JP5524002B2 - ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置 - Google Patents

ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5524002B2
JP5524002B2 JP2010211278A JP2010211278A JP5524002B2 JP 5524002 B2 JP5524002 B2 JP 5524002B2 JP 2010211278 A JP2010211278 A JP 2010211278A JP 2010211278 A JP2010211278 A JP 2010211278A JP 5524002 B2 JP5524002 B2 JP 5524002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission power
power mode
base station
server
radio base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010211278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012070091A (ja
Inventor
連 佐方
寿久 鍋谷
典孝 出口
道王 金山
伸介 渡辺
光彰 鈴木
征邦 明石
修二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010211278A priority Critical patent/JP5524002B2/ja
Priority to PCT/JP2011/059635 priority patent/WO2012039160A1/ja
Priority to CN201180039425.8A priority patent/CN103069867B/zh
Priority to EP11826606.3A priority patent/EP2621212B1/en
Publication of JP2012070091A publication Critical patent/JP2012070091A/ja
Priority to US13/841,671 priority patent/US9084198B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5524002B2 publication Critical patent/JP5524002B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/18TPC being performed according to specific parameters
    • H04W52/28TPC being performed according to specific parameters using user profile, e.g. mobile speed, priority or network state, e.g. standby, idle or non transmission
    • H04W52/283Power depending on the position of the mobile
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/08Testing, supervising or monitoring using real traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

本発明の実施形態はブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置に関する。
サーバと有線接続された複数の無線基地局が配置されており、前記サーバと無線端末が前記複数の無線基地局を介して通信できる通信システムがある。この通信システムでは、無線端末はあて先となる無線基地局を指定しないブロードキャスト伝送を用いることで、複数の無線基地局へ情報を伝送することができる。このため、サーバにおいては、複数の無線基地局の受信信号の中で正しく受信された信号を採用することで、伝送の信頼性を改善することができる。
また複数の無線基地局から無線端末への通信では、複数の無線基地局が同一の信号を送信することで、いずれかの信号が無線端末へ届く可能性が高くなるため、情報伝送の信頼性を改善することができる。
特許文献1では、端末からの送信電力を必要最低限に抑えるために、基地局に到達する信号が受信限界付近の電力となるよう、基地局が端末へ細やかに指示する技術が示されている。
特開2005−348433号公報
上記した通信システムでは、通信の信頼性を高めるために、近隣に位置する複数の無線基地局の通信エリアをオーバーラップさせている。これはいずれかの経路に欠陥が生じても、無線端末とサーバ間の通信を確実に成立させるためである。
しかし通信エリアがオーバーラップしているために、新たな問題も提起される。即ち、複数の無線基地局の通信エリアがオーバーラップしていると、無線端末が無線基地局を経由してサーバと通信を行う経路が、複数存在することになる。すると、ある一つの無線基地の経路が異常となっても無線端末とサーバ間の通信は途絶えないため、故障している無線基地局を検出することが難しい。
そこでこの発明は、ブロードキャスト伝送を採用している複数の無線基地局のうち、いずれの無線基地局が異常を生じているかを容易に検出することができ、通信システムの維持管理上の信頼性を向上するブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置を提供することを目的とする。
本実施形態は、無線端末が、複数の無線基地局を経由して、サーバと通信する無線通信システムである。前記無線端末は、通常送信電力モードのとき通常の送信電力で信号送信する手段と、低送信電力モードのとき前記通常の送信電力より小さい送信電力で信号送信する手段と、通常送信電力モードか低送信電力モードかのいずれかを切り替え設定する送信電力制御手段と、現在の位置情報をサーバへ送信する手段と、を備える。これに対して、前記サーバは、前記無線端末から届いた位置情報に基づき前記無線端末の位置を把握する手段と、前記無線端末が前記低送信電力モードとなった際に、前記無線端末に近いいずれか一つの無線基地局を、前記位置情報基づいて特定する手段と、前記無線端末が前記低送信電力モードで送信した信号が前記特定された無線基地局を介して届かなかった場合は、前記特定された無線基地局若しくは無線端末に異常があるとみなす手段と、を備える。
一実施の形態にかかるシステム構成を示す図である。 一実施の形態にかかる動作概要を示す図である。 一実施の形態にかかる列車側の装置構成を示す図である。 一実施の形態にかかる地上側の装置構成を示す図である。 一実施の形態にかかる列車側の動作フローを示す図である。 一実施の形態にかかる地上側の動作フローを示す図である。 他の実施の形態にかかる地上側の動作フローを示す図である。 他の実施の形態にかかる列車側の動作フローを示す図である。 さらに他の実施の形態にかかる地上側の動作フローを示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)定期的に無線端末の送信電力を絞る
システム構成
図1を参照しながら本実施の形態について述べる。図1は本実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。本実施の形態では、地上側(或いは固定体側)に置かれたサーバ100と、軌道300上を走行する列車400との通信を想定する。地上側にはサーバ100と複数の無線基地局101,102,103・・・が置かれ、これらの間は有線ネットワーク200により接続される。
また、移動側(或いは移動体側)としての列車400側には車上制御装置401、位置検出装置402、及び無線端末403が配置され、無線端末403は無線基地局101,102,103・・・との間で無線通信を行う。無線端末403と無線基地局101,102,103・・・の間は、相手を指定しないブロードキャスト伝送により情報伝送するものとする。
ブロードキャスト伝送を用いることで、無線端末403から送信された信号は、複数の無線基地局101,102,103・・・により受信される。するといずれか1つの無線基地局の受信状態が悪くなったとしても、他の無線基地局との通信が実施され、無線端末403とサーバ100間の通信を継続することが可能である。従って通信システムの信頼性を向上させることができる。
サーバ100は、無線端末403へ信号を伝送する場合に、同一の信号を複数の無線基地局101,102,103・・・を介して送信するものとする。すると列車400がいかなる場所にいても、いずれかの無線基地局101,102,103・・・の通信下に位置していれば、サーバ100と無線端末403間の通信が可能となる。
列車400は位置検出装置402により、自らの位置を把握できるものとする。位置検出装置402とは例えば、GPS(Global Positioning System)、あるいは列車400の車軸回転数を計測するタコジェネレータを用いることができる。位置検出装置402としては他に種々の方式が可能であり、列車位置検出システムを活用することも可能である。
基本概念の説明
図2は発明の基本概念を示した図である。まず無線端末403は、通常送信電力モードと呼ばれるモード(図2の左側の状態)を備えるものとする。無線端末403は前述のとおりブロードキャスト伝送で信号を送信し、通常送信電力モードでは通常の送信電力により送信を行う。そして複数の無線基地局101,102,103・・・が無線端末403からの信号を受信するので、一部の無線基地局に不具合が生じても、無線端末403とサーバ100間の通信が継続され、通信の失敗の可能性を低減することができる。
一方、ブロードキャスト伝送を用いた場合、もし無線基地局の一部が故障しても、他の無線基地局で受信した無線端末403からの信号がサーバ100へ到達するため、このままでは一部の無線基地局に故障が生じているかどうかは検出できない。なお、列車400は自身の位置情報を、無線端末403及び無線基地局101,102,103・・・を介してサーバ100へ送付するものとし、サーバ100は常に列車400の位置を把握しているものとする。
本実施の形態ではこの通常送信電力モードの伝送に加え、低送信電力モード(図2の右側の状態)を備えるものとする。この低送信電力モードでは、無線端末403は通常送信電力モードと同様にブロードキャスト信号を送信するものの、通常送信電力モードに比べ低い送信電力で信号を送信するものとする。この低い送信電力とは例えば、最も近傍の無線基地局1台のみと通信できる電力、あるいは無線基地局間距離の半分だけの通信距離が得られるような電力、あるいは無線基地局近傍の例えば10mといった一定距離のみでしか通信できないような電力であるものとする。距離を設定することで、低送信電力モードでも確実に基地局と通信できるようにすることができる。
低送信電力モードを設けることで、無線端末403からの送信信号は、1台の無線基地局(例えば無線基地局102)にのみ到達する。このようにして最も近い1台の無線基地局102のみと通信することで、この無線基地局102の状態(故障しているか、異常な状態か、或いは正常な状態か)を検出することができる。
すなわち無線端末403が無線基地局102の近傍にある状態にもかかわらず、列車400からの情報がサーバ100へ届かなければ、その無線基地局102は故障しているとみなすことができる。
無線端末403が無線基地局102の近傍に位置するかどうかは、サーバ100が把握している。これは、無線端末403からサーバ100に位置情報が逐次送信されているからである。そこで、サーバ100は、無線端末403が無線基地局102の近傍に到達する頃に、無線端末403が低送信電力モードなるように該無線端末403に予め事前に制御信号を設定している。あるいは、無線端末403が周期的に低送信電力モードになるように設定されており、サーバ100は、低送信電力モードのときに無線基地局102の近傍に到達したタイミングを把握し、このときの通信状態を監視する。周期的とすることで、制御が容易になる。
上記のような低送信電力モードであっても、無線端末403や無線基地局102が故障していなければ、列車400からサーバ100へ正常な情報送信を行うことができる。ただし安定した通信が求められる場合や、緊急に情報を伝送する必要を生じた場合は、通常送信電力モードを用いる方が良い。そのために、例えばサーバ100が緊急情報を検出したときは、無線端末に対して、低送信電力モードの移行を禁止する制御信号を送信する。緊急時に通常送信電力モードへ戻すことで、情報を伝送できずシステムが破綻することを避けることができる。緊急時には、確実な情報の伝送もしくは高成功確率が要求させる情報の伝送が必要となる。
本実施の形態では、通常送信電力モードと低送信電力モードを随時切り替えて利用する場合は例えば次のような動作を行う。本実施の形態の一例では、通常は通常送信電力モードを用いて伝送を行い、例えば1秒に1回だけ低送信電力モードに切り替えるような周期的な切り替えを想定する。実際はこれに限るものではなく、例えば、列車が無線基地局の近傍を通過する時に低送信電力モードに入るような制御も可能である。
サーバ100は、常に列車400の位置を管理している。これは列車400が通常送信電力モードのときに自己の位置情報をサーバ100に伝送するからである。またサーバ100は、列車400の位置情報を把握することにより、列車400が、どの無線基地局付近を通過しているのかを把握し管理している。無線基地局101,102・・・の位置情報は予めサーバ100が管理している。なお列車400からサーバ100へ送信する情報としては、列車ID,列車の各種状態情報(各種機器のチェック情報、混雑情報)、などがある。
前述したように低送信電力モードでは通信品質が安定しないため、重要な情報の伝送には向かない。そこで例えば、緊急あるいは重要な情報を伝送する場合、低送信電力モードを解除し、通常送信電力モードの伝送に切り替えるようにする。
無線端末側の構成の説明
本実施の形態における列車400側の更なる具体的構成を図3に示す。本実施の形態における列車に搭載される装置は、位置検出装置402、車上制御装置401、無線端末403、及び車上アンテナ405である。
車上位置検出装置402は車上制御装置401へ接続される。位置検出装置402は前述の通り、GPSやタコジェネレータを用いることができる。例えば図1、図2に計数値20,22,24,25・・・と示すように基準の位置を始点として、タコジェネレータにより車両の進んだ位置を詳細に把握することができる。
位置検出装置402が検出した車両の位置情報は、車上制御装置401へと送られる。車上制御装置401は車上電文生成部4011、車上タイミング制御部4012からなる。
車上電文生成部4011は位置検出装置402から得られた車両位置情報に基づき、列車の位置をサーバ100へ通知するために、データ系列である電文を作成する。電文には列車位置のほかに例えば、列車の速度情報やその他の列車制御に関する情報、あるいはマルチメディア情報などを含めてもよい。
車上タイミング制御部4012は、通常送信電力モードと低送信電力モードとを変更するタイミングを制御する。例えば0.95秒間だけ通常送信電力モードとなり、続く0.05秒間は低送信電力モードとなる、といった具合である。車上タイミング制御部4012が出力する制御情報は、無線端末403の中に配置された車上送信電力制御部4034へと渡される。また低送信電力モードに入る時刻や時間、周期といった車上タイミング制御部4012のパラメータは、装置に予め設定することもできるし、サーバ100側から本無線通信システムを介して設定することも可能である。
無線端末403はパケット生成部4031、変調部4032、送信RF部4033、車上送信電力制御部4034、受信RF部4035、復調部4036、電文再生部4037を有する。
パケット生成部4031は、車上電文生成部4011が生成した電文を、無線通信路へ送り出すために、パケット化する働きをもつ。このほかに、無線通信路へ送り出すために、ヘッダや制御情報をパケット本体に付加したり、誤り訂正をほどこしたり、誤り訂正情報をパケット本体に付加したり、データを結合あるいは分割したりする。得られたパケットは、変調部4032へと送られる。
変調部4032では例えばBPSK、QPSK、16QAM、あるいは64QAMいった変調が施され、必要に応じてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やスペクトラム拡散などの2次変調が施され、この変調信号はさらに送信RF部4033において、無線周波数へと周波数変換される。そして周波数変換された信号が、車上アンテナから送信される。
ここで送信RF部4033は、車上送信電力制御部4034より電力制御情報を受け取り、車上送信電力制御部4034が指示した送信電力で無線信号を送信するものとする。
車上送信電力制御部4034は、車上タイミング制御部4012から送信電力を変化させるタイミング信号を受ける。そして車上タイミング制御部4012が低送信電力モードを指示した場合には、車上送信電力制御部4034は、送信RF部4033に対して通常送信電力モードよりも低い送信電力による送信を指示する。同様に車上タイミング制御部4012が、通常送信電力モードを指定した場合には、車上送信電力制御部4034は、送信RF部4033に対して通常の送信電力による送信を指示するものとする。
車上の無線端末403は送信のみならず受信も行う。車上アンテナ405が受信した信号は受信RF部4035へ入力され、受信RF部4035により受信ベースバンド信号へと変換される。この受信ベースバンド信号は復調部4036において復調が施され、ビット系列へと変換されて電文再生部4037へと送られる。
電文再生部4037では復調部4036から送られてきたビット系列のパケットに対して誤り訂正復号や誤り検出を行い、さらにデータの結合や分割を行うことで、送信側が送信した電文を再生する。電文の中に、通常送信電力モードあるいは低送信電力モードの制御に関する情報がある場合は、車上送信タイミング制御部4012へと送る。
これにより無線端末403の通常送信電力モードと低送信電力モードは、サーバ100から送られてくる送信電力モードの制御に関する情報により切り替える事が可能である。
ネットワーク側の構成の説明
続いて複数の無線基地局及びサーバからなる地上側の構成を図4に示す。地上側は地上アンテナ、無線基地局101,102,103・・・、有線ネットワーク200およびサーバ100を有する。それぞれの受信アンテナで受信した信号は無線基地局101,102,103・・・へ入力され、電文へと変換されてから、有線ネットワーク200を介してサーバ100へ送られる。また、サーバ100が生成した電文および、無線基地局101,102,103・・・のタイミング制御に関する情報が、有線ネットワーク200を経由して無線基地局101,102,103・・・へ送られる。
無線基地局101,102,103・・・はそれぞれ同じ構成であるために、1つを代表して説明する。無線基地局101は、受信RF部1011、復調部1012、電文再生部1013、パケット生成部1021、変調部1022、送信RF部1023、及び基地局送信電力制御部1024を有する。
受信RF部1023、復調部1024、電文再生部1013、パケット生成部1021、変調部1022、送信RF部1023の働きは、列車側に搭載された無線端末の中に含まれる同名のブロックと同様な働きをする。
すなわち受信RF部1023は、地上アンテナより受信した受信信号を受信ベースバンド信号へ変換し、復調部1012が受信ベースバンド信号をビット系列へと変換し、電文再生部1023はビット系列を電文に再生する。得られた電文は有線ネットワーク200を経由してサーバ100へと送られる。
またサーバ100から送られてきた電文はパケット生成部1021により無線区間へ送出するパケットへと変換され、変調部1022で変調され、さらに送信RF部1023で無線周波数へと変換されてから、基地局アンテナにより送信される。
基地局送信電力制御部1024は、基地局側にも通常送信電力モードと低送信電力モードを設ける際に利用することができる。車上送信電力制御部4034と同様に送信RF部1023に対して送信電力を指示するが、同時にサーバ100から有線ネットワーク200を介して送信電力に関する指示を受けることもできる。
例えば通常送信電力モードであれば通常の送信電力、低送信電力モードであれば通常送信電力モードのときよりも低い送信電力を設定するように送信RF部1023へと指示するものとする。無線基地局は1台だけではなく、複数台が設置され、それぞれが有線ネットワーク200を介してサーバ100へ接続されているものとする。
サーバ100は故障検出部1001、列車位置記憶部1002、制御情報生成部1003、サーバ電文生成部1004、基地局タイミング制御部1005を有する。
故障検出部1001は、予め定めたアルゴリズムに従い、無線基地局や無線端末の故障を検出する部分である。この故障検出部1001は、無線基地局からの信号の受信の有無、受信した電文、そして列車の位置情報を利用する。
列車位置記憶部1002は、列車から無線端末及び無線基地局を経て受信された電文に記載された列車位置を記憶するものである。列車のIDと列車の位置を示す位置情報とを対応付けたテーブルを持つことで、複数の列車の列車位置を記憶し、また時々刻々と追跡することができる。この列車位置は、制御情報生成部1003及び故障検出部1001へと送られる。
制御情報生成部1003は、列車位置記憶部1002から得られた列車の位置情報に基づき、列車制御情報を生成する。この列車制御情報とは例えば、列車の速度や進入可能位置を指示する情報などを指す。生成された列車制御情報は、電文生成部1004へと送られる。
電文生成部1004では、列車制御情報を電文に変換する。変換された電文は有線ネットワーク200を経て複数の無線基地局101,102・・・・へ送られる。各無線基地局101,102・・・・へ送られる電文はそれぞれ異なったものでも良いが、本実施の形態ではすべて同一の全文が各無線基地局101,102・・・へ送られるものとする。
基地局送信タイミング制御部1005は、有線ネットワーク200を介して無線基地局へ、通常送信電力モードに入るべきタイミングや、低送信電力モードに入るべきタイミングを与えるものとする。
無線端末側の動作フローの説明
図5は、列車400側の動作フローを示す図である。列車400は送信を開始する際にまず、位置検出装置402により列車位置を測定し、車上電文生成部4011においてその列車位置を含む電文を生成する(ステップSA1、SA2、SA3)。そして車上タイミング制御部4012は、時刻を参照して送信モードを決める。もし低送信電力モードで送信すべき時刻であれば、車上送信電力制御部4034に、低送信電力での送信を指定する(ステップSA4)。そして車上送信電力制御部4034は送信RF部4033に、低い送信電力を設定する(ステップSA5)。またパケット生成部4031は受け取った電文をパケットへと変換し、パケットは、変調部4032による変調受け、次に送信RF部4033による無線周波数への変換を経て、車上アンテナ405から送信される(ステップSA7,SA8,SA9)。
通常送信電力モード伝送の場合は、車上送信電力設定部4034から送信RF部4033に対して通常送信電力を設定し(ステップSA6)、あとは低送信電力モードと同様に電文をパケットへ変換した後、変調及び無線周波数への変換を経て車上アンテナ405から送信する。
ネットワーク側の動作フローの説明
図6は、地上側(無線基地局101,102,103・・・・)に故障が生じているかどうかを検出する検出動作を示す。
まず処理が開始したら、無線基地局101,102,103・・・・それぞれは、列車からの無線信号を受信しているかどうかをまず判定する(ステップSB1,SB2)。無線基地局101,102,103・・・・が列車からの無線信号を受信した場合には、信号を復調し電文を再生する(ステップSB3)。この処理は主に受信RF部1011、復調部1012、および電文再生部1013により行われる。
そして得られた電文は、有線ネットワーク200を介してサーバ100へ転送される(ステップSB4)。電文を受信したサーバ100は時刻情報を参照し、この列車が低送信電力モードか通常送信電力モードであるかを判定する(ステップSB5)。
列車400側が一定周期で低送信電力モードと通常送信電力モードを切り替えている場合、サーバ100は、列車400に関する過去の受信情報に基づいて、当該列車の低送信電力モードと通常送信電力モードの切り替わり周期と、切り替わる時間を予測することができる。またサーバ100は列車400の位置情報から常に列車400の位置を把握している。またサーバ100は、複数の無線基地局101,102,103・・・・の位置も把握している。したがって、列車400が特定の無線基地局を通過するとき、サーバ100は、当該列車400が低送信電力モードと通常送信電力モードのいずれで電文を送信しているかを判定することができる。列車400が低送信電力モードと通常送信電力モードのいずれで電文を送信かを決める場合、サーバ100から受けた指令(例えば送信時間を指定した指令)により決めることがある。この場合もサーバ100は、列車400が特定の無線基地局を通過するとき、当該列車400が低送信電力モードと通常送信電力モードのいずれで電文を送信しているかを判定することができる。
もし列車400が低送信電力モードであるとサーバ100が判定し、受信した列車400からの電文に記載された列車位置が判定された場合、受信した無線基地局(特定した無線基地局)を同定する。この場合は、列車400からの情報が正常にサーバ100に届いたことから、この無線基地局が正常に動作していると判断して受信すれば終了する(ステップSB9,SB7)。
またこの列車400が通常送信電力モードで無線信号を送信しているとサーバ100が判定した場合には、複数の無線基地局101,102,103・・・・を介して情報が届いている可能性が考えられる。このためサーバ100は、いずれの無線基地局が故障しているか、あるいは正常に動作しているかを判定することは難しい。そこでサーバ100は列車位置を記憶することに止め、故障の判定は実施せずに受信を終了する(ステップSB5,SB6,SB7)。
次に、列車400が電文を送信すべき時刻にもかかわらず、特定した無線基地局が無線信号を受信しなかった場合について述べる。特定した無線基地局が無線信号受信していない場合は(ステップSB2;NO)、サーバ100はその時刻が、列車400が電文を送信すべき時刻かどうかを判定する(ステップSB11)。列車が電文を送信すべき時刻だった場合には、続いてその列車400が低送信電力モードであるかどうかを判定する(ステップSB12)。もし低送信電力モードだった場合はさらに、その列車400の位置が、低送信電力モードであっても最も近い無線基地局(特定した無線基地局)と通信可能な位置かどうかを判断する。もし通信可能な位置にいる場合は(ステップSB13;YES)、それにも関わらず信号が受信できないことから、無線基地局(特定した無線基地局)が故障している可能性があると判断する(ステップSB14)。
もし列車400と無線基地局の距離が離れており、低送信電力モードでは通信できない場合は、問題なしとしてサーバの処理を終了する(ステップSB13;NO)。
列車400が電文を送信するタイミングであり、かつ列車が通常送信電力モードで信号を送信すべき時刻の場合は、複数の無線基地局が信号受信できるはずである。しかし信号が受信できない場合は、列車400の無線端末403の方に故障の可能性があると判断して処理を終了する(ステップSB15)。
以上の方法により、列車の位置情報と、列車の送信電力モードの情報に基づいて、無線基地局の故障あるいは無線端末の故障の可能性を検出することができる。
なお、本実施の形態では、周期的に無線端末が低送信電力モードを実行する方法をとった。この周期は予め無線端末へ設定しても良いし、サーバから電文を用いて列車側へ設定してもよい。周期的とすることで、制御が容易になる。
また低送信電力モードを起動する他の方法としては、列車400が無線基地局の場所を記憶しておき、自らの位置情報に基づいて、無線基地局に接近した時に自らの判断、あるいは基地局からの指示で低送信電力モードに入っても良い。
上記の説明は1台の列車の無線端末とサーバ100間の通信により、故障可能性のある無線基地局を特定した。しかし、複数台の列車の無線端末とサーバ100間の通信点検結果を総合することにより、特定した無線基地局が故障しているかどうかを判断するようにしてもよい。即ち、正常と判断された無線端末を有する列車が、故障とみなされた無線基地局の近くを通過するときに、当該列車の無線端末の送信電力を低送信電力モードに設定する。このときサーバ100が当該列車の無線端末からの信号を受信できない場合は、前記故障とみなされた無線端末の故障を確定するのである。
(第2の実施の形態)無線基地局の送信電力を絞る
以下、図面を参照しながら、第2の実施の形態について説明する。先の第1の実施の形態では、列車400側の送信電力を下げることで無線基地局や無線装置(無線端末)の故障の有無を検出する。第2の実施の形態では、無線基地局の送信電力を下げることを考える。第2の実施の形態は、第1の実施の形態と共に利用してもよい。第2の実施の形態における装置構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様である。また列車側及び地上側の装置構成も図2及び図3と同様である。
ネットワーク側のフローの説明
図7、図4を用いて本実施の形態における地上側(或いは固定体側)の動作フローを説明する。
サーバ100はまず制御情報を作成し、これを含む電文を作成する(ステップSC1,SC2,SC3)。ここで制御情報とは、列車の走行が許される限界位置、許可される最大移動速度、転轍機の状態、線路の接続状態などがあり得る。この電文は、有線ネットワーク2003介して複数の無線基地局101,102,103・・・・へ送付される(ステップSC4)。
さらにサーバ100は、無線基地局が低送信電力モードに入るかどうかを判断する(ステップSC5)。この判断は、基地局タイミング制御部1005において成される。低送信電力モードにしたら通信できる列車がいるかどうかを、列車位置情報に基づきサーバ100が判断する。通常は複数の無線基地局101,102,103・・・・から列車400へ無線信号が届く場合であっても、低送信電力モードでは列車400へ信号が到達する無線基地局数が減る。列車400が、無線基地局の近傍に位置していれば通信できるが、隣接する2つの無線基地局の中間に位置しているなど、各無線基地局から離れている場合には無線信号が相互に届かないかもしれない。
そこで各無線基地局が低送信電力モードの際に、この各無線基地局の近傍を列車が通過するとき信号を受信して通信することが可能な範囲を予め調査する。サーバ100は、予め調査した通信エリア情報をテーブル化して、保存している。列車400が通信可能な位置にいないと判断したら、サーバ100は、低送信電力モードの交信をあきらめ、無線基地局101,102,103・・・・を通常送信電力モードに設定して、列車400と通信する。
まず低送信電力モードに入る場合について述べる(ステップSC5:YES)。基地局タイミング制御部1005は、有線ネットワーク200を介して基地局送信電力設定部1024に対して低送信電力モードを指示する(ステップSC15)。
電文を受け取った複数の無線基地局101,102,103・・・・はそれぞれ電文をパケットに変換し、そして変調を施してから基地局アンテナより送信する(ステップSC16、SC17)。このとき、低送信電力モードが設定されており基地局送信電力設定部1024が送信RF部1023に対して低送信電力を設定していることから、パケットは低送信電力で送信される。
続いて無線基地局101,102,103・・・・は列車からの応答を待つ(ステップSC18)。そしてもし列車近傍の無線基地局が応答を受信した場合にはサーバ100の故障検出部1001へと送付する。故障検出部1001は応答を返した列車の位置情報に基づき、応答を受信した無線基地局を割り出す。この対応付け作業は例えば、列車が各位置にいる際にどの無線基地局と通信しているかというテーブルを用意しておくことで可能となる。
続いてサーバ100は自身が送付した電文に対して列車からの電文が帰ってきたことに基づき、先ほど割り出した無線基地局と、列車400に搭載された無線端末が正常に動作しているとみなす。
一方、無線基地局から送信したパケットに対して、応答を返すべき時刻に列車が応答を返してこない場合は、
(a)列車の最も近くに位置する無線基地局が故障しており信号を送信しなかった、
(b)あるいは列車の最も近くに位置する無線基地局が故障しており,列車からの応答を受信できなかったか、
(c)列車に搭載された無線端末が故障し信号を受信しなかった、
(d)あるいは列車に搭載された無線端末が応答を送信できなかったと判断する(ステップSC19、SC10)。
続いて、無線基地局が低送信電力モードに入らず、通常送信電力モードで通信する場合について述べる(ステップSC5:NO)。基地局タイミング制御部1005は、各無線基地局101,102,103・・・・の送信電力設定部1024に対して有線ネットワーク200を介して通常の送信電力を設定し、送信電力設定部1024は送信RF部1023に対して通常の送信電力を設定する(ステップSC6)。そしてサーバ100から有線ネットワーク200を介して送付された電文をパケットに変換し、変調して基地局アンテナから送信する(ステップSC7,SC8)。
無線基地局が、無線端末403から送信された応答を受信したら、サーバ100、特に故障検出部1001に対して応答を受信した旨を送付する。この場合は通常の送信電力であるため、複数の無線基地局101,102,103・・・・を介して列車に信号が届き、また列車からの応答は複数の無線基地局で受信される可能性がある。従って無線端末が正常に動作することを確認できるにとどまる(ステップSC9,SC10)。
一方無線基地局101,102,103・・・・が、一定時間内に応答を受信しなかった場合、つまりサーバ側に応答の受信が通知されなかった場合は、無線端末403が故障した可能性が高いと判断できる(ステップSC11、SC10)。
無線端末側の動作フローの説明
本実施の形態おける。列車側の動作フローを図8に示す。車上アンテナが信号を受信したら復調部1012で信号を復調し、電文を再生する。そして電文を車上制御装置401へ送付する。車上制御装置401は地上側へ応答する電文を作成する。この電文は、応答を示すものであれば良く、他の内容が入っていなくても良い。また位置情報を示す情報や、他の情報を入れても良い。この電文をパケットに変換し、変調して車上アンテナから送信する。
なお本実施の形態は、サーバ100側の基地局タイミング制御部1005の管理により一定時間おきに低送信電力モードに入る形態としたが、他の実施の形態として例えば、列車400が無線基地局に近づいた場合に低送信電力モードへ入るようにしてもよい。また、低送信電力モードで通信すべき場合であっても、緊急の通信要求が生じれば、通常送信電力モードで通信しても良い。
(第3の実施の形態)無線基地局間の通信
基本概念の説明
第3の実施の形態について、図面を用いながら説明する。第3の実施の形態では無線基地局間で信号を送受信することにより、無線基地局の故障を検出するものである。ただし無線基地局からの送信信号は、周辺の他の多くの無線基地局へ到達する可能性があり、さらに無線基地局と無線端末との通信に影響を及ぼす可能性があるため、低送信電力モードで送ることにより、隣接する限られた無線基地局と通信するものとする。そして基地局間の通信が成立するかどうかを判断することで、故障を検出する。
本実施の形態は、システム構成は図1と同様であり、地上側の装置構成は図3と同様である。
ネットワーク側の動作フローの説明
図9は本実施の形態おける地上側の動作フローである。ここでは、例えば図1、図2に示したにおける無線基地局102から無線基地局101へと信号を送ることで故障を検出する例を述べる。
まずサーバ100は電文を作成する。そしてこの電文を、無線基地局102へ送付し、同時に無線基地局101へと送信するように指示する(ステップSE1−SE3)。無線基地局102はこの電文を受け取ったら、無線基地局101へ信号が届くのに充分な送信電力となるよう、送信電力を調整する(ステップSE4)。通常時において無線基地局の通信範囲が隣接無線基地局を超えるような場合は、送信電力を絞ることになる。この送信電力は、予め無線基地局102から無線基地局101へ通信する際の所要送信電力を試験等により求めておくことで得られる。なお、もし通常の状態において無線基地局102の信号が無線基地局101へ届かない場合は、送信電力を上げることが可能であれば送信電力を上げる。
そして無線基地局102は電文をパケットに変換し、変調して基地局アンテナから送信する(ステップSE5,SE6)。無線基地局101は、無線基地局102からの信号を受信したかどうか判定する(ステップSE7)。無線基地局101は、無線基地局102からの信号を受信し、復調、及び電文の再生に成功し、処理が正常に完了した場合は、サーバ100へ報告する(ステップSE8,SE9)。
サーバ100は無線基地局101から電文を正常に受信した旨の報告を受けた場合には、無線基地局102の送信機能と無線基地局101の受信機能が正常に動作していると判断する(ステップSE10)。
一方、サーバ100が無線基地局102に対して電文の送信を指示してから一定時間以内経っても、無線基地局101から受信した報告が無い場合は、無線基地局102の送信機能か、無線基地局101の受信機能が故障したと判断する。
なお、この方式では無線基地局102の送信機能と無線基地局101の受信機能のいずれが故障したかを判断することができない。しかし例えば、ここでさらに無線基地局102が無線基地局103に対して信号の伝送し、そして無線基地局103から受信報告が来なければ、無線基地局102の送信機能又は無線基地局103の受信機能が故障していることになり、先の結果と合わせれば、無線基地局102の送信機能が故障している可能性が高いと判断できる。
なおこの方式は、先の実施形態と組み合わせて実施することができる。例えば、先の図6或いは図7で説明した実施形態において、故障と判断された無線基地局があった場合、図9で示す実施形態により、故障と判断された無線基地局が本当に故障かどうかを確認するために利用できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100・・・サーバ、200・・・有線ネットワーク、101,102,103・・・無線基地局、300・・・軌道、400・・・列車、401・・・車上制御装置、402・・・位置検出装置、403・・・無線端末、1001・・・故障検出部、1002・・・列車位置記憶部、1003・・・制御情報生成部、1004・・・サーバ電文生成部、1005・・・基地局タイミング制御部、1011・・・受信RF部、1012・・・復調部、1013・・・電文再生部、1021・・・パケット生成部、1022・・・変調部、1023・・・送信RF部、4011・・・車上電文生成部、4012・・・車上タイミング制御部、4031・・・パケット生成部、4032・・・変調部、4033・・・送信RF部、4034・・・車上送信電力制御部、4035・・・受信RF部、4036・・・復調部、4037・・・電文再生部。

Claims (10)

  1. 無線端末が、複数の無線基地局との無線通信を介してサーバと通信する無線通信システムにおいて、
    前記無線端末は、
    通常の送信電力を設定する通常送信電力モードで信号を送信する手段と、
    前記通常の送信電力より小さい送信電力を設定する低送信電力モードで信号を送信する手段と、
    前記通常送信電力モードか前記低送信電力モードかのいずれかを設定する送信電力制御手段と、
    位置情報をサーバへ送信する手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記位置情報に基づき前記無線端末の位置を把握する手段と、
    前記無線端末が前記低送信電力モードとなった際に、前記無線基地局のうち前記無線端末と通信可能と見なせるいずれか1つの無線基地局を特定する手段と、
    前記無線端末が低送信電力モードで送信した信号が、前記特定した無線基地局を介して受信できない場合、前記特定された基地局が異常とみなす手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 無線端末が、複数の無線基地局との無線通信を介してサーバと通信する無線通信システムにおいて、
    複数の無線基地局はそれぞれ、
    通常の送信電力を設定する通常送信電力モードで信号を送信する手段と
    前記通常の送信電力より小さい送信電力を設定する低送信電力モードで信号を送信する手段と、
    前記通常送信電力モードか前記低送信電力モードかのいずれかを設定する送信電力制御手段と、を備え、
    前記無線端末は、
    前記サーバへ位置情報を送信する手段と、
    前記サーバから届いた電文に対して応答を送信する手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記無線端末から届いた位置情報に基づき前記無線端末の位置を把握する手段と、
    前記無線端末に対して電文を送信する手段と、
    各無線基地局の送信電力モードを、通常送信電力モードか低送信電力モードにするかを決定するタイミング制御手段と、
    各無線基地局のうちいずれか1つの特定した無線基地局が前記低送信電力モードとなった際に、前記特定した無線基地局と通信可能と見なせる無線端末を前記位置情報から特定する手段と、
    前記サーバが前記特定した無線端末へ送った電文に対して前記応答が届かない場合は、少なくとも前記特定された無線基地局が異常とみなす手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記送信電力制御手段は、
    予め定めたもしくはサーバから指定された周期で、又は予め定めたもしくはサーバから指定された時間だけ低送信電力モードとなり、その他の時間は通常送信電力モードであることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記送信電力制御手段は、
    無線端末と、いずれか一つの無線基地局との距離が、予め定めた距離以下となった場合に低送信電力モードを選択し、それ以外の場合には通常送信電力モードを選択する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  5. 前記送信電力制御手段は、低送信電力モードを選択している場合であっても、緊急性の高い情報もしくは高成功確率が要求させる情報の伝送が必要となった場合は、通常送信電力モードを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  6. 複数の無線基地局の中で、
    第1の無線基地局は、前記サーバから受けた電文を、最も近い第2の無線基地局に対して届く電力である低送信電力モードで、送信する手段を有し、
    前記第2の無線基地局は、前記電文を前記サーバに送信する手段を有し、
    前記サーバは、前記電文が前記第2の無線基地局から返信されないときに前記第1若しくは第2の無線基地局が異常と見なす手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  7. 前記第1又は第2の無線基地局は、請求項1又は2において異常と見なされた無線基地局であることを特徴とする請求項6記載の無線通信システム。
  8. ブロードキャスト無線伝送を利用している複数の無線基地局との無線通信を介してサーバと通信する移動無線通信装置において、
    現在位置情報を前記サーバへ送信する手段と、
    通常の送信電力を設定する通常送信電力モードで信号を送信する手段と、
    前記通常の送信電力より小さい送信電力を設定する低送信電力モードで信号を送信する手段と、
    近傍に位置する特定の無線基地局とのみ通信が成立するように、送信電力を前記低送信電力モードに設定する送信電力制御手段と、
    前記サーバへ電文を送信する手段を有し、
    前記低送信電力モードのときに送信した前記電文を前記サーバに検出させて、前記特定の無線基地局の状態を診断できるようにしたことを特徴とする移動無線通信装置。
  9. 前記送信電力制御手段は、前記通常送信電力モードと前記低送信電力モードを一定時間毎に切り替えるか、若しくは前記サーバからの指令に基づいて切り替えるかいずれか一方を採用していることを特徴とする請求項8記載の移動無線通信装置。
  10. 前記送信電力制御手段は、低送信電力モードを選択している場合であっても、緊急性の高い情報もしくは高成功確率が要求させる情報の伝送が必要となった場合は、通常送信電力モードに切り替えることを特徴とする請求項9記載の移動無線通信装置。
JP2010211278A 2010-09-21 2010-09-21 ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置 Expired - Fee Related JP5524002B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211278A JP5524002B2 (ja) 2010-09-21 2010-09-21 ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置
PCT/JP2011/059635 WO2012039160A1 (ja) 2010-09-21 2011-04-19 ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置
CN201180039425.8A CN103069867B (zh) 2010-09-21 2011-04-19 广播无线传输中的无线通信系统及移动无线通信装置
EP11826606.3A EP2621212B1 (en) 2010-09-21 2011-04-19 Wireless communication system and mobile wireless communication device in broadcast wireless transmission
US13/841,671 US9084198B2 (en) 2010-09-21 2013-03-15 Wireless communication system and wireless communication apparatus, both for use in broadcast wireless transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211278A JP5524002B2 (ja) 2010-09-21 2010-09-21 ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012070091A JP2012070091A (ja) 2012-04-05
JP5524002B2 true JP5524002B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=45873658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010211278A Expired - Fee Related JP5524002B2 (ja) 2010-09-21 2010-09-21 ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9084198B2 (ja)
EP (1) EP2621212B1 (ja)
JP (1) JP5524002B2 (ja)
CN (1) CN103069867B (ja)
WO (1) WO2012039160A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6104615B2 (ja) * 2013-01-23 2017-03-29 株式会社東芝 故障検出装置及び方法
CN103249172A (zh) * 2013-04-19 2013-08-14 无锡乾煜信息技术有限公司 移动终端与地区内ap智能联动的系统和方法
JP6102471B2 (ja) * 2013-04-30 2017-03-29 株式会社リコー 位置情報管理システム、位置情報管理方法、及びプログラム
DE202014011142U1 (de) 2013-10-03 2018-02-12 Andrew Wireless Systems Gmbh Schnittstellenvorrichtung die Engergieverwaltung und Lastabschluss in verteilten Antennensystem vorsieht
JP6316026B2 (ja) * 2014-02-25 2018-04-25 三菱電機株式会社 列車無線システム
JP6075319B2 (ja) 2014-03-28 2017-02-08 株式会社デンソー 通信システム
CN104618952B (zh) * 2014-12-31 2018-11-09 上海大唐移动通信设备有限公司 一种终端
AU2015398361B2 (en) * 2015-06-11 2020-03-12 Teleste Oyj A method for reducing interference
CN107294941B (zh) * 2016-04-13 2020-08-28 周百祥 使用模仿近场通讯的无线通讯系统及其认证方法
EP3466159B1 (en) * 2016-05-31 2019-09-18 Teleste Oyj Method and system for dynamic management of multimedia content in vehicles
JP6783580B2 (ja) * 2016-08-05 2020-11-11 株式会社京三製作所 無線式列車制御システム及び地上システム
US10299103B2 (en) * 2017-07-13 2019-05-21 InvisaWear Technologies LLC Power management techniques for increasing battery life in an alert generation system
JP7308666B2 (ja) * 2019-06-19 2023-07-14 三菱電機株式会社 無線通信システム、中央装置、および無線通信方法
JP7330112B2 (ja) * 2020-01-29 2023-08-21 三菱電機株式会社 無線通信システム及び基地局

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4279806B2 (ja) 1997-04-24 2009-06-17 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法及び移動通信システム
US7970412B2 (en) * 2000-05-18 2011-06-28 Sirf Technology, Inc. Aided location communication system
JP4310150B2 (ja) * 2003-08-29 2009-08-05 京セラ株式会社 携帯通信端末及び無線通信システム
JP4520902B2 (ja) * 2005-05-12 2010-08-11 株式会社日立製作所 無線基地局試験装置及び無線基地局の試験方法
US7353020B2 (en) 2003-11-17 2008-04-01 Hitachi Communication Technologies, Ltd. Radio access point testing apparatus and method of testing radio access point
US20050107095A1 (en) * 2003-11-17 2005-05-19 Isaac Samuel Reporting a fault in a network for mobile telecommunications
JP4299641B2 (ja) * 2003-11-17 2009-07-22 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー 無線基地局試験方法及び試験装置
US7907908B2 (en) 2004-08-04 2011-03-15 Hitachi, Ltd. Radio access point testing apparatus and method of testing radio access point
US7317914B2 (en) * 2004-09-24 2008-01-08 Microsoft Corporation Collaboratively locating disconnected clients and rogue access points in a wireless network
ES2361937T3 (es) * 2007-11-29 2011-06-24 Nokia Siemens Networks Oy Control y/o monitorización de rendimiento de célula de radio basado en datos de posicionamiento de equipo de usuario y parámetro de calidad de radio.
TWI403156B (zh) * 2008-08-08 2013-07-21 尼康股份有限公司 Carrying information machines, photographic devices, and information acquisition systems
JP5042955B2 (ja) * 2008-09-22 2012-10-03 株式会社日立製作所 無線基地局及び受信機障害診断方法
JP4768803B2 (ja) * 2008-12-19 2011-09-07 株式会社日立製作所 基地局及び基地局の試験方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012070091A (ja) 2012-04-05
EP2621212B1 (en) 2019-12-25
CN103069867B (zh) 2016-05-04
WO2012039160A1 (ja) 2012-03-29
EP2621212A1 (en) 2013-07-31
US20130210478A1 (en) 2013-08-15
CN103069867A (zh) 2013-04-24
EP2621212A4 (en) 2016-12-28
US9084198B2 (en) 2015-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5524002B2 (ja) ブロードキャスト無線伝送における無線通信システム及び移動無線通信装置
EP1890405B1 (en) Radio terminal, relay station, radio base station and communication method
US6867708B2 (en) Communications system and method for interconnected networks having a linear topology, especially railways
JP4795439B2 (ja) 移動体通信システム、移動局及び基地局群
JP5490730B2 (ja) 中継装置、ユーザ装置、中継協調通信システム、及び通信方法
AU2788800A (en) Communication system for mobile networks
JP2008048221A (ja) 中継局、無線基地局及び通信方法
US20100260094A1 (en) Method for transmitting data in a wireless radio network
US8072877B2 (en) Arrangement in a distributed control system for increasing the availability of data and/or control commands
JP2008177875A (ja) 通信システム並びに通信装置
JP5684163B2 (ja) 通信装置、及び故障検出方法
WO2018050389A1 (en) Method of operation of a monitoring device
JP5193162B2 (ja) 無線通信状態取得方法および無線局
JP5304852B2 (ja) 無線基地局、中継局、無線通信システム、制御方法、中継方法
JP6787324B2 (ja) 通信制御装置、通信制御方法、プログラム、及びシステム
JP5252034B2 (ja) 中継局、無線基地局及び通信方法
JP4161532B2 (ja) 無線通信システム
CA2299778A1 (en) Communication system for mobile networks
JP4862868B2 (ja) アクセスポイント装置の制御方法、アクセスポイント装置及び無線lanシステム
CA3219651A1 (en) Systems for communications between head of-train and end-of-train
JP2008092324A (ja) 無線通信システム
JP2008206171A (ja) 無線通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130308

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140409

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5524002

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees