JP5524946B2 - 窓ガラス固定構造、窓ガラス固定工法 - Google Patents

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Description

本発明は、サッシフレームに対して窓ガラス材を固定するための窓ガラス固定構造、及び、窓ガラス固定工法に関する。
従来、サッシにガラス板を取り付ける手法として、コーキング材を用いた嵌め込み工法(図6(a)〜図6(g)参照)や、ビート材やチャンネル材を用いたグレージング工法が知られている。
特許文献1には、PC板に対するサッシュフレームの取付構造、及び、該サッシュフレームに対する窓ガラスの取付構造の工法の発明が開示されている。特許文献1には、二次止水を目的としてシール材22を介装すること、サッシュフレームの内側の結露水が室内側に染み出るのを防止するためのシール材23を介装すること、内側フレームF2のフレーム本体部7と窓開口Oの内端面Oaとの間に断熱材24を詰め込むこと等も記載されている(同文献の段落0013及び図2参照)。
特開平10−037599号公報
特許文献1に記載の工法では、まず、外側フレームF1及び内側フレームF2で構成されるサッシュフレームを取付けるに際し、(1)アンカー部VaがPC板1内に埋設されたベース板Vに対して、外壁ガスケットG0が取付けられた外側フレームF1を、外壁ガスケットG0がベース板Vの外側面と窓開口Oの内端面Oaとの双方に密着するようベース板Vの外側に配置し、次いで、(2)内側フレームF2の圧接板部11をベース板Vの内側面に当接させ且つ内側フレームF2の楔体12を外側フレームF1のテーパ嵌合突条4とベース板Vとの間に挿入し、次いで、(3)引寄ビス14により外側フレームF1と内側フレームF2とを螺合してサッシュフレームを構成する(以上、同文献の段落0008〜0010、図3及び図4を参照)。この工法では、続いて、このサッシュフレームに窓ガラスAを取付けるに際し、(4)複数本の固定ビス15を介して内側フレームF2の取付板部8の下面に窓ガラス取付フレームF3を取付け、次いで、(5)内側ガラスガスケットG2(窓ガラス取付フレームF3に嵌合された押付体17の外側の端部に一体に取付けられ、窓ガラス取付フレームF3のリブ18に螺合された押付ビス19の先端位置に応じて外側ガラスガスケットG1に対し進退可能)と外側フレームF1に装着された外側ガラスガスケットG1との間に窓ガラスAの周縁部を挿入し、続いて、(6)押付ビス19によって押付体17を壁厚方向Pに移動させて締め込んで窓ガラスAを固定し、次いで、(7)内側フレームF2の連結板部9に化粧フレームF4を取付け、(8)複数のビス21を用いて化粧フレームF4と内側フレームF2とを螺合する(以上、同文献の段落0011〜0013、図5及び図2を参照)。このように、特許文献1に記載の工法では、サッシフレームの固定作業を含めると、作業完了までに8工程を経ることになる(既設のサッシフレームに対する窓ガラスの固定作業でも、5工程となる)。
また、サッシにガラス板を取り付けるに際しての、従来のコーキング材を用いてガラス板を嵌め込む際の工程数は、7工程となる。この点を図6(a)〜図6(g)に基づいて述べると、まず、(a)サッシ900(図6(c)参照)の基礎をなし、断面視にて基板部902と右壁部903とを有する長尺のサッシフレーム901から、押縁908(図6(c)参照)を取り外す。次いで、(b)断面視での基板部902の幅方向略中央に位置させ、且つ、サッシフレーム901の長さ方向に沿うように、ガラス板904を配置する。次いで、(c)基板部902の上面にて右壁部903とは反対側の箇所に設けられた係合受部905に、左壁部906と係合爪部907とを有する断面視略L字型の押縁908の係合爪部907を係合させて、サッシ900の骨格を構成する。次いで、(d)基板部902と右壁部903とガラス板904とで囲われた右側空間S1の内部と、押縁908とガラス板904とで囲われた左側空間S2の内部とのそれぞれにバックアップ材909(コーキング材911〈後述〉が二面接着となるように設けられる緩衝材)を配置し、接着剤等を用いてサッシ900にバックアップ材909を取り付け、(e)養生をする(図6(e)には、養生テープ910が示されている)。次いで、(f)コーキング材911を、ガラス板904とバックアップ材909と右壁部903との間、及び、ガラス板904とバックアップ材909と左壁部906との間に嵌め込み、接着剤等で固定する。その後、(g)養生をし、乾燥させて、コーキング材911を用いたサッシ900へのガラス板904の取り付けが完了する。しかしながら、図6(a)〜図6(g)に基づいて説明した工法では、コーキング材911や養生テープ910等の無駄が生じてしまう。また、この工法では、作業現場での作業効率、補修・メンテナンスの手間等に難があり、また、ガラス板の交換に際して廃棄物が発生するという問題がある。作業効率、メンテナンスの手間等に関する問題は、グレージング工法でも生じる。
また、特許文献1に記載の工法でも、図6(a)〜図6(g)に基づいて説明した工法でも、ガスケットやコーキング材がガラス板の両面を挟み込むことでガラス板が固定されるが、ガラス板とガスケット・コーキング材との接触具合は作業者によって大きく変わり、このため、施工品質も作業者の技能の熟練度に大きく左右されてしまう。
本発明は、上記の点を鑑みてなされたもので、サッシフレームへ窓ガラス材を嵌め込む作業を、効率化し、材料ロスを少なくし、作業完了品の品質を安定させることを目的とする。
本発明の窓ガラス固定構造は、長尺の基板部と前記基板部の両側部から立設する第1縁壁部及び第2縁壁部とを有するサッシフレームと、前記第1縁壁部と前記第2縁壁部との間に位置し、前記第1縁壁部に接するガスケットと、前記第2縁壁部として機能する主壁部と、前記主壁部の上部から前記第1縁壁部に向けて延びる上片部とを有し、前記サッシフレームに対して着脱自在である押縁と、前記主壁部と前記上片部とで囲われる空間に配置される中空の押えチューブと、前記押えチューブと前記ガスケットとの間に配置され、気体が充填された前記押えチューブと前記ガスケットとに挟まれて固定される窓ガラス材と、を備える。
本発明の窓ガラス固定工法は、長尺の基板部と、前記基板部の両側部から立設する第1縁壁部及び第2縁壁部と、前記第2縁壁部として機能する主壁部と前記主壁部の上部から前記第1縁壁部に向けて延びる上片部とを有して着脱自在である押縁とを有し、前記第1縁壁部と前記第2縁壁部との間にガスケットが配置されるサッシフレームを設ける第1工程と、窓ガラス材を、前記ガスケットにおける前記第1縁壁部とは反対側の側面に対面するよう配置する第2工程と、前記主壁部と前記上片部とで囲われる空間に中空の押えチューブを配置した状態で、前記押縁を前記サッシフレームに取り付ける第3工程と、前記第1工程と前記第2工程と前記第3工程とを終えた後に、前記押えチューブに気体を充填して、気体が充填された前記押えチューブと前記ガスケットとで前記窓ガラス材を挟んで固定する第4工程と、を備える。
本発明によれば、押えチューブに気体を充填してガスケットとともに窓ガラス材を挟み込んで固定するので、サッシフレームへ窓ガラス材を嵌め込む作業を、効率化し、材料ロスを少なくし、作業完了品の品質を安定させることができる。
窓ガラス固定構造の断面図である。 窓ガラス固定構造の分解斜視図である。 サッシフレームにガスケットが取り付けられた状態を示す断面図である。 図3に続いて、窓ガラス材が配置された状態を示す断面図である。 図4に続いて、押縁が装着された状態の断面図である。 (a)〜(g)は、コーキング材を用いた嵌め込み工法によってサッシにガラス板を取り付ける手順を示す断面図である。
実施の一形態を、図1ないし図5に基づいて説明する。図1は、窓ガラス固定構造101の断面図である。図2は、窓ガラス固定構造101の分解斜視図である。窓ガラス固定構造101は、開口部102Aに設けられる。開口部102Aとしては、例えば、建築物の窓部分等(被取付部材102)や、自動車のボデーに形成される開口箇所を想定することができる。
窓ガラス固定構造101は、開口部の内周に沿って設けられたサッシフレーム103を含む。このサッシフレーム103は、基本となるサッシフレーム本体103Aと、サッシフレーム本体103Aに対して着脱自在の押縁110(後述)とにより構成される。サッシフレーム本体103Aは、開口部102Aに沿う長さ方向L(図1における紙面に垂直な方向、図2も参照)に延びる長尺の基板部104を有する。サッシフレーム103(サッシフレーム本体103A、押縁110)は、例えば、アルミニウム等の金属素材で形成される。
基板部104の一方の側部(第1側部104A)からは、第1縁壁部105が立ち上がっている。また、基板部104の他方の側部(第2側部104B)からは、第2縁壁部105Aが立ち上がっている。この第2縁壁部105Aは、サッシフレーム本体103Aに設けられる低壁部107(後述)と、押縁110に設けられる主壁部113(後述)とにより構成される。
第1縁壁部105の上下方向Hの中腹箇所には、ガスケット載置部106が設けられる。ガスケット載置部106は、第1縁壁部105から延びて、基板部104と平行に対面している。ガスケット載置部106には、ガスケット201が載置される。
ガスケット201は、弾性を有する部材(例えば、ゴム部材)で形成され、基板部104と平行な長尺をなしている。ガスケット201の断面形状は、図1に示すような矩形形状でも良いし、その他の形状でも良い。ガスケット201は、ガスケット載置部106の上に載置され、第1縁壁部105と第2縁壁部105Aとの間に位置付けられる。このとき、ガスケット201は、第1縁壁部105に接しさせ、ガスケット載置部106からサッシフレーム103の幅方向Wに迫り出す。ガスケット201は、第1縁壁部105と窓ガラス材301(後述)とに挟まれて固定される。このとき、ガスケット201は、接着剤等を用いて第1縁壁部105やガスケット載置部106に固定されてもよい。また、ガスケット201を第1縁壁部105やガスケット載置部106に固定せず、後述するように押えチューブ401が膨らんで窓ガラス材301が第1縁壁部105側に押されることによって、結果としてガスケット201が第1縁壁部105に接するようにしてもよい。
なお、別の実施の形態として、サッシフレーム本体103Aにガスケット載置部106を設けず、基板部104にガスケット載置部106を載置するようにしてもよい。
サッシフレーム本体103Aにおいて、基板部104の第2側部104Bからは、低壁部107が立ち上がっている。この低壁部107は、第1縁壁部105よりも上下方向Hに低い。基板部104の上面で低壁部107の近傍の箇所には、係合受部108、109が設けられる。係合受部108、109は、その断面形状が爪状をなしている。係合受部108、109は、長さ方向Lに延びる長尺をなしてもよいし、長尺をなさずに基板部104から突起のように突出してもよい。係合受部108、109の突出高は、図1に示すように低壁部107と略同等であることが好ましいが、低壁部107より高くても良いし、低くても良い。係合受部108、109には、押縁110の係合爪部111、112が係合される。ここに、サッシフレーム本体103Aの係合受部108、109と押縁110の係合爪部111、112とは、係合部121を構成する。なお、係合部は、サッシフレーム本体103Aと押縁110とを係合できれば、別の構造を採用することもできる。
押縁110は、断面形状「コ」字形をなし長さ方向Lに延びる長尺の部材である。押縁110は、サッシフレーム103の第1縁壁部105と平行をなす主壁部113と、主壁部113の下部から第1縁壁部105に向けて延びる下片部114と、主壁部113の上部から第1縁壁部105に向けて延びる上片部115とを有する。下片部114の下面には、前述の係合爪部111、112が設けられている。ここで、係合爪部111、112は、サッシフレーム103の係合受部108、109と係合できれば、長尺であっても、突起状であっても良い。押縁110は、好ましくは、サッシフレーム103と同じ素材で形成されるが、異なる素材で形成されても良い。一例として、押縁110は、アルミニウム等の金属素材で形成される。押縁110がサッシフレーム本体103Aに取付けられると、主壁部113は、サッシフレーム本体103Aの低壁部107とともに、第2縁壁部105Aとして機能する。
なお、本実施の形態の窓ガラス固定構造101では、サッシフレーム本体103Aに係合受部が二つ(108、109)設けられ、これに対応するように押縁110に係合爪部が二つ(111、112)設けられるが、サッシフレーム103に設けられる係合受部及び係合爪部の数は、一つであってもよいし、三つ以上であってもよい。
押縁110において主壁部113と下片部114と上片部115とで囲われる空間には、中空の押えチューブ401が配置される。この押えチューブ401は、例えば、合成ゴム等の素材で形成される。押えチューブ401からは、その内部に気体(例えば、窒素ガス)を充填するための注入突起402が突出する。押えチューブ401が押縁110の内部に配置される際、注入突起402は、押縁110の主壁部113に設けられた貫通孔116に装着され、装着後に注入突起402の先端部に逆止弁付きの封止部材403が取付けられる。封止部材403は、作業者が操作できるものであって、この操作により、押えチューブ401内の気体を封止したり、気体の充填・排出をしたりすることができる。
窓ガラス材301は、所定の厚さを有する板状をなし、窓ガラス固定構造101によって、被取付部材102の開口部102Aに固定取付される。詳細には、窓ガラス材301は、押えチューブ401とガスケット201との間に配置される。この窓ガラス材301、気体が充填された押えチューブ401とガスケット201に挟まれることで、窓ガラス材301の厚さ方向(幅方向W)に強固に挟まれて固定される。以下、図3、図4、図5、図1の順に参照して、窓ガラス材301を被取付部材102の開口部102Aに固定する工程を説明する。
図3は、サッシフレーム103にガスケット201が取り付けられた状態を示す断面図である。まず、作業者は、第1縁壁部105と第2縁壁部105Aとの間にガスケット201が配置されたサッシフレーム103を設ける(第1工程)。本実施の形態では、ガスケット201が、ガスケット載置部106の上に載置され、ガスケット201の長さ方向をサッシフレーム103の延びる方向(長さ方向L〈図2参照〉)に一致させた状態で、サッシフレーム103に予め固定されており、第1工程において、このようなサッシフレーム103を被取付部材102に固定する。この際、押縁110(図1等参照)をサッシフレーム本体103Aから取り外した状態で行なうことが好ましい。このとき、ガスケット201を、第1縁壁部105やガスケット載置部106に対して接着剤等を用いて固定するようにしてもよい。
なお、先にサッシフレーム103を被取付部材102に固定して、その後に、ガスケット201は、ガスケット載置部106に載置してもよい。この手順は、例えば、経年変化により劣化したガスケット201を更新する際に行われる。また、この手順においても、押縁110(図1等参照)をサッシフレーム本体103Aから取り外した状態で行なうことが好ましい。また、この手順においても、ガスケット201を、第1縁壁部105やガスケット載置部106に対して接着剤等を用いて固定するようにしてもよい。
図4は、図3に続いて、窓ガラス材301が配置された状態を示す断面図である。続いて、作業者は、窓ガラス材301を、断面視での基板部104の幅方向Wの略中央に位置させ、ガスケット201における第1縁壁部105とは反対側の側面201Aに対面させ、且つ、基板部104の長さ方向に沿うように配置する(第2工程)。この第2工程において、窓ガラス材301をガスケット201の側面201Aに接しさせても良い。このとき、ガスケット201がガスケット載置部106からサッシフレーム103の幅方向Wに迫り出しているので、窓ガラス材301がガスケット載置部106に接触することはない。
図5は、図4に続いて、押縁110が装着された状態の断面図である。続いて、作業者は、押縁110の内部(主壁部113と下片部114と上片部115とで囲われる空間)に押えチューブ401を配置し、この押えチューブ401の注入突起402を貫通孔116に挿入した状態で、押縁110をサッシフレーム本体103Aに取り付ける(第3工程)。本実施の形態では、第3工程において、押縁110の係合爪部111、112をサッシフレーム103の係合受部108、109に係合させることで、押縁110がサッシフレーム本体103Aに取り付けられる。
図1を参照する。続いて、作業者は、注入突起402から押えチューブ401内に気体(例えば、窒素ガス)を吹きこんで、押えチューブ401を膨らまして気体で充填し、押えチューブ401とガスケット201とで窓ガラス材301を固定する(第4工程)。押えチューブ401は、気体が充填されて膨らむことで、窓ガラス材301を幅方向Wに押し、ガスケット201とともに窓ガラス材301を挟み込む。その後、作業者は、注入突起402に封止部材403を装着し、押えチューブ401から気体が漏出しないようにする。
なお、本実施の形態では、第1工程、第2工程、第3工程、第4工程の順に行なうことで窓ガラス材301が被取付部材102の開口部102Aに固定されることを述べたが、第1工程を最初に行わずに、第3工程と第4工程との間に行なうようにしてもよい。即ち、まず、窓ガラス材301を配置し(第2工程)、次に、押縁110をサッシフレーム本体103Aに取り付け(第3工程)、その次にガスケット201を配置して(第1工程)、最後に押えチューブ401に気体を充填させる(第4工程)ようにしてもよい。しかしながら、本実施の形態のように第1工程、第2工程、第3工程、第4工程の順に行なった場合、作業者は、押縁110や封止部材403が正対する向きに向いて、奥側からガスケット201、窓ガラス材301、押縁110を配置することができ、作業効率が良い。
窓ガラス固定構造101によって固定された窓ガラス材301を取り外したり、ガスケット201や押えチューブ401を交換したりする場合、作業者は、押縁110から突出している封止部材403を取り外して注入突起402を通じて押えチューブ401内の空気を排出し、窓ガラス材301を押さえつけている押えチューブ401の押圧力を低下させる。これにより、窓ガラス材301や押縁110が取り外し易くなる。
本実施の形態によれば、押えチューブ401に気体を充填してガスケット201とともに窓ガラス材301を挟み込んで固定するので、サッシフレーム103へ窓ガラス材301を嵌め込む作業を、効率化し、材料ロスを少なくし、作業完了品の品質を安定させることができる。また、本実施の形態によれば、少ない工程数ながら、サッシフレーム103と窓ガラス材301との間の水密性や気密性が高くなる。また、押えチューブ401から気体を排出したり押縁110を取り外したりすることが容易であり、メンテナンスも容易となる。
なお、本実施の形態の工法は、図6(a)〜図6(g)に基づいて説明したようなコーキング材を用いた工法と比較して、コーキング材911や養生テープ910の無駄を生じさせることなく、窓ガラス材301を固定することができる。また、本実施の形態の工法は、特許文献1に記載の工法と比較しても、構造が簡単であり、窓ガラス材301の固定・取り外しが容易になる。
101 窓ガラス固定構造
103 サッシフレーム
104 基板部
105 第1縁壁部
105A 第2縁壁部
110 押縁
113 主壁部
114 下片部
115 上片部
116 貫通孔
121 係合部
201 ガスケット
301 窓ガラス材
401 押えチューブ
402 注入突起

Claims (4)

  1. 長尺の基板部と前記基板部の両側部から立設する第1縁壁部及び第2縁壁部とを有するサッシフレームと、
    前記第1縁壁部と前記第2縁壁部との間に位置し、前記第1縁壁部に接するガスケットと、
    前記第2縁壁部として機能する主壁部と、前記主壁部の上部から前記第1縁壁部に向けて延びる上片部とを有し、前記サッシフレームに対して着脱自在である押縁と、
    前記主壁部と前記上片部とで囲われる空間に配置される中空の押えチューブと、
    前記押えチューブと前記ガスケットとの間に配置され、気体が充填された前記押えチューブと前記ガスケットとに挟まれて固定される窓ガラス材と、
    を備える窓ガラス固定構造。
  2. 前記主壁部には、貫通孔が設けられ、
    前記押えチューブに気体を充填するための注入突起が、前記貫通孔に装着される、
    請求項1記載の窓ガラス固定構造。
  3. 前記主壁部の下部から前記第1縁壁部に向けて延びる下片部と、
    前記下片部と前記基板部とを係合する係合部と、
    を更に備え、
    前記押えチューブは、前記主壁部と前記上片部と前記下片部とで囲われる空間に配置される、
    請求項1又は2記載の窓ガラス固定構造。
  4. 長尺の基板部と、前記基板部の両側部から立設する第1縁壁部及び第2縁壁部と、前記第2縁壁部として機能する主壁部と前記主壁部の上部から前記第1縁壁部に向けて延びる上片部とを有して着脱自在である押縁とを有し、前記第1縁壁部と前記第2縁壁部との間にガスケットが配置されるサッシフレームを設ける第1工程と、
    窓ガラス材を、前記ガスケットにおける前記第1縁壁部とは反対側の側面に対面するよう配置する第2工程と、
    前記主壁部と前記上片部とで囲われる空間に中空の押えチューブを配置した状態で、前記押縁を前記サッシフレームに取り付ける第3工程と、
    前記第1工程と前記第2工程と前記第3工程とを終えた後に、前記押えチューブに気体を充填して、気体が充填された前記押えチューブと前記ガスケットとで前記窓ガラス材を挟んで固定する第4工程と、
    を備える窓ガラス固定工法。




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