JP5525129B2 - 汚れ除去液および汚れ除去方法 - Google Patents

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Description

本発明は、歩道や物品等の表面に付着した汚れを除去する汚れ除去液及び汚れ除去方法に関し、より詳細には、歩道や物品等の表面に付着したチューインガム等を除去する除去液及び汚れ除去方法に関する。
近年、社会の公衆道徳の低下や、社会への漠然とした不満等の複合的な要因により、ゴミが歩道等上にまき散らされている。そのなかでも、噛まれた後のチューインガム以外のゴミ類は、容易に清掃できる。しかし、噛まれた後のチューインガムは、粘着性が有るため、歩道等上に付着して残り、軟らかいうちは歩行者の靴裏に付着し、また、時間の経過とともに、歩道等上で踏まれ、また直射日光にさらされて、そのまま変性固化して、表面に埃等が付き、次第に真っ黒い点に変化する。
このように歩道等に付着固化したチューインガムを除去するには、清掃者がかがんでヘラ等で剥がしていた。しかし、このようなガム剥がし作業に際して、作業者は、かがんだ状態で連続して作業する必要があり、重労働となるため、全ての歩道に対して、ガム剥がしを行うことが困難となっていた。そして、このようなチューインガムを短時間で溶解する溶剤があれば、ガム剥がしという力仕事を軽減できると考えられている。
また、従来から物品の表面に付着したチューインガム等の汚れを除去するものが、下記の通り市販されている。例えば、株式会社サンオレンジから販売されているガム取り用洗剤は、柑橘類の皮の成分であるリモネンを主成分とする。また、株式会社アサヒペンから販売されているガム取りは、リモネン等の天然オイル、界面活性剤、水などを含む。このガム取りの使用説明には、ジュータン・カーペット、皮革製品、その他布地、毛髪、床面にこびりついたチューインガムの除去が用途として記載されている。
さらに、米国Orange−Sol. Inc.により製造されて、輸入されている剥離剤「ディゾビットゴールド(De−Solv−it)」(商標)は、オレンジオイル、高精製ミネラルオイル、アロエベラ、ラノリン、保湿剤を含む。この剥離剤の使用説明には、粘着テープ、チューインガム、口紅、オイル他に適用できることが記載されている。
チューインガムの除去に関する特許として、以下説明する特許文献1及び2が提案されている。特許文献1には、チューインガムかすの除去のためのクリーニング剤が開示されている。このクリーニング剤は、蒸気補助の下で使用されるものであり、リン酸塩化合物、アニオン界面活性剤、無極の有機溶媒、乳化剤等を含む。さらに、特許文献2には、チューインガムの除去液が開示されており、へプタメチル−n−オクチルトリシロキサンといった変性シリコーン、界面活性剤、水を含む。
特表平2003−535164号公報 特開2005−179406号公報
上記市販品は、室内や服等に付着した直後のチューインガムを除去するものであり、時間がたって変性固化したチューインガムを溶解するには十分なものでない。なお、上記サンオレンジ社の製品は、アスファルトを溶解させるほど強力な溶液であり、環境面から考えるとこのような強力な溶液を含む廃液を、下水に流した場合に問題が生じるおそれがある。さらに、この製品は、元々下水管や便器の清掃溶液として開発されたものであり、人間が手で扱うことを想定していないため、作業者の手などの皮膚へのダメージがないとは言い切れない。
一方、特許文献1に記載のクリーニング剤は、あくまで蒸気補助の下で使用されるもので、作業除去に蒸気発生装置が必須となり、簡便性や移動性に欠ける。さらに、特許文献2に記載の除去液は、変性シリコーンという高価な物質を用いるため、広く清掃に用いるには費用の点からも困難である。
なお、歩道の材料としては、他の都市部においても同様と思われるが、東京都新宿区においては、約70%がアスファルト、約20%が浸透性が高いリサイクルブロック(浸透性レンガ)、残りの約10%が人造石や天然石等の石製である。しかし、上記市販品では、これらの全て歩道の材料を傷めることなく、チューインガムを十分に短時間で溶解することができるものは、存在していなかった。
そこで、本発明は、歩道や物品等の表面に付着固化したチューインガム等の汚れを効果的に除去し、且つ清掃面を傷めることなく、自然や人体への影響が少なく、環境に優しく街の環境を美化に貢献することができる汚れ除去液及び汚れ除去方法の提案を目的とする。
なお、チューインガム等の汚れに対する溶解度が高すぎると、溶解した汚れ成分が人造石や天然石等に浸透してシミとなって残るおそれがある。そこで、本発明は、チューインガム等の汚れを溶解しつつ、溶解した汚れ成分が浸透してシミにならない程度の溶解能力を備える汚れ除去液及び汚れ除去方法の提案を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の汚れ除去液は、極性溶媒と、非極性溶媒と、界面活性剤とを含む汚れ除去液であって、前記極性溶媒は、グリコール系溶媒、グリコールモノアルキルエーテル系溶媒、グリコールモノエステル系溶媒、グリコールジアルキルエーテル系溶媒、グリコールモノアルキルエーテルエステル系溶媒、グリコールジエステル系溶媒を含むグループから選択された一つの溶媒または複数の溶媒の混合物である。また、前記非極性溶媒は、ケロシンなどを用いることができる。
前記極性溶媒は、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコール、ブチレングリコールモノメチルエーテルを含むグループから選択された一つの溶媒または複数の溶媒の混合物である。前記非極性溶媒は、常温で液体の炭化水素である。前記汚れ除去液は、汚れ成分の溶解を助けるために、親水性及び疎水性を有する第1の溶解助剤をさらに含み、前記第1の溶解助剤は、二重結合を有する構造を備える。
前記汚れ除去液において、前記第1の溶解助剤は、テルピネオールである。前記汚れ除去液において、汚れ成分の溶解を助けるために、親水性を有さず疎水性を有する第2の溶解助剤をさらに含む。前記汚れ除去液において、前記第2の溶解助剤は、二重結合を有する構造を備える。前記汚れ除去液において、前記第2の溶解助剤は、リモネンまたはオレンジオイルである。
前記汚れ除去液において、25〜75容量部の前記極性溶媒と、15〜45容量部の前記非極性溶媒と、1〜5容量部の前記界面活性剤と、を含む。前記汚れ除去液において、9〜27容量部の親水性及び疎水性を有する第1の溶解助剤をさらに含む。前記汚れ除去液において、1〜3容量部の親水性を有さず疎水性を有する第2の溶解助剤をさらに含む。
さらに、本発明の汚れ除去液は、極性溶媒と、非極性溶媒と、界面活性剤と、溶解助剤とを含む汚れ除去液であって、16〜80容量部の前記極性溶媒であるグリコール類と、16〜80容量部の前記非極性溶媒である炭化水素類と、6〜30容量部の前記溶解助剤である高級アルコール類と、2〜4容量部の前記界面活性剤と、を含む。前記汚れ除去液において、前記グリコール類は、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコール、ブチレングリコールモノメチルエーテルを含むグループから選択された一つの溶媒または複数の溶媒の混合物である。
前記汚れ除去液を用いる汚れ除去方法であって、前記汚れ除去液を汚れが付着した清掃面に与える工程と、前記汚れ除去液が与れられた前記汚れをこすって除去する工程と、前記こすられた前記清掃面を水で洗浄または拭い取る工程と、を含む。
なお、前記極性溶媒は、沸点が150℃〜250℃のものが好ましい。さらに、前記極性溶媒は、引火点が80℃以上であるものが好ましい。
本発明に係る汚れ除去液及び汚れ除去方法によれば、歩道や床等に使用される天然石及び人造石の上に付着固化したチューインガム等の汚れを効果的に除去することができ、且つ清掃面を傷めることなく、自然や人体への影響が少なく、環境に優しく街や屋内の環境を美化に貢献することができる。
本発明の汚れ除去液に関する実施の形態を説明する。本発明の汚れ除去液は、以下の基本方針(1)〜(6)の下で、成分を選択した。
(1)環境に負荷の係らない溶剤は、水(HO)以外に存在しないことを踏まえて、可能な限り毒性の少ない溶剤を組み合わせた。特に、人体への安全のために、環境ホルモン等の性質を帯びやすい芳香族炭化水素および芳香環を持つ溶剤を完全に避けた。
(2)したがって、家庭用食器洗剤等の一般家庭で使用されているものを優先的に選んだ。
(3)作業の安全面から引火点の高いもの(少なくとも80℃以上が好ましい)を第1成分(主成分)に選んだ。
(4)一般的に、チューインガムは、植物性樹脂(天然チクル)や酢酸ビニル樹脂等からなるガムベースと、砂糖やキシリトールからなる甘味料と、ガムベースを適切な程度に軟化させる軟化材と、香料とから構成されている。このように、チューインガムは、種々の物性の異なる複数の素材からなる複合材料である。即ち、チューインガムには、非常に脂溶性が強く炭化水素でなければ溶解しない複数の成分と、極性溶媒に良く溶解する複数の成分と、が配合されている。したがって、それぞれの成分に対応した溶剤を選択して組み合わせた。
(5)最後に、汚れ除去後に、清掃面を水で洗浄する作業を行うので、脂溶性成分ならびに溶剤が水に可溶化するように界面活性剤を加えた。
(6)清掃作業者が気持ちよく作業できるように、匂いと色に配慮して、香料や色素を適宜加えた。
上記のような方針に基づき、本発明の汚れ除去液を、次に示すような、極性溶媒と、非極性溶媒と、界面活性剤と、溶解助剤と、から構成した。
極性溶媒としては、親水性プロトン性溶媒および親水性非プロトン性溶媒を用いることができる。好ましい極性溶媒としてはグリコール類であり、より具体的には、グリコール系溶媒(一般式H−(OCHCH−OH、nは1以上の自然数である。)、グリコールモノアルキルエーテル系溶媒(一般式H−(OCHCH−OR、nは1以上の自然数であり、Rは任意のアルキル基である。)、グリコールモノエステル系溶媒(一般式H−(OCHCH−OCOR、nは1以上の自然数であり、Rは任意のアルキル基である。)、グリコールジアルキルエーテル系溶媒(一般式:R−(OCHCH−OR’、nは1以上の自然数であり、R、R’は、任意のアルキル基である。)、グリコールモノアルキルエーテルエステル系溶媒(一般式:R−(OCHCH−OCOR’、nは1以上の自然数であり、R、R’は、任意のアルキル基である。)、グリコールジエステル(一般式:RCO−(OCHCH−OCOR’、nは1以上の自然数であり、R、R’は、任意のアルキル基である。)に含まれるグループから、適切な引火点および沸点を有する一つの溶媒または複数の溶媒の混合物を選択して用いることができる。
より好ましい極性溶媒としては、ジエチレングリコールモノアルキルエーテルであり、特に好ましい極性溶媒としては、ジエチレングリコールモノエチルエーテルである。しかし、極性溶媒は、これらに限定されず、沸点が150〜250℃、好ましくは200℃前後で、引火点(開放系)が、80℃以上、好ましくは90℃以上であれば、他の任意の極性溶媒を用いても良い。なお、後述する溶解助剤は、引火点が低く(リモネンでは密閉系で45℃)、低温で引火する可能性があるが、これをグリコール類といった極性溶媒に溶解すると全体として引火点が上昇して燃えにくくなる。
また、より好ましい極性溶媒としては、エチレングリコール類では、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジアセテートであり、ジエチレングリコール類では、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテルであり、プロピレングリコール類では、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテルであり、ジプロピレングリコール類では、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテルであり、トリプロピレングリコール類では、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテルであり、ブチレングリコール類では、ブチレングリコールモノエチルエーテル、ブチレングリコールモノメチルエーテルアセテートである。また、特に好ましい極性溶媒としては、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコール、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコール、ブチレングリコールモノメチルエーテルである。なお、作業時の安全性向上を目的として、ジエチレングリコールモノエチルエーテルと比較して、あまりにも高い沸点や引火点を有する極性溶媒を選ぶと、汚れ除去後に、当該溶媒が蒸発しにくくなり、清掃面に残ってシミとなるため好ましくない。
また、非極性溶媒としては、本発明の汚れ除去液による作業容易性の点から、通常の外気温(例えば、0℃〜50℃)で液体の炭化水素を用いることが好ましい。このような炭化水素としては、ケロシン(灯油)が好適であるが、常温(10℃〜40℃)で液体であって、沸点が150〜200℃、引火点(開放式)が35℃以上、好ましくは引火点(開放式)が40℃以上の任意の炭化水素を用いることができる。なお、作業時の安全性向上を目的として、ケロシンと比較してあまりにも高い沸点および引火点を有する炭化水素を選ぶと、汚れ除去後に蒸発しにくくなり、当該炭化水素が清掃面に残ってシミとなるため好ましくない。また、炭化水素は、二重結合を有する不飽和炭化水素でもよく、環状の炭化水素を含んでもよい。
界面活性剤として、市販の台所用洗剤または医療用洗剤を用いることができ、入手可能なものであれば特に限定されない。
溶解助剤としては、親水性及び疎水性を有する第1の溶解助剤、親水性を有さずに疎水性を有する第2の溶解助剤を適宜混合して用いると、チューインガムに含まれる複合成分の溶解に効果的である。第1の溶解助剤として、好ましくは、中鎖アルカノール(例えば、炭素数としては、8〜12、好ましくは炭素数10前後)や、二重結合を有する環状構造を含むアルコールを用いることができ、より好ましくは、ライラックの芳香を有するデカノールや、テルピネオール等の高級アルコールを用いることができる。また、第2の溶解助剤としては、二重結合を有する環状構造を含む炭化水素を用いることができ、好ましくはレモンの芳香を有するリモネン等を用いることができる。第1および第2の溶解助剤は、これらに限定されず、常温で液体であり、適切な引火点および沸点を備えていればこれらに限定されない。なお、テルピネオール、リモネンはいわゆる「植物精油」に含まれている。したがって、テルピネオール、リモネン等を含む「植物精油」を、そのまま上記溶解助剤として、加えてもよい。テルピネオール、リモネンが含まれる植物としては、ユーカリ、杉、オレンジ等である。
後述のチューインガム取り実験を通じて、チューインガム取りの清掃現場における評価を行った。その結果、以下の事実が判明した。
(1)チューインガムに対する溶解力があまりに強いものを選択すると、チューインガムが溶解して、歩道等の非清掃面の微細なひびに浸透し、結果として、清掃後にシミとなって残る。
(2)一方、チューインガムに対する溶解力があまりに弱いものを選択すると、チューインガムの除去に時間がかかり除去が困難になる。
(3)安全性を考慮して引火点をあまりに高い溶剤を選ぶと、溶剤の蒸気圧が低くなって、蒸発しにくくなるため、チューインガムの除去後に溶剤がシミとなって残る。したがって、作業後、ある程度の時間が経過した後に、蒸発するものを選択する必要がある。または、グリコール類等の溶剤は蒸発しにくいが、蒸発しにくくても洗浄水や雨水等に溶けて流れ落とせるものを選択することもできる。
さらに、本発明に係る汚れ除去液は、グリコール類、炭化水素類、高級アルコール類、界面活性剤の4つのカテゴリーに分離される溶剤を所定の組成で組み合わせる事で、有効に、市井のガムやペイント類による落書き除去、油性汚れが付着した大理石等の建物床や衣服から汚れの除去ができる。また、混合する割合は、グリコール類を30〜70容量%、炭化水素類を30〜70容量%、高級アルコール類を10〜30容量%、界面活性剤を2〜8容量%とすることができる。
特に重要なのは、プロピレングリコール系とブチレングリコール系であり、これらは、エチレングリコール系に比べてさらに毒性が低いため、屋内での使用に際してより適切である。
本発明の実施例1として、表1及び表2に組成を示す番号A1〜A17の試料を作成した。表1および表2中の界面活性剤以外の各成分は、全て和光純薬工業株式会社から購入したものを用いた。なお、界面活性剤は、薬局やスーパーマーケットや化成品メーカから購入したものを用いた。
Figure 0005525129
Figure 0005525129
表1及び表2において、特記しない限り全て容量(ml)である。表中、数字に付けられた「g」は、重量でありグラムを意味する。以下、表に記載された成分を説明する。
*1で示すものは、ジエチレングリコールモノエチルエーテル(2−(2−Ethoxyethoxy)ethanol)である。このジエチレングリコールモノエチルエーテルは、ヒドロキシル基(OH基)を有するプロトン性溶媒であり、疎水性及び親水性を備えており、水とよく混合し、沸点202℃、引火点(開放系)が96℃である。*2で示すものは、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテール(2−(2−Butoxyethoxy)ethyl Acetate)である。ケロシン(灯油)は、常温で液体の炭化水素である。
テルピネオールは、α−テルピネオールである。このテルピネオールは、二重結合を有する六員環構造と、ヒドロキシル基を有するため、チューインガムに含まれるであろう環状炭化水素等の疎水性成分に対する溶解力が向上し、且つ親水性のシドロキシル基によって自らの水溶性を確保して、チューインガムに含まれる疎水性成分に対する界面活性作用を備えることにより、清掃面の水洗い時の除去を容易にする。また、α−テルピネオールは、ライラックの芳香を有するので香料としての作用も有する。CTMABは、臭化セチルトリメチルアンモニウム(Cetyl Trimethyl Ammonium Bromide)であり、カチオン性洗剤である。
デカノールは、1−デカノール(デシルアルコール)であり、沸点が231℃、引火点(開放系)が104℃である。1−デカノールは、親水性のヒドロキシル基を有する高級第一アルコール(中鎖アルカノール)であるため、水溶性を有すると共にチューインガムに含まれる疎水性成分に対する界面活性作用を備えることにより、清掃面の水洗い時の除去を容易にする。また、1−デカノールは、穏やかな芳香を有し、香料としての作用も有する。
モア(登録商標)は、花王株式会社から販売されている食器洗剤であり、界面活性剤である。ジョイ(登録商標)は、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社から販売される食器洗剤であり、界面活性剤である。ピュア(登録商標)は、花王株式会社から販売される食器洗剤であり、界面活性剤である。なお、これら市販の界面活性剤は、入手容易性を考慮して選択したが、特に限定されず、任意の市販の液体家庭用洗剤を用いることができる。
リモネン(ジペンテン)は、1つの二重結合を有する六員環構造を有するため、チューインガムに含まれるであろう環状炭化水素等の疎水性成分の溶解力を向上する。また、リモネンは、レモンの芳香を有しており、香料としての作用も有する。
次に、表1及び表2に示す組成を有する試料番号A1〜A17について、以下の条件で、歩道に付着したチューインガムの剥がし実験を行った。
清掃面となる歩道の材質としては、人造石、天然石、アスファルト、浸透性レンガを選択して実験に用いた。人造石、天然石、アスファルト、及び浸透性レンガに対する実験手順は、下記の通りであり、同様の工程で行った。
(1)第1工程では、金ブラシに試料液を湿らせた(試料液に金ブラシを浸す)。
(2)第2工程では、金ブラシに試料液がついたまま、歩道等の清掃面に付着しているチューインガムを金ブラシでこすった。
(3)第3工程では、第2工程の直後、清掃面の表面と、そこに付着したチューインガムとの界面が軟らかくなったので、スクレーパ(皮すき)で、チューインガムを剥ぎ取った。
(4)第4工程では、金ブラシでこすられた歩道を、乾いた雑巾で拭き取った。
(5)第5工程は、歩道面にチューインガムが残っていないか点検し、残りがあれば第1〜第4工程を繰り返した。
(6)第6工程では、完全にチューインガムが残っていないことを確認してから(アスファルト以外の場合)、水に濡らした雑巾で、清掃面を拭き取った。
なお、第1工程に先立って、前工程として、予めスクレーパ等によって、歩道に付着したチューインガムをそぎ取ってもいい。
このような実験手順でチューインガムの除去を行った結果、天然石はどの液でも落とせた。人造石と浸透性レンガからは比較的簡単に落とせた。アスファルトからは汚れが十分に落とせなかった。
このような実験手順でチューインガムの除去を行った結果、人造石及び天然石からは比較的簡単に落とせた。アスファルトからは汚れが十分に落とせなかった。浸透性レンガはどの液でもチューインガムの汚れを落とすことができた。表3および表4にこれらの結果を示す。
Figure 0005525129
Figure 0005525129
表3及び表4において、「◎」は汚れを非常によく落とせたことを意味し、「○」は汚れをよく落とせたことを意味し、「△」は汚れを十分に落とせなかったことを意味し、「×」は汚れを落とせなかったことを意味し、「−」は実験を行っていないことを意味する。
表3及び表4の実験結果から、溶媒1及び2のグリコール系溶媒と、ケロシン等の炭化水素と、テルピネオール、デカノール、リモネンを組み合わせて含む溶解助剤と、を含む試料番号A7〜A17の汚れ除去液が、天然石及び人造石に適することが分かった。
さらに、試料番号A17の溶剤のみが、天然石や人造石のみならず、浸透性レンガに対して良好な汚れ除去結果を示した。試料番号A17の溶剤の組成は、50容量部のジエチレングリコールモノエチルエーテルと、30容量部のケロシン(灯油)と、16容量部のテルペノールと、2容量部のデカノールと、2容量部の界面活性剤(花王から販売されている食器洗剤の「モア」(登録商標)を用いた)と、2容量部のリモネンと、から構成したものである。なお、試料番号A17の組成としては、各成分を表4に記載した値から50%程度の範囲で増減することができ、具体的には、25〜75容量部のジエチレングリコールモノエチルエーテル(極性溶媒)と、15〜45容量部のケロシン(非極性溶媒)と、8〜24容量部のテルペノール(第1の溶解助剤)と、1〜3容量部のデカノール(第1の溶解助剤)と、1〜3容量部の界面活性剤と、1〜3容量部のリモネン(第2の溶解助剤)と、を含むことができる。なお、1〜3容量部のデカノール(第1の溶解助剤)と、1〜3容量部のリモネン(第2の溶解助剤)と、の何れか一方または双方を成分として添加せずに、本発明の汚れ除去液を構成することも可能である。
また、上記実施例1では、本発明の汚れ除去液を、歩道の表面に付着したチューインガムの除去実験に適用したが、本発明の汚れ除去液の用途は、このような屋外での使用に限定されず、屋内での使用も可能であり、さらに、本発明の汚れ除去液に含まれる有機溶媒で溶解されにくい任意の物品の表面や、床面、壁面等に付着した汚れの除去に用いることができる。
本発明の実施例2として、表5に組成を示す番号B1〜B17の試料を作成した。なお、表5中の界面活性剤およびオレンジオイル以外の各成分は、全て和光純薬工業株式会社から購入しており、プロピレングリコールモノプロピルエーテルおよびジプロピレングリコールモノプロピルエーテルはそれらの異性体混合物を用い、ブチレングリコールとしては、α−ブチレングリコール(1,2−ブタンジオール)を用いた。
界面活性剤は、主に花王レオドールMO−60(商標)や花王エマール20T(商標)を用いた。なお、界面活性剤としては、市販されているもの、例えば、Oleic acid monoglyceride(商品名:花王レオドールMO−60(商標))、Monocaprilic acid monoglyceride(商品名:花王ホモテックスPT(商標))、3−Octadecyloxypropyl−N,N−trimethylammonium chloride stearyl alcohol n−seta(商品名:花王コータミンE−80K(商標))、Polyoxyethylene(3) lauryl ether sulfate triethanolamine(商品名:花王エマール20T(商標))、Solvitane sesquiolate(花王レオドールAO−15V(商標))の何れを用いてもよい。
オレンジオイルは、薬局やスーパーマーケット等で購入したものを用いた。なお、オレンジオイルは、柑橘類の果皮から得られる精油であって、d−リモネンを90〜94%有しており、d−リモネンに比して入手容易で廉価であるため、d−リモネンの代用として用いた。
実施例2では、実施例1で用いたプロピレングリコール系エーテルに換えて、プロピレングリコールモノプロピルエーテル(試料番号B1〜B6)、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル(試料番号B7〜B12)、プロピレングリコール(試料番号B7)、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(試料番号B13〜B15)、ブチレングリコール(試料番号B16)、ブチレングリコールモノメチルエーテル(試料番号B17)、を用いた。また、実施例2では、高級アルコール類として、テルピネオールを用いた。
Figure 0005525129
実施例2では、各成分の数値は、容量部(%)であり、各試料の溶解能力について、1〜5の評価点を用いて評価した。評価点1は対象面に対して全く汚れを落とせなかったものであり、評価点2は対象面に対してほとんど汚れを落とせなかったものであり、評価点3は対象面に対して汚れを落とたものであり、評価点4は対象面に対して良好に汚れを落とせたものであり、評価点5は対象面に対して極めて良好に汚れを落とせたものである。なお、実施例1における「◎」は、前記評価点5または4に対応し、「○」は評価点3に対応し、「×」は評価点1または2にそれぞれ対応する。また、汚れ除去は、実施例1と同様の工程で、大理石等の天然石に対して行った。
上記実験結果から、以下の範囲の組成で汚れ除去液を提供することができる。なお、各成分の合計が必ずしも100%とならないことを留意されたい。また、界面活性剤は、1〜5容量%の範囲で増減することができる。
(1)第1の好ましい汚れ除去液の組成として、プロピレングリコールモノプロピルエーテルを40〜50容量%、ケロシン(灯油)を30〜45容量%、オレンジオイルを2〜10容量%、テルピネオールを10〜15容量%、界面活性剤を約2容量%とすることができる。
(2)第2の好ましい汚れ除去液の組成として、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテルを55〜70容量%、ケロシンを10〜30容量%、オレンジオイルを2〜10容量%、テルピネオールを10〜15容量%、界面活性剤を約2容量%とすることができる。
(3)第3の好ましい汚れ除去液の組成として、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルを55〜75容量%、ケロシンを10〜25容量%、オレンジオイルを2〜10容量%、テルピネオールを10〜15容量%、界面活性剤を約2容量%とすることができる。
(4)第4の好ましい汚れ除去液の組成として、ブチレングリコールを40〜55容量%、ケロシンを30〜45容量%、オレンジオイルを2〜10容量%、テルピネオールを10〜20容量%、界面活性剤を約2容量%とすることができる。
(5)第5の好ましい汚れ除去液の組成として、ブチレングリコールモノメチルエーテルを45〜70容量%、ケロシンを25〜35容量%、オレンジオイルを2〜10容量%、テルピネオールを10〜15容量%、界面活性剤を約2容量%とすることができる。
なお、本発明の汚れ除去液の溶解能力を左右する要因としては、温度、対象面の材質が考えられる。例えば、汚れ除去液が使用される対象面の温度としては、屋外であれば、冬では0℃から、夏場では40〜50℃まで変動しえる。さらに、対象面の素材も天然石から人工石まであり、天然石や人工石といっても石の種類により汚れとの結合状態が大きく相違する。したがって、本発明の汚れ除去液は、このような温度や対象面の材質に対応して、上述のように各成分の組成量を適宜変動することが好ましい。

Claims (9)

  1. 極性溶媒と、非極性溶媒と、界面活性剤と、親水性及び疎水性を有する第1の溶解助剤と、親水性を有さず疎水性を有する第2の溶解助剤とを含み、チューインガムを除去するための汚れ除去液であって、
    前記極性溶媒は、グリコール系溶媒、グリコールモノアルキルエーテル系溶媒、グリコールモノエステル系溶媒、グリコールジアルキルエーテル系溶媒、グリコールモノアルキルエーテルエステル系溶媒、グリコールジエステル系溶媒を含むグループから選択された一つの溶媒または複数の溶媒の混合物であり、
    前記第1の溶解助剤はテルピネオールであり、前記第2の溶解助剤はリモネンまたはオレンジオイルであることを特徴とする汚れ除去液。
  2. 請求項1に記載の汚れ除去液において、
    前記極性溶媒は、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコール、ブチレングリコールモノメチルエーテルを含むグループから選択された一つの溶媒または複数の溶媒の混合物であることを特徴とする汚れ除去液。
  3. 請求項1または2に記載の汚れ除去液において、
    前記非極性溶媒は、常温で液体の炭化水素であることを特徴とする汚れ除去液。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の汚れ除去液において、
    25〜75容量部の前記極性溶媒と、15〜45容量部の前記非極性溶媒と、1〜5容量部の前記界面活性剤と、を含むことを特徴とする汚れ除去液。
  5. 請求項4に記載の汚れ除去液において、
    9〜27容量部の前記第1の溶解助剤をさらに含むことを特徴とする汚れ除去液。
  6. 請求項5に記載の汚れ除去液において、
    1〜3容量部の前記第2の溶解助剤をさらに含むことを特徴とする汚れ除去液。
  7. 極性溶媒と、非極性溶媒と、界面活性剤と、親水性及び疎水性を有する第1の溶解助剤と、親水性を有さず疎水性を有する第2の溶解助剤とを含み、チューインガムを除去するための汚れ除去液であって、
    16〜80容量部の前記極性溶媒であるグリコール類と、16〜80容量部の前記非極性溶媒である炭化水素類と、6〜30容量部の前記第1の溶解助剤である高級アルコール類と、
    2〜4容量部の前記界面活性剤とを含み、
    前記第1の溶解助剤はテルピネオールであり、前記第2の溶解助剤はリモネンまたはオレンジオイルであることを特徴とする汚れ除去液。
  8. 請求項7に記載の汚れ除去液において、
    前記グリコール類は、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ブチレングリコール、ブチレングリコールモノメチルエーテルを含むグループから選択された一つの溶媒または複数の溶媒の混合物であることを特徴とする汚れ除去液。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の汚れ除去液を用いて、チューインガムを除去するための汚れ除去方法であって、
    前記汚れ除去液を汚れが付着した清掃面に与える工程と、
    前記汚れ除去液が与れられた前記汚れをこすって除去する工程と、
    前記こすられた前記清掃面を水で洗浄または拭い取る工程と、を含む汚れ除去方法。
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