周側から数えて1番目から2n番目まで連続して配置される2n本の超電導テープ線が他のいずれの超電導コイル部分においてもループ状に連続して配置されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の超電導コイル装置。
  8. 個々の超電導テープ線の間もしくは個々の超電導テープ線の周囲に絶縁物を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の超電導コイル装置。
  9. 個々の超電導コイルをトロイダル形状もしくはマルチポール形状に配置したことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の超電導コイル装置。
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