JP4893301B2 - 超電導コイルの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、超電導コイルの製造方法に関し、積層した超電導線をダブルパンケーキコイル形状に巻回した超電導コイルの製造方法に関する
従来、超電導線を巻回した種々の超電導コイルが提供されており、本出願人は、特開平8−298208号公報(特許文献1)において、ダブルパンケーキコイル形状の超電導コイルを提供している。このダブルパンケーキコイル形状の超電導コイルは、超電導線を巻回した2層のコイル部を最内周ターンの渡り部で連続させている。
前記ダブルパンケーキコイル形状の超電導コイルは、1本の超電導線を巻回したものに限らず、積層した複数本の超電導線を巻回する場合もある。
例えば、積層した2本の超電導線を巻回してダブルパンケーキコイル形状の超電導コイルとした場合、一方の超電導線が常に内周側、他方の超電導線が常に外周側に巻回されるため、コイルにおける2本の超電導線のインダクタンス(L)に差が生じる。
コイルに交流を通電したときのコイル抵抗は√(R+ω・L)で表されるが、超電導コイルの場合、R=0であるため、コイル抵抗がインダクタンスに大きく左右される。よって、前記のように超電導線の巻線位置の相違により各コイルのインダクタンスが異なると、各コイルの抵抗に差が生じ、超電導線に偏流が生じやすくなり、交流損失が増大する問題がある。
なお、前記Rは超電導線の抵抗、ωは2πf(fは周波数)を示す。
前記問題を解消するため、複数のダブルパンケーキコイルを接続した超電導コイルにおいて、一方のダブルパンケーキコイルで内周側に巻回された超電導線を他方のダブルパンケーキコイルで外周側に巻回された超電導線と接続すると共に、一方のダブルパンケーキコイルで外周側に巻回された超電導線を他方のダブルパンケーキコイルで内周側に巻回された超電導線と接続する方法がある。即ち、ダブルパンケーキコイル同士の接続部分で超電導線を転移させ、積層した超電導線によりそれぞれ形成された各コイルのインダクタンスを均一にして偏流の発生を防止している。
しかしながら、この方法では、ダブルパンケーキコイルの個数を自由に設定することができず、また、積層する超電導線の本数が増加するに伴ってダブルパンケーキコイルの個数も増加してしまう問題がある。
特開平8−298208号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、積層した複数本の超電導線をダブルパンケーキコイル形状に巻回した超電導コイルにおいて、1つのダブルパンケーキコイルで交流通電時の偏流の発生を防止して交流損失を低減できる製造方法を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、状の複数本の超電導線を積層して巻回して、ダブルパンケーキコイルの第1層のコイル部と第2層のコイル部が形成されていると共に、第1層と第2層のコイル部の超電導線を連続している最内周ターンの渡り部において、内周側の超電導線と外周側の超電導線が転移されている超電導コイルの製造方法であって、
複数のサプライリールに巻回された超電導線を所要長さ分だけ寄せ巻きリールにシングルパンケーキコイル形状にそれぞれ巻回し、
前記サプライリールに巻回された残りの超電導線を重ね合わせて積層した状態で巻枠にシングルパンケーキコイル形状に巻回して第1層のコイル部を形成し、
前記寄せ巻きリールに巻回した超電導線を前記巻枠に巻回する際に、前記第1層のコイル部の内周側の超電導線と外周側の超電導線を転移させて積層し、該積層した超電導線をシングルパンケーキコイル形状に巻回して第2層のコイル部を形成してダブルパンケーキコイル形状としていることを特徴とする超電導コイルの製造方法を提供している。
前記製造方法で製造した超電導コイルによれば、前記ダブルパンケーキコイルの渡り部において、積層された内周側の超電導線と外周側の超電導線を転移して積層位置を逆転させているため、第1層のコイル部で内周側に積層されている超電導線は第2層のコイル部で外周側に積層され、第1層のコイル部で外周側に積層されている超電導線は第2層のコイル部で内周側に積層される。このように、各超電導線の巻線位置の偏りを1つのダブルパンケーキコイル内で解消することにより、積層した超電導線でそれぞれ形成したコイルのインダクタンスを均一にしている。これにより、各コイルの交流通電時のコイル抵抗を均一にでき、超電導線ごとに通電量が異なる偏流の発生を防止して、交流損失を低減することができる。
また、1つのダブルパンケーキコイル内で積層した超電導線を転移させているため、1つのダブルパンケーキコイルで偏流の発生を防止して交流損失を低減でき、接続するダブルパンケーキコイルの個数を自由に設定することができる。
2本の超電導線を積層して巻回する場合、第1超電導線と第2超電導線の2本の超電導線が積層されて巻回され、前記渡り部において、第1超電導線と第2超電導線の内外位置が転移され、
前記第1層のコイル部では第1超電導線が内周側、第2超電導線が外周側とされると共に、前記第2層のコイル部では第1超電導線が外周側、第2超電導線が内周側とされている。
また、3本の超電導線を積層して巻回する場合、第1、第2、第3超電導線からなる3本の超電導線が積層されて巻回され、前記渡り部において、中間位置に積層する前記第3超電導線を挟んで第1超電導線と第2超電導線の内外位置が転移され、
前記第1層のコイル部では前記第3超電導線を中間位置として第1超電導線が内周側、第2超電導線が外周側とされると共に、前記第2層のコイル部では前記第3超電導線を中間位置として第1超電導線が外周側、第2超電導線が内周側とされている。
このように、3本の超電導線を積層して巻回する場合、中間位置の第3超電導線は常に中間位置に積層される一方、第1層のコイル部で中間位置の第3超電導線の内周側に積層されている第1超電導線は第2層のコイル部で中間位置の第3超電導線の外周側に積層され、第1層のコイル部で中間位置の第3超電導線の外周側に積層されている第2超電導線は第2層のコイル部で中間位置の第3超電導線の内周側に積層されている。これにより、3本の超電導線を積層して巻回した場合にも、3本の超電導線でそれぞれ形成されたコイルのインダクタンスを略均一にすることができる。
また、3本の超電導線を積層した場合であっても、超電導線を転移する際には、外周側と内周側の超電導線を中間位置の1本の超電導線を乗り越えさせるだけでよいため、超電導線を転移させた位置で超電導線が大きく捻れることがなく、超電導線の損傷を防止することができる。
本発明の製造方法によれば、一方のコイル部を形成した後、他方のコイル部の形成に移行する際に、内周側の超電導線と外周側の超電導線を転移させて積層し、この転移させて積層した超電導線を巻回して他方のコイル部を形成するだけで、超電導線の巻線位置の偏りを防止することができる。これにより、複数本の超電導線でそれぞれ形成されたコイルのインダクタンスを均一として、偏流の発生を防止した超電導コイルを形成することができる。
前記本発明の方法で製造した超電導コイルを備えた超電導機器としては、モータ、発電機、変圧器、超電導電力貯蔵装置(SMES)、限流器等が挙げられる。
前述したように、本発明の製造方法により製造するダブルパンケーキコイル形状の超電導コイルでは、ダブルパンケーキコイルの渡り部において、積層された内周側の超電導線と外周側の超電導線を転移して積層位置を逆転させているため、1つのダブルパンケーキコイルで超電導線の巻線位置の偏りを解消することができる。これにより、複数本の超電導線でそれぞれ形成されたコイルのインダクタンスを均一にして、各コイルの交流通電時のコイル抵抗を均一にでき、超電導線ごとに通電量が異なる偏流の発生を防止して、交流損失を低減することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図8に、本発明の第1実施形態を示す。
本実施形態の超電導コイル10は、2本の帯状の第1超電導線11Aと第2超電導線11Bを重ね合わせて積層した状態で円筒状の巻枠(図示せず)に巻回しており、上下に積層した第1層のコイル部10aと第2層のコイル部10bの2層からなるダブルパンケーキコイル形状としている。
前記第1層のコイル部10aと第2層のコイル部10bとは、第1層のコイル部10aの最内周の第1、第2超電導線11A、11Bと第2層のコイル部10bの最内周の第1、第2超電導線11A、11Bとを斜めに延びる渡り部10cの第1、第2超電導線11A、11Bでそれぞれ連続させている。
なお、第1、第2超電導線11A、11Bはビスマス系超電導線材にポリイミドテープをラッピングして絶縁被覆層を設けており、積層した第1、第2超電導線11Aと11Bを互いに絶縁している。
前記積層した2本の第1、第2超電導線11A、11Bは、前記渡り部10cで積層位置を転移している。
詳細には、図2に示すように、第1超電導線11Aの渡り部と第2超電導線11Bの渡り部は超電導コイル10の周方向にずらして設けており、上層の第1層のコイル部10aで外周側に積層されている第2超電導線11Bが内周側に積層されている第1超電導線11Aを渡り部10cで内周側へ乗り越え、下層の第2層のコイル部10bでは内周側に積層されている。
逆に、上層の第1層のコイル部10aで内周側に積層されている第1超電導線11Aが外周側に積層されている第2超電導線11Bを渡り部10cで外周側へ乗り越え、下層の第2層のコイル部10bでは外周側に積層されている。
また、外周面に位置する第1、第2超電導線11A、11Bの端末11aでは、絶縁被覆層を剥離して超電導線材を露出させて端子(図示せず)を取り付けており、巻回した超電導線11の外周面にプリプレグテープ(図示せず)を5周程度巻き付けて、超電導線11の巻回状態を保持している。
次に、超電導コイル10の製造装置20および該製造装置20を用いた超電導コイル10の製造方法について説明する。
超電導コイルの製造装置20は、図3に示すように、超電導線供給部21と超電導線巻取部22からなる。
超電導線供給部21は、スタンド23と、該スタンド23で回転自在に支持されたリール保持部24と、該リール保持部24を回転させるサーボモータ25をそれぞれ2組備えている。
一方、超電導線巻取部22は、スタンド26と、該スタンド26で回転自在に支持されたリール保持部27と、該リール保持部27を回転させるサーボモータ28を1組み備えている。
まず、図4に示すように、超電導線供給部21のリール保持部24A、24Bに第1、第2超電導線11A、11Bを巻き付けたサプライリール30A、30Bを取り付ける。サプライリール30A、30Bはリール保持部24A、24Bの軸線方向に互いにずらして配置している。
一方、超電導線巻取部22のリール保持部27に2つの寄せ巻きリール31A、31Bと1つの巻枠32を取り付ける。
次いで、サプライリール30A、30Bから第1、第2超電導線11A、11Bをそれぞれ巻き戻し、この巻き戻した第1、第2超電導線11A、11Bの端部を寄せ巻きリール31A、31Bにそれぞれ固定する。次いで、サーボモータ25、28を稼動させて、リール保持部24A、24B、27を回転させ、図5に示すように、第1、第2超電導線11A、11Bを略半分の長さだけサプライリール30A、30Bから寄せ巻きリール31A、31Bに巻き取って、寄せ巻き体33A、33Bを形成する。
次いで、図6に示すように、第1超電導線11Aと第2超電導線11Bの渡り部10cに近接する部分を、第1超電導線11Aが下層、第2超電導線11Bが上層となるように重ね合わせ、この重ね合わせた部分を巻き枠32に固定し、さらに、超電導線11A、11Bを巻き付けたサプライリール30A、30Bを巻き枠32と対向する位置へ移動させる。このとき、サプライリール30Aと30B同士も対向する位置に配置する。
次いで、サプライリール30A、30Bに巻き付けられた残りの第1、第2超電導線11A、11Bを、第1超電導線11Aが内周側、第2超電導線11Bが外周側となるように重ね合わせながら、サーボモータ25、28を稼動させて、リール保持部24A、24B、27を回転させ、図7に示すように、残りの第1、第2超電導線11A、11Bをサプライリール30A、30Bから巻枠32に巻き取り、第1層のコイル部10aを形成する。
次いで、第1層のコイル部10aの最外周側となる第1、第2超電導線11A、11Bの端末11aの絶縁被覆層を剥離して露出させた超電導線材に端子を取り付け、プリプレグテープを巻き付けて形状保持する。
次いで、図8に示すように、第1、第2超電導線11A、11Bを全て巻き戻したサプライリール30A、30Bをリール保持部24A、24Bから取り外すと共に、第1、第2超電導線11A、11Bを巻き付けた寄せ巻き体33A、33Bを一方のリール保持部27から取り外して他方のリール保持部24A、24Bにそれぞれ取り付ける。このとき、寄せ巻き体33A、33Bを巻き枠32と対向する位置に配置しており、寄せ巻き体33Aと33B同士も対向する位置に配置する。
このように、寄せ巻き体33A、33Bをリール保持部24A、24Bに取り付ける際に、第1層のコイル部10aで内周側に配置されている第1超電導線11Aと外周側に配置されている第2超電導線11Bを、渡り部10cで転移させ、第2超電導線11Bが内周側、第1超電導線11Bが外周側となるように重ね合わせる。
次いで、サーボモータ25、28によりリール保持部24A、24B、27を前記と反対方向に回転させ、寄せ巻き体33A、33Bの第1、第2超電導線11A、11Bを巻枠32の第1層のコイル部10aに隣接する位置に巻き取り、第2層のコイル部10bを形成する。
最後に、第2層のコイル部10bの最外周側となる第1、第2超電導線11A、11Bの端末の絶縁被覆層を剥離して露出させた超電導線材に端子を取り付け、プリプレグテープを巻き付けて形状保持し、ダブルパンケーキコイル形状の超電導コイル10としている。
前記製造方法で製造したダブルパンケーキコイル形状の超電導コイル10によれば、ダブルパンケーキコイルの渡り部10cにおいて、積層された内周側の超電導線と外周側の超電導線を転移して積層位置を逆転させているため、第1層のコイル部10aで内周側に積層されている第1超電導線11Aは第2層のコイル部10bで外周側に積層され、第1層のコイル部10aで外周側に積層されている第2超電導線11Bは第2層のコイル部10bで内周側に積層される。これにより、2本の第1、第2超電導線11A、11Bの巻線位置の偏りを解消し、第1、第2超電導線11A、11Bでそれぞれ形成したコイルのインダクタンスを均一にして、各コイルの交流通電時のコイル抵抗を均一にでき、第1、第2超電導線11A、11Bごとに通電量が異なる偏流の発生を防止して、交流損失を低減することができる。
図9に、本発明の製造方法で製造した超電導コイルの第2実施形態を示す。
本実施形態では、3本の超電導線11A、11B、11Cを重ね合わせた状態で巻回し、ダブルパンケーキコイル形状の超電導コイル10を形成している。
第1層のコイル部10aで内周側に積層された第1超電導線11Aを、渡り部10cにおいて、中間位置の第3超電導線11Cの外周側に乗り越えさせて転移させ、第2層のコイル部10bでは中間位置の第3超電導線11Cの外周側に積層して巻回している。
一方、第1層のコイル部10aで外周側に積層された第2超電導線11Bを、渡り部10cにおいて、中間位置の第3超電導線11Cの内周側に乗り越えさせて転移させ、第2層のコイル部10bでは中間位置の第3超電導線11Cの内周側に積層して巻回している。
即ち、第1層のコイル部10aと第2層のコイル部10bとで、第1超電導線11Aと第2超電導線11Bの積層位置を中間位置の第3超電導線11Cを挟んで逆転させている。
本実施形態の超電導コイルも第1実施形態と同様の方法により形成している。
即ち、超電導線をそれぞれ巻き付けた3つのサプライリールからそれぞれ寄せ巻き体33を作成した後、3本の超電導線11A〜11Cを重ね合わせて巻回して第1層のコイル部10aを作製する。
次いで、渡り部10cで第1超電導線11Aと第2超電導線11Bを転移させた後、3つの寄せ巻き体33の超電導線11A〜11Cを重ね合わせて巻回して第2層のコイル部10bを作製してダブルパンケーキコイル形状の超電導コイルを作製している。
前記構成によれば、3本の超電導線を重ね合わせて巻回した場合でも、渡り部10cで第1超電導線11Aと第2超電導線11Bを転移させて巻線位置の偏りをなくすと共に、中間位置の第3超電導線11Cを常に中間位置に積層して巻回することにより、3本の超電導線11A、11B、11Cでそれぞれ形成したコイルのインダクタンスを近づけて、偏流の発生を防止することができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
前記本発明の製造方法で製造する超電導コイルの実施の形態はすべての点で例示であって、これら実施形態に限定されず、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の製造方法で製造する超電導コイルは、自動車等の駆動用モータや、その他発電機、変圧器、超電導電力貯蔵装置(SMES)等の超電導機器に用いられるものである。
本発明の第1実施形態の超電導コイルを示す図面である。 超電導コイルの渡り部を示す図面である。 超電導コイルの製造装置を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 超電導コイルの製造装置にサプライリール、寄せ巻きリールおよび巻枠を取り付けた状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 寄せ巻き体を作製した状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 超電導コイルの第1層のコイル部を作製する前の状態を示す図面である。 超電導コイルの第1層のコイル部を作製した状態を示す図面である。 超電導コイルの第2層のコイル部を作製する前の状態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。 第2実施形態の超電導コイルの渡り部を示す図面である。
符号の説明
10 超電導コイル
10a 第1層のコイル部
10b 第2層のコイル部
10c 渡り部
11A 第1超電導線
11B 第2超電導線
11C 第3超電導線
20 超電導コイルの製造装置
30A、30B サプライリール
31A、31B 寄せ巻きリール
32 巻枠
33A、33B 寄せ巻き体

Claims (1)

  1. 状の複数本の超電導線を積層して巻回して、ダブルパンケーキコイルの第1層のコイル部と第2層のコイル部が形成されていると共に、第1層と第2層のコイル部の超電導線を連続している最内周ターンの渡り部において、内周側の超電導線と外周側の超電導線が転移されている超電導コイルの製造方法であって、
    複数のサプライリールに巻回された超電導線を所要長さ分だけ寄せ巻きリールにシングルパンケーキコイル形状にそれぞれ巻回し、
    前記サプライリールに巻回された残りの超電導線を重ね合わせて積層した状態で巻枠にシングルパンケーキコイル形状に巻回して第1層のコイル部を形成し、
    前記寄せ巻きリールに巻回した超電導線を前記巻枠に巻回する際に、前記第1層のコイル部の内周側の超電導線と外周側の超電導線を転移させて積層し、該積層した超電導線をシングルパンケーキコイル形状に巻回して第2層のコイル部を形成してダブルパンケーキコイル形状としていることを特徴とする超電導コイルの製造方法
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